468 明日から連休 2010年04月30日(金)
明日からいよいよゴールデンウィークです。今年は休日の順がよくて、5月1日から5連休になるので、どこか旅行などに行く人も多そうです。しかも天気が安定しているようなので、観光地はどこも人の波で埋まりそうです。本校の生徒はクラブに入っている人は、この時期に公式戦や練習試合などが多いので、ほとんど部活で過ぎていく人も多いだろうと思います。休みの日でも部活動で登校するというのは大変いいことだと思います。
5月病ということばがあって、新入生が5月ごろから学校へ来るのがしんどくなって休みがちになることです。その原因はこの大型連休にも大きな理由があるように思います。4月に入学して最初は緊張しながら登校してきたのが、この連休でほっと一息つけるようになります。中学校の友だちや地元の友だちと会って遊ぶと、連休明けからまた緊張して学校へ登校することがつらくなり、休みがちになる生徒が多くなるのだろうと思います。その意味でも連休中もクラブ活動で登校するというのは大変大事なことだろうと思います。
さて、4月が終わって明日から5月です。4月は入学式、新入生歓迎会、対面式、宿泊研修など新入生に関係した行事が多かったのですが、2、3年生にとっては先週金曜日の遠足が大きな行事でした。2年生は全員で六甲山カントリーハウスへ貸し切りバスで行きました(写真)。3年生はクラス別に神戸、明石方面、鶴見緑地、能勢、近いところは淀川河川敷というクラスもありました。少し寒かったようですが事故もなく全員無事に帰ってきました。野外でのバーベキューは楽しいでしょうね。連休明けからは1学期の大イベント体育祭に向けての動きが本格的に始まります。
芦間高校の行事として1学期は体育祭(6月4日)、2学期は文化祭(9月10日、11日)と2年生の修学旅行(12月12日〜15日)が大きな行事です。もちろんこれ以外にも遠足、球技大会などがありますし、カルタ大会や合唱コンクールも昨年はありました。みんな楽しく行事に参加しています。
467 芦間高校紹介-C生徒のこと 2010年04月28日(水)
昨日は午後から生徒総会、前期生徒会役員選挙立会演説会が開催されました。学校紹介の4回目、今日は芦間高校の生徒の様子について書きましょう。芦間高校の学校行事の運営の中心には生徒がいることがよくあります。例えば文化祭や体育祭は生徒が中心になって企画運営します。もちろん教員も動きますが他の学校より生徒がかかわることが多いと思います。中学生を迎えるオープンスクールも受付は生徒がしてくれますし、司会は生徒会長がしてくれます。クラブ紹介も制服ファッションショーも生徒が企画しました。そのほかの行事でも生徒が自分たちで企画運営するものがたくさんあります。その中心にいるのが生徒会執行部です。昨日の生徒総会では前期の生徒会役員と文化委員会や体育委員会などの生徒委員会の委員長が前に座り、昨年度の生徒会会計決算審議、今年度の予算審議が行われました。またそれぞれの委員長から今年度活動の展望が述べられました。その後に22年度前期役員選挙、9人が立候補してくれました。3年、2年、1年それぞれ3人ずつです(写真)。
芦間高校の生徒はとにかく自分たちの学校をつくるのだという気概があって、非常によく動いてくれます。学校行事を盛り上げるのも生徒が主役ですから、色々なことを企画してくれます。
普段の生徒のようすはどうでしょう。朝正門に立っているとたくさんの生徒が登校してきますが、本鈴の8時30分の少し前には登校の波が途切れます。ほとんどの生徒がそれまでに登校していて、遅刻者の少ない学校です。8時40分の授業開始のチャイムまでは教室から声が聞こえていることもありますが、授業が始まると静かになり、どの生徒もしっかり静かに授業を受けています。放課後はたくさんの生徒が部活動で残っています。7時前に私が帰るときでも、帰りが同じ時間になる生徒もたくさんいます。どの生徒も「さようなら」とあいさつしてくれる学校です。
466 芦間高校紹介−Bチューター制度 2010年04月27日(火)
今日は3時半ごろから3年生のチューターの認証式をしました。今年の3年生は合計26人、科目は英語11人、数学8人、社会4人、理科3人となっています。先週はじめから学校紹介をしていますが、今日はチューター制度について少し書きたいと思います。本校では2年生の後半からチューターというかたちで、個別指導をしています。国公立大学や難関私学をめざす生徒を中心にして、教員が個別指導をするシステムです。朝、昼休み、放課後や場合によっては休みの日なども個別に指導しています。3年生になって国公立や難関私学の進学を目標にする生徒は予備校などへ通う場合があるのですが、できるだけお金を使わないですむように、学校で個別指導をします。希望する生徒の中で、これまでの成績や家庭学習をしっかりしているか、宿題はきっちり出しているか、遅刻や欠席が少ないかなど色々な条件をクリアした生徒に対して、個別指導をして成績のアップを図ります。認証式の最後に言い方は悪いですが「チューターの先生を積極的に利用して」自分たちの目指す進路に向けてしっかり学習を積み上げていってくださいと話しました。
もちろんチューター制度以外にも放課後や土曜日の講習、夏休み中の講習、小論文指導、面接指導、AO指導なども細かくしています。これらの制度を利用して今年もたくさんの生徒が国公立や難関私大へ合格してくれました。
