95  文化祭が近づいてきました  2008年08月29日(金)
 今日の職員会議に詳細な文化祭のマニュアルが出てきました。いよいよ文化祭が近づいてきました。文化祭に向けて担当の先生方も大変忙しくされています。来週の土日、9月6日〜7日(7日は午前中)の二日間行われます。細案を見ながら気がついたのは、私がこれまで経験した学校の中で文化部の部活動の展示や発表が多いことです。それだけ文化部の部活動が活発だということなのでしょう。また、本校には芸術系の授業が多いので、美術部や書道部、吹奏楽部などの部活動以外にも美術や造形、工業、書道などの授業で制作した作品の展示や和太鼓入門の授業の発表もあります。文化部以外にも体育館での発表が多いことも特徴でしょう。クラスだけで10クラス、部活動を加えると計14の演目がありこれも楽しみです。また恒例になっているようですが、守口支援学校との交流もあり生徒会と合同の和太鼓演奏(体育館)と1階の情報センターでの守口支援学校の作品展示もあります。
 文化祭に向けて生徒の準備も佳境に入ってきました。遅くまで廊下などで準備をしています。充実した文化祭がみられることを期待しています。
 写真は先日行われた、体育館舞台のせり出し舞台を設営しているところです。


94  中学校の先生を対象にした説明会  2008年08月27日(水)
 今日は中学校の先生対象の説明会を行いました。
 お越しいただいた先生は28名。蒸し暑い日でしたが、お忙しい中たくさんお集まりいただきありがとうございました。
 総合学科である本校の教育課程と科目選択についての説明、今年の卒業生を中心にした進路先と講習、チューター制度、全員面談など進路指導の説明、入試の方法の説明、小論文の書き方についての説明をしました。その後の質疑応答の時間にはたくさんのご質問をいただきました。その中でこれまでも中学校に対して少し説明不足かなと思っていた点は本校のキャリア教育と選択群についての説明でしょう。
キャリア教育については、総合学科には「産業社会と人間」という科目が必修科目として2単位(週2時間)あります。本校ではこの時間を1年生に設定して、進路を考える時間にしています。科目選択の説明や科目の内容の説明だけでなく、職業人を呼んでの講演会や自分での職業調べや職業体験、大学から講師に来てもらってのガイダンス等、1年生の間からかなり時間をかけてキャリア教育に取り組んでいます。ここで時間をかけておかないと選択ミスをしてしまう生徒が出てくるからです。2,3年生のキャリア教育は総合学習の時間を利用します。
また、科目選択については総合学科には「系」と呼ばれる選択群がありますが、本校ではこの「系」にかかわらず自由に選択することができるようにしています。むしろ「系」より、生徒それぞれがどのような進路を考えているかが問題で、その進路に向けた選択パターンを示し、生徒が選択ミスをしないように配慮しています。また、一つの科目に選択者が集中しても、その科目をたくさんの講座に分割して授業を行い、無理やり他の科目に変えさせたりすることのないように配慮しています。
 今日は最後に短い時間でしたが授業見学もしていただきました。静かで落ち着いた授業を見ていただけたと思います。


93  学校を選ぶX−部活動−  2008年08月26日(火)
 高校は勉強だけでなく、多くの友人をつくる場でもあります。私も卒業してもう40年近くなりますが、高校時代の友人とは今でも付き合いがあります。先日も同窓会があってしょーもない話をしながら上六で夜まで飲んでいました。高校で友人ができる最も大きな機会は部活動だと思います。日頃の活動や合宿などで学校生活の中で一番長く付き合うことになるからでしょう。
 高校を選ぶのに「部活動」は非常に大事な要素です。どこの学校の学校案内やホームページにも部活のことが書いてありますが、名前だけ残っていて部員がいなくて活動していないクラブもありますから、必ず説明会やオープンキャンパスでは活動しているクラブ名を確かめてください。「このクラブへ入りたい」と思って進学したら、その部がほとんど活動していなかったということがないようにするためです。それと「部活への加入率」を必ず確かめてください。一般的に(当然のことながら)加入率が高い学校ほど部活動が活発で、よい成果をあげている部が多いものです。それとクラブの選択肢が多いことも加入率の高い学校の特徴です。中学校とは違ったまったく新しい部活に入ってみるのも、ちがう世界が見えておもしろいかもしれません。加入率の目安は60%だと思います。部活に入るということは「その学校が好きだ」ということでもあります。授業が終わっても部活で遅くまで学校に残って一生懸命活動している人が半数を超えている。これが加入率60%ということです。もちろん加入率が低い学校でもがんばっているクラブもありますから、部活で学校を選びたいと思っている人は、詳しく活動の内容や時間を確かめてみることです。
 写真は夏休みにコンクールで優秀賞をとった本校の吹奏学部の練習風景です。



