849  学年末考査中  2012年02月29日(水)
 学年末テストが始まっています。月曜日から始まり、来週の月曜日まで続きます。1、2学期で振るわなかった生徒はこのテストでとにかく点をとることを考えてください。私自身も今振り返ると高校生の時は、テスト前だけ一生懸命勉強した記憶がありますが、結局その勉強で得たものは何もなかったように思います。解き方を覚えたり、語句を暗記したりするのですが、語呂合わせで覚えたりする語句はテストが終わるとすべて忘れてしまいました。ちゃんと勉強の内容を定着させようとするなら毎日の家庭学習というのが重要なことなのですが、どうしてもサボってしまってなかなか思うようにいきません。
 毎日の家庭学習を定着させるために、今年の8期生は3年生になる時に「学習マラソン」を行いました。自分で学習内容を決めて、毎日学校に残って自習した時間を貼り出した紙に記入していくようにしたのですが、最終目標時間を設定してあるので、その時間に到達するために努力した人がかなりたくさんいたようです。目標に近づいて行くのが目に見えてわかるというのが、モチベーションを高く保てた原因なのだろうと思います。おかげで今年の8期生は大学合格者数も順調に伸びています。


848  JICAから学校賞をもらいました  2012年02月28日(火)
 3年生の現代社会の授業でJICAが主催する「国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト」に応募しようということで、各クラスでエッセイを書き応募しました。途上国の理解や国際協力についてたくさんの生徒が応募してくれました。残念ながら個人表彰はありませんでしたが、学校賞をもらうことができました。国際協力機構(JICA)から学校賞を受賞した旨は聞いていましたが、残念ながら賞状をもらいに東京へ行く余裕がなかったので、表彰式は欠席しました。そこで、先日JICAから賞状とメダルが贈られてきました。3年生が応募してくれたので、卒業に当たっての表彰状の授与式の時に紹介したいと思います。今年はJICAを通じて、タイやバングラデシュなどアジア諸国から本校の共生推進教室を見学に来られましたし、今回はエッセイコンクールで学校賞をもらうなど、JICAと関わることの多い年でした。日本もたくさんの問題を抱えていますが、途上国にはもっとたくさんの問題が山積しています。途上国の抱える問題について現代社会の授業などでたくさんのことを知って、私たちに何ができるのかを考えてほしいと思います。

847  柳宗悦展  2012年02月27日(月)
 大阪歴史博物館で開催中の柳宗悦展へ行ってきました。2月中の開催なので、土曜日にやっと時間を見つけていくことができました。柳宗悦は日本の民芸運動を始めた人です。民芸運動とは私たちが使う生活雑器の中に美を見いだそうとする運動です。東京の目黒にある日本民芸館や大阪の万博公園にある日本民芸館関西館なども、柳宗悦によってつくられたものです。
 茶碗、布、文房具など生活の中にあるものを展示してありましたが、近世朝鮮半島の磁器などにとても美しいものがたくさんありました。また、藍染の木綿布に白の糸で刺し子をした布、アイヌの伝統的な布、琉球の紅型など、どれも生活の中で用いられていた品物は確かに美しい色や形で、骨董として高い値段のつくものでなくてもいいものはあるのだということがよくわかりました。もちろん、浜田庄司、バーナード・リーチ、芹沢_介、河合寛次郎、棟方志功などの有名な作家の陶器や工芸などもあるのですが、とりわけそれらを強調するのではなく、あくまでも生活に使うための器として展示してあるのが、さすがに柳宗悦なのだと感じました。


846  入試が終わりました  2012年02月24日(金)
 面接と共生推進教室の入試が終わりました。総合学科の方は採点がほぼ終わりましたが、月曜日まで入力、点検を持ち越した教科もいくつかあります。ミスのないよう、落ち着いて採点していただければいいとおもいます。少し時間をおいて、月曜日は再点検、PC入力の点検を行います。
 月曜日からは学年末考査が始まります。生徒は木曜日から日曜日まで4連休あるので、ゆっくり試験勉強ができます。1,2学期の成績の悪かった人は、なんとか挽回できるようにしっかり勉強をしてほしいと思います。


