432 修学旅行HPが優秀賞をもらうことになりました 2010年02月26日(金)
今日の午前中に(財)全国修学旅行研究協会から連絡があって、修学旅行ホームページコンクールにおいて、本校の2年修学旅行ホームページが高等学校優秀賞に選ばれたという連絡でした。グランプリが1校、小、中、高各部門1校の優秀賞が決まります。それ以外に入選が5校程度選ばれるので、全国で10校程度が選ばれることになります。高校部門一位ですからたいしたものです。審査の観点は1.内容・情報の充実度、2.学習内容の充実度、3.事前・事後・現地学習、4.情報の活用、5.ホームページの構成、6.その他の6点です。今年の宮古島の修学旅行は、農家でのファームスティがメインでしたが、宮古島へ行く前に、巨大な壁画を作ってそれを入村の前にお披露目しました。そのニュースが地元の宮古毎日新聞や宮古テレビで紹介されました。そのことも優秀賞に選ばれた理由ではないかと思います。また、本校の修学旅行のホームページは非常によく整理されていて、日を追っての写真や記事、クラス別の写真や記事、事前の修学旅行新聞、生徒の投稿ブログ、壁画の紹介や地元新聞とテレビの紹介の内容、帰ってからのことまで、うまくまとまっています。もちろん旅行中は現地からの内容をすぐ伝えることもできました。楽しいホームページですので、ご覧になっていない方はぜひ見てください。表彰式は3月17日に東京で行われるそうです。日程を調整して誰か賞状を受け取りにいきたいと思います。431 健康教育推進優良校として、日本学校保健会から表彰されました 2010年02月25日(木)
芦間高校が「健康教育推進学校優良校」として、日本学校保健会から表彰を受けました。表彰状の文面は「あなたの学校は家庭・地域社会との連携のもとに学校保健活動を展開するとともに、優れた健康教育を推進し、大きな成果を挙げておられます。よってここに二十一世紀・新しい時代の健康教育推進学校優良校として表彰します」というものです。賞状と楯を頂きました。
学校三師だけでなくPTAの方々も含めた学校保健委員会の開催、PTAでの環境保健委員会の設置と学校の花植えなどの活動、また、大阪府学校保健研究発表大会で生徒による発表が表彰されたことも大きな理由だろうと思います。保健室を中心に「保健だより」を定期的に発行し、インフルエンザ、麻疹などの問題を取り上げて生徒への啓発活動を続ける、教育相談委員会を基点に心の問題について生徒への発信を続ける、また有志の先生を中心にピアサポート講座を開き、生徒同士で心の問題などをサポートする体制をつくることなども大切な活動になっています。
「健康」といっても、身体の問題だけでなく、心の問題、環境の問題、病気の予防、安全、薬物乱用防止など様々な問題があります。校内では保健部だけでなく、生徒指導部や教育相談委員会など様々な部署が連携して動く必要があります。どの問題についても生徒への啓発活動をとおして、生徒自身が居心地のよい学校をつくっていこうという力を培っていくことが重要な課題であると感じています。表彰されたのを機会に、さらに健康教育を進めていきたいと思います。
430 明日、明後日は入試です 2010年02月22日(月)
明日から前期入試が始まります。明日は学力検査で、国、数、英、理、社の5科目と小論文です。受検される方は、ぜひともこれまで一生懸命勉強してきた力を発揮してください。入試の日は少し早く起きてください。人間の頭は起きてすぐには働きません。起きて1時間ぐらいたつとしっかり動き出します。少し早く起きて、ゆっくり朝食を食べて頭の栄養である糖分をしっかりとって、入試に備えてください。しかし、入試の日にかなり早く来る人があります。あまり早く来ると試験開始まで長い時間待つことになり、体が冷えたりしていいことはありません。集合時間に決められた8時30分の15分〜30分ぐらい前(8時〜8時15分の間)に到着するのが一番よいと思います。ぎりぎりに来るのも困ります。遅刻しないか心配しながら来ることで、すでに余計なことに頭を使っています。遅刻をしない、しかし早過ぎない時間を考えてください。朝の地下鉄はほぼ7分毎、京阪も頻繁に運転しています。明後日は面接と共生推進教室の入試です。どちらも、素直に自分の考えていることを話してくれたらいいと思います。その後は採点、点検、再点検をして合格者を決めていく作業になります。今日は入試の準備で、放送設備や教室の掃除、点検を行いました。特に問題点は見つかりませんでした。これからもう一度すべての教室の再点検をしようと思います。