92  コミュニケーションは大切  2008年08月25日(月)
 先日、前大阪大学学長で情報工学者の宮原秀夫氏の講演を聞く機会がありました。「インターネット社会の光と影−コミュニケーションの大切さ−」というお話でしたが、非常におもしろいお話でした。
 現代はインターネットが発達し、さまざまな情報を検索し、蓄積できるようになりましたが、よい面ばかりではなくインターネットの普及による弊害も指摘されはじめています。その一つの例としておもしろい指摘をされていました。それはパソコンの前に座って作業している時間の約30%は、情報の検索に使われているというのです。これまでは情報は家族や友人、同僚など人に話を聞くことや本などから得ることがふつうの手段だったのですが、今ではおよそ75%の人がインターネットにアクセスしウェブに尋ねるのだそうです。新しいことを知りたいという欲求を満たす手段としてインターネットが第一であり、それがすべてであるかのようになりつつあるということなのです。このために人と人との間のコミュニケーションがだんだん希薄になってきていることが読み取れます。また、もう一つのおもしろい例としてGoogleやYahooなどで何かの単語を検索すると例えば5,000件ぐらいのヒットがあった。ところがそのヒットした情報をすべて見る人はいない。ほとんどの人は上位にランクされる情報で終わってしまう。ひょっとしたら見なかったものの中にすごい情報が隠れているかもしれないのに、ほんの一部だけの偏った情報しか得ていないことになる。というのです。
 確かにインターネットで情報を得ることは簡単になりましたが、そのことで人間のface to faceのコミュニケーションが希薄になり、偏った情報だけに頼るということになっていないかを常に頭においてインターネットを使わねばならないということでした。
 天才といわれる人でも人間の脳の記憶量はせいぜいCD2枚程度でコンピューターの記憶量に比べればほんの小さなものです。神経の伝達速度も私たちがふつうに使っているパソコンよりずっと遅い速度しか出せません。でもこれだけコンピューターが発達してもまだよちよち歩く程度のロボットしかできないのは、人間だけでなく全生物の脳には何かもっと全然別の力が働いている。それは何だろうというのがこの先生のいまの研究課題なのだそうです。
 ことばでコミュニケーションができるというのは人間のすごい能力です。この力がコンピューターによってだんだん衰えていくことは何とかしなければならないことだと思います。


91  今日から2学期です  2008年08月21日(木)
 今日から2学期が始まりました。朝礼で北京オリンピックとからめてチベットとダライラマ14世の話をしました。ダライラマ14世の暴力では何も変わらないというメッセージは誰もが心に刻んでおくべきものです。
 ところで、今日は朝礼の後の伝達表彰でたくさんの表彰状やカップを渡しました。パソコン部は愛知県で行われた全国パソコン技能競技大会で全国3位になりました。これはすごい!!ソフトボール部は大阪公立高校大会で準優勝しました。これもすごい!!吹奏楽部は大阪府吹奏楽コンクール北地区大会で優秀賞をもらい、府大会に出場して奨励賞をもらいました。陸上部は投てき競技(円盤投げ)で3位になりました。このほかに漢字検定2級合格者も表彰しました。また、関西大学の高大連携講座に出席した3年生の生徒が終了証をもらったことについても披露しました。この高大連携講座には来年もぜひ参加してもらいたいと思います。
夏休み中にたくさんの生徒が部活動をはじめとするさまざまな活動ですばらしい成果をあげてくれました。2学期もこの調子で、勉強も文化祭や修学旅行などの行事も一生懸命やってくれると思います。


