603 今年もありがとうございました 2010年12月27日(月)
冬休みになって、クラブ活動の生徒と3年生の一部の生徒だけが登校しています。私がいる校長室も、外から陽が入って穏やかな日です。この穏やかなまま、来年も進んでいってほしいものだと思います。私も芦間高校に着任して、3年目のお正月を迎えることになります。これまで、芦間の生徒、卒業生、先生方、PTAや後援会をはじめとする保護者の方、芦間に関わっていただいている外部の方々などたくさんの方に芦間高校を支えていただいてきました。どの方もみんな「芦間が好き」という点で共通していたように思います。今年も日々の学習だけでなく、春の花見の会、体育祭、文化祭、オープンスクール、修学旅行などの行事にたくさんの方が関わってくださいました。ありがとうございました。
本校の大きな目標は「入ってよかった学校」です。「生徒みんなが入ってよかった」と思ってくれるようにしようとしてきたつもりですが、まだ「みんな」まではいかないと思います。しかし、普段の学習や学校行事の中で「芦間に来てよかった」と思ってくれる生徒が100%に近づくようにしたいと思いいます。来年からは大阪府では「志学(こころざしがく)」という授業が始まります。志学は「生徒が志をもって、自己の可能性を伸ばし、よりよい社会を創っていこうという態度をはぐくむとともに、未来に夢や希望を持ち、自らの人生や新しい社会を切り拓く力の育成」と定義されますが、これまでも本校では「産業社会と人間」や「総合的な学習の時間」で志学にあたるような授業を創ってきました。例えば、2年生全員に課す「総学論文」などがその良い例だと思います。また、機会を捉えては生徒が自分のことばで自分の意見を述べるプレゼンテーションも取り入れてきました。成績という「目に見える」学力だけでなく、プレゼンの力や文章を書く力、まとめる力など目に見えない学力を得て卒業していってくれた生徒もたくさんいます。これからも「おもしろい芦間高校」「芦間ではこんなこともできるんだ」でありたいと思っています。来年もよろしくお願いします。今年のこの欄の更新は今日で終わりにします。また来年も読んでいただければありがたいです。良いお年をお迎えください。
602 終業式を行いました 2010年12月24日(金)
今日は終業式でした。いつもと違って、生徒保健委員会が1月に発表する「手洗い」についての発表を、全校生徒の前ですることになったので、スクリーンをおろした状態で始まりました。私は、2学期を振り返って、文化祭や学校の広報関連の仕事で生徒がとてもよく動いてくれたこと。特に文化祭の舞台や説明会・オープンスクールでの生徒の話が中学生やその保護者の方に大きな感銘を与えたことにお礼を言いました。今年は入試制度が変わるので、芦間高校の広報に力を入れてきました。毎年のこととはいえ、その広報の多くの部分に生徒が関わってくれ、しかもその誰もが「芦間がすき」というオーラを出してくれていたことが、中学生や保護者の方に感銘を与えたのだろうと思います。ただし、私の話の中で一点だけ生徒に苦言を呈しました。それは2学期に授業見学をたくさんしたのですが、まだ「自分は何をしなければいけないのか」を理解していない生徒がいることです。授業中の生徒の様子を見ていて、ただ漫然と学校へ来ている、学校へ来ることの意味を何も考えないで座っている生徒がいることに心配があったからです。「考える」ことをしないと、つまらない高校生活が続くことになってしまいます。生徒保健委員会の発表はいつものことながら、よく調べています。詳しいことはまた、1月26日の発表のあとにこの欄で報告します。
伝達表彰はたくさんありました。クラブがしっかり機能している証拠です。空手道部が男子は「形」で、女子は「組手」でそれぞれ5位に入り近畿大会に出場することが決まりました。ほかにも男子バレー部2部Aゾーン優勝、美術部のブロック展優秀賞4名、奨励賞1名、バレーボールの審判ライセンス取得の認定、守口市民まつりボランティアの感謝状などたくさんの賞状を渡しました。2学期も生徒はがんばってくれました。ありがとうございます。
601 2学期ももう終わり 2010年12月22日(水)