なお、明日と明後日は入試ですので、この「校長だより」は休みます。御了承ください。
429 昼休みに合唱発表会がありました 2010年02月19日(金)
今日はお昼休みに、音楽Tの授業選択者の合唱発表会がありました。発表会といっても1曲だけ(森山直太郎「虹」)をみんなで合唱しました。本校は男子の生徒が少なくて、各学年40〜50名(女子は200名くらい)しかいないので、当然音楽選択者も男子の割合が少なくなります。昨日の合唱コンクールでも感じたことですが、男子が少ないので萎縮してあまり声が出ないと合唱がきれいに聞こえないのですが、少ない男子でありながらよく声が出ているのです。今日の発表会でも、男子の声がよく出ているのでとてもきれいに聞こえました。こういう行事などがあるたびに、人数は少ないけれど男子がいることが芦間にとって重要なことだと感じます。22年度入試はいつもの年よりやや男子の志願者が多いので、男子の入学者が増えるかもしれません。芦間の生徒は、昨日の論文発表会や、ジョブクエスト発表会、合唱コンクール、今日の発表会など、たくさんの人の前でプレゼンをしたり、歌ったりという機会が多く、プレゼンの力をつけていきます。人前で堂々と話すことができると生徒は自信を持ち、その自信は大学入試だけでなく、社会へ出てからも役に立つと思います。今年初めて芦間の卒業生が大阪府の教員採用試験に合格してくれました。高校1名、中学校1名ですが、多分彼らも面接のとき、むかし高校で培ったプレゼンの力を自信にして、元気よく明快に面接に対応してくれたのだろうと思います。
428 午後から発表会がめじろ押し 2010年02月18日(木)
今日は午後から、2年生は論文発表会、1年生はジョブクエスト発表会と合唱コンクールがありました。どちらも見学したかったのですが、5時間目は2年生の論文発表会を見学しました。全部で12本の発表のうちの4本(「手相占い」「人間とガン」「聴覚障害者」「心理学」)を見ました。4本ともパワーポイントを用いての発表でしたが、それぞれ、何を調べたいのかがはっきりしていて、よくできていたと思います。発表原稿を読むのではなく、もっと自分のことばで話してくれると、よりわかりやすい発表になったように思います。パワーポイントはよくわかるのですが、どうしても画面に引きずられるので、話の工夫が必要です。6時間目は1年生の合唱コンクールを見学しました。体育館へ入ったときにはまだ、ジョブクエスト発表会が続いていて、最後の3本を見ることができました。外国人に日本語を教える先生にインタビューした生徒、中学校の先生にインタビューした生徒、保育士にインタビューした生徒の3人の発表を見学できました。それぞれ仕事の難しさや、楽しさをインタビューできていたようです。おそらく高校生が自分の仕事に興味をもって、話を聞きに来てくれたというのは、インタビューされた方もうれしかったのではないかと思います。生徒に話しをしていただいた方はどうもありがとうございました。後半の合唱コンクールはクラス対抗の形式で、1組が19の「あの紙ヒコーキくもり空わって」、2組が絢香コブクロの「Winding Road」、3組がサスケの「青いベンチ」、4組が「この星に生まれて」、5組がHYの「366日」、6組がAIの「STORY」の6曲でした。どのクラスもむずかしい歌を選らんだものだと思います。私のような音域の幅のないおじさんにはとても歌えない歌ばかりですが、よく練習していて、声もよく出ていて、どのクラスも大変上手かったと思います。なかなか楽しいコンクールでした。
427 志願書受付が終わりました 2010年02月17日(水)