90  中学校の先生対象説明会  2008年08月20日(水)
 来週の水曜日8月27日に、中学校の先生対象の学校説明会を行います。現在30名近くの申し込みがありますが、まだお申し込みでない先生方はぜひとも申し込んでください。
10時40分開会で、本校のカリキュラム等の説明、入試(入試制度と小論文について)の説明、校内と授業見学(当日は時間割変更で水曜6限の授業)、個別懇談で約2時間程度を予定しています。
総合学科というのはどうもよくわからないというのが、中学校の先生や生徒、保護者の方の印象ではないでしょうか。実は総合学科は学校によってかなりコンセプトが違っています。本校は普通科2校が統合されてできた学校ですが、全国の総合学科の中でも普通科高校を総合学科に改組したところはそんなにたくさんあるわけではありません。その意味でも普通科と専門学科の良さを残した総合学科として学校を創ってきました。理数科、国際教養(英語)科、国語(人文)科、看護福祉科、芸術科などの専門学科と普通科とを組み合わせた総合学科だと考えてください。例えば国際教養科に合格した人が、もし入学してから高校の英語についていけなくなったらどうしますか? 芦間では総合学科として生徒を受け入れ、1年の間にどのコースを選択するかを考えてもらいます。つまりコース選択に1年の余裕があるわけです。2年生からは国際教養科と同じ程度のカリキュラムを用意しています。
そんな説明を来週水曜に行います。ぜひ足をお運びください。(写真は昨年の説明会のものです)


89  We are Sneaker Ages  2008年08月19日(火)
 昨日IMPホールで第29回近畿地区高校・中学校軽音楽系クラブコンテスト(We are Sneaker Ages) がありました。8月15日から24日まで150校近くの高校が出場しますが、本校の軽音楽部は昨日の午後4時ごろから出場しました。途中から入って4番目の出場校から8番目に登場した本校まで5校の演奏を聴きましたが、その中では一番うまかったように思います。曲目は規定曲「風になりたい」と自由曲「be master of life」の2曲でした。「風になりたい」はもう30年以上前(1976)の吉田拓郎の曲ですが、もともと女性ボーカル(川村ゆうこ)のために作られた曲なので、女性ボーカルでアコースティックな感じにアレンジして演奏した芦間の演奏がよかったように思います。最近、我那覇美奈(2006)、中ノ森バンド(2008)がカバーしていますが、私は個人的には突然サビの部分から始まる我那覇美奈のアレンジが好きです。オリジナルは「よしだのうた(2001)」というトリビュートアルバムで聞くことができますし、吉田拓郎のセルフカバーもあります。
2曲目のaikoは選曲がうまかったと思います。aikoの曲はノリのいい曲が多いし、芦間のメインボーカルが女子なので客席もノッていてよかったですよ。
 夏休みももうすぐ終わりますが、どのクラブも一生懸命夏休みに活動していました。暑い夏でしたが、今日寒冷前線が通ったらちょっと涼しくなるそうです。


88  校長だより再開します  2008年08月18日(月)
 お盆の期間中はしばらく休んでいましたが、オリンピックをずっとテレビで見ていました。ジャマイカのボルトが欽ちゃん走りで100m9秒69の世界記録を出したのは、メキシコオリンピック(1968年)の時にビーモンが走り幅跳びで8m90を出したのを見たときと同じくらいの衝撃でした。100m10秒の壁が人間の限界だといわれていたのが、1968年にハインズによって9秒95という驚異的な世界記録が生まれました。それがボルトは最後は欽ちゃん走りで9秒69ですからとんでもない記録だということになります。100m9秒69の速さというのは時速40kmちかく出ているのですから、ママチャリでもちょっと出せないスピードです。人間の進歩というのはすごいものだなと感じます。
 オリンピックばかり見ていたら、あっという間に休みは終わって、木曜日が全校集会と大掃除、金曜日からはもう授業が始まります。そろそろ頭を仕事モードに切り替えてなくてはいけません。
生徒の頭はそろそろ文化祭モードです。9月6日(土)、7日(日)の文化祭に向けてクラスやクラブや有志での準備が忙しくなりそうです。授業は午前中ですので、午後は文化祭の準備です。このごろ2日間文化祭を催す学校が少なくなってきましたが、本校は舞台の企画が多いので1日ではおさまりきらず、2日開催にしています。生徒だけでなくPTAや後援会の企画もあり、にぎやかな楽しい文化祭になりそうです。写真は昨年の文化祭の一こまです。


