275  全国総合学科校長会に参加しました  2009年05月31日(日)
 東京の晴海総合高校で行われた、全国総合学科校長会に出席しています。全国で総合学科高校は300校をこえています。最も早く開設されたのが平成7年ですから、できてそろそろ15年になります。しかし、どの学校もまだ試行錯誤を繰り返しながら最もよいカリキュラムをつくっているのが現状のようです。元々、総合学科に改組される前が工業科や商業科、農業科など専門学科であった学校が多いので、専門学科的なカリキュラムと普通科的なカリキュラム、総合学科的なカリキュラムのバランスに工夫している学校が多いようです。大阪の総合学科高校は12校ありますが、そのうち改組前に普通科高校であった学校の方が多く、その点では全国でも異色の存在でしょう。芦間高校も普通科であった守口と守口北の2校が統合したので、前身は普通科です。その点では進学のための学力をつけながら、自分にあった科目を選択するという両方の目的をバランスよく達成できている人が多いということはいえると思います。
 この春の大会は校長だけの会ですが、校長以外の先生や生徒も参加する総合学科高校の全国大会は今年は宮崎県で秋に開催されます。また来年度は近畿(兵庫県)で開催され、総合学科高校近畿大会は今年は大阪府で開催されます。今年、来年と大きな規模の大会が開催されるので、秋には少し忙しくなりそうです。今年の総合学科高校近畿大会は11月20日(金)に東淀川区の飛鳥人権文化センターをメイン会場にして開催されます。この秋の大会は校長だけでなく、先生も生徒も参加する研究大会ですので、様々な発表があっておもしろい大会になりそうです。本校は、まずパンフレットの表紙の絵を頼まれていますので、美術部か美術を選択している生徒に表紙のデザインを頼もうと思っています。
 それにしても、東京都立晴海総合高校の校舎はすごい校舎です。写真はその正面玄関ですが、さすがに東京都はお金があるなという感じがします。首都大学東京(東京都立大学)の法科大学院と同じ敷地内にあるので高校の建物というより私立大学の建物という感じです。総会が行われた講堂は500人近くを収用できる、コンサートホールタイプの部屋です。容れ物と学校の内容は別物だという議論もありますが、やはりこの校舎で勉強する生徒は恵まれているなと思います。東京の総合学科でも入試の倍率が最も高い高校の一つだということも納得です。

274  教育実習が始まりました  2009年05月27日(水)
 昨日から教育実習が始まりました。国語1名、社会2名、数学1名、養護教諭1名の5名の人が昨日から実習を始めています。守口北高校の卒業生が1名、芦間高校の卒業生が4名です。中間考査が終わってから実習を開始するはずでしたが、インフルエンザによる休校があったため、ちょうど実習の開始と中間テストが重なってしまいました。もちろん、授業をするだけが実習ではないので、朝の校門での挨拶や、指導教官の先生と一緒に試験監督にもいってもらおうと思います。授業以外の教員の仕事を知るよい機会かもしれません。実習期間中には体育祭もあるので、体育祭の準備なども手伝ってもらいたいと思っています。
 昨日、実習に先立って5名の実習生に少し話をする機会がありました。とにかく授業だけでなく、先生の仕事を見学して学校にはどんな仕事があるのかを知ってほしいこと。実習生といえども、生徒にとっては「先生」ですから、自分は先生なのだという自覚をもって行動すること。ぜひとも教員採用試験を突破して、教員になってほしいことなどを話しました。どの人もまじめで、がんばってくれそうです。
 テストが終わると生徒が帰り、時間がたっぷりあるので今日と金曜日の二日に分けて模擬授業をしてもらおうということになりました。テスト中で生徒は残せないので、1人が授業をしてあとの4人の実習生が生徒です。生徒は4人だけですが授業の練習にはなるのでよい試みだと思います。今日は早速2名の実習生が国語(古典)と現代社会の模擬授業をしました。授業30分、相互の批評20分で一人50分の受け持ち時間です。はじめて教壇に立つので緊張していたかもしれませんが、まだまだぎこちないところがあって、なかなかうまくはできませんが、二人とも声が大きく、言葉もはっきりしており、板書の字も読みやすくて、はじめてにしては上々の滑り出しです。見学した教員の批評だけでなく、お互いに好かったところ、悪かったところを批評し合うのでぜひともその批評を生かしてほしいと思います。テストが終わって実際に生徒の前で授業をするとき、この模擬授業が生きてくると思います。
 私も教育実習の時はかなりたくさんの授業を持たせていただきましたが、慣れるとだんだん自分の言葉がうまく伝えられるようになることがわかってきました。生徒を見ながらしゃべるというのは簡単なことではないのですが、2〜4週間の間にきっとかなりうまくなってくれると期待しています。
 明日と明後日は全国総合学科校長会で東京へ出張しますので、この校長だよりはお休みします(ひょっとすると更新するかもしれませんが)。