一つだけ注意しなければいけないことは、チューターに選ばれたからといって大学に合格するわけではありません。チューターというのは大学進学のための一つのステップなのだということです。どれだけ本人に学習する意欲があるか、そして進学に向けてのモチベーションを最後まで維持できるかというのが、最も重要なことです。
しっかり学習してください。
465 宿泊研修から帰りました 2010年04月26日(月)
宿泊研修から1年生は全員無事に帰ってきました。今日1年生は代休です。初めての研修で、しかも盛りだくさんな内容で、かなり疲れていたようですが、新しい友だちができたり、学校のことがよくわかったりしたと思います。私はいくつか別件の仕事があって、少しだけ現地で様子を見ることしかできませんでした。3月に卒業した6期生が何人か来てくれて、芦間高校について話してくれました(写真)。卒業生が来てくれるというのは、大変ありがたいことです。教員が学校のことを話すよりずっと臨場感もあるし、思い入れも違うと思います。卒業生は進学してそれぞれ忙しいと思いますが、後輩のために来てくれてありがとうございました。高校1年生から見ると、卒業した先輩というのはとても大きく見えます。私たちの年代になると55歳でも50歳でもそれほど変わりませんが、高校生の年代の1年生と卒業生ではかなり大きな歳の開きを感じるものです。先輩の話が1年生の参考になったのではないかと思います。
土曜日は午後からPTAの役員会、実行委員会もあってPTAも今年度の動きがスタートしました。今年度の行事などについて審議していただきました。6月6日には行事の第一弾としてPTA文化研修で「天満天神繁盛亭」へ行くことになりました。たくさんの方の参加をお待ちしております。私が案内する教養推進委員会の「大阪を歩く」シリーズも今年で3年目です。10月か11月に実施したいと思います。どこを歩くかは今考えています。
新入生も保護者の方もいよいよ平成22年度がスタートです。
464 明日から宿泊研修です 2010年04月22日(木)
学校紹介をしていますが、今日は明日からの宿泊研修について。明日から新入生は1泊2日で貝塚少年自然の家での宿泊研修です。今日が雨で、この雨が過ぎると晴れてくると思うので、天気は何とか大丈夫そうです。
この宿泊研修の目的はクラスづくり、友だちづくりです。クラス対抗でのレクリエーションイベントやクラス別でのミーティングなど2日間で体験が盛りだくさんです。というのは今年芦間高校へ入学してきた生徒の出身中学校は約80中学に及びます。総合学科で学区がないということもあって、かなり遠いところからも通学してきている生徒がいます。地元の守口市や鶴見区、旭区の中学校からは複数で入学していますが、かなりの人が中学校から一人だけの入学生です。だから、この行事でそれぞれが仲良くなろうとしているわけです。卒業した人に聞いても、この行事で友だちができたという人も多く、高校時代の楽しい思い出として残っている人も多いようです。だから、今年卒業した6期生も何人かお手伝いに一緒に来てくれます。
この行事が終わって、新入生はいよいよ芦間高校に慣れて、活動が始まることになるのでしょう。クラスミーティングでは自分のことを話してもらう機会もあると思います(写真は昨年のクラスミーティングです)。自分のことを話すことで、これまでの自分を振り返ると同時に、クラスのメンバーに自分のことを知ってもらうことができます。人のことを知ることで心の垣根が取れて、仲良くなることもあります。そのためには人の話をよく聞いてください。「聞く」というより「聴く」がいいと思います。ただ耳に入ってくるのではなく、しっかり聴いて他人を理解するということが大事なことだと思います。
といいながら、堅苦しく考えることはありません。楽しく行ってきてください。明日出発のときのバスと土曜日の夕方の帰りのバスで、バスの中の様子が変わって、みんながうちとけていたら、この宿泊研修は成功です。私は明日は朝から研修で、午後にも会議があって一緒に行くことができませんが、土曜の朝に少しおじゃましたいと思っています。
463 芦間高校紹介−A特徴のある授業 2010年04月21日(水)
今週は芦間高校の紹介をしています。今日は授業の中でも特徴のある授業について。2、3年の選択授業は選択者の多い授業も少ない授業もありますが、選択者の多いものの一つに「小論文」の授業があります。今年は約170名の選択者があります。一講座20人で設定していますので9講座開講しています。2、3年生に開講している授業なので、同じクラスの中に2年生と3年生が混ざって授業を受けています。最近は大学の推薦入試やAO入試でも小論文を課す大学が多く、大学入試にも文章を書く技術は重要なものになってきています。私も何度か生徒の書いた小論文を読ませてもらいましたが、練習するうちに非常にうまくなっているのがわかります。ただの作文ではなく、構成も内容もしっかりした論文になっているものがたくさんあります。2年生の総合学習で2学期以降に全員に論文を書かせているのも役に立っているのだろうと思います。
国語、英語、数学、理科、社会(地歴公民)は大学入試に必要な演習科目がたくさんあり大学受験にもしっかり対応しています。
もう一つ特徴のある授業を紹介すると「大阪の文化と歴史」という授業があります。この授業の選択者はそれほど多くはなく、今年も26名が選択しているだけですが、大阪の歴史、芸能史、文化史、大阪方言などのほかに、自分で大阪について調べてプレゼンもします。調べたことは冊子にして配布しています。この授業は昨年は私も1,2回授業をさせてもらいました。
