314 アリソン先生帰国。お元気で! 2009年07月31日(金)
昨日は本校に2年間勤務してくれたALTのアリソン先生が帰国するので、関西空港まで見送りに行ってきました。前にも一度書きましたが、アリソン先生は生徒と年齢が近いこともあって、生徒によく溶け込み、学校行事にも積極的に参加してくれ、英語を教えるというだけでなく様々な面で生徒をよく育ててくれたと思います。自身の日本語力も来日した時(この時は私は知りません)は日本語をほとんど話せなかったようですが、最近は私と日本語で会話が十分できるなど、とても進歩が見られました。生徒といっしょに自分も成長していったのだろうと思います。私の知っている中では最もよいALTの一人でした。出発の前には学校で生徒も名残を惜しんで出発がかなり遅れたようです。関西空港で待っていたのですが、結局到着したのは登乗便の出る60分前、しかも搭乗便が15分早くなっていたので実質45分前でした。国際線ですからギリギリで、双方「ありがとう」と言って、とても大きな荷物を持ってあわててゲートの中へ消えてきました。あの大きな荷物をもってアトランタでマイアミ行きの便に乗り換えられるのかちょっと心配ですが・・・・・。
9月からはワシントンDCにあるジョージワシントン大学の大学院へ進学するそうです。ジョージワシントン大学というのは創立200年近い伝統のある大学ですが、アメリカ合衆国のブッシュ大統領の一期目のパウエル元国務長官、日本ではアンジェラ・アキも卒業生です。アメリカでも日本と同じように明るく元気に学んでほしいと思います。人に何かを教えるということはとても大事なことで、教える側も必ず何かを学びます。受身で授業を聞くだけでなく、自分で人に教えるためには自分で勉強しなくてはなりません。アリソン先生もそのことをきっと学んでくれたと思います。アリソン先生に代わるALTの方はやはり女性で8月上旬に学校へ来られます。名前からではドイツ系のアメリカ人のようですが、どんな方でしょうか?
313 徳島県上勝町を見学してきました 2009年07月30日(木)
昨日は社会科研究会の地理部会の巡検で、徳島まで日帰りで行ってきました。朝早く集合、夜遅く解散という強行軍でしたが徳島日帰りが可能なほど道路の状態が良くなったということです。見学に行ったのは、徳島市から車で1時間ほどの所にある、勝浦郡上勝町という山村です。町の80%以上が山林で、人口も2,000人足らず、約半数が65歳以上の高齢者というどこにでもある山村なのですが、この村は人口の倍近い年間4,000人近い視察を受ける村なのです。何が有名かというと、高齢者が非常に生き生きと働いている村なのです。日本料理の刺身などには季節を表現する花や葉っぱが飾られています。たとえば春には桜の花であったり、秋には紅葉した紅葉の葉っぱであったりしますが、この花や葉っぱが料理の季節感を演出しています。この花や葉っぱを全国の市場に供給しているのがこの上勝町で、しかもその生産を担っているのが高齢者の女性なのです。また商品も豊富で葉っぱや花で30品目以上を取りそろえています。
高齢者が多いということは経済の沈滞をもたらし、過疎や限界集落というようなマイナスのイメージで考えられがちです。どこでも、働く場所を確保して若い人が帰ってくるために、道路工事や工場誘致、観光産業などの方法を考えてきましたが、高齢者が生き生きと働くことができる環境があれば高齢化率が高くても決して村は沈滞しないのだという逆の発想から村おこしをした村なのです。
「つまもの」とよばれる花や葉っぱは軽くて運搬も容易で供給の体制が整ってさえおれば高齢者の女性でも生産や運搬がやりやすい品物です。このことに気がついた村のコーディネーターの方がつまものを生産販売する組織を立ち上げ、現在では高齢者の女性でも月50万円以上の高収入を収入をあげることができる産業に成長しています。80歳以上の女性が自分でコンピュータを駆使して市場の状況を調べ、どのような葉っぱを市場に供給すれば高く売れるかを考えて毎日午前中に農協の集荷場へ運んできます。
人は高齢であろうとなかろうと、働く環境があれば誰でも力を発揮できる、高齢者が多いということはマイナスではなく、高齢者を産業の担い手と考えれば労働力はたくさんあるという逆転の発想を現実にしたこの村の力を感じる見学でした。
312 わや 2009年07月27日(月)
「ワヤ」という大阪のことばがあってこの頃はほとんど使わなくなってしまいました。牧村史陽の「大阪ことば事典」では駄目、失敗、無謀、無茶苦茶。とあります。引用例がおもしろくて「さっぱりワヤや(全然駄目だ。なっていない。女房がお産で、子どもが風邪ひきで、おやじが会社をくびになったというような場合にも「さっぱりワヤやがな」で頭をかいてすましていることができるのが大阪人の一面である)。という風に書いてあります。ものすごい事例ですが、何かつらいことがあっても自分だけが不幸だなどと思わないで、「さっぱりワヤや」のおじさんのように、どこかで強靱な精神を持ち合わせてほしいと思っています。田辺聖子さんの「大阪弁ちゃらんぽらん」にも「あかん」と「わや」という章があって、「あかん」と「わや」の差異は主観的発想と、客観的発想の違いではないか、と書いてあります。「「もう、あかん」というより「もう、ワヤですわ」という方がヒトゴトのように聞こえておかしい。そしてまだ立ち直れる余裕があることを示す。一段次元の高いところからワヤな状況を見おろして、われとわが身を感心してる。」と書いてあって、なるほどワヤというのは駄目な状況を客観的に見ているなと感じることばです。標準語にすればどちらも「もう駄目です」になるのでしょうが、「あかん」と「ワヤ」を使い分けられる大阪弁のボギャブラリーの多さに感心してしまいます。ところが、「あかん」は今でもよく使いますが「ワヤ」を使うことがほとんどなくなりました。最近は落語ブームで上方落語を聞きに行く人も多いのですが、上方落語にも「ワヤ」ということばはしばしば登場します。上方落語などを聞いて、死語になりかけている大阪のことばをまた使うようにしてくれる人が少しずつ増えてきてほしいなと思います。テレビなどの影響で日本中のことばの差異が少なくなってきています。「しんどい」のように全国どこでも通じる大阪弁も生まれています。微妙な表現ができる大阪のことばをもっと残す方法を考えています。
ところで最近使わなくなってきた大阪のことばを思いつくまま四つ挙げました。「きずつない」「ほたえる」「ネキ」「おかいさん」。意味がわかりますか?