273  明日から中間考査です  2009年05月26日(火)
 明日から予定より1週間遅れて中間考査が始まります。1年生にとっては高校で始めての定期テストです。どんな問題が出るのだろう、難しいのか易しいのか不安もあると思いますが、普段の勉強をしておれば問題ないと思います。今から欠点の心配をし、1学期の中間テストで欠点を取ったらもう留年になるのではないかと思っている人もあるようですが、中間テストの成績が悪くても期末テストで挽回できるチャンスはあるのですから、心配する必要はありません。一番悪いのは中間テストの成績が悪かったら「自分はアホやねん」と思ってしまうことです。今の芦間の生徒は、成績のよい人も悪い人も頭の中身にそれほど大差はありません。頭の使い方の上手下手が成績に反映しているだけです。今から欠点の心配をする前に、わからないところがたくさんあるなら、わかるようになる努力をすることだろうと思います。先生に質問に行くのも一つの方法ですが、自分自身の力でどれだけわかるようになるかを試してみるのもよいかもしれません。たいがい欠点をとる人は、まず最初に「わからない」「できない」「苦手」という先入観ができています。私も高校生のときはそうでした。数学はわからない、苦手という先入観があって、あまり考える努力をしていなかったようです。テスト勉強をしてもわからないので、数学の教科書を枕にして寝たら、ジワーッと教科書の内容が頭へ浸み込んでくるかもしれないとアホなことを考えて、テスト前日に教科書を枕にして寝ましたが、何の役にも立ちませんでした。ところが、高校を卒業して予備校へ通うようになって、まず「数学のノートを整理して、まちがった箇所はいつ・何をまちがったかをいつでも振り返ることができるようにする」という方法を始めてみると面白いように数学がわかるようになりました。ちょっと難しい問題が2〜3題解けるようになると自信がついて、どんどん解けるようになるものなのです。おかげで、大学入試の数学(といっても文系の数学ですが)はかなり良い点がとれ、一浪で大学へ進学することができました。一番大きいのは、入試で初見の数学の問題を見てもあわてなくなったことです。「わからない」「苦手」という先入観があると、どうしても初めてみる問題にあわてます。あわてると多分できるものもできなくなってしまいます。数学にかぎらず、自分の苦手な科目をどうしたらわかるようになるのだろうと「考えて」みてください。人に聞くより、自分で考えた方法が一番自分に合っています。
@わからないから、あきらめて何もしない。Aわからないところを先生や友だちに聞いて答えはわかるが、自分ではしない。Bわかってもわからなくても、ただやみくもに問題を解いたり、覚えたりしてみる。C勉強の方法をいくつか自分で考えて、どれが一番自分に合うか試行錯誤してみる。@、Aの方法はスカです。Bの方法は勉強をした気になりますが、した気になるだけであまり伸びません。Cの方法は一番遠回りな方法ですが、自分に合った勉強の方法が見つかると、どんどん伸びる可能性があります。
 大事なことは「考える」ことなのです。


272  今日から登校です  2009年05月25日(月)
 今日から感染者が複数あった府立高校を除いて休校が解除され、平常どおり授業が始まりました。本校も朝から平常授業です。朝登校した生徒の健康調査をしましたが、特に健康状態に問題のある生徒もありませんでした。休校あけすぐですが、今日から授業中考査のある科目もありますし、水曜日からは延期されていた中間考査が始まります。一週間の休校中に試験勉強をしていたかどうかで差が出るかもしれません。これまでも家庭での学習は大事だと何度か書いてきましたが、毎日少しでも家庭学習のくせをつけておくことは大変重要なことです。この休校期間に家庭学習のくせのついた人があれば、休校の期間を無駄にしなかったということでしょう。もちろん「家庭学習」というのは自分で勉強するということで、「学校で先生に教えてもらう」という受身の勉強から脱出してほしいという意味です。今回の休校は「外出を控えるように」という指示があったために、公共図書館や学校の自習室の利用ができなかったので、専ら家での勉強に限られ、家庭学習の環境が整っていない人にはしんどかったのではないかと思います。しかし、「自分で勉強する方法を考える」という意味でこの一週間を利用できた人はこれからの高校の学習面で大きく変われる可能性を持っていると思います。逆にこの一週間を何も考えずにだらだら過した人は、考えた人との差がでてくるように思います。
 この一週間は外へ出ることができない、学校の授業も部活動もない休みでした。こんな経験は、おそらくほとんどの人がこれまで経験したことのない休みだったと思います。それが夏休みや冬休みと大きく違ったところです。この一週間を「考える」ことに使った人はきっとこれから変わることができると思います。
 ところで、本日保護者の方あてに「学校再開のお知らせ」という文書を配布します。休校が終わってもまだ、新型インフルエンザの脅威が去ったわけではありません。まだ学級閉鎖が続いている高校もあります。新しい感染者の数は減りましたが、23日(土)〜24(日)の一日の間に大阪府では新たに7名の人の感染が確認されています(大阪市1名、茨木市5名、豊能町1名で主に淀川以北の地域です)。特に、保護者の方はテスト明けからの部活動について心配しておられることだろうと思います。そのことについても教育委員会の示した指標を記載しています。ご一読いただくとともに、わからないことは学校までお尋ねください。水曜から中間考査です。インフルエンザに感染しない最善の方法は手洗いとうがいだそうです。体調に気を配ってテストを休まないようにしてほしいと思います。


