学校長だより

44  学校における働き方改革の取組みについてのご協力のお願い  2023年03月09日(木)
令和5年度より、働き方改革について、学校の取組を進めることとなりました。
昨日3月8日には、保護者の皆さまへのプリントを配付いたしました。今年度までと、大きく異なる部分が多々ありますので、ご確認をお願いいたします。
大きくは、次の点です。
【電話の自動応答機能】
5月8日より、午後5時より翌日の8時30分までは自動応答となり、電話でのお取次ぎが原則できなくなります。
【欠席等連絡方法の変更】
4月1日より、GoogleFormsを活用した連絡送信になります。QRコードを読み取ってのご連絡に変更されます。
【一斉定時退勤日の実施】
毎週月曜日を教職員の定時退勤日として、生徒完全下校を午後4時45分とします。そのうえで、教職員は午後5時に退勤することになります。
【配付文書のデジタル化】
今までプリントで配付しておりました文書を、デジタル文書として送信します。HP等での閲覧に代わります。詳細は、4月以降にお示しすることになります。

以上が大きな点ですが、他にも変更点がありますので、ご確認ください。なお、大阪府教育庁からの依頼文もつけいますが、大阪府下全ての府立学校で行われる取組みです。ご不便をおかけすることもあるかと存じますが、ご協力をお願いいたします。

なお、昨日配付いたしました文書は、配布プリントに掲示しておりますので、ご確認ください。

43  卒業証書授与式  2023年02月28日(火)
本日、卒業証書授与式において、ご列席いただきました保護者の皆さまに感謝申し上げます。
晴の卒業証書授与式を暖かく見守り、お祝い頂き、卒業生も感慨もひとしおと思います。
さて、式中にもお伝えしました通り、感染拡大防止の観点より、式辞の要点のみを式ではお伝えさせて頂きました。
改めまして、式辞全文を掲載いたしますので、ご覧ください。
卒業生の皆さん、このたびはご卒業誠におめでとうございました。

【式辞】
保護者の皆様、この3年間のご支援、ご協力に感謝申し上げますとともに、お子さまの栄えあるご卒業を心よりお喜び申し上げます。
さて、第19期卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。ただいま、231名の皆さんには卒業証書を、3名の皆さんには修学証書をお渡しいたしました。234名の皆さんにとって、この証書の重みはいかほどでしょうか。共生推進教室を併せ持つ本校ならではの、「ともに学び、ともに育つ」を実現できたでしょうか。互いを認めないながら、それぞれの個性に気づき、個性を伸ばしながら生活した3年間だったでしょうか。振り返れば3年前、皆さんが入学した時に新型コロナウイルス感染症が世界中でパンデミックを起こし、2か月遅れての高校生活になりました。まさに、未知のウイルスとの闘いと時を同じくして、皆さんの高校生活が始まったことになります。感染拡大防止策の徹底や、ワクチンの開発、各種行事の制限など、翻弄されながらも、いかにして対応していくのかを試された日々でもありました。
高校生活だけを見れば、多くの制限があり、十分に満喫できたと言えないかもしれません。しかし、長い目で見た時、私たちは、多くのことを経験し、生きる術や他者を理解することの重要性を学び取ったのかもしれません。生きる力が私たちに備わっているのか、を試された3年間だったような気がします。そして、今ようやく5月には正常化へ向け、コロナウイルスも5類へ移行されようとしています。ウイルスの歴史を見ると、14世紀にはペストが、19世紀にはコレラが、20世紀にはスペイン風邪やアジア風邪、香港風邪が、20世紀には新型インフルエンザが流行しています。他にも、1981年のエイズや2002年のSEASも、この一例と言えます。
この先、どんなことが待ち受けているかなど、誰にも予想することはできません。だからこそ、今をいかに生き、いかに日々納得して生活するか、ということが重要になります。命の大切さや、日々生活することを当たり前と思わず、常に感謝の気持ちを抱いて、この先も歩み続けて頂きたいという気持ちを込めて、卒業生の皆さんに次のことをお願いいたします。
一つめは、「自らを型にはめず、限界を作らず壮大な夢を抱いて生きて欲しい」ということです。世界の人口は約80億人と言われています。その一人ひとりに個性があり、夢があります。皆さんも、一人ひとり個性があり、無限の可能性を持っているはずです。しかし、可能性を開花させるのは、自分自身です。自分で限界を作らず、型にはめることなく、今まで誰も成し得なかったような大きな夢を描くことで、変化に富んだ現代社会を豊かに生き抜くことができるはずです。是非、そんな人をめざしてください。
二つめは、「多くの人に支えられながらも、自分も誰かを支えるかけがえのない一人であるということを理解して生きて欲しい」ということです。皆さんは、地球上に生を受けて今生活をしていますが、今から40億年前に地球に命の源が誕生していなければ、今の皆さんは存在しないことになります。では、地球に生命の源が誕生できた確率は、どのくらいだったのでしょうか。考えたことがありますか。実に1040,000の1と言われています。また、単純な計算で行くと、今皆さん自身がここに存在できる確率は1011の1程度になります。壮大な話になりますが、奇跡という他ない今を皆さんは生きています。周りを見渡してください。今まで支えてくれた家族や仲間がたくさんいます。それぞれが、輝くことのできるかけがえのない一人であり、皆さん自身もそんな一人であることを忘れないでください。
三つめは、「周りに流されることなく、強い意志と志を持ち続けて生きて欲しい」ということです。予想不能な現代社会において、色々なことがマニュアル化され、行動指針が示されるようになりました。また、私たちもそれを望むようになったのかもしれません。しかし、マニュアル化された社会からは、新しい発想や創造は生じないものです。AIが色々な場面で登場して久しいですが、個性を失わず、常に確固たる意志と志を高く持って可能性を追い求めてください。繰り返しになりますが、皆さんの可能性は無限です。ただし、そこには条件があります。皆さんが、周りに流されず、個性を持ってさまざまなことに挑戦すれば・・・ということです。是非、大きな可能性を抱き続けてください。
さて、話は変わりますが、この4月に新しく「こども家庭庁」が設置されます。こどもの安全で安心な生活環境の整備を目的とし、中には「成育部門」や「支援部門」などがおかれます。「成育部門」では保育所や認定こども園での教育や保育内容を策定する内容が盛り込まれています。「支援部門」では、ヤングケアラーやいじめなどの問題も盛り込まれています。組織として作られた後、大切なことはどう運用していくかということです。皆さんも学校行事などで経験済ではないでしょうか。より具体的に検討することで内容が精査され、問題点が浮き彫りになります。逆に言えば、何もしなければ問題点は浮かび上がらないということです。この4月には全員が成年となります。責任を持って行動することが求められる社会で生きることになります。是非、新しい情報を適切に発見し、自らの中で咀嚼し、正しい理解のもと、社会に貢献できるようになってください。まさに今私たちの実力が試されているのかもしれません。
この式が終わる時、皆さんは卒業の喜びと新しい生活への期待を抱くことと思います。しかし、その瞬間を楽しむ前に、今ここまで導いてくれた保護者の方々への感謝の気持ちも忘れないでください。そして、その気持ちを是非「ありがとう」という言葉にしてください。気持ちは持っているだけでは伝わらないものです。言葉にすることで、その重さを実感できるものです。皆さんが、学校という場で学び始めてから12年の歳月が経ったことになります。成年となる今、自らが独り立ちして、激動の社会を生き抜く覚悟を持つ必要があります。今、この時をもって「ありがとう」の言葉とともに、皆さん自身が地に足をつけて歩んでいくという決心を心に描いてください。その気持ちこそ、明日からの生活の糧になるはずです。そして、きっと皆さんの保護者や友人は、皆さんを暖かく見守り続けてくれるはずです。皆さん自身が、他の誰かを見守るのと同じことです。大いなる未来に期待します。
 結びになりますが、保護者の皆さまに改めて御礼申し上げます。3年間、本校に最後まで大切なお子様をお預け頂きましたこと、深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。特にこの3年間は新型コロナウイルス感染症との闘いの3年間と言っても過言ではありません。ようやく5月には5類へと移行され、新しい共存の道を歩もうとしています。臨時休業や学級閉鎖など、突然のことにもご対応頂き感謝いたします。また、各種行事への来校もままならない中、多大なるご協力を頂きました。あたらめまして感謝と御礼申し上げます。これら多くのことを乗り越え、卒業する皆さんは大きな期待と、高い志を持って高校生活を終えます。これからも、そんな姿を暖かく見守ってください。必ずや、大きく飛躍される未来に出会えるものと思います。よろしくお願いいたします。卒業生の皆さん、最後に「雪に耐えて梅花麗し」という言葉を贈り式辞といたします。