311 民家の甲子園 2009年07月25日(土)
今日は大日のイオン1階のサニーコートで開催された「民家の甲子園」を見学に行ってきました。民家の甲子園とは全国の高校に在籍する生徒が、被写体を民家や町並みに限定した写真コンテストで、正式な名称は「「民家の甲子園」全国高等学校対抗民家町並みフォトコンテスト」といいます。2003年に第1回大会が開催され、今年は第7回になります。本校には写真部はありませんが、パソコン部が出場するというので見に行ってきました。今日は近畿予選で、各チームが撮した民家や町並みの5枚の写真と,800字程度のPR文を応募して,その写真をもとにしたプレゼンが行われました。審査は写真、PR文、プレゼンの三つで行われ、今年のテーマは「光」。中四国を中心にこれまで行われてきたので、近畿地区にはまだあまりPRが浸透していなかったために,参加したのは滋賀県立八幡商業高校写真部が2チームと本校のパソコン部が1チームの合計3チームでした。本校のパソコン部は文禄堤の町並みと川東傘提灯店の職人さんの写真を出展しました。さすがに写真は八幡商業の写真部の方がうまいなと思いましたが、アピール文は本校の文章が最もよくできていました。またプレゼンもただ写真の説明だけでなく、地図や民家の平面図や立面図などを用いて、文禄堤の歴史を挿入するなど凝ったものでした。小論文やプレゼンはさすがに本校の生徒はお手のものというところでしょうか。結局出場3チームの中で優勝して、8月23日に香川県の丸亀市で行われる全国大会に出場することになりました。おめでとうございます。それまでに、原稿を見ないでプレゼンする方法を工夫してほしいと思います。
310 今日は天神祭り宵宮 2009年07月24日(金)
昨日は7月4日(土)に登校した振り替え休日で、私は久しぶりに休みを取りました。午後4時に天六の歯科の予約があったので、少し早い目に出て山片蟠桃の墓(北区与力町 善導寺)、大塩平八郎の墓(北区末広町 成正寺)、緒方洪庵の墓、中天游(緒方洪庵の師)の墓(北区同心町 龍海寺)の墓参りをしてきました。山片蟠桃の墓は後に子孫の方が新しくされたものと、江戸時代からの墓と二つあるのですが、江戸時代の墓はかなり剥落が進んできています。中天游の墓も剥落が進み、かなり文字が読み取れなくなってきています。江戸時代に大阪で活躍した人の墓は、この南森町周辺のお寺と上町や下寺町に集中していますが、江戸時代からの墓はどれもかなり剥落が進み保存に苦労しておられるようです。主な人の墓は井原西鶴(誓願寺 中央区上本町西4丁目)、近松門左衛門(中央区谷町8丁目の谷町郵便局の南の路地を少し入ったところと尼崎の広済寺にもあります)、竹本義太夫(超願寺 天王寺区大道1丁目))、田能村竹田(浄春寺 天王寺区夕陽丘町 口縄坂の下り口)。一度梅田から天王寺まで大阪の有名人墓参りツアーを企画しようと思っています。ところで昨日は天神まつりの宵々宮で、天神橋筋商店街で御羽車の巡幸に出会いました(写真)。お祭りそのものは6月から始まっていますが、今日の朝の宵宮祭、鉾流神事からがたくさんの人が集まってきます。そして明日25日夕方の船渡御でクライマックスを迎えます。かつての船渡御は大川を下って下流のお旅所までの巡幸であったそうですが、地盤沈下等で御座船が橋の下をくぐれなくなって、今のように大川の上流方面への船渡御になったのだそうです。かつて下流のお旅所周辺の町々では御座船を迎えるために、御迎人形という大きな人形を作りました。現在そのうちの16体が残っており、それらが26日の日曜まで大阪くらしの今昔館(天六)、帝国ホテル、OAP、花外楼、大阪歴史博物館、大阪天満宮の6箇所に分けて展示されています。昨日は天六の大阪くらしの今昔館で展示されている「八幡太郎義家」「胡蝶舞」「酒田金時」「羽柴秀吉」「木津勘助」の5体を見てきました。どれも2mをこえるほどの立派な人形で、大阪の庶民の英雄をかたどったものです。明日の船渡御は大変な人出になると思います。特に大川周辺は10m進むのに30分以上かかるのではないかと思います。船渡御を見に行くのもいいですが、天神まつりのいわれも少し調べてみたらおもしろいのではないかと思います。
309 終業式を行いました 2009年07月22日(水)
