381  守口支援学校むつみ祭におじゃましました  2009年11月30日(月)
 昨日は守口支援学校の文化祭(むつみ祭)におじゃましました。高等部2年の「探偵ナイトスクープ」と「走れメロス」を組み合わせた劇(写真)、高等部3年の「怪人二十面相」の劇の二つを見ましたがどちらも大変見ごたえのあるものでした。台本が良く練られていて、障がいの程度の如何にかかわらずどの生徒も自分の力を発揮できるようにつくってあって、どの生徒も一生懸命演技をしていました。先生方もかなり努力されたのではないかと思いますが、生徒がこれだけ応えてくれたら感慨も一入だと思います。昨年も「むつみ祭」は見せていただいたのですが、昨年に劣らず楽しい舞台でした。背景の絵や書割も大変よくできているし、舞台だけでなく客席も利用した演出などはなかなか凝ったものでした。守口支援学校の中ではインフルエンザの罹患者はほとんどいないそうですが、街ではインフルエンザが流行しているので、観客の保護者の方のほとんどがマスク着用で、私もマスクを1枚いただいて、マスク着用で見せていただきました。最後の高等部の生徒会長のあいさつもしっかりしたあいさつで、生徒と先生方が一緒になって作り上げてきた文化祭であることが良く伝わってきました。
 本校は来年から知的障がいのある生徒の共生推進教室を開設しますが、文化祭で共生推進教室の生徒も入って楽しい出し物ができるようにしたいものです。毎年本校の文化祭には守口支援学校の生徒が来てくれて和太鼓の演奏をしてくれるのですが、今年はインフルエンザの影響で中止になってしまいました。同じ守口市内にあるので、守口支援学校との交流ももっと盛んにできればいいと思っています。
 本校は明日から期末テスト、テストが終われば2年生は9日から修学旅行です。2年生にインフルエンザの生徒が5名ほどいますが、無理して他の生徒にうつさないように、しっかり家庭で療養してください。インフルエンザによる欠席は出席停止で、ふつうの欠席とは違いますので、テストの補点ができます。解熱後2日間及びタミフルなどの薬を服用している間は登校しないことを必ず守ってください。


380  共生推進教室説明会のご案内です  2009年11月26日(木)
 来年度から開設する共生推進教室の説明会のご案内です。8月の終わりに来年度からの共生推進教室の設置が決まり、これまで準備チームを中心に先進校の見学や、教育委員会との調整などをしてきました。ようやく来年度からの共生推進教室について、ある程度の説明をすることができるようになりました。もちろん、まだ学校としてはじめて受け入れるので、実際に新入生が入ってきてから試行錯誤をしていかねばならないこともあると思います。設備もこれから年度末にかけて整備しなくてはなりませんし、エレベーターの設置もこれからですが、これまでに形が整ったことについてご説明をしたいと思います。
日程は12月13日(日)と1月17日(日)の2回、時間は午後2時受付、午後2時半開始です。共生推進教室についての説明、入試についての説明、校内見学などを予定しています。中学3年生の方でなくてもかまいません。芦間の共生推進教室について知りたい方は、開催日の前日までに、お電話(06−6993−7687)でお申し込みください。なお、2日とも、共生推進教室以外の一般入学者の説明会も開催します。こちらの方についても電話でお申し込みください。
 障がいがあっても本校の生徒は常に優しく接してくれることは間違いないと思います。障がいのある生徒もない生徒も、皆が一緒に学ぶことができるという環境をこれから整備していきたいと思います。一緒に学ぶことで、障がいのある生徒は高校生になったのだということを自覚、実感し自信がついていくと思います。また障がいのない生徒は、障がいをもつ生徒からたくさんのことを学ぶことができると思います。その自信や学びがこれから社会へ出て役だってくれればうれしいと思います。
 なお、大阪府教育委員会支援教育課主催の共生推進教室説明会が明日11月27日(金)と明後日11月28日(土)の2回、環状線芦原橋駅前の大阪市立浪速人権文化センター大ホールで、午後2時から午後3時半の予定で開催されます。こちらの方にもお越しください。