他にも体育科で11科目、芸術科には30科目近い選択科目があり、洋学入門、絵手紙、陶芸などの授業もあります。そのほかに情報、保育、看護、簿記、福祉、和太鼓、中国語、韓国朝鮮語、手話、点字、カウンセリング入門などの授業も用意されています。これらの授業は直接入試とかかわりのないものもありますが、簿記では簿記検定を受検して合格する生徒や、看護で看護実習を受ける生徒など、普通科ではあまり経験できない授業を経験できるというメリットがあります。
462 芦間高校紹介−@授業選択について 2010年04月20日(火)
今日は芦間高校の授業選択の紹介をしようと思います。芦間高校は総合学科です。総合学科というのは、普通科高校に比べてたくさんの選択科目を用意し、生徒がその選択科目の中から自分の進路や興味・関心に応じて授業を選択できる仕組みになっています。大阪府には総合学科以外に普通科総合選択制という高校もありますが、総合選択制よりも総合学科のほうが選択科目が多く、選択できる幅も広く設定されています。
芦間高校に入学すると1年生はほとんど共通科目です。芸術科目を音楽、美術、書道から選択しますが、それ以外はすべての生徒が共通科目を勉強することになります。これは普通科高校も同じです。少し普通科高校と違うのは、英語、数学については少人数習熟度授業(各授業の人数を減らして、成績別にクラス編成をしている)をしているところです。
2年生からはたくさんの選択科目の中から自分で授業を選ぶことになります。芦間高校では130科目近い選択科目があります。例えば「国語」という教科の中にも「評論を切る」「小説セミナー」「古典散歩」「国語表現T」「小論文」「古典基礎」「現代文演習」「古典演習」「漢文演習」という9科目があります。それぞれがどのような授業なのかはよくわからないことも多いので、シラバスという各科目の内容を説明した冊子を全員に配布しています。その冊子を見ながら、担任や進路担当の先生と相談しながら自分に必要な選択科目を選んでいくことになります。比較的自由に選べますが、完全に自由に選べるわけではありません。例えばAという科目とBという科目を選びたいと思っても、その二つの授業が同じ時間に設定されていればどちらかしか選べません。また、科目によっては設備などの関係で人数の上限が決まっている科目もあります。そのような場合は選択科目を再度考え直す必要があります。また、4年制大学へ進学したいと思っている人は、自分の好きな科目だけ選んでいては受験に対応できません。苦手な科目であっても選択する必要があります。どの科目が入試に必要なのかは担任や進路の先生と相談してください。どのような選択授業があるのかは、芦間高校ホームページの「学校紹介→2008年版→4こんなにちがう選択科目時間数!」というところを見てください。全部の授業は載っていませんが、一部の選択科目の名前が出ています。
芦間高校の選択授業はほとんどの場合は少人数です。少ない科目では10人弱で授業をする場合もあります。人数が少ないから、それぞれの生徒について細かく指導ができるのが特徴です。だから芦間高校は生徒満足度が高いのです。
461 芦間高校紹介(プロローグ) 2010年04月19日(月)
授業が始まって2週目に入りました。今週から芦間高校の紹介をしようと思います。@授業について、A進路指導について、B生徒指導について、C先生方についてなどに分けて、紹介します。今日はまず芦間高校全般についてです。いわゆるプロローグです。
芦間高校は平成14(2002)年4月に大阪府立守口高校と守口北高校が統合してできた総合学科の高校です。守口高校は大正12(1923)年私立京阪商業学校として設立された伝統ある学校です。その後、守口市へ移管され、昭和41(1966)年大阪府へ移管され大阪府立守口高校となりました。卒業生の方もたくさんおられます。守口北高校は昭和53(1978)年に創立した府立高校です。その2校が統合して、守口北高校の校舎を使って現在も授業が行われています。
大阪府には統合した学校がたくさんありますが、統合校は多くの場合総合学科や普通科総合選択制高校となりました。芦間高校は総合学科です。総合学科の特長についてはまた明日この欄に書きます。
芦間高校は創立以来、進学をめざした総合学科というコンセプトで教育を行っています。生徒も、大学進学をめざして一生懸命勉強をしています。もちろん受験勉強だけでなく、総合学科的な特長を生かして、プレゼンテーションやコミュニケーションの力をアップさせる取り組みなども行っています。各学年6クラスずつで、全校生徒は700名あまりいますが、女子の数が多く、2年、3年は男子が40人程度、1年はやや男子が多く70人程度です。今年から共生推進教室が開講されて、障がいのある生徒が3名入学してきました。
460 4月だというのに寒い!! 2010年04月16日(金)