休校の影響で当初の予定は17日でしたが、授業日を増やしたため本日終業式を行いました。新型インフルエンザは今ではテレビや新聞報道も少なく、収束したように思われがちですが、実際にはまだ感染が続いています。みんながパニックになっていた時には誰もがマスクをしていましたが、今はほとんど見かけなくなりました。みんながインフルエンザのことを忘れてしまっているかのようです。みんなが忘れてしまっているので、今のほうが感染には無防備かもしれません。正しい情報を集め、必要な情報をうまく取り出す技術があれば、今でもインフルエンザについては手洗いやうがいなどの予防をすることが必要だということがわかります。まわりに影響されることなく、正しい情報を取捨選択する力をつけてくださいという話をしました。 終業式のあと、「書写検定(硬筆・毛筆)」「男子バレー部」「テコンドー」「陸上部(投擲競技)」での優秀な成績の表彰をし、大阪府の代表に選ばれたアメリカンフットボールの選手の紹介をしました。一学期もたくさんの生徒がさまざまな活動でよい成績を残してくれました。二学期もよろしくお願いします。伝達表彰後の生徒総会(写真)では一学期の総括と、生徒アンケートの要望事項への取り組み状況の報告、食堂でアイスを販売するかどうかの全生徒の意思確認が行われました。生徒の要望事項にはなかなかむずかしいものもありますが、答えられるものについてはできるだけ答えていきたいと思います。
最後に任期を終えて帰国し、アメリカで大学院へ行くことが決まっている本校のALTアリソンさんの送別会をしました。彼女は私が知っている中では最もよいALTの一人だと思います。年齢的にも生徒に近いので生徒のよいお姉さんという感覚で、体育祭では生徒と一緒に競技やパフォーマンスに参加してくれたりしながら、2年間生徒に溶け込んで生活してくれました。ほとんど話せなかった日本語も、今日のお別れのスピーチはすべて日本語でしてくれました。勉強熱心で明るく楽しいALTでした。7月30日には帰国するそうですので、関空まで見送りに行こうと思っています。帰国してもこれまでのようにしっかり勉強してください。お元気で!!!
ところで日食は見ましたか。11時過ぎの最大食分の時には教室の窓から見ていた先生や生徒もあったようです。雲がかかっていましたが、かえってその方が見やすかったようです。
308 大学フェアを見学してきました 2009年07月21日(火)
昨日はあびこの大阪府教育センターで開催された大学フェアへ行ってきました。大学コンソーシアム大阪という大阪にある国公私立大学で組織する団体が主催で、30大学の説明のブース、資料配布、全部で30講座の公開講座、医療・薬学系、経済・経営系、語学・文学系、理学・工学系の分野別進路ガイダンス、日本のブーメランの第一人者の大阪経済大学出身の栂井さんによるトークショー(栂井さんのブーメランの実演をロビーで見ましたが、見事に自分の手元に戻ってくるワザは「すごい!」の一言です)のなど盛りだくさんの大会でした。各学校によるブースでは個別の質問にそれぞれ答えてもらえるし、模擬講座では大学の授業を体験できるし、しかも無料ですから非常に良い企画だと思います。午前中に見学に行きましたが、たくさんの高校生が見学や聴講に来ていました。大学は高校より学校によって違いが大きく、たとえば同じ経済学部でも学校によって中身はかなり違っています。自分の行きたい大学や、自分の行きたい学部を決めるためにも様々な情報を集めておかないと、入ってから困ってしまいます。もっとたくさんの人に参加してほしい企画だったと思います。また、資料だけ持って帰らないで、必ず話を聞くことも大事です。資料だけではわからないことがたくさんあります。場所があびこで北の方に住んでいる人にはやや不便だったこと、あびこからシャトルバスは出ていますが駅からやや遠いことが溢れるほど人が来なかった原因なのかもしれません。教育センターで実施するより、比較的アクセスが便利な大学が回り持ちで会場を提供したり、もう少し時期を後ろにずらして同時に願書を配布するなどもっと多くの高校生を集める工夫をすればおもしろいかもしれません。どこかの府立高校を借り切るというのもおもしろいかもしれません。
模擬講座も、私は午後から別件の仕事があって聴講できませんでしたが「ペリーはなぜ日本に来たか」とか「みんなでつくる地域・社会」、「医療分野におけるコミュニケーション」などの講義はぜひ受けてみたい講義でした。来年も実施されることだろうと思いますが、もっとたくさんの高校生が参加するよう、高校の側ももっと協力しなければいけないと感じました。
高校も2学期には中学生対象の説明会を開催します。中学生の方もぜひたくさん集まってください。
307 大学フェア大阪2009 2009年07月17日(金)
本校は休校の影響で、当初の予定では今日が終業式でしたが、来週の火曜日まで登校日を延長することになりました。今日を入れてあと3日、いよいよ夏休みが始まります。と言っても、夏期講習や部活動等で登校している生徒も多いし、先生もたくさんの方が出勤しておられますのでふだんとはあまり変わらない様子です。ただ、やはり夏休みになったというのはちょっとほっとする感じがあります。私が教師を始めたころは、7月の上旬に期末考査が終わると終業式までは試験休みで、実質の夏休みは7月の10日ごろから始まっていました。夏休みの終わりも8月の25日ごろから3年生の補充授業が始まりますが、1、2年生は9月1日からという学校が多かったようです。ところが週5日制になって、授業時間確保の意味からも、試験休みはなくなり、夏休みの終わりも8月20日ごろから授業を始める学校も多く、夏休みは実質約30日間という学校が多いようです。