422  グランドを走っています  2010年02月09日(火)
 体育の時間にみんながグランドを走っています。どの高校でもこの季節は耐寒行事の季節です。今日は「耐寒」というほど寒くはありませんが、生徒ががんばって走っています。「がんばれー」という声も聞こえてきます。学校によっては持久走ではなく、山登りだったり、長距離を歩いたりしている学校もあります。一晩かかって長い距離を歩くのを伝統行事にしている学校もあります。走ったり歩いたりするのが苦手な人にとっては苦しいことでしょうが、やり終えた後には、達成感のような爽快感があるものです。山登りでも「なんでこんな苦しいことせんとあかんねん」と思いながら登りますが、頂上へ着いてみるとなかなか爽快感があります。私はむかし修学旅行で尾瀬の燧岳(ひうちだけ)へ登ったことがあります。2500mをこえる山で、登っているときはかなり苦しかったのですが、森林限界を超えてハイマツが見られるようになると、だんだん景色がよくなり、頂上では遠くに富士山まで見えて感動したことがあります。
 グランドのランニングは山登りほどの達成感は得られないかもしれませんが、完走すると気持ちのよいものです。私は50歳代の後半になってもう走る気はありませんが、歩くことは今でも大好きです。あまり遠くない場所なら自転車に乗らずに歩きます。自宅から勤務する学校まで必ず1回は歩くことを目標にしていますが、前任校は自宅から6km、その前の学校は3km、その前の学校は800mとあまり遠くありませんでした。芦間高校は自宅からは約15kmあります。歩くと3〜4時間かかると思います。少し時間のある気持ちのよい季節に一度歩こうと思っています。


421  堂島薬師堂  2010年02月08日(月)
 堂島のオフィス街の一角、堂島アバンザの東側に池に囲まれた不思議な建物があります。三角形のガラス127枚を球状に並べた、大きなミラーボールのような建物ですが、これが堂島薬師堂です。聖徳太子が建立したと伝えられる由緒ある堂宇なのですが、毎日新聞社の拡張工事で移転していました。毎日新聞社が今のリッツカールトンの西側に移転するのを期に、その跡地に平成12年に堂島アバンザが完成しました。そのときに薬師堂も元の位置に戻ってきました。堂島はかつては淀川と蜆川にはさまれた中州で、薬師堂のある島ということで「堂島」という地名になったと伝えられています。だから、この薬師堂は堂島の地名の元になった由緒正しいお堂なのです。このお堂の説明書によると、御本尊として薬師瑠璃光如来がお祀りしてあるので、その「瑠璃」にちなんで鏡面ガラスのモダンなお堂が建設され、無限に広がる宇宙や天体をイメージして球体にしたのだそうです。オフィス街の中に、緑があり池がある都心のオアシスのような空間になっており、暖かい季節にはお昼休みになるとたくさんのサラリーマンの方が休憩しておられます。昔は当然日本風の建物だったようですが、このような新しい形のお堂もなかなか周りの風景に溶け込んで趣きのあるものになっています。天満橋の南にある釣鐘屋敷の釣鐘やこの薬師堂のように、むかしからある建物を現代風にアレンジして都市景観の中に溶け込ませるのもおもしろいものです。
昨日の日曜日アバンザの中にある大きな本屋さん(ジュンク堂大阪本店)へ寄ったあと、写真を撮ってきました。知らない方が「これ何?」と中を覗き込んで、薬師堂だということがわかって「変わってるねぇー!」といいながらお参りされる姿が何人もありました。コテコテの大阪ではない、ちょっと異色の建物です。


420  昨日は職員の人権研修を行いました  2010年02月05日(金)
 昨日は職員人権研修を開催して、セクシュアルハラスメント、ジェンダーハラスメントについて考えました。講義を聴くだけでは型どおりの研修になるので、人推委員長が司会をして、講師の本多先生の助言を頂きながら、グループワークの形でセクハラについて考えました。
 セクハラというのは非常に難しい問題です。「する本人がセクハラとは認識していなくても、される側が「いやだ」と感じると、それはセクハラになる。単なる「性的嫌がらせ」ではなく、深刻な人権問題、教育問題、労働問題である。」と定義されますが、個々の事例についてみていくと、それまでの人間関係、シチュエーションなどによって様々に解釈されます。いまでも「こちらがセクハラをしたつもりはないのにセクハラだと訴えられるのは腑に落ちない」という意見もあります。しかし、「つもりはない」という部分に相手の気持ちを推し量る力の欠如があるのではないだろうか思うのです。「このことばを発して(この行動をして)、相手はどう感じるか」を推し量る力をそれぞれ一人ひとりが身につけていくことが重要なのだろうと思います。「セクハラをしたつもりはないのに迂闊やった、ごめんごめん」で済まないことも起こりうるのです。自分もいつそういう立場に立たされるかわかりません。少し気を抜くと迂闊な言動をしてしまうこともあるからです。
 もちろん、何でもかんでもセクハラにするのもまちがっていると思います。例えば「きつい力仕事を、男子生徒だけに頼む」という行為は、このことばだけではジェンダーハラスメントにあたるように思います。しかし、状況によっては女子には頼めない場合もあります。ただ、男子生徒に頼む場合も「力仕事は男子」という刷り込みを生徒の中につくらないように配慮して頼むことが重要なのだろうと思います。
 自分の言動を一つ一つ振り返ることが、セクハラを防ぐ方法なのだろうと思います。難しいことですが、プロとして教師をしている以上仕方のないことです。
 昨日の研修で本多先生の助言で最も気になったのは「生徒はセクハラについて、ちゃんと教えられていない」ということです。最近の生徒は実に簡単に「それ、セクハラや!」と発言します。「何がセクハラなのか。セクハラとは何なのか。」ジェンダーということも含めて、徹底的に教える機会をつくる必要があると同時に、生徒がセクハラを受けたときに相談できる体制をもう一度しっかり確認することも必要です。


419  昨日は軽音のライブ  2010年02月04日(木)
 昨日は「バレンタインコンサート」と銘打って、軽音楽部のライブが視聴覚室でありました。30分ほど見ることができました。ギターのうまい生徒とか、新しい発見ができるので時間が許せばこのような催しには参加しています。ただ、学校の中では音響が整っている部屋がなくてかわいそうです。
まだバレンタインでーには2週間ほどあるのに、バレンタインコンサートとは少し気が早いようです。生徒のMCにもあったのですが、「チョコレートをもらえない男子が肩身の狭い思いをする、バレンタインデーっていったい何なのでしょう?」本校は男子の数が少ないので、女子同士でもチョコレートがやり取りされているのも「?」。バレンタインデーはキリスト教の人々の間では古いお祭だろうと思いますが、恋人の日としてチョコレートがやり取りされるのは日本だけの習慣で、しかもお菓子メーカーが始めたもののようです。この古い習慣のように見せかけた新しい習慣は、見事に根付いてチョコレートの売り上げはこの季節に急に増加するようです。軽音楽部のバレンタインコンサートも舞台の背景は、よく見ると板チョコを半分食べたデザインになっていました。
昨日は節分で、「節分に巻き寿司を恵方を向いて、無言でまるかぶりすると幸福になる」という習慣も、原型は船場の古い商家にあったようですが、これだけ広めたのはどうも関西のすし屋さんのようです。古いしきたりには結構うるさかった明治36年生まれの祖母が、あまりこの巻き寿司のことを言わなかったので、おそらくここ20~30年の習慣なのではないでしょうか。お寿司の売り上げも急増するようです。チョコもお寿司も大変上手な仕掛けです。
それにしても「幸せになる」「よいことがある」などというキーワードを使うと、見事にはまる人が多いのですね。バレンタインチョコや恵方巻きのような新しい習慣や、神社の絵馬やおみくじや、○○占いや霊感やと「幸せ」になるという仕掛けが世の中にはたくさんあって、どれにも人が飛びついています。そんなに「不幸」な人が世の中には多いのでしょうか?私はしんどいことがあっても自分の人生を楽観的に考えています。「何とかなる」とね。


418  3年生登校日  2010年02月03日(水)
 3年生の学年末考査が月曜日に終了し、3年生が学校へ出てくる機会も少なくなりました。今日は午後から登校日でHR、大掃除、歌の練習などでたくさんの生徒が出てきています。3年生も聴くことができるので、軽音楽部のライブが4時から視聴覚室であります。今まではあまり感じなかったのに、もう授業に学校へ出てくることが無くなったと考えると急に寂しくなってしまっている生徒も多いのではないでしょうか。先日3年生の保護者の方と話をしていても、「子どもが学校へ出て行く日ももう何回もないのだと思うと何となく寂しくなります」という方もおられました。振り返ってみると、あっという間の3年間だった人も多いのではないかと思います。昨日校長協会の「高校教育シンポジウム」が終わって、一つ仕事から解放されたので、そろそろ卒業式の式辞を書こうとしていますが、他にも考えることがたくさんあって、なかなか式辞を書くところまでたどり着きません。誰かの名言を引用するのは好きではないので、完成までもう少し時間がかかりそうです。
ただし3年生にはまだ来週の卒業判定会議が待っていますが・・・・・。
 朝、正門にいると頭に角をつけた生徒がいたので「何?」と聞くと、「今日は節分ですから」という答えでした。昼休みに豆まきをするのでしょうか?この頃は色々な被り物を売っているようです。お昼前に校舎前を歩いていると3年生が3〜4人でやはり角のようなものをもっているので、「節分かな?」と思ったら、芦間の校章の被り物を自分で作ったようです。3年生の想い出づくりが始まっています。入試がまだこれからという人はのんびりしていられませんが、もう決まっている人は節分の鬼でも芦間の校章でも好きなものになってください。
 明日が立春、暦の上では今日までが冬ですが、まだもう少し寒い日が続きそうです。インフルエンザに気をつけてください。


417  1年保護者集会を開催しました  2010年02月01日(月)
 先週の土曜日、1年生の保護者集会を開催しました。約80名の保護者の方にお集まりいただきました。早いもので1年生も入学してもうすぐ1年が過ぎようとしています。その間に宿泊研修や体育祭、文化祭などの学校行事もあり、クラスでのまとまりもそれぞれ生まれてきたことだろうと思います。各クラス担任からクラスの様子についての報告がありました。もちろん、賑やかなクラス、静かなクラスというようにクラスの個性がありますが6つのクラスとも余り大きな支障もなく、動いているようです。
 修学旅行の下見報告も行いました。来年の修学旅行は石垣島・西表島で実施します。海外の選択肢もあったのですが、やはり海外旅行は金額的に高いこと、今年のようなインフルエンザによる延期や中止のようなリスクが高いことなどから、国内になりました。国内で最も自然に触れることのできる西表島が選ばれたようです。天気がよければよい旅行になると思います。
 最後に進路部からこれからの入試の準備についての話がありました。高校入試と違って大学入試は3年生になって勉強していたのではとても間に合わない、2年の1学期から受験勉強を始めた人は合格率が90%近いのですが、3年生になってはじめた人の合格率は40%以下になっていることなどの説明がありました。どのような進路を目指すかを家庭でよく話し合ってほしいと思います。大学を目指すなら2年になったらすぐにでも受験勉強にとりかかってほしいと思います。ある調査では、小中学校生の学力は、家庭や地域、子供どうしの繋がりにかなり影響を受けているということです。福井県や秋田県などの学力が高く、大阪が低いのは家庭や地域の繋がりが大都市部では希薄になっているというのも原因の一つであるということだそうです。家庭で進路について話し合うというのは大変重要なことだろうと思います。ぜひともこの学年集会をきっかけに、家庭での話し合いを持ってほしいと思います。また保護者の方も大学入試や入学に必要な「お金」の段取りを今から始めていただきたいと思います。


416  芸文祭で芦間の作品を見てきました  2010年01月30日(土)
 今日と明日、大阪城ホールの中の城見ホールで、第30回芸文祭が開催されています。高校生の絵画、彫刻、工芸などの作品が多数展示されています。そのうち絵画の作品は150点余り、芦間高校の生徒の絵画の作品も7点展示されています。その中の1点は優秀賞に選ばれました。優秀賞は絵画部門で10点しかありませんからすごいですね。港南造形、帝塚山学院、金光八尾の3校の絵画作品がたくさん選ばれて展示されていますが、次に多いのが芦間の7点です。
 今日は10時半からPTAの1年生の保護者集会があり、その帰りに城見ホールでの展示を見学してきました。さすがに選ばれた作品なので、どの学校の作品もよくできた優れた作品でしたが、何か「あっ!」と思う作品がなかったように思いました。うまいとか下手ではなく、ある作品に目が釘付けになるというのが数点あるのですが、今日はそれを感じませんでした。この感覚は私の感覚ですが、この感覚が正しいのかどうかはわかりません。明日も午前9時から午後3時まで開催されていますので、ぜひ芦間の作品を見に行ってください。
 今日は天気がよく暖かかったので、大阪城公園を歩くのも気持ちがよく、帰りはそのまま大阪城公園駅から乗らずに、大坂橋、川崎橋を渡って天満橋方面まで歩いて帰ってきました。川崎橋から見る大川はもう春が近い感じがしました。


415  今日は「達人に聞く」  2010年01月28日(木)
1年生の木曜5限は「産業社会と人間」の時間で、これは総合学科の高校では必修科目です。本校は2時間連続にはしていませんが、自分の進路を考える重要な科目です。もちろん、来年からの授業選択を間違いなくするための講座や、自分の将来の職業を考えるキャリア講座も行っています。今日は外部から9名の先生方に来ていただいて、「達人に聞く」と題してお話をしていただきました。玄米カフェを経営者、大阪に限定したツアープランナー、フェミニスト・カウンセラー、製菓会社のスタッフ、漫画家、看護師、ケアマネージャー、美容師、住宅のリフォーム会社経営の9名の方々です。それぞれの職業の現場で、むずかしいこと、楽しいこと、やりがい、職業への誇りなどについて、50分間お話していただきました。私も廊下から少し授業を見学しましたが、生徒はとても熱心に聴いていたようです。自分の将来を考えるために大変参考になったのではないかと思います。
 最近、キャリア学習は様々なかたちで行われていますが、最終的には「自分で、自分の未来図を具体的に描くことができるか?」ということだろうと思います。もっと小さいときには「大きくなったらプロ野球選手になりたい。花屋さんになりたい。ケーキ屋さんになりたい。」というような夢をもっていた人もいると思いますが、高校生になって、もっと具体的に自分の未来図を考え始める時期になってきました。高校を卒業したら進学するのか、就職するのか、進学するなら何のために進学するのか、就職するならどういう職場で働くのか、これから具体的な未来図を考えていかなければいけません。その助けをするのがキャリア学習だと思っています。今日のお話を聴いて、それぞれの先生方の職業に対する姿勢や生き方を学んでほしいものです。


414  高校書道展に行きました  2010年01月27日(水)
 昨日は少し早い目に学校を出て、天王寺の市立美術館で行われている、高校書道展を見学してきました。本校からも出展しており、書道部の作品、書道の授業中の作品などが多数展示されていました。それぞれの学校の書道の先生の指導によって作品がかなり違います。大きな作品を展示している学校、非常に繊細な作品が多い学校など、学校の個性が非常によく出ている展覧会です。その中で芦間の作品はその中間かな?まとまった作品が多いように感じました。他の学校にはあまりないものとして、篆刻の展示がたくさんあって、なかなかよくできている作品もありました。落款の印を自分で作るのはおもしろい作業だと思います。自分で作る落款を書道の作品だけでなく、自分の本などにも押したら楽しいだろうなと思います。作品を見ていると自分もこれだけの字が書ければいいのにと思うような、美しい字もあります。でも高校生の字を見ていると、うまい字より、元気があって力強い作品がすばらしいと思いました。近頃書道が少しブームになっていて、テレビでも書道の高校選手権やドラマも放送されています。字を書いていると、集中できて楽しいだろうと思います。この高校書道展は1月31日の日曜日まで、天王寺公園内の市立美術館地下の展示室で開催されています。ぜひ見学に行ってください。ついでに、慶沢園や茶臼山、河底池なども見学してみてください。
 なお、美術部も1月30日(土)、31日(日)の2日間、大阪城ホールの中の城見ホールで行われるコンクール展に7作品を出展しています。こちらにもぜひ、足を運んでください。お天気がよければ、今週の土日は芦間の生徒の作品を見ながら、天王寺公園と大阪城公園を散策するというのも楽しいでしょうね。私は土曜日の1年生保護者集会の帰りに、大阪城ホールに行こうと思っています。


413  大阪を歩きました  2010年01月25日(月)
 土曜日に、PTAのOBの方々や有志の方々と大阪の町を歩いてきました。住友浜、空堀、真田山、玉造、大阪城方面を歩きました。前回の天王寺−上本町コースに比べるとアップダウンが少ないので少し楽ですが、それでも距離にして約5~6kmあります。
 大阪は空襲で町のほとんどが焼けてしまいましたが、幸い空堀のあたりは空襲を免れた民家も多く、戦前の大阪の風情がまだ残っています。キタのように生活感の薄い繁華街や、道頓堀のような「コテコテの大阪らしく造られた」繁華街よりもずっと大阪らしい雰囲気を持っているところが空堀かもしれません。冠木門のある長屋や小さい神社なども残っており、その町屋を改造した複合ショップの「連」「惣」を見学しました。残念ながらショップはまだ開店前で、買い物はできませんでした。もう一つの複合ショップ「萌」には直木三十五資料館もあります(御祓筋を北へ上がったところに直木三十五の文学碑があります)。
 玉造方面にも見学地点はいくつかあるのですが、私は真田山にある「真田の抜け穴」というのが大好きです。真田幸村はアンチ徳川のシンボルとして様々なところに登場しますが、その一つとして大阪城の本丸から続く抜け穴を掘ったという、いかにも嘘くさい伝説が現物として残っているのです。それらしく真田の六文銭の紋が入り口の扉にあります。史実は別にしてこういう嘘くささというのが大阪らしくておもしろいと思います。城の南約2kmですから、当時の技術力として抜け穴を掘ることは可能かもしれませんが、多分この穴は城まで続いていないと思います。
 最後は歴史博物館、大阪城まで見学しましたが、他にも釣鐘屋敷、太閤下水見学施設など見残したところもあります。大阪城港から淀屋橋まで船に乗るコースも考えられたのですがまた別の機会にしたいと思います。
 来年も「大阪を歩く」シリーズは続けたいと思います。生徒にも声をかけたいと思っていますので、興味のある人はぜひ芦間高校を受検してください。


412  洋楽学入門の発表会がありました  2010年01月22日(金)
 洋楽入門の発表会が放課後にありました。場所は音楽室なのであまり広くないのですが、たくさんお客さんも入って、演奏している人はかなり緊張しているようでしたが、楽しそうでした。私はあまり時間がなかったので3曲ぐらいしか聴くことができませんでしたが、プログラムを見るとミスチルが多いようです。Signとか箒星とか。洋楽といってもJ−popが中心で9曲中8曲はJ−popです。このごろの高校生はみんな歌がうまいので感心してしまいます。私は近頃ほとんどカラオケに行かなくなりましたが、前にカラオケでミスチルを歌ったことがあります。上と下の音域が広すぎて、声が出ません。上の音は高すぎてもうほとんどヨーデル状態でした。おじさんは無理をしないで、歌いやすい演歌を歌っていればいいのかもしれません。
 ところで、私はもう「大阪の歌」を集めだして20年近くになります。レコード、CD、カセットテープ、エアチェック(懐かしいことばです)などを含めると多分音源だけで600曲以上あると思います。大阪の歌を聴いていると、大阪という町に似合うのはブルース系の曲だと思います。例えば上田正樹、憂歌団など。東京のような洗練されたイメージがなくて、松任谷由美の「中央フリーウエイ」のような曲は大阪には似合いません。ブルースとはいえませんが、亡くなったフランク永井の大阪の歌「大阪そだち」「大阪ロマン」「大阪野郎」「水のように」「こいさんのラブコール」も大阪らしくていいものです。大阪の歌を集めだしたのは、20年以上前に中古レコード屋で坂本スミ子の「たそがれの御堂筋」を見つけたことがきっかけです。カラオケでもあまり歌われることもなくなった歌ですが、私は大阪の歌の中で最も好きな歌のひとつです。時間ができたら大阪の歌の歌詞に出てくる大阪の地名をカウントしていって、どこが最も多いか調べてみようと思っています。たぶん「御堂筋」だと思うのですが、どうでしょう。ほとんど知られていませんが「上六」や「西田辺」が出てくる歌もあるんですよ。


411  3年生を送る会がありました  2010年01月21日(木)
 今日は午後から生徒会主催の3年生を送る会がありました。1、2年の各クラスが一言ずつしゃべった後、「ありがとうございました」の大合唱でした。3年生に贈る歌はKiroroの「未来へ」です。「ほら 足元を見てごらん これがあなたの歩む道。ほら 前を見てごらん あれがあなたの未来。」 私はこの歌が大好きです。このわずか2行で、自分の歩く道を示しています。しっかり足元を見ないと、自分の歩く道は見えません。前を見れば確かに未来が見えます。未来なんか見えないという人は多分、前を見ているようで実は見ていないのだろうと思います。自分の未来が見えないから不安で占いや霊能などに頼る人もありますが、占いで見えた未来は本当の自分の未来なのかどうか誰にもわかりません。自分を信じて前を見るしかないのだと思います。というようなことをわずか2行で言い尽くしている気がするのです。もう10年以上前の曲ですが、CDが発売される2ヶ月ほど前にFMのオンエアを聴いて、いい歌詞だなと思いました。CDが発売されてすぐに買いに行きました。3年生のお返しの歌はゆずの「またあえる日まで」でした。この曲の歌詞のいいところは「少し夢を大きくして 君は一人じゃないから」の部分です。一人ではないのです。見える見えないにかかわらず、誰かが助けてくれているのだということを忘れないでください。
 3年生の思い出のアルバムのスライドショーを上映した後、みんなで花道をつくって3年生を送り出しました。3年生は来週の水曜から学年末考査が始まります。それが終わると、卒業式まで学校に来る日が少しあるだけです。この時期になると、いつも時間は早いなと感じます。3年という期間はあっという間なのです。でも、そのあっという間に生徒はものすごく成長しているのです。


410  茶道部の初釜  2010年01月20日(水)
 先週の木曜日に茶道部の初釜がありました。私も作法室でお点前をいただきました。お茶というのは普通にリラックスして頂いたらいいのだろうと思いますが、私は普段からあまり茶道に親しんでいないので、お茶席になると何となく緊張してしまいます。以前に生国魂神社であった、高校生の茶道のつどいに出席したときもやっぱり緊張してしまいました。
 ただ、お茶碗や掛け軸などの道具を鑑賞するのは結構好きなので、「このお茶碗は何焼きだろう」とか考えながらお茶を頂いています。10年近く前、社会科研究会で見学会の担当をしていたときには、兵庫県の今田町(丹波焼)や岡山県の備前市(備前焼)、三重県の伊賀上野(伊賀焼)などの焼き物産地の見学もしたことがあります。焼き物というのは地場産業としてかなり重要な産業で、例えば瀬戸や多治見、常滑など窯業がかなりのシェアを占めている自治体もあります。例えば愛知県の常滑は土管で有名な町ですが、トイレの便器などで有名なINAXの本社があり、伊賀上野にはINAXのタイル工場があります。常滑市は窯業・土石工業で35%(出荷額ベース)のシェアがあります。焼き物が町の産業のベースになっているのです。
私はあまり骨董品を買うことに興味はなく、美術館で陶磁器や掛け軸などを見ることが好きなので、安上がりの趣味といえます。大阪にも陶磁器に関しては東洋陶磁美術館とか藤田美術館のような優れた陶磁器類を展示している美術館もあるので、ぜひ見学してほしいと思います。


409  昨日は学校説明会を開催しました  2010年01月18日(月)
昨日は今年度最後の学校説明会を開催しました。一般入試が54組77名、共生推進入試が13組22名とたくさんの方にお越しいただきました。一般入試はこの時期になると、ほぼ受検校が芦間に決まっていて、もう一度学校の中身や雰囲気の確認のために参加される方、受検校はまだ決まっていないけれど本校を候補として考えていて、2〜3校で迷っている方に分かれます。どちらの方にとっても1時間20分にわたる説明で、本校の内容をよくわかっていただけたのではないかと思います。特に、教員がしゃべるのではなく、最後の20分は3年生の生徒が3人、学校生活について話をしてくれました。授業やチューター、講習のこと、自分の進路のこと、部活動のこと、委員会活動のこと、生徒会のこと、体育祭や文化祭のことなど、生徒が話してくれるほうが学校の中身がよくわかります。3人ともとても熱心に話してくれました。
共生推進教室の説明会にもたくさん集まっていただきました。まだ誰も入学した生徒がいないので、こちらも不安な部分がありますが、入試のこと、入学してからの授業や学校生活などについて、こちらが考えていることを話しました。たまがわ高等支援本校のような職業訓練はできませんが、障がいのある生徒もない生徒も一緒に学ぶという点で、たまがわとは少し違ったカリキュラムが組めるのではないかと考えています。
入学した生徒がみんな楽しく、有意義な高校生活を送ることができるというのが目標です。
 12月と1月の説明会は、秋のオープンスクールに来ることができなかった方々のために昨年度から始めたのですが、かなり盛況です。特に今年は公立志向が強いので、たくさん来ていたがいたのかもしれません。見て、感じて、学校が楽しそうだと思った方はぜひ受検して下さい。よろしくお願いします。
なお、説明会としては昨日が最後ですが、個別に見学したいという方があれば電話してください。個別の見学はまだ受け付けています。


408  明日からセンターテスト  2010年01月15日(金)
 一昨日紹介した「ぼくはこう生きている 君はどうか」(潮出版社 2010)という鶴見俊輔、重松清の対談本におもしろい話が出ています。「柳田国男(民俗学者)と中野重治(小説家・詩人)の対談の中で、柳田国男が『(江戸時代の)幕藩体制の時代は社会が狭いから、村の中のことがよくわかる。だから頼りになる人間と頼りにならない人間がわかる。意見がくるくる変わるやつと、貫き通すやつがわかる。ところが明治維新後は社会が広がって、それがわからなくなる。学校の成績というのは、誰が成績がいいかはわかるけれど、誰が人間として頼りになるかわからない。それが問題だ』という発言をし、中野重治もその意見に共鳴している。」というのです。確かにそのとおりで、成績がいいということと、人として優れているということは全く別物です。高校入試でも大学入試でも、人として優れている人材を求めていることは確かなのですが、「人として優れている」ことを何を指標にして選べばよいのかがむずかしいことなのです。
 例えば、本校の入試の出願には自分で書く「自己申告書」というものがあります。これを読むことでその人がわかるか?と聞かれると、「少しはわかる」としか答えざるを得ません。またその自己申告書をもとにした「面接」もありますが、15分ほどの集団面接でその人を確実に把握できるかといえば、それも「一つの指標にはなるが、確実に把握するのはむずかしい」と答えざるを得ません。総合学科の入試にはもう一つ「小論文」があって、これは前二者に比べると少しは受検生の人となりを判断できる要素が高いと思います。そこでどうしても客観的に判断できる「学力検査」と「中学校での評価」が必要になります。私は三年間指導してこられた中学校の先生が記述される「調査書の評定」が受検生を選抜するのに、最も有効な指標だと思っています。大学でもAO入試で論文や面接などの様々な課題を課しますが、それでその受験生が「人として優れているか」を見極めることはむずかしいだろうと思います。
 明日からセンターテストが始まります。明日は9時半から公民、地歴、国語、外国語の順にテストがあります。この期に及んでもうじたばたしてもしかたがありません。肩の力を抜いて、リラックスして受験してください。


407  学校保健研究発表大会に参加しました  2010年01月14日(木)
 今日は、午後から天満橋のエル大阪で大阪府学校保健研究大会が開催されました。これまで毎年、生徒保健委員会で研究発表をしてきた内容が認められて、表彰されることになりました。小中高からそれぞれ1校ずつ表彰され、羽曳野市立埴生小学校、藤井寺市立道明寺中学校と芦間高校が府立高校の代表として研究発表を行いました。
 小中学校の発表もそれぞれおもしろい内容で、両校とも「食」に関する発表でした。本校は毎年環境についてテーマを決めて発表しており、一昨年が「ごみの分別」、昨年が「水」、今年は「照度」について発表をしました。発表の題は「生徒保健委員による照度調査〜Light Up! Make Up! やる気 Up!〜」。暗いと感じる教室があったり、黒板の暗い教室があったり、廊下やトイレが暗いなどの生徒の意見があり、照度について調べてみようということになったようです。教室の照度分布、教室内の照度分布以外にも教室内のコントラストや黒板のコントラストなどについても調べ、教室の明るさと黒板の明るさなどで、どの教室がベストなのかを調べた発表でした。学校薬剤師の先生にもアドバイスをいただきながら、2学期に照度測定をし、パワーポイントを使ってなかなかうまくまとめていました。発表の最後は芦間恒例の「歌と踊り」、羞恥心とpaboの合体ユニットの「陽は、また昇る」にのって、楽しく元気に発表を締めくくりました。
 研究発表の後は表彰式、大阪府学校保健会から記念の楯をいただきました。表彰式に出たのは今年の保健委員ですが、すでに卒業した保健委員の発表の功績も認められての表彰ですから、これまでの先輩の業績にも感謝したいと思います。また来年からも、芦間らしくよくわかる、楽しい、元気な発表を続けられればいいなと思います。


406  マーク問題補足  2010年01月13日(水)
 昨日のマークシート問題についての補足。今朝たまたま電車の中で「ぼくはこう生きている、君はどうか」という鶴見俊輔・重松清の対談(潮出版社2010)を読んでいると、重松清氏が「マークシートというのは途中点がない。合っているか間違っているかだけで。論述式だったら、満点はあげられないけれども何点かはあげられる、という加点がある。」という評価をしています。それに対して鶴見俊輔氏も「途中点を与えるということは、最後の答えは合っていなくていい、問題に直面したときの構想力を評価するということでしょう。」と答えています。確かに、このようなマークシート問題に対する批判は正当な批判だと思います。昨日も書いたように、マークシート問題の最大の欠点は「必ず選択肢の中に正解があること」だろうと思います。だから「正解を導く技術」に優れた生徒がセンターテストでよい成績を残すことになるのですが、私は「それが大学へ入るための技術」ならばそれでいいのだろうと割り切っています。むしろ、大学へ入ってから何を学ぶのかが重要なのでしょう。
 私は高校生の間に「学びの構え」を身につけさせることが高校の責任だと思っています。どんなスポーツにもそれぞれ基本の構えがあるように、学ぶことにも基本の構えがあります。その構えを高校で身につけることができたら、大学で「何かを学び取る」ことができるのではないかと思います。ただの受験技術だけを学んでセンターテストでよい成績を残して大学へ入学する生徒より、芦間の生徒は高校生活の中で「学びの構え」を身につけてくれているだろうと自負しています。
 「こんな面白いことを考えている学生がいるんだ」と大学の先生が驚くような学生が、芦間の卒業生から出てくれるのではないかと期待しています。
(グラフの説明:横軸は左から国語、世界史、日本史、地理、現社、倫理、政経、数T・数A、数U・数B、生物、化学、物理、英語(筆答)、英語(リスニング)の順に並んでいます。縦軸は40点から5点刻みの目盛りです。過去4年間の主な科目の平均点の推移を示しました。英語のリスニングがどんどん難しくなっています。英語筆答は昨年の平均点がやや低かったので、今年はやや易しくなるかもしれません。国語は易しい年と難しい年が交互です。)


405  センターテストが近づきました  2010年01月12日(火)
 三連休が終わって、3学期が軌道に乗り始めました。3年生は今週末いよいよ大学入試センターテストです。本校からも76名が受験します。総合学科はいわゆる国公立型の5教科7科目受験だけでなく、2、3年での選択科目をうまく組み合わせることで、私学型の受験教科を絞った方法でも対応しやすくなっています。最近は私学もセンターテスト利用の入試をする大学が増加しています。できるだけたくさんの人がセンターテストを受験し、大学を目指す形をとっていきたいと思っています。
センターテストはそれぞれの教科・科目でかなりの時間をかけて、高校の教科書をベースにして作られているので、大学独自の難しい問題や変わった問題がなく、よく練られた良問が多いように思います。マークシート方式では本当の学力はわからないという批判もありますが、マークシート問題も作り方によってはかなりよい問題ができると私は思っています。私もまだ授業をしていた7年前までは、必ずセンター前に地理Bのマークシート型のセンター対策問題をオリジナルで作成していました。今もその問題の一部が家のパソコンのファイルに残っていますが、我ながらうまくできたと自画自賛できる問題も数題あります。覚えていることを単純にマークさせるのではなく、論理的に考えないと解答を得られないマーク問題が理想です。単純な穴埋め型記述問題や正誤問題よりは、よく練られたマーク問題の方が力をはかるにはずっといいと思いますが、マークシート問題の最大の欠点は、選択肢の中に必ず正解があるということなのだろうと思います。
 受験生の学力は論述問題によってのみ正確にはかられるという人もいるのですが、論述問題というのはどれだけきっちりした基準をつくっても、必ず採点者の主観が入ってしまいます。また、文章の上手下手も影響します。設問に対して論理的にしっかり考えて書かれているが、読みづらい文章の解答と、内容的にはあまり感心しないが、非常に上手な文章表現でまとめているという解答にどのように差をつけるのかというのも難しい問題です。当然前者の方が得点は高いはずですが、大量に採点していると、うまい文章に得点が高くなりがちになるだろうと思うし、採点基準も微妙にずれていくこともあるだろうと思います。
 センターテストを受験する人はがんばってください。「がんばっているあなたに、がんばれとはいえない」と北乃きいさんのお母さんはキットカットのコマーシャルで言いますが、いつもの力を出せるように、あせらずに、あわてずに・・・・・。


404  宵戎へ  2010年01月09日(土)
 今日は午後からPTAの役員会、実行委員会があるので、少し早く家を出て今宮のエベッサンに行ってきました。宵戎の午前中は比較的空いているので、まだあの狭い境内を歩くことができました。しかしお参りをして大国町の駅まで歩き出した頃にはたくさんの人が神社へ向かっておられました。ちょうど宝恵駕籠が昼ごろ神社へ到着するので、それをめざしてお参りに来られた人も多いのだろうと思います。エベッサンの参道や境内はいつもと同じように笹や吉兆を売る店や、屋台がたくさん並んでにぎやかです。大阪は新年の初詣と同じで、十日戎に行かないと年が明けた気がしないという人も多く、毎年100万人を超えるお参りの方があるそうです。
 十日戎の信仰は豊臣時代から盛んになったようで、江戸時代になると大阪は商業の町として発展し、商売繁盛のエベッサンの信仰は江戸時代になるとますます盛んになります。エベッサンの笹に吉兆をつける習慣もその頃からあったようで、笹は冬でも緑で生命力が強くそれが繁栄につながるのだろうと思います。大阪の祭の最後を飾る道修町の神農さんの虎も笹にぶら下がっています。
 今年は景気もよくなって、商売繁盛でよい年になりますようにというお願いが飛び交っているのだろうと思います。エベッサンは烏帽子をかぶって鯛を持って笑っていますが、もともとは漁業の神様であったのが後に商売繁盛の神になったのだそうです。あのでっぷり太って満面の笑みをたたえたエベッサンさんを見ていると、今年は良い年になりそうだなという気がしてきます。


403  今日は始業式  2010年01月08日(金)
今日は朝から始業式でした。最初の話では、一つは「一年の計は元旦にあり」という使い古されたことばですが、年が明けて気持ちが改まったところで「今年はこうしたい」という計画を自分の心の中で立てることが重要なことだという話をしました。その計画が守れるかどうかということよりも、計画を立てるということで今年一年の自分の課題が見えてくるということが重要なのです。例えば「今年は遅刻をしないようにしよう」という計画を新年に立てたとします。その計画を立てた時点で「遅刻をしない」という自分自身の課題が確認できたわけです。これが重要なところです。その計画は守れずに、残念ながら遅刻をしてしまった。計画が守れなかったということであまり悩んだり落ち込んだりしないことです。しかし、「遅刻をしない」という課題は見えている、ここがポイントなのです。一度遅刻をしたからもうその計画は全くなかったものと考えて、あとはダラダラ、ズルズルと遅刻を続けないように、もう一度、新年の新しい気持ちに帰って課題を確認してみる。それが大事なことなのだと思います。
伝達表彰も簿記検定合格4名、吹奏楽部、JICAの高校生エッセイコンクール佳作2点の他に、パソコン部の1年生でプログラミングの全国大会へ出場する生徒がいるので表彰しました。
 午後からは、センターテストを受験する3年生を集めて、諸注意や激励をしました。センターテストまではまだあと1週間ありますが、できるだけ明日からの三連休の間に受験会場である摂南大学を下見できるように今日集めました。当日道に迷って遅刻したというようなことがないように、ぜひ下見をしておいてください。センターテストはマーク問題ですから必ず選択肢の中に正解があります。だからわからなくても空欄にしないことが重要です。また、テストが近づくと「あれもできていない、ここもわからない」と悲観的に心配する人がいます。どんなによくできる人でも不安はあります。空元気でもいいから「何とかなる」と気楽に構えるほうがきっとよい結果が得られます。あがらないで、あわてないで、平常心でテストに望んでほしいと思います。


402  明日から3学期スタート  2010年01月07日(木)
 正月休みも終わって、あすからの3学期に向けて、今日は朝から分掌会議、担任会、運営委員会、職員会議、教科会議と会議が続いています。人によっては会議が5連続の場合もあります。
 今日の運営委員会、職員会議では来年度からの共生推進教室の担当者の時間数、授業のもち方等についても検討しました。色々な意見があって、すぐには決まりませんが、入学してくる生徒をしっかり受け入れようという方向はどの先生方も同じです。生徒会では新しく2階フロアーにできる共生推進のための教室の名称を公募するそうです。
 明日から生徒が登校してきます。2学期までは朝は正門、通用門、自転車置き場の3箇所に分かれて先生方に立ってもらっていましたが、3学期からは正門に人数を増やします。生徒がたくさん登校してくる時間帯にお隣の御幸幼稚園の通園バスが本校の前でターンします。本校の正門前は三叉路で、しかもそのうち二方向は自動車通行止めになっているので、バスも狭い駐車場を使ってのターンになります。高校生はたくさん通るし、バスをバックさせねばならないし、運転手の方も大変です。事故が起きないように本校の教員も協力して、生徒の交通整理をすることになりました。
さて、1月から高校生にも新型インフルエンザワクチンの接種が始まりました。今インフルエンザに罹患している生徒はいないようですが、3年生は特に入試の前の生徒も多いので、ワクチンを接種しておくほうがよいのではないかと思います。3学期もけがや病気のないように過したいものです。


401  本を読みましょう  2010年01月06日(水)
 3学期が1月8日に始まります。学校年度では3月までは21年度ですが、教育課程や入試など新年度の準備が始まっています。平成22年になって、気分も新たにスタートです。
 昨年を振り返ってみて、朝夕の通勤電車の中でよく本を読んだという気がします。片道1時間少々かかるのですが、朝の地下鉄谷町線は座れないことが多いので、本を読めるのは近鉄の往復と帰りの谷町線になります。毎日1時間程度は読んだ計算になります。もともと今売れているベストセラー、ハウツー本は読まないことに決めているので「1Q84」も「思考の整理学」も「巻くだけダイエット」も読んでいません。昨年はあまり読まれなくなった小説を読むことに決めて、特に大阪にゆかりのある小説家の小説をかなりたくさん読みました。織田作之助、宮本輝、田辺聖子、谷崎潤一郎、江戸川乱歩、東野圭吾は文庫本でもすぐに手に入ります。水上瀧太郎「大阪の宿」、冨士正晴「桂春団治」、有明夏夫「大浪花諸人往来のなにわの源蔵シリーズ」などは復刻版の文庫本が出ました。宇野浩二「十軒路地」、庄野潤三「プールサイド小景」、難波利三「てんのじ村」、上司小剣「鱧の皮」などは復刻版が出ないので、図書館で探しました。内容は大阪とは関係がありませんが直木三十五「南国太平記」も読みました。他にも大阪にゆかりのある謡曲「弱法師」「松虫」「蘆刈」「江口」などを原文で読んでみましたが、これはかなり難しかったというか、電車で読むにはちょっと難しかったですね。と書いていると昨年は小説をよく読んだのだなと思います。
 もともと本は片っ端からジャンルを決めずに読む質で、ジャンルを決めて本を読んだ経験は初めてでした。今年はいままでのように見つけた本を手当たり次第に読んでいこうと思っています。またおもしろい本が見つかればこの欄でも紹介したいと思います。ちなみに昨年読んだ本の中で最もおもしろかったのは「大阪不案内:森まゆみ:ちくま文庫」でした。東京の人が書く大阪案内というのは、また視点が違っていておもしろいものです。


400  お雑煮のこと  2010年01月04日(月)
 お正月の雑煮が地方によって違うというのは、よく知られています。大阪や京都では白味噌を使って、子芋(サトイモ)、大根、人参と丸モチが標準型です。白味噌は甘いので、あまり人気がないようです。本来はサトイモではなく、もっと大きなカシラ芋であったようです。モチというのは米からつくりますから、雑穀が主食で米がぜいたく品であった時代には、モチ入りの雑煮というのは、お正月やお祭など、ハレの日にしか食べることができない、かなり贅沢な食べ物であったのだろうと思います。関西風の味噌汁丸モチに対して、関東風は澄まし汁と角モチです。モチをついた後、棒状に成型して切って食べるので角モチになります。しかし最近は自分の家でモチをつくこともなくなり、スーパーでパックに入ったモチを買ってくるので、モチが丸いか四角いかという区別もなくなってきました。この関西風と関東風の境目は関が原にあるとよくいわれますが、これは滋賀(近江の国)までが京の都の影響が強い畿内であったためでしょう。関東と関西の境界が関が原なのではなくて、畿内とそれ以外の地域の境界の一つが関が原なのだろうと思います。例えば、三重県でも伊賀上野は関西風の雑煮ですが、亀山や伊勢は澄まし汁になるようで、おそらく鈴鹿峠や青山高原のあたりに文化圏の境界があるのだろうと思います。
昔は「賃つき屋」という商売があって、各家を回ってモチをついてまわるというのがあったのですが、最近は全然見なくなりました。モチつきは珍しいので、この商売を復活させるとけっこう繁盛すると思うのですが・・・・・。
 雑煮は他にもたくさんバリエーションがあって、香川のようにあんモチが入る雑煮や、鳥取のように雑煮といいながら、ぜんざいを食べる地域など、様々です。雑煮だけでなく、様々な食べ物の伝統を丹念に調べてみると、文化圏がわかっておもしろいと思います。私は大学生のときに「他人丼(牛丼の卵とじ)」を調べてみたことがありました。今は吉野家や松屋などの牛丼全国チェーンがあって、均質化してしまいましたが、むかしは京都から山陰線に乗って、降りた駅の駅前食堂で必ず他人丼を注文すると、「他人丼」は福知山まで行くと認識されなくなってきて、兵庫県にはいると全く認識されませんでした。「親子丼」は全国区ですが「他人丼」は京都や大阪だけの言い方なのだということがわかりました(ただしサンプルが少ないので非常に精度の低い調査ですが)。
 お正月に雑煮を食べながら、文化圏を考えるというのもちょっとおもしろいかもしれません。


399  明けましておめでとうございます  2010年01月02日(土)
 明けましておめでとうございます。今年も芦間高校をよろしくお願いします。お正月の朝から冬型の気圧配置で、かなり寒かったのですが今日になってやや緩んできたようです。大阪は元旦からおだやかなお正月です。このおだやかなままで、今年一年が過ごせたらいいのですが・・・。元旦の日の出は7時05分で、しかも生駒の山から出てくるまでしばらく時間がかかり、7時20分頃には初日の出が見られそうなので、早起きして見ようと思っていたのですが、残念ながら挫折しました。仕事がある時は当たり前に起きている時間ですが、気がついたら8時をまわっていました。お雑煮を食べて(白味噌、丸餅です)から、久宝寺寺内町の許麻神社へ初詣に行ったら、帰りに寒稽古の小中学生の集団に逢いました。何となく清々しくて気持ちのいいものです。
 ごろごろしながら、テレビを見てお餅を食べてというお正月が一番ゆったりします。テレビはあまりみたい番組がないのですが、2日のNHKハイビジョンで「蒼穹の昴」が始まります。清朝末の中国を舞台にした壮大な浅田次郎の小説ですが、それが日中合作のテレビドラマになるというのでちょっと期待しています。中国の紫禁城でのロケはできないので、巨大なセットを作ったそうです。
 学校は年が明けるとすぐに入試の準備が始まります。特に本校は前期入試で、しかも今年から共生推進教室の入試も加わるので、準備を少し急がなくてはなりません。お正月休みが終わると忙しくなります。

398  今年も終わりですね  2009年12月31日(木)
 今日は大晦日です。夜8時にこれを書いていますので、あと4時間ほどで2009年も終わりになります。紅白歌合戦を見ながら書いていますが、紅白は相変わらず、きっちり段取り通りつくられた演出で、見ているのがしんどくなってきます。私は八尾の久宝寺に住んでいますので、11時過ぎ頃になると久宝寺寺内町の久宝寺御坊からの除夜の鐘が聞こえてきます。108回鐘を撞くのは人間の108つの煩悩を示しているといわれますが、この鐘が聞こえてきたら「今年も終わりだな」という感慨がわいてきます。
 今年一年、様々な方に芦間高校をサポートしていただき、どうもありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。


397  明日からはお休み  2009年12月28日(月)
学校も今日までで、明日から新年3日まではお休みです。私は今ごろ年賀状を書いています。
ところで年賀状を出す習慣は郵便はがきが誕生した明治の初めごろにさかのぼります。年始のあいさつの習慣はもっと昔からあったようですが、昔は書状やあいさつ回りであったようです。日本では今はクリスマスも盛んですが、やはり新年を祝うのは気持ちが新しくなって清々しいものです。今のように年賀はがきがお年玉付きになったのは戦後だそうです。最近はメールで年始の挨拶を済ます人が増えたり、年賀状そのものを出す人が減少してきて年賀状の総量は減少していますが、やはり今でも年賀状をいただくとうれしいものです。一年に一回だけの年賀状で音信がつながっている人もたくさんいますから。
むかし「プリントごっこ」が登場した時は簡単カラー印刷ができる画期的な商品で、私も年賀状印刷によく使いましたが、今のようにカラープリンタが普及すると、図案をスキャナで取って、細かい部分を修正するだけで、あっという間にカラー印刷ができてしまうのでプリントごっこを使うこともなくなってしまいました。もう少しがんばって年賀状を明日の朝には出してしまいたいと思います。


396  卓球部が近畿大会に出場  2009年12月25日(金)
 卓球部が滋賀県で開催されている、近畿高校新人大会に出場しています。今日が試合ですが、残念ながら私は所要で応援に行くことができませんでした。女子団体戦は和歌山の桐蔭高校と、女子ダブルスは兵庫の明石南高校との対戦です。大阪高体連卓球部のHPを見ると、芦間の卓球は女子だけではなく、男子もがんばっています(11月のチャレジカップでは2位になりました)。卓球部(女子)はこれで3年続けて近畿大会に出場しています。よい結果がもたらされることを期待しています。
 学校は今日から冬休みに入り、グランドではアメリカンフットボールとソフトボール部と陸上部が練習しています。教室では講習も行われていますが、やはり普段に比べると静かです。隣の守口小学校も御幸幼稚園も冬休みになったので、学校の周りからもほとんど子どもの声が聞こえてきません。久しぶりに学校の中を歩いてみました。実習棟の西側の園芸同好会が手を入れているミニ菜園では大根ができています。ちょっと細いですがもう収穫できそうです。来年度は共生推進教室で入学してくる生徒も一緒にミニ菜園を運営するのもよさそうです。
紫色の花も咲いているのですが、花の名前がよくわかりません。植物図鑑で調べようと思いますが、昼から出かけなければいけないので、ちょっと時間がありません。写真を載せますので、名前を知っている方があれば教えてください。よく見ると花一つ一つに柔らかい産毛があるかわいらしい花です。
この校長だよりのページは冬休みにせずに、できるだけ毎日更新しようと思っていますのでよろしくお願いします。