271  月曜日から学校再開  2009年05月23日(土)
 テレビのニュースなどで知っている人も多いと思いますが、25日(月)から学校が再開されることになりました。本校には現在、インフルエンザに感染したという連絡はありませんので、平常どおり月曜日朝には登校してください。予定はすでに郵送してあるように、25日は月曜の時間割、火曜日は午前中(火1〜4限)です。授業中考査も予定通り実施されます。中間テストは水曜日からです。
 鼻水が出る、咳が出る、のどが痛い、熱があるなどの症状がある人は必ず登校する前に学校へ連絡してください。学校が再開されて、そこからまたインフルエンザが蔓延するというのが最も恐ろしい状態ですのでよろしくお願いします。
 明日学校へ登校したら、SHRで健康チェックをします。


270  休校5日目  2009年05月22日(金)
 休校5日目になりました。本校は特に生徒からの連絡もなく平穏です。明日、あさってもこのまま過ぎてほしいものだと思っています。休校解除の通知は明日夜かあさってになりますが、インフルエンザに感染しないように、もう少し自宅待機をお願いします。「なんで、病気とちがうのに家にいいてなあかんの!!」と憤慨している女子中学生を見ましたが、「病気にかからないように家にいるのだ」ということをわかってほしいと思います。同じ日数であっても、ゴールデンウィークはあっという間に過ぎたのに、この休校はなかなか終わらないという感じがします。大阪の感染の状況はどうなっているか、府や教育委員会からの指示はないか、東京方面はどうかなど、校長室のパソコンとテレビやインターネットのニュースをこまめにチェックしています。大阪の感染者の増え方は少しずつ鈍ってきているような気もしますが、どうなのでしょうか?
 ところで、もし熱が出たりした場合の連絡ですが、今日は17時30分まで、明日とあさっては9:00〜17:00の間学校の電話の回線をつなぎます。それ以外の連絡は、携帯HPの「校長だより」→「校長へのメール」でお願いします。何度も書きますが、もしインフルエンザかもしれないと思ったら、発熱相談センターまたは最寄りの保健所と学校に連絡を忘れないようにしてください。
 インフルエンザのことばかりでおもしろくないので、別の話題を。
 休校になる前、5月16日に3年生の保護者集会とPTA総会を開催しました。保護者集会では進学に向けて保護者の方にぜひとも知っておいていただきたいことについて講演していただきました。大学の受験料だけでもバカにならないということを知って、驚いておられる方もありました。PTA総会も無事終わり、提案事項はすべて可決されました。会員の親睦を兼ねた役員会主催行事は昨年は劇団四季の「オペラ座の怪人」の鑑賞でしたが、今年は「大阪の川のクルーズ」をすることになりました。会員の方にはまたご案内があると思います。


269  休校4日目になりました  2009年05月21日(木)
 休校4日目。本校は平穏です。東京、神奈川でも新型インフルエンザの感染者が見つかったようですが、広く蔓延しないことを望むのみです。
 ところで、この欄にも、大阪府のHPにも休校中は外出しないように書いていますが、私もこのように書きながらかなり不安を感じている部分があります。それは大阪の高校生すべてに家庭で学習する環境が整っていないということです。図書館の利用者が増えているようです。私も昨日仕事の帰りに中之島図書館へ本の返却に行きましたが、高校生らしい男子が数名、ロッカー室を利用していました。図書館へ来ている生徒がすべて家庭での学習環境が整っていないわけではないと思いますが、自分の部屋や机を持っていない生徒、机があっても居間のテレビの横で勉強しなければならない生徒も数多くいるだろうと思います。家庭では集中して勉強する環境がない生徒は図書館へ行かざるを得ないのだろうと思います。しかし、今の現状では勉強するために学校の自習室を利用しなさい、図書館へ行きなさいとはいえません。家庭での学習を強いられることで不利益を被る生徒がたくさん出てくることが心配です。もちろん、休みだからといって繁華街で遊ぶ、カラオケに行くのはもってのほかですが、また、同じようなことがあった場合に、感染しないような適切な間隔をあけて学校の自習室や教室を自習用に開放することも考えなければならないことだと思います。感染のリスク回避と家庭学習で不利益を被るリスク回避のどちらを優先させるかが難しいところです。しかし、今回のインフルエンザは弱毒性で日本では幸い死者が出ていないので、いえることかもしれません。強毒性の致死率の高いスペイン風邪のようなウィルスが広がったら、やはり感染リスクを回避する方法を採らねばならないと思います。状況に応じて柔軟に対応できる体制をとれる余地があるかどうかが問題なのだろうと思います。
 しかし、今回のインフルエンザも弱毒性とはいいながら、全世界規模で見ると強毒性の鳥インフルエンザより死者数が上回ったそうです。蔓延が広がると弱毒性でも死者が多くなるということは、「多分自分は大丈夫」という根拠のない安心は禁物だということだと思います。
 緊急掲示板と同じ内容です。