府立高校は全校のHR教室にエアコンが入っていますので、夏休みの間も学校へ出てきて講習を受けたり自習したりするのが昔に比べてかなり快適になりました。特に3年生は受験が控えているので、夏休みが学力アップには大事な時期でしょう。涼しい学校でしっかり勉強してください。ところで、7月20日(月・祝)10時から大学コンソーシアム大阪主催の大学フェア2009が開催されます。大阪にある国公私立31大学が参加して、高校生を対象に30講座の模擬授業(予約は締め切りました)、卒業生のトークショー今年は大阪経済大の卒業生でブーメランの第一人者の栂井靖弘氏の講演(予約は締め切りました)、大学の先生による分野別のガイダンスや相談コーナー、資料コーナーなど(これらには予約は要りません)が行われます。大学を受験する前にオープンキャンパスやこのような機会を捉えて大学のことをよく知っておくことは非常に大事なことだと思います。パンフレットだけではわからないこともたくさん見えてくると思います。情報過多の時代ですが、重要な情報は自分の手でしっかり握っておかなければいけません。時間は10時~15時、場所はあびこの「大阪府教育センター」(地下鉄御堂筋線あびこ1番出口から東へ徒歩約10分)です。参加予約していない人も進路ガイダンスなどを聞きに行ってみてください。何か新しい情報がつかめるかもしれません。
中学生の人も、自分が受験したいと思う学校をしっかり見学しておくことも大事だと思います。名前だけで高校を選ばないで、自分でどのような高校かを比較研究することは、大変重要なことだと思います。それには夏休みが絶好の機会です。
306 新型インフルエンザ再流行 2009年07月16日(木)
一時は収束に向かい始めていた新型インフルエンザが再び流行し始めています。現在感染が確認されている生徒のいる高校は公立私立あわせて20校をこえています。完全に休校している学校はありませんが、学年閉鎖や学級閉鎖している学校は10校をこえます。また、小中学校では公私立あわせて30校以上の学校で感染者が出ています。7月はじめは泉南地域の学校に集中していたようでした(交野は7月4日ごろから)が、10日以降は枚方、門真などの京阪沿線や吹田、茨木などの北摂地域、東大阪や柏原などの近鉄沿線にも拡大しています。京阪沿線の高校でも感染者が出ているところがあります。幸い芦間高校では感染者は出ていませんが、本校は感染者が出ても2、3年での授業は選択によってクラスも学年も関係ありませんので、感染の拡大を防ぐという意味では、学校を休校にしないと学年閉鎖や学級閉鎖では何の意味もありません。休校にならないようにぜひ予防をしてほしいと思います。蒸し暑くなるとインフルエンザは収束に向かうのではないかと思われていたのですが、全くそのような気配がなく、逆にまた感染が拡大しているので外出から帰っての手洗いや、咳やくしゃみが出るときのマスクなど予防を心がけてください。免疫をもっている人は90歳以上の方に限られる(スペイン風邪の抗体をもっている)らしいので、ほとんどの人は感染する可能性があるということです。かなり感染力が高いので気をつけなければいけませんが、幸い日本ではまだ重症の人は少なく、死者も出ていません。こうなれば自衛しかないと思います。今日(または明日)学校から家庭への連絡の文書をお渡ししますが、インフルエンザかな?と思ったらこれまでのように発熱相談センターではなく直接医療機関に電話をして、その医療機関の指示にしたがって受診してください。また、新型インフルエンザであった場合は学校への連絡も忘れずにお願いします。ところで、本校は毎年春休みにオーストラリア(ニュージーランド)への語学研修を実施していますが、現在の状況はオーストラリアで5,298人(7月6日現在 7月15日には10,000人をこえ、10,389人に達したとの情報もあります)、ニュージーランドで1,059人(7月6日現在)の感染者が出ています。オーストラリアで日本の3倍(5倍)、ニュージーランドでは日本の6割ですが、両国の総人口を考えるとかなり感染率は高くなります。しかも、7月1日から7月6日の5日間で、オーストラリアで約1,200人(30%)、ニュージーランドで約350人(50%)の新たな感染が見つかっています。( )内は5日間の増加率です。南半球はこれから冬に向かうのでより感染者が増加するのではないかと危惧されます。この状況で、来年3月の語学研修を予定どおり実施するのかどうか、できるだけ早いうちに結論を出さなければいけないと思います。画像は厚生労働省のHPより借用しました。
305 7月22日は日食 2009年07月15日(水)