87  芸術の夏?U  2008年08月15日(金)
 一つのページに2枚画像をアップすると表示が重くなるので、生徒の優秀作品を別のページにアップします。

86  芸術の夏?  2008年08月15日(金)
 夏休み、本校の人たちの作品が展示されています。会期があと少しになったところで見に行くことができました。
 一つは天王寺の市立美術館で開催されている「高校展」本校の美術部の作品が展示されています(会期は17日の日曜日まで)。大阪府の高校生の作品が一堂に展示されていてなかなか見応えのある展覧会です。本校の生徒の作品も優秀賞をとりました。
 もう一つは国語の古市先生の書道作品。「書の広場・ポラーノ」という展覧会(会期は明日まで)。石垣りんの「0」という作品が展示されています(場所は府庁新館現代美術センター展示室A)。石垣りんの詩はいくつか読みましたが、和服で背筋を伸ばし何にも媚びない凛としたイメージがあります。この「0」という作品にもそんなイメージがあります。著作権の問題があるのでここに掲出していいのかわかりませんが、この「0」という詩を
全文掲載します。

零は0
0は円
宇宙のまる、地平線のまる、りんごのまる
りんごなら赤い皮、白い中味
かめばさくさくと音がする
ぎつしりとみのった0の中味は甘酢っぱい。

さてはふわふわと
ふれることの出来ないしゃぼん玉のまる、
七色に光りながら ちょいと空中に浮き上がり
よそ目には軽そうな、けれど中味のおもさにポン と
はぜる不思議にもこの世にあらわれては消える
つかのまの0

木の葉がそよぐ、まるくうごく
石を捨てた池に水紋の円。



1の基
ぎっしりと充実したこの世の零よ
0の中で人が生き
人はやがて零になる、
何ものも持ち得ぬ宇宙のおもさ
しかもかるがると天界に
あらわれては消えるつかのまの0
0の中の幾世紀、人よ、人よ、私よ。



私は0をふくらます、
ゴム風船のように、あたたかい私の息で
この世のいっさいの0
はてしない虚無を
両手の中ででプウプウとふくらます。

私は澄んだ青い空を
つめたい水平線を
いのちをこめてふくらます、

いかが?
地球はかるい
宇宙はかるい
私の息でふくらんだゴム風船がぽん、と浮く
すごい天界のさなかに
キラ、キラ、光りながら。


85  社会科研究会の下見に行きました  2008年08月11日(月)
 今週一週間は盆休みで、この「校長だより」も来週月曜日から再開します。学校は今週も続けてやっているクラブもありますが、職員室のエアコンも停止にしているので、休みにしている先生も多くなりました。
 暑い日が続いていますが、北京でも甲子園でも熱戦が続いています。NHKと6チャンネルとBS1の3つのチャンネルをかえながら今日は一日テレビを見ていました。おそらく家の中の粗大ゴミでしょう。
 ところで、大阪府の社会科の先生方でつくる社会研究会という研究団体があって、今年の11月に大和川付け替え地点から柏原、八尾、久宝寺寺内町を巡る巡検を企画しています。その下見に金曜日に行ってきました。一般に公開する巡検なので、企画がかたまればまたこの欄でご紹介します。希望される方があれば申し込んでください。八尾には明治のはじめまで河内木綿という特産物がありました。一般庶民の着物や布団地などによく使われていた綿製品で非常にきれいに藍で染めた綿布です。明治になってからは外国からの綿製品におされてなくなってしまいました。しかし今でもその織りと染色の技術を保存されている方があって、染色の工房を見せていただけることになりました。この木綿を大阪まで運んでいた船着き場の跡なども見ることができます。これ以外にも柏原市内に残る重要文化財の江戸時代の商家の中を一部見せていただくこともできるおもいます。写真は柏原市内に残る重要文化財の江戸時代中期の商家です。