令和5年2月28日
大阪府立芦間高等学校
校長 伊藤 義孝


42  卒業式について  2023年02月24日(金)
【卒業式について】
いよいよ1・2年生も学年末考査を本日で終えます。
来週には、3年生の卒業式を実施します。
報道等でも、全国各地の卒業式について、とりざたされていますが、大阪府でも「生徒・教職員はマスクを外すことを基本とする」という方針が出されました。
本校でも、方向性を受け、2月28日に実施する卒業式について、生徒・保護者あて文書を作成し、本日配付をします。
文書は、HP「配付文書」でご覧いただけますので、ご確認ください。
現状では、卒業式は「天気は良さそう」です。いい卒業式を迎えられることを祈っています。

41  授業参観とオープンスクール  2022年11月22日(火)
11月19日(土)に授業参観とオープンスクールを実施いたしました。
当日、ご来校頂きました皆さまに感謝申し上げます。
【授業参観】
授業参観は1・2時間目に実施しました。各学年、本校の授業を見られた方は、どんな感想をお持ちになったでしょうか?教科によってやり方はさまざまですし、1年生と2・3年生とでは学ぶ内容も若干変わっています。特徴を見て頂けましたでしょうか?
同時開催で、学校運営協議会も実施しましたが、授業の感想もさまざまです。グループワークや知識定着型の授業、プロジェクターを活用した授業など、多岐に渡ります。緊張感を持った授業ができました。改めまして、ご来校頂きました皆さまに感謝いたします。ありがとうございました。
【第2回オープンスクール】
午後からは、第2回オープンスクールを実施しました。体育館での生徒会による説明、各HR教室での概要説明、校内見学など、来校されました皆さまには十分満足して頂けるものでしたでしょうか?
共生推進教室の説明や、個別相談会も実施しました。
次回は、令和5年1月14日(土)に学校説明会を実施します。いよいよ、受験校を決める時期に差しかかる頃の説明会です。ぜひ、有効にご活用ください。

40  文化祭終了  2022年09月03日(土)
文化祭が終了しました。
昨日9月2日及び本日9月3日の2日間にわたり文化祭を実施しました。
お忙しい中、来校頂きました保護者の方々に御礼申し上げます。
限られた期間の中で、何をどう作っていくのかを考えながら、過去の文化祭にとらわれずに試行錯誤しながらの各企画だったのではないでしょうか?
それでも、やり切ったことは自信になったのではないですか。
9月2日には、体育館ステージと教室企画を見て回りました。3日には、体育館ステージの全企画を見ました。見どころたくさん。残念だったのは、やはり新型コロナウイルス感染症の影響です。早く日常を取り戻したいですね。
さて、各企画ですが、甲乙つけがたいものです。しかし、生徒の皆さんの投票で表彰が決まります。
その表彰式は9月8日ですね。楽しみは取っておきましょう、というところですね。
本日、9月3日(土)に文化祭を実施しましので、9月5日(月)は代休日になります。間違えないようにしてください。
次は、9月6日(火)に登校です。台風11号の進路も気になるところですが、日・月で余韻に浸りながら、また気持ちを切り替えて6日を迎えてください。
お疲れさまでした。

39  授業の開始  2022年08月24日(水)
昨日、始業の会を実施しました。
残念ながら、感染状況が高止まりの状況ですので、2学期もオンラインでの実施となりました。
9月には、文化祭が控えています。
また、3年生は就職や指定校推薦の検討、出願など文化祭の準備と並行して行うことがたくさんあります。
スケジュール管理をしっかりしてください。

また、文化祭当日に向けて、準備はもちろんですが、健康管理も徹底してください。
不用意にマスクを外して会話をする(食事の席も)、感染リスクの高い活動をするなどを避け、基本的な感染対策を徹底して行ってください。
先日、耳鼻科の先生に言われたことですが、この状況下では、感染対策をしていても、感染のリスクはありますが、対策をするとしないとでは差がある・・ということです。
再度、生活を振り返り、無事に文化祭を乗り切れるようにしていきましょう。

38  オミクロン株対応  2022年07月27日(水)
先日、国の方針でもオミクロン株(BA.5)の濃厚接触者に関する指針が変更となったことは、報道の通りです。
このことから、大阪府教育委員会からも、濃厚接触者の対応変更に関する指針がまとめられました。
「緊急 新型コロナウイルス対応」に、具体の対応を掲示しましたので、ご確認ください。

37  終業式  2022年07月21日(木)
1日遅くなりましたが、終業式のご報告です。
昨日、終業式を終えましたが、その場で部活動の報告もさせて頂きました。
大阪総体の卓球部女子団体5位
近畿総体の卓球部結果
(学校対抗は1回戦で芦屋学園敗退)
(シングルスは1回戦で神戸市立葺合高校の選手に勝利し、2回戦は奈良女子高校の選手に敗退しました)
軽音楽部の全国フェスティバル参加者名
アメリカンフットボール部の大阪代表選手名
です。
貴重な経験をしたと思いますので、今後に活かしていかれることを期待します。
本日から夏季休業です。暑い夏でもあります、コロナ感染者数も、いよいよ2万人を超えてきました。
できることを考えながら、生活していきましょう。

36  近畿大会  2022年06月24日(金)
遅くなりました。
卓球部の皆さんが、近畿大会出場報告に校長室に来室してくれました。
昨年度は、女子ダブルスでの出場でしたが、今年度は女子学校対抗とシングルスの2部門での近畿大会出場です。
見事です。大阪には、強豪がありますので、その中での出場は価値があります。今年は兵庫県での実施です。
緊張することなく、精一杯力を発揮して欲しいです。
ちなみに試合は、
7月16日(土) 開会式、学校対抗1回戦
7月17日(日) 学校対抗2回戦〜決勝
7月18日(月) シングルス
となっています。



35  軽音楽部 全国大会出場  2022年05月09日(月)
本日17:00に本校軽音楽部の全国大会出場が決定しました。
昨年に引き続き、2年連続です。
今年は「アジア部門」での出場です。
継続しているものが、形になって表れた瞬間です。
これからも現状に満足することなく、日々向上心を持って取組んでください。

