796  推薦入試結果が続々  2011年11月30日(水)
明日から期末考査です。風邪をひかないように気をつけてほしいものです。と言いながら私は風邪がなおりません。熱はないのですが、咳が出るのと胃の具合が悪いのとがずっと続いていて、マスクをしたり外したりしています。
3年生は推薦入試やAO入試の結果が続々と来ています。これまでに、関大、立命館、同志社などからAOの合格者があり、今日は大阪府大現代科学システム科学域からもよい知らせが届きました。ほかにもたくさんの生徒が近大、京産大などを受験しているので、たくさんよい知らせが届いてほしいものです。
テスト明けの12月11日の日曜日には学校説明会を開催します。芦間のカリキュラム、学校生活などについてお話をします。オープンスクールのように模擬授業はありませんが、すでに合格が決まった3年生の人に、芦間での学校生活について話をしてもらおうと思っています。その時には、進路の速報もお知らせできるかもしれません。


795  12月1日から期末テスト  2011年11月29日(火)
 11月ももう終わります。12月1日から2学期末考査が始まります。3年生はこの考査の結果も大学への調査書に反映することになるので手が抜けません。1、2年生はこれまで安定した成績を修めている人は問題ないでしょうが、成績の悪かった人は、3学期の1回だけでの挽回はかなり難しいので、この期末から再起をかけてがんばっておかないと苦しくなってしまいます。2学期の中間テストというのは、文化祭などの行事のあとでどうしても成績が下がるので、この期末が挽回の大きなチャンスです。12月1日から12月8日まで6日間しっかり勉強してください。選択によっては1日の試験科目が多い人もありますが、試験後は2年生には修学旅行が待っています。1年生は今年の最後のテストで、成績が良ければ楽しくクリスマスやお正月を迎えられます。3年生はもうすでに進学先や就職先が決まっている人は別にして、勉強に明け暮れる師走になりそうです。初詣で天神さんにお願いするより、期末のためにしっかり勉強する方がきっと効果があると思います。

794  2年保護者集会  2011年11月28日(月)
 土曜日は2年生の保護者集会を開催しました。まず最初に、修学旅行先の宮古島について昨年の下見の写真を映写しながら説明しました。砂山ビーチ、前浜ビーチ(グラスボートなど)、シギラビーチ(シュノーケリングやカヤック)、池間大橋、東平安名崎、東急リゾートホテルなどの見学地と、城辺(ぐすくべ)付近の農村での農家体験(ゴーヤの栽培や、宮古牛の飼育風景など)、伝統工芸村での工芸体験(貝細工、ビ−ズ細工、陶芸など)について説明がありました。12月でも20度を超え、十分にマリン体験のできる気温の島です。晴れてほしいものです。
 続いて進路指導部から来年の大学入試についての説明をしました。2年生なのでまだ入試は先だと思いがちですが、実際にはもう推薦入試などでどんどん進学先が決まっています。あと1年しかありません。もちろんセンターテストを受験する場合にはまだ1年以上ありますが、それでももう準備をしておかないと間に合いません。また、保護者の方が大学を受けられた時とは現在の入試状況は大きく違っていて、現在の大学入試の状況を保護者の方にもよく知っておいていただく必要があります。奨学金など経済面も含めて保護者の方と一緒になって進学を考えていく必要があります。2年生も修学旅行という大イベントが終われば、いよいよ入試モードに突入です。