379  学校保健委員会を開催しました  2009年11月25日(水)
 今日は午後から学校保健委員会を開催しました。学校三師(校医・歯科校医・学校薬剤師)の先生方、PTAの方々、学校の関係教員が集まりこれまでの本校の生徒保健の現状を報告し、学校三師の方々から助言をいただきました。特に今年は新型インフルエンザで5月に全校一斉休業があり、また本校でも9月の文化祭明けに1年生の学年休業を実施しました。学年休業を実施したことでそれ以上にインフルエンザの感染が拡大せず、それ以後は平穏に収まっている点を誉めていただきました。しかし逆に見ると、感染している生徒が少ないことでこれから拡大するおそれもあり、気を抜くことはできません。今も2年生で数名のインフルエンザによる欠席者がおり、解熱後2日間の休みを必ず守ること、タミフルやリレンザを服用している間は熱が下がっても絶対に学校には登校しないことを守らせるなどのアドバイスをいただきました。来週は期末テスト、それが終わると2年生は修学旅行に出発します。修学旅行が無事終わり、旅行先でもインフルエンザにならないように注意してほしいものです。
歯科校医の先生からは、虫歯は減っているが歯周病が増えている、ファッションや髪の毛など外見には気を遣うが、口の中については無頓着な生徒が多いことを指摘していただきました。8020運動(80歳になっても自分の歯が20本以上残っている)で、いくつになっても義歯などのお世話にならないように口腔ケアにもしっかり注意してほしいものです。
また本校の教育相談体制、来年1月14日に開催される学校保健研究大会で大阪代表として生徒が発表することなどを紹介しました。今年は〜Light Up・Make Up・やる気 Up!!〜と題して、学校照度調査の発表をしてくれるようです。またこの欄でもご紹介しますので、お時間があればぜひ見に来てやってください。


378  総合学科近畿大会がありました  2009年11月24日(火)
 先週の土曜日は、東淀川区のあすか人権文化センターで、総合学科高校の近畿大会がありました。近畿各府県の総合学科の先生が集まり、大阪の総合学科高校の生徒や先生方の発表を見て帰られました。午前中は柴島高校で授業見学もあり、20名以上の先生方が、授業見学に参加されました。
 大阪の高校生の発表はどれもたいへんよくできていました。はじめに扇町総合高校の吹奏楽部による演奏、その後は生徒の研究発表が5本ありました。途中でプレゼン用のパソコンの故障などのハプニングもありましたが、どの生徒も落ち着いて発表してくれました。能勢高校のフィリピンの熱帯雨林の研究が最も印象に残りました。会場の外では、各校の展示ブースもあり、能勢高校が作った黒米や蜂蜜はあっという間に売り切れてしまいました。
 間に今宮高校のダンス部の演技、これは今年のメチャハピー祭で優秀賞を取った演技なので、さすがに元気でしかも統制のとれたすごい演技でした。その後は千里青雲高校、芦間高校、八尾北高校の先生の実践発表でした。本校からは社会科の松田先生に「大阪の文化と歴史」という授業の実践報告をしていただきました。大阪の文化と歴史の授業は総合学科らしい講座です。大阪の総合講座という性質を持った授業で、地理・歴史だけでなく、芸能史や生徒の調査研究なども含んだ講座です。ユニークな点は生徒の研究発表を生徒自身も評価するという方法を採っているところです。そうすることで他の生徒の発表を真剣に聴き、質問し、批評し、自分の発表にも役立てることができるからです。最後に「大阪のおばちゃん度調査」もありましたが、自分でチェックしてみておばちゃん度はどうだったのでしょうか。
 最後に柴島高校の和太鼓部の演奏で締めくくり、午後5時前に無事終了しました。来年の近畿大会は全国大会と合同で兵庫県で行われます。またこの欄でもご紹介しますので、一度全国の総合学科の生徒の元気なところをごらんにいただきたいと思います。