2学期も無事に終わり、あとは明後日の終業式を残すのみになりました。文化祭ではクラス、クラブ、有志の生徒がそれぞれ企画を立て、楽しい文化祭にしてくれました。PTA、後援会もバザーや体育館実況付きの休憩所を運営していただきました。3年生は今年も全クラス舞台企画で、どのクラスもとてもよい出来栄えでした。特に優勝したクラスの舞台は高校生としては出色だったと思います。劇以外にも楽しい企画が多く、芦間の生徒の力を感じました。オープンスクール2回、説明会を1回開催し、合計で保護者の方も含めて1000人を越える方が来られました。来年度入試から制度が変わるため、本校の受検者が増加することが予想されますが、その様子がすでにオープンスクールの参加者数に表れています。生徒も「芦Max.Jr」という学校紹介パンフレットの製作とそれを持っての中学校訪問や、オープンスクールや説明会での学校紹介など、大変活躍してくれました。教員が説明するより、生徒やPTAの方が芦間のことを紹介してくれるのがよかった。という声をたくさん聞きました。ありがとうございます。
3年生は入試や就職に向かって忙しい2学期だったと思います。すでに進路が決まった人、これからの入試に向かって頑張っている人と様々ですが、良い結果がもたらされるだろうと思っています。2年生はけがや病気もなく、無事修学旅行を終えました。石垣・西表は天気の良い日が多く、アクティビティも充実し、ホテルも快適で大変楽しかったようです。1年生はようやく学校にも慣れて、2学期が一番楽しい時期だっただろうと思います。
締めくくりの3学期(3年生は短い期間ですが)に向けて、お正月をはさんだ休みを有効に使ってください。
600 お正月は「考える」 2010年12月21日(火)
2学期も今日、明日、24日の3日を残すだけになりました。学校は3月末が締めくくりなのでまだホッとすることはできませんが、やはりこの時期になると「今年も何となく無事に終わった」というホッとした気分と、お正月を迎えて、さあ来年もしっかりやりましょうというふたつの気分が混ざり合います。3年生はもうすでに進路が決まった生徒もいますが、センターテストを受ける生徒は、ここからが最後の追い込みです。1、2年生はまだのんびりとお正月を迎えられるのだろうと思いますが、ただのんびりお正月気分に浸っているだけでなく、「自分はこれから何をしよう」ということを考える時間をもってほしいと思います。机の前へ座って学習するだけが「学び」ではなく、自分の進路をしっかり考えることも「学び」です。これもやりたい、あれもしたいと、したいことがいっぱいある人は、どれを選ぶのかを考える必要があるし、何にもやりたいことがない人は、自分は何に向いているのだろうということを考えることが必要です。要するに「学び」とは「考える」ことなのです。お正月をはさむこの年末年始の休みはその「考える」ことに一番適している時期だと思います。いっぱい「考えて」ください。
ところで、UKのウェールズに赴任にして、日本語を教えておられる乾先生からビデオレターが届きました。1月11日の始業式で全員に見せたいと思います。乾先生のウェールズでの様子は、このホームページの左下「ウェールズだより」を見てください。
599 「ともに学び、ともに育つ」シンポジウム 2010年12月20日(月)
先週の金曜日(17日)、阿倍野区民センターで「高等学校における『ともに学び、ともに育つ』教育の推進」と題したシンポジウムが開催されました。今年から本校でも、共生推進教室が始まりましたが、大阪府では早くから障がいのある生徒とそうでない生徒の共生に取り組んでいる学校を含めて、自立支援コースをもつ学校が11校(大阪市立2校を含む)、共生推進教室のある学校が4校、合計15校が共生教育に取り組んでいます。当日は基調講演として大阪教育大学理事の成山先生のお話があり、ご自分の経験から「教師の変化」「障がいのある生徒の変化」「周りの生徒の変化」という部分に焦点を当ててお話していただきました。私は前任校でも自立支援コースの立ち上げから関わってきたので、障がいのある生徒とない生徒がともに高等学校で学ぶということについてはあまり違和感を感じないというより、むしろ障がいのある生徒を核にしてクラス運営をする方がクラスがまとまるように感じています。次にパネルディスカッションで自立支援や共生推進教室をもつ高校の校長、同じく教諭、自立支援コース卒業生の保護者、教育センターからそれぞれの立場で話がありました。