793  もうすぐ修学旅行  2011年11月25日(金)
修学旅行が近づいてきました。昨日の2年生のロングホームルームは修学旅行のあらすじや諸注意を柔道場で実施しました。また放課後は、付添の教員会議の1回目で、全体の動きを把握しました。今年は私が宮古島へついて行くので、付添者会議に一緒に参加しました。
生徒は1泊目に農家体験で農家に分宿します。宮古島の「さるかの会」に受け入れていただいて、それぞれ農家の方との交流をすることになります。さるかの会ではできるだけ教員の巡回はやめてほしいということなので、具体的にどのようなことを体験したのかは、あとで生徒に報告を聞こうと思っています。サトウキビの収穫などをするのでしょうか?2泊目からはシュノーケリングやカヤックなどのマリン体験と伝統工芸村での工芸体験です。晴れれば美しい海でのマリン体験はすばらしいと思います。全員のレクリエーション大会や東急リゾートでのバーベキューなどもあるようです。みんな元気で、いい思い出をつくってくれればいいと思います。
出発は12月9日(金)の朝、帰着は12月12日(月)の夜の8時半ごろです。出発も帰着も大阪空港(関空を使わない)という、最近では珍しい行程です。


792  10周年式典式辞(抜粋)  2011年11月24日(木)
 平成14年に創立80年を誇る府立守口高等学校と創立24年の府立守口北高等学校が統合して大阪府立芦間高等学校は誕生しました。母体となった二校の卒業生の方にとっては母校の名前がなくなることはとても寂しい思いであったと思います。伝統のある二校の卒業生に対しても、統合してできた芦間高校はこんないい学校ですよといえることが、これまで芦間高校をつくってきた生徒や先生の思いであったと思います。そして、芦間高校は今年で創立10年を迎え、本日10周年の式典を挙行するはこびとなりました。この式典にお忙しい中お越しいただいた御来賓の方々に、篤く御礼申し上げます。
 10年を振り返って、これまで芦間をつくって来られた生徒や先生の思いがいっぱい詰まった、いい学校ができたと思います。芦間の思いは「自分の色で輝きながら」という校歌に全てが表わされています。自分の将来を自分で考え、自分で授業を選択し、そして自分の人生を自分でつくることのできる生徒がたくさん育ってくれました。有名大学への進学者数とか、平均点とか偏差値とか見た目でわかる、わかりやすい成果を追い求めるのではなく、自分で考え自分で解決する力をつけるという芦間の方針はまちがっていなかったと思います。芦間高校が生徒に求めてきたものこそが本当の学力だったと思います。芦間の卒業生は、おもしろい人が多いという評価は、いくつもの大学で聞くことができます。それは、単純に「勉強ができる学力」をつけるのではなく、生徒自身の中にもっている潜在的な力を引き出そうとする、これまでの芦間の取り組みがまちがってはいなかったことを示しています。
 ここでその一端を紹介したいと思います。
―――ここで生徒が書いた、大学入試のための自己推薦文を紹介しました。この文章は個人的なものなので、ここでは割愛します。―――
この文章を読んだ時、私は芦間の生徒の大きな可能性を感じました。この文章のすごいところは、学ぶとは何かをしっかりわかっていることです。受験のための学力ではなく、社会に目を向け、自分が何をしなければならないかを考ええ、それを総合的に把握していく力を感じます。有名大学に合格することを最大の目標とし、そのために学力というゴムをいっぱいに引き伸ばした状態で大学に行っても何の役にも立ちません。学ぶことを面白いと思うことのできる力をつけてくれた芦間の生徒は、大学へ行っても知的好奇心にあふれた面白い存在でいることができるのです。
 さて、これまでの10年は芦間のかたちをつくりあげる10年でした。そのかたちを繋いでいくことがこれからの10年目、20年目への課題です。「かたちを守る」のではなく、芦間のこころを繋ぐことが大事です。一昨年共生推進教室が始まり、ともに育ちともに学ぶというこれからの社会で重要な力を身につける機会にも恵まれました。生徒一人一人が目の前の成果だけにとらわれず、コミュニケーションの力、人の心を思いやる力、学ぶ力など総合的な学力をつけていくことが、こころを繋ぐことだと思います。総合的な学力をつけるために、芦間の選択科目は用意されているのです。次の10年を最初に背負う、今ここにいる生徒たちが先輩の造り上げてきた、芦間のかたちとこころを繋いでいこうという思いを共有しているか、もう一度自分に問いかけてみてください。芦間の校歌の中で私が一番好きなところは「凛と瞳を明日へと向けて、時代を創りあげていこう」というところです。ここにいる芦間生は、みんな凛と瞳を明日へと向けていますか?目の前のことで一喜一憂していませんか。明日へ思いを馳せてください。今、しんどいと思っている人でも、自分の力で明日を変えられるかもしれません。その可能性を信じることが、これからの芦間のさらなる発展につながっているのだと思います。