268  外出禁止!!  2009年05月20日(水)
 休校も3日目になりました。本校の生徒がインフルエンザに罹患したという連絡もなく非常に平穏です。淀川以北や大阪市、八尾市では感染者が確認されています(本日12時現在 大阪府で99名)が、北河内には感染者がありません。成田で停められていた生徒も全員無事に帰阪したようで何よりだと思います。   
インターネットの情報を見ると感染者は増加しているようですが、守口市では感染者がなく、本校の隣の守口小学校や私立の御幸幼稚園は平常どおり授業をしているので、ふだんとあまり変わらない風景です。道を歩いている人にマスクをしている人が目立つのが少しいつもと違うところでしょうか?
本校の生徒は家でテスト勉強をしてくれていると思います。高校が休校になっているのは、高校生になると行動範囲が広くなり感染が拡大するかもしれないためです。特に今回は高校生の感染者が多いのでより一層慎重に行動してほしいものです。カラオケ店やアメリカ村などで高校生の姿がいつもより目に付くようですが、「なぜ休みなのか」をもう少しちゃんと考えてほしいと思います。繁華街などでインフルエンザに感染して高熱を出す人がきっと現れてくると思います。
致死率の高い強毒性のインフルエンザが流行した時のシミュレーションとして、学校の休校は、学校という人口密度の高い空間での感染は防げますが、意味もわからず外へ遊びに行く人が増え、繁華街などでの感染が拡大する可能性があるということを考慮に入れなければならないということがわかりました。1918〜19年のスペイン風邪、1968〜69年のホンコン風邪(ほかにもソ連風邪、アジア風邪)などインフルエンザによるパンデミックはこれまでにも何度か起こっています。特にスペイン風邪は日本でも39万人(一説には50万人)近くが死亡しており、全世界で5000万人が死亡したともいわれています。今回はウィルスが弱毒性で死者が少ないことは幸いですが、人が抗体をもたないインフルエンザの流行ということではスペイン風邪と状況は同じです。医学が進歩したからインフルエンザぐらいでは死なないと安心(慢心)することが一番怖いので、休校中の外出はしないようにしてほしいものです。

インフルエンザ用緊急掲示板と内容は同じです


267  インフルエンザのこと  2009年05月19日(火)
 インフルエンザ緊急掲示板と同じ内容です。外で出てインフルエンザに感染する生徒が出ないか心配しています。家庭連絡しても家にいない生徒が何人かいるようで、状況がわかっていない生徒がいることに少し情けない思いです。
 しかし現在のところ特に問題はないようです。
 ただ情報伝達がうまくいっていないと感じることがいくつもあります。今回のインフルエンザウィルスは弱毒性であまり重症にならないということもあるのかもしれませんが、現在は「強毒性の鳥インフルエンザ」の場合と同じ対策がとられています。(この措置は見直され、普通のインフルエンザと同じ措置に切り替えられる可能性がありますが、その場合はまた連絡します)
@ 発熱等があると、まず保健所などに相談し、保健所の指示に従って、指定された医療機関で診断を受けるのが正しい順序です。熱があるからいつものように最寄りの医療機関へ行っても診察を受けることができません。この部分があまり周知されていません。
  家庭へ連絡しても、熱がでたらお医者さんへ行かせますと言われる保護者が多いようです。「保健所などの指示で、指示された医療機関で診察を受ける」ことが、より感染を広めないために重要な点です。
  強毒性の鳥インフルエンザが万一蔓延したときのシミュレーションとしては今回のケースは失敗です。すべての人に、インフルエンザにかかったときの行動の方法が伝わっていないという点で、もっと周知の方法を考える必要があるように思います。
A 今回の休校は、感染を拡大しないための措置です。しかし、ゴールデンウィーク第二弾と考えている高校生が多いようで、この点では学校の周知は失敗です。昨日の朝から休校になったことにも問題があるようです。学校へ集め、外へ出ないことを周知して、 もし外へ出たら罰則があるというようなところまで話して、すぐに家へ帰した方が健康状態の確認もはやく、周知もできたように思います。カラオケ店では高校生の入店を断る店がでているようですが、当然の措置だと思います。「休校中は外へ出ない」が今回の 正しい行動です。インフルエンザになりたくなかったら外出しないことです。 


266  臨時休校(第2報)  2009年05月18日(月)
 本日から24日まで1週間臨時休校になりますが、中間テスト勉強のための教材等を学校にとりに来る人は、本日午前中(12時まで)に学校へ来てください。午後からは学校に入れないことも考えられますので、よろしくお願いします。

265  臨時休校  2009年05月18日(月)
 新型インフルエンザの感染が拡大したので、本日から24日(日)まで臨時休校とします。連絡が遅くなって申し訳ありません。なお、臨時休校の解除や中間テスト等につきましてはまたホームページ上で御連絡します。