395  今日は終業式でした  2009年12月24日(木)
今日は終業式。これで2学期が終了しました。28日までは入試を控えた3年生に対しての指導や部活動がありますが、ほとんどの生徒は冬休みになります。
 2学期は色々なことがありましたが、特にインフルエンザの流行が大きな事件でした。文化祭明けに1年生の欠席が急に増加し、土日を含めて5日間の学年閉鎖を実施しました。おかげでそれ以降の罹患者の急速な増加を防ぐことができました。2年生も無事修学旅行に行くことができました。
今日の式辞では、インフルエンザを例にとって、「自己管理」という話をしました。健康面だけでなく様々な場面で自己管理が必要です。毎日の手洗い、うがいなどをきちんと励行している人はインフルエンザに罹患せずに済んだだろうと思います。毎日の勉強も同じで、健康面、学習面で自分の行動をきっちり管理してほしいと思います。先生や親に小言を言われて腹を立てる前に、自分で自分の行動を見直してほしいと思います。年が明けて最初の医療機関の診察日からは、高校生にも新型インフルエンザのワクチン接種が始まります。特に入試を控えた3年生は、熱を出さないよう健康管理、ワクチン接種をしてください。
もう一点は、来年度からの知的障がい生徒共生推進教室設置について話をしました。障がいのあるなしにかかわらず芦間の生徒としてみんな仲良く学習してほしい、特に1、2年生は来年入学してくる生徒の先輩です。学校行事や授業などの面で新入生をしっかり指導してやってほしいという話をしました。障がいのある生徒と高校生の期間に一緒に生活することは、得るところが大きいと思います。日頃の自分の行動をよく振り返って、どうすれば障がいのある人と一緒にうまくやっていけるのだろうということを考えてほしいと思います。 


394  大坂図屏風のこと  2009年12月22日(火)
 今から3年前の2006年9月、オーストリアのグラーツにあるエッゲンベルグ城の「インドの間」から、秀吉の時代の大坂図屏風が発見されました。エッゲンベルグ城では屏風が8つのピースに分割され、他の東洋的な絵画と一緒に壁にはめ込まれた状態であったそうです。その8つのピースをつなぎ合わせると、秀吉の時代の大坂の町が大阪城を中心に極彩色で描かれていることがわかりました。北は宇治の平等院鳳凰堂、京都の醍醐寺、石清水八幡宮、南は住吉大社までが描かれています。もちろん四天王寺や秀吉がつくった船場も描かれています。現在の大阪城の遺構はほとんどが江戸時代初期の大阪夏の陣以降に造られたもので、天守閣は昭和6年の復元です。秀吉の時代の大坂はよくわかっていないことが多く、大坂図屏風が発見されたことは貴重な発見になりました。今年は10月に大阪城とエッゲンベルグ城が友好城郭提携をしたのを機会にその屏風の特別展が開催されました。また、その屏風の詳しいことがNHKでも二度にわたって放送されました。
 今大阪城西北側のドーンセンターや日経新聞社のところに、秀吉の時代の石組みが残っていますがこの石組みは、この絵から見ると防御のためにつくられた「馬出郭」を囲む石垣であろうと考えられています。また、大阪城の北側にある極楽橋は今ではふつうの木製の橋ですが、秀吉の時代には豪華な門を持つ橋であったようです。
 秀吉のつくった大坂はよく都市計画された町でした。本来低湿であった船場の地下には下水がつくられ、防御のためにつくられた東西横堀は水運の重要なルートとなり、大坂に全国の商品が集積する基礎をつくりました。秀吉時代の大阪城はもうほとんど残っていませんが、ゆっくり大阪城周辺を歩いてみるのもおもしろいと思います。


393  吹奏楽部が守口支援学校で演奏します  2009年12月21日(月)
 今日は本校の吹奏楽部が守口支援学校で演奏をします。来年度から共生推進教室が開設され、支援学校との交流も増えると思いますが、最も近くにある守口支援学校との交流の機会ももっと増やしていければよいと感じています。本校の吹奏楽部は女子が中心ですが、演奏がかなりうまくなってきたように感じます。私は吹奏楽については素人で、どこがどう上手になったかというような、専門的なコメントはできませんが、上手くなったなということは感じます。吹奏楽部は文化祭や定期演奏会、コンクールなどの他にも、体育祭、オープンスクールなど学校行事の色々な場面で活躍してくれます。吹奏楽の生演奏があるかないかで行事の盛り上がり方も違います。オープンスクールでもオープニングの演奏をしてくれました。私は校務があって今日は守口支援に出かけることはできませんが、きっと支援学校の生徒にも楽しんでもらえると思います。
 ところで、本校の生徒の部活動の加入率は約70%です。どこの学校でも勝ち負けがはっきりする運動部の部員が多い一方で、文化部は部員が少なく、なかなか文化部が育ちません。ところが本校は吹奏楽部以外にも軽音部、パソコン部、美術部、書道部、茶道部、放送部、ESS、ダンス部、園芸同好会など文化部の活動が盛んです。文化部が育つ学校というのが私の目標の一つです。これからももっと文化部の活動が盛んになるように、応援していきたいと思っています。


392  修学旅行後もインフルエンザは問題なし  2009年12月17日(木)
 修学旅行から2年生が帰ってきてから、インフルエンザの罹患者が1名あったようなので、旅行中に感染した生徒がいないかかなり心配していましたが、幸いなことにそれからは大きく広がっていないようです。新型インフルエンザも流行がややおさまってきたような気配です。2月、3月には公立高校の入試が控えていますが、そのときには新型インフルエンザの流行が今よりもっと収束していてほしいものです。インフルエンザであってももちろん別室受検などで対応するのですが、体調を崩したまま受検しても日ごろの力を出すことができないでしょうから、とにかく受検生の人は予防に心がけてください。
 ところで、今年の漢字は「新」に決まりました。去年の「変」や一昨年の「偽」よりいい漢字(感じ)だと思います。新型インフルエンザのように、歓迎できない「新」もあります。民主党新政権のように評価が分かれる「新」もあります。このほかに漢字検定協会のホームページではイチローの9年連続200安打の「新」記録、ウサイン=ボルトの100m9秒58というとんでもない「新」記録が挙げられています。これはどちらもすごい記録です。あまり表には出ないけれど、これらの記録を作るのには毎日の血のにじむようなトレーニングがあるのでしょう。イチローもボルトも天才ではなく、楽に流れないで、自分をコントロールしていく力を持っている人だと思います。他にも裁判員制度やエコカー減税、エコポイント制度、高速道路1000円などの「新」制度もあげられています。今年のしんどかったことは忘れて、来年に向けて新しい気持ちでやっていこうという「新しい気持ち」の「新」であってほしいものです。


391  空から日本を見てみよう  2009年12月15日(火)
 このごろ少し忙しくて、家へ帰ってもあまりテレビを見ませんが、欠かさず見ている番組があります。それがテレビ大阪の「空から日本を見てみよう」という番組です。主に東京(京都が1回と日光が1回ありました)ですが、上空からの空撮にナレーションがついて、不思議なものが見つかると実際に地上へ降りて調べてみるというきわめて単純なつくりの番組なのですが、これが意外におもしろいのです。先週は東急東横線に沿って渋谷から横浜まで上空から眺めるという企画でした。意外なところに森があったり、家の中に鳥居のある家があったり(これは古墳なのですが)、屋上に建っている家があったり、屋上に車が置いてあったりと人々の生活を上から見てみると、おもしろいものが見えてきます。修学旅行で東京の自由行動になると、ほとんどの生徒はお台場のフジテレビや原宿やという定番の観光地にくりだします。また、東京タワー、浅草、ディズニーランド・ディズニーシーというような定番の観光地もあります。しかし、観光地を見ているだけでは全く生の生活が見えてこないものです。そんな観光地でない東京を、空からゆっくり眺めてみようというこの番組が非常に新しい気がします。NHKの「ブラタモリ」という番組も、観光地ではない町の紹介になっていてこちらも面白いのですが、NHKらしくきっちりつくりすぎているところが、やや堅苦しい感じがします。
 私も年に1〜2回東京へ行く機会がありますが、少しでも時間があれば必ず町を歩きます。あまり観光地ではないところをかなり歩きました。旧品川宿、本郷、深川、目黒など。そんな時間のないときは、目的地までできるだけ地下鉄よりバスを使って移動します。町を観察してみることが大変おもしろいのです。誰でも知っている観光地を点でつないで見学して、みんなが行列するグルメスポットへ行って何か食べ、リッチなホテルに泊まって、有名なお土産を買って帰るだけでは、あまりに貧困な観光旅行です。東京にかぎらずどこへ行ってもその町を歩いてみましょう。何かおもしろいものが見つかるかもしれませんし、おもしろいものを見つける力も実は大事な感性なのです。(写真は東京都庁のホームページから借用しました)


390  今日はふたご座流星群が見える?  2009年12月14日(月)
 日のおちるのが早くなって、5時を過ぎるともう薄暗くなってしまいます。今日の大阪の日の入りは16時48分ですから、もうすぐ真っ暗です。日の出が6時57分ですから、冬至も近いこの季節は朝家を出るときには真っ暗で、夜帰るときも真っ暗です。しかし、暗いといっても最近の都会では真の闇はありません。真っ暗で自分の歩いているすぐ前さえ見えないということはまずありません。私もむかし地域調査で山村調査をしているときに、真の闇を経験して以来経験がありません。大阪の町は今、御堂筋や中之島のライトアップで賑わっているようですが、もう都会には闇はなくなってしまいました。
 都会の空が明るくなりすぎて、晴れていても星がほとんど見えませんが、今夜から明日の朝方「ふたご座流星群」がよく見えるようです。夕方から曇ってきたので、あまり期待できませんが、明日、明後日も見られるそうなので夜の空を見上げてみましょう。特に16日は新月なので、流星群の観測の環境としてはよいようです。ふたご座は探しやすい星座です。オリオンの三ツ星はほとんどの人が見つけることができますが、その少し上、夜8時ぐらいの東の空で見つけられます。カストルとポルックスという2つの1等星が仲良く並んでいるので探しやすいだろうと思います。そのカストル(ふたご座α星)のすぐ近くに流星群の放射点があるので、夜8時~9時ごろ東の空を注意していたら、流れ星がいくつか見られるかもしれません。一度「流れ星が降るよう」な流星群を見たいのですが、残念ながらまだその経験がありません。よく間違っている人があって、彗星も流星のように一瞬に流れ去っていくと思っている人がありますが、彗星は天空に止まって見えます。流星は一瞬のうちに流れ去るので、流れている間に願い事をすると叶うのだといわれます。ほんの一瞬なのでなかなか願い事をするのはむずかしいようです。


389  修学旅行帰着・学校説明会  2009年12月13日(日)
 修学旅行は昨日夜の8時無事に全員帰阪しました。全行程晴れ、気温も高くマリンスポーツにも最高、少々体調を崩した生徒もあったようですが、インフルエンザはなし。旅行社の方も、「最近の修学旅行で現地でインフルエンザが出なかったのは初めてだ」とおっしゃっていました。みんなの日頃の精進がよかったのでしょうか?超晴れ男・晴れ女がいるのでしょうか?来年の修学旅行は石垣・西表なのですが、同じように全行程晴れてほしいものです。ホームページには大量の写真が掲載されています。ぜひご覧ください。どの写真を見ても空は青空、生徒の顔も青空。よかったですね。
 今日は学校説明会です。一般入試の説明会は4階図書室で22組の保護者生徒の方々が、共生推進教室の説明会は2階会議室で17組の保護者生徒の方々の参加で行います。共生推進教室の説明会は初めてで、少し心配ですが、今説明できることはすべて説明したいと考えています。金曜日には支援学校中等部からの見学もありました。中学校には説明会の案内を送らせていただきましたが、支援学校の中等部には送っていませんでした。来年度からは忘れないように送りたいと思います。
 共生推進教室説明会の最初のあいさつでは、芦間へ入学してみんなと一緒に学べてよかったと思ってくれるようにしたい、という話をしました。一般入試の説明会では、楽しく学校生活を送っている生徒が多いこと、文科系の部活動が育つ学校であること、芦間の生徒は発表やプレゼンがうまいことを少し強調して話しました。
 たくさん芦間高校を受検してください。


388  修学旅行は順調 3年はセンター演習  2009年12月11日(金)
 修学旅行は順調なようです。昨日発熱した生徒があったようですが、今朝には平熱に戻ったようです。今日はファームステイ(受け入れてくださる農家の方々のグループは「さるかの会」というそうです)の離村式の後、島の南部にあるシギラビーチでマリンスポーツ体験です。大阪は冷たい雨が降っていますが、宮古島は晴天だそうです。楽しそうです。
 3年生はセンター受験者を対象にしたセンター対策演習を午後に行っています。大学入試センターテストは高校の教科書をベースにした問題が中心で、決して難しい問題はありません。もちろん教科科目によって、また年度によって難易度は少しずつ異なりますが、それは仕方のないことです。私学や国公立の二次試験のように、教科書のレベルを超えた超難問や不思議な問題はありませんから、教科書を確実に理解していれば高得点が取れるはずなのです。ところがこれがなかなか難しい。やはりどうしても理解しきれていないところがあるのです。私もむかし地理や日本史を教えていたときは、必ずセンターテストを解答してみましたが、どうしても1〜2問まちがってしまいました。わかっているはずなのにまちがってしまうところが、テストの難しさなのです。
 ところで、むかしのセンターテストは国公立だけのテストでしたが、最近はかなりたくさんの私立大学がセンター利用のコースをつくり始めました。私学もセンターで受験する時代になってきています。本校でもできるだけ、センター試験まで受験勉強を続けて、センターを受験して国公立や難関私学をめざすようにしていこうと考えています。進学先が早く決まると早く安心できますが、大学へ入学するときにはかなり学力が下がっています。早く決まった人はどれだけ自分の学力を落とさないで大学入学に備えるかが大切なことになります。実はこれは受験勉強より難しいことだということをわかっていない人が多いのです。本校でもAOや推薦でもうすでに進学先が決まっている人もあります。安心しないで、自分の学力を落とさないように毎日の授業を受けてほしいと思います。


387  修学旅行は快晴  2009年12月10日(木)
大阪は夜にかけて雨だそうですが、宮古島は快晴で暑いぐらいだそうです。宮古島で晴れれば8割成功です。青い海を見れば、少ししんどくても気分は晴れやかになります。農家の方々と楽しい時を過してください。ホームページで現地からの写真や生徒のブログが更新されていますので、ぜひご覧ください。(更新されているところは写真がカラーに変わっています)。文化祭の前からつくっていた宮古島の巨大壁画もファームステイの入村式でお披露目されたようで、宮古毎日新聞のホームページにも芦間高校の記事が載っています。これもぜひ御覧下さい。1年生はジョブクエストに出かけています。どんな話を聞いてくるのでしょうか。
 12月にはいって、2学期の授業もあと1週間と少しになりました。今週の日曜日にはミニ学校説明会と共生推進教室の説明会を開催します。共生推進教室の保護者向けのチラシもできました。新入生を受け入れるに当たって、少しずつ体制が整ってきています。もちろん、来年入学してくる3名の生徒それぞれの障がいの程度などによって受け入れる体制を変えていく必要があります。誰が入学しても「芦間へ入学して、みんなと一緒に勉強ができてよかった」と思ってくれるようにしようと思っています。自立支援コースとの違いはたまがわ高等支援学校と連携して就労支援を行うことです。ただ、たまがわ高等支援本校のような就労支援体制をとることはできません。設備や教員体制の面で大きく違っているからです。だから「就労支援がメインである」と過度の期待をしていただかないようにお願いします。むしろ基本は自立支援コースと同じで、障がいのある人もない人も一緒に勉強し、一緒に成長することがメインなのだと理解してください。そのようなお話も日曜日の説明会の最初にしたいと考えています。
 ところで、今大阪府の文書では「障害」という字を使わず「障がい」と書いています。「害」という字が「公害」などのようによくないイメージがあるからです。英語では障がい(もしくは「障がいのある」という形容詞)のことをhandicap、disorder、challengedと記述します。
「害」という字を使わない意味はわかりますが「障碍」と書けないものでしょうか。「碍」という字は「妨げるもの」という意味があるようですが、社会的障壁という意味に解釈できるからです。ただ「碍」という字が常用漢字にないので「障がい」と記述しているようです。
 障がいのある人もない人も共に学び、社会的な障壁のない社会を創っていく一員であることを認識する「知的障碍生徒共生推進教室」でありたいと思っています。


386  修学旅行無事出発  2009年12月09日(水)
 昨日でテストが終わり、2年生は今日から修学旅行に出発しました。那覇までは全員同じ飛行機で、那覇−宮古島は2便に別れて移動です。今、付き添いの教頭先生から連絡があって、全員無事宮古島に到着したようです。天気は快晴、気温は25度、大阪は寒いのに宮古島は十分泳げる気温です。日本は広いです。これからバスに分乗して、島内見学だそうです。行程表を見ると、今日は砂山ビーチ(白い砂が続くきれいな海岸です)、池間大橋(青い海に向かって滑走路のように延びる橋)、西平安名崎(宮古島北端、風力発電の風車が回る岬。雪塩の工場もある)を見学するようですが、快晴なのですばらしい色の海が見られると思います。夜はファームステイですから、4時過ぎから島の東よりにある城辺公民館に集合して、ファームステイの説明があるようです。明日は一日農業体験、明後日は離村式の後、島の南のシギラビーチでマリンスポーツです。最終日は工芸の体験や三線の体験、長い断崖が続く東平安名崎の見学です。けがや病気がなく楽しい旅行にしてきてほしいものです。朝7時の集合で、遅刻者が多いのではないかと心配していましたが、ギリギリの生徒はあったものの、遅刻者や急に欠席連絡が入る生徒はありませんでした。

385  テストが終わって、明日からそれぞれ  2009年12月08日(火)
 今日で2学期末テストが終了します。1年生は明日から始まるジョブクエストの説明会を今やっています。ジョブクエストは様々な職業についている人に自分でアポを取りヒアリングをし、その結果をまとめて報告するというものです。興味のある職業について、その難しさ、職業に対する誇りなど色々なことを聞いてきてほしいものです。どの職業であっても、それぞれに難しさがあり、楽しさもあります。どんなことを聴いてきてくれるのでしょうか。大阪地方検察庁や歴史博物館にいく生徒もあるようです。発表が楽しみです。
2年生は明日から修学旅行、沖縄の宮古島へ行きます。朝7時伊丹空港集合、最終日の土曜日は夜8時解散という、時間を目いっぱい使った行程です。ファームステイも2泊あります。あすは見送りに行こうと思っています。インフルエンザの生徒は2名いますが、それ以外の生徒は問題ないようです。宮古島の天気も明日は晴れ、金曜日は少し降水確率が高くなっていますが、土曜は晴れです。気温も最高気温が27度、最低気温が20度、まだまだ泳げます。晴れればきれいな色の海が広がるすばらしい島です。よい思い出をつくってきてください。
 3年生はこれから受験シーズンです。もうすでに決まった生徒もいますが、センターテストを受験する生徒は今日受験票を渡します。これから受験に向かってしっかり勉強をしてください。卒業式がみんないい顔で迎えられるようにしてほしいものです。


384  大阪を歩きました  2009年12月05日(土)
 先日、松屋町から歩き出して、住友銅吹所跡、空堀、近松の墓、真田山、玉造稲荷、越中井、大阪歴史博物館、大阪城と歩きました。途中で雨になったので、藤田庭園のところであとの行程は省略しましたが、その後は「心中天の網島」で有名な大長寺(今は網島から東野田へ移りました)、泉布観、OAP、龍海寺(緒方洪庵・中天游の墓)、善導寺(山片蟠桃の墓)、天満の天神さんまで案内するつもりでいたのですが、また後日にしたいと思います。
 大阪の町を南北に貫く上町台地は、生駒山地と同じように西側が急傾斜で東側が緩傾斜の台地です。それで西側の斜面には天王寺七坂のほかにも地蔵坂などのかなり急な坂道があるのですが、東側はあまり急傾斜の坂がありません。しかし、細い谷が台地を削っているところが何か所もあって例えば「清水谷」「細工谷」のような地名が残っていたり、両側を谷に削られた台地の突端は「真田山」「松ヶ鼻」「筆ヶ崎」などの地名が残っています。そのような突端部は今ではビルに囲まれてよくわかりませんが、むかしは見晴らしがよく大阪夏の陣の時には陣屋が置かれたりしました。真田山は文字通り真田幸村の陣がおかれた場所です。三光神社の下には「真田の抜け穴」と呼ばれる「穴」があって、大阪城まで通じているといわれています(この抜け穴から大阪城本丸まで直線距離で約1.5km。多分通じてはいないでしょうが、当時の技術で抜け穴を作ろうとすればできない距離ではありません)。抜け穴の横には真田幸村の像もあって、真田幸村は大阪の人にとっては「反徳川家康」「アンチ中央」という意味では象徴的な人物です。天王寺の安居神社に真田幸村戦死の碑がありますが、判官びいきから「実は真田幸村は安居の森で戦死したのではなく、戦死したのは影武者であった穴山小助(真田十勇士の一人)で、幸村は豊臣秀頼を連れてこっそり薩摩へ逃げたのだ」という話も残っています。源義経がモンゴルへ逃げてチンギスハーンになったというのと同じ発想です。
 ところで、久しぶりに大阪城へ行きましたが、かなり人が多く、エレベーターもかなり待たねばならない状態でした。近頃大阪も観光客が増えていることを感じます。大阪にも面白いところがあるので、ぜひともたくさんの観光客に来てほしいものです。


383  「聴く」ことが大切です  2009年12月03日(木)
 今日は午後から教育相談研修で、今年から常磐会学園大学の教授になられた佐谷先生の講演をお聞きしました。「保護者とのより良きかかわりのために」という題で、生徒だけでなく保護者の話を聞くことの大切さについて話していただきました。話を「聴くこと」が支援につながる。特に相手の話を聴きながら「うなずく」ことで、こちらがしっかり「聴いている」ことが相手に伝わるということでした。こちらから話すときも、言葉を選ぶだけでなく、表情や表現の方法を考えることで、より自分の気持ちを相手に伝えることができる。聴く、話すというコミュニケーションの大切さを勉強させてもらいました。
 私自身は、相手の顔が見えない電話でのやり取りが最も苦手です。よく電話で何時間も話をしている人がありますが、私は電話で長くしゃべると、相手の顔が見えないのでいらいらしてくるのです。だから電話は用件のみしか話さないことが多くなりました。メールもあまり好きではありませんが、まだ自分で文章を考えることができるという点で、電話よりはましだと思っています。
顔を見て話す、相手の話を聴くということの大切さはいうまでもありませんが、自分の主張をしたいために相手の話をそこそこに聞いて、自分の話にもっていくことが生徒や保護者との最初のボタンの掛け違いになってしまいます。相手の気持ちを察して、相手の話に含まれる感情の部分をどれだけわかるかということが重要なことだと思います。
生徒の面接練習に何度か同席しましたが、何を聞かれているのか、その質問に対して自分の主張をどれだけ相手にわかるように話せるかが大事です。質問者(面接官)の気持ちを考えて誠実に話そうとしている生徒の答えはこちらにひびいてくるものです。そのためにも「聴く」ということが重要です。


382  学校協議会を開催しました  2009年12月01日(火)
 今日は午後から学校協議会を開催しました。近畿大学教職教育学部の冨岡准教授、後援会会長の松原さんにお越しいただきました。2学期の本校の取り組みを中心に説明してコメントをいただきました。私が報告したのはインフルエンザのことと来年度から始まる共生推進教室の2点です。共生推進教室については小学校でうまくいかなかった例を話していただきました。来年度からの共生推進教室の参考にしたいと思います。その後進路指導部、総務文化部、各学年からの報告がありました。2年生後半から取り組んでいる総合的な学習の時間の4,000字の論文(総学論文)と口頭試問についてはお二人の方から高い評価をいただきました。終わってからは冨岡先生に昨年度の論文の優秀作品を見ていただいて、評価をいただきました。本校の生徒は総合学習で論文を書く、様々な機会を捉えてプレゼンをするなどの学習で新しい自分の力に気づく生徒がいます。非常におもしろいプレゼンをしてくれる生徒もいます。総学論文で優秀な論文を書いた生徒はAO入試でもよい成績を残しています。総学論文はかなり生徒に役立っていると感じています。芦間の卒業生で今年大阪府の教員採用試験の難関を突破して、2名(1名は高校、1名は中学校)の人が合格しました。プレゼンの力や論文を書く力が役に立ったのかもしれません。また冨岡先生には授業も二コマ見学していただきましたが「生徒が授業を信頼しているということがよくわかる」という評価もいただきました。
 生徒は今日から期末テストです。いつもなら7時前ごろまで自習室で勉強している生徒がいるのですが、テスト期間中は5時前になると静かです。明日からのテストもよい成績が残せるように、家でしっかり勉強してください。


381  守口支援学校むつみ祭におじゃましました  2009年11月30日(月)
 昨日は守口支援学校の文化祭(むつみ祭)におじゃましました。高等部2年の「探偵ナイトスクープ」と「走れメロス」を組み合わせた劇(写真)、高等部3年の「怪人二十面相」の劇の二つを見ましたがどちらも大変見ごたえのあるものでした。台本が良く練られていて、障がいの程度の如何にかかわらずどの生徒も自分の力を発揮できるようにつくってあって、どの生徒も一生懸命演技をしていました。先生方もかなり努力されたのではないかと思いますが、生徒がこれだけ応えてくれたら感慨も一入だと思います。昨年も「むつみ祭」は見せていただいたのですが、昨年に劣らず楽しい舞台でした。背景の絵や書割も大変よくできているし、舞台だけでなく客席も利用した演出などはなかなか凝ったものでした。守口支援学校の中ではインフルエンザの罹患者はほとんどいないそうですが、街ではインフルエンザが流行しているので、観客の保護者の方のほとんどがマスク着用で、私もマスクを1枚いただいて、マスク着用で見せていただきました。最後の高等部の生徒会長のあいさつもしっかりしたあいさつで、生徒と先生方が一緒になって作り上げてきた文化祭であることが良く伝わってきました。
 本校は来年から知的障がいのある生徒の共生推進教室を開設しますが、文化祭で共生推進教室の生徒も入って楽しい出し物ができるようにしたいものです。毎年本校の文化祭には守口支援学校の生徒が来てくれて和太鼓の演奏をしてくれるのですが、今年はインフルエンザの影響で中止になってしまいました。同じ守口市内にあるので、守口支援学校との交流ももっと盛んにできればいいと思っています。
 本校は明日から期末テスト、テストが終われば2年生は9日から修学旅行です。2年生にインフルエンザの生徒が5名ほどいますが、無理して他の生徒にうつさないように、しっかり家庭で療養してください。インフルエンザによる欠席は出席停止で、ふつうの欠席とは違いますので、テストの補点ができます。解熱後2日間及びタミフルなどの薬を服用している間は登校しないことを必ず守ってください。


380  共生推進教室説明会のご案内です  2009年11月26日(木)
 来年度から開設する共生推進教室の説明会のご案内です。8月の終わりに来年度からの共生推進教室の設置が決まり、これまで準備チームを中心に先進校の見学や、教育委員会との調整などをしてきました。ようやく来年度からの共生推進教室について、ある程度の説明をすることができるようになりました。もちろん、まだ学校としてはじめて受け入れるので、実際に新入生が入ってきてから試行錯誤をしていかねばならないこともあると思います。設備もこれから年度末にかけて整備しなくてはなりませんし、エレベーターの設置もこれからですが、これまでに形が整ったことについてご説明をしたいと思います。
日程は12月13日(日)と1月17日(日)の2回、時間は午後2時受付、午後2時半開始です。共生推進教室についての説明、入試についての説明、校内見学などを予定しています。中学3年生の方でなくてもかまいません。芦間の共生推進教室について知りたい方は、開催日の前日までに、お電話(06−6993−7687)でお申し込みください。なお、2日とも、共生推進教室以外の一般入学者の説明会も開催します。こちらの方についても電話でお申し込みください。
 障がいがあっても本校の生徒は常に優しく接してくれることは間違いないと思います。障がいのある生徒もない生徒も、皆が一緒に学ぶことができるという環境をこれから整備していきたいと思います。一緒に学ぶことで、障がいのある生徒は高校生になったのだということを自覚、実感し自信がついていくと思います。また障がいのない生徒は、障がいをもつ生徒からたくさんのことを学ぶことができると思います。その自信や学びがこれから社会へ出て役だってくれればうれしいと思います。
 なお、大阪府教育委員会支援教育課主催の共生推進教室説明会が明日11月27日(金)と明後日11月28日(土)の2回、環状線芦原橋駅前の大阪市立浪速人権文化センター大ホールで、午後2時から午後3時半の予定で開催されます。こちらの方にもお越しください。

379  学校保健委員会を開催しました  2009年11月25日(水)
 今日は午後から学校保健委員会を開催しました。学校三師(校医・歯科校医・学校薬剤師)の先生方、PTAの方々、学校の関係教員が集まりこれまでの本校の生徒保健の現状を報告し、学校三師の方々から助言をいただきました。特に今年は新型インフルエンザで5月に全校一斉休業があり、また本校でも9月の文化祭明けに1年生の学年休業を実施しました。学年休業を実施したことでそれ以上にインフルエンザの感染が拡大せず、それ以後は平穏に収まっている点を誉めていただきました。しかし逆に見ると、感染している生徒が少ないことでこれから拡大するおそれもあり、気を抜くことはできません。今も2年生で数名のインフルエンザによる欠席者がおり、解熱後2日間の休みを必ず守ること、タミフルやリレンザを服用している間は熱が下がっても絶対に学校には登校しないことを守らせるなどのアドバイスをいただきました。来週は期末テスト、それが終わると2年生は修学旅行に出発します。修学旅行が無事終わり、旅行先でもインフルエンザにならないように注意してほしいものです。
歯科校医の先生からは、虫歯は減っているが歯周病が増えている、ファッションや髪の毛など外見には気を遣うが、口の中については無頓着な生徒が多いことを指摘していただきました。8020運動(80歳になっても自分の歯が20本以上残っている)で、いくつになっても義歯などのお世話にならないように口腔ケアにもしっかり注意してほしいものです。
また本校の教育相談体制、来年1月14日に開催される学校保健研究大会で大阪代表として生徒が発表することなどを紹介しました。今年は〜Light Up・Make Up・やる気 Up!!〜と題して、学校照度調査の発表をしてくれるようです。またこの欄でもご紹介しますので、お時間があればぜひ見に来てやってください。


378  総合学科近畿大会がありました  2009年11月24日(火)
 先週の土曜日は、東淀川区のあすか人権文化センターで、総合学科高校の近畿大会がありました。近畿各府県の総合学科の先生が集まり、大阪の総合学科高校の生徒や先生方の発表を見て帰られました。午前中は柴島高校で授業見学もあり、20名以上の先生方が、授業見学に参加されました。
 大阪の高校生の発表はどれもたいへんよくできていました。はじめに扇町総合高校の吹奏楽部による演奏、その後は生徒の研究発表が5本ありました。途中でプレゼン用のパソコンの故障などのハプニングもありましたが、どの生徒も落ち着いて発表してくれました。能勢高校のフィリピンの熱帯雨林の研究が最も印象に残りました。会場の外では、各校の展示ブースもあり、能勢高校が作った黒米や蜂蜜はあっという間に売り切れてしまいました。
 間に今宮高校のダンス部の演技、これは今年のメチャハピー祭で優秀賞を取った演技なので、さすがに元気でしかも統制のとれたすごい演技でした。その後は千里青雲高校、芦間高校、八尾北高校の先生の実践発表でした。本校からは社会科の松田先生に「大阪の文化と歴史」という授業の実践報告をしていただきました。大阪の文化と歴史の授業は総合学科らしい講座です。大阪の総合講座という性質を持った授業で、地理・歴史だけでなく、芸能史や生徒の調査研究なども含んだ講座です。ユニークな点は生徒の研究発表を生徒自身も評価するという方法を採っているところです。そうすることで他の生徒の発表を真剣に聴き、質問し、批評し、自分の発表にも役立てることができるからです。最後に「大阪のおばちゃん度調査」もありましたが、自分でチェックしてみておばちゃん度はどうだったのでしょうか。
 最後に柴島高校の和太鼓部の演奏で締めくくり、午後5時前に無事終了しました。来年の近畿大会は全国大会と合同で兵庫県で行われます。またこの欄でもご紹介しますので、一度全国の総合学科の生徒の元気なところをごらんにいただきたいと思います。

377  明日は近畿総合学科高校研究発表大会が開催されます  2009年11月19日(木)
 今週は外へ出ることが多くて、この欄の更新があまりできていません。
 今日の6限のホームルームで1年生はグランドで球技大会です。クラス対抗のドッヂボール大会で悲鳴と歓声が校長室まで聞こえてきます。「キャー」という声と「オー」とか「ワー」とか言う声がグランドにあふれていて、楽しそうです。女子が多いので、声のトーンが高くてかなり賑やかです。
 明日は阪急崇禅寺駅前の「もと飛鳥人権文化センター」で第11回近畿地区総合学科高等学校研究発表大会が開催されます。プログラム(ポスターとプログラムの絵は芦間高校担当)は次のようになっています。
13:00 開会式
13:15 扇町総合高校吹奏学部のオープニング演奏
13:30 松原高校、扇町総合高校、柴島高校、堺東高校、能勢高校の生徒研究発表、
15:10 休憩 
枚岡樟風高校、貝塚高校、能勢高校、扇町総合高校、咲くやこの花高校の展示発表見学
15:30 今宮高校のダンス部の演舞、
15:40 千里青雲高校、芦間高校、八尾北高校の教員実践発表
16:25 柴島高校和太鼓部の演奏
16:40 閉会式
終了は17時の予定です。ホールは約400名入ります。近畿各地から総合学科高校の先生方や生徒が来られますが、一般の方の入場もできますので、興味のある方はどうぞお越しください。
明日もかなり忙しくなりそうな日で、この欄を更新できるかどうかわかりませんが、なんとか研究発表大会のようすを書きたいと思っています。


376  土曜日は第2回オープンスクールでした  2009年11月16日(月)
 土曜日に第2回オープンスクールを開催しました。今回も200名を越える中学生と、50名以上の保護者の方に来ていただき大変盛況でした。どうもありがとうございます。内容は前回の9月と同じで、吹奏楽部によるオープニング演奏、授業や選択科目の説明、生徒による学校紹介や制服ファッションショー、クラブ紹介、入試特に小論文の説明と二人の生徒による芦間高校を選んだ理由の話など、約1時間にわたって行いました。その後は校内見学(スタンプラリー)、模擬授業、クラブ体験等で、1時半から4時過ぎまで行いました。保護者の方には3時過ぎから詳しい教育課程や入試の説明を行いました。予想していたよりたくさんの方に来ていただき、資料が不足して始まりが少しモタモタしたことをお詫びいたします。
 来年度から始まる共生推進教室のことを聞くために来ていただいた方もあったようですが、共生推進教室についてはたまがわ高等支援学校との調整や本校の教育内容の調整など、まだもう少し詰めなければならないことがいくつかあるので、12月に改めて説明会を開催する予定です。中学校を通じてご案内を差し上げるとともに、このホームページでも案内しますので、その節にはぜひお越しください。
 本校のオープンスクールは生徒が中心になって進めてくれます。司会も副会長がしてくれましたし、あいさつも会長がしてくれました。制服ファッションショーやクラブ紹介の企画、受付も全部生徒がしてくれました。先生によって動かされているのではなく、生徒が進んで色々な学校行事に関わってくれるところが、芦間高校のいいところだろうと思います。


375  授業見学が続いています  2009年11月13日(金)
 授業見学が続いています。今日は2年生の英語とトレーニング理論の授業を見学しました。本校の学校協議会委員の方も来られたので、一緒に授業を見学しました。
 英語は私たちが高校生のときの授業とは大きく変わっています。それは昨年も授業見学をしたのでわかっていたのですが、むかしの逐語訳ではなく、聞くこと、大づかみに意味をとることが主体になっています。もちろん「読み」もありますが、やはり生徒の読みは母音の多い日本語から脱し切れていない「イット イズ ア ペン」的な発音の生徒がいるようです。テキストを聴きながら、ブランクに短文や単語を書き入れていくのですが、私も英語を聞きなれないのでよくわかりませんでした。けっこう早く進んでおられるので、一番成績の良い「発展クラス」だろうと思っていたら、標準クラスの授業だったので驚きました。
 トレーニング理論の授業は、今日は機器を使った実習でした。どの筋肉をどのように鍛えるのかの目標を立て、自分で30分間のトレーニングメニューを組み立て実践する授業です。「どの器具を何分(何回)使う」、「ウエイトはどれだけかける」、「時間は」、「インターバルの時間は」などメニューを自分で作るのですが、生徒はなかなかうまくいかないようです。それでも様々な器具を使いながら30分メニューをこなしていました。
 例えばサッカー部で、サッカーがうまくなるように「ここを鍛えたい」というようなモチベーションを高められる要素があったら、もっとメニューを立てやすいのかもしれません。しかし、さすがに高校生、どの生徒もけっこうハードなメニューをこなしていました。私も生徒に「やってみませんか」と勧められましたが、無理です。無理すると明日の第2回オープンスクールを休まねばならなくなってしまいます。おじさんは、静かに見学しているだけでした。


374  楽しい授業見学でした  2009年11月11日(水)
 今日の授業見学はいずれも1年生の保健と国語でした。どちらもおもしろい授業だったと思います。
 保健は「性感染症について」。男性の先生が本校のような女子生徒の多い学校で「性」について授業するのは非常にむずかしくまた気を遣うものです。今日の授業はパワーポイントを使って、要点はきっちり抑えながら、性交などの表現をさらっと話していかれたので、生徒のほうも、「性」をあまり意識することなく聞くことができたのだと思います。
 国語はインタビューというおもしろい形式の授業でした。担任の先生を授業に招いて、生徒二人が担任にインタビューするという形式で進められました。本校では期末テスト後に「ジョブクエスト」と名づけた職業人インタビュー実習を行います(写真は昨年のジョブクエストに出かける前の風景です)。自分の興味のある職業に就いておられる人を探し、自分でアポイントメントを取り、インタビューして内容をまとめるという実習です。その練習もかねて、担任インタビューの授業になったのだと思います。
 インタビューというのはとても難しい作業です。相手の人となりを良く知っているならともかく、あまり知らない人にインタビューをすることは大変頭を使う作業です。よくスポーツ大会の勝利者などにアナウンサーが「今のお気持ちは」とか「この喜びを誰に伝えたいですか」というようなしょうもない質問をしていますが、あれはインタビューではありません。インタビューというのは、相手が答えてくれた内容から重要な言葉を拾い上げて、次にその言葉を生かして次の質問を作り上げていくという作業です。しかも言葉だけではなく、相手の表情を観察し、うまく相槌を打ちながら、相手の心をほぐして相手の言葉を引き出していくことの繰り返しです。
 今日の生徒のインタビューは、相手の答えから言葉を拾い上げるということに関してはまだあまりうまくできていないようでした。授業を見て面接練習などのように「質問に答える」という訓練だけでなく、「質問する」という訓練も大変重要なことだと感じました。質問することを通じて「人の言葉を聴く」「言葉を大切にする」ことを知ってほしいと思います。
 宮本常一という民俗学者がおられて(もう亡くなられましたが)、彼の残した膨大な調査研究が本になっています。農山漁村へ出かけて、全然知らない人にインタビューしながら、その土地に住む人々の心の底に流れるものを明らかにしていくという仕事です。実際に彼がインタビューをしているところは見たことがありませんが、おそらくすごいインタビュアーだったのだろうと思います。私の地理教師としての原点も山村でのインタビューによるフィールドワークにあります。インタビューの授業を見て、また自分もフィールドワークに戻りたいなと感じました。


373  手話の授業で聴覚障がいのある方にお話をしてもらいました  2009年11月09日(月)
 今日は手話の授業に、聴覚障がいのある方に来ていただいて子どものころからのことを話していただく授業がありました。2時間続きの授業で、私は後半だけ見学させていただくことができました。聴覚障がいがあるので、やや聞き取りにくい部分もありましたが、丁寧にゆっくりと話していただいたので、手話がわからない私でもほとんどの内容を理解することができました。
 今日来ていただいた方は、小学校から普通学級に通い、中学、高校とも聴覚支援学校へは通わずに過されたそうです。もちろんいじめなどもあって辛い目に合われたこともあったようですが、支援してくれる友人もあったということです。大学を受験したときのお話で、聴覚に障がいがあるので別室受験になったそうですが、その別室には風邪引きのため別室で受けている人などもおり、自分の聴覚障がいが「病気」と同じ扱いをされていることにショックを受けられたそうです。また、突然テスト監督者が机をドンドンたたくので、はっとしたら、チャイムが鳴って「終われ」という合図だった。というような配慮を欠く行為があたりまえのように行われていたそうです。
 むかしと違って今は携帯メールがあるので、聴覚障がいの方も連絡がとりやすくなったそうですが、やはり電話でしゃべれないことにかなり不便を感じられることもあるそうです。
障がいのある人に対して今ではかなり配慮するようになってきているとはいえ、まだ差別的な考え方がなくなったわけではありません。自分を振り返っても、障がいのある人への配慮が足りなかったと思うこともあります。
お話を聞いて、もう一度障がいのある方について考え直さねばならない点が多いと感じました。生徒もしっかり聞いていたようです。
来年度からは本校に知的障がいのある生徒が入学してきます。もう一度全校生徒に対して障がいのある人と向かい合って、寄り添って生きていくことの意味を話さなければならないと感じています。


372  受験真っ盛り  2009年11月06日(金)
 入試は今、推薦入試の季節です。明日、明後日の土日に受験する生徒がかなりたくさんいます。現在のところ、推薦やAO入試などで約3分の1の生徒の合格が決まりました。もちろん一般入試までがんばってセンターテストを受験する生徒も80名近くいますので、まだまだこれからです。
 現在のところ、4年制大学は28名、岩手県立、立命館、関大、関学、近大などの国公立や難関私大にも合格を決めた生徒もあります。また、看護系、短期大学、専門学校もそれぞれ合格が決まってきています。
 入試を受けるというのはもちろんそれぞれの生徒にとって、人生の重大事ですが、あまり深刻に考えすぎないほうがいいと思います。私の経験では、現役で入試を受けた時は受験校の過去問を何度やっても合格点(と思われる点)に達しない状態でした。やっぱり合格しないだろうなとかなり深刻に悩んで受験しました。その時点で「負け」は決まっていたようなものです。案の定「不合格でした」。ところが浪人してからは、気持ちを切り替えてこれまでとはちがう勉強の方法を考えたり、予備校の帰りに友だちと大阪市内で遊んだりしながら、できるだけ深刻に考えないように一年間を過しました。過去問を解いてみて、できの悪かったものもありましたが、あまり悩まないようにしました。おかげで、何とか合格することができました。ここまでやったのだからきっと何とかなるだろうという自信のようなものは意外に大切だなと感じました。ただし「ここまでやった」という自己満足がかなり重要です。この満足がなければ多分、根拠のない楽観論になってしまいます。
 進学にしろ就職にしろすでに進路の決まった人は、これから先の人生に思いを馳せてください。ただ、高校での知識や経験はこれからの人生で必ず生きてきますから、学校の授業は進路が決まったからといっておろそかにしないようにしてほしいものです。受験のためだけに高校の授業や生活があるのではありません。これから進路を決めるという人は「ここまでやった」という満足感を得られるように、しっかり勉強してほしいと思います。


371  総合学科近畿大会  2009年11月05日(木)
 今日と明日、宮崎県で行われる全国高等学校総合学科教育研究大会に出席する予定をしていました。全国の総合学科の現状を聞くことができるので、本校にも役立つことがあるかもしれないと期待していたのですが、急用ができて出席を取りやめました。
 私は高校生の頃から地理が好きで、日本全国を旅行してきたのですが、全国の都道府県のうち宮崎県だけまだ足を踏み入れたことがありません。大阪の人があまり行かない、北関東の茨木、栃木、群馬、埼玉県や九州へ観光で行っても立ち寄る人の少ない佐賀県なども何度も訪れる機会があったのですが、どういうわけか宮崎県だけ行ったことがないのです。昔は修学旅行で宮崎へ行くことも多かったのですが、私が付き添いに当たったときは、東北地方であったり、九州でも鹿児島と長崎であったり、沖縄であったりと結局宮崎だけは外れていました。今回も行くことができず、宮崎には全く縁がないのだと思います。
 ところで全国には総合学科高校が316校あるのですが、最も多いのは東京都と兵庫県の15校、次いで神奈川県の14校です。大阪には12校の総合学科があります。他の都道府県と異なるのは、芦間、今宮、堺東、千里青雲のように普通科をベースにした総合学科が多いことです。
 その総合学科高校のうち、近畿の総合学科が一堂に会して11月20日(金)、近畿地区総合学科高等学校研究発表大会(大阪大会)が東淀川区のもと飛鳥人権文化センターで開催されます。もと飛鳥人権文化センターは阪急崇禅寺駅前の大阪市立の施設です。発表は大阪府の学校だけですが、本校からは先生による研究発表と生徒がポスターとパンフレットの表紙の絵を描いてくれました。
 


370  修学旅行とインフルエンザについてのプリントを配布します  2009年11月04日(水)
 中間考査の結果が出て、非常に良かった人、逆に悪かった人それぞれだと思います。と思っていると、すでに期末考査まで1ヶ月を切りました。生徒にとってはほっとする間がないようですが、気を抜かないで勉強をし続けてくれることが大事なことです。
 2年生は期末考査が終わるとすぐに修学旅行です。明日には修学旅行のインフルエンザ対応についてのプリントが配布されるだろうと思います。個人の場合はインフルエンザで旅行に欠席の場合にはどうしてもキャンセル料が必要になってきます。プリントにはその金額も明示しています。感染しないように注意をしてほしいと思います。ただし、大量の感染者が出て、学年閉鎖等になった場合は修学旅行そのものが中止になりますので、その場合のキャンセル料は府や旅行会社と相談します。
 インフルエンザの猛威は止まるところを知りません。10月末までに学級閉鎖、学年閉鎖、休校をした公立の幼小中高等学校・支援学校は全部で4,000校をこえました。そのうち公立高校だけでも休校6校、学年閉鎖45校、学級閉鎖267校(延べの数)となっています。小中学校に比べてかなり少ない数字ですが、学校数から考えるとかなりの数字です。昨日の祝日は急に寒くなって、あわてて冬用の布団を出しました。これからは季節性のインフルエンザと新型インフルエンザのダブルパンチが心配されます。高校生対象のワクチン投与はまだもう少し先のようですし、とにかく予防です。
 入試も修学旅行も熱が出ていてはどうしようもありませんから