今年の志願書受付が終了しました。志願者数は明日の朝刊でご確認ください。今年はどんな中学生が受けに来てくれて、どんな生徒が合格するのか今から楽しみです。共生推進教室も始まるので、共生推進教室の生徒を核にした、まとまりのよい、思いやりのある楽しい学年になればいいなと思っています。芦間の生徒のいいところは、多くの生徒がそれぞれつながっていることを自覚しているところです。互いに相手のことを気遣う力を持っている、そしてそれぞれが支えあっていることをわかって行動している生徒が多いことだろうと思います。支えあっていることがわかっているから、やさしい生徒が多いのだろうと思います。新入生もそのようにあってほしいと思います。志願者が決まれば、いよいよ来週の本番に向かって教室の掃除、机や椅子の点検、放送設備の点検などの準備が始まります。来月2日の合格発表まで、ミスのないように慎重に進めます。
受検する人は最後の追い込みに力を注いでください。上位2科目の得点が2倍になるので、得意科目でミスをしないようにしてほしいものです。小論文も必ず紙に書いてみてください。ワープロを使って作文するのと、紙に鉛筆で書くのでは全然違います。本番に向かって必ず紙に書いてみることが大事です。面接は自分の考えていることを素直に話してくれればいいだけです。あせらず、落ち着いて。
426 今日から志願書受付 2010年02月16日(火)
今日と明日が前期入試の受付です。今日の午後から志願者が増え始めました。確定数は新聞に載りますので見てください。志願書は公の文書ですから、必ずボールペン等の消えないもので書くようにしてください。消えるボールペンも公文書には適していません。自己申告書も別の紙に下書きをして、ボールペンなどで清書してください。明日16時が締め切りですが、必要な書類をたまに忘れる人がいます。忘れないように中学校を出るときに必ず確認してください(総合学科・総合選択制の受検には必ず志願書のほかに自己申告書が必要です)。それと受検料を振り込んだ用紙を志願書の裏に貼ってください。これも忘れている人がたまにいます。間違えると受検できないこともあるのでよく確認してください。また共生推進教室の志願書も今日と明日の受付です。こちらも志願書、自己申告書が必要ですが、それ以外に療育手帳の写しが必須です。忘れないようにしてください。たぶん中学生にとっては、受検の受付という公機関への申請という経験は初めての人も多いのではないかと思います。わからないことは、その場にいる先生に聞いてください。親切に教えてもらえると思います。日本という国の行政文書は非常にわかりにくいものが多くて、何をどうするのか全然わからない、という人がよくあります。今日から確定申告が始まりましたが、確定申告や還付申告の用紙への記入もかなりややこしいものです。電気屋さんのポイントなら簡単に利用できるのですが、ECOポイントの還元もめちゃくちゃ煩雑です。行政文書はもっとわかりやすく簡素化する必要があるのですが、こちらもある程度慣れることも必要です。例えば授業料減免の手続きが煩雑で、役所で所得を証明する文書を取得する方法がわからないから手続きをしない人がありました。奨学金の申請が煩雑なので手続きをしない人もありました。もったいないことだと思います。
高校生になると自分で公的な機関への申請などをする機会も増えてきます。期日や記入の方法を間違えないように手続きに慣れてください。
425 卒業式の式辞を考えています 2010年02月15日(月)
今、卒業式の式辞を書いています。卒業式での校長の式辞というのは長すぎると聞いているのがしんどくなってきます。しかも、3月初旬の卒業式は寒い日が多く、長い式辞を聞いているだけで足元から冷えてくることもよくあることです。といってあまり短すぎるのも卒業式らしくないので、10分程度がいいのかなと考えながら、書いています。授業の50分に比べると10分というのは短い時間で、原稿なしで卒業生に向かって自分のことばで話したいのですが、式の性質上原稿を作ることにしました。昨年は「よい人生」ということばをキーワードにして話したのですが、今年は「今生きていることはすばらしいことなのだ」ということばをキーワードに文章を書いています。卒業する生徒の心に残ってくれる話を考えながら書いています。