34  明日は校外学習  2022年04月21日(木)
明日は、全学年校外学習があります。また、3年生は午後から芸術鑑賞(千と千尋の神隠し)を行う予定になっています。天候については、明日は大丈夫そうですので、有意義な活動をしてください。なお、各学年の行先等は次の通りです。
【1年生】
場所:服部緑地公園(集合は公園東中央広場)
集合時間:135組は9:20、246組は9:40(間違い注意)
終了予定:15:00頃(内容によって前後します)
【2年生】
場所:りんくう公園(集合は公園内総合休憩所)
集合時間:456組は10:30、123組は10:50(乗車する列車の時間に注意してください)
終了予定:14:30頃(状況により前後します)
【3年生】
場所:13組 天満橋駅集合
   2組 天満橋はちけんや浜船着場
   4組 大阪天満宮
   5組 東梅田駅
   6組 天王寺動物園てんしばゲート前
集合時間:いずれも9:00
※午前に校外学習を行った後、梅田芸術劇場に移動し、芸術鑑賞の予定



33  入学式  2022年04月08日(金)
本日、晴天の中入学式を実施いたしました。今年は桜の花も残り、新入生を迎え、晴れやかな気持ちになりました。式において、今年度も時間短縮のため、式中では要旨のみをお伝えしましたので、改めて本日ご用意させて頂いた式辞を掲載いたします。お読み頂ければ幸甚です。

入学式「式辞」
春の温かい陽差しの中、この良き日に、本校第21回入学式を挙行できますことは、学校にとりましても非常に喜ばしいことであります。また、本日は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、列席頂く保護者の方々には、制限を設けた中でのご協力に、厚く感謝申し上げます。
さて、ただいま入学を許可いたしました243名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。教職員一同皆さんを心より歓迎し、お祝いいたします。また、本日ご列席頂いております保護者の皆様にもお祝いを申し上げます。お子さま方の高校へのご入学、誠におめでとうございます。我々教職員一同、皆さまの期待に応えられるよう、誠心誠意尽くしてまいります。中学とは異なる新しい高校生活に不安を感じられることも多々おありかと存じますが、高校時代はお子さまが大きく成長される時期でもあります。ともに協力し合いながら、お子さま方の成長を見守って頂きたく存じます。
 改めまして、新入生の皆さん、本日より高校生活が始まります。今までと異なる生活を目の前にして、今どのような気持ちでこの場を迎えられたでしょうか。
新型コロナウイルス感染症については、未だに収束には至っていないのが現実です。今なお、多くの方々が最前線でウイルスと戦っています。私たちも、パンデミック前の生活に戻ることはできていません。高校生活の中でも、感染防止に向けた取組みを行っております。入学されます皆さまも、広い視野を持って、自らができることを探し、取組んでください。
また、今世界に目を向ける、ロシアとウクライナの戦争における惨状を目の当たりする機会が多くなっています。既に1か月以上が経過し、報道から多くの情報を手に入れることができます。多くの難民、また多くの一般市民の虐殺。「命とは」ということを改めて考える必要があります。そして、日本という国において、安全に生活し、日々多くのことを学べることに感謝しなければなりません。私たちの生活では、今や高校に進学することは、当たり前になっています。しかし、世界に目を向けると、生きることで精一杯で、学ぶことすらもままならない多くの子どもたちがいるという現状も、知るべきです。統計的には、5歳から17歳の子どもたちの総数は3億300万人、そのうち1億400万人は紛争地帯や自然災害の影響を受ける地に生活していると言われています。また、15歳から17歳の子どものうち、実に5人に1人は学校に通うことすらできません。小学校で言えば、5人に2人がその課程を終えていないのです。この現実を知ったうで、皆さんには高校生活で身につけて欲しいことが幾つかあります。
一つめは、「広い視野を持って高校生活を送って欲しい」ということ、二つめは、「自ら積極的に学ぶことで、夢や目標を持って高校生活を送って欲しい」ということ、そして三つ目は「豊かな人間性を身につけるため、多くの仲間同士を認め合い、尊重することで人間性を高めて欲しい」ということです。皆さんも一度は芦間高校の校章を見たことがあると思います。左右から「葦」が包み込むように「卵」を覆っています。「葦」水を浄化する作用があります。そして、卵はまだ殻に包まれたままです。つまり、「豊かで澄んだ心を高校生活で育み、大きな人として社会に出て欲しい」という願いも込められています。解釈は人それぞれですが、私は、そう感じています。この三つのことに加え、芦間高校に入学したすべての皆さんが、「ともに学び、ともに育つ」を合言葉に、大きく成長していってほしいと願っています。人は決して一人で生きていくことはできません。周りの仲間との生活により、多くのことを経験し自らを成長させていきます。「芦間高校に入学してよかった」と思えるよう、高校生活の3年間で多くの仲間を作ってください。そして、3年後の卒業に思いを馳せてください。
この4月1日には、18歳成年となりました。このことは、高校在学中に成年となり、社会的な責任の生じる方も出てくるということを意味しています。つまり、豊かな社会人としてのスキルも高校生活で身につけなければならないということです。そのために、次の点を意識して生活してみてください。
 一つめは、「規律を守った生活を送る」ということ、二つめは「周りの人を常に認め、違いを理解して生活を送る」ということ、三つめは「主体的に考えることで、豊かな発想力を育んだ生活を送る」ということです。それぞれを達成するためには、常に意識した生活を送る必要があります。一つめについてです。社会には多かれ少なかれ、決まりごとがあります。その決まり事を理解し、調和のとれた生活を志すことで達成されます。最たるものは、「挨拶」や「遅刻をしない」ということになります。他にも意識して欲しいことはありますが、何が必要なのかは、皆さんが考えてください。二つめについてです。これは、本校の特色を理解することで達成できます。本校は総合学科ではありますが、更に共生推進教室も設置しています。大阪府立むらの高等支援学校に籍を置きながら、本校で高校生活を送っている皆さんが、各学年に3名ずついます。人には個性があります。また、苦手なことや得意なことがあります。このことを理解しながら生活していくことで、新しい経験や知識が身につきます。共生推進教室の皆さんと生活する中で、ともに多くのことを身につけようとする積極的な生活を送ることが求められます。三つめについてです。これからの社会を生き抜くために必要な力になります。今後、ますますAIが発展し、社会に溢れることになります。私たちの仕事にも多くの影響を与えることでしょう。そして、今の仕事の大半はAIに代わると予想されています。しかし、それでも人にしかできないことがあるはずです。それが何であるかを考え、自ら道を切り拓いていくことが求められます。それが、発想力です。待っていても何も変わりません。ぜひ、待つのではなく、自らが積極的に行動することで、貪欲な生活を送ってください。これら三つのことをお伝えしましたが、自ら課題を探し、有意義に高校生活を送ってください。
皆さんには、高校生活のはじめにあたり、幾つかのことをお伝えしました。1学年243名、全ての人が豊かな感性を持って、互いに助け合い、協同して生きることを通して、常に周りを思いやることのできる「人間力」を本校で培ってください。皆さんには、無限の可能性があります。自らの可能性を信じて、常に前を向いて歩いて行ってくれることを期待します。
先日、北京冬季オリンピック・パラリンピックが開催されました。そこでは、多くのアスリートの活躍がありました。オリンピック憲章のもと開催されるスポーツの一大イベントですが、そこから学んだことも多々あったはずです。選手の祖国を思う心、ひたむきさなど、それら全てが多くの人を魅了したはずです。しかし、その根底には、目に見えない個々の戦いがあったことも忘れてはなりません。天才は、1%の才能と99%の努力によって形作られると言われます。ぜひ、99%の努力に着目してください。では、1%の才能はどう見つけるのか。これは、多くのことに挑戦する他ないのです。よく、適正という言い方をしますが、この適正こそ、99%の努力を生む源になる可能性があります。その意味では、皆さんは才能の塊なのです。才能を埋もれさせることなく、早く自らの可能性に気づいて欲しいと切に願います。その才能を見つけるきっかけが高校生活の中にあったら嬉しいです。
結びになりますが、本日ご列席いただきました保護者のみなさまにお願いがあります。お子さまの高校生活を充実したものにするには、保護者の皆さまのご理解とご協力が必要です。是非、登校する前に、また出勤する前に、一言声を掛けてください。そして、気になったことはお子さまに語りかけてください。また、気軽に本校教職員にもご相談ください。教職員一同、お子さまの夢と希望を叶えるため精一杯手助けをさせていただきます。3年後に大きな夢に向かって歩んで行けるよう、ご支援・ご協力下さいますことをお願い申し上げ式辞といたします。