369  入試が始まっています  2009年11月02日(月)
 北風が強くなって、だんだん秋らしくなってきました。
11月は入試の季節です。土曜日が8人、昨日は11人、明日の祝日も7人、入試を受ける生徒がいます。どの生徒も日頃の力を出してほしいものだと願っています。面接や論文についても校長室で面接練習をしたり、論文にコメントを入れたりしていますが、しっかりした文章が書けている生徒もあって、頼もしい限りです。小論文の授業や何度も添削をされて書き直していることで、だんだんしっかりした文章が書けるようになってきたのだと思います。文章がしっかり書けるというのは、頭の中の論理的な構成力がしっかりしているという証拠です。この力はきっと大学へ入っても、社会へ出ても生きてくるだろうと思います。うまい文章を書く必要はありません。自分が何を言いたいのかがしっかりわかる文章が入試には必要です。
面接練習ではよく言うのですが、あまり「立て板に水」の如く流暢にしゃべる必要はありません。質問に対して誠実に答えようとすることが重要で、少々つっかえたり、うまくしゃべれなかっても心配はいらないと思います。むしろ、「流暢にしゃべるが内容がない答え」が一番嫌われるのではないかと思います。
またこの後も、面接の練習や論文の添削をお手伝いすることがあると思いますが、みんな目標とする進路に進んでくれることを願っています。


368  今日は理科と英語の授業を見学しました  2009年10月30日(金)
 授業見学を続けていますが、今日は理科(物理&生物)の授業と英語の授業を見学しました。
 物理は「波」についての授業でしたが、非常に丁寧な説明で、自分が高校生の時にはほとんどわからなかった物理の授業が今日はよくわかりました。やはり人間は歳をとると記憶力は低下しますが理解力は上がるのでしょうか。生物は盲班(盲点)の投影図を作成する実験の授業でした。実験の間に顔を動かすと盲点の位置がずれ、実験は失敗するのですが、じっとしていられずにすぐに動いてしまう生徒や、いつまでたっても盲点の位置が見つけられない生徒、手順どおり間違いなく実験を進めている生徒など、生徒の個性がよくわかるおもしろい授業でした。先生の最初の実験の手順の話がよくわかるので、実験の手順を間違っている生徒は少なく、賑やかですがみんな実験にまじめに取り組んでいる様子がわかっておもしろい授業でした。
 英語はハロウインをテーマにした授業で、これも楽しい授業でした。1年の基礎クラスだったのですが、質問があるとたくさんの生徒の手が挙がって答えるし、英語で質問しあい、勝った方がキャンディをもらえるゲームでは、たくさんキャンディを得る生徒もいてどの生徒も楽しんで英語に親しんでいたようです。今日見学させてもらった授業は私が高校生のときにはあまりみられない授業でした。理科でも英語でも、ただ座学という形式で講義を聴くのではなく、できるだけ「視覚に訴える」「自分たちが参加する」という形式で進められる授業がふえています。高校の授業は先生方の工夫によってどんどん変わってきています。


367  今日は2年の球技大会  2009年10月29日(木)
 本校でのインフルエンザは今のところ大きな流行はありません。1、2名インフルエンザと診断されて休む場合がありますが、学級休業や学年休業にいたるほどではありません。11月3日からかなり寒くなるという予報ですが、寒くなるとインフルエンザがまた猛威を振るいだす可能性があるので、予防が重要です。新型だけでなく、季節性のインフルエンザも蔓延しだすことを考えると、手洗いやうがいの励行を何度も生徒に注意していかなくてはなりません。このままの状況で推移してくれたら、修学旅行も問題なく行うことができるので、ぜひとも予防に注意してほしいものです。
 というような事情なので、校内の球技大会も予定どおり進んでいます。先週が3年生(写真)、今週が2年生、来週が1年生です。1年生は先週金曜日が遠足、そして来週が球技大会ということで、ちょうどテストとテストの間で少しホッとしている時期かもしれません。3年生も入試の時期ですが、球技大会の時はみんな一時入試のことを忘れて楽しんでいたようです。気分転換は重要です。すでに合格が決まった人は、気分転換も何もないでしょうが・・・・・。
 今日体育の授業を見学していましたが、ソフトボールの授業で3チームにわかれての対抗戦でした。上手な生徒もあまり上手でない生徒も楽しく授業を受けていました。女子でも外野の頭を越すようなすごいバッティングをする生徒もあって、「オー すごい」と思いながら、バックネット裏から見学していました。わざわざタイムをとって、内野を集めて作戦を話し合ったり、大きな声で応援したり、芦間の生徒はどんなときでも一生懸命になってくれるので好きです。授業だから気分転換というのはおかしいのですが、それでも身体を動かすことで、メリハリのついた一日になるのだと思います。


366  久々の授業でした  2009年10月28日(水)
 昨日は久しぶりに授業をしました。「大阪の歴史と文化」「世界遺産を訪ねて」の授業をしておられる先生が出張で、時間割変更もできないので私が代わりにしました。
 「大阪の歴史と文化」はいまは上方漫才の歴史の授業で、漫才の起源や戦前までの漫才の歴史についてはすでに終わっていたので、昭和、特に戦後の漫才の歴史について話をしました。昭和の上方漫才はまず横山エンタツ・花菱アチャコですが、私がリアルタイムでエンタツ・アチャコの漫才を聞いたのは10歳ぐらいのときの一度きりで、それも久々に特別番組か何かで復活したものであったようです。アチャコはラジオドラマの「お父さんはお人よし」のイメージが強く残っています。
 戦後の漫才の中心はやはり砂川捨丸・中村春代、中田ダイマル・ラケット、夢路いとし・喜味こいしの3組だろうと思います。他にも、お浜・小浜、人生幸朗・生恵幸子や私の大好きな漫画トリオの名前をあげておきました。漫画トリオは横山ノックと上岡龍太郎は知っている生徒も多いのでイメージはつかめたと思います。生徒に最近の漫才で好きなのは誰?と質問したところ、チュートリアル、中川家、次長課長などが挙がりました。M−1やレッドカーペットなどのお笑い番組や、バラエティ番組のひな壇でよく見る人たちで、それなりにどのコンビもうまいと思うのですが、あまりテレビで漫才をしなくなったのが残念です。
 「世界遺産」の授業は2時間続きだったので、最初は海のシルクロードのビデオの一部を見て、アラビア商人の交易によるイスラム教の南アジアへの伝播、2時間目はキリスト教のロマネスクやゴシック建築とイスラムの建築の比較ができるようなビデオがあったので、エルサレムやイスファハン(写真 イラン)の世界遺産を見せながら、イスラムの話をしました。
 授業を何回もしているうちに調子が出てくるのだろうと思いますが、久しぶりの授業だったので、調子が出ず、かなりまじめにやってしまいました。生徒にはあまりおもしろくなかっただろうと思います。私は授業というのはよくわかって,しかもおもしろいエンターテインメント性が必要だと考えているので、昨日の授業は50点だと思っています。


365  続々と大学に合格しています  2009年10月26日(月)
 今日は朝から忙しくて、家へ帰ってから校長便りを書いています。
 今、続々とAO入試などで3年生の合格が決まっています。面接練習や論文練習など徹底して細かく指導した甲斐がありました。岩手県立大、関西学院大、近畿大、畿央大などそれぞれ進学したかった大学に決まって何よりです。私が面接をお手伝いした生徒も幸い合格が決まりました。
 大学に合格してからも高校での学力は絶対必要ですから、手を抜かずにこれからもしっかり勉強を続けてほしいと思います。
 最近は大学の合格が早く決まるようになり、早く決まった生徒から勉強をしなくなってしまいます。まだ決まっていない生徒は焦りだして、「どこでもいいから早く決めたい」と考えて、自分の目標にしていなかった合格しやすい大学へ決めてしまうことも多くなっているようです。目標は最後まで高くもって、最後まで粘ってほしいと考えています。
 「粘り強く」というのは何か回りくどいような気がしますが、急がば回れです。目の前のことにあくせくせずに、長い目で見て自分の進路を考えてほしいと思います。
 また、畿央大学の第4回高校生エッセイコンテストで本校の3年生が優秀賞に選ばれました。「父から受け継いだもの」という題で、パン屋さんを経営するお父さんから学んだことを書いています。畿央大学のホームページにはまだ掲載されていないようですが、近々掲載されるようです。本校の小論文の授業で何度も練習してきたので、なかなかうまいエッセイです。ぜひ読んでみてください。(写真は明日)


364  江戸川乱歩のこと  2009年10月23日(金)
 江戸川乱歩という作家を知っている人もいると思います。名探偵明智小五郎や少年探偵団の小林少年が登場する小説で、1960年代にはテレビにもなりました。
ぼ、ぼ僕らは少年探偵団
勇気凛々 瑠璃の色
望みに燃える 呼び声は
朝焼け空に こだまする
ぼ、ぼ僕らは少年探偵団
というような主題歌(うろ覚えなので、まちがっているかもしれません)を知っている人(と言っても中高年でしょうが)もあると思います。
 ペンネームが「江戸川」ですし、名探偵明智小五郎は東京に住んでいてパリッとした紳士のイメージがあり、小説の舞台も多くが東京ですので、作者の江戸川乱歩も東京の人だと思っている人も多いのですが、実は彼は1920(大正9)年26歳のときから1926(大正15)年32歳まで守口、門真に住んでいます。その後は1965(昭和40)年に亡くなるまで東京住まいです。デビュー作の「二銭銅貨」や明智小五郎が始めて登場する「D坂の殺人事件」は守口で執筆されているのです。早稲田を卒業して新聞社に就職するため父親の住む守口に転居しています。守口市内の来迎町(文禄堤の東側)、八島町、門真市本町などの家を短い期間で転々としています。現在地下鉄守口駅の2番出口(芦間高校に最も近い出口)を出て、すぐ横の緑道公園を出たところに江戸川乱歩寓居跡というプレートのついた家が残っています。大野クリニックという看板が出ていますが、現在は開業されていないようです。この家が明智小五郎誕生の地であり、「屋根裏の散歩者」「人間椅子」などの秀作の誕生地です。
 私自身、江戸川乱歩は「屋根裏の散歩者」ぐらいしか読んだことがありませんが、犯人の心理描写が克明で、最後の方に明智小五郎がさっと現れて犯人を特定して去っていくというかっこよさが人気の秘密なのでしょう。他の作品も読んでみようと思っています。
 守口、門真に縁のある有名人は戦後すぐに総理大臣を勤めた幣原喜重郎(門真市に資料館があります)、松下の創業者である松下幸之助、漫才師の中川家とか歌手の絢香とかがいますが、江戸川乱歩も忘れてはならないと思います。


363  大学から先生に来ていただきました  2009年10月22日(木)
今日は1年生を対象に、大学から先生にお越しいただいて分野別の講義を聞きました。看護分野は大阪府立大、体育・スポーツ分野はびわこ成蹊スポーツ大、教育・保育分野は大阪総合保育大、理学・工学・農学分野は近畿大、芸術分野は京都精華大、家政・生活科学分野は千里金蘭大、外国語・国際分野は関西外大、社会科学分野は奈良産業大、人文科学分野は帝塚山学院大からそれぞれお越しいただいて、大学で何を学ぶのかということについてお話していただきました。
1年生ではまだ自分の目標がはっきり見えていない人もいます。自分のこれからの進路の目標を見つけるためにも、大学で何を学ぶのかを知ることは非常に重要なことです。漠然と「看護師さんになりたい」とか「アニメについての仕事がしたい」とか考えている人が、そうなるには、今何をすればよいのかという具体的な方法を見つけ出す時期に来ています。どんなところへ進学すればよいのか、進学した学校で何が学べるのかということを、これから自分の力で調べていく第一歩です。1年生はこれから「職業人インタビュー(ジョブクエスト)」もあります。自分の将来像を具体的にイメージして、これから先の自分の人生設計をしていきましょう。人生は長いのですが、ぼんやり「何でもいいわー」と考えていると、後につけが回ってくるかもしれません。
総合学科は、入学してから自分の将来像を考える「産業社会と人間」という科目が週2回必修科目として用意されています。自分の将来の目標がまだ決まっていない人でも、この科目を受けて、自分の将来を考える機会を得て、十分に考える時間があります。何か自分の目標が決まっていないと総合学科は受けられないと誤解している人がありますが、むしろ逆で、ゆっくり自分の未来を考えていく時間のある学科です。



362  旭東中学校からお見えになりました  2009年10月20日(火)
 今日は旭区の旭東中学校の保護者の方が20名ほど、学校見学にお見えになりました。私が学校の説明をして、教頭先生に学校の中を案内してもらいました。この季節は学校説明会が頻繁に開催されます。土曜日、日曜日は学校側が主催するオープンスクールや進学塾主催の説明会などが開催されます。本校はすべての説明会に出席するというのを原則にしているので、学校行事などと重なった場合を除いては必ず誰かが行って説明することにしています。
 またこの季節は中学校で開催される説明会も頻繁にあって、約20分程度で学校の説明をする機会も増えています。最近はどの学校もパワーポイントなどを使って映像で説明されることが多いのですが、「映像は見たときはよくわかるが、終わると忘れる」ので、私が外部で説明するときにはできるだけ本校のパンフレットだけを使って説明するようにしています。年末までに、こちらから出向いて説明させてもらう説明会が12件、本校に来られるのがオープンスクールやミニオープンスクールを含めて6件、全部で18件あります。広報を担当している部署の先生を中心に、手分けして行っています。これ以外にも直接電話をしてこられて、学校見学がしたいという方もあります。学校見学もいつでも受け付けていますので、必ず電話で日程と時間を御相談ください。
 本校への入学者の傾向はだんだん変化してきています。女子が多いことは変わりませんが、初めのころ多かった守口市内の中学校出身者が少し減少し、大阪市東部旭区、城東区、鶴見区、都島区などから入学される方が増えています。学校は守口市ですが、正門を出て50mほど行くともう旭区ですから、大阪市内からもけっこう便利なのです。
 女子が多いことは必ず説明会でもふれますが、生徒がつくった「芦間ニュース2号」では「芦間男子に聞きました」という特集を組んでいます。中学校へも配布していますので、ぜひご覧ください。


361  PTAの大人の遠足に行きました  2009年10月19日(月)
 土曜日日は、PTA教養推進委員会主催の上町台地の見学の案内をしてきました。途中の通天閣の上で雨が降り出し、通天閣からは港大橋やATCも見えないほどの状態でした。天気がよくて空気が澄んでおれば、六甲や淡路も遠くに見渡せるのですが、残念でした。降りてきて、恵美須町の駅前では猛烈な雨になり、合邦が辻の閻魔堂と堀越神社はパスして、地下鉄で天王寺の昼食場所に戻りました。
 幸い昼からは、ぱらぱらと雨が降る程度で、午後の見学は無事終えることができました。天神坂や源聖寺坂の登りはけっこうきつく、時間も4時をまわったので、生国魂神社北の真言坂を最後にして、高津神社と井原西鶴の墓の見学は次回に持ち越しとなりました。天王寺七坂は全部歩くことができたのでよかったのではないかと思います。
 大阪に長年住んでいるが、こんな緑の多い大阪の町を全然知らなかったという方もあり、少ししんどかったのですが、参加された方にはおもしろい経験をしていただけたのではないかと思います。
 途中四天王寺の境内を歩きました。一緒に歩いた本校の先生とも話していたのですが、四天王寺というお寺は、奈良の東大寺や興福寺、京都の東寺などとは違って、仏教寺院というよりは仏教と民間信仰が混ざった不思議な感じのするお寺だなと感じます。お寺なのに西門には鳥居が立っているし、境内も荘厳な感じがなく、誰でも入ってきてお願いをするという雰囲気です。聖徳太子が建立したときには、同時に施薬院(病気の人に薬を施すところ)や悲田院(身寄りのない人を収容する施設)を建設したということですから、「庶民の救い」ということが今でも息づいているような気がします。そういう意味でも、大阪らしいお寺だと感じました。
また、愛染さんの隣の大江神社も緑の濃い森の中の神社ですが、境内の隅に、阪神タイガースのメガホンなどがたくさん置いてある一角があります。社殿はまだないのですが「阪神タイガース神社」ができるようです。というのは、ふつう神社の前には狛犬がいますが、この場所に安置してあるのが「犬」ではなく「虎(狛虎?)」なのです。「虎」を見たらすぐ阪神タイガースと結びつけるというのも、いかにも大阪らしいですね。


360  大阪の歴史を少し  2009年10月16日(金)
 中間テストが終了しました。早速クラブ活動が再開されています。今グランドではソフト部、サッカー部などが練習しています。私は明日のPTA見学会に向けて、案内用の資料を読んでいます。資料なしでも説明はできるつもりなのですが、細かい年代などを覚える力がどんどん低下しているので困ります。地理の授業をしたいなとも思いますが、地名や用語などがすっと出てくるかはとても不安になります。歳はとりたくないものです。
 明日の見学は「台地の上と下」という表題をつけています。台地の下は飛田新地の跡や新世界が見学の対象です。台地の上については昨日書きました。同じ大阪でもこんなに違うところがあるということを見ていただきたいと思っています。
 大阪というのは古代に都が一時置かれました。難波の宮(写真 大阪府文化財協会のHPから借用しました)ですが、現在その遺構は大阪城の南側にあります。大阪歴史博物館の地下にも保存されています。都が京都へ移ってから大阪は京都の外港(首都の港湾機能だけを分担する港町)でしたが、実情は芦や葭の生い茂る寂しい場所でした。「渡辺の津」というのがその地域の地名で、今全国にある「渡辺」という姓はそこから来ています。
その大阪が都市として発展してゆく基盤が出来上がるのは蓮如によって石山に本願寺が建設されてからです。石山本願寺は今の大阪城の付近にあったようですが、その寺を中心にして浄土真宗の信徒が移り住んできます。それが大阪の基盤です。蓮如は15世紀(室町時代)の人で、石山本願寺は強固な城砦のような防御をめぐらした建物であったそうです。16世紀の終わりごろ、織田信長と10年にわたる石山戦争を戦うことができたのも、石山本願寺が事実上「城」であったからでしょう。石山戦争に破れて、本願寺は和歌山へ移りますが、その後に大阪に城を築いたのが豊臣秀吉です。秀吉が現在の大阪の町の原型を造ったともいえます。第二次世界大戦の空襲でほとんどが焼けましたが、地割や水路、下水などは秀吉の造った原型がまだ残っています。いま商店街になっている空堀もその一つです。秀吉時代から江戸時代にかけて大阪は大都市になってゆきます。だから、今の大阪の中心地になっている場所は、豊臣秀吉の時代より後にできたところで、都市としては台地の上のほうが下より早く建設されたことになるのです。


359  上町台地を歩きます  2009年10月15日(木)
 PTAの教養委員会主催の見学会(「大人の遠足」と名づけています)を今週の土曜日(17日)に開催することになりました。天気があまりよくないようで心配していますが、地下鉄阿倍野駅午前10時集合で、飛田新地、新世界、安居神社、庚申さん、四天王寺、新清水、愛染さん、生国魂神社、高津神社、井原西鶴の墓など上町台地南部を坂を上り下りしながら案内しようと考えています。
 天王寺七坂というのは、上町台地の西側の坂道で、南から逢坂、天神坂、清水坂、愛染坂、口縄坂、源聖寺坂、真言坂と並んでいます。今でも車の通行ができない坂道もあり、最もむかしの大阪の風情を伝えているのは口縄坂(口縄とは朽ち縄つまり蛇のことです)と源聖寺坂(写真)だろうと思います。
東京の街は面積の半分近くが洪積台地上に立地している都市なので、紀伊国坂、桜坂、無縁坂など有名な坂道がたくさんあります。緑が多く風情のある坂道も多く、坂道の本まで出版されています。
一方大阪は東京と違って平坦な沖積平野に発展した都市ですので、坂が少なく緑の少ない都市です。その大阪で、緑の多い坂道が残っているところが上町台地です。上町台地は大阪城が北の先端で、浅い海に突き出した半島でした。西側に急で東側がゆるい傾斜を持っています。その西側に、天王寺から北へ並んでいるのが天王寺七坂です。当日は坂を上り下りするので、少ししんどいかもしれませんが、距離はそれほどでもないので、ゆっくり案内したいと思います。
むかし上町台地は半島でしたので、西側の崖の上からは海に沈む夕陽が見られました。今は大阪の町に沈む夕陽しか見えませんが、むかしはもっと絶景だったことでしょう。鎌倉時代初期の歌人藤原家隆は、台地の西側に庵をかまえ、海に沈む夕陽を見ながら、極楽往生を空想しました。現在も藤原家隆の碑が建っています。これが「夕陽丘」の地名のおこりです。四天王寺も南大門より極楽の東門に通じるといわれる西門のほうが有名です。
むかしの大阪をイメージしながら、上町台地を歩きたいと思います。


358  中間考査の真っ最中です  2009年10月14日(水)
 現在、中間考査の真っ最中です。テストは金曜日まで。幸い台風の後も授業ができたので、予定どおりテストを始めることができました。間に3連休があったので正味5日間ですが、選択科目が多い学校なのでどうしても期間が長くなってしまいます。期間を短縮すると、選択科目によっては1日に4科目の受験科目がある生徒も出てきてしまいます。1日4科目は試験勉強も大変なので、できるだけそうならないように配慮しています。また、考査前1週間は授業中考査期間にしています。授業中に中間考査をしている科目もあります。
 3年生はこのテストを含めて高校での定期考査はあと3回です。2学期の成績が大学の一般入試にはひびいてくるので、どうしてもおろそかにはできないテストになっています。悪かった分は2学期末と3学期で取り戻せばいいというような、安直な考えではどうしようもありません。一般的な傾向として、2学期の中間考査というのはどうしても成績が下がります。多くの学校で文化祭や修学旅行が2学期にあり、行事にはさまれて中間考査が行われることが多いので、勉強がおろそかになるためだろうと思います。本校は文化祭が9月はじめに終わり、中間考査まで約1ヶ月あったので、少しは文化祭の興奮は冷めていると思います。どんな成績を残してくれるのでしょうか。


357  昨日は学校説明会がありました  2009年10月13日(火)
 昨日は五ツ木書房書房主催の学校説明会に参加しました。芦間、今宮、柴島、堺東の4校の合併の総合学科ブースで、たくさんの方々に芦間の説明をしてきました。私が担当した方だけでも15人近くありましたので、他の先生(全部で常時3名は説明できるように待機していました)も含めると、おそらく60人近くの方が来られたと思います。場所が天満橋のOMMビル2階であったので、京阪沿線の方が多く、たくさん見えられたのだと思います。
 本校の特徴は大学進学をめざす普通科+国際教養科(英語科)+理数科+芸術科を合体した総合学科で、入学してから自分の適性や興味がはっきりしたり、変わったりしても総合学科は対応しやすいこと、英語と数学は1年生から少人数習熟度(成績順)展開の授業をしていること、チューター制度があること、学校行事や部活動などで、どの生徒も生き生きと楽しく学校生活を送っていることなどを説明してきました。非常に総合学科に興味を示してくれた人もあって、ぜひとも学校を見学に、オープンスクールなどに参加してほしいと思います。
 昨日の説明会は、かなり大規模なもので、私学の単独のブースや他府県の私学も含めて150校近いブースがありました。公立高校は全部の学校が参加したわけではありませんが、総合学科、普通科総合選択制、多部制単位制、国際教養科というように学校の種類別に複数の学校がブースをつくり全部で14ブースありました。公立志向が強いのか、いつもの年に比べて公立校のブースが集中している一角はたくさんの人で、特に開会した10時から12時の2時間は椅子が足りなくて、立ったままお話をした場合もあり、しんどい目をさせた方もあったと思います。申し訳ありません。
 昨日は質問はでませんでしたが、来年から本校では共生推進教室の入試も始まります。今日は、自立支援コースを開設し成果をあげている柴島高校へ担当者が数名おじゃましてお話を伺っています。
 一般入試、共生推進入試ともまだ説明会を何回か開催しますので、ぜひお越しください。


356  来週の土曜日「市民開放講座」を開催します  2009年10月09日(金)
 来週土曜日、10月17日は市民開放講座「漢字誕生の世界3」を10時から開催します。すでに2回終わっていて、国語の山本先生の講義がおもしろいので、リピーターの方も何人もおられるようです。3回目だけでも聴講することができますので、学校までご連絡ください。漢字の成り立ちを考えることで、古代中国の人々の精神を理解しようという講義です。何気なく使っている漢字にもそれぞれ意味があって、私たちが全然知らない意味を持っている場合や、できたときとは全く異なった意味で使っている場合もあるようです。
 英語のアルファベットや韓国朝鮮語のハングル、日本語でも仮名は表音文字ですが、漢字は表意文字で、文字そのものが意味を持っています。だから今でも漢字を使う台湾の新聞は、中国語が全くできなくてもある程度何が書いてあるのかわかります。ただ、中国も漢字を使いますが、簡体字に変えているので、非常にわかりにくくなりました。簡体字をたくさん使うことは4千年以上続いてきた中国の文化の破壊につながるように感じるのですが、どうなのでしょうか?
 ところで、漢字という表意文字と仮名という表音文字を混合で使う日本語というのは非常に特殊だそうです。私たちはあまり感じませんが、日本語は外国語として勉強すると非常にむずかしいのだそうです。表記に漢字とひらがなとカタカナが混じる点、主語を省いても文章が成り立つ点、ものを数える数詞がものによって異なる点、などは外国人が学ぶときに大変困るそうです。たとえば川端康成の「雪国」の冒頭、「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」という文には主語がありません。それをサイデンステッカーは次のように訳します。「The train came out of the long tunnel into the snow country. →列車は長いトンネルを抜けて雪国に出た」と訳すのでしょうか。主語がなくても成り立っている日本語の例です。英語ではThe trainという主語があります。日本語は難しい! 
その日本語にも使われている、漢字の成り立ちを考えるという講義です。是非聴講に来てください。

355  台風一過  2009年10月08日(木)
 かなり大きな台風で、昨晩は強い風雨が吹いていました。学校近くの緑道公園も風で飛び散った落ち葉が散乱しています。朝来る時に、もともとどこにあったのかよくわからないゴミ箱が道にひっくり返っていました。かなり風の力が強かったようです。幸い学校には被害もなく、暴風警報が解除されて2時間後から、予定通り授業を行いました。明日から中間考査なので今日はもともと午前中授業の予定でしたが、授業ができなければテスト開始日を遅らせる必要があり、臨時に土曜日のテストも考えていました。台風のコースがやや東にそれて、8時過ぎに暴風警報は解除になったので、明日から予定通り中間考査ができそうです。
久々の大きな台風でしたが、最近はテレビやインターネットなどで刻々と台風進路を追跡できるので、暴風警報の出る時間や解除される時間がある程度予想できます。インターネットが混雑して使えない場合でも、地デジのテレビならdボタンで情報取得ができるので便利です。天気に関するホームページも気象庁だけでなくたくさんあり、それぞれのホームページが趣向を凝らした情報を流してくれるので、これからの雨や風の予想ができ、備えが十分できるようになりました。
それでも兵庫県の作用町のように洪水で大きな被害を受けることがあります。ゲリラ豪雨のような予測不能な災害や地震、竜巻など、自然の力の前では人間の力は微々たるもので、抵抗しようとしてもどうしようもないことがあります。河川の形を人工的に変えたり、護岸を強化したり、堤防を補強したりしても、近頃は山の保水力が小さくなっているため河川が一挙に増水します。人間の技術で自然災害を克服できたと思っていても、結局自然の力には到底かなわないのだということを思い知らされることがしばしばです。
起こるかもしれない災害をある程度想定して、日頃から避難の方法や経路、避難用の用品などの備えを十分にしておかなくてはいけないのですが、なかなかできません。


354  ルリマツリという花が咲いています  2009年10月07日(水)
 通用門の横、食堂入り口の塀際に今きれいなブルーの花が咲いています(ケータイのカメラの性能が悪いので、白っぽくみえますが)。先日の朝、通用門で生徒に「おはよう」と声をかけていると、ご近所の方に「ブルーの花がきれいなので、少し枝をもらって今育てていますが、なんという花なのですか」と聞かれました。花の形がアジサイに似ているので、アジサイの仲間を検索してみましたがよくわかりませんでした。花の下の種のつき方がカタバミに似ているので、カタバミの仲間も調べてみましたがよくわかりません。そこで「この花の名は?」という掲示板サイト(http://ksbookshelf.com/bbs/sbu2_bbs.cgi)を探していくと、ありました!「ルリマツリ」という花だそうです。南アフリカ原産の外来種で、イソマツ科となっていて、イソマツて何?とまた調べてみると、よくドライフラワーにしているスターチスという赤紫色の花と近縁種なのだそうです。今学校で咲いているのはルリマツリの中のブルーオーシャンという栽培品種だそうです。栽培品種といっても学校ではほとんど野草化しています。挿し木で比較的簡単に増やすことができるそうです。隣のヒルガオとツルをからませあいながら元気に育っています。夏〜秋のはじめは夾竹桃や百日紅のように赤い花が多いので、きれいなブルーの花はとても美しく見えます。もう花の盛りは過ぎたようですが、まだもう少しつぼみが残っています。
 あまり知らない花や鳥が学校の中にはいます。昨日は美術棟の屋上にくちばしの先が黄色で、翼の先が黒い大きな美しい鳥が「ケー・ケー」と大きな声で鳴きながら飛んできて着地しました。チドリの仲間の「ケリ」という鳥で、おそらく淀川の河川敷などで繁殖しているのだと思います。鳴き声は警戒音・威嚇音だそうで、そばにいたカラスに対して発せられたものだったのだろうと思います。芦間高校は落ち着いた住宅地の中にある学校ですが、淀川も近くて、まだちょっとした自然が残っています。


353  台風が近づいています  2009年10月06日(火)
 もうすぐ中間テストが始まります。金曜日から始まるので前日の木曜日は午前中の授業なのですが、台風が近づいていて休校にならないか心配しています。前日に試験範囲が終了するという授業もあると思うので、もし休校になったらテストを遅らせる必要が出てきます。木曜の午後から金曜朝にかけて通過してくれたらいいのですが・・・・・。と言ってこの台風は大きくて現在940ヘクトパスカル、風速25m以上の暴風域が150kmもありますから直撃されるとかなりの被害が出そうです。しかも予想進路を見ると室戸台風や第2室戸台風とよく似ていて、紀淡海峡から大阪直撃もありうる進路です。来てほしくないですね。
戦前の室戸台風を私は知りませんが、大阪では四天王寺の五重塔が倒壊したり、小学校が倒壊してたくさんの子どもたちが亡くなったりと、かなり大きな被害が出て死者も2000人を超えたそうです。第2室戸台風は昭和36年で私もよく覚えています。室戸台風よりは被害は小さかったのですが、私の住んでいた家も床下浸水したし、電線があちこちで切れて台風後約1週間停電していた記憶があります。その当時は1週間停電しても、夜が暗いだけで何とか生活できたのです。今では1週間も停電するとあちこちでパニックが起こるでしょうね。
 戦前や昭和30年代に比べると備えはかなり進歩しているとはいえ、強風や浸水などで大きな被害が出るおそれがあります。強風で飛んでくるもの(看板、瓦など)は避けようがない場合もあるので、よほど気をつけて歩かないといけないだろうと思います。
 台風が来るにしても、勢力が衰えてあまり被害を出さずに、サーッと通過してほしいものです。


352  昨日は守口小学校の運動会を見学しました  2009年10月05日(月)
 昨日の日曜日、少し暑かったですがさわやかな天気で、お隣の守口小学校の体育祭におじゃましました。小学校の校庭に入りきれないほどのたくさんの保護者の方が来られて、グランドが見える外の道路に脚立を出して撮影しておられる方もありました。私も自分の子どもが小学生のとき、特に低学年のときはカメラを持って運動会を見に行きました。小学生のある家族にとっては運動会というのは大きなイベントの一つだったように思います。
 子どもたちも元気いっぱいで、入場行進、選手宣誓、応援合戦など高学年の生徒が中心になって一生懸命でした。高校生の体育祭とはまたちがう元気のよさが伝わってきました。小学校の運動会を見ているとやはり1年、2年ぐらいの低学年の生徒を観察しているのがおもしろいようです。開会式の間に集中力が持たなくなって、余所見をしたりそわそわしたりする子がいる反面、最後までしゃきっとして前を向いている子もあり、それぞれの生徒の個性がよくわかります。校長先生にお伺いすると、守口小学校ではインフルエンザの影響もなく無事に開催できたそうで、何よりでした。
昨年度(今年の2月)、本校には守口小学校の4年生が来てくれています。二週にわたって学年全員が来てくれて、看護の実習授業を体験してくれました。今年もぜひ来て高校の授業を体験してほしいと思います。4年生といっても、あと5年すれば高校受検ですから、子どもの成長は早いものです。


351  「ひだるい」ってどういう意味?  2009年10月02日(金)
 「ひだるい」ということばがあって、大阪ではほとんど使わなくなったことばです。「空腹な」という意味ですが、上方落語には登場します。大阪でもお年寄りの方は意味がわかるかもしれませんが、少なくとも57歳の私は使ったことがありません。しかし意味は知っていて、すでに死語になった大阪弁だと思っていました。ところが東海道中膝栗毛を読んでみると、三島宿(広重の絵)で相部屋になった泥棒に弥二郎兵衛が有り金全部を盗まれ、落ち込んで次のように言います。
弥二「いつそゑど(江戸)へかへろふ(帰ろう)か」 喜多八「ナニサ けへる(帰る)ことがあるもんだ。・・・・・」弥二「それでもモウ ひだるくてあるかれぬ」喜多「ハテまちなさい。ここにゑどからことづかつてきた十二銅(十二文)があるからさきへいつたら餅でもかつてくひなせへ(食いなさい)」
あれ?江戸っ子の弥二喜多が「ひだるい」を使っている?と不思議に思って、あちこち調べてみました。牧村史陽の「大阪ことば辞典」には載っています。他にも調べてみると京の女房ことばでは「杓子」を「しゃもじ」というように、「もじ」をつけて上品に?言い表すことが多いので、「ひだるい」というのは「もじ」をつけて「ひもじい」ということばが生まれたのだそうです。「ひもじい」は今でも全国で使います。また「ひだるい」はいまでも北陸や四国、九州ではお腹がへったという意味で使うようです。大阪弁ではなくて、近世にはおそらく全国で通じることばだったのでしょう。
 ところで、東海道中膝栗毛は江戸から伊勢参りに出かけた弥二喜多の珍道中記ですが、実は最後に弥二喜多は大坂見物もしているのです。京都から三十石舟で八軒家(今の天満橋の大川沿い)に着き、長町(今の日本橋電気街の付近)の分銅河内屋という大きな旅籠に逗留します。高津神社、生国魂神社、坐間神社、住吉大社、順慶町の夜店、新町の遊郭などを見物して、あちこちで騒ぎを起こすのですが、江戸時代後期の大坂の様子がよくわかります。読みやすいとはいえませんが、古代や中世の作品より読みやすいので、興味のある人は一度読んでみてください。


350  生徒総会を開催しました  2009年10月01日(木)
昨日は昼から出張で更新できませんでした。
 今日の6限目は生徒総会でした。本校の生徒総会は生徒がすべてを仕切るかたちになっています。これは生徒が「自分たちの学校だ」という自覚をもつのに大変重要なことだと思います。
前期生徒会執行部が今日で解散し、前期の総括をしてくれました。執行部は食堂でのアイスクリーム販売の実現、委員長会議の実施など新しいことをはじめたことが報告されましたが、当初計画していた生徒会主催の行事がインフルエンザのためにできなかったことなどの反省もありました。各委員会からもそれぞれ報告がありましたが、前期生徒会はよく動いてくれたという印象です。体育館前のウオータークーラーの新しいものへの入れ替えなども、お金の算段ができ、生徒の要望に応えることができました。最後に各クラスからの要望があり、視聴覚室や食堂へのエアコン設置、制服の問題などたくさんの要望が出されました。後期の執行部や委員会でも考えてほしいことですが、実行できるものには早く応えていきたいと思います。
 生徒総会後、後期の生徒会執行部の認証状を一人ずつ手渡しました。前期同様、後期も活躍してほしいと思います。
 視聴覚室や食堂(多目的室)のエアコンは生徒だけでなく学校としてもあってほしいものだと思っています。視聴覚室にエアコンが入ることで、暑い時期の展開授業や文化祭、保護者集会など様々なことに利用することができます。また食堂も営業終了後、学年集会などで利用し、エアコンがあれば利用の選択肢が増えることになります。しかし両方とも250u(畳にすれば150畳)ほどあるので、エアコン設置には数百万円かかります。なかなか簡単には工面することができない金額なので、これから検討していかねばならないと思います。


349  来春から共生推進教室の募集をします  2009年09月29日(火)
 来年2月の入試から,芦間高校には共生推進教室の入試が加わります。共生推進教室は知的障がいのある生徒とない生徒がともに学ぼうという制度です。入試では一般入試とは別に数名を選抜します。筆記試験はなく自己申告書と面接で判定をしますが、療育手帳を持っていることが受検の条件になります。
 共生推進教室は東大阪市にある府立たまがわ高等支援学校の分教室という位置づけになるので、合格した生徒はたまがわ高等支援学校の生徒になり、1週間に1度は本校のたまがわ高等支援学校での職業訓練の授業を受けることになります。それ以外の4日間は芦間高校の生徒と一緒に学びます。形式的にはたまがわ高等支援学校の生徒ですが,実質的には芦間高校の生徒と何も変わるところはありません。芦間高校のある2学区では府立の枚方なぎさ高校と大阪市立桜宮高校に自立支援コースがありますが,自立支援コースと異なる点は上記のようなところです。
 私の前任校の八尾翠翔高校にも自立支援コースがあり,知的障がいをもつ生徒が学んでいましたが、まわりの生徒も非常に優しく、あまり大きな違和感なく溶け込んでいたように思います。芦間高校は障がいのあるなしにかかわらず、みんなで楽しく学校を創っていこうという雰囲気を持っている学校ですので、あまり大きなハードルを越えることなく、障がいのある生徒も溶け込んで一緒に学んでいけると思っています。
 昨日、共生推進教室の本校になるたまがわ高等支援学校を見学に行ってきました。たまがわでは知的障がいのある生徒に適切な職業訓練をし、卒業後就労することを目標に各学年48名〜64名の生徒が学んでいます。どの生徒もまじめに、食品を作る実習、木工や金工の実習、農業の実習、接客や販売の実習(写真は学校内につくられた喫茶店で販売実習をしているところです)、ビル清掃の実習、介護の実習などに取り組んでいました。設備も大変すばらしくしっかり学校で実習をするので,卒業後も即戦力として働くことができるのだそうです。共生推進教室は週1回の実習ですので、たまがわのようにはできませんが、そのかわりに障がいのない生徒とともに学ぶ機会は多いので,また違った力を付けることができると思います。
 少しシステムは違いますが、自立支援コースと基本は同じだと思ってください。
共生推進教室の説明会は2学期の終わり頃に予定していますので,各中学校にご案内を差し上げます。芦間は総合学科ですので大阪府全体から受検できます。共生推進教室も同じです。


348  第1回オープンスクールを開催しました  2009年09月28日(月)
 先週の土曜日、第1回目のオープンスクールを開催しました。中学生が300名を少し超えるぐらい、保護者の方も50名近くの方に参加していただきました。インフルエンザの影響で開催を心配していましたが、少し欠席があった程度で開催できました。9月終わりなのに暑い日で、体育館の中もかなり蒸し暑くなりましたが体調を崩す人もなかってよかったと思います。
 本校のオープンスクールは生徒が中心になって進行してくれます。受付は1年生が主体になって、中学生の体育館への案内もしてくれます。司会は生徒会副会長、吹奏学部のオープニング演奏の後、校長、生徒会長のあいさつ、その後教務主任の先生からの学校のカリキュラムの説明がありました。そのあとは生徒会の学校生活の話し、制服のファッションショー、たくさんの生徒が壇上に上ってのクラブ紹介など賑やかに進行しました。最後に国語の先生から小論文の書き方の説明があり、1年生の生徒2名が壇上で、今の学校生活の様子や、なぜ芦間高校を選んだのかを説明してくれました。最後の生徒の話が中学生には最もよくわかったのではないかと思います。
 体育館での説明が終わってからは、校内の自由見学(スタンプラリー付き)そのあとは模擬授業です。模擬授業の間に保護者の方々には会議室で細かい入試やカリキュラムの説明をしました。
 高校を選ぶのに、パンフレットやホームページなどではわからないことがあります。それはその学校の持っている雰囲気というか、オーラのようなものです。それは直接学校へ行ってみないとわかりません。土曜日に参加してくれた中学生の方、保護者の方々は芦間高校でどんなオーラを感じてくれたでしょうか。そのオーラが自分に合うかどうかは高校選びにとても大切なことです。入学すれば3年間その学校で学ぶことになります。自分に合わないと感じながら3年間高校生活を送るのはとても辛いことです。そうならないように、ぜひとも土曜日に感じたオーラが自分に合うのかどうかを考えてください。
 オープンスクールは11月にも開催します。一昨日に来られなかった人はぜひとも11月に参加してください。12月、1月にもミニオープンスクールを開催します。そちらも申し込んでください。なお、個別の相談は学校でも受け付けますが、10月12日(日)天満橋のOMMで行われる五ツ木書房書房主催の説明会(総合学科ブースです)、10月31日(土)上本町のホテルアウィーナで、11月8日(日)梅田センタービルで行われる関西私塾連盟主催の説明会でも芦間高校のブースをつくりますのでぜひお越しください。


347  昨日は生徒会役員選挙でした  2009年09月25日(金)
 昨日6限に生徒会役員選挙が行われ、全員が信任されました。前期は立候補者が多く、決選投票になりましたが後期は立候補者が定員いっぱいで信任投票でした。先日の衆議院選挙のような大々的なマニフェストはありませんが、それぞれ立候補の理由と抱負を述べてくれました。3学期の一大イベントである3年生を送る会で、無事先輩を送り出してあげたいという人が多いようです。
 生徒会室はこれまで1階の端っこのほうにあったのですが、今年度から下足室のすぐ前(元の給品部)に移転しました。生徒会のようすがみんなにすぐわかるという点では非常によい場所です。日頃の活動を見ると本校の生徒会活動は他校と比べると活発だといえると思います。文化祭や体育祭、修学旅行などでみんながかなり熱くなって盛り上げていく土壌ができている学校であるばかりでなく、プレゼンの機会や発表の機会もかなり他の学校に比べて多いと思うので、これまでよりもっと生徒会活動が活発になってくれればいいと思います。立候補者も生徒会係の先生や担任の先生に説得されて立候補することが多いようで、もっと進んでたくさんの生徒が生徒会に関わってほしいと思います。
 私が高校生のときは学生紛争の時代で、高校の生徒会活動はそのまま政治的活動であった時代でした。10.21国際反戦デーには生徒会執行部を先頭にたくさんの生徒がデモをするし、大阪府警の機動隊の一個小隊が学校の正門前に装甲車を置いて生徒の動きを監視していることもありました。私自身はノンポリ(これは今では死語に近いことばです。Nonpoliticalの略で政治的活動に積極的に参加しない人)で生徒会活動に関わることはありませんでしたが、高校生の生徒会活動のイメージはずっと政治的活動と結びついていました。今の高校生の生徒会活動とは隔世の感があります。生徒会というのはそれぞれの時代の高校生の心の動きをよく映しています。
 立候補した人の中に、10チャンネルの24時間テレビでのイモトアヤコさんの126キロマラソンに感動して、自分も何か新しいこと、チャレンジすることに関わりたいという理由で立候補したと話してくれた人もありましたが、生徒会活動というのは高校生活のなかでチャレンジするに値する活動だと思います。信任された人はぜひともがんばって学校を盛り上げていってください。


346  シルバーウィークが終わりました  2009年09月24日(木)
 シルバーウィークと呼ばれる5連休が終わりました。天気が比較的よかったので、どこかへ遊びに行った人も多いかもしれません。昨日の9月23日が秋分の日、四天王寺の西門から見てちょうど鳥居の間に夕日が沈む日です。四天王寺は彼岸のお参りの人で賑わいます。これから後、10月は体育の日、11月は文化の日、勤労感謝の日と国民の祝日は続きます。体育の日は東京オリンピックの開会式の10月10日だったのですがハッピーマンデー法によって10月の第2月曜になりました。11月3日は戦前には明治天皇の誕生日だった日なのですが、戦後は日本国憲法公布の日(1946年、施行は半年間の周知期間を置いて、1947年5月3日)で文化の日となりました。晴れの特異日です。11月23日は皇室の新嘗祭という儀式が行われる日、一年の豊作を感謝する意味があるので、勤労感謝の日という国民の祝日になりました。大阪では6月30日の愛染さんの祭で始まった夏〜秋の祭の締めくくり、神農さん(道修町の少彦名神社)の祭の日で、笹につけた虎の張子が配られ(有料ですが)ます。
 インフルエンザ騒ぎもおさまって、今日から授業が再開されました。今日から来週火曜日までの5日間はPTAの通学指導週間で生徒指導委員会の保護者の方を中心に正門と通用門に立って、生徒の登校の様子を観察していただきます。今日の朝も立っていただいて「おはようございます」と声かけをしていただきました。先生以外の人が立っているので、ちょっとびっくりして通り過ぎる生徒、おはようございますとあいさつを返す生徒、声を出すのが照れくさいのか頭だけ下げる生徒、全く無反応で通り過ぎる生徒様々ですが、昨年に比べてあいさつを返さない生徒が少し増えたような気がします。あいさつは今年の本校の生徒指導のスローガン「ちゃんとしよう」の第一歩です。制服を「ちゃんと」着る、時間を「ちゃんと」守る、あいさつを「ちゃんと」する、人の話を「ちゃんと」聞く。ほとんどの生徒がちゃんとできているので、できていない生徒が目立ってしまいます。あたりまえのことをちゃんとしましょう。


345  鶴見区主催の学校説明会に参加しました  2009年09月20日(日)
 19日は鶴見区PTA協議会主催の高校説明会(鶴見区民センター)に出席してきました。大ホールのブースでは開始の12時から3時までほとんど休む間もなく説明を聞く方々が来られて、大盛況でした。おそらく50人近くの方がお話を聞かれたと思います。3時を過ぎると少し座席が空く時間ができましたが、それでも終了の4時までたくさんの方に来ていただきました。ありがとうございました。ぜひとも2月には本校を受検したいただきたいと思います。また2時半からは小ホールでプレゼンを行いました。プレゼンの最初はいつも芦間高校はどこにあるかから始めます。学校名に地名がついていないので、場所がわからない方も多いので、地下鉄守口から徒歩5分の便利な場所にあることをはじめに話しをします。次に総合学科について、特に本校は進学をめざした総合学科ですので,大学受験用の科目がたくさんあり、それと数多くの教養的科目を同時に履修できる特徴を説明します。また、総合学科を受ける人は,何か目標を持っていなければ行けないという誤解も多いので、1年生の間に2年生からの科目選択をするためのガイダンスを丹念にしていることを説明しました。中学校の間にまだ目標が定まっていなくても(そういう人の方が多いと思いますが)、全く問題ありません。逆に英語科や理数科は入学してから学科変更が難しいのに比べて、総合学科は自分の適性にあった学科を1年生の間に決めることができるという有利さがあることを強調して話したつもりです。つまり本校は普通科と国際教養科(英語科)と理数科と芸術科が一つになった総合学科だということです。
 今年は2学区の説明会が資料参加だけなので、個別の説明会は少ないのですが、五ツ木書房主催の説明会、私塾連盟主催の説明会などにも参加しますので、本校に興味のある方は是非足を運んでください。また、オープンスクールは9月26日(受付は締め切りました)と11月14日に行います。11月のオープンスクールはまだ申し込みができますので、どうぞお越しください。2回のオープンスクールに来られなかった方も、12月と1月に説明会を開催しますのでお越しください。