7月22日は日食が見られます。大阪でも9時45分ぐらいから欠け始めて、11時5分ごろが最大の食分で約80%が欠けます。日食の終わりは12時25分ごろになるようです。近畿地方でこれだけ大きく欠ける日食が見られるのは久しぶりのことです(左上から二番目が京都で見られる食分です)。屋久島や奄美大島、種子島の一部やトカラ列島などでは太陽がすべて欠ける皆既日食が見られるので、日食観察に行く人も多いようです(図の濃い青の帯の部分)。今回は月のほうが太陽より大きく見えるので、金環食は見られず、完全に太陽が月に覆われる皆既食となるようです。当日晴れて太陽がよく見えてほしいと思います。本校はこの日も生徒は登校する日になっていますので、学校で見ることができると思います。むかしは日食が起こると不吉なことの前兆のように考えられていてお祓いをしたり、方違えをしたり不吉なことから逃れる努力を続けていたようです。しかし、江戸時代の後期には大阪の麻田剛立や幕府天文方の高橋至時のような優れた天文学者が現れ、すでに日食の原理はわかっており、いつ日食が起こるかの予想もできてあまり驚くことはなかったようです。高橋至時の弟子で日本全国の精密な地図を作成した伊能忠敬もすでに日食の原理はわかっていたようです。
日食の観察は太陽を直接見るので、双眼鏡や肉眼はもちろん下敷きやサングラスなどでも赤外線や紫外線をカットできないため目を傷めるので良くないようです。日食を観察するためのめがねや、鏡などで日食を白い紙などに投影して見るのが良いようです。食分80%というような日食にはあまり遭遇する機会はないので、何とか観察したいものです。次は2012年の5月21日に近畿の一部でも金環食が見られるそうです。
304 芦間カップ(男子バレー)を開催しました 2009年07月13日(月)
昨日(7月12日)本校の体育館で「芦間カップ(男子バレー)」を実施しました。大阪市の摂陽中学校、守口市の梶中学校、八雲中学校、枚方市の杉中学校、交野市の交野第三中学校、交野第四中学校の6校が参加してバレーボールの試合を行いました。選手は合計100名ほどが集まってくれて熱戦が行われ摂陽中学校が優勝、八雲中学校が第2位となりました。小さい大会ですが、優勝したチームはおめでとうございます。来年もまた開催しますのでまたぜひ参加してください。ところで、運動系の部活は「勝つ」というのが大事なことです。勝つことで自信が生まれます。この自信が部活動だけでなく他のことにも大きな影響をしてくることが良くあるからです。はじめから「うちは弱いからどうせ負ける」と思って試合に臨むのと、「勝ちたい」と思って試合に臨むのとでは試合をする意味が違ってきます。相手がとても強くて全く歯が立たないときもありますが、何とかしようという気持ちの持ちようで試合の中身が全く変わってきます。負けても得るものがあるのです。早々と諦めてしまわないで、「勝ちたい」という気持ちを持ち続けることが大事なことだと思います。
本校の男子バレーボール部は今年はもう少しで近畿大会出場というところまで行きました。阪南大高に2−1、日根野高校に2−0、市立堺高校に2−0で勝って近畿大会出場をかけた試合で明星高校にフルセットの末敗れました。残念ながら近畿大会出場はなりませんでしたが、大変よく健闘してくれたと思います。男子の人数が少ない学校にあってよくがんばっています。昨日来てくれた中学校の男子バレー部の人も、ぜひとも芦間へ入ってバレーボールを続けてほしいと思います。
なお、8月には男子バスケットボールの芦間カップも開催します。
303 第1回学校協議会 2009年07月09日(木)
今日は午後から学校協議会を開催しました。今年は本校のお隣の守口第一中学校の校長先生、大阪市内では本校に最もたくさん進学者のある大阪市立緑中学校の校長先生と近畿大学の冨岡勝先生、本校のPTA会長、後援会会長の5名の方を委員にお願いして、第1回目を開催しました。本校の方針と現状を、校長・教頭・教務・進路・生指・各学年から報告しました。また教頭からは先日実施した保護者対象の学校教育自己診断の結果も報告しました。その内容ついての質疑応答をその後に約1時間にわたって行いましたが、最も印象に残った発言は「総合学科(総合選択制)というのは的がぼやけていてよくわからない」という中学校の先生のことばです。中学校の生徒にとってみれば「理数科」「英語科」「美術科」「音楽科」「工業科」「商業科」というようなわかりやすい学科なら、何を学べるかがすぐわかるけれど「総合学科」は何を学べるかがよくわからない。もっと総合学科で何が学べるのかを明確にするほうがよい。というものです。しかも大阪には「普通科総合選択制」もあってますますわかりにくい。中学校の先生は総合学科についてはわかっておられても、それを具体的に説明するのには資料が少なく、わからないことが多すぎるということでした。また、入試でも普通科に比べて、面接やボーダー内の選択基準のようにわかりにくいことが多すぎるというのが中学校からの意見でした。
たしかに大阪の総合学科は他府県と違って普通科ベースの総合学科が多いですし、また学校によってもそれぞれコンセプトが違っています。「総合学科とはこうだ!」という説明は非常にむずかしいと思います。しかし、「芦間総合学科はこうだ!」「芦間総合学科ではこれが学べる!」というという明確なアピールはどんどん発信していかなければなりません。