偏西風が南に蛇行している影響だそうですが、4月の中旬だというのに寒い日が続いています。と思うと突然初夏のような陽気になって、体調管理が難しい季節です。よい天気の日もあまり長続きしません。来週も天気予報では雨や曇りの日が多いようです。気温は昨日、今日ほど寒くなくなるということです。来週末の宿泊研修が心配ですが、今のところ天気は曇りの予想です。さわやかな晴天になってほしいものです。そのためにも「私は絶対晴れ男だ。晴れ女だ」という人には晴天になるように祈っておいてもらいましょう。私の知っている人で、「絶対に天気を晴れにすることができる」という人がいますが、一度「来週末は晴れにして」と電話をしておきましょうか。授業が始まって一週間、新入生も少しずつ学校に慣れてきたのではないでしょうか。朝正門や通用門に立っていると、一年生はまだかなり早く登校しています。8時過ぎごろに登校している人も多いようです。この登校時間が少しずつ遅くなっていって、5月の連休過ぎには2,3年生と同じになります。5月の連休を過ぎても早く登校してくる人は、卒業までほとんど変わらず、早い時間に登校する人だと思います。
8時25分の予鈴と8時30分の本鈴の間に駆け込む人はもともとあまり多い学校ではなく、だいたい本鈴2分前ごろには登校の波が途切れることが多いのですが、今年は昨年より少し駆け込みが多い気がします。雨が多いせいもあるとは思うのですが、遅刻をしないように自分で生活時間の管理をしてほしいものです。おそらく来週から、本鈴の1分前からメロディチャイムを導入します。校歌が流れますので、「校歌が聞こえたら急いで教室へ入る」という習慣を身につけてください。「授業はチャイムと同時に始まるので遅刻はしない」というのはごくあたりまえのことなのです。
459 今日は健康診断 2010年04月15日(木)
今日は午後から生徒健康診断でした。1年生は4月1日に内科検診と身体計測は終わっているので、今日は歯科検診だけ。2年生は内科、歯科、視力検査と身体計測を、3年生は加えて聴力検査を行いました。たくさんの生徒をまとめて診ていただく校医の先生や歯科校医の先生も大変ですが、早い時点で生徒の健康上の問題が発見されれば、それにこしたことはありません。これからの学校生活でみんなが元気に過してくれるために大切な行事です。生徒もストレスのたまりやすい性質の人もいるので、健康のことは一人ひとりがしっかり管理してほしいものです。特に持病を持っているという人以外は、高校生はまだ若いので、あまり健康について注意を払わない人も多いだろうと思います。少し熱があるくらいならほっといても治るというのが若さかもしれませんが、ちょっとした風邪ひきから重大な病気になることもあるのです。ウィルスが内臓に入って重い感染症にかかる場合もあるので、自己管理を必ずしてほしいと思います。外から帰っての手洗いやうがいなどというのは、インフルエンザ対策以外でも役に立つのですが、新型インフルエンザが下火になった今では、もうしていない人も多くなっていると思います。
教員も毎年健康診断がありますが、ストレスがたまりやすい世の中で、健康に気をつけて仕事をしていくことはかなり大変なことです。特に私のようにアラカン(around還暦)になると、あちこちにガタがきてしまうので、毎年きっちり人間ドックを受診しています。結果を見るとき、いつも何か悪い数値がないか心配するのですが、昨年までは何とか無事に切り抜けてきました。
458 いろんな花が咲いています 2010年04月14日(水)
新聞などに載る各地の桜だよりにむかしは「落花さかん」という書き方がありました。今でもあるのかどうか確かめていませんが、花吹雪が舞っているのがよくわかる表現です。本校の桜はいま「落花さかん」の状態です。桜の木の下は花びらで埋まって、ピンクのじゅうたんになっていますが、玄関前の植え込みもピンクのじゅうたんになっています。桜よりも濃いピンクですが、ピンクに鮮やかさがないので見落としがちです。一面に咲いているのはヒマラヤ原産の「ヒメツルソバ」という花です。タデ科タデ属なので、いわゆる白い花が咲く食用になるソバ(タデ科ソバ属)とはちょっと種類が違います。花の期間も4月から10月ごろまでと長いので、パッと咲いてパッと散る桜のように日本の人の心にフィットするような草でもありません。雑草といえば雑草ですが、これだけ一面に咲くときれいなものです。このヒメツルソバの中に、白いユリのような花が清楚に咲いています。白い花が下を向いているので、非常に恥ずかしそうに見えます。これは「ミツカドネギ(アリウム・トリクエトルム)」という花です。茎の断面が三角形をしているので「ミツカド」、ネギの仲間(ユリ科)なのミツカドネギという名前になりました。地中海原産だそうです。葉っぱをちぎって匂うと確かにネギのにおいがします。今紹介した花のほかにも、8本ある八重桜が満開です。他にもペチュニアやベコニア、フリージアなどが咲いています。校内を歩いてみると、たくさんの花に出会える季節です。457 部活で友だちを見つけよう 2010年04月13日(火)
授業が始まって2日目です。共生推進の生徒は火曜日はたまがわ高等支援へ行く日ですが、今日はまだたまがわでの授業が始まっていないので、特別プログラムで勉強しています。学校の中の施設見学なども含まれています。ところで、芦間高校は総合学科で学区がないので、毎年80校近い中学校から入学者があります。多くの人は中学校から一人だけ入学してきたという人も多いのです。一年生の最初は友だちもなく不安な人も多いのではないかと思います。友だちをつくる手助けをするための宿泊研修が今月末23日(金)〜24日(土)で行われます。詳しいことはまた直前に書きますが、この宿泊研修を待たなくても、どんどん部活動に入って友だちをつくっていってください。みんなが力を合わせて一つの目標に向かって進むことの多い部活動は、友だちをつくるのには最もよい場所だと思います。運動部でも文化部でも自分の興味のある部に入って、放課後は部活動で充実した日を送ることが、高校生活を楽しくする大きな方法だと思います。