令和4年4月8日
大阪府立芦間高等学校長 伊藤 義孝


32  卒業式式辞  2022年02月28日(月)
本日、卒業式を無事に終えることができました。新型コロナウイルス感染症の影響で、できるだけ短時間で必要最小限で実施させて頂きました。本来でしたら、卒業証書授与式の中で、次のことを式辞として考えておりましたが、全てをお伝えすることができませんでした。この場をお借りして、式辞を掲載させて頂きます。

「式辞」

保護者の皆様、この三年間のご支援、ご協力に感謝申し上げますとともに、お子さまの栄えあるご卒業を心よりお喜び申し上げます。
さて、第18期卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。3年前に本校に入学し、振り返った時、皆さんはどんな足跡を残すことができたでしょうか。皆さんにとって充実した3年間になったでしょうか。
皆さんが入学した平成31年には5月に元号が令和へと代わりました。この元号は、「春の訪れを告げる梅の花のように、明日への希望と共に、一人ひとりが大きく花を咲かせられる日本でありたいとの願いを込めた」中でつけられたといわれています。日本中が新しい元号に揺れた年でもありました。その後、冬になると新型コロナウイルスのパンデミックが起こり、今度は未知のウイルスと戦う日々へと移り変わっていきました。令和2年から3年にかけては、日々刻々と変化する状況に翻弄されながらも、いかにして対応していくか、世界中の人々が未知のウイルスによって試されていると言っても過言ではなかったのかもしれません。
 人は進化の過程の中で、道具を見出しました。そして、発達した知能により、高度な文明を築きました。時には戦争を繰り返し、今なお紛争を繰り返しています。何のために争うのか、今一度皆さん自身で考えてみてください。日本社会の中でも多くの争いがあります。今一度考えてみて欲しい事柄です。
 さて、改めまして卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。ただいま、233名の皆さんには卒業証書を、3名の皆さんには修学証書をお渡ししました。今どのような気持ちでしょうか。236名の皆さんは、「ともに学び、共に育つ」を合言葉に、互いに助け合いながら、また互いを認め合いながら生活を送ってきたはずです。皆さんが気付けた成長はどのようなものでしょうか。そして、何を学んだ3年間だったでしょうか。確かに制限の多い3年間だったと思います。生活様式が変化し、今まで当たり前と思っていたことが当たり前ではなくなり、非日常を経験しました。しかし、そこから得たことも多かったはずです。命の尊さや、他者を思いやる心、そして常に感謝する心など、この間に得たことを大きな財産として捉え、今後の生活に活かしていってください。そして、卒業にあたり、次のことをお願いします。
 一つめは、「自らに嘘や偽りのない生き方をして欲しい」ということです。人は一生の中で誰でも、足跡を残しながら生きています。そして、いつか生を終える時がきます。その時に、後ろを振り返ってよかったことも、悪かったことも、全てを包み込んで「いい人生だった」と胸を張って言える時を過ごして欲しいのです。人には個性があって当たり前です。他者と同じことはできなくていいのです。しかし、自分にしかできないこともあるはずです。そのことに嘘をつかず、逃げることをせず、精一杯挑戦してください。それが「嘘偽りなく生きること」に繋がるのではないかと思います。
 二つめに、「他者を思いやる心を持ち続けて欲しい」ということです。皆さんは、本校で共生という学びをしたはずです。皆さんの傍には、困っている人や悩んでいる人がいるはずです。そのことに気づいた時、見て見ぬふりをするのではなく、その声に倚り添ってください。倚り添った人にしかできないことがあります。せっかく本校で学んだ「共生」なのですから、これからの生活の中でも活かしてください。「ともに学び、ともに育つ」とはそれぞれの個性を尊重し、できることは自分たちの手で、できないことは手を差し伸べながら、ともに歩んで行こうとする人間性を表現しているのではないでしょうか。だから、困った時は「助けて」と声を出したらいいのです。その声を聴き取る「心」を常に持って社会で生活してください。
 三つめは、「正しい情報と誤った情報を区別できるようになって欲しい」ということです。世の中に情報は溢れかえっています。中には「誤った情報」も含まれているはずです。情報に一喜一憂するのではなく、「本当」という疑問を感じる感覚と、確かな裏付けを求めてください。よく「根拠は何」と聞くことがあります。「憶測」ではなく、「事実」を知るためには「根拠」が必要です。「憶測」に惑わされることで、人生を台無しにすることもあります。面倒なことかもしれませんが、今まで以上に情報化が進んでいく中で、まさに問われているのは「真実を見抜く目」なのです。その「目」をしっかり持てるように、常に研鑽に励んで欲しいと思います。
 話は変わりますが、令和4年4月に大きな変化があります。既に分かっていると思いますが、成年年齢が変わります。今までは、成年といえば20歳でしたが、この4月からは18歳になります。皆さんは、卒業と同時に成年となるのです。皆さん自身の意思でいろいろなことができるようになります。例えば、「賃貸契約」や「クレジットカード作成」などは分かりやすい例です。「ローン」を組むこともできます。半面、そこには責任も生じることを忘れないでください。そのため、消費者としての正しい知識を有することが必須条件になります。すぐに社会人として働く人、大学や短大、専門学校へ進学する人、さまざまだと思いますが、どんな進路選択をしていたとしても条件は同じです。4月の前に、消費者として学べることを、たくさん学んで4月1日を迎えてください。
皆さんが高校生活の中で学び取ったものを、一つの財産として、今後に上手に活かしていかれることを期待しています。
さて、昨年は東京オリンピック・パラリンピック、今年は北京オリンピック・パラリンピックと2年続けて夏季・冬季のオリンピック・パラリンピックが行われました。北京パラリンピックはこれからになりますが、そもそもオリンピック・パラインピックとは・・・考えたことがありますか。4年に一度行われる世界のスポーツイベント。そうです。しかし、オリンピックは、オリンピック憲章に基づいて行われる必要があるのです。このオリンピック憲章とは、オリンピックの在り方や運営について決められた規約のことをさします。そこには「差別を伴うことなく、友情、連帯、フェアプレーの精神をもって相互に理解しあうオリンピック精神に基づいて行われるスポーツを通して青少年を教育することにより、平和でよりよい社会をつくることに貢献すること」と目的を記してあります。ここにもあるように、めざすものは平和でよりよい社会です。近代オリンピズムの生みの親であるフランスの教育者ピエール・ド・クーベルタン男爵は、「オリンピックで重要なことは、勝つことではなく参加することである。人生で重要なことは、勝利することではなく闘うことである。その本質は打ち克つことではなく、よく闘ったことにある」という言葉を遺しています。この言葉の意味を皆さんなりに考えてみてください。クーベルタン男爵が言う人生で大事な「闘うこと」とは何か、いつか皆さんなりの「その答え」を聴きたいものです。
今日、この式を終えると皆さんは、その喜びに満ちた瞬間を楽しむと思います。しかし、その前にここまでの学びを保障してくれた保護者の方々に「ありがとう」と一言、言葉にしてください。思いは持っているだけでは伝わりません。恥ずかしいかも知れませんが、言葉にすることで相手に伝わるのです。たった一言「ありがとう」それ以外の言葉はいりません。小学校から数えると12年の学びを保障してくれたのです。今度は、皆さんの番です。「ありがとう」の言葉を区切りに、今度は皆さんが自分で歩むべき道を見つけ、自らの足で大地を踏みしめて歩んでいってください。きっと、保護者の方々は笑顔でいつまでも暖かく見守ってくれるはずです。また、この3年間共に学んだ友のことを考えてください。辛い時、悲しい時、楽しい時、いつも友が横にいてくれたはずです。時には、叱咤激励を受け、時には悲嘆にくれる肩を抱き共に泣いてくれた友です。これから先も、大切な友として、いつまでも大切にしてください。
 結びになりますが、保護者の皆さまに改めて御礼申し上げます。3年間、本校に最後まで大切なお子様をお預け頂きましたことに深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。今、3年間の学びを終え、卒業する皆さんは大きな希望と誓いを持って社会に飛び出そうとしています。一人で歩んでいこうとする皆さんを、これからも優しく見守ってください。そして、時には人生の先輩として、厳しくも暖かい言葉をかけてください。大きな壁にぶつかった時には、それを乗り越える大きな力を発揮し、必ずや乗り越えてくれるはずです。そして、もし迷った時には、そっと背中を押してあげてください。その時、見違えるような姿を見ることができるはずです。よろしくお願いします。卒業生の皆さん、最後に「一日一生。一日は貴い一生である。これを空費してはならない。」という言葉を贈り式辞といたします。