264  新型インフルエンザのこと  2009年05月17日(日)
 神戸市だけでなく、大阪でも新型インフルエンザの感染者が出ました。今日の日曜から1週間、豊中市内、吹田市内、茨木市内の府立高校はすべて休校になりました。本校は守口市ですから明日からも平常どおり授業を行いますが、感染が広がる恐れもありますので注意してほしいものです。注意事項は次のようなものです。
@新型インフルエンザをやたらに怖がらずに、正確な知識をもってください。
 新しい形のインフルエンザなのでワクチンがないというだけで、現在の感染者の状態は、重症ではありません。タミフルやリレンザなどの薬も効果があります。怖がる必要はありません。
A外出する際には、できるだけ人込みを避け、手洗い、うがいを忘れずに、またマスクを着用してください。
 朝の通学の電車は仕方がないですが、学校へ着いたら手洗いをしてください。また学校から帰ったら必ず、手洗いやうがいを忘れないでください。感染を防ぐことが必要です。
Bもし発熱や鼻づまり、鼻汁、のどの痛みなどの症状があったら、すぐにお医者さんへ行くのではなく、地元の保健所に電話で相談してください。同時に必ず学校にも電話連絡をしてください。学校でそういう症状があった場合には、必ず担任と保健室に連絡してください。
 すぐに医者へ行くことで、他の人にうつすことも考えられます。また、ナーバスになっている人も多いので、病院は非常にこんでいます。そこで新たに感染する恐れもあります。
Cテストが近づいています。学校が終わったら繁華街へ行ったりしないで、すぐに家へ帰りテスト勉強をしてください。
 外へ出ずに、家庭でテスト勉強に集中してください。集中力をつける良い機会かもしれません。
D守口市内でも感染者が出てくる可能性が十分あります。その場合は学校が休校になりますが、全員に一斉に休校の連絡をすることは難しいのです。必ず本校のホームページですぐに連絡をしますので、芦間高校のホームページを注意してみてください。ホームページを見ることができない人は担任の先生に連絡しておいてください。なお、休校の連絡は大阪府教育委員会のホームページにもアップされます。感染しないための休校なのですから、休校になった場合の外出は特別な場合以外はしないでください。普通の休みではありません。また、休校中も熱が出るなどの症状があった場合は、必ず最寄りの保健所と学校に連絡してください。

以上の注意をよく守ってください。感染者が出ないことを望んでいます。


263  近松門左衛門のことを少し  2009年05月14日(木)
 杉本苑子の「埋み火 近松門左衛門の生涯」を読み終わりました。すでに品切れになっているようで本屋では手に入らないので、府立図書館で借りてきました。
 近松門左衛門は元禄時代の人形浄瑠璃の作家として有名な人です。「曽根崎心中」「心中天網島」「冥土の飛脚」などの世話物とよばれる一連の作品、「出世景清」「国姓爺合戦」などの時代物とよばれる作品など100作以上の浄瑠璃の脚本を残しています。その近松の生涯を小説にしたものが「埋み火」です。もちろん小説ですからフィクションの部分もあるのですが、大変おもしろい作品です。
 近松の世話物とよばれる作品は、当時の心中や姦通、殺人事件などに題材を取っていることが多いのですが、ゴシップ的なその場限りの作品に終わらずに、人間の持っている悲しさや当時の社会の閉塞感などがしっかり描かれて、死後300年ちかくたった今日でも上演され続けています。近松がなぜこれほど人間の持つ心の奥にまで踏み込むことのできる作品を描けるに至ったのか、この小説ではその一つの理由として近松が障がいのある子どもをもっていたことをあげています。近松には4人の男子があり、その一番下の子どもが障がいを持つ子どもであったということは、歴史的な事実としてははっきりしていないようですが、全くフィクションではなく「反故籠(ほごかご)」という文献に記載があるようです。近松の子の障がいは、小さいとき高熱を出し、その後遺症で脳の発達が遅れたことによる障がいであったといわれます。小説では障がいをもつ子の親として、その子と障がいという事実を分かち合いながら生きた近松が描かれています。当時はいまと違って障がいというのは徹底的な差別の対象であったでしょうが、近松はその子を社会から隠すことなく育てます。また、彼の周りにいる彼の妻(障がいのある子の実の母親ではない)、三人の兄、弟子らすべての人が障がいのある子どもを支えています。そういう現実の中から近松は単なるゴシップではない人の心の奥底を見つめる作品を作りあげることができたのだと、この小説は教えてくれます。
 障がいをもつ子の親の不安は現在でも当時とは変わりません。親が先に死んだあと子どもはどうして生きていくのだろうと考えるのは、近松の時代も現代も同じです。子どもによい人生を送らせてやりたいと願う気持ちも同じです。露骨な差別がなくなっただけで、近松の時代と現代の間の300年で障がい者にとって社会はどれほどかわったのでしょうか。