芦間高校のホームページではクラブを紹介するページがあります。クラブによって頻繁に更新している部とそうでない部がありますが、男女バレー部が新年度の公式戦の日程を載せています。女子バレー部が4月18日(日)高石高校でU部Cゾーンのリーグ戦。芦間、香里丘、高石、羽曳野の4チーム対抗戦です。高石高校は南海本線北助松駅から約15分海側です。男子バレー部は4月25日(日)大阪商大高でU部Dゾーンのリーグ戦。芦間、豊中、初芝富田林、箕面学園の4チーム対抗戦です。大阪商大高は近鉄奈良線八戸ノ里駅から北へ10分です。まだ入部していないけれど興味があるという人も見学に行ってみてはどうですか。男女ともバレー部はU部ですが、T部をめざしてがんばって練習しています。たくさんの人がクラブに入って、放課後や土日も有意義な高校生活を送ってほしいものです。
455 授業が始まりました 2010年04月12日(月)
今日から新学期の授業が始まりました。最初から雨でちょっとかわいそうですが、とにかく始まりました。月曜日ですので本校は7時間授業です。共生推進教室も今のところ問題なく始まったようです。今日からの一週間、新入生にとっては緊張した日が続くのではないかと思います。まだ友達のいない人も多いし、校内の様子もよくわかりません。お昼休みに廊下で食堂の場所を訪ねる生徒もありました。ゆっくり芦間に慣れてください。あわてる必要はありません。「友だちをつくらないといけない」とあせる必要もありません。友だちというのは心配しなくてもできるものです。入学式に満開だった桜も、昨日の晩からの雨でどんどん散り始めました。いま、学校の正門から玄関までの通路は桜の花びらのじゅうたんになっています。雨で花びらが濡れて、歩くと靴に必ず花びらがついています。ちょっと風情があるともいえますが、何か寂しい気もします。しかし、冷たい雨ではなく温かい優しい雨なので、これもまた、いいのではないでしょうか。
今年の桜を見て気になっていたのですが、花びらではなく、桜の花がそのまま落ちていることがあるのです。椿は花びらが散らずに花ごと散りますが、桜は花びらが一枚ずつ散っていきます。なぜ、椿のように花ごと落ちるのか、桜の木が弱ってきているのではないかと心配していたのですが、先日新聞を読んでいて答えがわかりました。原因はスズメなのだそうです。スズメが桜の蜜を吸うことを覚えて、それがスズメからスズメへ伝わったのだそうです。メジロなどと違ってスズメはくちばしが太くて短いので、花にくちばしを突っ込んで蜜が吸えません。そこで、花を根元からちぎって桜の蜜を吸うという方法を見つけたのだそうです。その方法もスズメからスズメへと伝わったのだそうです。スズメもコミュニケーションしているのです。人間もしっかり必要な事項を伝達することを忘れないようにしなければいけません。
454 離任式、対面式、人権集会、新入生歓迎会 2010年04月09日(金)
今日は朝から離任式です。4月から他校へ転任された先生が今日の午前中に戻ってこられて、お話をしていただきました。それぞれの先生方が、芦間高校にそれぞれの思いをもちながらこれまで仕事をしてこられました。教員みんな共通の思いもあるし、その先生個別の思いもあります。その思いを最後に話していただきました。毎年のことですが、今までお世話になった先生方が転任されるというのは寂しいものです。生徒の代表から花束を贈りました。新しい学校でもぜひご活躍ください。離任式の後は、対面式で新入生と二、三年生が互いに挨拶をして、その後ゲームをして親睦を深めました。
少し休憩を取ったあと、今年から始まった共生推進教室(教室の名称をブリーズ(そよ風)とつけました)の新入生三名を紹介しました。三名に前へ出てきてもらって、自己紹介してもらいました。三名とも緊張していたようですが、しっかりと自分の紹介をしてくれました。共生推進の生徒は、毎週火曜日は本校のたまがわ高等支援学校で授業を受けます。それ以外の日は、芦間の生徒と一緒に授業を受けます。授業の形態も、みんなと一緒に受ける授業、三名だけが受ける授業と色々な形の授業を考えています。そのようなシステムと、大阪府の共生推進教室設置という事業について私が話をし(写真)、これからの共生推進教室の具体的な考え方について、人権教育推進委員長から話をしてもらいました。みんなしっかり聴いてくれていましたが、頭へ入っているかどうかはわかりません。何度もこのようなホームルームをしていく必要があると思います。
午後は新入生歓迎会。クラブ紹介だけでなく、学校の教室紹介や生徒会の紹介、ボランティア窓口の紹介、服装のことなど色々なことを新入生に紹介しました。今日一日盛りだくさんで、新入生は少し疲れたかもしれません。土日で充電して、月曜日からしっかり授業にクラブ活動にと動き出しましょう。
453 今日は入学式でした 2010年04月08日(木)
今日は午前中が始業式、午後から入学式でした。写真は在校生の有志が新入生に校歌を披露してくれているところです。明日からいよいよ新学期が始まります。明日は離任式、対面式、ホームルーム、新入生歓迎会などで授業は月曜日からです。新入生はまだ、高校のことがよくわからないし、友だちもできていないのでドキドキして登校してくるのではないかと思います。今日、入学式で読んだ式辞全文を掲載します。式辞として読む部分と話す部分が混ざり合ったようになって、わかりにくかったかもしれませんので、私の言いたかったことをこの文章で確認してください。