845  学力検査終了  2012年02月23日(木)
 入試の学力検査が終わりました。朝から雨が降っていたので、予定より早く体育館に入れましたが、欠席者もなく無事に終わりました。雨のおかげで湿度が高く、気温も高かったのがよかったかも知れません。明日は面接と共生推進教室の入試です。特に共生推進教室は途中で休憩を入れますが、12組連続での面接ですのでかなりたいへんだと思います。
今日よりは気温が下がり寒くなるようですので、気をつけてください。ただ、面接は学力検査のように一日中缶詰めになることはなく、自分の面接が終われば帰ることができます。最後の面接組に当たった人でも午前中には終了すると思いますし、自分の考えをしっかり述べてくれればいいだけなので、今日よりは気が楽だと思います。自分の考えや気持ちをはきはきとしっかり話してください。明日は総合学科の面接終了後から採点をはじめますが、ミスのないように、点検、再点検をしっかりしたいと思います。


844  選抜予備作業中  2012年02月21日(火)
 入試選抜の予備作業が続いています。調査書が各中学校から送られてきたので、その整理と受領書の作成、パソコンへの入力等の作業をしています。23日からの入試までにあらかじめしておかねばならないことがたくさんあります。今日は職員会議で、入試(会場設営と撤収、学力検査、面接、採点等、共生推進入試)について段取りの説明がありました。細かく打ち合わせておかないと間違うとえらいことです。あってはほしくないことですが、災害の場合の避難経路やインフルエンザでの別室受検の場合なども想定してあります。
 入試(学力検査)の日は降水確率が80%と高いのですが、気温は最低8度、最高15度とかなり暖かい予想なので、受検生にとっては楽かもしれません。特に雨が降ると適当な湿度になるのでインフルエンザの蔓延には少し歯止めになるだろうと思います。歩くのも大変なほどの強い雨が降らないでほしいと思います。集合は体育館ですが、寒い日だとかなり早い時間からストーブを焚いても寒いのですが、最低気温が8度ぐらいあると、体育館での待ち時間もそれほど寒くなくていいかもしれません。エアコンが入り、適切な温度管理ができる大きな講堂(入学式や卒業式もできる)が府立学校にあればいいのですが、残念ながらありません。


843  玄関前が花でいっぱいになりました  2012年02月20日(月)
先日の土曜日、卒業式に向けてPTAの環境保健委員会と3年生の学年委員会の方たちによって玄関前の花植をしていただきました。パンジーやサクラソウなどが玄関前の花壇やプランターに咲き揃っています。ありがとうございました。卒業式前に、入試でやってくる中学生の目も楽しませてくれることがろうと思います。
 さて、いよいよ入試が近づきました。会場準備、学力検査当日、面接、採点の段取りなど、毎年のこととはいえたくさん準備することがあって、あちこちで会議が開かれています。共生推進教室の入試も同時並行しているので、こちらもスムーズに運ぶように段取りをしなくてはいけません。明日は教務部長から教職員全員に入試についてのすべての段取りの説明をします。中学校からは調査書も送られてくるので、調査書の数字の入力もする必要があります。入力ミスがあっては大変なことになるので、打ち込んだあとプリントアウトをして、原本と何度も照合をします。
 先日新聞発表があったように、総合学科は定員240名に対して342名(1.43倍)、共生推進教室は3名に対して12名(4倍)という倍率です。共生推進の4倍という倍率はちょっと高すぎるように思います。支援学校も充実させる必要があるだけでなく、人的資源やお金の面など色々なハードルがあると思いますが、共生推進教室や自立支援コースをもつ学校をもっと増やしていかなければいけないのだろうと思います。高校でも小中学校と同じようにみんなと一緒に勉強したいというニーズは高まっています。


842  受付2日目  2012年02月17日(金)
 受付2日目、あと1時間ほどで受け付けの締め切りになりますが、昨日ほどたくさんの出願者もなく受け付け会場は静かです。受け付けた志願書をパソコンに入力して入試のための基礎資料をつくっています。
 今日からまた寒波が来るそうですが、入試の当日23日(木)、24日(金)(24日は面接と共生推進教室の入試)は週間予報ではやや暖かい日のようで、よかったと思っています。寒波が襲来するとエアコンはありますが、暖房をつけると教室の中で、暖かいところと寒いところのムラが出てくるので全受検生を同じ条件にできません。といって全くエアコンなしでは寒くて受検どころではなくなるのでいつもこの時期の気温が気になります。後期入試でも雪の降った日があったのですから、前期入試はなおさらです。
 ところで、受検生諸君はいよいよ前期入試まであと1週間となりました。一度私学を併願で受検している人はやや慣れたかもしれませんが、初めて受検する人はかなりドキドキしていると思います。これから1週間は必死で勉強するのではなく、夜早く寝て、暖かくして風邪をひいたりインフルエンザにかかったりしないように体調管理をしっかりしてください。インフルエンザにかかっても別室での受検はできますが、たぶん日ごろの力の半分も出せないだろうと思います。1年間の勉強が水の泡です。ノロウィルスによる感染性胃腸炎も流行しているので気をつけてください。当日は万全の体調で芦間高校へ来てくださいね。