令和4年2月28日
大阪府立芦間高等学校 校長 伊藤 義孝


31  学級閉鎖について  2022年02月02日(水)
新型コロナウイルス感染症の急拡大により、本日一部の学級、1年6組にて陽性者又は濃厚接触者が複数(15%以上)確認されましたので、教育庁と協議の結果、明日から3日間(2月3日〜5日まで)1年6組を学級閉鎖とすることとなりました。
学級の再開は2月6日になります。感染拡大防止のためですので、ご理解くださいますよう、お願いいたします。

30  新聞掲載第5弾  2022年01月27日(木)
再度新聞の掲載紹介です。
1月17日の新聞ですので、もう1週間以上経過しています。
「人と比べすぎず挑戦続ける」
というタイトルです。皆さん、どうですか?
私は、すごく好きです。自分は自分です。他人にはなれません。であれば、自分は自分らしく生きたらいいじゃないですか。
人と比べることをやめたら、本当に肩の荷がおりますし、人の視線を気にしなくてよくなります。
そうなると、自分の中に埋もれていた才能が、一気に開花することもあるのです。
草木は、種を撒かれて土の中で、眠っています。冬眠から醒めるまでには、色々な条件が必要になるのです。気温や水分、明るさなど・・・でも、目を醒ましたら一気に綺麗な花を咲かせてくれますよね。
皆さんにも、自分にしか咲かせることのできない、綺麗な花を咲かせて欲しい・・・そう思います。

29  新聞掲載第4弾  2022年01月14日(金)
改めて、本日第4弾を紹介されました。
1月10日の新聞ですが、電車の車両再資源化に係る内容です。車もそうですが、技術力的に言えば、何十年も寿命がある列車を作ることは可能でしょう。車もそうです。しかし、そうしないのは何故なのでしょう。
投稿された記事を見ると、実に詳しく書いてあります。関心します。その中でも、今最も注目されている、再資源化に焦点を当てているのは、素晴らしいことです。
技術力の進歩は、性能を向上し、今や数年で古い技術と呼ばれる時代です。だからこそ、先を見据えて「再資源化」できるように設計している。これもまた、企業の技術力といえるかもしれません。
筆者は、そこに焦点を当てています。面白いですね。まさに、SDG’sですね。

28  新聞掲載第3弾  2022年01月14日(金)
皆さん、いい文章を書いている!そんな印象があります。今回は1月5日(水)に掲載されたものです。本校生の掲載としては、3回目になります。
夢の話。どんな年になっても、夢は持っていたいものです。親の背中を見て追いかける夢であったり、出会いの中から追いかける夢であったり、それぞれです。大切なことは、自分は何がしたいのか?ということでしょう。人は目標や夢を持つと、大きく成長するものです。それを夢で終わらせずに、達成するために前向きに進んでいきたいですね。
私も、まだ夢があります。退職してから、フロリダのWDW(ウォルト・ディズニーワールド)のマラソンで入賞し、ミッキーの盾をもらうこと。果たして、どうなりますか・・・。

27  百人一首大会  2022年01月14日(金)
昨日、1月13日に1年生で百人一首大会を実施しました。クラス対抗で実施しましたが、コロナ禍の中でも感染対策をしながらの実施で、楽しそうに取り組んでいました。
全国でも、大阪でもオミクロン株による感染拡大が進んでいる中ですが、いかに意識して感染しないようにするか、それぞれの形があると思います。
1年生では、2週間後には、英語暗唱大会を実施しますが、それぞれ教科と結びつきながらも、充実感を持てるように、行えればいいかな、と思います。

26  新聞掲載  2022年01月07日(金)
以前もご紹介しましたが、12月27日の産経新聞に本校生徒2名の文章が掲載されています。全国紙ですから、価値がありますよね。上手に表現するな〜と思えますし、心情が垣間見えます。
朝焼けの美しさ、自分も出勤途中で何度も見かける朝焼けです。何か、朝早く起きたご褒美のようなきれいさを感じることがあります。
もう一つは、人見知り・・・誰でも一度は経験したことがあると思います。自分もそうですが、初対面の人ってなかなか話をしにくいところがありますよね。それではダメだと知りながらも、一歩が踏み出せない、そんな心情が見える文章です。
気が向いたら、探してみてください。

25  年頭にあたり  2022年01月06日(木)
令和4年が始まりました。
年頭にあたり、ご挨拶申し上げます。
昨年は何かとご協力を頂き感謝申し上げます。本年もよろしくお願い申しあげます。
年が明け、コロナが再度厳しい状況に向かっております。大阪でも200人を超え、専門家の話では、2月から3月にかけてさらに状況は悪化するとの見通しもあります。
引き続き、感染対策をお願いいたします。また、体調の悪い場合には、無理をしないようにお願いいたします。
各種行事等も先が見えない状況になり、急遽予定を変更等する場合もありますが、ご容赦ください。
年頭にあたり、本年が良い年になりますよう祈念いたします。