卒業生の保護者の方から「子どもに共生教育を受けさせたことで子どもが成長した。行かせてよかった。」というお話をしていただき、感銘を受けました。生徒・保護者の方にそのように言ってもらえるというのは学校として大変うれしいことです。本校も生徒から保護者からそういう評価を頂けるように、共生推進教室を充実させなければいけません。最後に障がい者自身の立場から、大阪障がい者自立生活協会理事長の楠敏雄さんから、障がい者の自立における特別支援教育の課題についてのお話をうかがいました。障がい者が自立するということは、障がい者自身の失敗を恐れない気持ちと、仲間づくり、仲間に支えられる自立ということが重要だというお話でした。
本校に現在3名いる共生推進教室の生徒、そしてこれから入学してくる生徒が、これから自立していくための仲間をどれだけつくることができるかが、共生推進教室の課題の一つだろうと思います。共生推進教室の生徒の自立だけでなく、周りの生徒がどれだけ成長するかが大事なところです。
598 おかえり! 2010年12月16日(木)
修学旅行は昨日夜、全員無事に帰ってきました。修学旅行でインフルエンザが発症した学校もあるようですが、本校の生徒は幸い大きな事故や病気もなく帰着しました。天気も最後の日は雨だったようですが、最初の日は海に沈む夕日を西表島から見ることができ、夜も素晴らしい星空で、ふたご座流星群も一部見えたようです。海もきれい、空もきれい、星もきれい、ホテルもきれい、料理はうまい五拍子揃っています。西表島のアクティビティは、かなり過酷なトレッキングもあったようですが、それに耐えて滝までたどり着くと、見晴らしもよく、滝もすばらしくて感動したそうです。シュノーケリングやジャングルトレッキングや、マリュドゥの滝や、カヌーや、料理や、夕日や、三線体験や、カチャーシーや楽しい写真がホームページにアップされています。きっといい経験ができたことだろうと思います。旅行というのは、普段の生活では出会うことのない人々や、見ることのできない風景と出会うためのものです。飛行機は景色が見えにくいから仕方がないですが、バスは景色がよく見えるのにほとんどの人が寝ます。いつも「もったいないなあ」と思います。いつでも来ることができる所ならいいのですが、一生のうちに何度も見られないかもしれない景色が窓の外を通り過ぎていくのに、何も見ないで寝ているのを見ると、みんな起こしてやりたい気持ちになります。修学旅行のような集団行動では勝手なことはできませんが、私は旅行に行くと、30分時間の余裕があれば、必ずその周辺を歩きます。歩いてみると何かおもしろいものが見つかります。
2年生は修学旅行で、何を見つけたのでしょうか。
597 検定試験 2010年12月15日(水)
本校では英語検定、漢字検定、数学検定、ワープロ検定、情報活用能力検定、簿記検定、建築CAD検定などの検定試験に所定の級で合格した場合、単位認定をしています。「チャレンジタイム」という科目を設定して、その科目の単位を認定する形にしています。たとえば英検では準2級に合格すると1単位、2級に合格すると2単位というように単位数を示しています。簡単に合格できないものが多く、たとえば漢検でも2級に合格しないと単位は認定されません。しかし、単位認定があるので生徒はがんばってチャレンジすることも多く、毎年終業式や始業式で認定証を渡しています。先日は簿記検定4級を満点で合格した生徒が3人も出ました。満点はめったにないことで、簿記の先生も大変喜んでおられました。これらの検定の他にも、ピアサポートのトレーニングを受けてピアサポーターとして認定される生徒も毎年あります。これらの検定はかなり上級でなければ大学入試や就職と直接かかわることはあまりないのですが、生徒一人一人が「学ぶ」結果として検定を受け、合格するという、学びのモチベーションの向上には大いに役立っていると思います。昨今は検定試験ばやりでたくさんの検定試験が開催されています。とてもマニアックな検定や「なんじゃそれ?!」という検定もありますが、受けてみるとなかなか面白いものです。私も漢検2級と大阪検定1級はもっていますが、受検の時には大むかしの大学入試を思い出して、むかしに帰ったようで何か楽しい気分でした。なお、漢検2級には特に何の特典もありません。大阪検定1級は博物館や食べ物屋さんなどで割引や無料での入場があるなど、ちょっとした特典があります。