841  受付1日目  2012年02月16日(木)
 今日は志願書受け付けの1日目、午後からかなりたくさんの方が志願書を持ってこられました。共生推進教室の志願書も同時に受け付けましたが、こちらもたくさん来られました。具体的な数字は明日の新聞発表を待ってください。毎年受け付け初日の午後に来られる人が多く、かなり待ってもらうことが多いのですが、昨年から受け付けの窓口を増やして対応しているので、かなりスムーズにいったのではないかと思います。私は午後から、今年卒業する生徒の教育委員会表彰を受ける人の賞状をもらいに行き、3時過ぎに帰ってきました。まだかなりたくさんの志願者であふれているのではないかと思っていたのですが、受け付けがスムーズに進み、3時ごろには待っている人もかなり少なくなっているという状態でした。受け付けは明日までです。芦間総合学科の受検には志願書と自己申告書が必要です。また共生推進教室には志願書、自己申告書の他に療育手帳等の写しが必要です。明日が最終日なので、必要書類が欠落していると受け付けができませんので、必ず中学校を出るときに必要書類があるかどうかを確認してください。よろしくお願いします。

840  年度末は忙しい  2012年02月14日(火)
 先週の木曜日から更新が滞ってしまいました。すみません。昨日は8期生の卒業判定会議を開催しました。明後日からは入試の出願が始まります。その後入試、入試判定会議、合格発表、1,2年の考査と成績提出、卒業式、成績判定会議と続きます。仕事でミスをしないように気をつけるのは当然ですが、年度末の行事は生徒個人の進路に関わるものが多く、ミスをすると大変なことになるので、気が抜けません。いつも胃が痛くなります。3月15日の終業式が終わるまでのこれから1ヶ月は、忙しい日が続きます。
 明日は入試受け付けの準備をしますが、今年はどれくらいの志願者が来てくれるのかが気になります。1月の希望調査では1.5倍程度の倍率でしたがどうでしょうか?今月末の入試で入学してくる新入生を受け入れる準備も着々と進んでいます。発表後の合格者登校の段取りや、入学後の宿泊研修の準備など、新1年担任団が中心になって進めています。来年度はどんな生徒が入学してきてくれることでしょうか?!


839  今日は2年生の総額論文発表会でした  2012年02月09日(木)
 今日は午後から2年生の総合学習論文発表会でした。これでこの発表会を見るのは5回目ですが、毎年おもしろい発表が多く、生徒の力に感心します。今年も12本の論文発表がありました。全員がパワーポイントを使ってのプレゼンで、原稿を棒読みするのではなく、それぞれ自分のことばで発表していたのがまずよかったところです。それと5,6限の2時間続きで実施したのですが、どの発表者も時間をしっかり守って、予定どおり終わったのもよかったことです。発表時間を守るというのは大切なことです。内容はクラス順に「言霊という視点から」「デザインの深みに迫る」「ピグマリオン効果」「音楽療法」「ストリートチルドレンの現状」「医療の歴史」「色の効果」「紅茶」「人は何故笑うのか」「日本人と外国人」「チョコレート」「色彩心理学と人間」の12本でしたが、色彩、音楽、ことば、デザイン、笑いなどを通じて社会学的にあるいは心理学的に論じたものが多いのが今年の特徴でした。医療や食など健康に関わる発表もそれぞれ視点が違ってなかなか面白いものでした。日本人と外国人は日本と韓国とオーストラリアの比較文化論、社会問題を正面から扱ったストリートチルドレンの発表は、聞いている人全員に対しての大きな問題提起でした。
 毎年「妖精の見つけ方」とか「ウルトラマンは飛べるのか」とか突飛もない発想の面白い発表があるのですが、今年は12本ともそれぞれの問題を真正面から扱ったものが多く、生徒のまじめさがよく伝わってくる発表会でした。この論文作成は、生徒の大きな力になると思います。