791  今日は「先輩に聞く」  2011年11月24日(木)
 22日の10周年記念式典、祝賀会にたくさんお越しいただきありがとうございました。セレモニーはシンプルにして、第2部を生徒に任せました。前後期の生徒会が協力して一生懸命つくりあげてくれました。とても楽しくていい会だったと思います。私は特に先輩へのインタビューをまとめたものが気に入りました。その先輩(ビデオレターの人と同じ人ではありません)が今日1年生のために学校へ来てくれています。「先輩に聞く」と題して、5〜6時間目に自分の高校時代のこと、自分が今の進路を選んだ理由、後輩へのアドバイスなどを語ってくれています。高校の先生(2期生)、看護師(2期生)、小学校の先生(4期生)、大学生(阪大、立命館、岩手県立大の4、5、6期生)の6名が各クラスで約30〜40分話してくれました。一番歳の離れている2期生でも8歳違いですから、お兄さんやお姉さんの感覚で、生徒も一生懸命聴いていました。この話が、1年生の進路選択にきっと役立つと思います。
 さて、今日はもう1枚アップします。10周年に私が読んだ式辞を掲載します。今日来てくれている先輩をはじめ、すばらしい生徒が、たくさん芦間から育ってくれました。次をご覧ください。


790  今日は10周年式典  2011年11月22日(火)
 今日は10周年記念式典を開催しました。最初の40分は御来賓の祝辞などを頂戴し、やや厳粛なムードで行い、休憩をはさんで後半はすべてを生徒会が仕切ってくれました。吹奏楽の演奏、和太鼓の演奏の他、生徒がつくった10周年のアルバム、先輩からのビデオレターなど盛り沢山な内容でした。生徒がつくっているので、ややもたもたしたところもありましたが、楽しい行事でした。最初から最後まで厳粛ムードで行うより、10周年を生徒みんなで祝えるように、楽しい行事にしたのはよかったと思います。生徒も、かなり前から先輩に来てもらってインタビューをしたり、写真で10周年ロゴを作ったり、一生懸命取り組んでくれ、2部は司会もすべて生徒が取り仕切ってくれました。
 芦間という学校は、生徒一人一人の個性が輝く学校です。みんなで楽しく祝おうとする気持ちが、それぞれのパフォーマンスにあふれていて、芦間らしい行事になったと思います。私が読んだ式辞は、明日写真と一緒に載せたいと思います。


789  第2回オープンスクール  2011年11月21日(月)
 土曜日の第2回オープンスクールも約400人近い方にお集まりいただきました。第1回目と同じように雨で、しかもかなり強く降る時間帯もあって、芦間まで来るのに困った方もあったかもしれませんが、たくさんの集まりいただいて、ありがとうございました。
前回と同じく、生徒が中心になって学校紹介やクラブ紹介、制服のファッションショーなどを見せてくれました。吹奏楽部のオープニング、ダンス部のパフォーマンスのほか、1年生のインタビューもありました。芦間のことがよくわかっていただけたのではないかと思います。
 今回は共生推進教室(芦間ではブリーズと呼んでいます)のことについて少し書いておきます。共生推進教室についていくつかのご質問があり、いくつかの誤解もあるので書いておきます。まず、居住地域について守口市の中学校の卒業生でないと合格しないというように思われている方もあるようですが、選考の観点には居住地は含まれません。大阪府下に居住しておられれば問題ありません。性別についても聞かれることがありますが、これもまったく関係ありません。たまたま芦間では、1,2期生とも男子が合格しましたが、これは性別で選考したのではありません。またよく聞かれるのは、障がいの程度の軽重ですが、これも選考においては関係ありません。大事なことは、みんなと一緒に高等学校で生活し学習していこうという本人の意欲です。今芦間にいる6名の共生推進教室の生徒はどの生徒も大変意欲的に、芦間での高校生活を送っています。生活面、学習面の両面でどの生徒も入学後かなり成長したと感じています。2年生は先週の金曜日に2週間の職場実習を終えました。どの生徒もかなりよい評価をいただいたようです。1年生は12月に1週間の職場実習に出かけます。共生推進教室の生徒も一般の生徒も、ともに育ちともに学ぶという力をつけていってくれています。