596 空手部近畿大会へ! 2010年12月14日(火)
本校はクラブ活動も一生懸命取り組んでいる生徒が多く、クラブへの加入率は70%近くになります。90%を越えてほしいので、新入生の登校日にクラブ体験をしたり、オープンスクールでも楽しいクラブ紹介をしたり工夫をしています。男子バスケットボールと男子バレーボールは夏に芦間カップも催しています。私もできるだけクラブ活動を見学したいので、これまでいろいろなクラブの試合を見学させてもらいましたが、運動部も文化部も生徒が活躍している姿を見るのは大変楽しいものです。私が芦間に赴任してから、大きな大会に出場したのは卓球部が近畿大会に、パソコン部が全国大会に出場しています。今年もこの2つのクラブはそれぞれ出場しましたが、今年度はもうひとつ空手部が近畿大会に出場することになりました。来年の1月23日(土)、24日(日)滋賀県立体育館で行われる大会に出場します。空手の大会を見学するのは初めてなので、ぜひとも大津まで応援に行こうと思います。
私学はスポーツ推薦などで優れた力を持った生徒を合格させることができますが、公立は入試のルールを学校独自に変えることはできないので、優れた生徒を推薦で集めることはできません。しかし、中学校で経験している生徒も、全く素人の生徒も一緒になってクラブを作り上げていくのが楽しいので、公立には公立のクラブ指導の楽しさがあります。そんな中から近畿大会や全国大会へ出場する生徒が生まれるのはとてもすごいことなのです。
595 修学旅行出発・学校説明会 2010年12月13日(月)
修学旅行は好天に恵まれているようでなによりです。八重山は晴れるとエメラルドグリーンの海が見られますが、雨になると美しさが半減します。今夜は雨の予報ですが、早く雨が行き過ぎて、明日も晴れることを願っています。昨日朝、伊丹空港から出発する1,3,5組を見送りに行ってきました。大幅な遅刻もなくみんな元気に飛び立ちました。ホームページの右上に修学旅行特設ページがあるのでご覧ください。夕日をみながら校歌を歌ったそうですが、芦間の生徒は芦間のことが好きな生徒が多いのできっと感動したことでしょう。学校では昨日、学校説明会・共生推進教室説明会を開催しました。60人ほどの方が来られました。模擬授業やクラブ体験はありませんが、視聴覚室で芦間の特徴、カリキュラムの特徴、入試についてお話をしました。もっとも好評だったのは3年生の3人が、芦間の行事(文化祭、体育祭)、部活動、芦間での勉強などについて話してくれたことです。原稿も見ずに、とても学校のことがよくわかる話をしてくれました。3人とも芦間のことが好きなのだということがよく伝わる話で、最後に書いていただいたアンケートでも、3年生の話を聞いて「芦間を受けたいと思いました」という感想が何人もあって、「さすが芦間の生徒!」だと思いました。
594 PTAの方と阿倍野から住吉まで歩きました 2010年12月10日(金)
先日芦間6期PTAの方と、大阪の街を歩きました。天王寺からあべの再開発地区−上町台地の崖−あべの聖天さん−松虫塚−むかしの熊野街道−安部清明神社−阿部王子神社と歩いて、東天下茶屋からちんちん電車を姫松まで乗って、姫松から安藤忠雄の設計した商業施設−帝塚山のお屋敷町−万代池−むかし北大路欣也が住んでいた家などを見学しましたが、途中お屋敷の蔵を改造したギャラリーでオーナーの方からお話を伺いました。とても頑丈な、壁が30cm以上ある蔵で、現在はたくさんの方がつくられた工芸製品を展示しておられます。帝塚山はむかしはとてつもなく大きな家がたくさんあったのですが、相続税や固定資産税などのためにかなり分筆されて、いわゆるお屋敷が少なくなってしまいました。といってもお屋敷のあとには高級なマンションが建ち、とても私の収入では住めないようなところです。登録文化財の家もあり、「ほー」と言いながら見学しました。帝塚山四丁目の駅からまたちんちん電車に乗って、最後に住吉大社を見学しました。お正月にはとても歩けないくらいの人出の神社で、初辰の日にもかなりの人出になりますが、さすがにお祭りのない12月はすいていて、ゆっくり見学ができました。住吉街道と熊野街道の交点にある、「住之江味噌」にも立ち寄りました。住之江味噌は明治に建てられた登録文化財の民家で、軒に住吉灯籠が立っています。大阪城、通天閣、道頓堀、海遊館などのいわゆる観光名所以外にも、大阪にはゆっくり歩くと面白いところがたくさんあります。一度歩いてみてください。