377  明日は近畿総合学科高校研究発表大会が開催されます  2009年11月19日(木)
 今週は外へ出ることが多くて、この欄の更新があまりできていません。
 今日の6限のホームルームで1年生はグランドで球技大会です。クラス対抗のドッヂボール大会で悲鳴と歓声が校長室まで聞こえてきます。「キャー」という声と「オー」とか「ワー」とか言う声がグランドにあふれていて、楽しそうです。女子が多いので、声のトーンが高くてかなり賑やかです。
 明日は阪急崇禅寺駅前の「もと飛鳥人権文化センター」で第11回近畿地区総合学科高等学校研究発表大会が開催されます。プログラム(ポスターとプログラムの絵は芦間高校担当)は次のようになっています。
13:00 開会式
13:15 扇町総合高校吹奏学部のオープニング演奏
13:30 松原高校、扇町総合高校、柴島高校、堺東高校、能勢高校の生徒研究発表、
15:10 休憩 
枚岡樟風高校、貝塚高校、能勢高校、扇町総合高校、咲くやこの花高校の展示発表見学
15:30 今宮高校のダンス部の演舞、
15:40 千里青雲高校、芦間高校、八尾北高校の教員実践発表
16:25 柴島高校和太鼓部の演奏
16:40 閉会式
終了は17時の予定です。ホールは約400名入ります。近畿各地から総合学科高校の先生方や生徒が来られますが、一般の方の入場もできますので、興味のある方はどうぞお越しください。
明日もかなり忙しくなりそうな日で、この欄を更新できるかどうかわかりませんが、なんとか研究発表大会のようすを書きたいと思っています。


376  土曜日は第2回オープンスクールでした  2009年11月16日(月)
 土曜日に第2回オープンスクールを開催しました。今回も200名を越える中学生と、50名以上の保護者の方に来ていただき大変盛況でした。どうもありがとうございます。内容は前回の9月と同じで、吹奏楽部によるオープニング演奏、授業や選択科目の説明、生徒による学校紹介や制服ファッションショー、クラブ紹介、入試特に小論文の説明と二人の生徒による芦間高校を選んだ理由の話など、約1時間にわたって行いました。その後は校内見学(スタンプラリー)、模擬授業、クラブ体験等で、1時半から4時過ぎまで行いました。保護者の方には3時過ぎから詳しい教育課程や入試の説明を行いました。予想していたよりたくさんの方に来ていただき、資料が不足して始まりが少しモタモタしたことをお詫びいたします。
 来年度から始まる共生推進教室のことを聞くために来ていただいた方もあったようですが、共生推進教室についてはたまがわ高等支援学校との調整や本校の教育内容の調整など、まだもう少し詰めなければならないことがいくつかあるので、12月に改めて説明会を開催する予定です。中学校を通じてご案内を差し上げるとともに、このホームページでも案内しますので、その節にはぜひお越しください。
 本校のオープンスクールは生徒が中心になって進めてくれます。司会も副会長がしてくれましたし、あいさつも会長がしてくれました。制服ファッションショーやクラブ紹介の企画、受付も全部生徒がしてくれました。先生によって動かされているのではなく、生徒が進んで色々な学校行事に関わってくれるところが、芦間高校のいいところだろうと思います。