こんなことをいうと当時の校長先生に申し訳ないのですが、私の高校の卒業式の校長のことばは一つしか覚えていません。私の卒業式は昭和46年でした。学生紛争が盛んな時代で、高校の卒業式も卒業式粉砕を叫ぶ生徒が最初の35分間演壇を占拠して、演説しました。生徒もそれに呼応して叫んでいる者もあるし、怒っている保護者の方もあるし紛糾したのですが、演壇を占拠していた彼は何とか説得されて演壇を降り、約40分遅れで卒業式が始まりました。当時の青木一英校長の最初の一声「本日は和やかな卒業です」で生徒全員が爆笑したことだけを覚えています。おかげで、代表者1名が卒業証書をもらっただけで、呼名も、卒業の歌も、送辞も答辞もない非常にドライな卒業式でかえって清々しい気分であったことを覚えています。
卒業式は卒業する生徒にとっては大事な行事です。何か心に残る話を一つできればいいなと考えています。あれもこれもたくさん話しをするのではなくて、コンパクトな話にしようと思っています。
424 来週からいよいよ入試モード 2010年02月12日(金)
2月も2週目が終わりました。今週のように週の中に一日休日があると、ちょっとほっとします。が、ほっとしているのも束の間、来週から入試本番です。火曜日、水曜日が出願、そこから後は選抜委員を中心に調査書の入力や、学力検査・面接の準備など入試業務が続きます。間違うことが許されない業務なので大変気を遣います。しかも今年からは共生推進教室の受付・入試もあり、始めてのことなのでより一層気を遣います。間違いのないように、慎重に進めたいと思います。しかも前期入試は1,2年生の学年末考査と重なるので、こちらも気を遣います。在校生の成績も間違いのないように、慎重に進めます。入試というのは多くの受検生にとっては始めての経験なのかもしれません。公立の小中学校の出身者はほとんどこれまで入試という体験をすることなく過してきたと思うので、初めての経験に舞い上がってしまう人も多いようです。特に総合学科や総合選択制には面接があり、これまでの経験では全く何もしゃべれなかった人もいました。話すことを一生懸命暗記してきて、全くちがう質問だったり、暗記したことを忘れたりしてパニックになる人もいました。あまりガチガチにならないで、リラックスして受けてください。しゃべることを丸暗記しないで、普段自分が考えていることを素直に話してくれればいいのです。
423 生徒が情報オリンピック本選に出場 2010年02月10日(水)
今週の土曜と日曜、東京の国立オリンピック記念青少年総合センターで日本情報オリンピックの本選が開催されます。昨年の12月に予選があり、その中から勝ち残った50名が本選に出場します。本選でさらに10名が選抜されて、3月の下旬に1週間の合宿があり、さらに4名に絞られて8月にカナダで行われる国際大会に出場します。応募資格は高校2年生以下です。本校から1年生のパソコン部の男子が1名、本選に出場することが決まりました。ぜひともよい成績をおさめて、カナダへ行ってほしいのですが、あがらないで自信を持って本選に臨んでほしいと思います。私もそれなりにパソコンは使えるのですが、エクセルや一太郎(ワードは使いにくいので使いません)がある程度使えるというだけで使いこなすというところまではいきません。ハードディスクを増設したり、メモリを増設したりということもしますが、これもプラモデル感覚でやっているだけです。おじさんの乏しいパソコンの知識に比べて、このごろの高校生の情報機器を扱う力はすばらしいものです。ハードに強い生徒、プログラミングに強い生徒様々なタイプがありますが、頭が柔軟なので何でもできてしまいそうです。
ところで、本校はかなり前から、学校内のイントラネットが完備していて、全員の先生が一台パソコンを持っています。すべての先生が閲覧できる共有のファイルや校内掲示板などもすべてオンラインになっています。職員会議もプロジェクターでスクリーンに文書を映すので、資料の紙の枚数が非常に少なくなっています。成績入力も誰のパソコンからでも可能ですし、私が授業見学をした感想も個々の先生のフォルダに入れています。今年度府立高校全校に生徒用のパソコンとともに教員の業務用のパソコンが配備され、先生がひとり一台ずつパソコンを持つことになりました。本校はイントラネットの導入が早かったので、これまでも何度か見学に来られたのですが、今日は朝から新たに府立高校へ導入されたパソコンでイントラネットを構築するシミュレーションのために府教委の方とともに、SEの方が何人か来られていました。学校現場でもいよいよ「私はわからないから、パソコンはしない」ということが通用しない時代になってきたという実感です。