593 学校説明会と修学旅行と 2010年12月09日(木)
12日の日曜日から2年生は修学旅行に出発です。楽しい修学旅行になるといいですね。私は伊丹空港(伊丹と関空に分割して出発)へ見送りに行きます。沖縄は何かおおらかなものが私たちを引きつけるところです。「なんくるないさー(なんとかなるさ)」というおおらかさが、そうさせるのかもしれません。もちろん沖縄は普天間問題をはじめ米軍基地の問題や、日本で唯一の地上戦である沖縄戦の記憶やたくさんの問題を抱えています。「なんくるないさー」では済まないことも多いのですが、投げやりではなく、わがままでもない「なんくるないさー」がこせこせした私たちとは違うところです。大きな気持ちを沖縄の方からもらってきてください。同じ日、12日の午後から学校では第3回目の学校説明会を開催します。今回は模擬授業やクラブ体験はありませんが、学校の説明と見学を実施します。芦間高校に興味を持っておられる方はぜひ学校までご連絡ください。総合学科の面白さや楽しさを伝えられたらいいと思っています。また、共生推進教室(Breeze)の説明会も同時に開催します。共生推進教室の生徒たちはいま職場実習の真っ最中(明日まで)ですが、その様子もお話しできると思います。
中3の人はこの年末年始は受験勉強で大変だと思いますが、あと3カ月もしたら「やったー」という解放感で包まれます。その日に向けて、受検校の情報入手と受験勉強に力を入れてください。なんくるないさー。
592 期末考査もあと一日! 2010年12月07日(火)
2学期末考査も明日1日を残すのみになりました。どんな成績を残してくれるのか、特に2年生は考査が終わると12日の日曜日の朝から修学旅行に出発です。テストの出来が満足したものかどうかで、修学旅行の楽しさもちょっと変わるかもしれません。今年の修学旅行は石垣島、西表島です。特に西表島で連泊するので他の島では見ることのできない大自然を満喫してきてほしいと思います。週間天気予報ではあまり天気がよくないようですが、予報の信頼度が「C」になっているので、早速テルテル坊主をつるしましょう。
この時期の八重山の気候は最高気温は20数度で大阪よりやや暖かい程度ですが、最低気温が高いのでかなり暖かく感じます。特に太陽が出れば25度を超えて夏日になることもしばしばなので、ウエットスーツを着用しなくても泳ぐことができる日もあります。晴れれば最高!
私は石垣島と隣の竹富島には行ったことがあるのですが、西表島は台風に遭って渡ることができませんでした。石垣島と竹富島を比べてみても沖縄の島は全然違うことがよくわかります。石垣島はサンゴ礁の海以外に、山があったり鍾乳洞があったり、かなり深い森林があったりして「大きな島」というイメージですが、竹富島は隆起サンゴ礁のペッタンこの島で、島というよりサンゴ礁の海に浮かぶお盆のような感じです。だから景色も違います。ハブも石垣島や西表島にはいますが、隆起サンゴ礁の島(竹富島、宮古島など)にはいません。
西表島はきっと石垣島よりもっと森林が深いのだろうと思います。楽しい修学旅行にしてほしいものですが、そのためにはあと一日がんばらなくては・・・・・・
591 今日から共生推進教室の生徒の職場実習が始まりました 2010年12月06日(月)
本校の共生推進教室の生徒3名が、今日から金曜日まで職場実習をしています。製造業2社と高齢者福祉施設1社に朝から終業まで行かせていただいています。今年の4月に入学して、みんなと一緒に学び、少しずつ大人になってきました。この機会に、将来の就職に向けて職場実習で就業を体験し、自分の力や自分の足りないところを確認していくことは重要なことです。今日は朝からその3社にご挨拶に行ってきました。福祉施設ではデイサービスに来られるお年寄りの方にお茶を出したり、お話をしたりという仕事をしていました。今日から始まったところですからかなり緊張していたようですが、お年寄りから声をかけていただいたり、こちらから声をかけたり緊張しながらもまじめに取り組んでいました。