262  体育祭でもその前に中間考査  2009年05月13日(水)
 体育祭が近づいてきました。保護者の方にも今日案内文を出しました。6月5日(金)(雨の場合は6月8日)に実施します。土曜日が休みになる前は秋に体育祭を開催していた学校が多かったようですが、今は5月末〜6月に体育祭を開催する学校が多くなったようです。本校は学年縦割りで6団の対抗戦形式になっているので、各団ともそれぞれ応援に力を入れています。応援合戦もなかなか見ものです。保護者の方もぜひお越しください。生徒もそろそろ応援の練習を始めていますので、放課後や昼休みなどは応援に使う曲が流れていることがあります。
 しかし、その前に中間考査です。来週水曜日5月20日から(26日まで)始まるので今日からクラブ活動もできません。まず、テスト勉強にしっかり力を入れて、それが終わって体育祭までの1週間で思い切り応援団の練習や体育祭の準備に力を入れてほしいと思います。体育祭も中間テストもどっちつかずで中途半端になってしまうより、メリハリをつけてまず今日からは中間テストの勉強に専念する、終われば体育祭の準備に集中するというのが最良の方法だろうなと思います。要は集中力です。
 テストが終わったあとの開放感と体育祭に向かっての高揚感を期待して、あと1週間しっかりテスト勉強に集中してほしいと思います。



261  新型インフルエンザ  2009年05月12日(火)
 府立高校の生徒3名と教員1名が新型インフルエンザに罹患していることがわかり、現在成田で隔離されていますが、幸い熱もおさまって快方に向かっているようです。このインフルエンザにはタミフルは有効だということです。カナダで感染したようですが、現地でマスクをしなかったとかマスコミは感染が本人の責任であるかのように書いていますが、実際日本以外の国でマスクをして歩くのはかなり勇気がいることだろうと思います。最近治安が悪くなったとはいえ、まだ日本の治安はそれほど悪くはなく、特に花粉症のころにはマスクをして歩いている人の方が多いような時期もあります。しかし、アメリカやカナダなどは日本より治安がいいとはいえませんから、マスクで鼻から下を覆うということは覆面をつけるようなもので、インフルエンザからは守られるのかもしれませんが、犯罪に巻き込まれて身の危険を感じることもあるだろうと思うので、ほとんどの人がマスクをしていない中で、そう簡単にはマスクはつけられないだろうと思います。
 このインフルエンザウィルスの毒性はそれほど強くはないそうですが、新型でワクチンがないことから伝染の危険性が指摘され、人から人へと伝染していくうちに変異してより毒性の強いものに変わる可能性もあるということで、日本では水際作戦で何とか国内での感染を防いでいます。今のところ感染者は4人だけで、水際作戦は成功しています。もちろん日本の国内では、毎日の手洗いやうがい、マスクの着用は大切で、自分で身を守るしかないのですが、あまりナーバスになる必要もないのだろうと思います。
 人の動きがどんどん大きくなるにつれて新しい病気が世界中に広がる時代です。かつてはある地域の風土病であった病気が世界中で見られるようになることもしばしばです。エボラ出血熱やマールブルグ熱などあまり聞きなれないウィルス性の伝染病が今では日本でも感染性の強い致死率の高い一類感染症に指定されています。人の移動だけでなく、動物の輸入などでも感染する可能性があり様々な危険と私たちは常に隣り合わせにいることを知っておく必要があります。
 感染した大阪の高校生も先生も、早くよくなって帰阪し、普段の生活に早く戻ってきてほしいと思います。本校でも発熱で欠席している生徒などについては、様態や症状などについて保護者の方としっかり情報交換をしておかねばならないと考えています。


260  部活動のこと  2009年05月11日(月)
 今年から高体連ソフトボール専門部の副部長をすることになったので、昨日と一昨日はソフトボールの公式戦を見に行ってきました。本校のソフトボール部は一昨日に試合があり、天王寺商業には勝ちベスト8まで進みましたが、準々決勝で羽衣学園に敗れてベスト4進出はなりませんでした。羽衣学園の投手はおそらく今年の大阪のソフトでは最もよい投手だと思うので、打ち崩すのはちょっとむずかしいことだったかもしれません。結局羽衣学園が優勝して、準優勝の堺女子高と2校が近畿大会への出場を決めました。負けた試合からはたくさん反省点が見つかりますが、逆に勝った試合から反省点を見つけてほしいと思います。天王寺商業との試合でもたくさん反省点があったと思います。勝ったからOKなのではなく、勝ち方にこだわってほしいと思います。その反省点を生かして、次の試合ではぜひとも、ベスト4より上をめざしてほしいと思います。内野の守備はしっかりしているのでもっとよいチームになることを期待しています。
 ところで、クラブのことでお詫びしなければならないことがあります。5月6日の日にバドミントン部で公式戦があったのですが、顧問間の連絡ミスで公式戦に誰も顧問の付き添いがなく没収試合になってしまったことです。電話で連絡を受け急いで試合会場まで行きましたが、すでに次の試合が始まっており結局試合をすることはできませんでした。部員や当日来られていた保護者の方、OGの方には私から謝罪しましたが、特に3年生にとっては最後の試合になるので、決して納得してくれてはいないと思います。これまで練習してきたことが、一つの連絡ミスで全部台なしになったのですから、ことばで謝罪しても謝りきれるものではないと思います。大変申し訳ないことをしたと思いますし、今後このようなことが起こらないようにもしないといけないと思います。次の日に顧問を呼んで話をしましたが、最大の原因は顧問間で日程調整や生徒との連絡などがしっかりできていなかったことです。できるだけたくさんの生徒が部活動に参加するように話をしていますが、このようなことがあれば生徒の部活への意欲が失われてしまいます。もう一度、全部のクラブについて顧問間、顧問・生徒間の連携をしっかり構築するように話をしたいと思います。