375  授業見学が続いています  2009年11月13日(金)
 授業見学が続いています。今日は2年生の英語とトレーニング理論の授業を見学しました。本校の学校協議会委員の方も来られたので、一緒に授業を見学しました。
 英語は私たちが高校生のときの授業とは大きく変わっています。それは昨年も授業見学をしたのでわかっていたのですが、むかしの逐語訳ではなく、聞くこと、大づかみに意味をとることが主体になっています。もちろん「読み」もありますが、やはり生徒の読みは母音の多い日本語から脱し切れていない「イット イズ ア ペン」的な発音の生徒がいるようです。テキストを聴きながら、ブランクに短文や単語を書き入れていくのですが、私も英語を聞きなれないのでよくわかりませんでした。けっこう早く進んでおられるので、一番成績の良い「発展クラス」だろうと思っていたら、標準クラスの授業だったので驚きました。
 トレーニング理論の授業は、今日は機器を使った実習でした。どの筋肉をどのように鍛えるのかの目標を立て、自分で30分間のトレーニングメニューを組み立て実践する授業です。「どの器具を何分(何回)使う」、「ウエイトはどれだけかける」、「時間は」、「インターバルの時間は」などメニューを自分で作るのですが、生徒はなかなかうまくいかないようです。それでも様々な器具を使いながら30分メニューをこなしていました。
 例えばサッカー部で、サッカーがうまくなるように「ここを鍛えたい」というようなモチベーションを高められる要素があったら、もっとメニューを立てやすいのかもしれません。しかし、さすがに高校生、どの生徒もけっこうハードなメニューをこなしていました。私も生徒に「やってみませんか」と勧められましたが、無理です。無理すると明日の第2回オープンスクールを休まねばならなくなってしまいます。おじさんは、静かに見学しているだけでした。


374  楽しい授業見学でした  2009年11月11日(水)
 今日の授業見学はいずれも1年生の保健と国語でした。どちらもおもしろい授業だったと思います。
 保健は「性感染症について」。男性の先生が本校のような女子生徒の多い学校で「性」について授業するのは非常にむずかしくまた気を遣うものです。今日の授業はパワーポイントを使って、要点はきっちり抑えながら、性交などの表現をさらっと話していかれたので、生徒のほうも、「性」をあまり意識することなく聞くことができたのだと思います。
 国語はインタビューというおもしろい形式の授業でした。担任の先生を授業に招いて、生徒二人が担任にインタビューするという形式で進められました。本校では期末テスト後に「ジョブクエスト」と名づけた職業人インタビュー実習を行います(写真は昨年のジョブクエストに出かける前の風景です)。自分の興味のある職業に就いておられる人を探し、自分でアポイントメントを取り、インタビューして内容をまとめるという実習です。その練習もかねて、担任インタビューの授業になったのだと思います。
 インタビューというのはとても難しい作業です。相手の人となりを良く知っているならともかく、あまり知らない人にインタビューをすることは大変頭を使う作業です。よくスポーツ大会の勝利者などにアナウンサーが「今のお気持ちは」とか「この喜びを誰に伝えたいですか」というようなしょうもない質問をしていますが、あれはインタビューではありません。インタビューというのは、相手が答えてくれた内容から重要な言葉を拾い上げて、次にその言葉を生かして次の質問を作り上げていくという作業です。しかも言葉だけではなく、相手の表情を観察し、うまく相槌を打ちながら、相手の心をほぐして相手の言葉を引き出していくことの繰り返しです。
 今日の生徒のインタビューは、相手の答えから言葉を拾い上げるということに関してはまだあまりうまくできていないようでした。授業を見て面接練習などのように「質問に答える」という訓練だけでなく、「質問する」という訓練も大変重要なことだと感じました。質問することを通じて「人の言葉を聴く」「言葉を大切にする」ことを知ってほしいと思います。
 宮本常一という民俗学者がおられて(もう亡くなられましたが)、彼の残した膨大な調査研究が本になっています。農山漁村へ出かけて、全然知らない人にインタビューしながら、その土地に住む人々の心の底に流れるものを明らかにしていくという仕事です。実際に彼がインタビューをしているところは見たことがありませんが、おそらくすごいインタビュアーだったのだろうと思います。私の地理教師としての原点も山村でのインタビューによるフィールドワークにあります。インタビューの授業を見て、また自分もフィールドワークに戻りたいなと感じました。