344  授業見学再開  2009年09月17日(木)
 文化祭も終わり、インフルエンザも一段落して、中間考査まであと3週間です、と言っても来週は5連休がありますから、実質は2週間です。ようやく集中して授業を受け、勉強できる季節になりました。ということで授業見学を再開しています。
 今日は国語「評論を切る」、社会「大阪の文化と歴史」の授業を見学させてもらいました。「評論を切る」という授業は、評論の文章を「社会についての評論」「哲学についての評論」というようにジャンル別にアタックし、評論によく出てくる用語などにも慣れるという、国語の入試用の授業です。今日は正高信男「ケータイを持ったサル」の一部分を使っての授業でした。正高信男氏は最近の大学入試でよく出題される言語認知などを研究しておられる先生です。評論の文章は難解なものもありますが、正高氏の文章は非常にわかりやすくて大学入試に使いやすいのでしょう。「ケータイを持ったサル」も非常にわかりやすい文章です。今日の授業に使われた部分は「ひきこもり」といわれている人と、外で傍若無人に振舞う若者とは基本的に同じなのではないか。ひきこもりの人はプライベートな空間が「自分の部屋」という狭い範囲であるのに対して、傍若無人な若者はプライベートな空間が「家の外の広い範囲である」というだけの違いで、結局どちらもパブリックな空間に適応できないということは同じだ。という内容でした。コンビニ前の地べたにベターっと座り込んだり、電車の中で化粧をしたりしている人は、その場所が彼らにとってプライベートな空間の一部なのだと考えると行動の説明がしやすくなります。丹念に彼らの心理状況を追っていけば実証が可能かもしれません。
 「大阪の文化と歴史」の授業は大阪についてのレポート、「大阪なんでも自慢」「アメリカ村」「天保山ハーバービレッジ」の3本の生徒発表でした。なんでも自慢はたこ焼きの歴史、漫才の歴史、大阪の観光スポットについて調べていました。アメリカ村はアメリカ村の歴史、アメリカ村に来る人の分析などについて、天保山は天保山の歴史と海遊館、観覧車、マーケットプレイスの説明でした。もっと詳しく調べるとおもしろいことも多いと思います。選択者全員の発表内容が一冊の冊子になっていて、発表後はみんなで質問し、みんなで評価するという方法を採っているので、質問もたくさん出てなかなか楽しい授業でした。この授業はぜひとも次も見学に行きたいと思います。
 授業を見学していると、自分も授業がしたくなります。


343  本校のインフルエンザは落ち着きました  2009年09月16日(水)
 校内でのインフルエンザの感染は収束に向かいつつあるようです。まだ休んでいる生徒もいますが、新たに感染が見つかった生徒はかなり少なくなり今日は1名でした。このまま収束してほしいと思います。しかし大阪府下で8月20日以降休業措置をとった学校(幼稚園、小学校、中学校、高等学校)は300校をこえました。気温が低くなる10月ごろから再び流行するという予測もありますが、どうなることでしょうか。沖縄では基礎疾患のない24歳の女性がインフルエンザに感染した後亡くなりました。弱毒性とはいっても亡くなっている方もいるので、インフルエンザに関してはパニックになる必要はありませんが、少々ナーバスになって予防するほうがよいのではないかと思います。学級閉鎖になって「学校が休み=ラッキー」と思って出歩いている人もいるようですが、もう少し頭を使ってほしいものです。プラズマクラスターや放電によってウィルスが除去できる空気清浄機などが家電メーカーから発売されているようですが、学校の教室にそれぞれ1台設置というのはなかなかむずかしいことです。栴檀(センダン)の木から取れるエキスを使ったウィルス除去剤が発売されるというニュースも耳にしましたが、比較的安価なものなら各教室に散布することができるかもしれません。しかしアレルギー疾患のある人もいるので、うまくいくかどうかはわかりません。
 本校のインフルエンザは収束に向かいつつあるので一安心ですが、3年生はAO入試、就職試験がこの時期から集中してきます。公募制の推薦入試もこれから始まります。大学入試センターテストの出願もあと2週間ほどに迫ってきました。入試の日にインフルエンザにかかってしまったというようなことにならないように、自分の身は自分で守ってください。


342  まだ脳力は伸ばせる?  2009年09月15日(火)
 新たにインフルエンザと診断された生徒が少なくなって、学校での感染はややおさまったようです。各学年ともまだインフルエンザで休んでいる生徒はいますが、明日から登校できるという電話をもらった人も4〜5名あり、やや落ち着いてきました。
 今日はインフルエンザの猛威も少しおさまったので午前中に校長会の進学指導委員会へ出席してきました。今日は速読インストラクターの呉真由美先生の「あなたもあるすばらしい脳力」という講演で、脳を活性化させるというお話でした。脳を活性化させると情報処理能力の向上、集中力の向上、コミュニケーション能力の向上、潜在能力が引き出される、チャレンジ精神が旺盛になる、性格が明るくなるなどいいことずくめなのですが、そのためにはいくつかの訓練が必要になります。例えば速読も脳の活性化の訓練です。速読というと「流し読み」「斜め読み」というイメージですが、実際には「速く読む」のではなく「速く読めている」ということだそうです。例えばA4版半分ぐらいの文章を初見で読んでみると私は700字/分ぐらいのペースで読むことができました。ところが少し目を動かす練習や視野を広げる練習で1900字/分ぐらいのペースに上がりました。速くなっても内容はちゃんと頭に入っていました。速読の訓練を積むと速い人で原稿用紙30〜40枚/分(原稿用紙1枚を1.5秒)で読めるそうです。普通に本を読むのと同じように、内容もちゃんとわかるのだそうです。速く読むことができると短い時間に何度もその本を繰り返し読むことができるので内容を記憶することも容易になるのだそうです。実際に写真集は1ページ1.5秒ぐらいのペースでめくっています。つまり速読とは字を追うのではなく画像として認識する力なのだと思います。アメリカ大統領であったジョン.F.ケネディは16,000字/分のペースで文書を読むことができたそうですが、誰でも訓練すればそれくらいのペースで速読できるのだそうです。呉先生の教室には80歳を過ぎた高齢者の方も来られているそうです。
ちょっとおもしろいお話でした。頭を効率よく使うとまだまだ脳力は伸びるのだそうです。


341  修学旅行に行けますよーに  2009年09月14日(月)
 今日から1年の学年休業を解除しましたが、まだ完全にインフルエンザが収束したとはいえません。明日の朝の欠席者の様子を見ながら再び休業をする必要があるかもしれません。2年、3年にもまだ罹患者がいます。総合学科は2年、3年はクラス単位で授業をすることがほとんどないので、学級閉鎖はほとんど意味がありません。また、2,3年の合併授業も多いので、2年だけ、3年だけの学年閉鎖もあまり意味がありません。なかなか判断が難しいところです。
 文化祭は終わりましたが、2年生はまだ修学旅行があります。12月に宮古島へ行きますが、何とかみんな元気で修学旅行に行ってほしいものだと思っています。沖縄はかなりインフルエンザが流行していますが、本島に比べると八重山はまだましなので、今の段階では予定どおり実施するつもりです。
私は数年前に宮古島に修学旅行の付き添いで行きましたが、のんびりした良い島です。海はきれいだし、景色もいいし最高のところです。隆起さんご礁の島なので、本島や石垣島、西表島のようにハブがいません。広いサトウキビ畑が広がっていて、サトウキビ畑の向こうに、青い海が見えます。問題は天気です。晴れると海のブルーやエメラルドグリーンと白い砂浜が光に映えて最高です。特に隣の下地島や橋がかかっている来間島、池間島のような人の少ない珊瑚礁の海岸が最高に美しいところです。ところが雨になって海の色がモノトーンになってしまうと、その魅力が半減、いやもっと3分の1ぐらいになってしまいます。どんな雨男や雨女もかなわない、とてつもないパワーを持った晴れ男、晴れ女がいることを望みます。いつもの修学旅行ならテルテル坊主にお願いするのですが、今年の修学旅行はテルテル坊主の他に、インフルエンザウィルス退散のお願いもしなくてはいけないというややこしい状況です。


340  与謝蕪村のこと  2009年09月12日(土)
 今日と明日文化祭が開催される学校も多いと思います。1年生は明日まで学年休業です。1年生で急激にインフルエンザの生徒が増えたのは、文化祭が一つの原因だろうと思います。他校の文化祭へ行って、新たに罹患することのないように自重してください。
 このところインフルエンザのことばかりなので、今日は少し別の事がらを。
 与謝蕪村という江戸時代中期の俳人・画家がいます。俳人としては松尾芭蕉亡き後、芭蕉への回帰を唱え、江戸俳諧中興の祖ともいわれる人です。有名な句に「春の海 終日のたりのたり哉」「菜の花や 月は東に日は西に」「牡丹散りて 打かさなりぬ二三片」などの句があります。芭蕉の句よりわかりやすいというか、わずか17文字の中に、その場の情景や季節感や空気感や肌触りまで読み込んであるような気がします。俳句の上手下手はよくわかりませんが、芭蕉より私は好きです。画家としてもたくさんの作品を残している人で、今残されている蕪村の作品のうち「夜色楼台図」と池大雅との競作の「十便十宜図」が国宝に指定され、十数点の作品が重要文化財になっています。
 与謝蕪村は大阪の毛馬の生まれで、20歳で江戸に行って俳諧を勉強し始めるまで大阪で暮らしています。毛馬は淀川と新淀川が分かれる地点で、今でも「毛馬の閘門」で有名な場所です。地下鉄堺筋線の天神橋筋六丁目を出て次の柴島駅までの間に淀川を渡りますが、そのとき毛馬の閘門が右手に見えます。春は桜の名所です。蕪村は江戸へ発ってから、芭蕉の足跡をたどって東北地方を旅したり、丹後(京都府北部)や讃岐(香川県)を歴遊したりして、40歳ごろから京都に住みます。故郷の毛馬には一度も戻らなかったそうですが、故郷毛馬のことは良い想い出として常に心の中にあったようです。いま、毛馬の閘門のすぐ横の堤防上に「与謝蕪村生誕の地」という句碑があります。「春風や 堤長うして家遠し」の句が刻んであり、その横に蕪村と毛馬について記した、きれいなプレートが建っています。毛馬の第一閘門はレンガ造りで重要文化財にもなっていて、木も多くよく整備されている公園になっているのでるので、ぜひ一度行ってみてください。天六から歩いて約20分、桜ノ宮から毛馬まで大川沿いに続く毛馬桜ノ宮公園の遊歩道を歩くと約30分です。人は多いですが、桜の季節がおすすめです。


339  AO入試が始まっています  2009年09月10日(木)
 1年の学年休業の2日目です。インフルエンザだと確定した生徒が増えて、学年で20名を超えましたが、来週月曜日からはみんな元気に登校してきてくれるだろうと思います。土曜、日曜も学校の電話は繋がるようにするので、新たにインフルエンザと診断された場合は必ず連絡をしてください。
 さて、3年生は入試等で忙しい季節になりました。AO入試などで早い生徒はもう受験に行っています。AO入試という制度の是非をめぐっては様々な議論があります。早く生徒を確保したいための青田刈りだという意見もある反面、よりすぐれた人材を確保するためにはこの方法は有効だという人もあります。私はAO入試というのは、入試の方法によると思っています。それこそ大学の求める学生像をどのように入試に反映させるかの方法が問われています。自己推薦文と面接だけという簡単なAO入試をする大学もありますが、その生徒が大学の求める学生像に当てはまるかをこの二つの要素だけで判断できるのだとしたら、青田刈りといわれても仕方がないと思います。本校の入試も自己申告書と面接がありますがこの二つだけではとても人物の判断はできません。これと学力検査や小論文を組み合わせることで総合判断ができるのです。一方で長文の論文を課したり、フィールドワークなどの課題を課したり、面接を何度も行ったり様々な判断材料から生徒を判断する大学もあります。本来AO入試は「学力を問わない」というのが建前ですが、長文の論文を書かせたり、何か課題を提示してそれに対する面接を行うなどの方法を採ると、その時点で受験する生徒の学力もある程度判断できます。受験のための学力が低くても、ちがう力を持っている学生を得ることができるかもしれません。
 受験する方の問題もあります。いわゆる入試の学力テストがいやで、小論文や面接だけで済んでしまうAO入試を選択する生徒がいます。「楽に流れる」ことを選択する、こういう生徒は大学へ入学してから本当に目標をもって勉強できるのかが心配になります。
 大学入試がどんどん早くなって、みんなが早く行き先を決めたがる傾向がはっきりしています。クラスの多くの人の進学先が決まってくると、まだ決まってない人は焦りだします。「どこでもいいから早く決めたい」これが最も最低の選択肢です。
 写真は2年の終わりに行う全員面談のようすです。大学入試に面接が必要な人のためには、その大学の面接の方法にあわせた面接の練習を何度もします。面接も練習するとだんだんうまくなっていきます。

338  1年生臨時休業  2009年09月09日(水)
 文化祭後の代休中はインフルエンザについて大きな動きがありませんでしたが、本日朝の登校状況で1年生がかなりたくさん発熱等で休みました。インフルエンザと診断された生徒が20名ちかくいますので、1年生は13日(日)まで臨時休業とします。感染者の少ないクラスもありますが、英語、数学、体育や芸術は展開授業をしている場合も多く、学級閉鎖では感染を拡大しないという意味がないので、学年閉鎖としました。1年生の人は外出をせず、自宅待機をしてください。
 なお、学校からの連絡はホームページの「緊急速報」(ホームページ右側上部)で発信しますので、注意してください。インフルエンザに罹患した生徒のいるクラブについても、13日(日)まで活動を休止します。2年、3年生については今のところ罹患している生徒が数名なので平常どおり授業をしています。これから大量に発症しないよう、手洗い等の予防を心がけてください。
 今のところインフルエンザであっても、リレンザなどの薬で発熱は数日で下がり、重症化している場合はあまりありませんので、罹患した人も心配せずにゆっくり療養してください。
 右の図(国立感染症研究所のデータ)を見るとインフルエンザの罹患者数は5歳〜19歳の若い人が約50%を占めています。学校での集団感染が割合が高くなる大きな原因だと思います。特に高校生以上の人は行動範囲も広く、感染して症状が出るまでの期間(2〜3日)に外出して他の人へ感染させる可能性も高いと思います。外出を控えてほしいというのは、自分が感染しないというだけでなく、自分が感染源にならないという意味もあるのだということを十分理解してください。学校は休みだし、熱もないので外出して、次の日に高熱が出てしまった。こんな場合きっと誰かにインフルエンザをうつしていることになるのです。

337  文化祭が終わりました  2009年09月06日(日)
 文化祭が終わりました。生徒の実行委員会がかなり早くから準備を進めてくれて、進行もスムーズにいったのではないかと思います。スタンプラリーやクラスCM大賞など新しい企画もあって楽しい文化祭でした。何より生徒が楽しんでいて、みんなで一生懸命作り上げようとしている気持ちが伝わってきました。その甲斐もあってか、お客さんが昨年よりずっと増えたようです。
 3年生の舞台は全部見ました。最優秀賞をとった3−1「うた魂」は確かによくできていたと思います。ただ、どのクラスももう少し声を大きく、ゆっくり台詞をしゃべらないと聞き取りにくいことがあったように思います。舞台以外も今年は盛り上がりました。今日の終了直前になっても、まだ校舎内にもたくさんお客さんがいて賑わっていました。最優秀賞をとった1−2の「岸本新喜劇」(写真右下)は思っていたよりずっとよくできていました。吉本新喜劇のギャグのまねというのはよっぽどうまくやらないとおもしろくないのですが、ただまねするだけでなくて、自分たちの間(マ)でアドリブを入れながら教室という狭い舞台空間をうまく使っていたと思います。PTA・後援会も方も恒例のバザーでかなりの収益が上がったようです。ありがとうございました。
 文化系の部活動が育ってほしいといつも考えていますが、吹奏楽(写真左下)、軽音(写真右上)のような大所帯の部だけでなく、ダンス部も迫力があったし、パソコン部やESS、文芸、園芸、演劇、茶道(写真左上)、書道、美術、放送、漫画アニメなど部員の数の少ない部もそれぞれ日頃の成果をだしていました。
 文化祭が終わって、水曜日から普段に戻ります。この代休の間にインフルエンザが増えないことを望んでいます。


336  文化祭一日目  2009年09月05日(土)
 文化祭1日目が終了しました。3年生の舞台はすべて見ようと思っていたので、かなり長い時間体育館にいました。午前中は体育館内も比較的涼しかったのですが、午後になるとかなり蒸し暑くなって、幕間に換気をしてもあまり効果がないようです。それでも本校の舞台はおもしろいので、かなりたくさんのお客さんが入っていました。最後のダンス部のパフォーマンスの時には、客席の8割方が埋まっていて舞台はなかなか盛況でした。明日の午前中に視聴覚室の軽音のライブや茶道部、野外ステージなど今日見られなかった催しを見学しようと思います。
 PTAバザーの梅干はもう売り切れました。芦間タオルももうほとんど残っていません。バザーも盛況だったようです。
 垂れ幕の審査は一般のお客さんにしてもらいますが、どこが優勝するのでしょうか?私の見たところやはり3年生が上手です。2年生の壁画も修学旅行で行く宮古島の東平安名崎の風景ですが、小さい正方形の紙を貼り合わせてつくっているので、少し離れて正門を出たところからみるのが一番よくわかります。
 生徒はみんな文化祭を楽しんでいるようです。
 明日の企画開始は9時、舞台は9時10分から、野外ステージは9時20分からです。すべて終了するのが12時30分です。見学に来られる方は午前中にお願いします。
 3年生でインフルエンザで休んでいる生徒がいましたが、今日は1年生の生徒でインフルエンザだと判明した生徒がいます。月曜、火曜の代休も、9:00〜16:00の間学校の電話をつないで起きますので、熱が出たりしてインフルエンザの疑いのある生徒はお医者さんを受診して、検査をしてもらってください。結果が判明し次第学校へ連絡してください。学級閉鎖や学年閉鎖が出ないように、予防してください。


335  文化祭準備中  2009年09月04日(金)
 文化祭の準備が着々と進んでいます。3年生はいつものように全クラスが体育館です。3−1「うた魂」、3−2「不思議の国のAlice」、3−3「Universal Monster Live Rock’n Roll show」、3-4「マジックアワー」、3−5「座頭市」、3−6「パコと魔法の絵本」。このほかに1−5、2−1、2−2も体育館ですが、3年生の舞台はすべてみようと思っています。野外ステージは有志バンドやダンスが中心で、昨年は暑かったのですが、今年はやや涼しいので観客が増えるかもしれません。2年生は各クラスの取り組みの他に大きな壁画を作りました。校舎の壁面に飾られていますので、外からも見えると思います。1年生は2〜3階の教室が中心ですが、今年の先輩の文化祭を見て、きっと「すごい!!」と思うでしょう。文化部は吹奏楽とダンス部が体育館、あとは教室が中心です。PTAバザーも今準備中です。今年も芦間タオルと梅干があるので楽しみにしていてください。
 文化祭はすべての生徒が楽しんでくれればいいと思っていますが、心配はインフルエンザです。守口支援学校の生徒さんが来てくれて、体育館で和太鼓を演奏してくれる準備をしていたのですが、感染しないように大事をとって取りやめになりました。残念ですがしかたないことだと思います。また、別の機会に交流ができればよいと思います。  
 インフルエンザは3年生に5〜6名休んでいる生徒がいますが、今のところ大きく感染が拡大しているようすはありません。しかし明日、あさっての体育館で感染が拡大しないかを心配しています。一つ演目が終わるたびごとに、必ず換気をして、できるだけ体育館の中の空気が沈滞しないようにしようと思います。受付にはアルコール洗浄液をおきますので、外来者の方は必ず手指の消毒にご協力をお願いします。
 文化祭が無事終わり、インフルエンザも広がらずに代休明けから無事に授業に集中できることを望んでいます。教師を30年近くしていますが、暑さで体育館内の熱中症を心配した文化祭はありましたが、インフルエンザを心配したのは初めてです。


334  男子バスケットボール部  2009年09月03日(木)
 先週の日曜日(30日)、男子バスケットボールの大阪総体一次予選が桜宮高校であり、本校のバスケット部が出場するので応援に行ってきました。対大冠高校との試合で、95対74で勝ちました。次は9月5日(土)文化祭の日ですが山田高校の会場で上宮太子高校と対戦します。勝つと翌日(これも文化祭の日)の試合なので、私は応援に行くことができませんが、ぜひ連勝してほしいものです。9月12日のシード校の桜宮高校との試合(羽曳野コロシアム)は応援に行くことができるので、ぜひそれまで残ってほしいと思います。女子バスケットボール部の試合はその前日にあったのですが、そちらは残念ながら応援に行くことができませんでした。
 久しぶりにバスケットボールの試合を見ましたが、スピードがあってなかなかおもしろいものです。私はバスケットのルールはある程度わかっているのですが、素人なので、あまり適切なコメントはいえません。試合の終わったあと、とにかく「おめでとう、次も勝ってください」とだけいいました。勝つことで自信がついていきます。自分たちの日頃の努力が「勝つ」ということで「まちがっていなかった」とわかるので、自信がついてきます。だから勝つことが大切なのです。
色々なクラブの試合の応援に行きたいのですが、なかなか時間が取れなくて行くことができません。ソフトボール、卓球、アメリカンフットボール、男子バスケットボール、吹奏楽、軽音、パソコンは行くことができました。これから2学期の土日も、けっこう沢山の仕事があって、全部のクラブの応援には行くことができないと思いますが、どのクラブもがんばって日頃の練習の成果を出してほしいと思います。


333  秋白遥遥空  2009年09月02日(水)
 茶道部にお茶席での色紙(短冊)を頼まれました。秋らしいことばをかなり探しましたが結局「秋白遥遥空(あきしろく、ようようたるそら)ということばにしました。李賀という人の五言絶句「将発」の一部で 秋白遥遥空 日満門前路(ひは もんぜんの みちにみつ)と続きます。一人旅の出発に当たって詠んだ詩だといわれます。李賀という人はあまり知られていませんが、中国唐時代中期の詩人で、河南省の中小地主の出身です。科挙を受けて出世をめざしましたが結局果たせず、27歳という若さで病を得て亡くなりました。右の絵が「李賀」だそうですが、痩せた我の強そうな人です。
 「秋白く」というのは中国の陰陽五行説では季節と色、四神を対比させていて、春は「青=青春(青龍 東の守り神)」、夏は「赤=朱夏(朱雀 南の守り神)」、秋は「白=白秋(白虎 西の守り神)」、冬は「黒=玄冬(玄武 北の守り神)」(「玄」という字はクロウトを玄人と書くように「黒」の意味があります)となります。白というのは清浄な感じでいかにも秋にふさわしい色のように思います。「秋白遥遥空」という一節は、秋晴れの日、雲一つない、突き抜けるような高い青空のイメージが浮かんでくることばです。同じ青空でも、春は霞がかかってふわっとした感じ、夏はぎらぎら照りつける太陽にかっと照らされる感じ、冬は空が青くても何か暗い感じがします。秋の青空は「天高く」という形容詞をつけるように、空気が澄んで、爽やかな青空です。
 文化祭に来られたら、茶道部のお茶席に行ってみてください。私の下手な字の色紙がかかっていると思います。墨の字はいくら練習してもうまくなりません。才能がないのです。


332  チューター認証式をしました  2009年09月01日(火)
 昨日昼休み、2年生のチューター認証式を行いました。チューターとは個人指導、先生と生徒が一対一でこれから勉強に励みます。チューターに選ばれた生徒は16名とやや絞り込みました。チューターについていただく先生としっかり会話しながら、目標に向かって勉強していってほしいと思います。チューターに選ばれなくても、放課後や土曜日の講習など、勉強を続けてゆく仕掛けはたくさん用意しています。また、勉強は受け身では何も進みません。誰かに教えてもらうのではなく、自分でどれだけ学べるのかがこれからの学校生活で問われています。
 勉強だけでなく、今は文化祭の準備が佳境に入っています。毎日遅くまで残って準備している生徒も多く、朝も教室から舞台での歌の練習をする声が聞こえてきます。一生懸命文化祭に力を入れて、文化祭が終わるとすぐに切り替えて勉強に力を入れるということであってほしいと思います。ただ、2年生は修学旅行があるので勉強に集中できるのはもう少し先かもしれませんが・・・。
 インフルエンザの生徒がぽつぽつ出始めて心配していますが、今のところ文化祭は予定どおりできそうです。急激に罹患者が増加すると学年休業や臨時休校などの措置をとらねばならなくなります。そうなると文化祭ができなくなりますが、予定どおり進めるように、毎日の予防に努めてほしいものです。

331  新型インフルエンザが再流行  2009年08月31日(月)
 新型インフルエンザの再流行で府立高校でも学級休業や学年休業の学校が増え始めました。本校でも少しずつ新型インフルエンザの生徒が出ていますが、まだ学級や学年を休業する数ではありません。感染する生徒が増えないよう、予防にしっかり努めてほしいと思います。特に今週の土日は文化祭で、この2日間で一挙に感染が拡大しないように、生徒や外来者の方にもアルコール系の消毒薬を置いて、手を洗浄してもらう準備をしています。手の消毒というのが感染予防に最も効果があるようです。特に本校は体育館での取り組みに力を入れているので、体育館内での感染が心配です。ちょっと熱がある、くしゃみが多い、咳が出るというような症状の人は必ずお医者さんに行って、インフルエンザの検査をしてもらってください。インフルエンザであれば文化祭であっても休んでください。2学期は学校行事も多く、文化祭や修学旅行についても急激な増加がみられたら、その時点で中止(延期?)の判断をしなければならないと思います。生徒がどれだけ意識して感染を防ぐ努力をしてくれるかにかかっています。
 新型インフルエンザワクチンは国内では1700万人分しか生産できないそうで、あとは輸入するということらしいですが、誰から順にワクチンを投与するかを考えなければなりません。学校というところは非常に人口密度の高い場所で、急速に感染が広がりやすいので、できれば小中高校生から投与してほしいとも思います。また基礎疾患のある人は感染すると重篤化しやすいので、ワクチンの投与が必要だと思いますが、ワクチンの副作用を心配している人もあります。今のところ弱毒性のインフルエンザで、強毒型に変化したという情報はありませんので、寒くなっても弱毒性のままで収束してほしいと思います。(手洗いの絵はSARAYAさんのHPから借用しました)


330  高校へ進学する目的を考えよう  2009年08月28日(金)
 高校へ進学する目的を考えたことがあるでしょうか。「みんなが進学するから」という理由で特に大きな目的を持たずに進学する人も多いと思います。「社会へ出てから不利になるのでせめて高校ぐらいは卒業したい」という理由の人もいます。確かに、ほとんどの人が高校へ進学する時代ですから、高校の卒業というのはあたりまえの資格になっています。「大学へ進学したいから」という目的で高校へ進学する人もあります。大学への進学率がほぼ50%になり、約半数の人が大学や短大へ進学する時代ですからこれも当然の理由と言えます。
 「みんなが進学する」からとか、「せめて高校ぐらい」と考えて進学する人の中には、高校での勉強にあまり大きな意味を見出さない人がいると思います。「大学へ進学したいから」という理由で高校へ進学した人は、受験勉強という「勉強」に大きな意味を見出すかもしれませんが、受験勉強は一つの技術の修得であって、本来の「勉強」とは別のものです。大学へ進学したいなら、高校へ行かずに「高校卒業程度認定試験」を受けても進学可能です。17歳の飛び級受験を受け付ける大学も10校程度できました。
 すると、高校へ進学する目的は何でしょう。その答えは人によって違うと思います。私は私の答えを持っていますが、その答えは私の答えです。「その答えが明確であること」が高校での3年間の自分の生活と学習の充実度を決める大きな要素だと思います。高校での生活で、「教科の学習」だけに大きな意味を見出さなくてもかまいません。「友だちをつくる」「部活動をする」「学校行事に力を入れる」「集中力をつける」他にもあると思いますが、「目的を考える」という行為そのものも、とても重要な作業です。「考える」ということを飛ばして生活している人が増えているような気がします。「考える」を飛ばすと「感覚」が勝ります。感覚も重要なことですが、考えるということとのバランスが重要なのです。


329  今日は先輩がたくさん来て、話をしてくれました  2009年08月27日(木)
 今日は卒業した先輩にたくさん来てもらって、2年生は総合学習で2学期からはじめる「論文作成の体験談」講座、1年生は「ようこそ先輩」と題して大学での生活や、受験勉強などについて話をしてもらいました。1期生の大先輩から今年卒業した5期生まで全部で15名近くの先輩が集まってくれました。
 論文作成では各クラス2名ずつ、自分の今の大学での生活なども紹介しつつ話をしてくれました。私は今年卒業した生徒の高校時代しか知りませんが、久しぶりに会うと「大人になったな」と感じます。高校生の時より物腰にやや余裕が生まれた感じがします。「なんかあまり役に立たない話ばかりしていたのではないですか」と不安に思っている人もあったようですが、高校生にとっては大学へ行った先輩というのは、自分たちとは全然ちがう大人なのだから、あまり心配せずに、自分の思ったように話してくれることがきっと後輩の役に立ちます、と答えておきました。自分の決めた論文のテーマについて、なぜそのテーマにしたのか、アンケートをとったり、ネットで調べたり様々な方法で論文を作成したことを話してくれて、2年生はきっと役に立ったと思います。一生懸命みんなメモしていました。
 1年生にとっては大学生の先輩というのはずっと大人です。大学での勉強や生活のようす、自分の目標をもってほしいこと、高校生と違って大学生は常に主体性を持って、自分の責任で行動しなければいけないことなどを熱く話してくれました。
 20年前に比べてだんだん若者の精神年齢が低年齢化して、20年前の中学生が今の高校生で、20年前の高校生が今の大学生だという人もあります。たしかに、今の高校生はむかしに比べると、学習面だけでなく生活面でも至れりつくせりで主体性がなくなっていると感じることがあります。大学生も自分の行動に責任が持てずに、偏差値の高い大学に進学した人でも大麻所持でつかまったり、いじめがあったりと精神年齢の低さを実感することもあります。そういう人と比べると、今日来てくれた大学生の先輩はみんなしっかりしていました。自分の言いたいこと、伝えたいことをうまくまとめて15分程度で話してくれました。
 今日の話を自分の進路や論文の作成に役立ててほしいと思います。


328  中学校の先生対象の説明会を開催しました  2009年08月26日(水)
 今日は中学校の先生対象の学校説明会を開催しました。10時30分からカリキュラムの説明、進路の説明、入試についての説明、入試の小論文の説明、質疑応答、授業見学と12時30分頃まで行いました。約25名中学校の先生方が来られ、本校の教育内容を説明させていただきました。本校の最近の傾向として大阪市内の中学校からの受検者が増加してきています。その傾向を反映してか、大阪市内の中学校の先生に最もたくさん来ていただきました。今里筋線ができてから、東淀川区、鶴見区、城東区などからもかなり通いやすくなってきたのが大阪市内からの受検生が増加した原因だと分析しています。
総合学科というのは古い学校でも開設されてまだ十年少しですから、どのような学科なのかわかってもらうのには時間がかかります。最近は総合学科へ入学する生徒も増加し、ようやくたくさんの人に知ってもらえるようになって来ましたが、今でも「何かしっかりした目標がある人が進学する高校だ」と誤解している人も多いようです。たくさんの科目があるので、まだはっきり自分の目標が見えていない人が受検してくれても何の問題もありません。
質疑応答では部活動のこと、来年から始まる共生推進教室のことなどの質問がありました。部活動の本校の特徴は一昨日紹介したパソコン部をはじめ、文化部がよくがんばっていることです。運動部だけでなく文化部が育つ学校というのは生徒の力のある学校だというのが私の考え方で、非常にうれしいことだと思っています。加入率は昨年よりかなり上がって約70%になりました。共生推進教室についてはまだ具体的に決まっていないことも多く、あまり詳しい説明はできませんでしたが、また12月ごろに説明会を開催する旨を連絡しました。
大阪にある総合学科はやはり学校によってかなりコンセプトが違います。受検する前に必ずそれぞれの総合学科の中身を詳しく調べておくほうがよいと思います。芦間高校は母体校2校がいずれも普通科で、しかも大学進学をメインにしているので「普通科+専門学科のような学校だ」という説明をしています。理数科や国際教養科(英語科)の学校と遜色のない科目を選択することができます。


327  民家甲子園でパソコン部活躍  2009年08月24日(月)
前に紹介した「民家甲子園」について。芦間高校パソコン部が「民家甲子園」という大会の近畿予選で優勝し、全国大会へ出場するということを前に紹介しました(7月25日の記事)。その全国大会が昨日香川県丸亀市で行われ、パソコン部は「なごみ賞 4位」になりました。
 8月はじめに尾張一宮市で開催された情報処理技能競技会(日本語ワープロ競技会)にも出場して全国3位の成績を残し、今回の民家甲子園では4位と常に全国レベルの成績を残しています。
 民家甲子園は民家の写真を5枚撮影しそれを基にしてプレゼンする形式で、「写真」がメインの大会です。正式名称は『「民家の甲子園」全国高等学校対抗民家町並みフォトコンテスト』なので出場する人の多くは写真部の生徒で、パソコン部というのは全く畑違いなのですが、その中でよく健闘したと思います。予選のときの写真もなかなかしっかり撮れていたと思います。付き添いで行っていただいた先生の言ではプレゼンのうまさはどのチームよりも勝っていたということで、写真の大会でなければ優勝していたかもしれません。
 本校の生徒のプレゼンは先輩のプレゼンを見たり、発表の機会がたくさんあったりして、非常に楽しくわかりやすいことが多く、保健の発表会や総合学科発表会でもいつも好評です。研究成果をただ棒読みするのではなく、歌をつくったり、踊りをつけたり、寸劇を入れたり楽しく発表するというのが好評な理由だと思います。
 2年後半の総合学習で行われる論文作成のなかの優秀作品を選んで、3年の4月に論文発表会を開催しますが、その発表会も非常におもしろく非常によくわかる楽しい発表が数多くあります。プレゼンの力は進学しても社会へ出ても非常に重要な力です。どんどん磨いていってほしいものだと思います。

326  昨日はPTAの文化祭準備  2009年08月23日(日)
 昨日はPTAの環境保健委員会による花植えと、文化祭の展示物を作成する作業が行われました。昨年、今年の行事を中心に役員会及び各委員会で模造紙1枚の展示物を仕上げました。役員会は7月に大阪を船で巡るツアーを企画しました。なかなか人気があって、たくさんの方に参加していただき、PTAの親睦が図れました。文化祭では昨年と同じように各委員会の展示物を掲示し、舞台の様子をWEBカメラで中継する休憩室を運営します。環境保健委員会は大きな行事の前に必ず玄関前を花でいっぱいにしていただいています。教養推進委員会は1学期には陶芸教室を実施しました。秋には大阪市内の見学会を企画しておられます。生徒にまけずに、PTAの保護者の方々も活発に動いていていただいています。
 さて、21日の金曜日に決定したのですが、本校は来年度の入試から知的障がい生徒共生推進教室を開設することになりました。説明会や詳しい内容については、もう少し具体的になってからこの欄でも紹介していきます。

325  高校を選ぶ5  2009年08月21日(金)
部活動をしよう
 高校を選ぶ一つの要素として高校での部活動があります。高校はもちろん勉強も重要ですが、友だちをつくり学校の活動に参加することも重要な要素です。そのためにはぜひとも部活動にも加入してもらいたいものです。授業が終わるとすぐに誰もいなくなる学校より、たくさんの生徒が部活動で残っている学校のほうがきっと学校生活も充実したものになると思います。
 そのためにも、学校選びの時にどのような部活動があるか、部員はどれぐらいいるのかを確かめてほしいと思います。また部活動加入率も聞いてみるといいと思います。芦間は約70%です。多くの学校は文科系部より運動系の部員のほうが多いのですが、芦間は少し傾向が違っていて、運動部、文化部ほぼ同じ数です。オープンスクールなどで、部活動の体験等を用意している学校もたくさんあると思います。ぜひとも部活動の体験にも参加してほしいと思います。部活動をすることで高校生活は勉強だけの生活よりずっと充実したものになると思います。卒業してからも部活動の友人との交流がずっと続いている場合が多いと思います。
 芦間高校にはたくさんの部活動があります。今日の始業式でも吹奏楽部、美術部、パソコン部、ソフトボール部などが優秀な成績を残し、表彰しました。特にパソコン部は「民家甲子園」の近畿予選に優勝し、香川県で開催される全国大会に出場します。また全国パソコン技能競技会でも優秀な成績を残しました。ソフトボール部は昨年に続いて公立校大会準優勝でした。また、部活動ではありませんが個人で参加したテコンドーの大会で全国3位になり銅メダルを獲得した生徒もおり、たくさんの生徒ががんばってくれています。
 今年の夏休みには「これだけのことをした」といえるものが残った人は、充実した夏休みであったと思います。ただ漠然と時間に流されているのではなく、「今日は○○をする」としっかり意識して生活をしてください。芦間高校は今日から授業が始まりました。中学生の人ももうすぐ夏休みが終わることでしょう。2学期は「意識して時間を使う」ことを心がけてほしいと思います。
 夏になっても新型インフルエンザの猛威が止まりません。予防に最も効果のあるのは外から帰ったときの手洗いだそうです。インフルエンザに気をつけてください。


324  高校を選ぶ4  2009年08月20日(木)
生徒を伸ばせる高校とは?
 府立高校の偏差値は五ツ木書房と大阪進研から発表されるものがよく目にとまります。これらの偏差値は模試や高校へ進学した人のデータをもとに作成しています。模試で高い点を出した生徒が進学した高校は当然偏差値が高くなります。
ところで、高校の偏差値と高校の先生の力はまったく別のものです。大学へたくさん進学する偏差値の高い高校に優秀な先生がたくさんいると思っている人もあるようですが、それは違います。優秀な先生の定義はむずかしいですが、「教え方がうまい」「授業がよくわかる」という指標があります。このような先生は進学校だけにおられるわけではありません。ところが、どこの学校にどんな先生がいるかということは中学生にとって最もわかりにくい部分です。そこで情報集めです。一番いいのは先輩から情報を得ることです。「うちの学校の○○先生はよくわかる」「□□先生の授業はおもしろい」というような情報を色々な友人と手分けしてたくさん集めてみましょう。そのような先生情報がたくさん集まる学校は一つの候補です。
 しかし、授業のよくわかる先生が何人かいてもその学校が生徒を伸ばせる高校かどうかはわかりません。生徒を伸ばすことができる学校というのは「生徒のモチベーションを落とさないように、常に何かの仕掛けをしている学校」でしょう。1年に入学して新しい高校生活が始まって「さあがんばるぞ」というモチベーションはそれほど長くは続きません。それをできるだけ持続させるために、講習や行事やいろいろな仕掛けを効率よく配置している学校や生徒が活発で高校生活を楽しんでいる生徒が多い学校は、生徒が伸びていくことが多いと思います。それは必ずしも進学校だけではありません。学校が生徒のモチベーションを持続させるようにしている仕掛けを知るには個別の説明会で細かく聞いてみるとよいと思います。例えば@土曜日の使われ方を学年と月を追って聞いてみる。A夏休みや冬休みの講習の具体的な内容を聞いてみる。B学校行事やその行事への生徒のかかわり方を聞いてみるなど。そしてできるだけ学校を見学して、ふだんの学校のようすを見学してみることです。


323  高校を選ぶ3  2009年08月19日(水)
 受検する高校を選ぶにあたって最も重要なことは、自分がその高校へ進学してそこで卒業するまで充実した学校生活を送ることができるかどうかを見極めることです。例えば、自分の成績はこの程度だから、この成績に見合う学校を受検するというように高校を決めると失敗する場合がよくあります。高校で中退する原因としてよくみられるのが、その学校に合わないので進路変更をするというものです。
 そのようにならないように何を調べればよいでしょうか。まず、自分が受検したいと考えるいくつかの学校へ実際に足を運んでみることです。オープンスクールはほとんどの学校で実施していますからオープンスクールを利用するのが一番いいのですが、日程が重なって参加できない場合などは、例えば体育祭などの代休の日や行事で午後から授業がない日などを利用していくつかの学校に直接足を運んでみてください。うまく時間が合わなければ土曜日などでもいいと思います。事前に電話をして必ず予約をして訪ねてください。高校もそれぞれ予定がありますから、どうしても見学を受け付けることができない日もあります。必ず予約をしてください。
見学にいってみるとその学校のもっている雰囲気が伝わってきます。生徒のいる日であれば出会った生徒に学校のようすを質問してみるのもいいかもしれません。土曜日でも部活動で登校している人もいるし、ほとんど生徒がいなくても学校の持つ雰囲気は変わらないと思います。学校の持つオーラというか学校全体から湧き上がってくるような雰囲気というのはホームページやパンフレットではわかりません。ぜひ自分で感じてみてください。
 高校生の先輩に質問してみて、中学生に丁寧に応対してくれる生徒のいる学校はいいと思います。学校のことを説明してくれる先生も丁寧に、わかりやすく話をしてくれるかどうかを自分で採点してみてください。自分の中で合格点をつけることができる学校であれば、受検OKです。何校かの高校を訪問してみると、自然に自分に合うか合わないかの順序が決まります。もちろん、入学してから自分には合わないと感じる場合もありますが、偏差値などで学校を見ずに決めるよりはずっと間違いは少ないと思います。
 芦間高校では9月26日(土)と11月14日(土)の2回オープンスクール(写真は昨年のオープンスクールの模擬授業の風景です)を予定しています。また、その日に来ることができなかった人のために、12月13日(日)と1月17日(日)にもミニオープンスクール(学校の説明と案内だけで、模擬授業はありません)を開催します。たくさん参加してください。保護者の方も歓迎します。 


322  高校を選ぶ2  2009年08月18日(火)
総合学科はどんな学科?
大阪府には総合学科と普通科総合選択制があってその違いがよくわからないという意見をよく聞きます。また、高校で何をしたいか、社会へ出て何をしたいかという目的がはっきりしていなければ総合学科へ進学する意味がないという意見も聞きます。実際に総合学科では何をしているのかを少し紹介しましょう。
まず、総合学科と普通科総合選択制の違いですが、この違いは選択科目の数の違いだと思います。総合学科は選択科目が卒業に必要な単位の約半分ぐらいを占め、総合選択制の倍近くあります。もう一つの違いは総合選択制が「エリア」と呼ばれる一種のコース制をとっているのに対して、総合学科ではコースにあまり縛られない場合があるということです。例えば芦間高校には5つの「系(コース)」がありますが、実際に生徒はこの「系」をほとんど意識することなくかなり自由に自分の選択科目を選んでいます(これは学校によって違うので、よく調べてみてください)。
目的がはっきりしていないと総合学科へ進学できないというのは誤解です。中学生で、自分は将来こんな職業に就きたい、大学でこんな勉強がしたいというはっきりした目標をもっている人はほとんどいません。まだ、自分は何に向いているのかよくわかっていない人も多いだろうと思います。よくわからないから普通科にしておこうという人も多いと思います。そういう人こそ総合学科へ進学すればいいと思います。芦間高校では、1年生はほとんど共通科目です。2年になる前に科目を選択します。例えば国際教養科(英語科)に合格した生徒が入学してから高校の英語が自分には合っていないことに気がついて別の学科へ変わろうとしても簡単には変わることができません。ところが総合学科は入学する前にコースを決める必要がありません。1年生の間に自分の進路をゆっくり考える時間があるのです。英語が得意で、外国語系の大学へ進学したいので国際教養科と同じような授業を受けたいと考える人は2年生から英語を中心にした選択科目を選べばよいのです。数学や理科が得意なので理数系の大学へ進学したい人は理数科と同じような科目選択をすることができます。同様に、芸術系、看護・福祉系、国語などの人文系など自分に合った選択をすることができます。自分の適性をゆっくり見極める時間があり、普通科よりも選択科目が多いのが総合学科です。また、小論文、カウンセリング、手話(写真)、点字、和太鼓、中国語、韓国朝鮮語、コンピューターミュージック、CADなどあまり普通科では見られないような授業もたくさんあります。これらの授業を自分で組み合わせて選択するのが総合学科です。芦間高校は大学への進学をめざす総合学科です。小論文や面接指導などにも力を入れています。
総合学科の選択科目は学校によって大きく異なります。どのような選択科目があるのかは学校のパンフレットやホームページの他、各学校の作っている「シラバス」でも確認できます。シラバスは各学校へ問い合わせるか、あびこの大阪府教育センターの図書館に各校の最新のものがありますので参考にしてください。


321  高校を選ぶ1  2009年08月17日(月)
入試のシステムをしっかり確認しよう
 そろそろ受検する高校を選ぶ準備にかからねばならない時期がやってきました。多くの人はまず私学から受検校を決め、その後公立の前期、後期の受検校を決めていくことになると思います。
 公立高校の入試は前期と後期の2回行われます。前期は2月16日と17日に出願(音楽科はもっと早いです)、2月23日、24日に入試、3月2日が発表です。後期は3月8〜10日に出願、入試は3月16日、発表は3月23日の日程です。前期は専門学科の入試が中心で、総合学科や普通科総合選択制、工科高校などの入試も前期です。芦間高校は総合学科ですから前期入試です。前期入試に合格すると後期入試には出願できない(併願ではない)ことが重要なポイントです。また、前期入試の学校では学力検査だけでなく、小論文や面接、実技試験なども行われることに注意してください。専門学科と総合学科には学区はありません。
 「総合学科は何を勉強できるのだろう?」、「普通科総合選択制との違いは何?」、「専門学科高校の内容は?」、「将来の進路は?」など前期入試の高校は後期入試の普通科よりわかりにくいことが多いので各学校のホームページやパンフレットなどで詳しく調べてみてください。明日は、「総合学科とは何?」ということについて書きたいと思います。
 ところで、芦間高校は総合学科ですから2月23日が学力テストと小論文、24日が面接になります。学力テストは5科目(国数英理社)各50点満点で高得点の2科目の点数を2倍します。例えば国語25点、数学35点、英語40点、理科25点、社会40点であったとすると25+35+40×2+25+40×2=245点となります。小論文は100点満点です。特に総合学科を受検する場合は非常に配点の高い小論文がキーポイントになると思います。小論文は作文とは違うので、書き方をしっかり勉強しておいてください。24日の面接は5人(4人、6人の場合もあります)一組で約15分間行います。この学力検査の点数と、小論文の点数、中学校からの調査書(内申書)の点数に決められた倍率をかけた得点が総合点になります。この倍率は学校によって違い、2学期になったら発表されます。大阪府の入試では、この総合点の順位だけで合否が決まるのではなく、ボーダーゾーンという考え方がありますが、これについては長くなるのでまた後日に書きます。
 大阪府の入試のシステムは少しややこしいので、必ず確認しておいてください。高校選びの第一歩です。(写真は昨年の入試の初めの受検生の集合風景です)