24  新聞に  2021年12月10日(金)
ある先生から、「先生、うちの生徒が新聞の載っていますよ」と声をかけられました。
どんな新聞でもそうですが、読者の声を伝えるページがあると思います。ふと、写しを渡されると、そこには見慣れた生徒さんの名前がありました。
え〜と思って読んでいると感心しました。
『たまには「スマホなし生活」』というタイトルです。よく考えているなぁ〜。ちょっとした日常ですが、情報化社会と言われて、機器が発達し、それに頼るようになり、中には依存症に陥っているケースもあります。しかし、手放してみると意外と色々なことに集中できた、というのです。
逆に言えば、何でも集中してやれば、スマホは気にならないのですよね。上手に、しかも意味あるものとして時間を使えた喜びが伝わってきました。
また、そんな文章を読みたいな、と思いました。
もし、少しでも気になる方は、12月8日の産経新聞朝刊を開いて探してみてください。
いい文章だったなぁ〜改めて思います。

23  20周年事業 生徒発表会  2021年11月20日(土)
2002年に創立された芦間高校は、今年20周年を迎えました。
本来でしたら、記念式典等を行い、20周年としての節目の行事を行うのですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、校内において、授業等で行っている生徒活動の発表会を行うこととしました。
土曜日ですが、歴史を振り返る機会にしてほしいと考えています。
なお、発表していただくのは
・総合映像メディア表現A
・19期生 産業社会と人間最優秀賞
・体育(ダンス)
・地理A
・合奏・合奏T
・ブリーズ生による発表
・生徒実行委員会企画
になります。その後、多国語で生徒による今後の誓いを発表することになります。
今後の新しい1頁に向けてのスタートとなります。

なお、午後からは、オープンスクールの予定です。

22  オンライン授業試行について  2021年11月04日(木)
保護者の皆さまへ
11月1日に、お子さまを通じて、「オンライン授業試行について」というプリントを配付いたしました。
1人1台端末となり、今後の授業等を考えた際、臨時休業等の際に、家庭とつながれる環境を保持しておくことが必要になります。
そのため、11月16日(火)に学校と家庭の間でオンライン授業試行を行います。詳細については、「配付プリント」に掲載してあります。
当日は、9:00頃までオンライン授業試行を行った後の登校になりますので、ご承知おきください。
よろしくお願いいたします。

21  授業公開について  2021年10月20日(水)
10月18日(月)に今年度の授業公開について、保護者の皆さまあてに、文書を配付いたしました。
現状では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大もひと段落していますが、いつまた広がるかわからない状況ではあります。
とはいえ、少しでもお子さまの学校での授業の様子を見て頂く機会として、11月6日(土)に授業公開を行うことといたしました。ご都合があいましたら、感染対策のうえ、ご来校頂ければ幸甚です。
なお、配付文書は、HPでも確認することができます。よろしくお願いいたします。

20  中間考査  2021年10月09日(土)
本日より中間考査が始まります。土曜日からの実施になりますので、いつもよりも週末が少ない中での準備となります。
計画的に取組めるといいですね。考査は14日(木)までありますが、まだまだ暑いですので、学習するのにも集中力が必要になります。最良の結果を出せるといいですね。

19  文化祭  2021年09月07日(火)
【文化祭】
9月6日(月)に学校教育活動を再開し、本日と昨日の2日間を活用し、3年生は文化祭の準備をしてまいりました。
今年度は、3年生は受験や就職が目前に迫っているため、この時期に文化祭として実施し、1・2年生は次年度に向けて、3年生の取組みを教室で見て評価することをします。2年生は昨年度も見ていませので、引き継ぐという点でも、何か得るものがあればと思います。
1・2年生については、今後のコロナの状況を見ながら、緊急事態宣言やまん延防止等が、どんな状況になっているかを判断して、時期を見ながら実施日を探っていきたいと考えています。
【今後のコロナ対応】
本校のみならず、毎日のように府立学校が臨時休業になっています。学びの保障の観点からも、この度大阪府教育庁より通知があり、校内での検査対象者候補リストを保健所に送付し、更に連携を強めていくことになりました。ご理解ください。
今後も、新型コロナウイルス感染症に関しては、どうなるか予想もできない状況です。大阪府教育庁からの通知では、陽性者が出た段階で臨時休業となり、その後疫学調査の結果やPCR検査の結果を受けて、学級閉鎖や学年閉鎖、学校休業での対応をしていくとのことです。特に、本校は選択科目が多岐にわたっておりますので、検査候補者が校内で広くわたる可能性もあります。
できるだけ、高校生の学びが継続できるように尽力して参りますので、ご協力の程、お願いいたします。

18  教育活動再開について  2021年09月05日(日)
保健所と府教育庁と連携しながら、何とか疫学調査が終了し、9月6日(月)から教育活動を再開することができます。
しかし、依然として府内における新型コロナウイルス感染症の状況は芳しくありません。今後も、いつ陽性者が出るかわからない状況です。感染については誰が悪いものではありません。これまで以上に校内でも、感染対策をしていく必要があります。
今後、さまざまな活動を学校で行っていきますが、状況によっては、リモートや動画配信になる可能性もあります。何卒、ご理解をお願いいたします。
大阪市では、特に疫学調査に時間を要しています。皆、必死で取組んでくれていますし、休みもなくやって頂いています。だからこそ、私たちにできる感染対策をしていく必要があると思います。
できるだけ不織布のマスクを着用し、飛沫を防止する。大声での会話やマスクを外した会話をやめる。食事は黙食で我慢する。できることは、まだあると思います。油断せずによろしくお願いいたします。
なお、文化祭については、更に規模を絞って、状況を見ながら調整していきます。

17  臨時休業について  2021年09月01日(水)
9月1日(水)に本校生徒が新型コロナウイルス感染症に罹患していることが判明いたしました。そのため、まずは9月2日(木)から9月4日(土)までの3日間を臨時休業といたします。
疫学調査の結果により、期間は変更になる場合があります。本日、プリントを配付いたしましたので、ご確認ください。
また、9月4日(土)に予定しておりました文化祭についてですが、改めて校内で検討して参ります。
学校再開については、改めてエドモドや本校ホームページ等を活用して、ご連絡いたしますが、当初の行事予定では、9月6日(月)は文化祭の代休日としていた関係上、9月4日(土)に文化祭が実施できない場合には、9月6日(月)は通常の授業日となることもあり得ますので、その準備もお願いいたします。
状況によっては、さまざまな場合があり、ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

16  学校再開について  2021年08月26日(木)
8月24日(火)より臨時休業としておりましたが、保健所とも何とか確認を行い、明日8月27日(金)より学校教育活動を再開いたします。この3日間の影響で、今後の予定については、文化祭の実施についても、再度検討が必要な状況になっております。
また、学校内における感染拡大防止も推進する必要があります。そこで、一つお願いがあります。
マスクの件です。皆さんもご存じのとおり、マスクにもさまざまな種類があります。最も推奨されるのが不織布マスクです。
不織布では、吐き出し飛沫は約80%防止され、吸い込み飛沫についても、70%は吸い込みを防止されるます。
これに対し、ウレタンマスクですが、吐き出し飛沫は約50%、吸い込み飛沫についても、30〜40%しか防止できません。つまり、不織布に比べると、ウレタンマスクは、約2〜3倍も感染確立を上げることになってしまいます。
そこで、お願いはできるだけ「不織布」マスクでの登校をお願いしたいということです。デルタ株については、感染力が強くマスク越しでも感染リスクが上がります。多くの手段を講じながら感染拡大を抑える必要がありますので、ご協力のほど、お願いいたします。