259  府立人研の総会に参加しました  2009年05月08日(金)
 今日は午後から府立人研の総会に出席しました。府立人研というのは大阪府府立学校人権教育研究会の略称で、府立学校の教員が人権学習の研究を進める団体です。2009年度の府立人研の基本テーマは『Face to Faith〜現実(いま)をみつめ、希望(あす)を紡ごう〜「生きる力」を育む「学び」の創造』です。この基本テーマに則って、様々な研究活動が取り組まれています。「Faith」というのは「信頼、信用」などという意味です。
 私が教師になった30年近く前は、人権教育は部落差別の問題と在日コリアンの問題の二つが大きな柱でした。私も何度か校内の人推委(人権教育推進員会)の委員長をしましたが、毎年教員の研修も生徒の研修もこの二つの問題を中心に組み立てていた記憶があります。これらの問題が解決したわけではありませんが、現在の人権教育はその当時に比べて非常に多様化してきています。多様化してきているというより、30年近く前にはあまり注意をはらわれることがなかった問題にも注意を払うようになってきたということなのだろうと思います。もちろん社会情勢の変化もあります。当時に比べて外国人が増加し、在日コリアンの問題だけでなく、中国帰国生徒の問題や外国にルーツをもつ生徒の問題などは重要な人権問題になってきています。携帯電話が当たり前になったいまでは、ネットによる中傷やいじめなども重要な問題です。また、障がい者の問題、性差別の問題、セクシュアルマイノリティの問題、社会の貧富の格差が拡大したことによる「貧困」の問題、いじめの問題なども人権問題として重要になってきています。そして、それらすべての問題の解決に共通するのは「他者を理解し、他者と信頼でつながる関係を築く」ことなのだろうと思います。そのような社会をつくる生徒を育てるために府立人研は活動してきているのですが、そのどれもが簡単に解決する問題ではないことは確かです。
 芦間高校では一つの方法として、ピアサポート講習を有志の先生方がはじめてくださいました。ピアサポートとは悩みをもつ生徒を同世代の生徒が支えるということです。どうすれば友だちの話を聞けるのだろう、どうすれば悩んでいる友だちをサポートできるのだろうということを学習していく講座が開かれています。同世代の友だちをサポートできるスキルを身につけた生徒がたくさん生まれればすごいことだと思います。写真は芦原橋にある大阪人権博物館の正面です。人権をテーマにした博物館はおそらく全国でも例がないだろうと思います。是非一度見学してみてください。

258  避難訓練・防犯教室  2009年05月07日(木)
 ゴールデンウイークが終わって、いつもの学校が戻ってきました。といっても、今日と明日の2日授業があって、また土日ですので、まだゴールデンウイークが続いているような感じの人もいるかもしれません。
 今日は5分短縮で放課後に避難訓練がありました。6時間目終了直前の2時38分に火災警報が鳴り、避難の放送がありました。家庭科室から出火した想定で、グランドへ避難する予定でしたが、あいにくの雨で避難場所を体育館に変更しました。体育館の入り口が混むので、グランドへの避難より時間はかかったと思いますが、約10分で全員の点呼が終了しました。しかし、この10分というのはちょっと遅いでしょうね。集合後守口消防署から来ていただいた消防司令補の方から講評をいただきました。「和やかな避難でした」と最初に話されてちょっと笑ってしまいました。訓練でも避難は「和やか」であっては困るのです。お話の中で特に有意義だったのは、カラオケボックスの火災についての注意事項です。カラオケボックスは防音がしっかりできているので、外の音が聞こえないつまり、警報も聞こえないので火災から逃げ遅れることが多いのだそうです。宝塚であったカラオケボックスの火事以来、最近は規制が強化されて火事になれば全店のカラオケがストップするようになっているそうです。カラオケボックスに行ったら必ず非常出口を確認することと、歌っている最中に突然カラオケが止まったら、火事かもしれないと思ってドアを開けてみることが大事なことのようです。
 今日の避難訓練は生徒指導部主催で行われましたが、同じく生徒指導部主催で4月の末には防犯教室も開催しました。1年生を対象にして、暗い道、エレベーター、電車などでの痴漢の被害から身を守る方法とネット犯罪についての知識を守口警察からビデオで紹介していただきました。本校は女子が80%近くを占める学校なので、痴漢の対処方法を知っておくことは大事なことです。学校から駅まで近いのと、人通りが多いので夜道はまだ安全なほうだと思いますが、電車は京阪も谷町線もけっこう混んでいるので気をつける必要があります。満員電車でもできるだけ中まで入って、つり革を持って立つほうがドアにもたれているより安全なのだそうです。ネット犯罪についてのビデオも有意義でした。携帯やインターネットは、利用している本人は「パーソナル」だと思っているのですが、実際はすべて公開されているといっても過言ではないのだということを忘れないようにしてほしいと思います。