次に訪問した会社では、ベテランの方に教えていただきながら、電線の被覆をむく作業をまじめにしていました。3社目に伺った会社では、商品に貼るラベルを整える仕事に黙々とまじめに取り組んでいました。学校とは違って、始業から終業まで決められた時間に、決められた作業をするという、しっかり時間や業務内容などが管理された下での仕事というのは、慣れないと難しいものです。3人ともとてもよい機会を与えていただいたと思います。彼らもそれに応えて、まじめに取り組んでいる様子がわかって安心して帰ってきました。この職業体験が終わると、これまでより一層成長しているのではないかと思います。会社の方々も温かく迎えてくださってありがとうございます。今週いっぱいよろしくお願いします。
590 学校保健委員会を開催しました 2010年12月02日(木)
今日は午後から学校保健委員会を開催しました。保健部から定期健康診断の結果、環境検査結果、保健室利用状況、日本スポーツ振興センター申請状況、教育相談委員会報告、学校での保健に関する活動(清掃、校内環境整備、生徒保健委員会の活動、PTA活動)、麻疹予防接種状況、生徒への食生活アンケートの方向があり、それに対して学校三師の方々から助言をいただきました。
学校医の頼先生からは、食生活、特に朝食の重要さについて、今年のインフルエンザの発生状況の他に、生徒保健委員会の発表に対する助言も頂きました。今年の生徒保健委員会は手洗いの大事さを調べていますが、手についた菌を染色して形を調べることや、手洗い習慣のある生徒とない生徒について風邪のかかりやすさについてアンケートをしてみることなどとても興味深い助言をいただきました。歯科校医の崗本先生からは歯の矯正について非常に詳しく専門的なお話を、矢入先生からは8020運動についてと、歯科検診後の治療をきっちりさせるようにせよとの助言をいただきました。歯の咬合や歯磨きは健康に大事なことなのですが、歯肉炎や歯垢のみられる生徒の割合も高く、治療をしっかりさせなければならないと思います。薬剤師の庄司先生からは、免疫力を上げるためにも朝食が大切で、とくにリンゴを摂るといいこと、薬物乱用が再び増加しているので注意が必要なことを話していただきました。また薬物の見本も見せていただきました。
幸い今年は昨年ほどインフルエンザの発生がありませんが、鳥取県で高病原性鳥インフルエンザが見つかったように、細心の注意が必要です。2年の修学旅行も近いので、生徒の健康、安全には十分気をつけなければいけません。
589 学校協議会を開催しました 2010年12月01日(水)
昨日は午後から学校協議会を開催しました。PTA会長、後援会長、同窓会長の3人の方に集まっていただいて、PTA会長、後援会長は保護者としての立場から、同窓会長には生徒としての立場から、芦間高校のよかったところ、わるかったところ、これから期待することについて話していただきました。夏には大学の先生に来ていただいて、大学はどのような生徒を求めているのかというお話を伺ったのですが、その第2弾というべきものです。芦間高校も創立10年目を迎え、来年11月には10周年行事を実施する予定です。10年経つと当初の生徒や先生の「新しい学校をつくるんだ!」というテンションが薄れてきて、これまでの取り組みを繰り返すだけになってしまうこともあります。もう一度原点に立ち返って、芦間を前へ進めようという意味でお話を伺いました。これまでの取り組みをただ続けるのではなく、その目的や意味を教員全員で再確認し、必要なものはなぜ必要なのかを確認して残す、不必要な取り組みはなぜ不必要なのかを納得して止める、という事業仕分けのようなものが必要だと感じています。
高校の現場で新しいことを始めるのは、「やろう!」という教員が数名おればその人たちを核にして始めることができます。しかし続けてきたことを「止めよう」というのはとても難しいことです。今これまで取り組んできたことについて、必要なのかどうかを検証しています。個々の取り組みについては、創立からおられる先生方、新しく転勤して来られた先生方で意見の異なることも多いのですが、「こんな生徒を育てたい」という点では大きくは変わらないと思うので、もう一度芦間10年に向けて芦間高校のグランドデザインの再確認をしようと考えています。