15  臨時休業の延長  2021年08月25日(水)
8月23日(月)に新型コロナウイルス感染症の罹患者を確認以降、保健所や大阪府教育庁と連携し、学校再開に向けて取組んでおりましたが、昨日、新たな罹患者が確認されました。そのため、臨時休業期間を8月27日(金)まで延長することとなりました。
現在、疫学調査の有無等について、保健所と連携しておりますが、保健所もPCR受検者が多く、手が回らない状況のようです。
現在の罹患者は、ほぼ家庭内感染で広がっている状況になっております。そのため、疫学調査が入らずに、速やかに学校再開できるケースも出てきますので、エドモドでの連絡には十分気を付けてください。
お願いばかりになりますが、今一度体調管理をお願いします。家庭での検温や、風邪等の諸症状など、気になることがある場合には、無理して登校せずに、かかりつけ医にご相談ください。よろしくお願いいたします。
校内では、マスクの着用、アルコールの配置により、感染防止を図っております。今後、昼食を学校内で摂るケースも出てきますので、黙食をお願いしながら、校内での感染拡大を防いでいきますので、ご家庭でもご協力をお願いいたします。

14  始業式と臨時休業  2021年08月23日(月)
本日より2学期になります。
新型コロナウイルス感染症は、収束の気配を見せることなく2学期になってしまいました。
始業式では、再度の感染拡大防止へのお願いと、2学期を充実したものにできるように・・・とお話をさせて頂きました。
その後、感染が確認され明日から臨時休業に入ることになりました。今の感染状況で考えると、いつ・誰が・どこで感染するかわかりません。そして、誰のせいでもありません。そこだけは、おさえておきたいです。
感染しないためには、できるだけ寄り道をしない、など徹底した行動制限が必要なのかもしれません。
今後、保健所等による疫学調査が行われます。その結果によって、教育活動再開の日が決まってきます。
まずは3日間ですが、短くなる場合も、長くなる場合もありますので、今後の連絡に注意してください。
よろしくお願いいたします。


13  学校再開について  2021年08月03日(火)
8月1日より臨時休業としていましたが、保健所の疫学調査も終わり、濃厚接触者がいないことが判明しました。そのため、8月3日までを臨時休業とし、8月4日からは教育活動を再開いたしますので、ご連絡いたします。

12  臨時休業について(ご連絡)  2021年07月31日(土)
7月31日(土)に本校生徒が新型コロナウイルス感染症に罹患していることが判明しました。そのため、まずは8月1日(日)から8月3日(火)までの3日間を臨時休業といたします。
なお、疫学調査の結果により、期間が変更となることがあります。詳細については、配布プリント閲覧に文書を掲載してありますので、ご確認ください。

11  終業式  2021年07月20日(火)
本日は1学期終業式です。2時間授業の後実施します。いろいろとあった1学期です。臨時休業もありました。昨日は体育祭も実施しましたが、申し訳ありませんでしたが、暑さには勝てず、学年種目は中止といたしました。長い夏が始まりました。暑さに負けないように、夏を乗り切っていきましょう。

10  卓球部近畿大会出場  2021年06月15日(火)
先日の大会で卓球部、女子ダブルスで近畿大会出場が決定しました。今年は、先日軽音楽部が全国大会出場を決めましたが、部活動が元気です。全力を尽くせるように、限られた時間ですが、精一杯取組んでください。どこも条件は同じです。やりきった!と思えるのが一番です。ハツラツプレーを期待しています。

9  緊急事態宣言延長  2021年06月01日(火)
緊急事態宣言が6月20日まで延長されました。6月は考査が終わり、ひと段落できる時期であったり、学年やクラスがまとまるチャンスのある月でしたので、残念です。伴いまして、昨日3つのご連絡をいたしました。
【1つ目】
体育祭の実施日を7月16日(金)とすること。(校内のみの実施)
【2つ目】
6月実施予定の1・2年生の保護者集会を延期すること。(延期後の日程は改めてご連絡します)
【3つ目】
現在調整している懇談については、予定通り実施すること。
この3つです。プリントを配付していますので、ご確認ください。

8  祝!全国大会出場  2021年05月19日(水)
昨日、吉報が届きました。部活動関係ですが、軽音楽部の3年生のバンドですが、全国大会出場が決定しました。日ごろの取組みが結実した結果です。全国大会は大阪で実施されますが、残念ながら無観客での実施だそうです。コロナ禍の中で、いろいろな大会が無観客で実施されていますが、ぜひ大会当日も普段通りの姿で全力を尽くしてください。おめでとうございました!

7  避難訓練  2021年05月11日(火)
昨日(5/10)に避難訓練を実施しました。火災を想定してのものです。基本は「おはしも」といいますが、「押さない」「走らない」「しゃべらない」「戻らない」なんです。訓練ではありますが、いつ災害が起こるかわかりませんので、実際に起こっているという想定で動く!これが基本です。11月には地震を想定しての訓練もありますので、今回の反省を活かして、時間は実践!の意識で取組んでいきましょう。
また、生徒会役員認証式も行いました。本来でしたら、今日までが緊急事態宣言下だったはずなのですが、今月末の5月31日まで緊急事態宣言が延長になりました。引き続き、感染対策をしながら生活していきましょう。

6  教育活動再開  2021年05月03日(月)
昨日(5月2日)で保健所による疫学調査が終わり、本日(5月3日)より教育活動再開となります。大阪の感染者数については、依然として1000名超であり、予断の許さない状況が続いています。
各自ができる対策をしっかりとやり続けることが重要ですし、また少しでも体調に不安がある場合には、勇気をもって休むという選択も必要になります。今こそ、生きる力を存分に発揮する時です。
今の瞬間をしっかりと生き抜くことも大切ですが、その行動に意味を持たせることは、もっと重要だと思います。GWも残り2日ですが、今年は昨年に引き続き、先を見通した行動を心がけるGWになりますね。滞りなく、学校生活が続けられるように共に歩んでいきましょう。

5  緊急事態宣言下  2021年04月26日(月)
昨日25日から緊急事態宣言下に入りました。5月11日にまでですが、学校については活動に制限をかけながらでも1クラス40人で学習活動を続けます。部活動やグループワークなどできない活動もありますが、ご理解ください。また、そんな中、先週23日(金)に3年生対象で芸術鑑賞を行いました。密をさけ、換気を行いながら、また劇団の人の協力も得ながらの鑑賞でした。交通事故で突然命を落とした高校生が、仲間の思いを肌で感じながらも、自らの死を受け入れ、思いを託して生を全うする・・・死と生とを考えるきっかけになる演目であったような気がします。観劇した皆さんの心の中に、何か残るものがあると良かったです。今後も、新型コロナウイルス感染症の様子を見ながらの生活が続きますが、皆さんもご協力をお願いいたします。

4  元気に活動中  2021年04月13日(火)
始業式が終わり、少しずつ平常の学校生活になりつつありますが、まだ4月は慣れない方がウエイトを占めています。新しい仲間と、新しい生活と、そして新しい目標をもって、それぞれが動き始めています。
そして、部活動も元気に活動中です。新入生もどうでしょうか?昨日は共生推進教室の生徒さんが挨拶にきてくれました。それぞれの思いを持って、たくさんの色を出しながら生活していきましょう。みんな、元気に活動しています。