788  明日は近畿総合学科高校研究大会  2011年11月17日(木)
 明日は近畿地区の総合学科高校が集まって研究発表をする、第13回近畿地区高等学校総合学科教育研究大会が京都府立南丹高校で開催されます。おもに京都の総合学科高校が発表をするため、本校の生徒は参加しませんが、私は他府県の総合学科の実情を知るためにも、発表を聞いてこようと思っています。生徒の発表は「環境問題」(久美浜高校)、「地域の自然災害と防災」(南丹高校)、「ダンス」(洛陽総合高校)、「保健技術」(福知山淑徳高校)の4校です。特に環境や防災というテーマは、理科、社会、保健、家庭などの教科横断型の総合学科らしいテーマなので、どのような発表が行われるのかに興味があります。芦間も今年の夏休みに「環境」をテーマにした、教科横断型授業を試みました。来年度も同じように「防災」「平和」などをテーマにした、教科横断型授業ができればおもしろいと考えているところですので、一層明日の発表を期待しています。また、講演会では仏教大学の原先生によるキャリア教育を通しての総合学科への期待というテーマのお話があります。「産業社会と人間」という総合学科の必修科目で、芦間でもかなり丁寧にキャリア教育を行っていますが、他校の実情についても聞いてこようと考えています。
 京都府立南丹高校は京都の亀岡市の郊外ののどかな農村地帯にある学校です。普通科と商業科の2学科があったのを、平成16年に総合学科に改組した学校です。他府県の高校に行くのもちょっと楽しみです。


787  面接はむずかしくない  2011年11月16日(水)
ここ何日か、AO入試や推薦入試のための面接練習をしています。放課後に毎日1〜2人ずつ練習をしています。だんだん練習の成果が出てきて、緊張しないで自分の言葉で話すことができるようになっています。面接で大事なことは、予想される質問をされた時に、どれだけ覚えた通りの答えをせずに、自分のことばで話せるかでしょう。答えを文章として暗記してしまうと、どうしてもぎくしゃくした答えになってしまいます。要点になる語句だけを頭に入れておいて、それを自分のことばでうまく結び付けて話す訓練が必要です。1年生の時に、自分が興味をもつ職業の方にインタビューをする「ジョブクエスト」という取り組みをしましたが、その時のインタビューの要領です。質問する→答える→その答えを受けて、次の質問をする→答えるということばのキャッチボールの繰り返しです。そのキャッチボールをどれだけうまくできるかが、面接の成否です。
 ところで、芦間高校の入試にも面接があります。4〜5人の集団面接で、1チーム15分程度の面接です。この面接も大学入試の面接と同じで、どれだけ自分のことばで話してくれるかが勝負の分かれ道です。たまに、とても素晴らしい答えを覚えてきた文章のとおり話す受検生がいますが、どんなにすばらしい答えでもこれでは、その人のことばとして伝わりません。ことばは他人に自分の考えや気持ちを伝達する手段なのですから、いつでも自分の考えを伝えることができるように、日ごろから「ことばを磨く」ことが重要です。日常会話も単語を並べるだけでなく、ことばとして話すことを心がけてほしいと思います。