84  病院見学・福祉実習  2008年08月06日(水)
 7月末から8月初めに清徳デイサービスセンターと松下記念病院で福祉体験実習と病院見学実習をさせていただきました。教室での実習とは違って、実際の現場での実習ですから、気を抜くことはできません。生徒にとっても有意義な実習になったことだと思います。
 今日は両方の実習に付き添っていただいた石井先生に実習のようすを書いていただきました。

病院見学実習を終えて
 本校では選択科目看護Uの授業の一環として、7月31日(木)、8月1日(金)の2日間、3年生10名が松下記念病院で病院見学実習を行いました。
病院実習の目的は、病院の施設・設備および看護を見学することにより、看護の学習効果を高めるとともに、今後の看護学習への理解を深める。また、看護内容について理解を深めることで将来の進路に繋げることです。
実習先は、内科病棟、外科病棟、整形外科病棟の5病棟に分かれ実習しました。また、産科病棟と小児科病棟は見学し、それぞれの特徴を説明して頂きました。
病院見学実習をするにあたっては、事前に7月10日(木)にオリエンテーション(病院は患者さんの命をあずかっていること。守秘義務を守ること。感染予防を厳重にすること)をしていただき臨みました。
当日は、緊張した中で、はじめて白衣を着用し、指導看護師さんが患者さんを援助している場面を見学実習させていただきました。その援助は、患者さんの状況をしっかり把握した上で看護判断し、実施されるものでした。
また、指導者看護師さんと一緒に日常生活の援助(体位変換、車椅子移動、ベッドメーキング、血圧測定、清拭等)をさせていただきました。看護師さんが援助毎に患者さんに1つ1つ丁寧に説明されている姿がとても印象的で、コミュニケーションの大切さを再認識したとのことでした。
生徒は、看護師の仕事を実際に体験することで、大変な仕事であるがやりがいのある仕事であることを確信し、看護師への気持ちを新たにしたとのことです。
松下記念病院の皆様には大変お世話になりありがとうございました。


福祉体験実習を終えて
 本校では選択科目の福祉応用の授業の一環として、7月28日(月)〜7月31日(木)の4日間「清徳デイサービスセンター」で3年生3名の生徒が福祉体験実習を行いました。
福祉体験実習をするにあたっては、事前に7月17日(木)にオリエンテーション(利用者の方とのコミュニケーションの取り方、接し方、態度等相手を尊厳する気持ちが大切であることまた守秘義務を守ること)をしていただき臨みました。
福祉体験実習では、利用者の方と一緒にレクレーションや昼食をとることでしだいにコミュニケーションが取れるようになりました。コミュニケーション時は、高齢者の方と目線の位置を合わし、車椅子のときは腰を低くして話すことや高齢者の方のペースにあわせて話をすることを体験しました。高齢者の方は抵抗力が弱いため感染予防に対してうがいや手洗いが厳重に行われていることまた、施設全体がバリアフリーになっており、安全面の配慮が十分にされていること等、学びの多い福祉体験実習でした。
「清徳デイサービスセンター」の皆様には大変お世話になりありがとうございました。