3  入学式 式辞  2021年04月08日(木)
 日差しが和らぎ、暖かい日差しの中、本校第20回入学式を挙行できますことは、本校にとりましても非常に喜ばしいことであります。
さて、ただいま入学を許可いたしました243名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。教職員一同皆さんを心より歓迎し、お祝い申し上げます。また、本日ご列席頂いております保護者の皆様にもお祝いを申し上げます。お子さま方の高校へのご入学、誠におめでとうございます。我々教職員一同、皆さまの期待に応えられるよう、誠心誠意尽くしてまいります。慣れない高校生活に不安を感じられることも多々おありかと存じますが、高校時代はお子さまが大きく成長される時期でもあります。ともに協力し合いながら、お子さま方の成長を見守って頂きたく存じます。
 お子さまの入学という晴れの舞台ではありますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の方策にご理解を賜り感謝申し上げます。5日からは大阪市でも「まん延防止措置」が適用され、私たちの生活にも多くの制限が課されることになります。皆さまのご協力を賜りながら、高校教育を止めないよう精一杯取組んでまいります。
 改めまして、新入生の皆さん、本日より希望と夢に満ちた高校生活が始まります。新しい生活を前にして、今どのような気持ちでこの場を迎えられたでしょうか。時代は大きな転換期を迎えています。社会ではテレワークが推奨され、教育においてもオンライン授業や1人1台端末など、大きく変化しています。時代に適応し、自ら主体的に考えながら行動できるようになることを期待します。
 まず、本校の校名の由来についてお伝えします。かつて淀川沿いの守口周辺には芦が群生し、「芦間が原」と呼ばれていました。この芦という植物は、垂直に伸びる茎をもち、水の浄化作用や生態系保護など、多くの役割を果たす植物です。この芦をイメージし、「生徒の皆さん一人ひとりが基礎学力を確実に身につけながら、興味や関心に応じた科目を選択することにより、自ら学び考える力や新しい時代の課題に柔軟に対応する力を育んで欲しい」という思いを込め選定されました。本校では、創立から20年間、この理念を忘れることなく、さまざまなことに取組んでおります。新入生の皆さんには、創立当時からの思いを是非継承して欲しいと思っています。 まずは高校入学に当たって、私から2つのことを伝えさせていただきます。一つめは、「心穏やかに周りにいる多くの仲間を思いやり、互いに助け合い、協力しながら高校生活を送って欲しい」ということ、二つめは、「漠然と高校生活を送るのではなく、社会に出るための知識と教養を身につけ、自ら新しい文化を創造し、豊かな人間性を育んで欲しい」ということです。本校には共生推進教室を設置しています。今年度も3名の皆さんを迎えました。共生推進教室に入学された皆さんも、期待と不安の中、明日への大きな夢や目標を抱きながら本日を迎えたはずです。是非、本校に入学したすべての皆さんが、「ともに学び、ともに育つ」を合言葉に、大きく成長していってほしいと願っています。人は決して一人で生きていくことはできません。周りの仲間との生活が自らを成長させる礎になることを感じ、「芦間高校に入学してよかった」と思いながら3年後の卒業を迎えられることに思いを馳せてください。
また、皆さんの中には、高校在学中に成年となり、社会的な責任の生じる方もいます。そのため、善悪の判断をしっかりとできるようにならなければなりません。豊かなコミュニケーション力や自ら主体的に考え、行動する力を身につけるために、人として大切なものを身につけてください。そのために、幾つかのお願いがあります。
 一つめは、「規律を守った生活を送って欲しい」ということです。それは他者に言われなくてもできることでなければなりません。今でいえば、新しい生活様式に当てはまるのかもしれません。公共の場ではマスクを着用し、大声で話すことのないようにする。手指消毒を常に心がけ、大切な人を感染させないための最低限の取組みを行う。このことは、大切な命を守る行動にもつながります。なぜしなければならないのか、ということを考えながら、よりよく生活するために、規律ある生活とは何か体得してください。
二つめは、「夢や目標をもって積極的に高校生活を送って欲しい」ということです。かつて、腰塚勇人という方から「ドリー夢メーカー」になって欲しい、という言葉を伺ったことがあります。人は、大きな目標を持ったとき、想像以上に成長することができます。しかし、その目標がいつ叶うかなどは、誰にもわかりません。ですから、皆さん自身が誰かの「ドリー夢メーカー」になって欲しいのです。そして、傍にいる誰かが夢をあきらめかけたとき、そっと背中を押してあげられる存在になってください。
三つめは、「感謝の気持ちをもって学んで欲しい」ということです。世界では、学びたくても学べない人たちがたくさんいます。5歳から17歳に限って言えば、実に3億300万人の子どもたちが教育を受けることができないのです。教育を受けられない事情には貧困や紛争、指導者がいないなどの多くの原因があります。私たちには、学校という学べる場所があり、そこで多くの学びをすることができます。このことは決して当たり前ではないということを認識してください。だからこそ、しっかりと学び社会に貢献する力を身につけて欲しいのです。
皆さんには、高校生活のはじめにあたり、三つのお願いをしました。社会の多くの場面でAIが活躍する時代です。そんな時代でも、人にしかできないこともあります。豊かなコミュニケーションや、互いに助け合い、協同して生きることを通して、常に周りを思いやることのできる「人間力」を本校で培ってください。皆さんには、無限の可能性があります。自らの可能性を信じて、常に前を向いて歩いて行ってくれることを期待しています。
先日、水泳の日本選手権で「池江璃花子選手」が100mバタフライで優勝し、東京オリンピックのリレー選手に内定しました。2019年2月12日に自らが白血病であることを公表してから2年2か月の時を経ての結果です。多くの人は、この結果を「奇跡」と言っています。しかし、よく考えてください。池江選手のひたむきな姿勢と競技に対する思いが生み出した結果なのです。この間、どんな試練を乗り越えたか、私たちには知る由もありません。しかし、一つだけ言えることがあります。確かな夢や目標を持ち、あきらめることなく自分を信じて、常に前向きに取組んできたからこその結果であるということです。待っていても奇跡は起きません。奇跡は、起こすものである。そう思えないでしょうか。誰もが無理と思っていることであっても、思いが強ければ叶えることができるのです。それを教えてくれたように思います。皆さんも、そんな強い気持ちを持ちながら、常に前向きに一緒に生活していきましょう。
結びになりますが、本日ご列席いただきました保護者のみなさまにお願いがあります。お子さまの高校生活を充実したものにするには、保護者の皆さまのご理解とご協力が必要です。是非、登校する前に、また出勤する前に、一言声を掛けてあげてください。そして、気になったことはお子さまに語りかけてください。また、気軽に本校教職員にご相談ください。教職員一同、お子さまの夢と希望を叶えるため精一杯手助けをさせていただきます。3年後に大きな夢に向かって羽ばたけるよう、常にお子さまの背中を押せる「ドリー夢メーカー」であってください。そして、今後のお子さまの高校生のために、ご支援・ご協力を賜りますことをお願い申し上げ式辞といたします。

令和3年4月8日
大阪府立芦間高等学校長 伊藤 義孝


2  入学式  2021年04月08日(木)
昨日「大阪府立むらの高等支援学校」の入学式に参列しました。本校の共生推進教室に在籍する3名の生徒さんも元気に入学式に参加し、新しい生活に期待を抱いていたのではないでしょうか。本日は、本校の始業式と入学式があります。いよいよ・・という気持ちですが、心配なのは新型コロナウイルス感染症の問題です。大阪も再びレッドになりましたので、より一層感染に注意しながら生活してきたいものです。

1  新着任のご挨拶  2021年04月05日(月)
令和3年4月1日に着任いたしました 伊藤 義孝 と申します。不慣れな点もございますが、これまでと同様、生徒の皆さんの自己実現に向け、尽力してまいりますので、よろしくお願い申しあげます。

    





大阪府立
芦間高等学校長
伊藤 義孝 







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