838  式辞を考えています  2012年02月08日(水)
今、卒業式の式辞を書いていますが、なかなかできません。いくつかキーワードをあげて、そのキーワードをもとにして書き進んでいますが、文章がごちゃごちゃしてくると、収拾がつかなくなります。文章を書くのは難しいことです。一応、A4用紙(1,600字)で4枚ぐらい書いて、推敲しながら3枚程度にできればと思って書いています。6,000字ぐらい書いても実際に読むとそれほど時間はかかりません。毎年は「式辞を読む」のですが、今年は一応文章化しますが、キーワードを決めておいてそのキーワードをもとにして自分のことばでしゃべりたいなと思います。うまくいくか?ちょっと心配です。卒業式まであと約1ヶ月、先生方や生徒は着々と準備を進めてくれています。参列した人から「いい卒業式でしたね」といってもらえるようにしたいと思います。体育館は暖房を朝から入れても寒いので、3月8日はできれば暖かい日であってほしいと思います。(写真は去年の卒業式です)



837  インフルエンザ流行中  2012年02月07日(火)
 インフルエンザが流行しています。プロ野球のキャンプで横浜DeNAの中畑監督やラミレスが罹患したという報道がされていますが、他人事ではありません。大阪公衆衛生研究所の調査では、1月の中旬から急速に流行が広がり、大阪全域で新型インフルエンザが猛威をふるった昨年よりも罹患者数が多くなっています。大阪で流行しているのはAH3型のウィルスが多いそうです。北河内や大阪市東部は大阪南部より少しはましですが、それでも40(患者数を定点医療機関数で割った値で1週間に一つの医療機関から報告のあった患者数の平均値と考えられる)という数値です。警戒レベルが30ですから、全域でそれを越えている状態です。小中高を含め学級閉鎖や学年閉鎖をしている学校は900校近くに及んでいます。あまり効果がないともいわれますが、通学で地下鉄や京阪に乗るときにはマスクが必要でしょう。私はほぼ毎日、外から帰ると手洗いとうがい、それと鼻うがいをしています。うがいはイソジンを入れてしていたのですが、お医者さんに聞くと水道水には塩素が入っており、殺菌作用があるのでわざわざイソジンを入れなくてもいいそうです。鼻うがいは生理的食塩水を鼻から入れて口から吐き出すのですが、これをしているおかげで、もうここ数年熱の出る風邪をひいたことがありません。今日は朝から雨で、少し湿度が上がりましたが、冬は乾燥する季節です。乾燥するとインフルエンザウィルスにとってはうれしい居住環境となります。湿度をあげて、手洗いやうがいをしてインフルエンザにならないように十分気をつけてください。

836  木曜日は論文発表会  2012年02月06日(月)
今週の木曜日の放課後に、2年生の総合学習で書いた論文の発表会が開催されます。これまでホームルームでグループ発表をしてきましたが、その中から全部で12名の生徒が学年発表に臨みます。私が芦間に来て4年が経とうとしていますが、5期、6期、7期、8期、9期と5回の論文発表会を見学することになります(5期は年度明けの4月に実施されました)。初めて5期の論文発表会を見た時に、これはすごい取り組みだと思いました。この高校生の時期に3000字という論文を書くのはそう容易いことではありません。しかし、どの生徒の論文発表を見ても、それぞれ自分の興味あることについて詳しく調べているのに感心しました。ある生徒は本を読んで、ある生徒は自分で専門家にお話を聞きに行ってまとめていました。それから4年、どの学年の発表会でも非常に面白い経験を何度もしました。ここで書いた3000字の論文はきっと生徒の学びの財産になるだろうと思います。ただの受験技術だけを覚えてよい成績をとる勉強ではなく、この論文作成はこれから大学へ進み社会に出てからも生きてくる「学び」だろうと思います。すぐに結果は出ませんが、それがいいのです。今年の9期生の論文発表会はどんな内容の発表が聞けるのか今から楽しみにしています。
時間があれば見学に来てください。2月9日(木)5限~6限に食堂で開催します。発表者はそれぞれパワーポイントで発表レジュメをつくっています。(写真は昨年度8期正の発表会の様子です)