422 グランドを走っています 2010年02月09日(火)
体育の時間にみんながグランドを走っています。どの高校でもこの季節は耐寒行事の季節です。今日は「耐寒」というほど寒くはありませんが、生徒ががんばって走っています。「がんばれー」という声も聞こえてきます。学校によっては持久走ではなく、山登りだったり、長距離を歩いたりしている学校もあります。一晩かかって長い距離を歩くのを伝統行事にしている学校もあります。走ったり歩いたりするのが苦手な人にとっては苦しいことでしょうが、やり終えた後には、達成感のような爽快感があるものです。山登りでも「なんでこんな苦しいことせんとあかんねん」と思いながら登りますが、頂上へ着いてみるとなかなか爽快感があります。私はむかし修学旅行で尾瀬の燧岳(ひうちだけ)へ登ったことがあります。2500mをこえる山で、登っているときはかなり苦しかったのですが、森林限界を超えてハイマツが見られるようになると、だんだん景色がよくなり、頂上では遠くに富士山まで見えて感動したことがあります。グランドのランニングは山登りほどの達成感は得られないかもしれませんが、完走すると気持ちのよいものです。私は50歳代の後半になってもう走る気はありませんが、歩くことは今でも大好きです。あまり遠くない場所なら自転車に乗らずに歩きます。自宅から勤務する学校まで必ず1回は歩くことを目標にしていますが、前任校は自宅から6km、その前の学校は3km、その前の学校は800mとあまり遠くありませんでした。芦間高校は自宅からは約15kmあります。歩くと3〜4時間かかると思います。少し時間のある気持ちのよい季節に一度歩こうと思っています。
421 堂島薬師堂 2010年02月08日(月)
堂島のオフィス街の一角、堂島アバンザの東側に池に囲まれた不思議な建物があります。三角形のガラス127枚を球状に並べた、大きなミラーボールのような建物ですが、これが堂島薬師堂です。聖徳太子が建立したと伝えられる由緒ある堂宇なのですが、毎日新聞社の拡張工事で移転していました。毎日新聞社が今のリッツカールトンの西側に移転するのを期に、その跡地に平成12年に堂島アバンザが完成しました。そのときに薬師堂も元の位置に戻ってきました。堂島はかつては淀川と蜆川にはさまれた中州で、薬師堂のある島ということで「堂島」という地名になったと伝えられています。だから、この薬師堂は堂島の地名の元になった由緒正しいお堂なのです。このお堂の説明書によると、御本尊として薬師瑠璃光如来がお祀りしてあるので、その「瑠璃」にちなんで鏡面ガラスのモダンなお堂が建設され、無限に広がる宇宙や天体をイメージして球体にしたのだそうです。オフィス街の中に、緑があり池がある都心のオアシスのような空間になっており、暖かい季節にはお昼休みになるとたくさんのサラリーマンの方が休憩しておられます。昔は当然日本風の建物だったようですが、このような新しい形のお堂もなかなか周りの風景に溶け込んで趣きのあるものになっています。天満橋の南にある釣鐘屋敷の釣鐘やこの薬師堂のように、むかしからある建物を現代風にアレンジして都市景観の中に溶け込ませるのもおもしろいものです。昨日の日曜日アバンザの中にある大きな本屋さん(ジュンク堂大阪本店)へ寄ったあと、写真を撮ってきました。知らない方が「これ何?」と中を覗き込んで、薬師堂だということがわかって「変わってるねぇー!」といいながらお参りされる姿が何人もありました。コテコテの大阪ではない、ちょっと異色の建物です。
420 昨日は職員の人権研修を行いました 2010年02月05日(金)