320  奈良へ研修に行ってきました  2009年08月12日(水)
 お盆休みで、学校は生徒も先生もあまりいません。来週月曜からまた再び、学校に活気が戻ってきます。夏休みはどこの学校も非常に短くなってきています。
 ところで、今日は社会科研究会の研修で、奈良国立博物館で開催されている中国の寧波(ニンポー)と日本の仏教による交流をテーマにした展覧会と、東大寺から奈良公園を通って新薬師寺までの古代の東大寺絵図に沿って歩く巡検に参加してきました。
 中国の寧波という都市は上海の対岸、浙江省にある大都市ですが、かつては日本や朝鮮半島から東シナ海を越えてやってくる貿易船の玄関口でした。歴史の教科書にも必ず登場する鑑真(唐招提寺の開祖)、最澄(比叡山を開いた天台宗の祖)、栄西(臨済宗の祖)、道元(曹洞宗の祖)などの有名なお坊さんもこの港を起点に日中間を行き来していました。だから日本の天台宗や禅宗もこの都市と非常に深い関わりを持っています。展示を見学する前に、奈良国立博物館の学芸員の北澤先生からこの展覧会についてのお話を伺ったあとで見学しました。まず展示の概況を伺っているので、一つ一つの展示物を非常に興味を持って見学することができました。
 午後からは大阪大学大学院の奥村先生の案内で、東大寺の南大門前から古代の東大寺絵図にしたがって奈良の町を歩きました。古代の絵図とはいえ非常に正確に測量がなされていて、今の地図に当てはめても大きな狂いがありません。東大寺の築地塀の跡(と考えられるところ)、古代の瓦工場の跡(ここは今でも大量に古代の瓦が発掘されます)、古代に土でつくられた仏塔(頭塔=写真)などを約4時間かけて歩きました。説明を受けないと見過ごしてしまうポイントが多く、解説していただきながらの巡検というのは大変役に立ちます。奈良公園も今まで何度も行きましたが、あの芝生の下にこんなすごい古代の遺跡が眠っているのかと思うと、今更ながら知らないことの多さに恥ずかしくなってしまいます。最後に志賀直哉の旧宅にも立ち寄り、服のままでプールに飛び込んだように、汗でびしょびしょになりながら歩きましたが、非常に収穫の多い研修でした。
 お盆明けから校長だよりを再開しますが、中学生ももうそろそろ受検校を考えなければ行けない時期が近づいています。何日かにわたって「高校の選び方」というテーマで、この欄を書こうと思っています。
 

319  台風が近づいています  2009年08月10日(月)
 台風9号が近づいて非常に不安定な天気です。今年はエルニーニョの影響だそうですが、梅雨明けが遅れ、梅雨が明けてからも不順な天気が続いています。普通は「梅雨明け十日」といって、梅雨が明けると十日間ぐらいは暑くて安定した晴れの日が続くものなのですが今年はちょっとおかしいようです。昨年のように、毎日35度をこえ、夜でも28度近くあるような日がずっと続くのも困ったものですが、今年のように不順な天気が続くと野菜の値上がりや、米の不作などが心配になってきます。しかも、ここのところ毎年あることなのですが、時間雨量100mmなどというとんでもない豪雨があちこちで記録されています。昨日も四国各地で時間雨量が80mmをこえる豪雨を記録したところが5ヶ所もありました。東京の都心の大手町でも時間雨量が58.5mmという雨が記録されています。時間雨量50mmで、傘をさしても歩きにくい状態ですから、100mmとなると外へ出るのはまず無理でしょう。しかも、森林伐採や植林しても杉ばかり植えるので山の保水力が低下して土砂崩れや土石流、川の突然の増水などで昨日だけで10人以上の方が亡くなっています。
 日本の大都市は雨に弱く、雨水の排水が許容量をこえると道路が冠水したり、地下街が水浸しになったりすることがあります。特に大阪は上町台地を除いて低湿な沖積平野上にあり、生駒山地の麓の柏原市で標高10m少ししかありません。しかも道路がほとんど舗装されて雨水が地面にしみ込みませんから、大雨になるといつ洪水に襲われても不思議ではありません。これまでも1972年の大東水害をはじめ何度か洪水に見舞われてきました。大東水害は寝屋川の氾濫による水害ですが、最近の雨の降り方から見て、河川の氾濫だけでなく、急激に大量に降った雨が排水されないで洪水を起こす内水氾濫にも常に注意しなければならないと思います。
 昼間は暑くて晴れで、夜になると涼しくなって23度ぐらいに気温が下がるというような夏が理想的なのですが、最近はそんな都合の良い天気があまりありません。

318  大阪検定2級  2009年08月09日(日)
 大阪検定2級に合格しました。得点は89点でした。といっても合格率が70%ですからあまり自慢にはなりません。ただし、商工会議所の主催の検定試験ですので、大阪歴史博物館や東洋陶磁美術館、大阪企業家ミュージアムの無料入場券やグランヴィアホテルや帝国ホテルのレストラン10%割引券などの特典が付いているのでちょっとお得感があります。来年は1級を受けてみようと思いますが、1級は少し勉強をしないと難しいかもしれません。
2級で最も正解率が高かった問題は「・・・・・・鶴見緑地で1990年(平成2年)・・・(中略)・・・開催され、約2,300万人もの人が訪れた国際博覧会の略称は次の内どれでしょう?」という問題で、97%の正解率だったそうです。もちろん正解は「花の万博」です。逆に最も正解率の低かった問題は「・・・・・大和川はかつて洪水が頻発し、1704年(宝永元年)幕府令により河川の付け替え工事が着工されました。・・・(中略)・・・さて、この大和川の付け替え工事にかかった期間は次のうちどれでしょう?」という問題でした。正解率は19%だったそうです。@約1ヶ月、A約8ヶ月、B約4年、C約8年の選択肢ですが、@は常識で除外できるので実質三択です。正解はAの約8ヶ月です。今の柏原市国分から、大阪湾までの水路をわずか8ヶ月で開削したのですからとてつもない突貫工事であっただろうと思います。今日の大型の土木機械を用いても無理かもしれないという日数です。しかも、途中には羽曳野丘陵や、北へ流れる西除川や東除川などがある地域で、わざと北へ流路を湾曲させたり様々な工夫が施されています。この大土木工事を当時の人海戦術で僅か1年足らずで完成させたというのはすごいことだと思います。江戸時代というのはあまり知られていないことですが、意外に科学技術は進んでいたのです。この工事によって、水路に沈んだ村々や田畑もある反面、河内平野では洪水の被害が減り、綿花、菜種を中心にした大阪の市場を目的にした商品作物生産が拡大し、近郊農業地帯になっていきます。むかしの河内湖の名残である深野池や新開池が新田に生まれ変わったのもこの頃からです。また、それらの輸送のために柏原船、剣先舟などの川船の水運が盛んになり、川船は明治初年まで運航していました。この肥沃な沖積平野を大阪の後背地とする政策は成功して、大阪の経済力は大きく向上しました。
 現在の河内平野はほとんどが住宅地や住工混合地域です。しかも高度成長の時代に無秩序に、明確なビジョンをもたずに都市化した地域です。この無計画な都市化のつけはまだ精算しきれていません。

317  昨日は芦間カップ男子バスケットを開催しました  2009年08月06日(木)
 昨日は男子バスケットボールの芦間カップを開催しました。守口市立第二、第四、八雲、庭窪中学校、門真市立第七中学校、寝屋川市立第二中学校、大阪市立茨田、淀川中学校の合計8校に集まっていただきました。優勝は八雲中学校、準優勝は庭窪中学校でした。かなり暑い日でしたが、少し風があって蒸し風呂状態ではなかったので、熱中症や事故もなく無事終わりました。
 芦間高校は男子が少ない学校なのに、男子の運動クラブがバスケットボール、バレーボール、アメリカンフットボール、陸上、卓球、サッカーなどいくつもあるので、それぞれの部の部員数の少ないことが悩みの種です。男子バスケットボール部もはじめは人数が少なかったそうですが今は16人とかなり部員も増えて一生懸命活動しています。この春のインターハイ予選は残念ながら1回戦で三国丘高校に82対81の1点差で負けてしまいました。ほとんど力の差はなかったのですが、その勝った三国丘がベスト16まで進出していますから、勝っておれば芦間がベスト16になれる可能性もあったということで、惜しいことをしたと思います。秋の大阪総体の1次予選は8月30日桜宮高校の会場で大冠高校と対戦します。ぜひ勝ってほしいものです。私も時間が許せば応援に行こうと思います。私はバスケットボールは高校の授業以外ではしたことがありませんが、見るのは大好きです。
 昨日来てくれた中学校の人は、芦間高校のバスケットボール部はどんなクラブか少しはわかってもらえたでしょうか。3年生は来年2月、1,2年生はもう少し先になりますが、芦間高校を受検して、ぜひバスケットボールを続けてほしいと思います。
 たくさんの中学校に集まっていただいてありがとうございました。また来年も芦間カップを開催したいと思います。

8月3日の「看護実習が終わりました」に新しく文章をつけ加えました。写真も更新しました。戻ってご覧ください


316  高校生書道展を見に行きました  2009年08月05日(水)
 今日は枚方市立生涯学習市民センターのギャラリーで行われている第2回高校生書道展(枚方・北河内地区)を見てきました。午前中まとめる資料があって、午後1時にはお客さんが来られるのでその合間を縫って行ったので、ゆっくり見ることはできませんでしたが、芦間の生徒の作品(先生の作品も展示してあります)だけはゆっくり見てきました。カメラを忘れたので、残念ながら写真を撮ることができず、展示が終わってから作品の写真は掲載したいと思います。
 他校の生徒の作品と芦間の生徒の作品を比べてみると、芦間の生徒の作品が非常に優しい字が多いという印象を受けました。先生の指導の方法や女子生徒が多いということもあるのかもしれませんが、豪快な字が少ない印象を受けます。学校のもっている雰囲気がそうさせるのかもしれません。私は優しい字が好きです。
 私が一番気に入ったのは寝屋川支援学校の生徒の「海」という字でした。自分の感じたままに大きな海の雰囲気がよく伝わってくる字で、広くて堂々とした海のようすが字に表れていました。きっと元気のいい、自分のイメージを大きくふくらませる力のある生徒なのだろうと思います。
 私自身は筆で書く字はへたくそなので、練習していますが、このような書道展を見ると、上手とか下手というのではなくて書く人の感性なのだと思います。下手でも味わいのある字が書ければいいのですが、どうしても筆を握ると上手く書こうとして字が縮こまってしまい、なかなか味のある字が書けません。むずかしいものです。
 今日は朝からバスケットボールの芦間カップを実施中です。そのことについては明日。


315  看護実習が終了しました  2009年08月03日(月)
 先週の木曜と金曜(30日と31日)の二日間、看護Uを選択している生徒10名がお隣の松下記念病院で看護実習を行いました。看護というのは人の命を預かる仕事ですから、実習といっても気軽に参加するようなものではありません。10人の生徒(実際には1名が体調不良で早退したようですが)はまじめに2日間しっかり取り組んだようです。もちろん看護師の免許を持っているわけではありませんから、実習の内容は限定されますが、与えられた仕事にまじめに取り組んでいたようです。
 看護師の仕事というのはかなりハードだと聞きます。そのハードな仕事を体験して、自分の目でしっかり見て、それでも看護の仕事に就きたいと考える生徒がいるなら、その生徒の気持ちは本物だと思います。後はその目標を実現するために、大学や専門学校へ合格するために必要な勉強を怠りなく続けていくことだと思います。お忙しい中、看護実習を引き受けていただいた松下記念病院の方々には本当にありがとうございました。
近年キャリア教育の必要性が叫ばれだして、職場体験を実施している学校が増えてきました。職場体験も引き受けていただける事業所によって内容は様々で、仕事を見学するだけの場合から、実際にハードな仕事を体験して将来の自分の進路をしっかりとしたものにする場合まであります。今回の病院実習は後者になると思います。しかし職場体験にあたって最も重要なことは、参加する生徒の気持ちや態度だろうと思います。体験する職場の内容をどれだけ理解し、そこで働いている人にそして仕事の内容にどれだけ敬意を払えるかが問われています。いい加減な気持ちで参加するならそれは迷惑をかけるだけで何の意味もありません。職場体験で得たものがこれからの自分の将来に役立てることができるならば、大きな意味を持つことだろうと思います。
芦間では、この看護実習の他に高齢者通所施設「清徳デイサービスセンター」で実施する福祉体験実習(前期7月27~30日 3名参加 後期8月3日~6日 2名参加)、2学期末〜3学期に行うジョブクエスト(1年生全員)などのキャリア学習を通じて、生徒が真剣に自分の将来のことを考え、様々な職業というものについてしっかりとした敬意を持って望むことを支援していきたいと考えています。
病院自習に付き添っていただいた石井先生に書いていただいた文章を掲載します。
2日間の病院見学実習を終えて
 本校では選択科目看護Uの授業の一環として、7月30日(木)7月31日(金)の2日間、3年生10名が松下記念病院で病院見学実習を行いました。
病院実習の目的は、病院の施設・設備および看護を見学することにより、看護の学習効果を高めるとともに、今後の看護学習への理解を深める。また、看護内容について理解を深めることで将来の進路に繋げることです。
実習先は、内科病棟、外科病棟、整形外科病棟等の5病棟に分かれ実習をさせていただきました。また、産科病棟と小児科病棟は見学し、それぞれの特徴を説明して頂きました。
病院見学実習をするにあたっては、事前に7月13日(月)にオリエンテーション(病院は患者さんの命をあずかっていること。守秘義務を守ること。感染予防を厳重にすること)をしていただき臨みました。
当日は、緊張した中で、はじめて白衣を着用し、指導看護師さんが患者さんを援助している場面を見学実習させていただきました。その援助は、患者さんの状況をしっかり把握した上で看護判断し、実施されるものでした。
また、指導者の方と一緒に日常生活の援助(体位変換、車椅子移動、ベッドメーキング、血圧測定、清拭等)をさせていただきました。看護師さんが援助毎に患者さんに1つ1つ丁寧に説明されている姿がとても印象的で、コミュニケーションの大切さを再認識したとのことでした。
生徒は、看護師の仕事を実際に体験することで大変な仕事であるがやりがいのある仕事であることと、看護師への気持ちを新たにしたとのことです。このように1つ1つ体験したことが印象深く、生徒の心に多くのことが残った実習になりました。
松下記念病院の皆様には大変お世話になりありがとうございました。




314  アリソン先生帰国。お元気で!  2009年07月31日(金)
 昨日は本校に2年間勤務してくれたALTのアリソン先生が帰国するので、関西空港まで見送りに行ってきました。
 前にも一度書きましたが、アリソン先生は生徒と年齢が近いこともあって、生徒によく溶け込み、学校行事にも積極的に参加してくれ、英語を教えるというだけでなく様々な面で生徒をよく育ててくれたと思います。自身の日本語力も来日した時(この時は私は知りません)は日本語をほとんど話せなかったようですが、最近は私と日本語で会話が十分できるなど、とても進歩が見られました。生徒といっしょに自分も成長していったのだろうと思います。私の知っている中では最もよいALTの一人でした。出発の前には学校で生徒も名残を惜しんで出発がかなり遅れたようです。関西空港で待っていたのですが、結局到着したのは登乗便の出る60分前、しかも搭乗便が15分早くなっていたので実質45分前でした。国際線ですからギリギリで、双方「ありがとう」と言って、とても大きな荷物を持ってあわててゲートの中へ消えてきました。あの大きな荷物をもってアトランタでマイアミ行きの便に乗り換えられるのかちょっと心配ですが・・・・・。
 9月からはワシントンDCにあるジョージワシントン大学の大学院へ進学するそうです。ジョージワシントン大学というのは創立200年近い伝統のある大学ですが、アメリカ合衆国のブッシュ大統領の一期目のパウエル元国務長官、日本ではアンジェラ・アキも卒業生です。アメリカでも日本と同じように明るく元気に学んでほしいと思います。人に何かを教えるということはとても大事なことで、教える側も必ず何かを学びます。受身で授業を聞くだけでなく、自分で人に教えるためには自分で勉強しなくてはなりません。アリソン先生もそのことをきっと学んでくれたと思います。アリソン先生に代わるALTの方はやはり女性で8月上旬に学校へ来られます。名前からではドイツ系のアメリカ人のようですが、どんな方でしょうか?


313  徳島県上勝町を見学してきました  2009年07月30日(木)
 昨日は社会科研究会の地理部会の巡検で、徳島まで日帰りで行ってきました。朝早く集合、夜遅く解散という強行軍でしたが徳島日帰りが可能なほど道路の状態が良くなったということです。見学に行ったのは、徳島市から車で1時間ほどの所にある、勝浦郡上勝町という山村です。町の80%以上が山林で、人口も2,000人足らず、約半数が65歳以上の高齢者というどこにでもある山村なのですが、この村は人口の倍近い年間4,000人近い視察を受ける村なのです。
 何が有名かというと、高齢者が非常に生き生きと働いている村なのです。日本料理の刺身などには季節を表現する花や葉っぱが飾られています。たとえば春には桜の花であったり、秋には紅葉した紅葉の葉っぱであったりしますが、この花や葉っぱが料理の季節感を演出しています。この花や葉っぱを全国の市場に供給しているのがこの上勝町で、しかもその生産を担っているのが高齢者の女性なのです。また商品も豊富で葉っぱや花で30品目以上を取りそろえています。
 高齢者が多いということは経済の沈滞をもたらし、過疎や限界集落というようなマイナスのイメージで考えられがちです。どこでも、働く場所を確保して若い人が帰ってくるために、道路工事や工場誘致、観光産業などの方法を考えてきましたが、高齢者が生き生きと働くことができる環境があれば高齢化率が高くても決して村は沈滞しないのだという逆の発想から村おこしをした村なのです。
 「つまもの」とよばれる花や葉っぱは軽くて運搬も容易で供給の体制が整ってさえおれば高齢者の女性でも生産や運搬がやりやすい品物です。このことに気がついた村のコーディネーターの方がつまものを生産販売する組織を立ち上げ、現在では高齢者の女性でも月50万円以上の高収入を収入をあげることができる産業に成長しています。80歳以上の女性が自分でコンピュータを駆使して市場の状況を調べ、どのような葉っぱを市場に供給すれば高く売れるかを考えて毎日午前中に農協の集荷場へ運んできます。
 人は高齢であろうとなかろうと、働く環境があれば誰でも力を発揮できる、高齢者が多いということはマイナスではなく、高齢者を産業の担い手と考えれば労働力はたくさんあるという逆転の発想を現実にしたこの村の力を感じる見学でした。

312  わや  2009年07月27日(月)
 「ワヤ」という大阪のことばがあってこの頃はほとんど使わなくなってしまいました。牧村史陽の「大阪ことば事典」では駄目、失敗、無謀、無茶苦茶。とあります。引用例がおもしろくて「さっぱりワヤや(全然駄目だ。なっていない。女房がお産で、子どもが風邪ひきで、おやじが会社をくびになったというような場合にも「さっぱりワヤやがな」で頭をかいてすましていることができるのが大阪人の一面である)。という風に書いてあります。ものすごい事例ですが、何かつらいことがあっても自分だけが不幸だなどと思わないで、「さっぱりワヤや」のおじさんのように、どこかで強靱な精神を持ち合わせてほしいと思っています。田辺聖子さんの「大阪弁ちゃらんぽらん」にも「あかん」と「わや」という章があって、「あかん」と「わや」の差異は主観的発想と、客観的発想の違いではないか、と書いてあります。「「もう、あかん」というより「もう、ワヤですわ」という方がヒトゴトのように聞こえておかしい。そしてまだ立ち直れる余裕があることを示す。一段次元の高いところからワヤな状況を見おろして、われとわが身を感心してる。」と書いてあって、なるほどワヤというのは駄目な状況を客観的に見ているなと感じることばです。標準語にすればどちらも「もう駄目です」になるのでしょうが、「あかん」と「ワヤ」を使い分けられる大阪弁のボギャブラリーの多さに感心してしまいます。
 ところが、「あかん」は今でもよく使いますが「ワヤ」を使うことがほとんどなくなりました。最近は落語ブームで上方落語を聞きに行く人も多いのですが、上方落語にも「ワヤ」ということばはしばしば登場します。上方落語などを聞いて、死語になりかけている大阪のことばをまた使うようにしてくれる人が少しずつ増えてきてほしいなと思います。テレビなどの影響で日本中のことばの差異が少なくなってきています。「しんどい」のように全国どこでも通じる大阪弁も生まれています。微妙な表現ができる大阪のことばをもっと残す方法を考えています。
 ところで最近使わなくなってきた大阪のことばを思いつくまま四つ挙げました。「きずつない」「ほたえる」「ネキ」「おかいさん」。意味がわかりますか?

311  民家の甲子園  2009年07月25日(土)
 今日は大日のイオン1階のサニーコートで開催された「民家の甲子園」を見学に行ってきました。民家の甲子園とは全国の高校に在籍する生徒が、被写体を民家や町並みに限定した写真コンテストで、正式な名称は「「民家の甲子園」全国高等学校対抗民家町並みフォトコンテスト」といいます。2003年に第1回大会が開催され、今年は第7回になります。本校には写真部はありませんが、パソコン部が出場するというので見に行ってきました。今日は近畿予選で、各チームが撮した民家や町並みの5枚の写真と,800字程度のPR文を応募して,その写真をもとにしたプレゼンが行われました。審査は写真、PR文、プレゼンの三つで行われ、今年のテーマは「光」。中四国を中心にこれまで行われてきたので、近畿地区にはまだあまりPRが浸透していなかったために,参加したのは滋賀県立八幡商業高校写真部が2チームと本校のパソコン部が1チームの合計3チームでした。本校のパソコン部は文禄堤の町並みと川東傘提灯店の職人さんの写真を出展しました。さすがに写真は八幡商業の写真部の方がうまいなと思いましたが、アピール文は本校の文章が最もよくできていました。またプレゼンもただ写真の説明だけでなく、地図や民家の平面図や立面図などを用いて、文禄堤の歴史を挿入するなど凝ったものでした。小論文やプレゼンはさすがに本校の生徒はお手のものというところでしょうか。
 結局出場3チームの中で優勝して、8月23日に香川県の丸亀市で行われる全国大会に出場することになりました。おめでとうございます。それまでに、原稿を見ないでプレゼンする方法を工夫してほしいと思います。


310  今日は天神祭り宵宮  2009年07月24日(金)
 昨日は7月4日(土)に登校した振り替え休日で、私は久しぶりに休みを取りました。午後4時に天六の歯科の予約があったので、少し早い目に出て山片蟠桃の墓(北区与力町 善導寺)、大塩平八郎の墓(北区末広町 成正寺)、緒方洪庵の墓、中天游(緒方洪庵の師)の墓(北区同心町 龍海寺)の墓参りをしてきました。山片蟠桃の墓は後に子孫の方が新しくされたものと、江戸時代からの墓と二つあるのですが、江戸時代の墓はかなり剥落が進んできています。中天游の墓も剥落が進み、かなり文字が読み取れなくなってきています。江戸時代に大阪で活躍した人の墓は、この南森町周辺のお寺と上町や下寺町に集中していますが、江戸時代からの墓はどれもかなり剥落が進み保存に苦労しておられるようです。主な人の墓は井原西鶴(誓願寺 中央区上本町西4丁目)、近松門左衛門(中央区谷町8丁目の谷町郵便局の南の路地を少し入ったところと尼崎の広済寺にもあります)、竹本義太夫(超願寺 天王寺区大道1丁目))、田能村竹田(浄春寺 天王寺区夕陽丘町 口縄坂の下り口)。一度梅田から天王寺まで大阪の有名人墓参りツアーを企画しようと思っています。
 ところで昨日は天神まつりの宵々宮で、天神橋筋商店街で御羽車の巡幸に出会いました(写真)。お祭りそのものは6月から始まっていますが、今日の朝の宵宮祭、鉾流神事からがたくさんの人が集まってきます。そして明日25日夕方の船渡御でクライマックスを迎えます。かつての船渡御は大川を下って下流のお旅所までの巡幸であったそうですが、地盤沈下等で御座船が橋の下をくぐれなくなって、今のように大川の上流方面への船渡御になったのだそうです。かつて下流のお旅所周辺の町々では御座船を迎えるために、御迎人形という大きな人形を作りました。現在そのうちの16体が残っており、それらが26日の日曜まで大阪くらしの今昔館(天六)、帝国ホテル、OAP、花外楼、大阪歴史博物館、大阪天満宮の6箇所に分けて展示されています。昨日は天六の大阪くらしの今昔館で展示されている「八幡太郎義家」「胡蝶舞」「酒田金時」「羽柴秀吉」「木津勘助」の5体を見てきました。どれも2mをこえるほどの立派な人形で、大阪の庶民の英雄をかたどったものです。明日の船渡御は大変な人出になると思います。特に大川周辺は10m進むのに30分以上かかるのではないかと思います。船渡御を見に行くのもいいですが、天神まつりのいわれも少し調べてみたらおもしろいのではないかと思います。 


309  終業式を行いました  2009年07月22日(水)
 休校の影響で当初の予定は17日でしたが、授業日を増やしたため本日終業式を行いました。新型インフルエンザは今ではテレビや新聞報道も少なく、収束したように思われがちですが、実際にはまだ感染が続いています。みんながパニックになっていた時には誰もがマスクをしていましたが、今はほとんど見かけなくなりました。みんながインフルエンザのことを忘れてしまっているかのようです。みんなが忘れてしまっているので、今のほうが感染には無防備かもしれません。正しい情報を集め、必要な情報をうまく取り出す技術があれば、今でもインフルエンザについては手洗いやうがいなどの予防をすることが必要だということがわかります。まわりに影響されることなく、正しい情報を取捨選択する力をつけてくださいという話をしました。 終業式のあと、「書写検定(硬筆・毛筆)」「男子バレー部」「テコンドー」「陸上部(投擲競技)」での優秀な成績の表彰をし、大阪府の代表に選ばれたアメリカンフットボールの選手の紹介をしました。一学期もたくさんの生徒がさまざまな活動でよい成績を残してくれました。二学期もよろしくお願いします。
 伝達表彰後の生徒総会(写真)では一学期の総括と、生徒アンケートの要望事項への取り組み状況の報告、食堂でアイスを販売するかどうかの全生徒の意思確認が行われました。生徒の要望事項にはなかなかむずかしいものもありますが、答えられるものについてはできるだけ答えていきたいと思います。
 最後に任期を終えて帰国し、アメリカで大学院へ行くことが決まっている本校のALTアリソンさんの送別会をしました。彼女は私が知っている中では最もよいALTの一人だと思います。年齢的にも生徒に近いので生徒のよいお姉さんという感覚で、体育祭では生徒と一緒に競技やパフォーマンスに参加してくれたりしながら、2年間生徒に溶け込んで生活してくれました。ほとんど話せなかった日本語も、今日のお別れのスピーチはすべて日本語でしてくれました。勉強熱心で明るく楽しいALTでした。7月30日には帰国するそうですので、関空まで見送りに行こうと思っています。帰国してもこれまでのようにしっかり勉強してください。お元気で!!!
 ところで日食は見ましたか。11時過ぎの最大食分の時には教室の窓から見ていた先生や生徒もあったようです。雲がかかっていましたが、かえってその方が見やすかったようです。


308  大学フェアを見学してきました  2009年07月21日(火)
 昨日はあびこの大阪府教育センターで開催された大学フェアへ行ってきました。大学コンソーシアム大阪という大阪にある国公私立大学で組織する団体が主催で、30大学の説明のブース、資料配布、全部で30講座の公開講座、医療・薬学系、経済・経営系、語学・文学系、理学・工学系の分野別進路ガイダンス、日本のブーメランの第一人者の大阪経済大学出身の栂井さんによるトークショー(栂井さんのブーメランの実演をロビーで見ましたが、見事に自分の手元に戻ってくるワザは「すごい!」の一言です)のなど盛りだくさんの大会でした。各学校によるブースでは個別の質問にそれぞれ答えてもらえるし、模擬講座では大学の授業を体験できるし、しかも無料ですから非常に良い企画だと思います。午前中に見学に行きましたが、たくさんの高校生が見学や聴講に来ていました。大学は高校より学校によって違いが大きく、たとえば同じ経済学部でも学校によって中身はかなり違っています。自分の行きたい大学や、自分の行きたい学部を決めるためにも様々な情報を集めておかないと、入ってから困ってしまいます。もっとたくさんの人に参加してほしい企画だったと思います。また、資料だけ持って帰らないで、必ず話を聞くことも大事です。資料だけではわからないことがたくさんあります。
 場所があびこで北の方に住んでいる人にはやや不便だったこと、あびこからシャトルバスは出ていますが駅からやや遠いことが溢れるほど人が来なかった原因なのかもしれません。教育センターで実施するより、比較的アクセスが便利な大学が回り持ちで会場を提供したり、もう少し時期を後ろにずらして同時に願書を配布するなどもっと多くの高校生を集める工夫をすればおもしろいかもしれません。どこかの府立高校を借り切るというのもおもしろいかもしれません。
 模擬講座も、私は午後から別件の仕事があって聴講できませんでしたが「ペリーはなぜ日本に来たか」とか「みんなでつくる地域・社会」、「医療分野におけるコミュニケーション」などの講義はぜひ受けてみたい講義でした。来年も実施されることだろうと思いますが、もっとたくさんの高校生が参加するよう、高校の側ももっと協力しなければいけないと感じました。
 高校も2学期には中学生対象の説明会を開催します。中学生の方もぜひたくさん集まってください。


307  大学フェア大阪2009  2009年07月17日(金)
本校は休校の影響で、当初の予定では今日が終業式でしたが、来週の火曜日まで登校日を延長することになりました。今日を入れてあと3日、いよいよ夏休みが始まります。と言っても、夏期講習や部活動等で登校している生徒も多いし、先生もたくさんの方が出勤しておられますのでふだんとはあまり変わらない様子です。ただ、やはり夏休みになったというのはちょっとほっとする感じがあります。私が教師を始めたころは、7月の上旬に期末考査が終わると終業式までは試験休みで、実質の夏休みは7月の10日ごろから始まっていました。夏休みの終わりも8月の25日ごろから3年生の補充授業が始まりますが、1、2年生は9月1日からという学校が多かったようです。ところが週5日制になって、授業時間確保の意味からも、試験休みはなくなり、夏休みの終わりも8月20日ごろから授業を始める学校も多く、夏休みは実質約30日間という学校が多いようです。府立高校は全校のHR教室にエアコンが入っていますので、夏休みの間も学校へ出てきて講習を受けたり自習したりするのが昔に比べてかなり快適になりました。特に3年生は受験が控えているので、夏休みが学力アップには大事な時期でしょう。涼しい学校でしっかり勉強してください。
ところで、7月20日(月・祝)10時から大学コンソーシアム大阪主催の大学フェア2009が開催されます。大阪にある国公私立31大学が参加して、高校生を対象に30講座の模擬授業(予約は締め切りました)、卒業生のトークショー今年は大阪経済大の卒業生でブーメランの第一人者の栂井靖弘氏の講演(予約は締め切りました)、大学の先生による分野別のガイダンスや相談コーナー、資料コーナーなど(これらには予約は要りません)が行われます。大学を受験する前にオープンキャンパスやこのような機会を捉えて大学のことをよく知っておくことは非常に大事なことだと思います。パンフレットだけではわからないこともたくさん見えてくると思います。情報過多の時代ですが、重要な情報は自分の手でしっかり握っておかなければいけません。時間は10時~15時、場所はあびこの「大阪府教育センター」(地下鉄御堂筋線あびこ1番出口から東へ徒歩約10分)です。参加予約していない人も進路ガイダンスなどを聞きに行ってみてください。何か新しい情報がつかめるかもしれません。
中学生の人も、自分が受験したいと思う学校をしっかり見学しておくことも大事だと思います。名前だけで高校を選ばないで、自分でどのような高校かを比較研究することは、大変重要なことだと思います。それには夏休みが絶好の機会です。


306  新型インフルエンザ再流行  2009年07月16日(木)
 一時は収束に向かい始めていた新型インフルエンザが再び流行し始めています。現在感染が確認されている生徒のいる高校は公立私立あわせて20校をこえています。完全に休校している学校はありませんが、学年閉鎖や学級閉鎖している学校は10校をこえます。また、小中学校では公私立あわせて30校以上の学校で感染者が出ています。7月はじめは泉南地域の学校に集中していたようでした(交野は7月4日ごろから)が、10日以降は枚方、門真などの京阪沿線や吹田、茨木などの北摂地域、東大阪や柏原などの近鉄沿線にも拡大しています。京阪沿線の高校でも感染者が出ているところがあります。幸い芦間高校では感染者は出ていませんが、本校は感染者が出ても2、3年での授業は選択によってクラスも学年も関係ありませんので、感染の拡大を防ぐという意味では、学校を休校にしないと学年閉鎖や学級閉鎖では何の意味もありません。休校にならないようにぜひ予防をしてほしいと思います。蒸し暑くなるとインフルエンザは収束に向かうのではないかと思われていたのですが、全くそのような気配がなく、逆にまた感染が拡大しているので外出から帰っての手洗いや、咳やくしゃみが出るときのマスクなど予防を心がけてください。免疫をもっている人は90歳以上の方に限られる(スペイン風邪の抗体をもっている)らしいので、ほとんどの人は感染する可能性があるということです。かなり感染力が高いので気をつけなければいけませんが、幸い日本ではまだ重症の人は少なく、死者も出ていません。こうなれば自衛しかないと思います。今日(または明日)学校から家庭への連絡の文書をお渡ししますが、インフルエンザかな?と思ったらこれまでのように発熱相談センターではなく直接医療機関に電話をして、その医療機関の指示にしたがって受診してください。また、新型インフルエンザであった場合は学校への連絡も忘れずにお願いします。
 ところで、本校は毎年春休みにオーストラリア(ニュージーランド)への語学研修を実施していますが、現在の状況はオーストラリアで5,298人(7月6日現在 7月15日には10,000人をこえ、10,389人に達したとの情報もあります)、ニュージーランドで1,059人(7月6日現在)の感染者が出ています。オーストラリアで日本の3倍(5倍)、ニュージーランドでは日本の6割ですが、両国の総人口を考えるとかなり感染率は高くなります。しかも、7月1日から7月6日の5日間で、オーストラリアで約1,200人(30%)、ニュージーランドで約350人(50%)の新たな感染が見つかっています。(  )内は5日間の増加率です。南半球はこれから冬に向かうのでより感染者が増加するのではないかと危惧されます。この状況で、来年3月の語学研修を予定どおり実施するのかどうか、できるだけ早いうちに結論を出さなければいけないと思います。画像は厚生労働省のHPより借用しました。


305  7月22日は日食  2009年07月15日(水)
 7月22日は日食が見られます。大阪でも9時45分ぐらいから欠け始めて、11時5分ごろが最大の食分で約80%が欠けます。日食の終わりは12時25分ごろになるようです。近畿地方でこれだけ大きく欠ける日食が見られるのは久しぶりのことです(左上から二番目が京都で見られる食分です)。屋久島や奄美大島、種子島の一部やトカラ列島などでは太陽がすべて欠ける皆既日食が見られるので、日食観察に行く人も多いようです(図の濃い青の帯の部分)。今回は月のほうが太陽より大きく見えるので、金環食は見られず、完全に太陽が月に覆われる皆既食となるようです。当日晴れて太陽がよく見えてほしいと思います。本校はこの日も生徒は登校する日になっていますので、学校で見ることができると思います。
 むかしは日食が起こると不吉なことの前兆のように考えられていてお祓いをしたり、方違えをしたり不吉なことから逃れる努力を続けていたようです。しかし、江戸時代の後期には大阪の麻田剛立や幕府天文方の高橋至時のような優れた天文学者が現れ、すでに日食の原理はわかっており、いつ日食が起こるかの予想もできてあまり驚くことはなかったようです。高橋至時の弟子で日本全国の精密な地図を作成した伊能忠敬もすでに日食の原理はわかっていたようです。
 日食の観察は太陽を直接見るので、双眼鏡や肉眼はもちろん下敷きやサングラスなどでも赤外線や紫外線をカットできないため目を傷めるので良くないようです。日食を観察するためのめがねや、鏡などで日食を白い紙などに投影して見るのが良いようです。食分80%というような日食にはあまり遭遇する機会はないので、何とか観察したいものです。次は2012年の5月21日に近畿の一部でも金環食が見られるそうです。


304  芦間カップ(男子バレー)を開催しました  2009年07月13日(月)
 昨日(7月12日)本校の体育館で「芦間カップ(男子バレー)」を実施しました。大阪市の摂陽中学校、守口市の梶中学校、八雲中学校、枚方市の杉中学校、交野市の交野第三中学校、交野第四中学校の6校が参加してバレーボールの試合を行いました。選手は合計100名ほどが集まってくれて熱戦が行われ摂陽中学校が優勝、八雲中学校が第2位となりました。小さい大会ですが、優勝したチームはおめでとうございます。来年もまた開催しますのでまたぜひ参加してください。
ところで、運動系の部活は「勝つ」というのが大事なことです。勝つことで自信が生まれます。この自信が部活動だけでなく他のことにも大きな影響をしてくることが良くあるからです。はじめから「うちは弱いからどうせ負ける」と思って試合に臨むのと、「勝ちたい」と思って試合に臨むのとでは試合をする意味が違ってきます。相手がとても強くて全く歯が立たないときもありますが、何とかしようという気持ちの持ちようで試合の中身が全く変わってきます。負けても得るものがあるのです。早々と諦めてしまわないで、「勝ちたい」という気持ちを持ち続けることが大事なことだと思います。
本校の男子バレーボール部は今年はもう少しで近畿大会出場というところまで行きました。阪南大高に2−1、日根野高校に2−0、市立堺高校に2−0で勝って近畿大会出場をかけた試合で明星高校にフルセットの末敗れました。残念ながら近畿大会出場はなりませんでしたが、大変よく健闘してくれたと思います。男子の人数が少ない学校にあってよくがんばっています。昨日来てくれた中学校の男子バレー部の人も、ぜひとも芦間へ入ってバレーボールを続けてほしいと思います。
なお、8月には男子バスケットボールの芦間カップも開催します。


303  第1回学校協議会  2009年07月09日(木)
 今日は午後から学校協議会を開催しました。今年は本校のお隣の守口第一中学校の校長先生、大阪市内では本校に最もたくさん進学者のある大阪市立緑中学校の校長先生と近畿大学の冨岡勝先生、本校のPTA会長、後援会会長の5名の方を委員にお願いして、第1回目を開催しました。
 本校の方針と現状を、校長・教頭・教務・進路・生指・各学年から報告しました。また教頭からは先日実施した保護者対象の学校教育自己診断の結果も報告しました。その内容ついての質疑応答をその後に約1時間にわたって行いましたが、最も印象に残った発言は「総合学科(総合選択制)というのは的がぼやけていてよくわからない」という中学校の先生のことばです。中学校の生徒にとってみれば「理数科」「英語科」「美術科」「音楽科」「工業科」「商業科」というようなわかりやすい学科なら、何を学べるかがすぐわかるけれど「総合学科」は何を学べるかがよくわからない。もっと総合学科で何が学べるのかを明確にするほうがよい。というものです。しかも大阪には「普通科総合選択制」もあってますますわかりにくい。中学校の先生は総合学科についてはわかっておられても、それを具体的に説明するのには資料が少なく、わからないことが多すぎるということでした。また、入試でも普通科に比べて、面接やボーダー内の選択基準のようにわかりにくいことが多すぎるというのが中学校からの意見でした。
 たしかに大阪の総合学科は他府県と違って普通科ベースの総合学科が多いですし、また学校によってもそれぞれコンセプトが違っています。「総合学科とはこうだ!」という説明は非常にむずかしいと思います。しかし、「芦間総合学科はこうだ!」「芦間総合学科ではこれが学べる!」というという明確なアピールはどんどん発信していかなければなりません。


302  またインフルエンザが流行の兆し  2009年07月08日(水)
 大阪府下での流行が一次沈静化していたように思われた新型インフルエンザがまた流行し始めています。今のところ重症化した症例はないようですが注意が必要です。流行がみられるところは泉南地域が中心ですが、摂津市、交野市や茨木市など本校に近いところでも感染者が出ています。昨日の14時から今日の15時までのわずか25時間で30人の感染が確認されているので再び流行の兆しが見え始めているということだと思います。普通なら感染者が少なくなる6月以降になぜ再び感染が拡大しているのか理由はよくわかっていないようですが、新型のウィルスの感染力が強く、また暑さにも強いということだろうと思います。なかなかしぶといヤツです。ただ大阪の夏はおそらく他の地域に比べてとりわけ暑いので、この暑さがインフルエンザの流行に歯止めをかけてくれないかなと願うのみです。あの大阪の夏の暑さに耐えることができるウィルスは多分ないでしょう。夏が終わって涼しくなってからの再流行(第二波)が心配です。
 ところで大阪の夏の暑さはおそらく全国一だと思います。沖縄の方がより暑いような気がしますが、統計上は8月の最高気温の値は大阪の方が高いのです。昨年の8月の大阪(青の線)と那覇(赤の線)の最高気温のグラフを見ると、お盆が過ぎてからは大阪は涼しくなりますが、それまではずっと大阪の最高気温のほうが高いことがわかります。不快指数という数値もあって 0.81Td+0.01H(0.99Td-14.3)+46.3 Tdは湿度計の乾球温度(℃) Hは湿度(%)で求められますが、不快指数が85を越えると90%以上の人が暑くて不快だと感じるのだそうです。大阪の毎日の不快指数を調べたことはありませんが、多分毎日85を越えているのではないかと思います。夜9時をまわっても風がなくて30度近いというあの暑苦しい熱帯夜がこれから毎日続くのかと思うとかなり憂鬱になりますが、この暑苦しさがインフルエンザウィルスを駆逐してくれるなら、ちょっと許せる気もします。暑〜〜〜い夏でもインフルエンザの流行が止まらないのなら、そのウィルスはとんでもない強者です。
 外出から帰っての手洗いを忘れずに。


301  テストはあと2日  2009年07月07日(火)
 考査も今日と明日の2日間を残すのみになりました。木曜日からは午前中の短縮授業で、あと2週間ほどで夏休みになります。夏休みといっても先生方は講習や部活動の指導などで休むわけにはいきませんが、2学期からの授業のための教材研究には重要な期間です。
 デスクワークとは違って、授業というのは必ずその前に準備が必要になります。一時間授業をするためにはその倍ほどの時間が必要になるといっても過言ではありません。一般に普通科では例えば日本史16時間の授業を担当している場合、4時間×4クラスというように同じ授業を4回することになります。この場合教材研究は1回で済みますから比較的楽です。ところが本校のように総合学科では同じ16時間でも一人の先生の担当教材が多いことがよくあります。例えばある社会科の先生は「現代社会」、「地理」、「地理演習」、「大阪の文化と歴史」、「世界遺産入門」の5つの教材を担当しています。それぞれに教材を下調べして授業をするためには、事前に大変な労力を必要とします。特に現代社会も地理も毎年世界は動いていますから、授業の組み立て方は昨年と同じノートを使えてもデータの更新など必ず事前準備が重要になります。むかしのように、毎年同じ授業を淡々と繰り返しているというのでは今の高校の授業は成立しません。「空き時間や放課後があるやないか」という人もありますが、会議があったり、生徒との面談があったり突発的な生徒指導があったりなかなか予定通りにはいきません。そういうことが高校の現場にいない人にはわかってもらえないというのが非常に歯がゆい思いがあるのです。
 だから、生徒の登校が少ない夏休みが重要になります。例えば朝から2時間講習をして、そのあとは2時間2学期からの教材研究をする、昼からはクラブの指導というような予定を立てて仕事をすることができるのは長期の休業期間しかないのです。夏休みが始まるまでに、採点をして、1学期の成績を出して、担任のある人は生徒の面談をしてという大事な仕事が残っています。あと約2週間先生方の急がしい日々が続きます。


300  PTA大阪クルーズ  2009年07月06日(月)
 昨日はPTAの社会見学が行われました。天王寺で昼食をとったあと、湊町から船で、道頓堀川、木津川、堂島川、東横堀川、道頓堀川とまわって、約1時間半をかけて湊町へ帰ってくる水の環状コースを巡りました。陸上から大阪を見ることはあっても、川から大阪を見ることはほとんどないと思います。道頓堀のグリコの看板を戎橋から見ることはあっても、道頓堀川から見ることはまずありません。参加された40名を越える保護者の方も大変楽しんでおられたようです。案内していただいたのは落語家の桂きん太郎さんでした。大阪の堀川を船で巡ると、たくさん橋をくぐります。ふだんはあまり気にしていない橋も、下から眺めてみるとまた違った趣があります。例えば堂島川の大江橋は土佐堀川の淀屋橋と並んで重要文化財に指定されています。その隣の水晶橋や東横堀にかかる高麗橋や本町橋もなかなか美しい橋です。高麗橋は日本初の鉄製の橋としても有名です(現在はコンクリート橋)。東横堀の九之助橋から末吉橋の川沿いはむかし住友の銅精錬所(銅吹所)があったところで、今でも石碑と遺構がわずかに残っています。
大阪は水の都、八百八橋といわれますが、たくさんあった堀川は今では埋め立てられてしまって橋の数も減ってしまいました。有名な心斎橋も今では堀川にかかる橋ではなく、長堀通りを渡る歩道橋になってしまっています。四ツ橋も長堀と西横堀が埋め立てられて今ではかげも形もありません。「涼しさに 四ツ橋を四ツ わたりけり」と小西來山が詠んだ風情はもう何もありません。四ツ橋にはむかし電気科学館があって私は子どものころにプラネタリウムを見に連れて行ってもらった記憶があります。そのときに四ツ橋を四つ渡った記憶もあるのですが、残念ながら写真は残っていません。
私が今持っている一番古い大阪の区分地図は昭和30年代後半のものですが、その地図にはまだ長堀・西横堀だけでなく、高津入堀や天満堀なども残っています。長堀に沿った通りにはまだトロリーバスの記号も載っています。私は高校時代に学校のそばの東雲町のバス停からトロリーバスで白髪橋の大阪市立中央図書館までよく行きました。その当時まだ長堀の西側は埋め立てられずに残っていて、貯木場に材木がたくさん浮かんでいました。もうあの水の都の風景を覚えている人も少なくなってきましたが、今ある水路をもっと有効に利用する方法がないものかと考えています。


299  今日もテスト  2009年07月04日(土)
 今日もテストです。天気が良くて7月にしては涼しくてよかったと思います。暑い土曜日に登校してテストを受けるのは辛いですから。
 さて、本校の1年生が6月の中旬に出身中学校を訪問させていただいたと思います。芦間のパンフレットなどをもっていってくれました。同じ中学校から後輩が入学してきてくれたらうれしいですから、80名近くの生徒が中学校特派員に応募してくれました。先日本校で研修の講師をしていただいた竹内先生は今は寝屋川市教委におられますが、それまでは寝屋川市立の中学校の先生でした。そのときの経験からのお話では、中学校の卒業生は高校へ進学するとしょっちゅう中学校へ来る生徒と、ほとんど来ない生徒二つのタイプに別れるそうです。芦間の生徒はほとんど中学校へ来ないことが多いのだそうです。理由は高校が楽しいから。もちろん個人差がありますが、高校生活を楽しんでいる生徒がたくさんいてくれることはうれしいことです。写真は6月に行った中学校生徒訪問説明会の風景です。6月には生徒がお伺いしましたが、今度は先生が伺うことになると思います。芦間ニュースなどのパンフレットを持って中学校をお伺いしますのでよろしくお願いします。また、中学校の先生対象の説明会も8月26日(水)に行う予定をしていますので多数の御参加をお待ちしております。