373  手話の授業で聴覚障がいのある方にお話をしてもらいました  2009年11月09日(月)
 今日は手話の授業に、聴覚障がいのある方に来ていただいて子どものころからのことを話していただく授業がありました。2時間続きの授業で、私は後半だけ見学させていただくことができました。聴覚障がいがあるので、やや聞き取りにくい部分もありましたが、丁寧にゆっくりと話していただいたので、手話がわからない私でもほとんどの内容を理解することができました。
 今日来ていただいた方は、小学校から普通学級に通い、中学、高校とも聴覚支援学校へは通わずに過されたそうです。もちろんいじめなどもあって辛い目に合われたこともあったようですが、支援してくれる友人もあったということです。大学を受験したときのお話で、聴覚に障がいがあるので別室受験になったそうですが、その別室には風邪引きのため別室で受けている人などもおり、自分の聴覚障がいが「病気」と同じ扱いをされていることにショックを受けられたそうです。また、突然テスト監督者が机をドンドンたたくので、はっとしたら、チャイムが鳴って「終われ」という合図だった。というような配慮を欠く行為があたりまえのように行われていたそうです。
 むかしと違って今は携帯メールがあるので、聴覚障がいの方も連絡がとりやすくなったそうですが、やはり電話でしゃべれないことにかなり不便を感じられることもあるそうです。
障がいのある人に対して今ではかなり配慮するようになってきているとはいえ、まだ差別的な考え方がなくなったわけではありません。自分を振り返っても、障がいのある人への配慮が足りなかったと思うこともあります。
お話を聞いて、もう一度障がいのある方について考え直さねばならない点が多いと感じました。生徒もしっかり聞いていたようです。
来年度からは本校に知的障がいのある生徒が入学してきます。もう一度全校生徒に対して障がいのある人と向かい合って、寄り添って生きていくことの意味を話さなければならないと感じています。


372  受験真っ盛り  2009年11月06日(金)
 入試は今、推薦入試の季節です。明日、明後日の土日に受験する生徒がかなりたくさんいます。現在のところ、推薦やAO入試などで約3分の1の生徒の合格が決まりました。もちろん一般入試までがんばってセンターテストを受験する生徒も80名近くいますので、まだまだこれからです。
 現在のところ、4年制大学は28名、岩手県立、立命館、関大、関学、近大などの国公立や難関私大にも合格を決めた生徒もあります。また、看護系、短期大学、専門学校もそれぞれ合格が決まってきています。
 入試を受けるというのはもちろんそれぞれの生徒にとって、人生の重大事ですが、あまり深刻に考えすぎないほうがいいと思います。私の経験では、現役で入試を受けた時は受験校の過去問を何度やっても合格点(と思われる点)に達しない状態でした。やっぱり合格しないだろうなとかなり深刻に悩んで受験しました。その時点で「負け」は決まっていたようなものです。案の定「不合格でした」。ところが浪人してからは、気持ちを切り替えてこれまでとはちがう勉強の方法を考えたり、予備校の帰りに友だちと大阪市内で遊んだりしながら、できるだけ深刻に考えないように一年間を過しました。過去問を解いてみて、できの悪かったものもありましたが、あまり悩まないようにしました。おかげで、何とか合格することができました。ここまでやったのだからきっと何とかなるだろうという自信のようなものは意外に大切だなと感じました。ただし「ここまでやった」という自己満足がかなり重要です。この満足がなければ多分、根拠のない楽観論になってしまいます。
 進学にしろ就職にしろすでに進路の決まった人は、これから先の人生に思いを馳せてください。ただ、高校での知識や経験はこれからの人生で必ず生きてきますから、学校の授業は進路が決まったからといっておろそかにしないようにしてほしいものです。受験のためだけに高校の授業や生活があるのではありません。これから進路を決めるという人は「ここまでやった」という満足感を得られるように、しっかり勉強してほしいと思います。