昨日は職員人権研修を開催して、セクシュアルハラスメント、ジェンダーハラスメントについて考えました。講義を聴くだけでは型どおりの研修になるので、人推委員長が司会をして、講師の本多先生の助言を頂きながら、グループワークの形でセクハラについて考えました。セクハラというのは非常に難しい問題です。「する本人がセクハラとは認識していなくても、される側が「いやだ」と感じると、それはセクハラになる。単なる「性的嫌がらせ」ではなく、深刻な人権問題、教育問題、労働問題である。」と定義されますが、個々の事例についてみていくと、それまでの人間関係、シチュエーションなどによって様々に解釈されます。いまでも「こちらがセクハラをしたつもりはないのにセクハラだと訴えられるのは腑に落ちない」という意見もあります。しかし、「つもりはない」という部分に相手の気持ちを推し量る力の欠如があるのではないだろうか思うのです。「このことばを発して(この行動をして)、相手はどう感じるか」を推し量る力をそれぞれ一人ひとりが身につけていくことが重要なのだろうと思います。「セクハラをしたつもりはないのに迂闊やった、ごめんごめん」で済まないことも起こりうるのです。自分もいつそういう立場に立たされるかわかりません。少し気を抜くと迂闊な言動をしてしまうこともあるからです。
もちろん、何でもかんでもセクハラにするのもまちがっていると思います。例えば「きつい力仕事を、男子生徒だけに頼む」という行為は、このことばだけではジェンダーハラスメントにあたるように思います。しかし、状況によっては女子には頼めない場合もあります。ただ、男子生徒に頼む場合も「力仕事は男子」という刷り込みを生徒の中につくらないように配慮して頼むことが重要なのだろうと思います。
自分の言動を一つ一つ振り返ることが、セクハラを防ぐ方法なのだろうと思います。難しいことですが、プロとして教師をしている以上仕方のないことです。
昨日の研修で本多先生の助言で最も気になったのは「生徒はセクハラについて、ちゃんと教えられていない」ということです。最近の生徒は実に簡単に「それ、セクハラや!」と発言します。「何がセクハラなのか。セクハラとは何なのか。」ジェンダーということも含めて、徹底的に教える機会をつくる必要があると同時に、生徒がセクハラを受けたときに相談できる体制をもう一度しっかり確認することも必要です。
419 昨日は軽音のライブ 2010年02月04日(木)
昨日は「バレンタインコンサート」と銘打って、軽音楽部のライブが視聴覚室でありました。30分ほど見ることができました。ギターのうまい生徒とか、新しい発見ができるので時間が許せばこのような催しには参加しています。ただ、学校の中では音響が整っている部屋がなくてかわいそうです。まだバレンタインでーには2週間ほどあるのに、バレンタインコンサートとは少し気が早いようです。生徒のMCにもあったのですが、「チョコレートをもらえない男子が肩身の狭い思いをする、バレンタインデーっていったい何なのでしょう?」本校は男子の数が少ないので、女子同士でもチョコレートがやり取りされているのも「?」。バレンタインデーはキリスト教の人々の間では古いお祭だろうと思いますが、恋人の日としてチョコレートがやり取りされるのは日本だけの習慣で、しかもお菓子メーカーが始めたもののようです。この古い習慣のように見せかけた新しい習慣は、見事に根付いてチョコレートの売り上げはこの季節に急に増加するようです。軽音楽部のバレンタインコンサートも舞台の背景は、よく見ると板チョコを半分食べたデザインになっていました。
昨日は節分で、「節分に巻き寿司を恵方を向いて、無言でまるかぶりすると幸福になる」という習慣も、原型は船場の古い商家にあったようですが、これだけ広めたのはどうも関西のすし屋さんのようです。古いしきたりには結構うるさかった明治36年生まれの祖母が、あまりこの巻き寿司のことを言わなかったので、おそらくここ20~30年の習慣なのではないでしょうか。お寿司の売り上げも急増するようです。チョコもお寿司も大変上手な仕掛けです。
それにしても「幸せになる」「よいことがある」などというキーワードを使うと、見事にはまる人が多いのですね。バレンタインチョコや恵方巻きのような新しい習慣や、神社の絵馬やおみくじや、○○占いや霊感やと「幸せ」になるという仕掛けが世の中にはたくさんあって、どれにも人が飛びついています。そんなに「不幸」な人が世の中には多いのでしょうか?私はしんどいことがあっても自分の人生を楽観的に考えています。「何とかなる」とね。