302 またインフルエンザが流行の兆し 2009年07月08日(水)
大阪府下での流行が一次沈静化していたように思われた新型インフルエンザがまた流行し始めています。今のところ重症化した症例はないようですが注意が必要です。流行がみられるところは泉南地域が中心ですが、摂津市、交野市や茨木市など本校に近いところでも感染者が出ています。昨日の14時から今日の15時までのわずか25時間で30人の感染が確認されているので再び流行の兆しが見え始めているということだと思います。普通なら感染者が少なくなる6月以降になぜ再び感染が拡大しているのか理由はよくわかっていないようですが、新型のウィルスの感染力が強く、また暑さにも強いということだろうと思います。なかなかしぶといヤツです。ただ大阪の夏はおそらく他の地域に比べてとりわけ暑いので、この暑さがインフルエンザの流行に歯止めをかけてくれないかなと願うのみです。あの大阪の夏の暑さに耐えることができるウィルスは多分ないでしょう。夏が終わって涼しくなってからの再流行(第二波)が心配です。ところで大阪の夏の暑さはおそらく全国一だと思います。沖縄の方がより暑いような気がしますが、統計上は8月の最高気温の値は大阪の方が高いのです。昨年の8月の大阪(青の線)と那覇(赤の線)の最高気温のグラフを見ると、お盆が過ぎてからは大阪は涼しくなりますが、それまではずっと大阪の最高気温のほうが高いことがわかります。不快指数という数値もあって 0.81Td+0.01H(0.99Td-14.3)+46.3 Tdは湿度計の乾球温度(℃) Hは湿度(%)で求められますが、不快指数が85を越えると90%以上の人が暑くて不快だと感じるのだそうです。大阪の毎日の不快指数を調べたことはありませんが、多分毎日85を越えているのではないかと思います。夜9時をまわっても風がなくて30度近いというあの暑苦しい熱帯夜がこれから毎日続くのかと思うとかなり憂鬱になりますが、この暑苦しさがインフルエンザウィルスを駆逐してくれるなら、ちょっと許せる気もします。暑〜〜〜い夏でもインフルエンザの流行が止まらないのなら、そのウィルスはとんでもない強者です。
外出から帰っての手洗いを忘れずに。
301 テストはあと2日 2009年07月07日(火)
考査も今日と明日の2日間を残すのみになりました。木曜日からは午前中の短縮授業で、あと2週間ほどで夏休みになります。夏休みといっても先生方は講習や部活動の指導などで休むわけにはいきませんが、2学期からの授業のための教材研究には重要な期間です。デスクワークとは違って、授業というのは必ずその前に準備が必要になります。一時間授業をするためにはその倍ほどの時間が必要になるといっても過言ではありません。一般に普通科では例えば日本史16時間の授業を担当している場合、4時間×4クラスというように同じ授業を4回することになります。この場合教材研究は1回で済みますから比較的楽です。ところが本校のように総合学科では同じ16時間でも一人の先生の担当教材が多いことがよくあります。例えばある社会科の先生は「現代社会」、「地理」、「地理演習」、「大阪の文化と歴史」、「世界遺産入門」の5つの教材を担当しています。それぞれに教材を下調べして授業をするためには、事前に大変な労力を必要とします。特に現代社会も地理も毎年世界は動いていますから、授業の組み立て方は昨年と同じノートを使えてもデータの更新など必ず事前準備が重要になります。むかしのように、毎年同じ授業を淡々と繰り返しているというのでは今の高校の授業は成立しません。「空き時間や放課後があるやないか」という人もありますが、会議があったり、生徒との面談があったり突発的な生徒指導があったりなかなか予定通りにはいきません。そういうことが高校の現場にいない人にはわかってもらえないというのが非常に歯がゆい思いがあるのです。
だから、生徒の登校が少ない夏休みが重要になります。例えば朝から2時間講習をして、そのあとは2時間2学期からの教材研究をする、昼からはクラブの指導というような予定を立てて仕事をすることができるのは長期の休業期間しかないのです。夏休みが始まるまでに、採点をして、1学期の成績を出して、担任のある人は生徒の面談をしてという大事な仕事が残っています。あと約2週間先生方の急がしい日々が続きます。
300 PTA大阪クルーズ 2009年07月06日(月)