298  明日もテストがあります  2009年07月03日(金)
 休校があったので、明日の土曜日もテストがあります。土曜日が授業日になるのは何年ぶりでしょうか。もちろん例外的に認められた授業日です。週5日制のはじめは、第2・第4土曜が休みで,奇数週の土曜には授業がありました。その頃は、全部土曜が休みになれば楽になるのになと思っていたのですが、完全週5日制になってみると、かえって忙しくなってしまいました。週5日制になる前は土曜日の授業は午前中で、勤務時間も12時30分頃までですから、午後は帰ることもできるし、仕事が残っているなら学校に残って仕事もできる、クラブ活動もゆっくり見ることができるという非常に都合の良い時間だったことがわかりました。今は基本的には仕事を月〜金の5日間でしてしまわねばならないし、昼から休みの日はありませんから、かえって忙しくなった感じです。
 といって土曜日が完全に休みかといえばそうでもありません。本校では生徒の個別指導(チューター)を土曜日にしている先生が多いですし、土曜講習もあります。部活動はどのクラブも土曜日にしていますし、オープンスクールやPTAの会合なども土曜日に入ることが多いのです。休みの土曜日に出てきた場合、当然その代わりの休み(振り替え休)を取ることになるのですが、その休みを取る日がありません。よく、「先生は夏休みがあるのだからそこでまとめてとったらいい」といわれますが、夏休みも部活動や講習などで先生方はほとんど出勤しているので、振り替え休を取ることがなかなかできません。私も結局昨年は、夏休みと冬休みに何とか振り替え休を埋めて、有給休暇はほとんど残してしまいました。「先生は土日も休み、夏休みも、冬休みも、春休みもあっていいですね」といわれるとかなり心外です。ほとんど休めないというのが実情です。
 インフルエンザ休校の日は生徒は休みだったので問題ないのですが、教員は出勤していた人が多く、明日の土曜日の振り替え休は7月23日(木)に設定しました。でも講習や部活動で結局休まない先生がたくさんおられると思います。

297  職員人権研修を実施しました  2009年07月02日(木)
 今日は午後から職員人権研修として「大人の知らない携帯電話の危険」という研修を実施しました。寝屋川市教委の竹内和雄先生にお越しいただいて話をしていただきました。出会い系サイトや援助交際のサイトなども実際に見ながら話をしていただいたので、非常によくわかる、しかしここまできているのかということもわかる非常に重い話でした。
 携帯電話依存症ともいえる一日4時間以上携帯電話と関わっている率は大阪府下での調査では20%近くあり、女子の比率が男子より高いようです。
携帯電話の有害サイトは、出会い系サイトに高校生が引っかかって被害を受けるという被害者としての立場だけでなく、援助交際サイトのように積極的に女子生徒のほうから金額を示している場合もあって、性に対する倫理観の再構築も課題です。高校生は良きにつけ悪しきにつけ、携帯の文化についていっているが教員のほうがまるでわかっていないのが現状です。
携帯によるHPもかなりたくさんの生徒がつくっています。ほとんど無料でできる代わりに、そのHPのどこかに必ず援助交際や、出会い系サイトの宣伝が載るという形で運営されているようです。本校の生徒の携帯HPはいくつも見ることができますが、プロフで写真を公開したり住所や非常にプライベートなことも平気で書いている無神経さにどのように対処するかをこれから考える契機になりました。
竹内先生によると、出会い系サイトに引っかかりやすい生徒は、ストレスが高い、一日に30通以上メールを打つ、朝食を食べない、家族と話さない、友人が少ない、自室にテレビがある、自由に使えるパソコンを持っている生徒だそうです。生身のコミュニケーションをとることが下手な生徒です。このような生徒は誰かとコミュニケーションを取りたい、やさしくされたいと常に考えていて、コミュニケーションのためにネットに命がけで逃げているといえるのだそうです。だから、出会い系サイトで呼び出して、ちょっと優しい声をかけると簡単に引っかかるそうです。
携帯電話のもつ問題は、有害サイトなどのフィルタリングというような物理的なことだけでは解消されない、結局は生徒一人ひとりの心の問題に帰ってきます。


296  寝屋川での進学説明会  2009年07月01日(水)
 先日寝屋川市民会館で行われた寝屋川市統一公立高校説明会で芦間高校のことを20分ほど話してきました。まず学校の場所。「芦間」というのは地名がついていない学校名なので場所が分かっていない方もあるようです。地下鉄守口から5分、京阪守口市からも10分ほどで非常に便利なところにある学校です。谷町線の距離が長いので、八尾南からでも電車を乗り換えずに1時間以内に来ることができるというのが本校の便利なところです。
次に総合学科とはどんなものかということについての話もしました。総合学科は学校によって特徴がありますが、本校は国際教養(英語)科、理数科、芸術科と普通科が合体した学科だと考えてください。例えば理数科へ進学するためには入試の時点でその学科を受験しなくてはなりません。ところが合格してみると、自分が考えていたより高校の数学や理科が難しく自信をなくしてしまった。他の学科へ変わりたいと思っても簡単に他の学科へ変わることはできません。ところが芦間総合学科では1年生全員が共通科目です。高校1年の間に自分の高校での適性を考える時間があります。中学校では数学や理科が得意だったが高校ではむずかしくなった。むしろ数学や理科より英語に興味がでてきた。2年生から英語を中心にした時間割を組立てて勉強してみようというように、自分の適性に合った進路を選ぶことができます。それが総合学科のよいところです。もちろん国際教養(英語)科と同じくらい英語を勉強することが可能です。
三点目にお話したのは、入試のことです。特に小論文が100点満点と配点が大きいことが総合学科入試のポイントです。作文ではなく「論文」ですから、必ず自分の考える結論を導かねばならない。そしてその結論に至る「すじみち」を要領よく記さねばならない。というのが重要なところです。
最後に話しましたが、芦間高校はいつでも学校見学が可能です。もちろんテスト中など見学できない日もありますので、学校へ電話をしていただいて、見学の日を相談してください。学校を見に来ていただいたら、芦間のよさがわかります。もちろん、オープンスクールにもたくさん来てください。
明日から期末テストが始まります。今日の授業は午前中だけでした。明日からのテストに向けて生徒は勉強しているだろうと思います。


295  もうすぐ期末考査  2009年06月30日(火)
 明後日から期末テストが始まります。インフルエンザの影響で、当初の予定より少し遅れたのですが、8日までの予定です。休校があったので4日の土曜日もテストがあります。
 インフルエンザ騒ぎも一段落しました。今でも感染者がありますが、大阪の町を歩いていても、もう平穏な状態を取り戻しています。一時はほとんどの人がマスクをしている状態で、何か異様な感じがしましたが今はもうマスクをしている人をほとんど見かけなくなりました。あの騒ぎは何だったのでしょうか。最初に集団感染した関西大倉高校やカナダに研修に行って感染した高校生には嫌がらせもあったようですが、このようなニュースに接すると何か気味の悪さを感じます。なぜカナダでマスクをさせなかったというような電話もかかったようです。少なくとも、あのインフルエンザの期間、日本中が集団のパニックでした。今少しほとぼりが冷めると、外出から帰っての手洗いやうがいを忘れている人も多いのではないかと思います。大阪の全員が「新型インフルエンザ」の方向を向いている。その方向を向いているということを一目瞭然に示す手段が「マスク」だったのです。あのインフルエンザ騒動の間に「マスクをしましょう」とこの欄で書いた私も同類でしょう。
 すべての人が同じ方向を向いているというのはとても怖いことだと思います。その方向を向いていない人は「異分子」なのです。あのインフルエンザの毒性が強く死者も出るというような恐ろしいものであったなら、おそらく「マスク」をつけていない人は「異分子」と見なされて排除の対象になったのではないかと思います。「マスク」にそれほどインフルエンザを予防する効果がないことがわかっていてもやはり「マスク」が必要だったのです。
 個性の時代だといわれて久しいのですが、「個性を尊重する」というのはことばだけで、みんなと少し違った行動をする人は白眼視されてしまいます。ファッションも同じで、みんなと同じような服装だと安心するのです。今夏場のブーツが流行っているそうですが、何でこのくそ暑い夏にブーツなのでしょう?でもそんなことは考えずに「トレンド」という何か耳ざわりのよいことばでごまかされているようです。同じ方向に流されないで、みんなが左を向いていても、私は右を向くという人がたくさんいると、おもしろい社会ができるのですが。
 でもあのインフルエンザはまだ完全におさまったわけではありません。特に外出から帰っての手洗いは忘れずに。テスト中にインフルエンザで休みたくはないでしょう。


294  2年生進路講演会  2009年06月29日(月)
 今日は2年生の進路講演会で、進学とお金についてファイナンシャルプランナーの石橋先生からお話をしていただく機会がありました。昨年まではもっと後になってこのお話を聞く機会があったのですが、今年は2年生の6月という早い機会にこの講演会をもちました。今からお金について親と話しておく機会を十分に持ってほしいということです。
 生徒がこれまで幼稚園から高校まで進んできたのには親の力が大きいこと、そしてこれから大学などへ進学するのにも、お金の面でもかなり親の世話になる必要があることなどのお話でした。もちろんこれから先は自分でアルバイトなどをして進学する人もあるのでしょうが、具体的にどれくらいのお金がかかるのかを実例を挙げてわかりやすく話していただきました。
 特に大学へ行ってからは奨学金の貸与を受けられるかどうかが重要なポイントです。無利子の第一種奨学金は成績が良くないともらえません。第二種奨学金の採用数は多いですが有利子です。しかも入学金や受験料などかなりの金額が必要になりますが、それは奨学金ではまかなえません。今から親と進学とお金のことについてゆっくり話をしておくことも重要なことだと思います。
 「お金」ということについては、高校生はあまり切実に感じていない人が多いのではないでしょうか。高校の授業料が年額144,000円であることや、それ以外にも制服代や学年費などでかなりのお金が必要であることを認識している生徒はそれほどたくさんいないのではないかと思います。


293  同窓会総会・PTA近畿大会  2009年06月28日(日)
 この週末は忙しい日でした。土曜日は朝からPTA近畿大会で奈良へ行ってきました。JR奈良駅前の奈良100年会館で近畿二府四県からの保護者・教員が集まる大会で、10時からの全体講演のあと、午後からは3つの会場に分かれて分科会が催されました。帰りは近鉄で帰ったので、奈良の三条通を久しぶりに歩きましたが観光地化が進んで,街の景観がかなり雑然となったように思います。来年の平城遷都1300年祭に向けてJR奈良駅や近鉄奈良駅が工事中なのもそのように感じた理由かもしれません。大きなイベントで奈良の街がむかしの落ち着いた街から変わらないでほしいと思います。開会式で舞台にはあの有名な「セントくん」が登場しました。はじめて会いましたが,なかなかかわいいキャラです。はじめは顔がリアルすぎてかわいくないという理由で、マントくんやナームくんも登場しましたが、やはりオフィシャルキャラの貫禄でしょうか,昨今はセントくんを一番よく見かけるようで、かわいいという人も増えているようです。保護者の方も携帯のカメラでバチバチ写真に納めておられました。セントくんは挨拶でお辞儀をせずに合掌するというのをはじめて知りました。
 今日は午後から芦間高校の同窓会の総会でした。芦間の同窓会は芦間の卒業生だけで組織しているので、まだ1期生の人でも卒業して5年という若い同窓会です。今日は総会のあと、食堂で懇親会があるのでそちらの方にはたくさん集まるのかもしれませんが、総会は30人ほどの出席でした。母校というのは卒業してから顔を出してみると,何か懐かしいくてとてもいいものです。私も会議などで年に数回は母校へ行くことがあります。当時の先生はもうおられませんし、校舎が建て替わってまわりの景色もかなり変わりましたがそれでも懐かしい感じがするものです。芦間の卒業生はまだ、在校当時の先生もおられるのですから、時間があれば是非顔を出してください。事業報告で今年の新入生の宿泊研修に卒業生が一緒に行ったことが述べられていました。新入生の指導に卒業生がついて行くというのは卒業生も新入生もともに育つという意味で大変いいことだと思います。来年度もこの形を継続したいと思っています。
 最後に、閉会の挨拶で会長の岡本君から次のような紹介がありました。芦間の卒業生の書いた漫画が「Comicゼロサム」(一迅社)に掲載されました。6月末に発売のコミックゼロサムに載っています。ゼロサムコミック大賞という年2回の漫画賞で、最終候補の4作品に選ばれて、読者の投票で賞が決まるそうです。買った方は是非一票を投じてあげてください。作品は「Charisma(カリスマ)」(唯月あすか)。唯月あすかさんは芦間高校1期生、漫画家の第一歩を踏み出しました。卒業生もがんばっています。

292  制服講演会を開催しました  2009年06月25日(木)
 制服を製造しているメーカーから来ていただいて、制服の着こなしセミナー(制服講演会)を開催しました。朝の通勤電車に乗っているとたくさんの高校生に出会います。そのほとんどの生徒が制服を着ていますが、女子ではスカート丈の短い生徒、スカートの横のチャックをはずしてピンでとめている生徒、男子ではズボンを腰まで下げている生徒、ズボンの裾がだぶだぶで引きずっているのでぼろぼろになっている生徒などを見かけます。特に女子のスカート丈の短い生徒は、こんな満員電車で痴漢に遭ったり盗撮をされたりしないものか心配になります。ファッションなのかもしれませんが、全く無防備で、おそらく痴漢に遭遇して初めて危険だとわかるのかもしれません。私が極端に短い丈の制服のスカートの女子生徒を始めて見たのは茨城県の水戸市でした。もうかなり前ですが何かの用事で冬の1月か2月にJR水戸駅へ降り立ったとき、ちょうど高校生の下校時間と重なったのですが、ほとんどの生徒のスカート丈が極端に短くて、この長さが制服なのかと錯覚したぐらいでした。「この寒い時期に風邪ひくよ」と言ってやりたいぐらいでした。その当時は大阪ではそれほど短いスカートの制服を見かけなかったので、じわじわ関東方面から流行が波及してきたのかもしれません。
 制服セミナーはこれまでも数回見ましたが、今日のように丁寧なセミナーは初めてでした。ブレザー、シャツ、スカート、ズボン、ネクタイ、リボン、靴下から靴に至るまで清潔感のある着こなしについてパワーポイントを使って説明していただきました。守口市や寝屋川市駅で制服を着崩した生徒の写真を見せてどのように見えるかというインタビューまで加えての話でした。どの年齢層の方に見せても、着崩した制服は「頭が悪そう」とか「一緒に仕事をしたくない」とか「汚い」という印象だったようです。
 制服というのはオフィシャルな服ですから、形を崩して着るというのは本来ダメなことだと思います。今ネクタイやリボンがなかったり、スカ−ト丈が短かったりする生徒に注意していますが、この講演会のあとの効果が楽しみです。


291  進学塾対象の説明会を開催しました  2009年06月24日(水)
 今日は進学塾対象の説明会を開催しました。京阪沿線や大阪市内などから約50人近くの方に来ていただきました。学校の教育内容の説明、これまでの進路実績、入試の方法、そして入試で課せられる小論文の書き方について説明した後、希望される方に授業を見学していただきました。
 特に小論文は100満点で、入試の総合点に非常に大きな割合を占めることや作文ではないことに注意して書くことなどを説明しました。作文はエッセイ風に表題に合わせて自分の思いや感想を縷々綴ればよいのですが、小論文は必ず明確な結論があること、またその結論を導くための論旨が一貫していることなどが重要なポイントであることなどを説明しました。入試の小論文の答案を見ていると、表題から論旨が外れている、論旨が一貫せず最初と最後で述べていることが矛盾する、ヤマをはって予め自分で考えてきた内容に無理やり持ち込もうとするなどの例が見られます。
しっかりした小論文を書くためには新聞やテレビ、ネットなどから現代の社会のあり方に常に注意を払って、自分ではどのように考えるかを考えておく必要があると思います。もちろん、文章を書く練習を十分しておくことも必要です。総合学科の入試において小論文は意外に難しいし配点上も重要な位置を占めるので注意が必要です。
進路部からは今年の入試結果と、結果にいたる学校の取り組みについて説明しました。講習だけでなくチューター制度などによって今年卒業した5期生もよい結果を残してくれました(先日示したグラフのデータに誤りがあったので、正しいデータを掲載しました。黒が国公立、緑が関関同立、赤が産近甲龍、オレンジが同女・京女・武庫女、水色が芸術系、ベージュがその他の4大、黄緑が短大、青が看護系で、左から1期生、2期生の順に今年卒業した5期生まで並べてあります)。4期生に比べて合格者数が減っているのは一人あたりの受験した大学(学部)が減っているのも一つの原因だと思います。今年の6期生も昨年からの不況の影響で、たくさんの大学を受験するのがむずかしい人も多いと思います。大学で「これを勉強したい」という明確な目標をもって受験に臨んでほしいと思います。
塾の先生はかなりよく高等学校の内容についての情報を収集されておられるので、さすがに「総合学科とは何」という質問はありませんでした。総合学科の中身はかなり知られるようになって来ましたが、総合学科であっても学校によって中身はそれぞれ違っているので、学校の特徴についてはかなり詳しく、科目選択の方法や選択科目の表なども示して説明しました。
公立高校の広報活動は、特に入試については一般的なことしか話ができませんが、できるだけわかりやすく説明したつもりです。「成績が芦間につりあっている」という選び方ではなくて「学校の中身が気に入ったから芦間を受験する」という人にたくさん来てほしいと思います。ある塾の先生に、今年1年生に入学した生徒が「とても楽しく芦間の学校生活を送っています」という情報をいただきました。こういう情報をいただくとうれしくなります。


290  卓球部が近畿大会出場  2009年06月23日(火)
 今年も卓球部が近畿大会に出場することになりました。女子団体戦と女子ダブルスに出場します。今年は大阪の中央体育館(朝潮橋)で開催され、本校は7月22日(水)に出場します。大阪であるので応援に行きたかったのですが、インフルエンザ休校によって終業式が22日になってしまったので今年は行けなくなりました。ぜひとも勝ってほしいと思います。ダブルスは近畿大会の出場をかけて、本校のチーム同士が最終的に対戦することになってしまったそうで、もったいないことです。校舎の壁面にはまた大きな垂れ幕を出しますので、近くへ来られた際にはご覧ください。
 卓球部だけでなく、女子ソフトボール、男子バレー部などもがんばってよい成績を残しています。運動部ではインターハイ予選も行われていますが、今年のインターハイは奈良県がメインで「まほろば総体」と名づけられ、大阪、京都、兵庫、滋賀、和歌山での分散開催になります。7月28日〜8月20日まで行われ、大阪府では水泳、バスケットボール、剣道、バドミントンが開催されます。


289  公開講座を開講しました  2009年06月22日(月)
 20日の土曜日に本校の山本先生の市民開放講座「漢字誕生の世界」を開催しました(写真)。昨年に引き続いての実施で、20名近くの方が聴講に来ていただきました。第2回は8月29日(土)、第3回が10月17日(土)に開催されます。守口市の広報誌にも掲載されます。山本先生は国語の先生ですが、ずっと漢字の研究をしてこられて、現在も色々な場所で漢字についての話をしておられます。漢字の成り立ちなどについての興味深いお話が聞けますのでぜひともお申し込みください。
 私は昨日、「なにわなんでも大阪検定」2級を受検してきました。大阪市立大学の教養部(今は教養部とは言わないそうです)で受けたのですが、むかしのあのボロい校舎が今ではびっくりするほどきれいな校舎になっていました。学術センターや学部・大学院のある本部のキャンパスには一年に何度か訪れることがあるのですが、教養部は30年ぶりぐらいに中に入ったことになります。大学はこのごろ国公立、私立に関わらず校舎が非常にきれいになり、設備も整ってきています。先日大阪府大へも行きましたが府大の校舎もきれいになっていました。7〜8年前仕事で7月末ごろ府大に行ったことがありますが、大教室なのにエアコンがなく大汗をかきながら仕事をしたことを覚えています。そのころと比べても隔世の感があります。まして、私が大学生のときの30数年前に比べると今の学生は恵まれているなと感じますが、世の中が便利になって、今の学生は恵まれているとは感じていないと思います。
 ところで大阪検定は100問で、うち10問はご当地問題でした。私は家が八尾なので「東部大阪」の問題を選択しましたが、八尾、東大阪、柏原地域は強いのですが、北河内の枚方や寝屋川、交野付近は土地勘がなくてちょっと困りました。一般問題の90問はある程度できたように思いますが、合格発表(8月5日)を楽しみにしていましょう。かなり丁寧に大阪に関する本は読んできましたので、特に検定用の勉強というのはしませんでした。
ある程度答えられるという自信はあったのですが、やはり直接問題に接してみると「まだ知らないことがたくさんある」ということを思い知らされます。2級に合格すれば、来年は1級を受けてみようと思いますが、1級のためには少し検定用の勉強をしなくてはいけないなと感じています。机の上の勉強ではなくて、実際に大阪を歩いたり、文楽や落語を見たり、大阪クラシックや帝塚山音楽祭に出かけてみたりというかたちで勉強したいと思います。現物に当たることでおもしろさがわかるということについては、大阪の雑学本がたくさん出版されていまが、雑学本を読むより直接原文に当たるほうが自分の実になる気がしました。例えば西鶴や近松の作品を雑学本であらすじを追うより、岩波文庫などで原文を読むほうが役に立つ気がします。
 山本先生に倣って、私も2〜3学期に「大阪学入門」というような題で、2回程度公開講座をしようと思っています。


287  大阪検定を受けます  2009年06月18日(木)
 もうこの年齢になるとテストを受けることはほとんどありませんが、一度大学入試センターテストは受験してみたいと思っています。5教科7科目は無理なので、国語、社会2科目、数学Tなら半分ぐらいとれれば上出来でしょう。地理の教師なので、地理は90点はいけると思います。
 ところで、21日の日曜日に久々にテストを受けます。大阪商工会議所が主催する「大阪検定2級」を受験します。大阪に関わる小説や大阪の本をいくつも読んでいるので、特に勉強することもなく受けてみようと思います。合格は70%だそうですが、だめもとで受験してきます。大阪検定のホームページに載っている2級の問題はクリアできました。
例えばQ:明治時代に活躍し、「頬かむりの中に日本一の顔」とうたわれた上方歌舞伎のスターは誰か。(ア)初代中村鴈治郎 (イ)十一代目片岡仁左衛門 (ウ)初代坂田藤十郎(エ)初代市川団十郎
正解は(ア)初代中村雁治郎ですが、この川柳を詠んだのは岸本水府です。岸本水府は川柳誌「番傘」の主宰者でかつ日本のコピーライターの先駆者ともいえる人です。田辺聖子さんの「道頓堀の雨に別れて以来なり」という岸本水府の評伝はぜひ読んでみてください。イの十一代目仁左衛門も明治の人、ウの初代坂田藤十郎は上方歌舞伎の始祖ともいえる江戸時代元禄期の人です。この人も杉本苑子さんの「埋み火」という近松門左衛門の生涯を綴った小説にしばしば登場します。この小説もおもしろいので、ぜひ読んでみてください。
もう一問Q:河内弁や泉州弁などで「ぼっかぶり」と呼ばれるのはどの生き物か。(ア)ブタ(イ)ゴキブリ(ウ)コオロギ(エ)イノシシ
正解は(イ)のゴキブリです。河内や泉州だけでなく大阪市内でも使われることもあったようです。でも大阪生まれなのに全く知らない人もいます。大阪でゴキブリのことをゴキブリと呼ぶようになったのは最近ではないかと思います。私が小さいころはアブラムシかぼっかぶりでした。ぼっかぶりというのは「御器かぶり」からきているのだそうです。御器とは食器のこと、食器棚などの隅から突然現れて食器をかじっているように見えるからこのように呼ばれているのだそうです。ゴキブリを見るとキャーキャー騒ぐ人がありますが、私は虫が好きなので、家の隅を走っているのはどうということはありません。ただ交尾の時期に飛ぶのはちょっと許せない気がします。


286  教育実習生  2009年06月17日(水)
 教育実習も4週間の養護教諭の実習をしている人だけになりました。実習生の授業は全員見学させてもらいましたが、どの人もそれぞれ工夫して何とかわかる授業をつくろうという努力のあとが見えました。もちろんいっぱい反省点はありますが、全員がまじめに努力していたと思います。授業というのはもちろん教材研究が重要で、教える内容、授業の構成などあらかじめ考えておかねばならないことがたくさんあります。そのために教案をつくるのですが、そのなかで最も重要なことは「授業のねらい」だとおもいます。この1コマの授業の中で何を教えたいのか、何をわからせたいのかを明確にしておかないと、ただだらだらと続いたり、ポイントを抑え忘れたりする意味のない授業になってしまいます。
実習生の授業を見ながら、自分が教壇に立っていたときのことを思い出していました。自分の授業もあまり「ねらい」が明確でなく、しゃべりの技術だけでごまかしていたなという反省をしながら見ていました。授業の技術は慣れてくると向上してくるものです。技術を云々するより、まず何を教えたいのかということを明確にして取り組むのが教育実習だと思います。もちろん教育実習は授業だけでなく、先生の仕事を多方面から見学しなくてはいけません。芦間の先生は授業以外の部分でもかなり忙しいのだということをよくわかってくれたと思います。
 ところで園田学園から来ている実習生の人が、園田学園の看護コースの紹介パンフレットの中に大きく掲載されています。今までも本校の卒業生が大学案内のパンフレットに載ったことはありますがこれほど大きな写真で取り上げられたのは初めてです。こういうパンフレットに載るというのは、大学でもまじめに取り組んでいる証拠なのでうれしくなります。もちろん養護教諭の実習にも大変まじめに取り組んでくれています。
 今年の実習生は全員7月の採用試験を受験するようです。やや広くなったとはいえ、まだ教員採用試験は狭き門です。ぜひとも合格して来年から教職に就いてほしいと思います。芦間(守口、守口北)の卒業生が大阪府でたくさん教師をしているという状況が生まれてほしいと思います。


285  京都府自閉症協会から見学に来られました  2009年06月16日(火)
今日は3時過ぎから京都府自閉症協会の方が10名、本校の見学に来られました。障がいのある子どもを持つ保護者の方や障がいのある子どもを預かっておられる先生方が来られました。今日は保護者懇談のため授業は午前中だけで、実際に本校に在籍する障がいのある生徒の授業などの見学はできませんでしたが、担当している教諭からこれまでの取り組みなどについての話をさせてもらいました。
 こちらからの話は約40分間ほどでしたが、その後の質疑応答などで結局5時半近くまで、約2時間にわたって本校のようすを紹介させていただいたことになります。
 障がいを持つ子どもの保護者の方は、様々な悩みを持っておられます。学校というのは子どもたちが始めて身近に感じる小さい社会ですから、その中で子どもがうまく生活できるのだろうかということが最も大きな問題です。子どもが学校でうまく生活できるために最も大事なことは3つあると思います。一つ目は学校と保護者の連携だろうと思います。学校が何も隠さず子どもの学校での様子、学校でできることとできないことを常に保護者に伝える、また保護者も子どもの情報を学校に伝えることで互いの信頼関係を作り出すことが重要なことです。二つ目は子どもたちの間の関係作りです。子どもたちの中で、障がいのある子どもがふつうに生活できるような環境を作り出すことが学校の最も大きな責任だと思います。そのためにも「このような障がいを持った生徒がいるのだ」ということを学年を超えたすべての生徒(もちろん先生も)が知っておくことが重要なことなのだろうと思います。三つ目は障がいのある生徒自身も自分の障がいについて理解していることです(これは障害の程度によって無理な場合がありますが)。
 今の生徒は障がいがあることを理解しておれば、差別やいじめになることなくふつうに接してくれます。障がいのある生徒に対する「暖かいオーラ」が出てきます。この暖かいオーラということばは、今日の本校の説明の中で出てきたことばですが、とてもよくわかることばです。学校全体が障がいのある生徒に対して暖かいオーラを持っているように学校をつくっていくのが私たちの仕事なのだろうと思います。
 ただし、軽度発達障がいなどで、自分に障がいがあることを本人も保護者も理解していない場合がよくあります。しかも、その障がいのせいでやや奇異な行動をとったりする場合、いじめや揶揄の対象になってしまうことがあります。今の多くの高校生は障がいを「障がい」ということばから理解すればそれに対して暖かいオーラを出すことができます。しかし「障がい」を頭で理解できていない場合は暖かいオーラは出ません。少しちがう行動をとる人をこの人には障がいがあるのではないかというところまで思いを致すことはできません。「みんなちがって、みんないい」ということをことばで理解できるだけでなく、現実の行動として全員の生徒が表現できるようにすることが学校の使命なのですが、なかなかそこまでは行きません。



284  インフルエンザは収束しましたが・・・・・  2009年06月15日(月)
 関西では新型インフルエンザもほぼ収束したように思われます。延期になっていた体育祭などの行事を行っている学校も多いようです。日本国内では兵庫県、大阪府の感染者数が多くなっていますが、この地域での新たな感染者は減少しています。一方で関東地方をはじめ福岡、愛知、静岡など全国に感染者が広がっています。感染者の総数では兵庫県が200人を越えて最も多く、次いで大阪、福岡、千葉、東京、神奈川で10人以上の感染者が出ています。やはり大都市圏の方が感染者が出やすいのだろうと思います。現在日本の感染者総数は549(6月12日現在)人です。
 海外ではアメリカ、カナダ、メキシコの数が非常に多いですが、オーストラリアも1,000人を越えました。また先週1週間の増加率では南米のチリの4倍(411人→1694人)というのが高い数値です。アメリカは13,000人余りの人が感染しましたが、先週1週間は新たな感染者がなく、ほぼ収束しているようです。日本は419→549人と約130人増えていますから、まだ安心はできないだろうと思います。このインフルエンザでの死亡者は全世界の総感染者約30,000人の内で145人と1%に満たない数値ですが、それでもウイルスがいつ強毒化するかわからないことを考えるとまだまだ安心するわけにはいかないと思います。
 大阪でも一時はみんなマスクをしていましたが、今はマスクをしている人を見ることがほとんどなくなりました。おそらく外から帰っても手洗いとうがいを忘れずにしている人はかなり少なくなっていると思います。テレビや新聞で余り報道されなくなったので「もう安心」と思っている人が増えているのだろうと思います。しかし第二波のインフルエンザの流行を防ぐためにも、手洗いとうがいは習慣にしておいたほうがいいと思います。昔のスペイン風邪も第二波の死亡者の方が多かったと聞きますから、気をつけなければいけません。
 ところで、「がらがら」と喉のうがいをする国は日本だけだというのを聞いたことがありますが、実際にはそんなことはないようです。ただ、風邪予防のためにうがいをする習慣はあまりないようで、手洗いとうがいとマスクを風邪予防に推奨している国は日本だけのようです。うがいは風邪予防には全く効果がないという人もあるようですが、万能ではないが「全く効果がない」というのも言いすぎな気がします。外から帰って水でうがいをした人としなかった人では、うがいをした人のほうが風邪の発症率が10%程度低かったという報告もあります。外から帰ってうがいをするのは気持ちがいいですから私は効果がなくても毎日うがいをしています。


283  薬物乱用防止講座を行いました  2009年06月12日(金)
昨日は色々忙しいことがあって更新できませんでした。昨日2年生はLHRの時間に薬物乱用防止講演会を行いました。守口少年サポートセンターから来ていただいた講師の方に、薬物乱用事件についてのお話を伺いました。実際の薬物中毒の最前線におられた方ですので、現場の様子がよくわかるお話でした。
私たちはあまり気づいていないかもしれないのですが、今私たちのすぐそばに覚せい剤や大麻などの薬物が迫っています。少し前まではミナミやキタの繁華街などで薬物を手に入れるという手法が多かったようですが、今はインターネットなどでの販売もあって、だんだん入手の手口がわかりにくくなっているようです。
覚せい剤は「やせぐすり」「ねむけざまし」などの名目で販売されることが多いようですが、一度好奇心で手を染めると常習化して薬が切れると禁断症状を起こします。ビデオでは薬を断つために合宿しているところが映されていましたが、どの人も薬を断つためにとてつもない努力をしています。少し気を許すとまたもとの薬づけの生活に戻ってしまい、そのうち廃人になってしまいます。最低1年は禁断症状と戦いながら薬をやめなければいけないようです。また、好奇心で一度だけならいいだろうと思って薬に手を染め、摂取量が多すぎたためにたった一度で廃人になってしまった例もあるようです。ストレスがたまる世の中ですが、薬物に逃げると結局一生薬物に追いかけられるという生活から抜け出せなくなります。大阪でも高校生が覚せい剤で検挙された事犯があるようです。
大麻は覚せい剤に比べて比較的軽い薬物だと考えている人が多いようで、もっと深刻です。大麻も常習性があり幻覚や幻聴を伴います。しかし、自然の植物ですので自分で栽培したりする例も多く、素人でも手を出しやすいので乱用者が増えているようです。高校生では覚せい剤より大麻の事犯が多いようで、有名な私大の学生が大麻を吸っていたということも新聞で報道されています。インターネットを通じての販売や中学生が自分で栽培して売っていた例もあるそうです。
薬物が人間の身体に及ぼす影響は計り知れないものがあります。へたをするとこれから一生薬からの更生だけで人生を費やさなければならないかもしれません。結婚や旅行やスポーツや楽しいことはすべて捨てて、ただ薬から逃れるだけの人生に耐えられますか?楽しい人生を送るために、薬物には絶対手を出さないでほしいと思います。



282  体育祭も終わり今日からいつもどおり  2009年06月10日(水)
 今日は朝から雨で、昨日体育祭ができてよかったなと思います。今日はいつもどおりの授業で、やっとインフルエンザのドタバタからも脱出して落ち着いてきました。あとは少し日程が後ろへずれて、7月2日〜8日になった期末テストに向けて勉強に集中するのみですが、まだ昨日の体育祭の余韻が残っていて勉強が手につかない生徒も多いのではないかと思います。
 何をしていても集中できない人というのはよくあって、本を読んでいても試験勉強をしていてもすぐ気が散って、テレビを見たり音楽を聴いたり、寝てしまったりして全く勉強が手につかないで困っている、という人です。「集中力をつける良い方法はありませんか」と聞かれるのですが、それは集中力がないのではなくて、読んでいる本や試験勉強に興味を持っていないだけなのです。読んでいる本に興味がないのなら無理にその本を読む必要はないと思います。試験勉強に興味がないのなら無理にすることはないと思います。
しかし、試験勉強には興味がないけれど、今度の期末で良い点を取らないと大学入試にひびくのでどうしても試験勉強をしなくてはならない、という人はどうしましょう?そういう人はまず、興味を持てない勉強の方法を考え直してみることです。例えば、英語がぜんぜんわからない。単語の意味を一つずつ覚える気がしない。覚えてもすぐ忘れる。どうしようという人は、まず試験範囲の英文をできるだけ上手に、ネイティブの人が読んでいるように何度も何度も「声を出して」読んでみてください。英語に興味のない人は黙読では眠たくなります。しかし音読すると眠たくなるのは防げます。もし、その部分を誰かネイティブの人が読んでいるCDがあるのなら、それを繰り返し聞いてみるのもいいでしょう。何度も何度も聴いて、繰り返してできるだけ上手に読んでいるうちに英文を覚えてしまいます。それだけでも十分試験勉強の意味があります。勉強の仕方を自分に合ったように工夫することでその科目に対する興味は違ってきます。ただいつもどおり漫然と、試験範囲の教科書やプリントをみて覚えるという勉強方法で飽きない人はありません。それはその勉強では自分が「何か知識を得た」という実感がないからです。勉強の方法を変える工夫をすることで、新しい興味を持つ科目が出てくるかもしれません。興味を持つようになると、その科目には集中できるようになると思います。勉強は工夫です。
テレビで「雑学王」とかいう人がいますが、彼らはえらいのではなく、何にでも興味があるから雑学王なのです。漢字にも歴史にも地理にも英語にも動植物にもパソコンなどの機械にも興味があるので色々なことを覚えます。しかしどれをとっても徹底的に深く追求したものはないと思います。そんなにたくさんのことを深く追求すれば頭がパンクしてしまいます。広く浅く知っているのが「雑学王」でしょう。おそらく彼らは色々な工夫をして広く浅い勉強をしたのだろうと思います。そういう「工夫ができる柔軟な頭」がこれから受験をする人には必要なのです。


281  体育祭無事修了  2009年06月09日(火)
 体育祭が無事終わりました。朝から曇り空でしたが、涼しい風が吹いて体育祭にはちょうどよい天気だったと思います。雨の心配もなく、全員が心おきなくふだんから練習してきた競技や応援やパフォーマンスに取り組みました。本校の体育祭は学年縦割りの6団対抗戦になります。総合優勝は4組の青団、パフォーマンスの優勝は6組の黒団(写真)でした。どの団も3年生の団長を中心に、応援パフォーマンスの振り付け、音楽、衣装、立て看板などに一生懸命取り組んできました。だから体育祭が終わった後の各団長のあいさつでは、最後までやりきった達成感から泣き出してしまう団長も多く、見学しておられた保護者の方の中に「卒業式みたいやな」という感想をもらしておられる方もありました。競技の点数や審査の点数で差はつきましたが、どの団も思い切り体育祭を楽しめたのではないかと思います。最後に6団の団長が集まって、一生懸命支えてくれたみんなに、準備から運営までやってくれた体育祭実行委員に、生徒会に、先生方に、保護者の方にありがとう、そして一日やかましくした近所の方すみませんと言ってくれたのはいかにも芦間らしくて気持ちのいい終わり方だったと思います。
 インフルエンザの影響で一週間休校になり、体育祭が延びてどうなることかと心配しましたが、今日無事に終わることができて本当に良かったと思います。3年生にとっては最後の体育祭なので、雨で中断したり再延期になってしまうと、どんどんモチベーションが下がってかわいそうだなと思っていたのですが、無事に4日の延期だけですみました。大変気持ちのよい体育祭でした。当初の予定では体育祭の次の日は土曜日で休みだったのですが、明日は水曜日で平常授業です。生徒も先生も明日の朝はかなり辛いだろうと思いますが、しかたないですね。
 朝から大きな音量の音楽やマイクの声や生徒の歓声などでご近所の方は大変うるさかっただろうと思います。申し訳ありませんでした。明日からはいつもどおりの芦間高校に戻ります。


280  明日は体育祭。今日は準備と予行  2009年06月08日(月)
 インフルエンザの影響で延期されていた体育祭がいよいよ明日に迫りました。グランドでは明日の応援パフォーマンスのリハーサルが行われました。近隣の方々には、大きな音で音楽が流れるので御迷惑をおかけすると思いますが、生徒が自分たちで振り付けをしたり、音楽を集めてつくったパフォーマンスなので、しばらくの間こらえていただくようお願いします。申し訳ありません。なお、明日の本番は12時15分〜13時の間が、応援パフォーマンスの時間になっています。また、明日は一日中マイクの声や音や生徒の歓声などでやかましいかもしれません。開始は8時40分、終了は15時30分を予定しています。よろしくお願いします。
 6月はじめというのは梅雨に入るかどうかという季節ですが、幸い明日は良い天気に恵まれそうで、生徒も喜んでいます。特に今年は休校で外出もできず、家の中でじっと遅れた中間考査の勉強に耐えていた期間があったので、いつもの年に比べてはじけているのではないかと思います。しかし、一方でかなり蒸し暑くなり、明日も同じような天気だと思いますので、はじけすぎて熱中症になる生徒が出てこないかと心配です。休憩をとらしたり水分を補給させたり十分気をつけたいと思います。
 それにしても体育祭というのはおもしろい行事です。幼稚園や保育園の幼児から小中高校、大学、職場や地域など大人も含めた大会が全国で行われます。明治中期から学校に普及し始めたのだそうですが、オリンピックのように競技を中心にした大会ではなく、競技的要素も娯楽的要素も含めた大会は日本以外の国ではまずないことだと思います。借り物競争や玉いれ、大縄跳び、ムカデ競争などはおそらく日本で考えられた競技なのではないかと思います。でも、こんな娯楽的要素の高い競技でも、意外にみんな燃えるものなのです。本校は6つの団の対抗形式をとりますので、対抗するとより一層みんな燃えるということになるのだろうと思います。
 高校では大学入試がどんとん早くなって、今では2学期になるとすぐ入試シーズンに突入します。そこで多くの学校が体育祭を5〜6月に実施するようになりました。本来なら、10月末〜11月の乾燥した秋晴れの下で実施するのが一番ふさわしいのですが、そのころになると3年生は推薦入試やAO入試で体育祭どころではなくなっています。だから大学を受験する生徒の多い学校は10月初旬までに体育祭も文化祭も終わってしまおうというようになってきました。入試より学校行事を優先すべきだという意見もあるのですが、生徒はどうしても体育祭や文化祭となるとそちらに集中して、受験勉強が疎かになるのでしかたないことだと思います。
 明日は良い天気の下で、生徒全員思い切りはじけてほしいと思います。


279  体育祭の準備が佳境に  2009年06月05日(金)
 来週の火曜日に行われる体育祭の準備が真っ盛りです。昨日は合同HRで体育祭の練習をしました。私は会議で出られなかったのが残念です。団のカラーのポロシャツも完成しました。私はどの団にも入っていないので白ですが、背中に黒の文字で「輝きの瞬間(とき)に 芦間高校体育祭」と書いてあります。「輝きの瞬間に」は校歌の題名、また校歌の最後の部分「自分の色彩(いろ)で輝きながら 優しさと強さの翼をひろげ 輝きの瞬間に」からとってあることばです。この校歌は詩も曲も芦間にふさわしい優しい感じがする曲で、甲子園などで聞く学校の校歌とはかなり曲の感じが違っています。一度本校のホームページで聞いてみてください。「学校紹介」→「SchoolSong」から入ってください。混声三部合唱になっていますので、各パートの楽譜、BGMも流れるようになっています。
 体育祭の練習は毎朝玄関前の通路でも始まっています。今日はかなり雨が強かったのでできませんでしたが、毎朝写真のように応援のダンスの練習をしています。昼休みや放課後も練習に余念がありません。また、団の立看板の製作をしているグループもあります。みんながそれぞれのパートで、体育祭を盛り上げようと動いています。特に3年生にとっては最後の体育祭なので一番力が入っています。
 今のところ週間天気予報では月曜日の予行・準備と火曜日の本番は晴れです。それ以外の日は曇りか雨なのでぜひともこの予報のまま推移してほしいと思います。梅雨入りする前に体育祭で「完全燃焼」してほしいと思っています。


278  東京の紹介  2009年06月04日(木)
 先日、総合学科校長会で東京へ行きましたが、終了後すぐに帰らずにあちこち東京の私鉄に乗ってきました。私は鉄道マニアとまではいきませんがけっこう好きなので、今まで乗ったことの無い私鉄線に乗車するのはワクワクします。ただ鉄道に乗るだけではおもしろくないので、どこかの駅で降りて、知らない町をうろうろするのも大好きです。
 東京でまだ乗ったことがなかった私鉄は「つくばエクスプレス」と「東武伊勢崎線」だったので、「秋葉原」−つくばエクスプレス−「南流山」−JR武蔵野線−「南越谷・新越谷」−東武伊勢崎線−「押上」−東京メトロ半蔵門線−「清澄白河」−都営大江戸線−「月島」−都バス−「新橋」という周回コースでまわってきました。東京は大阪より人口が多くどこへ行っても人の流れがあります。流山市や越谷市などは東京への通勤圏になっているので駅前にはショッピングセンターがあったりしますし、大きな住宅団地もつくられています。東京近郊の新興住宅地の観察としてはなかなかおもしろいコースです。電車も大阪ならがらがらに空いている時間帯でも、座席がすべて埋まる程度には混んでいて、やはり東京というのは人口が多いのだなと感心します。最後にわざわざ月島−新橋間をバスにしたのは、地下鉄に乗るよりもバスの方が街が見えておもしろいのです。ただバス路線は入り組んでいてどのコースを走るのかがよくわからない、渋滞などで時刻が不正確、地下鉄ほど頻繁に来ないなどの理由で敬遠されがちですが、街を観察するという点ではバスに勝るものはありません。例えば月島−新橋間でも勝どき橋を渡ることや築地の魚市場が見えることや、築地本願寺の不思議な建物を見ることができる(降りないとバスからは見えません)ことなどは地下鉄ではできないことです。鉄道も外は見えるのですが、スピードが速いので車窓の景色は流れてしまいます。だから私はバスです。もし、東京だけでなく、知らない都会へ行ったら路線バスか路面電車に乗ってみてください。街の姿がよく見えます。都営バスでおもしろい路線を一つ紹介。浅草から入谷、町屋を通って荒川を渡る路線は東京の下町の風景がわかる路線です。町屋駅前で降りて、東京に唯一残る都電に乗るのもおもしろいコースです。写真は築地本願寺の不思議な建物です。


277  ネズミモチが満開です  2009年06月03日(水)
 6月になって、4月、5月に比べて花はめっきり少なくなりましたが、校内ではアジサイとネズミモチが満開です。ネズミモチという木の花は一つ一つは非常に貧相なのですが、かたまって咲くので木が全体に白く見えます。また、香りがよく「ネズミモチが咲いているな」というのがすぐにわかります。学校の中ではクチナシとネズミモチの香りが双璧です。むかしは垣根に使っている家も多くて、この季節になるとあちこちでよい香りがして、私にとっては初夏の匂いの記憶があります。ネズミモチは「モチ」という名前がついていますがモクセイの仲間で、隣に植えてあるキンモクセイと近縁になります。秋になると黒い実をつけ、この実がねずみの糞に似ているのでネズミモチと名がついたそうです。匂いのわりには貧相な木なのでかわいそうな名前のつけられ方です。「モチノキ」というのはネズミモチとは別の種類の木で、秋に真っ赤な実をたくさんつける「クロガネモチ」など庭木にしている家も多いようです。ネズミモチの花にはむかしはたくさんモンシロチョウが飛んできていたのですが、今はあまりモンシロチョウを見かけなくなりました。産卵する木が減ったのかもしれません。子どものころ、夏になるとモンシロチョウ、モンキチョウ、アゲハチョウなどを網を持って追いかけました。クロアゲハやカラスアゲハなどの大型のアゲハチョウを捕ったら近所では英雄でした。トンボもオニヤンマやギンヤンマなどを捕ると、みんなに自慢して回ったものです。
 学校のまわりは住宅街で緑も多く、環境としては悪くないのですが、やはり昆虫が減ってしまって何か寂しい気がします。蝶々やトンボがもっとたくさん飛んできてほしいものです。子どもが外で遊んでいた時代は、毛虫や青虫などもあまり怖がらずにみんな手でつかんでいたのですが、このごろの生徒はあまり昆虫に接する機会がなかったからか、毛虫や青虫を見ると「キャー」と叫んで怖がってしまいます。毛虫は毒のあるものもあるので素手では触らないほうがいいですが、青虫はあのフワフワスベスベした触感がなかなか気持ちが良くて、玄関前のクチナシによくいる「オオスカシバ」という蛾の巨大な青虫をよく探しています。また見つけたら、写真で紹介します。