835  宇治電ビル  2012年02月03日(金)
 西天満にある宇治電ビルが4月に取り壊されることになったので、先日見に行ってきました。ベージュ色のタイルを貼った重厚なビルですが、正面の両翼には電球を持った女神のレリーフがあり、ちょっと遊び心もあるビルです。宇治電は宇治川電気という会社で明治の終わり頃に創設された電力会社です。現在の関西電力の前身となった会社の一つです。その本社ビルとして昭和12年に建てられたのがこのビルで、長谷部竹越建築事務所の設計です。長谷部鋭吉は中之島の住友本店のビルや淀屋橋の日本生命本店を設計した建築家で、大阪にもいくつか彼の設計した建物が残っています。
貸しビルとして使われていましたが、老朽化で残念ながら取り壊され、跡に高層ビルが建てられるそうです。今はもう入っているテナントもなくシャッターが降りたままで、中を見ることはできませんが外観からだけでも、まだ日本に余裕のあった、大阪が大大阪と呼ばれていた時代を感じることができます。
 大空襲で焼け野原になった大阪ですが、空襲に耐えて残ったビルの中におもしろいビルがたくさんあります。大阪駅西側の中央郵便局ビルのように老朽化が進んで宇治電ビルのように壊されてしまうのもあると思うので、今のうちに探しておくとおもしろいと思います。(宇治電ビルは南森町から梅新の方へ歩いた新御堂筋高架降口の南側です)

834  今日は「さぶい」  2012年02月02日(木)
 今日は午前4時に0.3度を記録してから、気温がほとんどあがりません。午後1時でも3.9度しかないという寒い日です。陽が出てきたので、もう少し暖かくなるかもしれません。今日が入試という人は寒さにめげず、日頃の力を出してください。朝正門に立っていると、生徒もマフラーをぐるぐる巻きにして自転車で登校してきます。
今日はセンターテストの地理や地学の問題によく出る典型的な冬型の気圧配置です。西高東低で等圧線が密集して南北に並んでいて、雲の写真は日本海から筋状の雲が何本も日本海側から日本列島を越えて太平洋側へ伸びています。このような気圧配置の日は、大阪では時雨が雪になることはあっても、大雪になって積もることはない天気図です。西風はとても強いので、気温4度であっても体感温度はもっと低いと思います。あと数日の辛抱で少し暖かくなるようです。日本海では上空の空気が冷たいのに対馬暖流の海水は暖かいので、海から大量の水蒸気が上がっているのだろうと思います。
ところで寒い日には「さぶぅー」と言いますが、この「さぶい」は関西だけでなく、中部地方や山陰地方でも使うようです。また、さぶい日にぬくいうどんを食べると「あぁ〜ぬくぅー」と言います。この「ぬくい」も関西だけでなく北海道でも使うようです。しかし、最近は「さぶい」も「ぬくい」も若い人はあまり使わなくなって「さむい」「あたたかい」「あったかい」という標準語的な言い方をする人が大阪でも増えたようです。


833  3年の学年末テストが終わりました  2012年02月01日(水)
関西の私大の一般入試が先週の中ごろから始まっていて、今日から関関立(同志社は5日から)の入試も始まりました。本校はAOと推薦でかなり合格者が決まっていますが、一般入試を受験する生徒もかなりいるので、いよいよ始まったなという感じです。私学の入試は様々なタイプがあるので、これから3月にかけて延々と続きます。東大が9月入学の検討を始めるということで、この1~3月の寒い入試シーズンが暑い入試に様変わりするかもしれません。
3年の学年末テストも今日で終わり、3年生は2月に数回ある登校日と、卒業式予行、本番を残すのみになりました。私が芦間へ来て2年目の春に入学した8期生ももう卒業なのだと思うと、時間の経つのは早いなと思います。卒業式まであと一月ですが、そろそろ式辞を考え始めています。「誰かのことばの引用はしない」と決めて4回目の式辞になります。昨年と同じ文章にならないように書き始めていますが意外に難しいのです。今日は2時間ほど考えましたが、まだ数行しか書けていません。
少し息抜きに今週の3日(金)~5日(日)の3日間実施される「オープン台地」を調べてみるとまだ受け付けている催しがあるようです。オープン台地は上町台地マイルドHOPEゾーン協議会が主催するイベントで、上町台地にある普段は見ることができないところをオープンにしてたくさんの人に見てもらおうという催しです。30の催しがあって予約をネットで受け付けています。予約不要なものもあります。一度行ってみてください。私は4日(土)に行われる上町台地の地下ツアーに参加します。(写真は天王寺区にある大阪ガスの集合実験住宅NEXT21です。この中も一度入ってみたいのですが・・・・・)






大阪府立
芦間高等学校
歴代校長だより