昨日はPTAの社会見学が行われました。天王寺で昼食をとったあと、湊町から船で、道頓堀川、木津川、堂島川、東横堀川、道頓堀川とまわって、約1時間半をかけて湊町へ帰ってくる水の環状コースを巡りました。陸上から大阪を見ることはあっても、川から大阪を見ることはほとんどないと思います。道頓堀のグリコの看板を戎橋から見ることはあっても、道頓堀川から見ることはまずありません。参加された40名を越える保護者の方も大変楽しんでおられたようです。案内していただいたのは落語家の桂きん太郎さんでした。大阪の堀川を船で巡ると、たくさん橋をくぐります。ふだんはあまり気にしていない橋も、下から眺めてみるとまた違った趣があります。例えば堂島川の大江橋は土佐堀川の淀屋橋と並んで重要文化財に指定されています。その隣の水晶橋や東横堀にかかる高麗橋や本町橋もなかなか美しい橋です。高麗橋は日本初の鉄製の橋としても有名です(現在はコンクリート橋)。東横堀の九之助橋から末吉橋の川沿いはむかし住友の銅精錬所(銅吹所)があったところで、今でも石碑と遺構がわずかに残っています。大阪は水の都、八百八橋といわれますが、たくさんあった堀川は今では埋め立てられてしまって橋の数も減ってしまいました。有名な心斎橋も今では堀川にかかる橋ではなく、長堀通りを渡る歩道橋になってしまっています。四ツ橋も長堀と西横堀が埋め立てられて今ではかげも形もありません。「涼しさに 四ツ橋を四ツ わたりけり」と小西來山が詠んだ風情はもう何もありません。四ツ橋にはむかし電気科学館があって私は子どものころにプラネタリウムを見に連れて行ってもらった記憶があります。そのときに四ツ橋を四つ渡った記憶もあるのですが、残念ながら写真は残っていません。
私が今持っている一番古い大阪の区分地図は昭和30年代後半のものですが、その地図にはまだ長堀・西横堀だけでなく、高津入堀や天満堀なども残っています。長堀に沿った通りにはまだトロリーバスの記号も載っています。私は高校時代に学校のそばの東雲町のバス停からトロリーバスで白髪橋の大阪市立中央図書館までよく行きました。その当時まだ長堀の西側は埋め立てられずに残っていて、貯木場に材木がたくさん浮かんでいました。もうあの水の都の風景を覚えている人も少なくなってきましたが、今ある水路をもっと有効に利用する方法がないものかと考えています。
299 今日もテスト 2009年07月04日(土)
今日もテストです。天気が良くて7月にしては涼しくてよかったと思います。暑い土曜日に登校してテストを受けるのは辛いですから。さて、本校の1年生が6月の中旬に出身中学校を訪問させていただいたと思います。芦間のパンフレットなどをもっていってくれました。同じ中学校から後輩が入学してきてくれたらうれしいですから、80名近くの生徒が中学校特派員に応募してくれました。先日本校で研修の講師をしていただいた竹内先生は今は寝屋川市教委におられますが、それまでは寝屋川市立の中学校の先生でした。そのときの経験からのお話では、中学校の卒業生は高校へ進学するとしょっちゅう中学校へ来る生徒と、ほとんど来ない生徒二つのタイプに別れるそうです。芦間の生徒はほとんど中学校へ来ないことが多いのだそうです。理由は高校が楽しいから。もちろん個人差がありますが、高校生活を楽しんでいる生徒がたくさんいてくれることはうれしいことです。写真は6月に行った中学校生徒訪問説明会の風景です。6月には生徒がお伺いしましたが、今度は先生が伺うことになると思います。芦間ニュースなどのパンフレットを持って中学校をお伺いしますのでよろしくお願いします。また、中学校の先生対象の説明会も8月26日(水)に行う予定をしていますので多数の御参加をお待ちしております。
298 明日もテストがあります 2009年07月03日(金)
休校があったので、明日の土曜日もテストがあります。土曜日が授業日になるのは何年ぶりでしょうか。もちろん例外的に認められた授業日です。週5日制のはじめは、第2・第4土曜が休みで,奇数週の土曜には授業がありました。その頃は、全部土曜が休みになれば楽になるのになと思っていたのですが、完全週5日制になってみると、かえって忙しくなってしまいました。週5日制になる前は土曜日の授業は午前中で、勤務時間も12時30分頃までですから、午後は帰ることもできるし、仕事が残っているなら学校に残って仕事もできる、クラブ活動もゆっくり見ることができるという非常に都合の良い時間だったことがわかりました。今は基本的には仕事を月〜金の5日間でしてしまわねばならないし、昼から休みの日はありませんから、かえって忙しくなった感じです。といって土曜日が完全に休みかといえばそうでもありません。本校では生徒の個別指導(チューター)を土曜日にしている先生が多いですし、土曜講習もあります。部活動はどのクラブも土曜日にしていますし、オープンスクールやPTAの会合なども土曜日に入ることが多いのです。休みの土曜日に出てきた場合、当然その代わりの休み(振り替え休)を取ることになるのですが、その休みを取る日がありません。よく、「先生は夏休みがあるのだからそこでまとめてとったらいい」といわれますが、夏休みも部活動や講習などで先生方はほとんど出勤しているので、振り替え休を取ることがなかなかできません。私も結局昨年は、夏休みと冬休みに何とか振り替え休を埋めて、有給休暇はほとんど残してしまいました。「先生は土日も休み、夏休みも、冬休みも、春休みもあっていいですね」といわれるとかなり心外です。ほとんど休めないというのが実情です。