786  今週土曜日第2回オープンスクール  2011年11月15日(火)
 今週土曜日に、第2回オープンスクールを開催します。もう申し込みは終了しましたが、今回も約400名近い方に来ていただくようです。第1回が雨で、グランドが使えずグランド系部活動の体験が少しやりにくかったので、今回は晴れてほしいと思っています。このところいつも週末に天気が崩れて、今回も週間予報では降水確率が50%ですが、どうでしょう?。
 芦間のオープンスクールは来ていただければよくわかりますが、生徒が中心になって創ってくれます。受け付け、司会、舞台での取り組み、体験授業やクラブ体験のサポートなど、全部生徒がしてくれます。教員が中心になるのは、全体会での教育課程の説明、入試の説明と生徒が体験授業を受けている間に行われる保護者向けの説明だけです。申し込んだ方は芦間の生徒がどのような動きをしているか、楽しみにしていてください。
今回申し込み忘れたという方や、もう一度芦間がどのような学校かを確認したいという方のために、12月11日(日)と1月15日(日)の2回ミニオープンスクールも行います。授業や部活体験はありませんが、学校をご覧いただいて、教育課程などの説明をします。日曜なので、部活や自習で来ている生徒以外にはあまり会うことはありませんが、学校の雰囲気はわかっていただけるかと思います。


785  11月11日  2011年11月14日(月)
 2011年11月11日は1が6つ連なる日でした。最近は「○○の日」というのがほぼ毎日あって、芦間の10周年式典が行われる11月22日は「いい夫婦の日」なのだそうです。
 ところで11月11日は「いしきりんの日」でもあったのだそうです。彦根の「ひこにゃん」や奈良の「せんとくん」のようなゆるキャラが最近有名になっていますが、全国ゆるキャラコンクールでも常に上位になるのが「いしきりん」です。東大阪市の石切参道商店街のマスコットキャラクターで、女の子のキリンという設定です。石切をローマ字で書くとISHIKIRIと4つの母音がすべて「I」なので、11月11日が「いしきりんの日」なのだそうです。石切参道商店街は近鉄奈良線の石切駅から石切剣箭神社を通って新石切駅近くまで続く長い坂道の商店街ですが、石切大仏や占い、新興宗教、漢方薬店など病気平癒に関わる民間信仰がすべて詰まったような商店街で、何度歩いても飽きない商店街です。その商店街のマスコットのいしきりんは大阪では最もメジャーなゆるキャラで、石切参道商店街をしばしば歩いています。土、日曜日はいしきりんと一緒に「がんばれ!東日本」という日だったので、いしきりんだけでなく新世界の串カツのキャラ「くしたん」、箕面の柚子のキャラ「滝ノ道ゆずる」、千日前道具屋筋の「まい道くん」、大阪府太子町の「たいしくん」、熊本県の「くまもん」などが応援に駆け付け、たくさんのゆるキャラに出会える日でした。さて、ここで問題です。写真の中央はいしきりんですが、左と右のゆるキャラは何でしょう。


784  2年生のブリーズ生は職場実習中  2011年11月11日(金)
 今、2年生のブリーズの生徒3名が職場実習に参加しています。一人は京橋にあるNTT西日本ルセントという特例子会社でパソコンへのデータ入力などの仕事をしています。昨日見学に行きましたが、とても緊張している様子でしたが、まじめに仕事に取り組んでいました。また、今日はなんばにあるクボタワークスという潟Nボタの特例子会社で実習をさせていただいている生徒と関西スーパー今福店で実習している生徒を訪問しました。クボタでは清掃作業などの仕事をしていますが、これはたまがわ高等支援学校でも実習していることなので、学校での実習が役立っているかもしれません。生徒に聞くと「でも学校とここでは、少しやり方が違うのです」ということです。とても明るい生徒でまじめに実習していると、誉めていただきました。関西スーパーでは、店頭へ商品を供給する仕事をさせてもらっているそうです。商品を並べているときに、お客さんに質問をされたりすることもあるようですが、今日はその質問に答えることができたようです。来週からはまた違う職種を実習するようです。とてもまじめに取り組んでいますと副店長さんからほめていただきました。NTTは今日まで、クボタと関西スーパーは来週まで実習が続きます。受け入れていただいた企業の方々には感謝いたします。それに応えて短い期間ですが、実習でたくさんのことを学んでほしいと思います。