276  昨日は「障がい者理解」研修会でした  2009年06月02日(火)
 昨日は午後から急に出張が入って更新できませんでした。6月になって、生徒の服装も先生の服装もネクタイが必要でなくなって軽くなりました。
インフルエンザの影響で1週間遅れていた中間テストが昨日終わり、生徒は昨日の放課後から体育祭モードに突入です。体育祭は今週の金曜日(6月5日)の開催が来週の火曜日(6月9日)になりました。6月5日の仕事を休みにされた保護者の方もあったようですが、インフルエンザのせいで、テストが終わって3日しか余裕がなく、仕方なく延期にしました。すみません。天気は今のところ良いようなので予定通り9日に開催できそうです。生徒は、テストから解放されて、玄関前の通路で応援合戦のダンスの練習に余念がありません。テスト勉強や入試も体育祭や文化祭ほど集中してくれたらいいのですが・・・・・・。
ところで、昨日は教育センターで開催された「障がい者理解教育研修会」に出席しました。
障がい者との共生を進める小学校と高校の事例報告や、大阪教育大学の先生の講演がありました。私も芦間の前に勤務していた八尾翠翔では自立支援コースがあり、毎年2名の障がいのある生徒を受け入れた経験があります。高等学校教育では知的障がいのある人は支援学校へ進学するのが普通でしたが、自立支援コースや共生推進教室ができて障がいのない生徒と同じ高校へ通うことができるようになりました。初めて知的障がいのある生徒を八尾翠翔で受け入れたとき、いじめはないだろうか、授業にどのように参加させればいいだろうかなど、かなり考えました。実際2名の生徒が入学してみると、いくつも問題点は浮かび上がってきますが、こちらが心配したほど「いじめ」などの差別行為はありませんでした。むしろ周りの生徒が普段の授業や学校生活でも、体育祭や文化祭の劇などの行事でも、障がいのある生徒をどのように活かすかを考えてくれることで「他人を気づかう」という気持ちが生まれたような気がします。昨日の発表事例でも、中学校も高校も障がいのある人とともに生きることがあたりまえにできているようです。とりわけすごいことをしているのではなく、あたりまえに障がいのある人もない人も一緒に学校生活を送っているということが大切なことなのだろうと思います。
ADHD(注意欠陥/多動性障がい)や高機能自閉症、LD(学習障がい)などの発達障がいをもっている子どもは、どこの学校にもいます。障がいがあるということを本人も保護者も認識していない場合も多く、少し他の子どもと違っているとうことでいじめの対象になったりする場合もあるようです。知的障がいのある人のように、外見や会話などでわかる障がいをもっている人にならやさしくできるのに、障害があるとわからずに話している人の中にちょっとちがう子がいるといじめの対象になるということです。つまり、「人の気持ちになって考える」ということが心からできていない、建前でしかできていないという人がいるのだと思います。だれもが建前でなく、心から共生できる社会がふつうに学校から生まれてくるように、人権教育や障がい者教育の進め方を試行錯誤しなければいけないのだろうと思います。


275  全国総合学科校長会に参加しました  2009年05月31日(日)
 東京の晴海総合高校で行われた、全国総合学科校長会に出席しています。全国で総合学科高校は300校をこえています。最も早く開設されたのが平成7年ですから、できてそろそろ15年になります。しかし、どの学校もまだ試行錯誤を繰り返しながら最もよいカリキュラムをつくっているのが現状のようです。元々、総合学科に改組される前が工業科や商業科、農業科など専門学科であった学校が多いので、専門学科的なカリキュラムと普通科的なカリキュラム、総合学科的なカリキュラムのバランスに工夫している学校が多いようです。大阪の総合学科高校は12校ありますが、そのうち改組前に普通科高校であった学校の方が多く、その点では全国でも異色の存在でしょう。芦間高校も普通科であった守口と守口北の2校が統合したので、前身は普通科です。その点では進学のための学力をつけながら、自分にあった科目を選択するという両方の目的をバランスよく達成できている人が多いということはいえると思います。
 この春の大会は校長だけの会ですが、校長以外の先生や生徒も参加する総合学科高校の全国大会は今年は宮崎県で秋に開催されます。また来年度は近畿(兵庫県)で開催され、総合学科高校近畿大会は今年は大阪府で開催されます。今年、来年と大きな規模の大会が開催されるので、秋には少し忙しくなりそうです。今年の総合学科高校近畿大会は11月20日(金)に東淀川区の飛鳥人権文化センターをメイン会場にして開催されます。この秋の大会は校長だけでなく、先生も生徒も参加する研究大会ですので、様々な発表があっておもしろい大会になりそうです。本校は、まずパンフレットの表紙の絵を頼まれていますので、美術部か美術を選択している生徒に表紙のデザインを頼もうと思っています。
 それにしても、東京都立晴海総合高校の校舎はすごい校舎です。写真はその正面玄関ですが、さすがに東京都はお金があるなという感じがします。首都大学東京(東京都立大学)の法科大学院と同じ敷地内にあるので高校の建物というより私立大学の建物という感じです。総会が行われた講堂は500人近くを収用できる、コンサートホールタイプの部屋です。容れ物と学校の内容は別物だという議論もありますが、やはりこの校舎で勉強する生徒は恵まれているなと思います。東京の総合学科でも入試の倍率が最も高い高校の一つだということも納得です。

274  教育実習が始まりました  2009年05月27日(水)
 昨日から教育実習が始まりました。国語1名、社会2名、数学1名、養護教諭1名の5名の人が昨日から実習を始めています。守口北高校の卒業生が1名、芦間高校の卒業生が4名です。中間考査が終わってから実習を開始するはずでしたが、インフルエンザによる休校があったため、ちょうど実習の開始と中間テストが重なってしまいました。もちろん、授業をするだけが実習ではないので、朝の校門での挨拶や、指導教官の先生と一緒に試験監督にもいってもらおうと思います。授業以外の教員の仕事を知るよい機会かもしれません。実習期間中には体育祭もあるので、体育祭の準備なども手伝ってもらいたいと思っています。
 昨日、実習に先立って5名の実習生に少し話をする機会がありました。とにかく授業だけでなく、先生の仕事を見学して学校にはどんな仕事があるのかを知ってほしいこと。実習生といえども、生徒にとっては「先生」ですから、自分は先生なのだという自覚をもって行動すること。ぜひとも教員採用試験を突破して、教員になってほしいことなどを話しました。どの人もまじめで、がんばってくれそうです。
 テストが終わると生徒が帰り、時間がたっぷりあるので今日と金曜日の二日に分けて模擬授業をしてもらおうということになりました。テスト中で生徒は残せないので、1人が授業をしてあとの4人の実習生が生徒です。生徒は4人だけですが授業の練習にはなるのでよい試みだと思います。今日は早速2名の実習生が国語(古典)と現代社会の模擬授業をしました。授業30分、相互の批評20分で一人50分の受け持ち時間です。はじめて教壇に立つので緊張していたかもしれませんが、まだまだぎこちないところがあって、なかなかうまくはできませんが、二人とも声が大きく、言葉もはっきりしており、板書の字も読みやすくて、はじめてにしては上々の滑り出しです。見学した教員の批評だけでなく、お互いに好かったところ、悪かったところを批評し合うのでぜひともその批評を生かしてほしいと思います。テストが終わって実際に生徒の前で授業をするとき、この模擬授業が生きてくると思います。
 私も教育実習の時はかなりたくさんの授業を持たせていただきましたが、慣れるとだんだん自分の言葉がうまく伝えられるようになることがわかってきました。生徒を見ながらしゃべるというのは簡単なことではないのですが、2〜4週間の間にきっとかなりうまくなってくれると期待しています。
 明日と明後日は全国総合学科校長会で東京へ出張しますので、この校長だよりはお休みします(ひょっとすると更新するかもしれませんが)。

273  明日から中間考査です  2009年05月26日(火)
 明日から予定より1週間遅れて中間考査が始まります。1年生にとっては高校で始めての定期テストです。どんな問題が出るのだろう、難しいのか易しいのか不安もあると思いますが、普段の勉強をしておれば問題ないと思います。今から欠点の心配をし、1学期の中間テストで欠点を取ったらもう留年になるのではないかと思っている人もあるようですが、中間テストの成績が悪くても期末テストで挽回できるチャンスはあるのですから、心配する必要はありません。一番悪いのは中間テストの成績が悪かったら「自分はアホやねん」と思ってしまうことです。今の芦間の生徒は、成績のよい人も悪い人も頭の中身にそれほど大差はありません。頭の使い方の上手下手が成績に反映しているだけです。今から欠点の心配をする前に、わからないところがたくさんあるなら、わかるようになる努力をすることだろうと思います。先生に質問に行くのも一つの方法ですが、自分自身の力でどれだけわかるようになるかを試してみるのもよいかもしれません。たいがい欠点をとる人は、まず最初に「わからない」「できない」「苦手」という先入観ができています。私も高校生のときはそうでした。数学はわからない、苦手という先入観があって、あまり考える努力をしていなかったようです。テスト勉強をしてもわからないので、数学の教科書を枕にして寝たら、ジワーッと教科書の内容が頭へ浸み込んでくるかもしれないとアホなことを考えて、テスト前日に教科書を枕にして寝ましたが、何の役にも立ちませんでした。ところが、高校を卒業して予備校へ通うようになって、まず「数学のノートを整理して、まちがった箇所はいつ・何をまちがったかをいつでも振り返ることができるようにする」という方法を始めてみると面白いように数学がわかるようになりました。ちょっと難しい問題が2〜3題解けるようになると自信がついて、どんどん解けるようになるものなのです。おかげで、大学入試の数学(といっても文系の数学ですが)はかなり良い点がとれ、一浪で大学へ進学することができました。一番大きいのは、入試で初見の数学の問題を見てもあわてなくなったことです。「わからない」「苦手」という先入観があると、どうしても初めてみる問題にあわてます。あわてると多分できるものもできなくなってしまいます。数学にかぎらず、自分の苦手な科目をどうしたらわかるようになるのだろうと「考えて」みてください。人に聞くより、自分で考えた方法が一番自分に合っています。
@わからないから、あきらめて何もしない。Aわからないところを先生や友だちに聞いて答えはわかるが、自分ではしない。Bわかってもわからなくても、ただやみくもに問題を解いたり、覚えたりしてみる。C勉強の方法をいくつか自分で考えて、どれが一番自分に合うか試行錯誤してみる。@、Aの方法はスカです。Bの方法は勉強をした気になりますが、した気になるだけであまり伸びません。Cの方法は一番遠回りな方法ですが、自分に合った勉強の方法が見つかると、どんどん伸びる可能性があります。
 大事なことは「考える」ことなのです。


272  今日から登校です  2009年05月25日(月)
 今日から感染者が複数あった府立高校を除いて休校が解除され、平常どおり授業が始まりました。本校も朝から平常授業です。朝登校した生徒の健康調査をしましたが、特に健康状態に問題のある生徒もありませんでした。休校あけすぐですが、今日から授業中考査のある科目もありますし、水曜日からは延期されていた中間考査が始まります。一週間の休校中に試験勉強をしていたかどうかで差が出るかもしれません。これまでも家庭での学習は大事だと何度か書いてきましたが、毎日少しでも家庭学習のくせをつけておくことは大変重要なことです。この休校期間に家庭学習のくせのついた人があれば、休校の期間を無駄にしなかったということでしょう。もちろん「家庭学習」というのは自分で勉強するということで、「学校で先生に教えてもらう」という受身の勉強から脱出してほしいという意味です。今回の休校は「外出を控えるように」という指示があったために、公共図書館や学校の自習室の利用ができなかったので、専ら家での勉強に限られ、家庭学習の環境が整っていない人にはしんどかったのではないかと思います。しかし、「自分で勉強する方法を考える」という意味でこの一週間を利用できた人はこれからの高校の学習面で大きく変われる可能性を持っていると思います。逆にこの一週間を何も考えずにだらだら過した人は、考えた人との差がでてくるように思います。
 この一週間は外へ出ることができない、学校の授業も部活動もない休みでした。こんな経験は、おそらくほとんどの人がこれまで経験したことのない休みだったと思います。それが夏休みや冬休みと大きく違ったところです。この一週間を「考える」ことに使った人はきっとこれから変わることができると思います。
 ところで、本日保護者の方あてに「学校再開のお知らせ」という文書を配布します。休校が終わってもまだ、新型インフルエンザの脅威が去ったわけではありません。まだ学級閉鎖が続いている高校もあります。新しい感染者の数は減りましたが、23日(土)〜24(日)の一日の間に大阪府では新たに7名の人の感染が確認されています(大阪市1名、茨木市5名、豊能町1名で主に淀川以北の地域です)。特に、保護者の方はテスト明けからの部活動について心配しておられることだろうと思います。そのことについても教育委員会の示した指標を記載しています。ご一読いただくとともに、わからないことは学校までお尋ねください。水曜から中間考査です。インフルエンザに感染しない最善の方法は手洗いとうがいだそうです。体調に気を配ってテストを休まないようにしてほしいと思います。


271  月曜日から学校再開  2009年05月23日(土)
 テレビのニュースなどで知っている人も多いと思いますが、25日(月)から学校が再開されることになりました。本校には現在、インフルエンザに感染したという連絡はありませんので、平常どおり月曜日朝には登校してください。予定はすでに郵送してあるように、25日は月曜の時間割、火曜日は午前中(火1〜4限)です。授業中考査も予定通り実施されます。中間テストは水曜日からです。
 鼻水が出る、咳が出る、のどが痛い、熱があるなどの症状がある人は必ず登校する前に学校へ連絡してください。学校が再開されて、そこからまたインフルエンザが蔓延するというのが最も恐ろしい状態ですのでよろしくお願いします。
 明日学校へ登校したら、SHRで健康チェックをします。


270  休校5日目  2009年05月22日(金)
 休校5日目になりました。本校は特に生徒からの連絡もなく平穏です。明日、あさってもこのまま過ぎてほしいものだと思っています。休校解除の通知は明日夜かあさってになりますが、インフルエンザに感染しないように、もう少し自宅待機をお願いします。「なんで、病気とちがうのに家にいいてなあかんの!!」と憤慨している女子中学生を見ましたが、「病気にかからないように家にいるのだ」ということをわかってほしいと思います。同じ日数であっても、ゴールデンウィークはあっという間に過ぎたのに、この休校はなかなか終わらないという感じがします。大阪の感染の状況はどうなっているか、府や教育委員会からの指示はないか、東京方面はどうかなど、校長室のパソコンとテレビやインターネットのニュースをこまめにチェックしています。大阪の感染者の増え方は少しずつ鈍ってきているような気もしますが、どうなのでしょうか?
 ところで、もし熱が出たりした場合の連絡ですが、今日は17時30分まで、明日とあさっては9:00〜17:00の間学校の電話の回線をつなぎます。それ以外の連絡は、携帯HPの「校長だより」→「校長へのメール」でお願いします。何度も書きますが、もしインフルエンザかもしれないと思ったら、発熱相談センターまたは最寄りの保健所と学校に連絡を忘れないようにしてください。
 インフルエンザのことばかりでおもしろくないので、別の話題を。
 休校になる前、5月16日に3年生の保護者集会とPTA総会を開催しました。保護者集会では進学に向けて保護者の方にぜひとも知っておいていただきたいことについて講演していただきました。大学の受験料だけでもバカにならないということを知って、驚いておられる方もありました。PTA総会も無事終わり、提案事項はすべて可決されました。会員の親睦を兼ねた役員会主催行事は昨年は劇団四季の「オペラ座の怪人」の鑑賞でしたが、今年は「大阪の川のクルーズ」をすることになりました。会員の方にはまたご案内があると思います。


269  休校4日目になりました  2009年05月21日(木)
 休校4日目。本校は平穏です。東京、神奈川でも新型インフルエンザの感染者が見つかったようですが、広く蔓延しないことを望むのみです。
 ところで、この欄にも、大阪府のHPにも休校中は外出しないように書いていますが、私もこのように書きながらかなり不安を感じている部分があります。それは大阪の高校生すべてに家庭で学習する環境が整っていないということです。図書館の利用者が増えているようです。私も昨日仕事の帰りに中之島図書館へ本の返却に行きましたが、高校生らしい男子が数名、ロッカー室を利用していました。図書館へ来ている生徒がすべて家庭での学習環境が整っていないわけではないと思いますが、自分の部屋や机を持っていない生徒、机があっても居間のテレビの横で勉強しなければならない生徒も数多くいるだろうと思います。家庭では集中して勉強する環境がない生徒は図書館へ行かざるを得ないのだろうと思います。しかし、今の現状では勉強するために学校の自習室を利用しなさい、図書館へ行きなさいとはいえません。家庭での学習を強いられることで不利益を被る生徒がたくさん出てくることが心配です。もちろん、休みだからといって繁華街で遊ぶ、カラオケに行くのはもってのほかですが、また、同じようなことがあった場合に、感染しないような適切な間隔をあけて学校の自習室や教室を自習用に開放することも考えなければならないことだと思います。感染のリスク回避と家庭学習で不利益を被るリスク回避のどちらを優先させるかが難しいところです。しかし、今回のインフルエンザは弱毒性で日本では幸い死者が出ていないので、いえることかもしれません。強毒性の致死率の高いスペイン風邪のようなウィルスが広がったら、やはり感染リスクを回避する方法を採らねばならないと思います。状況に応じて柔軟に対応できる体制をとれる余地があるかどうかが問題なのだろうと思います。
 しかし、今回のインフルエンザも弱毒性とはいいながら、全世界規模で見ると強毒性の鳥インフルエンザより死者数が上回ったそうです。蔓延が広がると弱毒性でも死者が多くなるということは、「多分自分は大丈夫」という根拠のない安心は禁物だということだと思います。
 緊急掲示板と同じ内容です。


268  外出禁止!!  2009年05月20日(水)
 休校も3日目になりました。本校の生徒がインフルエンザに罹患したという連絡もなく非常に平穏です。淀川以北や大阪市、八尾市では感染者が確認されています(本日12時現在 大阪府で99名)が、北河内には感染者がありません。成田で停められていた生徒も全員無事に帰阪したようで何よりだと思います。   
インターネットの情報を見ると感染者は増加しているようですが、守口市では感染者がなく、本校の隣の守口小学校や私立の御幸幼稚園は平常どおり授業をしているので、ふだんとあまり変わらない風景です。道を歩いている人にマスクをしている人が目立つのが少しいつもと違うところでしょうか?
本校の生徒は家でテスト勉強をしてくれていると思います。高校が休校になっているのは、高校生になると行動範囲が広くなり感染が拡大するかもしれないためです。特に今回は高校生の感染者が多いのでより一層慎重に行動してほしいものです。カラオケ店やアメリカ村などで高校生の姿がいつもより目に付くようですが、「なぜ休みなのか」をもう少しちゃんと考えてほしいと思います。繁華街などでインフルエンザに感染して高熱を出す人がきっと現れてくると思います。
致死率の高い強毒性のインフルエンザが流行した時のシミュレーションとして、学校の休校は、学校という人口密度の高い空間での感染は防げますが、意味もわからず外へ遊びに行く人が増え、繁華街などでの感染が拡大する可能性があるということを考慮に入れなければならないということがわかりました。1918〜19年のスペイン風邪、1968〜69年のホンコン風邪(ほかにもソ連風邪、アジア風邪)などインフルエンザによるパンデミックはこれまでにも何度か起こっています。特にスペイン風邪は日本でも39万人(一説には50万人)近くが死亡しており、全世界で5000万人が死亡したともいわれています。今回はウィルスが弱毒性で死者が少ないことは幸いですが、人が抗体をもたないインフルエンザの流行ということではスペイン風邪と状況は同じです。医学が進歩したからインフルエンザぐらいでは死なないと安心(慢心)することが一番怖いので、休校中の外出はしないようにしてほしいものです。

インフルエンザ用緊急掲示板と内容は同じです


267  インフルエンザのこと  2009年05月19日(火)
 インフルエンザ緊急掲示板と同じ内容です。外で出てインフルエンザに感染する生徒が出ないか心配しています。家庭連絡しても家にいない生徒が何人かいるようで、状況がわかっていない生徒がいることに少し情けない思いです。
 しかし現在のところ特に問題はないようです。
 ただ情報伝達がうまくいっていないと感じることがいくつもあります。今回のインフルエンザウィルスは弱毒性であまり重症にならないということもあるのかもしれませんが、現在は「強毒性の鳥インフルエンザ」の場合と同じ対策がとられています。(この措置は見直され、普通のインフルエンザと同じ措置に切り替えられる可能性がありますが、その場合はまた連絡します)
@ 発熱等があると、まず保健所などに相談し、保健所の指示に従って、指定された医療機関で診断を受けるのが正しい順序です。熱があるからいつものように最寄りの医療機関へ行っても診察を受けることができません。この部分があまり周知されていません。
  家庭へ連絡しても、熱がでたらお医者さんへ行かせますと言われる保護者が多いようです。「保健所などの指示で、指示された医療機関で診察を受ける」ことが、より感染を広めないために重要な点です。
  強毒性の鳥インフルエンザが万一蔓延したときのシミュレーションとしては今回のケースは失敗です。すべての人に、インフルエンザにかかったときの行動の方法が伝わっていないという点で、もっと周知の方法を考える必要があるように思います。
A 今回の休校は、感染を拡大しないための措置です。しかし、ゴールデンウィーク第二弾と考えている高校生が多いようで、この点では学校の周知は失敗です。昨日の朝から休校になったことにも問題があるようです。学校へ集め、外へ出ないことを周知して、 もし外へ出たら罰則があるというようなところまで話して、すぐに家へ帰した方が健康状態の確認もはやく、周知もできたように思います。カラオケ店では高校生の入店を断る店がでているようですが、当然の措置だと思います。「休校中は外へ出ない」が今回の 正しい行動です。インフルエンザになりたくなかったら外出しないことです。 


266  臨時休校(第2報)  2009年05月18日(月)
 本日から24日まで1週間臨時休校になりますが、中間テスト勉強のための教材等を学校にとりに来る人は、本日午前中(12時まで)に学校へ来てください。午後からは学校に入れないことも考えられますので、よろしくお願いします。

265  臨時休校  2009年05月18日(月)
 新型インフルエンザの感染が拡大したので、本日から24日(日)まで臨時休校とします。連絡が遅くなって申し訳ありません。なお、臨時休校の解除や中間テスト等につきましてはまたホームページ上で御連絡します。

264  新型インフルエンザのこと  2009年05月17日(日)
 神戸市だけでなく、大阪でも新型インフルエンザの感染者が出ました。今日の日曜から1週間、豊中市内、吹田市内、茨木市内の府立高校はすべて休校になりました。本校は守口市ですから明日からも平常どおり授業を行いますが、感染が広がる恐れもありますので注意してほしいものです。注意事項は次のようなものです。
@新型インフルエンザをやたらに怖がらずに、正確な知識をもってください。
 新しい形のインフルエンザなのでワクチンがないというだけで、現在の感染者の状態は、重症ではありません。タミフルやリレンザなどの薬も効果があります。怖がる必要はありません。
A外出する際には、できるだけ人込みを避け、手洗い、うがいを忘れずに、またマスクを着用してください。
 朝の通学の電車は仕方がないですが、学校へ着いたら手洗いをしてください。また学校から帰ったら必ず、手洗いやうがいを忘れないでください。感染を防ぐことが必要です。
Bもし発熱や鼻づまり、鼻汁、のどの痛みなどの症状があったら、すぐにお医者さんへ行くのではなく、地元の保健所に電話で相談してください。同時に必ず学校にも電話連絡をしてください。学校でそういう症状があった場合には、必ず担任と保健室に連絡してください。
 すぐに医者へ行くことで、他の人にうつすことも考えられます。また、ナーバスになっている人も多いので、病院は非常にこんでいます。そこで新たに感染する恐れもあります。
Cテストが近づいています。学校が終わったら繁華街へ行ったりしないで、すぐに家へ帰りテスト勉強をしてください。
 外へ出ずに、家庭でテスト勉強に集中してください。集中力をつける良い機会かもしれません。
D守口市内でも感染者が出てくる可能性が十分あります。その場合は学校が休校になりますが、全員に一斉に休校の連絡をすることは難しいのです。必ず本校のホームページですぐに連絡をしますので、芦間高校のホームページを注意してみてください。ホームページを見ることができない人は担任の先生に連絡しておいてください。なお、休校の連絡は大阪府教育委員会のホームページにもアップされます。感染しないための休校なのですから、休校になった場合の外出は特別な場合以外はしないでください。普通の休みではありません。また、休校中も熱が出るなどの症状があった場合は、必ず最寄りの保健所と学校に連絡してください。

以上の注意をよく守ってください。感染者が出ないことを望んでいます。


263  近松門左衛門のことを少し  2009年05月14日(木)
 杉本苑子の「埋み火 近松門左衛門の生涯」を読み終わりました。すでに品切れになっているようで本屋では手に入らないので、府立図書館で借りてきました。
 近松門左衛門は元禄時代の人形浄瑠璃の作家として有名な人です。「曽根崎心中」「心中天網島」「冥土の飛脚」などの世話物とよばれる一連の作品、「出世景清」「国姓爺合戦」などの時代物とよばれる作品など100作以上の浄瑠璃の脚本を残しています。その近松の生涯を小説にしたものが「埋み火」です。もちろん小説ですからフィクションの部分もあるのですが、大変おもしろい作品です。
 近松の世話物とよばれる作品は、当時の心中や姦通、殺人事件などに題材を取っていることが多いのですが、ゴシップ的なその場限りの作品に終わらずに、人間の持っている悲しさや当時の社会の閉塞感などがしっかり描かれて、死後300年ちかくたった今日でも上演され続けています。近松がなぜこれほど人間の持つ心の奥にまで踏み込むことのできる作品を描けるに至ったのか、この小説ではその一つの理由として近松が障がいのある子どもをもっていたことをあげています。近松には4人の男子があり、その一番下の子どもが障がいを持つ子どもであったということは、歴史的な事実としてははっきりしていないようですが、全くフィクションではなく「反故籠(ほごかご)」という文献に記載があるようです。近松の子の障がいは、小さいとき高熱を出し、その後遺症で脳の発達が遅れたことによる障がいであったといわれます。小説では障がいをもつ子の親として、その子と障がいという事実を分かち合いながら生きた近松が描かれています。当時はいまと違って障がいというのは徹底的な差別の対象であったでしょうが、近松はその子を社会から隠すことなく育てます。また、彼の周りにいる彼の妻(障がいのある子の実の母親ではない)、三人の兄、弟子らすべての人が障がいのある子どもを支えています。そういう現実の中から近松は単なるゴシップではない人の心の奥底を見つめる作品を作りあげることができたのだと、この小説は教えてくれます。
 障がいをもつ子の親の不安は現在でも当時とは変わりません。親が先に死んだあと子どもはどうして生きていくのだろうと考えるのは、近松の時代も現代も同じです。子どもによい人生を送らせてやりたいと願う気持ちも同じです。露骨な差別がなくなっただけで、近松の時代と現代の間の300年で障がい者にとって社会はどれほどかわったのでしょうか。

262  体育祭でもその前に中間考査  2009年05月13日(水)
 体育祭が近づいてきました。保護者の方にも今日案内文を出しました。6月5日(金)(雨の場合は6月8日)に実施します。土曜日が休みになる前は秋に体育祭を開催していた学校が多かったようですが、今は5月末〜6月に体育祭を開催する学校が多くなったようです。本校は学年縦割りで6団の対抗戦形式になっているので、各団ともそれぞれ応援に力を入れています。応援合戦もなかなか見ものです。保護者の方もぜひお越しください。生徒もそろそろ応援の練習を始めていますので、放課後や昼休みなどは応援に使う曲が流れていることがあります。
 しかし、その前に中間考査です。来週水曜日5月20日から(26日まで)始まるので今日からクラブ活動もできません。まず、テスト勉強にしっかり力を入れて、それが終わって体育祭までの1週間で思い切り応援団の練習や体育祭の準備に力を入れてほしいと思います。体育祭も中間テストもどっちつかずで中途半端になってしまうより、メリハリをつけてまず今日からは中間テストの勉強に専念する、終われば体育祭の準備に集中するというのが最良の方法だろうなと思います。要は集中力です。
 テストが終わったあとの開放感と体育祭に向かっての高揚感を期待して、あと1週間しっかりテスト勉強に集中してほしいと思います。



261  新型インフルエンザ  2009年05月12日(火)
 府立高校の生徒3名と教員1名が新型インフルエンザに罹患していることがわかり、現在成田で隔離されていますが、幸い熱もおさまって快方に向かっているようです。このインフルエンザにはタミフルは有効だということです。カナダで感染したようですが、現地でマスクをしなかったとかマスコミは感染が本人の責任であるかのように書いていますが、実際日本以外の国でマスクをして歩くのはかなり勇気がいることだろうと思います。最近治安が悪くなったとはいえ、まだ日本の治安はそれほど悪くはなく、特に花粉症のころにはマスクをして歩いている人の方が多いような時期もあります。しかし、アメリカやカナダなどは日本より治安がいいとはいえませんから、マスクで鼻から下を覆うということは覆面をつけるようなもので、インフルエンザからは守られるのかもしれませんが、犯罪に巻き込まれて身の危険を感じることもあるだろうと思うので、ほとんどの人がマスクをしていない中で、そう簡単にはマスクはつけられないだろうと思います。
 このインフルエンザウィルスの毒性はそれほど強くはないそうですが、新型でワクチンがないことから伝染の危険性が指摘され、人から人へと伝染していくうちに変異してより毒性の強いものに変わる可能性もあるということで、日本では水際作戦で何とか国内での感染を防いでいます。今のところ感染者は4人だけで、水際作戦は成功しています。もちろん日本の国内では、毎日の手洗いやうがい、マスクの着用は大切で、自分で身を守るしかないのですが、あまりナーバスになる必要もないのだろうと思います。
 人の動きがどんどん大きくなるにつれて新しい病気が世界中に広がる時代です。かつてはある地域の風土病であった病気が世界中で見られるようになることもしばしばです。エボラ出血熱やマールブルグ熱などあまり聞きなれないウィルス性の伝染病が今では日本でも感染性の強い致死率の高い一類感染症に指定されています。人の移動だけでなく、動物の輸入などでも感染する可能性があり様々な危険と私たちは常に隣り合わせにいることを知っておく必要があります。
 感染した大阪の高校生も先生も、早くよくなって帰阪し、普段の生活に早く戻ってきてほしいと思います。本校でも発熱で欠席している生徒などについては、様態や症状などについて保護者の方としっかり情報交換をしておかねばならないと考えています。


260  部活動のこと  2009年05月11日(月)
 今年から高体連ソフトボール専門部の副部長をすることになったので、昨日と一昨日はソフトボールの公式戦を見に行ってきました。本校のソフトボール部は一昨日に試合があり、天王寺商業には勝ちベスト8まで進みましたが、準々決勝で羽衣学園に敗れてベスト4進出はなりませんでした。羽衣学園の投手はおそらく今年の大阪のソフトでは最もよい投手だと思うので、打ち崩すのはちょっとむずかしいことだったかもしれません。結局羽衣学園が優勝して、準優勝の堺女子高と2校が近畿大会への出場を決めました。負けた試合からはたくさん反省点が見つかりますが、逆に勝った試合から反省点を見つけてほしいと思います。天王寺商業との試合でもたくさん反省点があったと思います。勝ったからOKなのではなく、勝ち方にこだわってほしいと思います。その反省点を生かして、次の試合ではぜひとも、ベスト4より上をめざしてほしいと思います。内野の守備はしっかりしているのでもっとよいチームになることを期待しています。
 ところで、クラブのことでお詫びしなければならないことがあります。5月6日の日にバドミントン部で公式戦があったのですが、顧問間の連絡ミスで公式戦に誰も顧問の付き添いがなく没収試合になってしまったことです。電話で連絡を受け急いで試合会場まで行きましたが、すでに次の試合が始まっており結局試合をすることはできませんでした。部員や当日来られていた保護者の方、OGの方には私から謝罪しましたが、特に3年生にとっては最後の試合になるので、決して納得してくれてはいないと思います。これまで練習してきたことが、一つの連絡ミスで全部台なしになったのですから、ことばで謝罪しても謝りきれるものではないと思います。大変申し訳ないことをしたと思いますし、今後このようなことが起こらないようにもしないといけないと思います。次の日に顧問を呼んで話をしましたが、最大の原因は顧問間で日程調整や生徒との連絡などがしっかりできていなかったことです。できるだけたくさんの生徒が部活動に参加するように話をしていますが、このようなことがあれば生徒の部活への意欲が失われてしまいます。もう一度、全部のクラブについて顧問間、顧問・生徒間の連携をしっかり構築するように話をしたいと思います。


259  府立人研の総会に参加しました  2009年05月08日(金)
 今日は午後から府立人研の総会に出席しました。府立人研というのは大阪府府立学校人権教育研究会の略称で、府立学校の教員が人権学習の研究を進める団体です。2009年度の府立人研の基本テーマは『Face to Faith〜現実(いま)をみつめ、希望(あす)を紡ごう〜「生きる力」を育む「学び」の創造』です。この基本テーマに則って、様々な研究活動が取り組まれています。「Faith」というのは「信頼、信用」などという意味です。
 私が教師になった30年近く前は、人権教育は部落差別の問題と在日コリアンの問題の二つが大きな柱でした。私も何度か校内の人推委(人権教育推進員会)の委員長をしましたが、毎年教員の研修も生徒の研修もこの二つの問題を中心に組み立てていた記憶があります。これらの問題が解決したわけではありませんが、現在の人権教育はその当時に比べて非常に多様化してきています。多様化してきているというより、30年近く前にはあまり注意をはらわれることがなかった問題にも注意を払うようになってきたということなのだろうと思います。もちろん社会情勢の変化もあります。当時に比べて外国人が増加し、在日コリアンの問題だけでなく、中国帰国生徒の問題や外国にルーツをもつ生徒の問題などは重要な人権問題になってきています。携帯電話が当たり前になったいまでは、ネットによる中傷やいじめなども重要な問題です。また、障がい者の問題、性差別の問題、セクシュアルマイノリティの問題、社会の貧富の格差が拡大したことによる「貧困」の問題、いじめの問題なども人権問題として重要になってきています。そして、それらすべての問題の解決に共通するのは「他者を理解し、他者と信頼でつながる関係を築く」ことなのだろうと思います。そのような社会をつくる生徒を育てるために府立人研は活動してきているのですが、そのどれもが簡単に解決する問題ではないことは確かです。
 芦間高校では一つの方法として、ピアサポート講習を有志の先生方がはじめてくださいました。ピアサポートとは悩みをもつ生徒を同世代の生徒が支えるということです。どうすれば友だちの話を聞けるのだろう、どうすれば悩んでいる友だちをサポートできるのだろうということを学習していく講座が開かれています。同世代の友だちをサポートできるスキルを身につけた生徒がたくさん生まれればすごいことだと思います。写真は芦原橋にある大阪人権博物館の正面です。人権をテーマにした博物館はおそらく全国でも例がないだろうと思います。是非一度見学してみてください。

258  避難訓練・防犯教室  2009年05月07日(木)
 ゴールデンウイークが終わって、いつもの学校が戻ってきました。といっても、今日と明日の2日授業があって、また土日ですので、まだゴールデンウイークが続いているような感じの人もいるかもしれません。
 今日は5分短縮で放課後に避難訓練がありました。6時間目終了直前の2時38分に火災警報が鳴り、避難の放送がありました。家庭科室から出火した想定で、グランドへ避難する予定でしたが、あいにくの雨で避難場所を体育館に変更しました。体育館の入り口が混むので、グランドへの避難より時間はかかったと思いますが、約10分で全員の点呼が終了しました。しかし、この10分というのはちょっと遅いでしょうね。集合後守口消防署から来ていただいた消防司令補の方から講評をいただきました。「和やかな避難でした」と最初に話されてちょっと笑ってしまいました。訓練でも避難は「和やか」であっては困るのです。お話の中で特に有意義だったのは、カラオケボックスの火災についての注意事項です。カラオケボックスは防音がしっかりできているので、外の音が聞こえないつまり、警報も聞こえないので火災から逃げ遅れることが多いのだそうです。宝塚であったカラオケボックスの火事以来、最近は規制が強化されて火事になれば全店のカラオケがストップするようになっているそうです。カラオケボックスに行ったら必ず非常出口を確認することと、歌っている最中に突然カラオケが止まったら、火事かもしれないと思ってドアを開けてみることが大事なことのようです。
 今日の避難訓練は生徒指導部主催で行われましたが、同じく生徒指導部主催で4月の末には防犯教室も開催しました。1年生を対象にして、暗い道、エレベーター、電車などでの痴漢の被害から身を守る方法とネット犯罪についての知識を守口警察からビデオで紹介していただきました。本校は女子が80%近くを占める学校なので、痴漢の対処方法を知っておくことは大事なことです。学校から駅まで近いのと、人通りが多いので夜道はまだ安全なほうだと思いますが、電車は京阪も谷町線もけっこう混んでいるので気をつける必要があります。満員電車でもできるだけ中まで入って、つり革を持って立つほうがドアにもたれているより安全なのだそうです。ネット犯罪についてのビデオも有意義でした。携帯やインターネットは、利用している本人は「パーソナル」だと思っているのですが、実際はすべて公開されているといっても過言ではないのだということを忘れないようにしてほしいと思います。


257  大阪の散歩道の紹介を  2009年05月04日(月)
 ゴールデンウイークまっただ中、高速道路が安くなったことで、各地で大渋滞が起こっているようです。そこで、しんどい目をしてあまり遠くへ行かなくても、大阪でちょっと歩いてみる散歩コースをいくつか紹介します。
@上本町−大阪城
 近鉄上本町−誓願寺(井原西鶴の墓)−高津神社−近松門左衛門の墓−松屋町−空堀商店街(大阪らしい商店街です)−直木三十五資料館−難波の宮跡−大阪歴史博物館−大阪城 
 大阪の都心を北へ、空堀付近は戦災でも焼けなかったので、大正〜昭和の大阪が残っています。歴史博物館は見ごたえがあります。
A上町台地
 天王寺駅−一心寺−安居神社−清水寺−愛染堂−藤原家隆塚−口縄坂−源聖寺坂−生国魂神社−上本町駅 
 大阪の都心とは思えない緑の多い散歩道です。文学碑を探したり、台地の坂を上り下りしながら楽しい散歩。
Bコリアンタウン
鶴橋駅−鶴橋国際商店街−つるの橋の跡−御幸森神社−コリアンタウン(御幸森商店街)−桃谷駅
 近鉄のガード下の商店街は鮮魚・乾物・韓国の食材や服など色とりどりの商店街。コリアンタウンでも韓国の食べ物や本場の韓国文化を楽しむことができます。
C大阪の開港地
 阿波座駅−旧大阪府庁跡・雑喉場魚市場跡−旧川口居留地・川口教会−安治川河底トンネル−西九条駅=桜島駅−天保山渡船−海遊館−大阪港駅
大阪府庁は明治には西区にありました。川口は明治初めの大阪の開港地。川口教会はその時の様子を今に伝えます。河底トンネルや天保山渡船は大阪らしい風景。橋の代わりなので料金は無料です。
D帝塚山
天王寺駅前=松虫−聖天山・松虫塚−熊野街道−阿倍王子神社・安倍晴明神社−万代池公園−帝塚山住宅地=住吉大社
 天王寺からチンチン電車に乗って松虫へ、松虫から熊野街道に沿って南下します。阿倍王子はむかしの熊野詣での遙拝所。帝塚山には文化財になるようなお屋敷もあります。帝塚山から住吉さんへはまたチンチン電車で。
E堺
 七道駅−旧鉄砲鍛治屋敷−山口家住宅(修復中)−堺本願寺−妙心寺(大ソテツ)−与謝野晶子生家跡−南宗寺−御陵前駅
空襲を免れた堺の旧市街地を歩くと、古い街並みやむかしからの職人さんに出会えます。特に堺の刃物とお線香は有名で今でもたくさん店があります。帰りは御陵前の駅からチンチン電車で。写真は七道駅近くの老舗のお線香屋さんです。

 いくつか紹介しましたが、大阪もくいだおれとグリコの看板と通天閣だけでなく、歩いてみると知らないところがたくさんあります。

256  新型インフルエンザ  2009年05月01日(金)
 新型インフルエンザに罹患した可能性のある人が横浜で見つかりました。大阪府で見つかった場合は、教育委員会から学校に連絡があり、教育委員会が休校かどうかの判断をすることになります。5月2日から5月6日までは連休ですが、休校になれば部活動などは休止になります。また、5月7日以降に休校になる可能性もあります。もし大阪府で新型インフルエンザが見つかれば、原則として「外出しない」ようにしなければなりません。伝染することを防ぐための休校ですから、休みだといって外で遊びまわっていては何の意味もありません。また、どうしても外出する場合でも「できるだけ公共交通機関は使用しない」ということになります。誰かに自家用車に乗せてもらうなどの方法を考えなくてはなりません。新型インフルエンザは弱毒性だといわれますが、ワクチンはまだありませんし、タミフルやリレンザなどの薬がどれだけ効くのかもよくわかっていないようです。
 なお、生徒の電話番号の入った名簿は個人情報保護の立場から配布していないので、もし休校になる場合も連絡の方法がありません。大阪府教育委員会のホームページや場合によってはテレビなどのマスメディアでも○○日〜△△日まで休校という連絡があると思います。そのような情報に注意してほしいと思います。もちろんこのホームページでもお知らせします。
 とにかく、大阪府下で新型インフルエンザが見つかれば、@テレビやネットなどの情報に注意する。A外出しないで、家にいる。Bやむを得ず外出する場合は、公共交通機関をできるだけ使わない。とにかく伝染を防ぐことです。大阪府で新型インフルエンザが出ないことを祈りましょう。


255  3年論文発表会を見学しました  2009年04月30日(木)
 今日は5,6時間目に3年生の論文発表会がありました。2年生の総合学習でそれぞれ自分の興味のあることを調べ、それを論文としてまとめるということをしていますが、その論文の中で優秀なもの6点をそれぞれが発表しました。
@日本と海外の法律−違いの理由−
 日本の法律と諸外国の法律を比べながら、例えばなぜ飲酒制限の年齢が異なるのか、日本にはない法律がたくさんあるのかなどを考察
A飢餓について
 現在の飢餓の状況だけでなく、飲料水にも着目して現状分析。飢餓は先進国の問題でもある。私たちには何ができるのかを考察
B理想の食生活
 理想の食事は、おいしく、楽しく、バランスよくが結論だが、これまでのバランスのよい食事のレシピになかった「お昼ごはんにファーストフードを食べる」ことを前提にした朝、夕のバランス食のレシピの提示が斬新。
C妖精に出会う方法
 「妖精に会いたい」という好奇心から、妖精を呼び出す呪文、妖精を呼び出す呼びかけのことば、どんな妖精がいるのか、妖精の大きさはなど、妖精について調べつくした発表。何の役にも立たないことを真剣に調べるということは、大変重要なことなのです。
Dお弁当
 お弁当について、日本のお弁当の歴史、駅弁、空弁など様々なお弁当にまつわる雑学を調べつくした傑作。日本だけでなくカンボジア、アメリカ、エジプトなどのお弁当についても調べている。最後は友人のお弁当をそれぞれ写真にとって内容分析。楽しい発表。
E「新人類提案ピッコロ」
 もし食糧難になったら生き残れる人類とは−をテーマに、例えばドラゴンボールのピッコロのように、光合成ができるヒトをつくり出せるのかを調べた。結論はヒトの表面積が小さすぎてダメだそうだが、ダメなら今現実にいる食糧不足になっても生き残れそうな超人を探してみた。こんなことを調べてみようという発想がおもしろい。
 どの発表もそれぞれの個性が光っていて、なかなか興味のあるものでした。しかし、どうしても発表原稿を読んでしまうのでその点に気をつけてほしいと思います。プレゼンテーションというのは、原稿を読むのではなく「自分のことばで、自分の考えをわかりやすく話す」ことが重要なのです。


254  授業見学をしています  2009年04月28日(火)
 現在本校では先生どうしが授業を見学しようという、相互授業見学期間中です。私もこの期間に今年本校へ新しく来られた先生の授業を見学させていただいています。先週は英語、世界史、今週は美術と体育、来週も見学をお願いしようと思っています(写真は私が見学させていただいた授業ではなく、2年生の授業です)。授業を見学していると学校の色々な様子がよく見えます。むかし自分が教壇で授業をしていたときには見えにくかった生徒のようすが、教室の後方で見ているとよく見えてきます。授業を聴いているようで聞いていない生徒、全く集中できない生徒、となりの生徒とよく喋っているが、授業の要点は必ず押さえている生徒、しっかりノートを取って聴いている生徒など、様々な生徒がいます。授業の内容だけでなく、生徒のようすを観察するのも非常に興味があることです。定年になったら再び教壇に立つのもいいなとも考えます。特に1年生の様子が知りたいので、主に1年生の授業を優先して見学させてもらっていますが、1年生はまだ中学校の授業の聴き方から抜け出せていない生徒を多く見かけます。先生が黒板に書かれたことだけを写す生徒がほとんどで、自分でメモを取っている生徒は少ないようです。自分で教科書に下線を入れたり、必要な用語などをメモすることができるようになれば将来につながる授業の聴き方になってくるのですが、そのためには集中力が必要になります。1年生にはまだそれがない生徒が多いのです。50分集中できるというのはとても大切なことで、その力は自分で机の前に座って自分で獲得していかなければならないことだと思います。そういう訓練をぜひとも自分に課してみてほしいものです。
また、生徒が50分間集中できる授業をつくるというのは、先生の授業力にもかかっています。私がむかし高校生の時代には今と違って先生が一方的に話される授業がほとんどでしたが、50分が気の遠くなるくらい長い時間に感じられるつらい授業がありました。逆に時間のたつのを忘れるぐらいおもしろい授業もありました。今はむかしと違って先生方も授業のかたちを様々に工夫して組み立てておられますが、気がついたら50分終わっていたと生徒が思うような授業をどの先生もぜひとも工夫してほしいものだと思います。生徒が時間のたつのを忘れるくらい集中できる授業であれば、その50分の集中のイメージを生徒が体得できるからです。


253  昨日はアメリカンフットボールの公式戦  2009年04月27日(月)
 昨日はおかしな天気で、北西の風が強くて、日が差したかと思うと急に強い雨が降り出したり、しかも4月の末とは思えないほど寒い日でした。台風並みの低気圧が通過し、西高東低の冬型の気圧配置になっていて完全に冬を思わせる一日でした。その雨の中、本校のアメリカンフットボール部の公式戦が万博公園のフラッシュフィールドEXPO(ガンバの隣のアメリカン専用グランド)で行われました。私は後半から見ることができました。本校の生徒も一生懸命プレーしていましたが、残念ながら常に劣勢の試合で、ファーストダウンの更新も相手の大正高校に比べてかなり少なかったようです。相手も決め手を欠いていたので得点は12−0で敗れましたが、実際にはもう少し点差がある試合だったような気がします。本校のアメリカンフットボール部は部員が少ないので、新入生にたくさん入部してほしいと思っています。大阪の公立では5校ほどしか活動していないクラブなので、新入生の人はどんな競技か知らない人も多いでしょうが、システム化されたなかなかおもしろい競技です。たくさん入部すればするほどオフェンスとディフェンスのチームを分けることができて、もっと練習のバリエーションも増えて、強くなれると思います。専門の先生も二人おられ、専門のコーチの方にも来ていただいています。
 本校のホームページには各クラブのページがあって、それぞれクラブの顧問の先生が更新しています。たくさんクラブがあってどのクラブも一生懸命活動していますので、その活動のようすをホームページでもご覧ください。この校長だよりの中でも順次紹介していきたいと思っています。