今入学許可をしました新入生の皆さん、入学おめでとうございます。保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。入試という一つのハードルを越えたことで、保護者の方々もほっと安心しておられることだろうと思います。また本日、新入生のためにお忙しいところお越しいただいたご来賓の皆様方にも感謝申し上げます。ありがとうございます。
春は出会いの季節ですが、あなた方は今日、大阪府立芦間高等学校という場所で新しい出会いを迎えることになりました。この地球上に70億人近くの人が住んでいる、その中の芦間高校新入生というわずか243人、全校生でも700名あまりという小さな社会にあなた方は今入ってきました。その中で友だちができ、これから一生の友人になるかもしれません。その出会い本当に奇跡的なことかもしれません。その芦間高校での奇跡的な出会いを大切にしてほしいと思います。芦間高校は全員であなた方を歓迎したいと思います。
さて、皆さんを迎えるにあたって、お祝いの言葉とともにお話ししておきたいと思うことが三つあります。
一つは、あなた方が入学したこの芦間高等学校を好きになってほしいということです。最初のうちはまだよくわからないことも多いと思いますが、三年生の最後にこの学校にきてよかったと思えるように、充実した楽しい高校生活を送ってほしいのです。学校へ行くのが楽しいと思う、そんな高校生になってほしいのです。
充実した楽しい高校生活とは何でしょう。もちろんこれからできる新しい友だちとのおしゃべりや、クラスで協力して取り組む学校行事、そしてクラブ活動、毎日の勉強など、そのどれにも一生懸命取り組むことが充実した高校生活につながります。毎日することがたくさんある高校生活、それが充実した高校生活だと思います。朝登校して、授業を受け、部活や行事に取り組む、家へ帰って家庭学習をするという生活の繰り返しを単調な毎日だと考えるか、毎日新しいものを発見するか楽しい毎日だと考えるかはそれぞれの心の持ち方の違いです。単調だと考えると高校生活はつまらないものです。しかし、毎日の授業や部活や友人とのおしゃべりの中から、通学の途上や校外での学習の中で何かを発見できると考えると、ワクワクしてきます。そんなワクワクした毎日を送る高校生になってほしいのです。何かを発見すること、それが「学ぶ」ということです。
この「学ぶ」ということが二番目にあなた方にぜひとも身につけてほしいことなのです。「学ぶ」というのは机の前に座って勉強することだと思い込んでいる人がたくさんあります。知識がある、その知識をたくさん覚え込むことを学ぶことだと思っている人が多いようですが、それは違います。
では「学ぶ」とはなんでしょう。たとえば今テレビなどで、雑学クイズの番組がたくさんあります。雑学王といわれるタレントが、えらい、賢いともてはやされています。しかし彼らが「えらい」と思われるのは東大や京大を出たからではありません。自分の知っている知識を応用して、知らない問題に対しても正しい解答を導くように、考える筋道を頭の中でつくっているからなのです。考えるから、一般正解率が10%を切るような難問でも正しい答えを導くことができるのです。「知る」「覚える」という行為ではなく、「考える」という行為が「学ぶ」ということなのです。もちろん「知る」ことも「覚える」ことも大事です。しかし、それだけで満足せずに次に「考える」というところまで、手を伸ばしてほしいのです。
あなた方が高校の授業を聞いていて、あるいは人と話しをしていて何か新しいことが一つわかった。そーかそーだったのかと思うことが一つあった。その一つわかったことをもっとよくわかりたいと思う、そこで自分で調べてみるけれどまだよくわからない。先生に聞いてみる、友だちに聞いてみる。そして何かもう少しわかったような気がする。少しずつわかることが増えていく、その積み重ねが「学び」だと思います。
もう一つお話ししたいことがあります。いま私は「先生に聞いてみる」「友だちに聞いてみる」と言いました。人と話しをすることは一つのコミュニケーションの手段です。そのコミュニケーションを大切にしてほしいということです。
私たちの社会はコミュニケーションによって成り立っています。コミュニケーションというのは人の話を聞くことと、自分の話をすることの繰り返しです。その中から人は様々なものを得て成長していきます。私は授業というのもコミュニケーションの一つの方法だと思っています。あなたたちが一方的に先生方から知識を受け取るのではありません。先生とのコミュニケーションの中から何かを学んでいくのです。そのためには「聞く」ということを大切にしてほしいのです。まだずっと昔、今のようにほとんどの人が文字の読み書きができるというわけではなかった時代には、「他人の話を聴く」ということはたいへん重要なことでした。他人の話を聴いて、それをまた他人に伝え、それが人の頭の中に記憶という記録となって残ってゆきます。それで昔のことが後の時代へと伝えられてきました。ところが、明治になって義務教育が進み文字の読み書きができるようになる人が増えると、伝達の手段は聞くことから書くこと、読むことへと変わっていき、「他人の話を聴く」という力は衰えてきました。今あなた方も、聴く力が衰えていませんか。今はメールの時代です。相手とコミュニケーションをとるのに、メールでのやりとりが普通です。メールがあたりまえになって、他人の話を聴くという習慣がだんだんなくなってきています。まして、他人の話を「心をこめて聞く」という習慣はなくなってしまいました。あなた方にお願いしたいのは、人の話を聴くという何でもないことを意識してほしいのです。