418 3年生登校日 2010年02月03日(水)
3年生の学年末考査が月曜日に終了し、3年生が学校へ出てくる機会も少なくなりました。今日は午後から登校日でHR、大掃除、歌の練習などでたくさんの生徒が出てきています。3年生も聴くことができるので、軽音楽部のライブが4時から視聴覚室であります。今まではあまり感じなかったのに、もう授業に学校へ出てくることが無くなったと考えると急に寂しくなってしまっている生徒も多いのではないでしょうか。先日3年生の保護者の方と話をしていても、「子どもが学校へ出て行く日ももう何回もないのだと思うと何となく寂しくなります」という方もおられました。振り返ってみると、あっという間の3年間だった人も多いのではないかと思います。昨日校長協会の「高校教育シンポジウム」が終わって、一つ仕事から解放されたので、そろそろ卒業式の式辞を書こうとしていますが、他にも考えることがたくさんあって、なかなか式辞を書くところまでたどり着きません。誰かの名言を引用するのは好きではないので、完成までもう少し時間がかかりそうです。ただし3年生にはまだ来週の卒業判定会議が待っていますが・・・・・。
朝、正門にいると頭に角をつけた生徒がいたので「何?」と聞くと、「今日は節分ですから」という答えでした。昼休みに豆まきをするのでしょうか?この頃は色々な被り物を売っているようです。お昼前に校舎前を歩いていると3年生が3〜4人でやはり角のようなものをもっているので、「節分かな?」と思ったら、芦間の校章の被り物を自分で作ったようです。3年生の想い出づくりが始まっています。入試がまだこれからという人はのんびりしていられませんが、もう決まっている人は節分の鬼でも芦間の校章でも好きなものになってください。
明日が立春、暦の上では今日までが冬ですが、まだもう少し寒い日が続きそうです。インフルエンザに気をつけてください。
417 1年保護者集会を開催しました 2010年02月01日(月)
先週の土曜日、1年生の保護者集会を開催しました。約80名の保護者の方にお集まりいただきました。早いもので1年生も入学してもうすぐ1年が過ぎようとしています。その間に宿泊研修や体育祭、文化祭などの学校行事もあり、クラスでのまとまりもそれぞれ生まれてきたことだろうと思います。各クラス担任からクラスの様子についての報告がありました。もちろん、賑やかなクラス、静かなクラスというようにクラスの個性がありますが6つのクラスとも余り大きな支障もなく、動いているようです。修学旅行の下見報告も行いました。来年の修学旅行は石垣島・西表島で実施します。海外の選択肢もあったのですが、やはり海外旅行は金額的に高いこと、今年のようなインフルエンザによる延期や中止のようなリスクが高いことなどから、国内になりました。国内で最も自然に触れることのできる西表島が選ばれたようです。天気がよければよい旅行になると思います。
最後に進路部からこれからの入試の準備についての話がありました。高校入試と違って大学入試は3年生になって勉強していたのではとても間に合わない、2年の1学期から受験勉強を始めた人は合格率が90%近いのですが、3年生になってはじめた人の合格率は40%以下になっていることなどの説明がありました。どのような進路を目指すかを家庭でよく話し合ってほしいと思います。大学を目指すなら2年になったらすぐにでも受験勉強にとりかかってほしいと思います。ある調査では、小中学校生の学力は、家庭や地域、子供どうしの繋がりにかなり影響を受けているということです。福井県や秋田県などの学力が高く、大阪が低いのは家庭や地域の繋がりが大都市部では希薄になっているというのも原因の一つであるということだそうです。家庭で進路について話し合うというのは大変重要なことだろうと思います。ぜひともこの学年集会をきっかけに、家庭での話し合いを持ってほしいと思います。また保護者の方も大学入試や入学に必要な「お金」の段取りを今から始めていただきたいと思います。