257  大阪の散歩道の紹介を  2009年05月04日(月)
 ゴールデンウイークまっただ中、高速道路が安くなったことで、各地で大渋滞が起こっているようです。そこで、しんどい目をしてあまり遠くへ行かなくても、大阪でちょっと歩いてみる散歩コースをいくつか紹介します。
@上本町−大阪城
 近鉄上本町−誓願寺(井原西鶴の墓)−高津神社−近松門左衛門の墓−松屋町−空堀商店街(大阪らしい商店街です)−直木三十五資料館−難波の宮跡−大阪歴史博物館−大阪城 
 大阪の都心を北へ、空堀付近は戦災でも焼けなかったので、大正〜昭和の大阪が残っています。歴史博物館は見ごたえがあります。
A上町台地
 天王寺駅−一心寺−安居神社−清水寺−愛染堂−藤原家隆塚−口縄坂−源聖寺坂−生国魂神社−上本町駅 
 大阪の都心とは思えない緑の多い散歩道です。文学碑を探したり、台地の坂を上り下りしながら楽しい散歩。
Bコリアンタウン
鶴橋駅−鶴橋国際商店街−つるの橋の跡−御幸森神社−コリアンタウン(御幸森商店街)−桃谷駅
 近鉄のガード下の商店街は鮮魚・乾物・韓国の食材や服など色とりどりの商店街。コリアンタウンでも韓国の食べ物や本場の韓国文化を楽しむことができます。
C大阪の開港地
 阿波座駅−旧大阪府庁跡・雑喉場魚市場跡−旧川口居留地・川口教会−安治川河底トンネル−西九条駅=桜島駅−天保山渡船−海遊館−大阪港駅
大阪府庁は明治には西区にありました。川口は明治初めの大阪の開港地。川口教会はその時の様子を今に伝えます。河底トンネルや天保山渡船は大阪らしい風景。橋の代わりなので料金は無料です。
D帝塚山
天王寺駅前=松虫−聖天山・松虫塚−熊野街道−阿倍王子神社・安倍晴明神社−万代池公園−帝塚山住宅地=住吉大社
 天王寺からチンチン電車に乗って松虫へ、松虫から熊野街道に沿って南下します。阿倍王子はむかしの熊野詣での遙拝所。帝塚山には文化財になるようなお屋敷もあります。帝塚山から住吉さんへはまたチンチン電車で。
E堺
 七道駅−旧鉄砲鍛治屋敷−山口家住宅(修復中)−堺本願寺−妙心寺(大ソテツ)−与謝野晶子生家跡−南宗寺−御陵前駅
空襲を免れた堺の旧市街地を歩くと、古い街並みやむかしからの職人さんに出会えます。特に堺の刃物とお線香は有名で今でもたくさん店があります。帰りは御陵前の駅からチンチン電車で。写真は七道駅近くの老舗のお線香屋さんです。

 いくつか紹介しましたが、大阪もくいだおれとグリコの看板と通天閣だけでなく、歩いてみると知らないところがたくさんあります。

256  新型インフルエンザ  2009年05月01日(金)
 新型インフルエンザに罹患した可能性のある人が横浜で見つかりました。大阪府で見つかった場合は、教育委員会から学校に連絡があり、教育委員会が休校かどうかの判断をすることになります。5月2日から5月6日までは連休ですが、休校になれば部活動などは休止になります。また、5月7日以降に休校になる可能性もあります。もし大阪府で新型インフルエンザが見つかれば、原則として「外出しない」ようにしなければなりません。伝染することを防ぐための休校ですから、休みだといって外で遊びまわっていては何の意味もありません。また、どうしても外出する場合でも「できるだけ公共交通機関は使用しない」ということになります。誰かに自家用車に乗せてもらうなどの方法を考えなくてはなりません。新型インフルエンザは弱毒性だといわれますが、ワクチンはまだありませんし、タミフルやリレンザなどの薬がどれだけ効くのかもよくわかっていないようです。
 なお、生徒の電話番号の入った名簿は個人情報保護の立場から配布していないので、もし休校になる場合も連絡の方法がありません。大阪府教育委員会のホームページや場合によってはテレビなどのマスメディアでも○○日〜△△日まで休校という連絡があると思います。そのような情報に注意してほしいと思います。もちろんこのホームページでもお知らせします。
 とにかく、大阪府下で新型インフルエンザが見つかれば、@テレビやネットなどの情報に注意する。A外出しないで、家にいる。Bやむを得ず外出する場合は、公共交通機関をできるだけ使わない。とにかく伝染を防ぐことです。大阪府で新型インフルエンザが出ないことを祈りましょう。






大阪府立
芦間高等学校
歴代校長だより