783  ジョブクエスト発表会  2011年11月10日(木)
今日の午後は2年生は球技大会、1年生はジョブクエストの発表会でした。ジョブクエストは前にも紹介したように、生徒が自分で興味のある職業についておられる方にアポイントをとり、インタビューをしてくるという取り組みです。そのインタビュー内容の発表をこれまでクラスで行ってきましたが、今日はその中から選抜された15名が全学年の前で発表しました。アウトドアインストラクター、大阪府庁の公務員、ベネッセコーポレーションの高2講座数学の編集者、よみうりテレビのプロデューサー、塾の講師、出版社の編集者、看護師、ヘアデザイナー、製菓職人、学校の養護教諭、管理栄養士、ブライダルプランナー、映像の企画・編集の13職種の発表でした。それぞれインタビューしてきたことをうまくまとめて発表していましたが、どの職種の方に話をうかがっても、「楽しい仕事はあっても、楽(らく)な仕事はない」、仕事をしている中で「自分の仕事が誰かの(あるいは何かの)役に立っているという自覚」が仕事の支えになっているという感想は同じだということにだれもが気づいたようでした。また、インタビューを通じてコミュニケーションをする力が仕事には重要であることにも気づいたようでした。インタビューというのはとても難しい作業で、質問をし、相手の答えを聞いて、その答えに対してまた質問をするという繰り返しです。コミュニケーション力が問われます。うまくできた人も、うまくできなかった人もコミュニケーションの力を磨いていってほしいと思います。最後に講評をしたのですが、一つ言い忘れました。このインタビューをまとめたものを、必ず話をしていただいた人に返すことわ忘れてはいけないことです。

782  総合学科発表会  2011年11月08日(火)
 今日はあびこの大阪府教育センターで総合学科発表会がありました。本校からは、夏に山梨県で発表した「我が家の冷蔵庫から見えるもの」という発表を3年生の生徒がしてくれました。芦間の発表はすでに夏に山梨で一度見ているので、内容はよくわかっていますが、他校の発表も見たいと思っていました。しかし残念ながら急用ができて学校と教育委員会を行ったり来たりという日になってしまいました。
 4時半過ぎからは少し落ち着いて校長室で仕事をしています。校長室を使って3年生の面接練習もしているので、生徒の受け答えを聞いていました。まじめに誠実に答えようという姿勢がよくわかって、好感のもてる面接でしたが、まだ少し真面目すぎて、もっと自分の言いたいこと、アピールをしっかり前に出す方がいいように感じました。明日からも何人かの面接練習にお付き合いをしようと思います。


781  昨日は淀川市民マラソン  2011年11月07日(月)
 11月22日の芦間10周年記念式典まで約2週間となり、先週の土曜日には最終の打ち合わせが行われました。当日の担当者の導線や役割分担など細かいところを打ち合わせて、あとは本番を待つばかりです。私もそろそろ、式辞を考えねばなりませんが、卒業式のような長い式辞の必要はないので、少し気が楽です。
 昨日は淀川市民マラソンが行われました。先週大阪マラソンが盛り上がったので、1週間後の淀川市民マラソンは参加者が少なくなるかと危惧されていましたが、ふたを開けると昨年より多い参加者があったそうです。昨年からスタート、ゴール地点が、本校から5分の淀川河川敷に変更されたので、昨年と同様、本校は自転車で来られる人のための駐輪場としてお貸しすることになりました。50台ほどの自転車が並びました。また、今年は陸上部がボランティアとしてスタッフに参加し、淀川マラソンの運営をお手伝いさせていただきました。大きな大会運営に関わって、役に立つことも多かったのではないかと思います。私も朝に集合地点へ行ってみましたが、たくさんの方が河川敷に集まり、受付やウォーミングアップをされていました。毛馬の淀川大堰がコースに入っており、この日だけ淀川大堰が渡れるので、私も行ってみたかったのですが、へたに走るとたぶん今日から仕事ができなくなるだろうと思って、やめました。それにしても走るのが好きな人が多いのですね。雨模様の天気でしたが、大雨にならなくてよかったです。