授業での先生の話はもちろん、友だちとの会話も、相手の話を心をこめて聞いてほしいのです。この人は私に何を話しているのだろう。何を伝えたいのだろうということを考えながら聞いてほしいのです。聞き流しているだけではわからない相手の心が、「心をこめて聴く」とよくわかります。是非他人の話を心をこめて聞いてください。
人の話を聴くことで、人の気持ちがわかるようになります。人の気持ちをわかることは言うのは簡単ですが、実行するのはそう簡単なことではありません。
今年から芦間高校では共生推進教室が始まります。障碍のある人もない人も一緒に学ぶという取り組みです。その共生推進の取り組みの中では他の人の気持ちを考えるということが大変重要になってきます。人の気持ちを考えるには人の話を聴かねばなりません。自分がどのように考えているかをわかりやすく話さなければなりません。その会話によって、全ての人が心からつきあえるようになるのです。先ほども話したように、会話は話すことと聴くことです。特に聴くということを大切にしてください。
たくさんの対話ができる人がまわりにいっぱいいる。それが楽しい高校生活を送る秘訣です。この芦間高校を好きになって、楽しい高校生活を送ってください。
最後にもう一つお話をします。高校生の間に、たくさんのことに興味を持ってほしいのです。芦間高校ではあなた方の興味や関心に沿ったさまざまな選択科目を用意しています。しかし、授業を受けることだけがあなた方の興味を満足させるものではないはずです。興味を持った事柄については自分で、本を読み、調べ、考えてほしいのです。そのためにもたくさんの本を読んでほしいのです。三年間でこの本に出会ってよかったという本が何冊か見つかれば、あなた方の高校生活における読書は成功したといえるでしょう。ところで電車の中などではできないことですが、もし本を読むなら声に出して読んでください。声に出して読むことで、本の内容は黙読するよりよく頭に入ります。ある大脳生理学者の説によると、人は本を黙読するのと音読するのでは大脳の使われる部分が異なるのだそうです。声に出して読むことで、大脳の前の部分、大脳前頭葉連合野という部分が活性化するのだそうです。この部分は人がものを考え、その考えによって行動するのに最も重要な部分です。その部分を活性化させる作用が音読にあるのだそうです。子どもから大人になる高校生にとって、この部分を活性化させることは、自分の考えと行動に責任を持つためにも、とても重要なことです。是非試してみてください。
今お話をした三つのこと、充実した高校生活を送り、芦間高校を好きになってくれること。人とのコミュニケーションを大切にすること。そして学ぶこと。この三つが高校生活のキーワードです。これからあなた方は、知識だけでなく、コミュニケーションの力、自分の考えを発表するプレゼンテーションの力などたくさんの力をつけていきます。私が育てたい高校生は、「大人である高校生」です。精神年齢が高いと言い換えてもいいかもしれません。他人に頼るばかりでなく自分の足で立ち、自分で考え、自分で判断することのできる人を育てたいと思います。卒業して大学へ進んでも、社会へ出ても芦間高校の卒業生は何か違う。しっかりものを考えて行動している、人と話す力を持っていると思ってもらえる高校生を育てたいと思っています。
これから新しい高校生活が始まります。新しい生活に向かって、今のこの入学式の清々しい気持ちを忘れずに、心にとめておいてください。この清々しさがいつまでも心に残っている人は楽しい充実した高校生活が送れるはずです。
最後になりましたが、本日お越しいただきました保護者の皆様、ご来賓の皆様。本日入学したこの243名の生徒たちを、これからも見守っていただきますようお願い申し上げます。みんなで協力してこの生徒たちを成長させていきたいと思います。高校生は三年たつと見違えるように成長します。その成長した姿を楽しみにしていただきたいと思っています。これからの芦間高校での楽しい三年間を期待して、この式辞の結びとします。
452 たまがわ高等支援学校の入学式に出席しました 2010年04月07日(水)
ここ数日、忙しくてなかなか更新ができずにすみません。明日からいよいよ新学期が始まります。朝から始業式、そして午後から入学式です。今日は一足早く、たまがわ高等支援学校の入学式に参列して来ました。本校は今年から共生推進教室が始まり、3名の生徒が入学してきますが、それはたまがわ高等支援学校の分教室という位置づけになるので、本校の入学式にいってきたわけです。芦間へ入学する3名の生徒は、今日がたまがわ高等支援の入学式、明日が芦間高校の入学式と続けて2回入学式を経験することになります。そういう経験をする生徒も珍しいのではないかと思います。たまがわ高等支援学校の入学式は、約40分間でしたがどの生徒も集中して静かに話を聞いていました。どの生徒もしっかりした生徒のようです。たまがわ高等支援では入学する人数が少ないので、入学式でも卒業式のように全員呼名がありました。プログラムにも全員の名前が書いてあります。本校の場合は代表者1名の呼名です。明日は入学式の後、少し時間を頂いて保護者の方に共生推進教室の話をしようと思います。保護者の方がほとんど全員一堂に会される機会はめったにないので、共生推進教室の位置づけやカリキュラムなどについて保護者の方全員にお話をしようと思います。