252  PTA実行委員会、学校説明会  2009年04月25日(土)
 今日の午後はPTAの役員会、実行委員会が開催されました。正式には5月の総会で役員、実行委員は承認されるので、実際には役員、実行委員候補者ですがもう活動を始めなければ準備が間に合わない事業もあるので、準備会という名前目で活動をはじめています。役員会では昨年はPTAの会員の親睦もかねて6月に観劇(劇団四季)をする活動をはじめて行いましたが、今年も同じような事業をすることになりました。具体的には、昼食会のあと、大阪を船で巡る(たとえば湊町から木津川、堂島川、東横堀、道頓堀と巡って、また湊町に帰る約100分程度のコース)ツアーを考えています。それほど金額も高くなく楽しいコースになりそうです。また、文化祭の時の休憩室も昨年と同じように大きなテレビモニターに、体育館の舞台を中継することになりました。生徒指導委員会は朝のおはよう登校指導、進路委員会は進路後援会の他に模試の主催、教養推進委員会は陶芸教室やパソコン教室、大阪を歩く見学会(大人の遠足)、環境保健委員会は体育祭、文化祭、卒業式など大きな行事前の年4回の玄関の花植え、広報委員会は年3回のPTA新聞の発行などの行事を行います。正式には総会で承認されたあとに動き出すことになります。
 本校のPTAは楽しい行事が多く、役員や実行委員会の方々も楽しんで活動していただいているように思います。行事の際には必ず全員の会員の方に案内をしますので、多数の方々のご参加をお願いします。また、まだ学級委員が決まっていないクラスもいくつかあります。担任の先生が電話でそれぞれのご家庭に電話で依頼していますが、なかなか決まりません。担任から電話がありましたら、できるかぎりお引き受けいただきますようお願いします。
 PTAと平行して今日は枚方市民会館で枚方市の塾が主催する学校説明会がありました。そちらにも3名の先生方が参上して、芦間高校の説明をしています。学校説明会もここ数年でどんどん開催日程が早くなってきているようです。中3生にはかなり早い時期から高等学校の情報が送られます。それだけ早く進路の目標を立ててほしいということだと思います。「この成績だからこの高校を受ける」という順序を逆にして「この高校へ行きたいから、この成績をとる」という方がずっと高校選びはおもしろくなります。

251  生徒会役員選挙には13名が立候補しました  2009年04月23日(木)
 今日は5分短縮授業で、6限終了後前期生徒会役員候補者立会演説会がありました。本校の生徒会規約では会長1、副会長2、書記2、会計1、会計監査3の9名が役員で、いつもは定員いっぱいの9名が立候補して信任投票との形になることが多かったのですが、21年度前期は、会長候補2名、副会長候補4名、会計候補2名が立候補して決選投票になりました(書記と会計監査は定員と同数ですので、信任投票です)。13名も立候補したのは久しぶりのようです。立会演説会も様々な演説があって、生徒会活動をわかりやすくするとか球技大会の規模を大きくするとか具体的な内容もある反面、校内にアイスクリーム自販機を置きたいというような不思議な?公約まで様々でした。現在選挙管理委員で、開票中です。
 本校の生徒会はできるだけ生徒と近づくように、生徒会室を昨年度まで使っていた1階の東端の部屋から情報センター(1階の中央、休憩用の椅子などがおいてあるところで、生徒の作品の展示や生徒どうしの交流の場所になっているところ)の前に引っ越しました。この場所なら生徒会執行部がもっと身近になっていいように思います。
 誰が当選するかまだわかりませんが、誰が当選しても生徒会を中心にして様々な行事や学校間交流などをつづけていってほしいと思います。
 今日はもう一点。現在本校では先生方の相互授業見学期間中です。授業のないときは教材づくりや会議など、どの先生も忙しく働いておられるのでなかなか相互授業見学は活性化しないのですが、今年のようすを見てあまり相互見学が少ないようだと、方法を考え直さなければならないと思います。私も今日から授業見学を始めました。2学期には全員の先生の見学をしようと思いますが、1学期の今は今年新しく来られた先生の授業を見学させていただこうと思っています。今日は簿記研究と世界史と英文法を見学させてもらいました。簿記研究の授業は会議があるので途中で抜けさせてもらいましたが、原則は1時間全部見学させてもらうことにしています。授業に途中で入ったり出たりするのは失礼に思うからです。また授業を見学したらできるだけその日のうちに授業のコメントをその先生にお返しすることにしています。


250  放課後もにぎやか  2009年04月22日(水)
 ゴールデンウイークに公式戦のあるクラブが多いので、放課後は体育館でもグランドでもみんな一生懸命活動をしています。新入生もそろそろ入りだして、放課後の学校には活気があります。昨日は雨で、グランドは静かでしたが、今日は天気がよくてあまり暑くないので、校長室にもグランドからの練習の声が聞こえてきて非常に賑やかです。やはり、賑やかなほうが気持ちがいいですね。気温も平年並みに戻るようなので、クラブ日和が続きそうです。
 この季節はまだいいのですが、5月下旬ごろからは蒸し暑い日が多くなってまた「熱中症」を心配する季節がやってきます。本校は幸いに、昨年は熱中症による大きな事故はありませんでした。今年も熱中症が起こらないことを祈るだけです。一昔前の運動部は、ひざを痛めるほど「うさぎ跳び」をしたり、「疲れるから水を飲むな」という指示があったり、信じられないような非科学的な練習をしていました。私も平成13年まではソフトボール部の顧問でノックをしていましたが、平成のはじめごろはまだそんな信じられない練習を見かけることもありました。夕方暗くなってもまだノックをしている、ボールがよく見えないから非常に危険なのですが「暗くても、根性だしたらボールが見える」と叫びながらノックをしている先生がありました。いくら根性をだしても、薄暗くなったらボールは見えないでしょう。運動部のすべての基礎は「根性」だったのです。昔とても流行った「アタックNO.1」や「エースをねらえ」などのいわゆる「スポーツ根性もの」(私はスポーツ根性悪ものと呼んでいました。必ず性根の曲がった意地悪な人がヒロインをいじめるからです)アニメなどもやはり、何があってもくじけない「根性」が売りでした。そんな時代にも熱中症はあったのでしょうが、今のようにあまり大きく取り上げられることはありませんでした。水を飲ませない練習などは、「熱中症になってくれ」と言っているようなものです。
いまは、吸収のよい様々なスポーツ飲料が安価に手に入りますし、きっちり水分をとり、休憩を入れながら練習しているクラブがあたりまえです。それでも熱中症になる場合があります。それだけ夏の気温が高くなっているのかもしれません。
どのクラブもしっかり練習して、よい成績を修めてください。ある学校では、全部のクラブで年間100勝をめざそうという目標を掲げているそうです。私はあまり勝ち負けにはこだわらないつもりですが、やはり負けるより勝つほうがいいに決まっています。できるだけたくさん勝ってください。私も時間があれば公式戦を応援に行こうと思っています。


249  今年の進路実績  2009年04月21日(火)
 今年卒業した5期生の進路結果がほぼ出揃いました。一覧表は別途掲載しますが、主なところを紹介します。なお、延べ人数ですので重複して合格している生徒はダブルカウントになっています。
 まず国公立 大阪教育大1名、香川大(農)1名、京都工繊大1名、大阪府立大(看護)2名、京都府立大(文)1名の合計6名です。
 次に私学 立命館4名、同志社3名、関大11名、関学3名、京産大14名、近大10名、龍谷13名、甲南1名、関西外大7名、京都外大5名、京都女子5名、同志社女子1名、武庫川女子3名、甲南女子10名、本校の特徴の一つである芸術系では京都精華5名、大阪芸大6名などとなっています。またこれも希望者が多い看護・医療系では畿央大9名、関西医療大2名、森ノ宮医療大1名などです。四年制大学で比較的合格者の多かった大学は、仏教大10名、摂南大8名などで、四年制大学では延べ196名が合格しています。
 次に短期大学。短期大学は最近は募集そのものが減少していますし、四年制への編入を考えて短大を受ける生徒も多いようです。主な大学では武庫川女子短7名、大阪国際短5名、関西外短4名、大阪大谷3名、四天王寺2名、常盤会1名、京女短1名、龍谷短1名などとなっており、延べ35名が合格しました。短大では外国語と幼児教育の専攻者が多くなっています。
 専門学校には51名が合格していますが、そのうち15名が済生会中津、済生会野江、松下看護、近大付属看護などの看護系の専門学校です。
 就職者は17名。大阪府警が1名の他、天辻鋼球、タイガー魔法瓶、小松製作所、京阪百貨店など一般事務職が最も多く7名、現業が5名などとなっています。
 私が大学を受験した時代は浪人があたりまえでしたが、今は数人が浪人するだけで、ほとんどの生徒の進路が決まりました。大学や短大、専門学校へ行っても就職してもそれぞれの場所で新しい目標を見つけて努力してほしいと思います。もうほとんどの大学で入学式が終わりました。就職した人の入社式も終わって新しい生活が始まっていると思います。進学した人は「何のために大学へ行ったのだろう」と後になって反省しないようにしてほしいと思います。ただし、大学というところは講義を受けるだけが勉強ではなくて、自分で自分の「学びの形」を見つけ出さないといけないところだということは忘れないでください。


248  大阪のこと1  2009年04月20日(月)
 4月も下旬になると、初夏のような陽気の日が続きます。昨日の日曜はよい天気で暖かいというより、暑い日でした。
 ところで「あたたかい」というのは大阪ではふつうは「ぬくい」といいます。テレビというメディアのおかげで地方のことばがふつうに通じるようになった反面、標準語と地方のことばの差が少なくなってきました。大阪でも「あたたかい」という人が増えていると思います。このように大阪独特の表現なのに私たちが気づいていないことばはいくつかあります。例えば「押しピン(画鋲)」、「さし(ものさし、定規)」、「モータープール(有料あるいは月極駐車場)」「半時間(30分)」「風呂屋(銭湯)」※(   )内は標準語  などです。関西圏以外では通じないこともあります。他にもこれだけ関西方言が広くいきわたってきても通じないことばに「なおす(かたづける)」「ほかす(捨てる)」があります。特に「なおす」は東京では必ず「修理する」の意味に受け取られます。私は今でも「この○○、そこへなおしといて」「このごみほかしといて」といいます。生徒には通じますが、生徒が「なおす」や「ほかす」ということばを使っているのを最近見かけなくなったような気がします。だんだん関西独特の表現も消えてきているのかもしれません。それに対して「めっちゃ」のように新しい大阪弁が生まれることもあります。ことばは変わっていくものですから、消えていく表現があってもそれはそれでいいのですが、今テレビで盛んに話されている、芸人の楽屋ことばが本来の大阪弁のように思われているのはちょっと困るなという気持ちです。
 10チャンネルに「秘密のけんみんショー」という番組があって、他府県の習慣などで知らないこともあってけっこうおもしろいのですが、気にいらないのは「県」という単位でひとくくりにして、すべての人を「県民」という同じタイプに当てはめようというところです。イタリア人は毎日スパゲティを食べて大きな声で歌を歌っていると勝手に思い込んでいる人がいるように、ある県の県民は○○だとひとくくりにしてしまうのが気になります。特に大阪は「コテコテ」というタイプにすべてが含みこまれる印象があって、「大阪で道を歩いている人にピストルを撃つまねをすると必ずやられるまねをする」というのがありますが、大阪の人間なら必ず全員がするわけではありません。東京の女性に聞くと、大阪の男性は「おもしろいから好きだ」という答えがかなり多いそうです。全然おもしろくない大阪の男も多いのですが。きっとそういう人は「異色の存在」なのでしょう。
 「大阪の教科書」という本が出ました。一度読んでみてください。大阪のことがよくわかります。


247  宿泊研修帰着  2009年04月18日(土)
 昨日の朝出発した1年生の宿泊研修が、先ほど無事に帰着しました。少し熱を出した生徒もあったようですが、食事もしっかりとり元気になったようです。高速料金が下がって土曜日の高速道路は混んでいるのではないかと心配したのですが、高速より下の道が混んでいて約30分ほど遅れたようです。しかし、天気がよくて何よりでした。
 いっしょについていってくれた卒業生(5期生)の11人もたいへんよくがんばって後輩を指導してくれたようです。卒業生にとっても、後輩にとっても有意義な研修だったのではないかと思います。先生方をはじめ、卒業生の方々にはどうもありがとうございました。お疲れ様でした。これで1年生も芦間高校に慣れて、火曜日から勉強に部活動にと、楽しい高校生活を送ってほしいと思います。
4月から5月に宿泊研修を実施している学校は多いようですが、そのコンセプトは大きく分けて二つに分類できます。一つは本校のように学校のことを知り、友だちをつくり、これからの楽しい学校生活を送るために実施する研修。もう一つは学習を中心にして、高校での学習が中学校とはかなり違っていることを認識して、これからの高校での学習活動をサポートしようとする研修。この二つだと思います。本校も今年から後者のような研修に変えようとしましたが、貝塚青年の家では適切な学習場所を確保することが難しく、その代わりに3月に二回学習のための合格者登校を行いました。
ところで、よく勉強も部活動も両立させるという意味で「文武両道」ということばを使いますが、私はこのことばがあまり好きではありません。「武」というのがいかにも運動部活動の「根性」に近いような気がするので、今の社会の(というより私自身の)精神性には合わないような気がします。しかし、一生懸命部活動をしている生徒の方が学習面でも進学の面でも成功していることは事実です。よく勉強のためにクラブをやめるという人がいますが、クラブをやめて勉強に集中できたためしはありません。時間があるとどうしても人間は時間を楽に使ってしまうものなのです。勉強のために部活動をやめて時間が余ったのでバイトをはじめ、結局バイト中心の生活になってしまった生徒はたくさん知っています。よっぽどよくできた人以外は、忙しく勉強にもクラブにも動き回っているほうがいいのだと思います。今年最初の職員会議で、クラブの加入率をコンスタントに70%を目指したいといいました。生徒指導部長は80%にしましょう言ってくれました。今は4月は70%程度ですが、やめる生徒がいるので年度末には65%近くに落ちてしまいます。学校に慣れ、クラブに勉強にと有効に「高校生」というかけがえのない時間を使ってください。


246  晴れてきてよかった!  2009年04月17日(金)
 雨男、雨女という人がいるものですが、今日の遠足、宿泊研修は雨男、雨女のパワーより晴男、晴女のパワーが勝ったようです。朝は気圧の谷に伴う弱い前線のおかげで少し雨が降って雨男、雨女の勝利か!?と気をもみましたが、幸い午後から明日にかけての降水確率は0%になりました。宿研の1年生も、遠足の2年、3年生も外で思う存分活動できそうです。気温はやや低めなので、宿研のキャンプファイヤーで風邪をひかないようにしてほしいものです。今(15:40)に付き添いの教頭先生から連絡が入って、宿泊研修は身体の調子を崩した生徒もなく、みんな元気で活動しているようです。
 昨日1年生の宿泊研修結団式がありました。最初は話し声が少ししていましたが、司会の先生が「静かにしなさい」というとすぐに静かになります。私は明日仕事があるので今年は付き添いができません。それで結団式の冒頭に少し話をしましたがみんな静かに聞いていました。静かにひとの話をしっかり聞くという習慣が学校に慣れてもこのまま続いてくれればいいのですが・・・・・。
 バスが出にくいので、3年生は8時15分集合、8時30分出発、1年生は8時30分集合、8時45分出発で出発時刻を少しずらしました。ぎりぎりに来た生徒は少しありましたが、ほぼ予定通りどちらの学年も出発しました。本校は前の道が狭くて大型バスの出入りには少し時間がかかりますが、校内にバスが12台駐車できるスペースがあるので生徒の出席点呼や、荷物の積み込みには大変便利です。事故や病気もなく遠足も宿泊研修も帰ってきてほしいものです。3年生は5時ごろバスで学校へ戻ります(渋滞がなければ)。2年生は17時13分着の新快速で帰ってきて、JR大阪駅解散です。1年生は明日の3時ごろバスで学校へ戻ってきます(高速が安くなったので、最近土日の高速道路が混んでいます。渋滞がなければいいのですが)。外での仕事を早い目に切り上げて、出向かえたいと思います。
 というわけで、今日は学校にはごく少数の職員しか残っていません。しーんと静まりかえっています。時間があるので、この間に自分の机を整理したり、処分しなければいけない個人情報をシュレッダーしたりというような仕事をしています。


245  今日は健康診断、明日は1年宿研、2,3年は遠足  2009年04月16日(木)
 今日は午後から生徒の健康診断でした。1年の歯科検診、2,3年の内科検診、歯科検診、視力・聴力検診、身体計測などを行いました。校医、歯科校医の先生の他に応援のお医者さんにも来ていただきましたが、たくさんの生徒を一度に診るのは大変だろうと思います。あらかじめ注意をしなければならない生徒についてはメモをお渡ししているのですが、それでも内科は約480人、歯科は720人ですからかなりの重労働だと思います。ありがとうございました。
健康診断終了後、明日から始まる1年生の宿泊研修の結団式を柔道場で行いました。宿泊研修は生徒どうしが話をし、友だちをつくり、学校のことを知るという目的で行われます。サポートに今年卒業した5期生の生徒が11人も来てくれます。はじめは20人近い卒業生から申し出があったのだそうですが、金曜、土曜に大学の授業があって来ることができるのは11人になったそうです。後輩を指導するサポートをするのにたくさんの生徒が手を上げてくれたというのは、さすが芦間の生徒だなという感じがします。芦間がすきなのですね。1年生にとっては卒業した先輩というのはものすごく大人に見えるだろうと思います。あんな先輩に自分もなりたいと思ってくれる1年生がたくさん出てくれればいいなと思います。明日からのメニューは全体会が3回(1日目のオリエンテーション、キャンプファイヤー、2日目の校歌練習)、クラスミーティングが2回(1日目のクラスミーティング、2日目のクラスミーティング)です。クラスミーティングではそれぞれのクラスが一つの部屋に入って、自分の話をする時間をつくります。自分のことについてどんな話をしようか考えておいてください。
240人の団体行動ですから、勝手な行動をとる人がでるとみんなに迷惑がかかってしまいます。次はどこで何をするのかはしおりを見て自分で考えるようにするそうです(生徒に聞かれても先生は答えない。しおりを見なさいというだけだそうです)。自分の次の動きを頭に入れて行動するというのは、簡単な様で意外にむずかしいことかもしれません。多分今まではあれをしなさい、どこへ行きなさいと指示されて動いていた人が多いと思うので、しっかりしおりを読んで自分の動きを頭に入れておいてください。
2,3年生は明日は遠足です。3年生は全員バスで六甲山牧場へ行って乳製品作りの班別行動と全体レクリエーション。2年生は電車で長浜へ行って、長浜市内の見学と全体レクリエーションです。それぞれたのしい遠足にしてほしいと思います。こちらも全体行動ですので勝手な行動をしないように心がけてほしいと思います。特に電車で行く2年がちょっと心配。
天気が少し心配です。午前中は気圧の谷の影響で小雨が降るかもしれません(降水確率50%)が、全体的には高気圧に覆われているので午後は何とか晴れるだろう(降水確率10%)と思います。気圧の谷が早く通り過ぎてくれればいいのですが。


244  明日は生徒健康診断  2009年04月15日(水)
 今日は職員健康診断、明日は生徒の健康診断です。職員健康診断は4月から7月中旬までの間に行われるのですが、今年は早くて4月中にありました。職員検診はある一定年齢を過ぎると胃のレントゲンも受けます。たいていの人がバリウムが苦手だと言われるのですが、私はバリウムより胃を膨らせるために飲む「発泡剤」というのが苦手です。「顆粒のラムネ」みたいな薬で、飲むと胃の中で膨らんで「ゲップをしないでください」と看護師さんに言われるのですが、八橋をひっくり返したような台の上で何度も右を向いたり回転したりしていると我慢できなくなってしまいます。そしたらまたもう一回「ラムネ」を飲む羽目になってしまいます。
 明日は生徒の健康診断です。新入生は4月のはじめにレントゲンと内科検診は済んでいますが、歯科検診が残っています。2、3年生は内科も歯科もまだなので、全学年が午後から検診です。
高校生はぜひとも自分で自分の健康管理をしてほしいものだと思います。これが意外にできません。特に3学期に流行ったインフルエンザなどは予防注射と毎日の手洗い、うがいである程度予防することができますが、毎年かなりの人数がインフルエンザで休んでしまいます。ちょっと気をつければ高熱でしんどい目をしなくて済むのに、なかなか自己管理ができないのです。昨年一年間で保健室に来室した生徒はのべ約3000人です。割合では外科的な疾患が約30%、内科的な疾患が約60%弱になっています。けがなどの外科的なものは気をつけていても防ぎきれないものもありますが、いわゆる「しんどい」という内科的なものは自己管理である程度減らせるのではないかと思います。残りの10%強が「こころ」の問題で保健室に来室した生徒です。ストレスや心の疾患はなかなか自己管理をすることがむずかしい病気ですが、この生徒の数が増えないように教育相談委員会を中心に様々な手をうっていかねばならないと思っています。今の世の中は様々なストレスがあって、けっこう「鬱」の状態にある人が多いようです。この社会の状態が高校生にも影響していることは確かだろうと思います。本校には生徒の相談に乗っていただける先生はたくさんおられるので、自分で「何か気分が晴れないな」と思ったらぜひとも相談してほしいと思います。人に話すことで状況が変わることがよくあります。自分ひとりで抱え込んでしまうことが一番よくないことのようです。

健康診断とは別件ですが。13日の月曜日に新入生の保護者の方からメールをいただきました。入学式の日にアメリカンフットボール部の生徒が元気よく「こんにちは」と挨拶してくれてとても気分がよかったと誉めていただきました。ありがとうございます。「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」などの挨拶は基本だと思います。朝正門で「おはようございます」と声をかけると、かなりの数の生徒が「おはようございます」と返してくれます。気分のいい学校にしたいものです。


243  雨の日の自転車はこわい  2009年04月14日(火)
 今日は朝から久しぶりの雨で、乾燥していた空気も少し湿り気を含んだようです。今年は桜が満開のときにはあまり雨が降らず、咲いてすぐ散るということはなかったので、学校の桜も長い間楽しむことができました。今日の雨は桜もほとんど葉桜になっているのでちょうどよい雨でしょう。
 ところで、昨年から道路交通法が改正されて、自転車の傘さし運転は交通違反となり、検挙の対象となりました。しかし、あまり一般には知られていないようで、子どもを後ろに乗せて傘をさして自転車で走っているお母さんも朝はよく見かけます。おそらく保育所や幼稚園に連れて行かれるのだろうと思いますが、かなり危険な乗り方です。自転車の後ろブレーキは大概車軸をベルトで絞めるブレーキなので雨でも利きますが、前はゴムで車輪を押さえつける方法なので車輪が雨で濡れると滑ってブレーキが利きにくくなります。特に前ブレーキは右ハンドル側なので左手で傘を持って右手だけで運転するとブレーキが利かなくてかなり危険です。生徒には昨年度の終わりと今年度のはじめに雨の日の自転車通学は傘をささずに合羽を着るように注意しました。学校でまとめて買うと高いので、ホームセンターなどで売っている安い合羽を買っておくように注意したのですがなかなか注意がいきわたらないようです(合羽もフードで耳を隠すので音が聞こえにくくなり必ずしも安全ではないのですが、傘をさして片手で運転するよりはずっと安全でしょう)。今日の朝もまだ傘をさして自転車で来ている生徒がかなりたくさんいました。車のシートベルト着用の時もそうですが、ふだんから習慣になっていないことを習慣化していくのは根気強く注意していかなくては簡単にはできないようです。雨のときの合羽の着用も粘り強く注意をしていかねばいけないと思います。合羽を着るのは恥ずかしいとか、暑いとか色々理由はあるようですが、生徒が全員合羽を着れば恥ずかしいこともなくなるでしょう。もちろん傘さし運転だけでなく、二人乗りや夜の無灯火運転も検挙の対象です。警察も今のところはあまり検挙したりすることはなく、注意にとどめているようですが、今は春の交通安全運動期間中なので少し厳しく注意される生徒もいるのではないかと思っています。
 自転車の傘さし、二人乗り、無灯火、信号無視などは、一般にもあまり悪いことのように思っていない人が多く、誰でもしているので困ります。私も車を運転しているとき一番怖いのは狭い交差点で信号無視をして横断する自転車、次に怖いのが歩道から急に車道へ降りてくる自転車です。その多くが中高生です。車の運転免許を持っていないので、車の側からの視点ということが全くわからないのだろうと思います。
 事故を起こさないように、安全に自転車を運転してもらいたいものです。


242  昨日は新入生との対面式・歓迎会  2009年04月10日(金)
 昨日は離任式のあと、生徒会主催の対面式を開催しました。新1年生と2,3年生が対面して「ようこそあしまへ☆」から始まる「あいうえお作文」、そのあとは1年生代表のあいさつ(写真)、1年生を交えてのじゃんけん大会(景品つき)というように、行事になると色々なことを考える芦間の生徒らしく楽しい催しを作ってくれました。まだ1年生は少し硬いようですが、入学して2日しかたっていないのですから仕方のないことです。午後は新入生歓迎会、クラブがそれぞれ趣向を凝らして紹介をしてくれました。やはり、今はやりのオードリーやフォーリンラブなどのお笑い系のものが多いようです。今はやりのお笑い芸人の真似というのはどこの高校でもあるのですが、本物の芸人よりずっとおもしろくないのはあたりまえのことです。ところが芦間の生徒はそれを非常にうまく舞台に合うように構成を変えて使っています。そのセンスというのは、他の高校とは少し違っているなと感じます。たとえばオードーリー春日の真似でも、舞台上へ上がったサッカー部の部員全員が春日になる。ひとりでは声も小さく、アクションも小さくて目立ちにくい真似を、全員が同じ真似をすることでインパクトを与える。というような構成のセンスはなかなか優れているなと感じます。文化祭の舞台で何度も練習しているからなのでしょうか。
 1年生にとっては昨日は嵐のように過ぎた日だったと思います。朝から、上級生と一緒にじゃんけん大会をし、午後からはクラブの紹介がずっと続き、まだ頭の中がぐちゃぐちゃかもしれません。今日からは授業も始まって少し落ち着いてきているのではないかと思います。始業式で上級生には新入生をうまく指導してやってほしいということを話しました。人に何かを教えるというのは非常にむずかしいことです。ひとりよがりではできないことで、自分のことばが相手に伝わっているかということを常に意識しなければいけません。教師も授業をしながら常に自分も学んでいます。特に2年生は始めて高校で1年生に何かを教えていかなければならない立場になります。自分のことばが相手に伝わっているか、この教え方で1年生は理解してくれるか、というようなことを常に考えながら学校行事や部活動で1年生を指導してやってほしいと思います。その中から2年生も何かを学び取るのだろうと思います。
それにしてもパフォーマンスにはセンスを発揮する生徒の多いおもしろい学校です。


241  離任式がありました  2009年04月09日(木)
今日は朝から、他校へ異動された先生方の離任式でした。今日はどの学校でも着任式があったり離任式があったりと忙しい日なのですが、そのお忙しい中をお二人の先生にお越しいただけました。お二人とも演壇で芦間高校での思い出を語っていただき「さようなら」と締めくくられました。日本語のさようならは「本当ならもっと一緒にいたいけれど、左様ならお別れしましょう」という意味でしょうか。「仕方がないけれどお別れですね」という意味が言外にこもっているような気がします。英語ではGood-byeといいますが、これは
God be with ye.(yeはyouの古い形)「神があなたと一緒にいらっしゃいますように」が変形したものなのだそうです。別れる相手への思いやりがこもっているのでしょう。ドイツ語ではAuf wiedersehen(アゥフ ヴィーダーゼーエン)といいます。さようならというより「また会いましょう」という感じです。こういう語感の別れの言葉はフランス語のAu revoir(オ・ルヴォアール)や中国語の「再見」も同じです。やはりどこの国でも「別れる」ということはちょっとさみしいのだろうと思います。別れるときに、また会えると思うとさみしくないですからね。そういえば、誰でも卒業式のときに、卒業する生徒には「さようなら」とは言わない気がします。新しい門出を祝して未来の話をし、「いつでもまた来てね」という言葉を選びます。異動された先生もいつでも芦間高校へお越しください。
 また、今年度異動された教頭先生からもメッセージを預かっていて、私が代読しましたが、芦間高校の生徒に対する気持ちがこもっていると思いますのでそのメッセージを全文載せたいと思います。

芦間高校の皆さん、おはようございます。教頭の曽根原です。
 芦間高校から、同じ総合学科の今宮高校に転勤になりました。芦間では、3期生の入学式から5期生の卒業式まで、思い出の多い5年間を過ごすことができました。
 1年の宿泊学習、2年の修学旅行、文化祭、体育祭などの行事をはじめ、色々な思い出があります。毎日、朝の挨拶では、「おはよう、あと30秒」とか、よく言っていたと思います。生徒諸君も、よく挨拶を返してくれました。
 教頭はいつも職員室にいて書類の仕事が多く、授業で生徒の皆さんと接することは少なかったと思いますが、授業を見学したり、文化祭・体育祭などの行事、部活動で皆さんの頑張っている様子を見ていたつもりです。(特に文化祭のステージはすごいと思いました。また、3年生が2階の自習室で遅くまで勉強していたのが印象的でした。)
 総合学科は、自分の目標をしっかり持ち、多くの選択科目から自分に必要な科目を選んで自分に合った学習する学校ですね。自分に合った勉強だから頑張れると思います。特に春休みの全員面接で決意を固めた6期生の皆さんは、あと残された時間を有効に使って頑張ってください。
 芦間の生徒の特色は、「よく挨拶する。」「勉強も行事もよくがんばる。」「心がやさしい」だと思います。生徒も先生も(特に先生が)、まじめによく頑張る学校だと思います。これが芦間高校の校風だと思います。芦間ブランドを高める原動カだと思います。これからも、この校風を一人一人が大切にしていってほしいとおもいます。また、一人一人の頑張りが卒業後の進路を切り開くと思います。私も同じ総合学科高校から応援していますので、頑張ってください。
平成21年4月9日
                      大阪府立今宮高等学校 曽根原康樹

異動された先生方が、新しい学校でも活躍されることを祈っています。
今日は離任式のあと、対面式・新入生歓迎会と生徒が主催する行事が続きました。それについてはまた明日。


240  始業式、入学式がありました  2009年04月08日(水)
 暖かくて桜が満開の今日、始業式、入学式がありました。これだけうまく桜の満開に式の日が合ったことはこれまでにもなかったようです。これからの芦間高校の未来を象徴しているようで、何かうれしい気分です。今日私が読んだ式辞の全文を掲載します。何度も書き直してちょっと気に入っていない部分もあるのですが、ともかく掲載します。
式  辞
 今入学許可をしました新入生の皆さん、入学おめでとうございます。保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。入試という一つのハードルを越えたことで、保護者の方々もほっと安心しておられることだろうと思います。また本日、新入生のためにお忙しいところお越しいただいたご来賓の皆様方にも感謝申し上げます。ありがとうございます。
 春は別れと出会いの季節ですが、あなた方は中学校の卒業という別れを通りぬけて、本日、大阪府立芦間高等学校という場所で新しい出会いを迎えることになりました。
 さて、皆さんを迎えるにあたって、お祝いの言葉とともにお話ししておきたいと思うことが二つあります。
 一つは、あなた方が入学したこの芦間高等学校を好きになってほしいということです。最初のうちはまだよくわからないことも多いと思いますが、三年生の最後にこの学校にきてよかったと思えるように、充実した楽しい高校生活を送ってほしいのです。学校へ行くのが楽しいと思う、そんな高校生になってほしいのです。
 充実した楽しい高校生活とは何でしょう。もちろんこれからできる新しい友だちとのおしゃべりや、クラスで協力して一生懸命取り組む学校行事、そしてクラブ活動、毎日の勉強など高校では、することがいっぱいあります。いっぱいあるけれど、それらのすべてのことの基本にあるのはたった一つです。それは他の人とのコミュニケーションということだと思います。私たちの社会はコミュニケーションによって成り立っています。コミュニケーションというのは人の話を聞くことと、自分の話をすることの繰り返しです。その中から人は様々なものを得て成長していきます。私は授業というのもコミュニケーションの一つの方法だと思っています。あなたたちが一方的に先生方から知識を受け取るのではありません。先生とのコミュニケーションの中から何かを学んでいくのです。
 では、「学ぶ」とは何だろうか。私がお願いしたいのは三年間で「学びの構え」を身につけてほしいのです。学びの構え、たとえばスポーツをするのに必ずそのスポーツには型があります。野球をしてただバットを振り回すだけではボールは飛びません。バットにボールを当て遠くへ飛ばす構えがあります。学ぶことも同じです。一つ例を挙げましょう。先ほど始業式で2,3年生にも話したのですが、「なんでも鑑定団」という番組があります。そこに出てくる人は二つに分かれます。例えば円山応挙という有名な江戸時代の画家の絵を持ってきて一千万円ぐらいするといって、鑑定してみると偽物で、三千円だった。がっくりと肩を落として帰る人。もう一人は偶然に自分に訴えかける絵を見つけた。この絵はすごいと感じて、あまり知らない画家だけれど買った。その絵を鑑定してもらうと五百万円という鑑定結果が出た。たいへん喜んで帰るという人。この二人の人の違いがわかりますか。最初の人は「円山応挙というのは大変有名な画家だという知識は持っている」しかし、絵を見る目がない。絵を学んでいない。後の人は、まず名前よりも自分で絵を感じる力を持っている。つまりどんな人の絵であってもこれはいい絵だと感じる学びをしている。この違いです。つまりただ、何か知識を得るだけでは何も学びはありません。授業を聞いていて、あるいは人と話しをしていて何か新しいことが一つわかった。そうかそうだったのかと思うことが一つあった。でも他のことはわからなかった。そのわからなかったことをわかりたいと思う、あるいは一つわかったことをもっとよくわかりたいと思う、そこで自分で調べてみるけれどまだよくわからない。先生に聞いてみる、友だちに聞いてみる。そして何かちょっとわかったような気がする。その積み重ねが学びだと思います。だから授業はコミュニケーションなのです。先生との対話を繰り返しながら、新しいことを学んでいくのです。そういう、学ぶということの方法を三年間で身につけてほしいのです。それが学びの構えです。そのためには「聞く」ということを大切にしてほしいのです。まだずっと昔、今のようにほとんどの人が文字の読み書きができるというわけではなかった時代には、「他人の話を聴く」ということはたいへん重要なことでした。他人の話を聴いてそれをまた他人に伝え、それが人の頭の中に記憶という記録となって残ってゆきます。それで昔のことが後の時代へと伝えられてきました。ところが、明治になって義務教育が進み文字の読み書きができるようになる人が増えると、伝達の手段は聞くことから書くこと、読むことへと変わっていき、「他人の話を聴く」という力は衰えてきました。今はメールの時代です。相手とコミュニケーションをとるのに、メールでのやりとりが普通です。メールがあたりまえになって、他人の話を聴くという習慣がだんだんなくなってきています。まして、他人の話を「心をこめて聞く」という習慣はなくなってしまいました。
 あなた方にお願いしたいのは、人の話を聴くという何でもないことを意識してほしいのです。
 授業での先生の話はもちろん、友だちとの会話も、相手の話を心をこめて聞いてほしいのです。この人は私に何を話しているのだろう。何を伝えたいのだろうということを考えながら聞いてほしいのです。聞き流しているだけではわからない相手の心が、「心をこめて聴く」とよくわかります。是非他人の話を心をこめて聞いてください。
 たくさんの対話ができる人がまわりにいっぱいいる。それが楽しい高校生活を送る秘訣です。この芦間高校を好きになって、楽しい高校生活を送ってください。
 二つめは、高校生の間に、たくさんのことに興味を持ってほしいのです。芦間高校ではあなた方の興味や関心に沿ったさまざまな選択科目を用意しています。しかし、授業を受けることだけがあなた方の興味を満足させるものではないはずです。興味を持った事柄については自分で、本を読み、調べ、考えてほしいのです。そのためにもたくさんの本を読んでほしいのです。三年間でこの本に出会ってよかったという本が何冊か見つかれば、あなた方の高校生活における読書は成功したといえるでしょう。ところで電車の中などではできないことですが、もし本を読むなら声に出して読んでください。声に出して読むことで、本の内容は黙読するよりよく頭に入ります。ある大脳生理学者の説によると、人は本を黙読するのと音読するのでは大脳の使われる部分が異なるのだそうです。声に出して読むことで、大脳の前の部分、大脳前頭葉連合野という部分が活性化するのだそうです。この部分は人がものを考え、その考えによって行動するのに最も重要な部分です。その部分を活性化させる作用が音読にあるのだそうです。子どもから大人になる高校生にとって、この部分を活性化させることは、自分の考えと行動に責任を持つためにも、とても重要なことです。是非試してみてください。
 これからあなた方は、新しい高校生活が始まります。新しい生活に向かって、今のこの入学式の清々しい気持ちを忘れずに、心にとめておいてください。この清々しさがいつまでも心に残っている人は楽しい充実した高校生活が送れるはずです。
 最後になりましたが、本日お越しいただきました保護者の皆様、ご来賓の皆様。本日入学したこの二四〇名の生徒たちを、これからも見守っていただきますようお願い申し上げます。みんなで協力してこの生徒たちを成長させていきたいと思います。高校生は三年たつと見違えるように成長します。その成長した姿を楽しみにしていただきたいと思っています。これからの芦間高校での楽しい三年間を期待して、この式辞の結びとします。


239  明日から新学期が始まります  2009年04月07日(火)
 明日は新学期の始業式、そして新入生の入学式です。本校の桜も開花は早かったのですが、寒い日が続いたおかげで明日にあわせてちょうど満開になっています。正門から始業式・入学式の行われる体育館に向かってピンクの雲の帯が続いています。近所の桜よりやや開花が遅かったので、この時期にうまく間に合いました。近隣の方も、正門付近で満開の花を見ておられました。
 在校生も新入生も明日が新しい年のスタートです。新しい学校年度が4月から始まる国は日本のほかには知りませんが、日本の新学期は桜の花と結びついて、桜が新しい出会いの象徴のようになっていることが多いようです。おそらくかなりたくさんの学校で、入学式の式辞で校長先生が桜の話題にふれられることだろうと思います。
 在校生の人はクラスが変わって、新しい友だちができるかもしれません。逆に今までの友だちと別のクラスになって、ちょっと寂しくなるかもしれません。新入生の人はとても不安だろうと思います。どんな友だちができるのだろう、どんな先生がいるのだろう、勉強についていけるだろうか、自分は人見知りで引っ込み思案だから友だちができないかもしれない、たくさん不安の種があるだろうと思います。本校は総合学科で学区がないので80校をこえる中学校から新入生を迎えます。だから、その中学からは自分一人しか来ていないという場合もたくさんあります。知らない人ばかりです。みんな同時に友だちを作るスタートラインに立つことになります。でも友だちをつくるということは競争ではありません。自分のペースで、気のあった人と話していくうちに、友だちはできるものです。みんな楽しそうなのに、自分だけがまだ友だちができていないとあせる人が必ずあります。心配しなくても「自分だけが」ではなく、友だちのできていない人はたくさんいるのです。学年の後半になって友だちになった人だけれど、その人が一生の親友になる人かもしれません。
 在校生も新入生も桜の花のように、フワッと心にゆとりをもってください。ゆとりをもって新しい学年をスタートしてください。それが、新しい新学期の気持ちを長持ちさせる秘訣です。


238  お花見の会を開いています  2009年04月04日(土)
 今日は朝から花見の会です。近くの桃町緑道の桜は満開ですが本校の桜は五分咲き、入学式を待ってくれているのだろうと思います。地元の方もたくさん来ていただいて、茶道部によるお点前、吹奏学部のコンサート、PTA・後援会の喫茶など午後2時までやっています。朝から小雨が降ったり止んだりで、椅子と机を外へ出したり、中へ入れたりあわただしいですが、桜を見て楽しんでください。
 茶道部の色紙には「春風花草香(しゅんぷうかそうかんばし)」と書きました。春の風が花や草の香りを運んできてくれるという意味です。茶杓の銘には「清明」と書きました。二十四節季の内の一番春らしいことばだと思います。「春分」と「穀雨」の間、今年の「清明」は4月5日、日本にはあまりない風習ですが、中国では清明節といって春になってお墓を掃除し、先祖のお祀りをする日です。太陽の通り道を黄道といいますが、その黄道を24等分したものが黄経です。春分点を0度として、黄経が15度の日を「清明」と呼びます。30度の日が「穀雨」、45度の日を「立夏」と呼びます。ここからは暦の上ではもう夏になります。私も茶道部のお手前でお茶を一服いただきました。ぽかぽか陽気ではなく、やや肌寒い日ですが、春らしい一日を楽しんでいただきたいと思います。
 高等学校というところは、地元の方々からすれば入りにくいところだろうと思います。しかし、このような機会にたくさんの方に学校の中へ来ていただいて、そんなに入りにくいところではない、敷居の高いところではないことを知っていただきたいと思います。たくさんの方が学校の中身をわかっていただくためにも、公開講座などで学校へ来ていただく機会を増やしたいと思います。私も昨年PTAの方と一緒に大阪の町を歩きましたが、できれば今年も続けたいと思います。PTAの方だけでなくもっと参加者も広げたいと思っています。今年はどこを歩こうかと今から考えているところです。


237  今年の本校の柱は  2009年04月03日(金)
 今日は朝から職員研修で、本年度の学校の方針、教務、生徒指導、進路指導、保健、広報、学年からそれぞれ教員全員が共通して知っておくべきことを示してもらいました。
本年度の本校の方針は次の3つです。
@選んでよかったと思われる学校づくり
「芦間高校へ通わせれば、勉強の面でもしつけの面でも安心できる」という評価を受け、信頼される学校をつくる。
今までも、先生方の努力で生徒の学力も向上し、3年生の最後のアンケートで「総合学科で学んでよかったですか」という質問には95%の生徒が「当てはまる」「やや当てはまる」と答えてくれていました。今後ともこの数字を下げないようにしていきたいと思います。生活面でも大きな問題はなく、どの生徒もまじめにやっていますが、服装面や遅刻などの面でルーズになってきている生徒もあるので、注意していきたいと思います。
A生徒に学力をつけることを最重点課題とする
進学希望者が90%を越えている現状で、進路実現のために必要な学力を身につけてもらうことが重要な課題です。知識をどんどん詰め込み、受験技術を徹底して教えるなら大学合格者は増えるでしょうが、これでは公立高校の存在の意味がありません。私が考える学力は定量的に測ることのできない力も含まれています。知的好奇心、人間関係力、プレゼンテーションの力などは測ることはできませんが、これからの人生に必要な力です。総合学科というカリキュラムを利用して、見える力(測ることのできる力)と見えない力(測れない力)の両面から学力をつけていくことを目指そうと思います。言うのは簡単ですがなかなかむずかしいことです。生徒一人ひとりが「学びの構え」を身につけてくれるようにしていきたいと思います。「学びの構え」とは学ぶ方法だけでなく、学ぶとは何かを知ってくれることだと思っています。
B中身のわかる学校
これまでのように中学校向けの広報活動は行っていきますが、それだけではなくて、小学校との連携講座や昨年から始めた一般公開講座なども積極的に実施しようと思います。また、保護者アンケートで「家庭への連絡や意思疎通をきめ細かく行っている」という設問で、「当てはまらない」という回答が20%近くあったので、家庭との連携をもっと密にしていかねばならないと思います。
ホームページなどを使って、学校の中身をもっと広く知らせていきたいと思います。
最後に先生方にお願いしたのは、「この先生に出会ってよかった」と生徒が思ってくれる先生になってくださいということでした。

明日は「花見の会」です。ちょうど桜も五分咲き程度になりました。明日暖かければ、七部咲きくらいになると思います。ぜひお越しください。10時から14時までですが、少し雨が心配です。 


236  今日は新入生検診です  2009年04月02日(木)
 今日は朝から新入生の健康診断です。レントゲン、心臓検診、そのほかに視力や身長、体重など必要な検診を午前中に行います。午後からは内科検診で校医の先生に来ていただいて一人ずつ検診を受けます。これからの高校生活を元気で安全に過ごせるように健康診断は欠かせないものです。240名の新入生がいるのですから、その中にはもちろん何らかの病気をかかえている生徒はいます。最も多いのはアレルギーだと思います。
アレルギーは22世紀になっても完治がむずかしい病気だといわれています。人によってアレルゲンは違いますし、3月はかなりの人が花粉症にかかっています。花粉症もアレルギーの一つです。除菌や滅菌が行き届いて人間の身体がきれいになりすぎて、これまで反応しなかった花粉などに身体が敏感に反応するから花粉症が起こるのだといわれています。確かに私が子どものころに比べると生活のすべての面で清潔になりました。むかしは魚屋さんや乾物屋さんにはヒラヒラがついてモーターでくるくる回る蝿追い機が必ずありましたし、粘着剤のついた蝿取り紙には真っ黒になるほどハエがくっついていました。駄菓子屋で何か食べ物を買うと包み紙は必ず新聞紙で、カキ氷も直に新聞紙の上に乗っていることもありました。小学校では必ず虫下しを飲まされました。ところが今では蝿が食卓の上を飛んでいることはほとんどありません。清潔になったのはいいことなのですが、それによってアレルギーが増えたといわれると、どうしたらいいのだろうと思います。今から昔のようなあまり衛生的ではない生活に戻すことはもうできません。また清潔ということに極端に潔癖な人が増えているのもちょっと気になることです。
明治期までは結核は不治の病でしたが、抗生物質が発見されてからは死に至る病気ではなくなりました。もちろん今でも結核に罹患している人もあり、大阪府は罹患率の高い自治体ですので、安心していてはいけない病気です。しかし新撰組の沖田総司のように喀血して死んでいくということはなくなり、不治の病ではなくなりました。あるお医者さんの話によると、癌も近い将来死に至る病気ではなくなるらしいのですが、アレルギーはそう簡単には完治する病気にはならないようです。
持病があろうがなかろうが、どの生徒も安全でたのしく3年間の高校生活を送ってくれることが私たちの望みです。1年生は4月の17〜18日は1泊の宿泊研修が待っています。高校生になると自分の体調をきっちり管理できなくてはいけません。自分の体調をお医者さんに正確にことばで伝えるようにしておくことも必要なことです。宿泊研修で体調が悪くならないように、自己管理を心がけてほしいものです。本校の校医の先生は丁寧に生徒の話を聞いてくださる方です。自分の体調や健康上の問題点を、正確に校医さんに話せたでしょうか。


235  新しい年度が始まりました  2009年04月01日(水)
 新しい年度になりました。今年も芦間高校をよろしくお願いします。できるだけ毎日このページを更新しようと思いますのでよろしくお願いします。
 新しい年度になって、新しい先生方が本校へ来られました。転退職で本校を去られた先生方が合計で11名(そのうち2目の方は再任用や非常勤で今年も本校にお越しいただきます)、新しく来られた先生は10名です(先生の数が1名減ったのではなく、育児休暇で休んでおられた先生が復帰されたので数は変わりません)。教頭先生も開校2年目から昨年度までおられた曽根原先生が転勤されて、新しい教頭先生に変わりました。私も教頭になりたてのころは、何もわかっていないのに何かわかったように仕事をしなければならないのが非常に辛かった記憶があります。しかも統合の新設校だったので、仕事が湧いてくるようにあって、何か訳がわからないうちに数ヶ月が過ぎ去ったような気がします。同じ総合学科の高校から異動してこられたので、総合学科の実情はおわかりだと思いますが、総合学科も学校によってかなり中身が違いますから慣れるまでは大変だろうと思います。
 この先生方で今年も動き出しました。職員会議で新しく来られた先生方をご紹介して、それぞれの分掌や学年で今年度初めての打ち合わせ会議が始まっています。いつも4月はじめは不安と期待が混ざって何か落ち着きません。私も2年目に入ってある程度落ち着いていられるのですが、新着任の先生方の不安や期待が移るのか、いつになくうろうろしています。職員室の机も、たくさん移動があって先生方の座る位置もかなり変わりました。「さあ始めよう」という気分になってきます。
 芦間高校も開校して8年、今年の新入生は8期生です。学校のかたちがはっきりしてきて、外部からの評価も定まりつつあります。生徒にとって今までより充実した、また楽しい学校生活を送ることができる高校をめざしたいと思います。