インフルエンザ休校の日は生徒は休みだったので問題ないのですが、教員は出勤していた人が多く、明日の土曜日の振り替え休は7月23日(木)に設定しました。でも講習や部活動で結局休まない先生がたくさんおられると思います。
297 職員人権研修を実施しました 2009年07月02日(木)
今日は午後から職員人権研修として「大人の知らない携帯電話の危険」という研修を実施しました。寝屋川市教委の竹内和雄先生にお越しいただいて話をしていただきました。出会い系サイトや援助交際のサイトなども実際に見ながら話をしていただいたので、非常によくわかる、しかしここまできているのかということもわかる非常に重い話でした。携帯電話依存症ともいえる一日4時間以上携帯電話と関わっている率は大阪府下での調査では20%近くあり、女子の比率が男子より高いようです。
携帯電話の有害サイトは、出会い系サイトに高校生が引っかかって被害を受けるという被害者としての立場だけでなく、援助交際サイトのように積極的に女子生徒のほうから金額を示している場合もあって、性に対する倫理観の再構築も課題です。高校生は良きにつけ悪しきにつけ、携帯の文化についていっているが教員のほうがまるでわかっていないのが現状です。
携帯によるHPもかなりたくさんの生徒がつくっています。ほとんど無料でできる代わりに、そのHPのどこかに必ず援助交際や、出会い系サイトの宣伝が載るという形で運営されているようです。本校の生徒の携帯HPはいくつも見ることができますが、プロフで写真を公開したり住所や非常にプライベートなことも平気で書いている無神経さにどのように対処するかをこれから考える契機になりました。
竹内先生によると、出会い系サイトに引っかかりやすい生徒は、ストレスが高い、一日に30通以上メールを打つ、朝食を食べない、家族と話さない、友人が少ない、自室にテレビがある、自由に使えるパソコンを持っている生徒だそうです。生身のコミュニケーションをとることが下手な生徒です。このような生徒は誰かとコミュニケーションを取りたい、やさしくされたいと常に考えていて、コミュニケーションのためにネットに命がけで逃げているといえるのだそうです。だから、出会い系サイトで呼び出して、ちょっと優しい声をかけると簡単に引っかかるそうです。
携帯電話のもつ問題は、有害サイトなどのフィルタリングというような物理的なことだけでは解消されない、結局は生徒一人ひとりの心の問題に帰ってきます。
296 寝屋川での進学説明会 2009年07月01日(水)
先日寝屋川市民会館で行われた寝屋川市統一公立高校説明会で芦間高校のことを20分ほど話してきました。まず学校の場所。「芦間」というのは地名がついていない学校名なので場所が分かっていない方もあるようです。地下鉄守口から5分、京阪守口市からも10分ほどで非常に便利なところにある学校です。谷町線の距離が長いので、八尾南からでも電車を乗り換えずに1時間以内に来ることができるというのが本校の便利なところです。次に総合学科とはどんなものかということについての話もしました。総合学科は学校によって特徴がありますが、本校は国際教養(英語)科、理数科、芸術科と普通科が合体した学科だと考えてください。例えば理数科へ進学するためには入試の時点でその学科を受験しなくてはなりません。ところが合格してみると、自分が考えていたより高校の数学や理科が難しく自信をなくしてしまった。他の学科へ変わりたいと思っても簡単に他の学科へ変わることはできません。ところが芦間総合学科では1年生全員が共通科目です。高校1年の間に自分の高校での適性を考える時間があります。中学校では数学や理科が得意だったが高校ではむずかしくなった。むしろ数学や理科より英語に興味がでてきた。2年生から英語を中心にした時間割を組立てて勉強してみようというように、自分の適性に合った進路を選ぶことができます。それが総合学科のよいところです。もちろん国際教養(英語)科と同じくらい英語を勉強することが可能です。
三点目にお話したのは、入試のことです。特に小論文が100点満点と配点が大きいことが総合学科入試のポイントです。作文ではなく「論文」ですから、必ず自分の考える結論を導かねばならない。そしてその結論に至る「すじみち」を要領よく記さねばならない。というのが重要なところです。
最後に話しましたが、芦間高校はいつでも学校見学が可能です。もちろんテスト中など見学できない日もありますので、学校へ電話をしていただいて、見学の日を相談してください。学校を見に来ていただいたら、芦間のよさがわかります。もちろん、オープンスクールにもたくさん来てください。
明日から期末テストが始まります。今日の授業は午前中だけでした。明日からのテストに向けて生徒は勉強しているだろうと思います。