学校のほうも時間割がほぼ完成し、担任も決まり着実に動き出しています。明日は始業式後に、それぞれ新担任の発表をしたいと思います。また、異動で先生の顔ぶれにも動きがあったので、新しくこられた先生方も明日紹介します。新学期は清々しい雰囲気ではじめられるのはうれしいのですが、色々なことがうまくいくのか不安も大きいときです。うまくいかないことはできるだけ早く修正をしながら何とかこの一年を乗り切りたいと思います。今年もよろしくお願いします。
451 今日は花見の会です 2010年04月03日(土)
今日は花見の会です。天気がよくて暖かくて、お花見には最高の日和です。茶道部、吹奏楽部、軽音楽部の生徒を中心に生徒もよく動いてくれて準備をしてくれました。朝は茶道部のお点前、五分咲きの桜の木の下で、桜餅とお茶を頂きました。多分お昼前で100名をこえるたくさんの方に来ていただいて、11時から吹奏楽部と軽音楽部のコンサートがありました。お年寄りの方も多いので、よく知られている曲を演奏してくれました。「春のうららの、隅田川・・・・・・・」と「花」を演奏しているときは、一緒に歌っていただきました。軽音楽部もコブクロの「桜」を歌ってくれました。お昼前からは後援会の方が来ていただいて、お茶やお菓子のサービスをしていただきます。桜の木の下で、コーヒーや紅茶を飲みながら、花を楽しんでください。天気がよいので、昨年よりたくさんの方に来ていただけそうです。午後2時まで学校をあけていますので、これを読まれたお近くの方は今からでも間に合います。次は午後1時から吹奏楽部と軽音楽部のコンサートを開催します。
今年の桜は咲きだしたのが早かったので、今日にはすでに葉桜になっているのではないかという心配がありましたが、寒い日が続いたのでまだ上の方にはつぼみが残っています。入学式にはちょうど満開になっている頃ではないかと思います。長い間桜が楽しめる年です。
450 今日は会議の日 2010年04月02日(金)
今日は朝から、学年会、分掌部会、人推委、教科会と続きました。会議が続いて先生方もかなり疲れておられます。昼休みは桜の下で職員写真を撮影しました。雨が止んだので外での撮影になったのですが、寒冷前線が通過した後で弱い冬型になり、西風が強くてみんな「寒い!!」と叫びながらの写真撮影でした。午後からは職員研修で、まず私から「今年度の学校運営の方針」という話をさせてもらいました。大きな柱は4つで、@選んでよかった学校−芦間へきてよかったと生徒も保護者も思ってくれる学校づくり、A生徒に学力をつける−大学進学を目指す総合学科として、入試に必要な学力をつけることはもちろん、知的好奇心、人間関係力、プレゼンテーション力など定量的には測れない力もつけることが総合学科の役割、B中身のわかる学校−広報活動やホームページを通じて芦間の中身について、もっと広く知らせたい、C生徒と教員の相互信頼−生徒や保護者と先生、学校との間の信頼関係をしっかり作ることで、今年から始まる共生推進教室もうまく進めることができるのではないか。ということです。
具体的にもう少し細かい話もしましたが、卒業して上級学校でさらに学ぶ場合でも、就職して社会へ出る場合にも「芦間の生徒はしっかりものを考えている」と思ってもらえる、精神年齢の高い生徒を育てたいと思っています。成績がよくても自分のことしか考えられない高校生をつくるよりは、人のことを考え周りの状況をしっかり見て正しい判断ができる生徒を育てたいと思っています。そして最後に生徒が「この先生に出会えてよかったと思ってくれる先生になってください」ということばで締めくくりました。先生方にとっては会議続きでしんどい日だったと思います。
明日は「花見の会」です。天気はよさそうです。桜も五分咲きくらいになっています。今夜あまり強い風が吹かないように、明日は暖かい日になってくれることを望んでいます。たくさん芦間へお越しください。
449 今年度もよろしくお願いします 2010年04月01日(木)
私は芦間高校で3年目に入りました。今年もこの欄をできるだけ頻繁に更新しますのでよろしくお願いします。4月1日、今日から新しい年度が始まりました。生徒は4月8日の始業式、入学式からですが先生方は今日がスタートです。8時30分から新しく来られた先生に集まっていただいて、学校の紹介をしました。教頭、事務長、首席の先生がそれぞれ転勤され、新しい先生が来られました。また、国語、数学、芸術、英語、事務室に先生が転任してこられました。今日から新しい体制で芦間高校9年目が始まります。その後は運営委員会、職員会議と続きました。午前中は会議続き。午後は新入生の健康診断で、レントゲン、心電図と校医の頼先生ほか3名のお医者さんに来ていただいて内科検診でした。2、3年生は新クラスの発表、まるで合格発表のように掲示板を見ていました。4月は担当者が変わり、仕事がもたつくことが多々ありますが、それは仕方のないことで徐々に慣れていけばいいと思います。
小雨が降っていますが新しい気分でスタートです。先生も生徒も今の新しい気分を大切にして芦間9年目に向かってがんばりましょう。私はこれから入学式の式辞を考えます。