371  総合学科近畿大会  2009年11月05日(木)
 今日と明日、宮崎県で行われる全国高等学校総合学科教育研究大会に出席する予定をしていました。全国の総合学科の現状を聞くことができるので、本校にも役立つことがあるかもしれないと期待していたのですが、急用ができて出席を取りやめました。
 私は高校生の頃から地理が好きで、日本全国を旅行してきたのですが、全国の都道府県のうち宮崎県だけまだ足を踏み入れたことがありません。大阪の人があまり行かない、北関東の茨木、栃木、群馬、埼玉県や九州へ観光で行っても立ち寄る人の少ない佐賀県なども何度も訪れる機会があったのですが、どういうわけか宮崎県だけ行ったことがないのです。昔は修学旅行で宮崎へ行くことも多かったのですが、私が付き添いに当たったときは、東北地方であったり、九州でも鹿児島と長崎であったり、沖縄であったりと結局宮崎だけは外れていました。今回も行くことができず、宮崎には全く縁がないのだと思います。
 ところで全国には総合学科高校が316校あるのですが、最も多いのは東京都と兵庫県の15校、次いで神奈川県の14校です。大阪には12校の総合学科があります。他の都道府県と異なるのは、芦間、今宮、堺東、千里青雲のように普通科をベースにした総合学科が多いことです。
 その総合学科高校のうち、近畿の総合学科が一堂に会して11月20日(金)、近畿地区総合学科高等学校研究発表大会(大阪大会)が東淀川区のもと飛鳥人権文化センターで開催されます。もと飛鳥人権文化センターは阪急崇禅寺駅前の大阪市立の施設です。発表は大阪府の学校だけですが、本校からは先生による研究発表と生徒がポスターとパンフレットの表紙の絵を描いてくれました。
 


370  修学旅行とインフルエンザについてのプリントを配布します  2009年11月04日(水)
 中間考査の結果が出て、非常に良かった人、逆に悪かった人それぞれだと思います。と思っていると、すでに期末考査まで1ヶ月を切りました。生徒にとってはほっとする間がないようですが、気を抜かないで勉強をし続けてくれることが大事なことです。
 2年生は期末考査が終わるとすぐに修学旅行です。明日には修学旅行のインフルエンザ対応についてのプリントが配布されるだろうと思います。個人の場合はインフルエンザで旅行に欠席の場合にはどうしてもキャンセル料が必要になってきます。プリントにはその金額も明示しています。感染しないように注意をしてほしいと思います。ただし、大量の感染者が出て、学年閉鎖等になった場合は修学旅行そのものが中止になりますので、その場合のキャンセル料は府や旅行会社と相談します。
 インフルエンザの猛威は止まるところを知りません。10月末までに学級閉鎖、学年閉鎖、休校をした公立の幼小中高等学校・支援学校は全部で4,000校をこえました。そのうち公立高校だけでも休校6校、学年閉鎖45校、学級閉鎖267校(延べの数)となっています。小中学校に比べてかなり少ない数字ですが、学校数から考えるとかなりの数字です。昨日の祝日は急に寒くなって、あわてて冬用の布団を出しました。これからは季節性のインフルエンザと新型インフルエンザのダブルパンチが心配されます。高校生対象のワクチン投与はまだもう少し先のようですし、とにかく予防です。
 入試も修学旅行も熱が出ていてはどうしようもありませんから


369  入試が始まっています  2009年11月02日(月)
 北風が強くなって、だんだん秋らしくなってきました。
11月は入試の季節です。土曜日が8人、昨日は11人、明日の祝日も7人、入試を受ける生徒がいます。どの生徒も日頃の力を出してほしいものだと願っています。面接や論文についても校長室で面接練習をしたり、論文にコメントを入れたりしていますが、しっかりした文章が書けている生徒もあって、頼もしい限りです。小論文の授業や何度も添削をされて書き直していることで、だんだんしっかりした文章が書けるようになってきたのだと思います。文章がしっかり書けるというのは、頭の中の論理的な構成力がしっかりしているという証拠です。この力はきっと大学へ入っても、社会へ出ても生きてくるだろうと思います。うまい文章を書く必要はありません。自分が何を言いたいのかがしっかりわかる文章が入試には必要です。
面接練習ではよく言うのですが、あまり「立て板に水」の如く流暢にしゃべる必要はありません。質問に対して誠実に答えようとすることが重要で、少々つっかえたり、うまくしゃべれなかっても心配はいらないと思います。むしろ、「流暢にしゃべるが内容がない答え」が一番嫌われるのではないかと思います。
またこの後も、面接の練習や論文の添削をお手伝いすることがあると思いますが、みんな目標とする進路に進んでくれることを願っています。






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