780  11月なのに暑い!!  2011年11月04日(金)
 11月3日が国民の祝日で飛び石の連休になっています。昨日は用があって福井県まで車で日帰りしてきましたが、気温が昼過ぎには24度近くあって、駐車場に停めておいた車の中はかなり暑くなっていて、11月だというのにエアコン(クーラー)をつけて運転していました。校長室も南向きで陽がよく入り、明るいのはいいのですが、風が通らないので、かなり暑くなっています。汗が出てきそうです。この季節にクーラーはあんまりだと思うのでつけていませんが、エアコンを入れてもいいような気温です。昨年の夏の暑さといい、この11月の気温の高さといい、異常気象なのだろうと思いますが、この暑さは温室効果ガスによる地球温暖化によるものだけではないような気がします。
縄文海進の時代は平均気温で数度高かったので、海の水位が高く、海岸線がずっと奥へ入り込んでいて、大阪では生駒の麓まで浅い海でした。河内湖(河内潟)と呼ばれる大きな浅い内海が広がっていて、生駒山麓でも日下貝塚のような貝塚が残っています。大阪平野はほとんど海で、上町台地が半島のように河内潟に突き出していました(写真は四条畷市歴史民俗資料館のHPから借用しました)。これほど気温が高いと、縄文海進のような温暖な時代がまたやってくるのではないかとも思ってしまいます。そうなると、日本の大都市のほとんどは浅い海の底、大阪は上町台地と高層ビルの上層とだけが海から突き出した不思議な光景が広がるかもしれません。それにしても暑い!!
暑い中、今週も授業見学を続けています。教室もかなり暑いところもあります。先生方の授業の方法がそれぞれ違っていて、授業見学はとてもおもしろいのですが、生徒を見ているのがもっとおもしろいのです。授業中の態度や質問に対する答え方、ノートの取り方実習授業での実習の様子など一人一人が違っていて、細かく生徒の様子をメモに取っています。


779  自転車運転のマナーが悪い!!  2011年11月02日(水)
 自転車が歩道上を走ることができなくなるかもしれません。警察庁はこれまで幅2m以上の歩道で認められてきた自転車の歩道走行を幅3m以上の歩道に見直そうという動きです。具体的には各都道府県の警察が決めることのようですが、確かに自転車の傍若無人な運転に腹の立つときもあります。自転車の運転マナーが悪いので歩道上で歩行者と自転車が接触する事故が増加しているのだそうです。自転車は運転免許がいらないので誰でも乗ることができますが、車両(軽車両)です。それを忘れて無茶な運転をする人が増えているので、このような規制強化策を打ち出さねばならないようになってしまいました。
 学校でも生徒にこの話をしようと思います。芦間生にも携帯メールを見ながら乗る(左の絵)、傘さし運転(右の絵)、イヤフォンで音楽を聴きながら乗るなどのマナー違反を見かけます。また特に高齢者の方が増えている今日、高齢者の方に対して道を譲る気持ちを持たないと事故を起こしてしまいます。朝、遅刻しないように急ぐ気持ちはわかりますが、ゆっくり走っても間に合う時間に家を出るようにしないと、事故を起こしてからでは遅すぎます。あまりに自転車のマナーが悪くなると、そのうちに「自転車運転にも運転免許証を携帯させろ」という動きが出てくるかもしれません。






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