83  高校を選ぶW−修学旅行−  2008年08月05日(火)
 高等学校は義務教育ではありませんので、小中学校とは違ってかなりお金がかかります。私立に比べて公立は授業料や入学金は安いのですが、PTA会費、空調費、教科書や参考書代、制服や体操服代、修学旅行代の積み立て、学校行事や授業の教材等の費用(学年費と通常呼ばれるもの)などすべて入れるとけっこうな額になります。学校によって若干異なりますが、入学後300,000円〜350,000円は必要でしょう(主に全日制の額です)。このうち授業料の144,000円はそれぞれのご家庭の経済状態を考慮して、無料になる場合や半額になる場合などがありますがこれにはもちろん審査が必要なので、さまざまな書類の提出が必要になります。仮に授業料が0になっても15〜20万円程度はどうしても必要です。これらをカバーするために奨学金がありますが、現在高校生のための奨学金で返還しなくてよいものはごく一部に限られます。
昨今の日本の(特に大阪の)経済状況からみて、この金額はかなり大きな額に違いありません。もちろん学校でもできるだけお金を使わないようにさまざまな工夫をしています。そんな状況ですから、公立で海外修学旅行を行っていた学校も多かったのですが、ここ数年国内修学旅行に変更する学校が増えてきています。数年前なら5日間120,000円程度で行けたハワイの修学旅行が航空運賃の値上がりによって現在では食事やホテルのランクを落としても150,000円以上必要になります。芦間高校でもオーストラリアの修学旅行を国内に変更しました。今年は北海道、来年度は沖縄宮古島です。修学旅行の行き先で高校を決めるという人もいるようですが、海外修学旅行はパスポート取得費や個人的なおみやげ代なども考えると、200,000円近くかかっているということを知っておかなくてなりません。 
修学旅行は行き先ではなく中身です。修学旅行も高校選びの材料にしようと考えている方は、学校説明会などで行き先よりもどんな内容の旅行だったのかを詳しくたずねてみるとよいと思います。近くで、あまりお金をかけなくても感動的な修学旅行を企画している学校もあります。
芦間高校では修学旅行とは別に3月に海外語学研修(ニュージーランドorオーストラリア)を実施しています。これは約2週間現地の学校へ通学し英語の勉強をする企画で、宿泊は現地の家庭にホームステイします。希望者のみの企画で、毎年約20人〜30人が参加しています。費用は30万円〜35万円程度必要です(写真は昨年のオーストラリア語学研修のものです)。


82  男バス芦間カップ開催!  2008年08月02日(土)
 今日は男子バスケットボールの芦間カップが9時から始まりました。八雲中、守口二中、守口四中、梶中、門真七中、寝屋川一中、寝屋川二中、平木中(西宮市)の8つの中学校が参加して行われます。オリンピックや世界大会などは出場するだけでも大変なことで、「参加することに意味がある」ということばが重みを持ちますが、今日の芦間カップのような小さい大会では「勝つ」ということが大切なことだとおもいます。勝つことでチームに自信がつき、さらに上を目指すということにもつながります。ぜひともどのチームも勝つことを目指して試合をしてもらいたいものです。暑いですから、熱中症などに気をつけてしっかりがんばってください。
 今日から高校野球が始まります。北京オリンピックももうすぐ始まります。今年の夏はスポーツの夏です。北京も朝晩は大阪ほどではありませんが暑い地域です。何でこんな暑い時にオリンピックなんかするんや(どうも放送権の問題だそうです)と思いながら、多分テレビを見てしまうことでしょう。


81  合宿に出発  2008年08月01日(金)
 夏休みはクラブ合宿の季節です。今日から4泊5日の予定で、女子バレーボール部とソフトボール部が兵庫県の北の方へ出発しました。硬式テニスは7月中に終わってもう帰ってきていますが、ソフトテニスは明日まで合宿中、バスケットは男子も女子も来週から合宿です。
 私も何度もクラブの合宿にはついていきましたが、いつもの活動場所とは違うところで、部員と一緒に寝食を共にすることで、生徒の今まで見えなかったような一面が見えたりしてなかなかおもしろいものです。活動内容も環境を変えると集中力が違ったりするので、合宿というのはなかなか意味のあるものだと思っています。
 ガソリンの値上がりでバス代はやや高くなっていますが、高速道路網がどんどん完備されているので、近畿圏内ならどこでも3時間程度で着きます。それだけ現地での活動時間が長くなるということです。集中して活動して、力をつけて帰ってきてください。どのクラブも気をつけて。






大阪府立
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