404  昼休みの歓声  2007年10月31日(水)
今日の昼休みに、グランドから男女入り混じった大きな歓声が聞こえてきました。いったい何が起こっているのかとグランドに出ますと、3年4組の生徒たちがキックベースに興じていました。実は明日、3年生のLHRは学年で球技大会を行いますので、それに備えてクラスで練習をしていたのです。3年生の今の時期は推薦入試やAO入試があり、生徒は緊張しぴりぴりしているのですが、明日が球技大会なので、クラスで一致団結し盛り上がろうと考えて、その練習に力を入れていたのです。男子も女子も、それはそれは楽しそうに大きな声を出して、キックベースボールに没頭していました。
場面場面でメリハリをつけ、残り少ない高校生活を有意義に過ごしてもらいたいと思いました。


402  修学旅行について  2007年10月30日(火)
今回の修学旅行について、生徒諸君が経験したと思われることを書きます。

*教室での授業・クラブ活動・家庭での生活等の日常生活から完全に離された5日間で、日頃使わない「頭脳と身体」をいっぱい使い、心地よい異次元の体験ができた。
*日本と異なる文化(言葉、生活習慣、町並み・・・)を体験できた。
*日本と異なる家庭生活に入り、肉親以外の人との家庭生活を体験できた。
*日本と異なる自然環境(熱帯)を体験できた。
*家族から離れ、体調・お金・感情など、すべてを自己管理することができた。
このようなことが考えられます。10代の多感なときにわずか5日間でしたが、生徒諸君は今までの人生では体験できなかったことを、胸一杯経験できた旅行であったと思います。

このように生徒諸君には得られたものはたくさんありますが、学校としては検討しなければならない課題も浮かんできました。
*飛行機の都合に振り回された。(出発地・帰着地が関西空港と中部空港に分けられた。後団の帰国時刻が突然変更された。)
*運賃が大幅に上昇した。また為替相場の変動による影響も受けた。
*固定電話で対応ができましたが、自然探索班とファームステイ班との連絡に支障があった。

これらのことを踏まえ、今後の修学旅行の行き先を、検討しなければならないと思っています。


401  修学旅行無事終了しました。  2007年10月29日(月)
10月23、24日〜27,28日に前・後団の2班に分けて実施しました、ケアンズでの修学旅行を無事終了することができました。そこで、この行事が成功しました理由をいくつか考えました。

@、期間中、健康・行動などに適切に自己管理をし、冷静にかつ従順に教員の指示に従って生徒諸君が行動してくれたこと。
A当初の計画決定時を大幅に上回る航空運賃の値上げ・外国為替相場の変動や、航空会社の都合による出発、帰国の変更など、問題点が多数ありましたが、保護者の皆様が寛大にお許しいただいたこと。
B学年主任以下5期生の6人の担任が、長期にわたり周到に準備し、また労をいとわず学年団の教員が協力したこと。
C特に26日に急遽飛行機の時刻変更が決まり、帰阪が遅れることになりましたが、学校に残留していた教員・事務職員の迅速な対応で、保護者の皆様にご連絡でき、さらに帰校後のタクシー手配など円滑に対応できたこと。

以上のような「良好」な状況が連続し、個々には小さなトラブルがありましたが、生徒・教職員に大きな事故や病気もなく、楽しく充実した修学旅行を終えることができました。

私自身も35年間の教員生活で、何回か修学旅行の主担者をやりましたが、今回が最高の修学旅行でした。

学校を信頼していただきました保護者の皆様、教員の指示に良く従い、トラブルを発生させず、適切に行動してくれた生徒諸君に感謝いたしております。

旅行中感じましたことなどは、明日以降またここに書かせていただきます。何しろ世界遺産に指定された熱帯雨林の中で生活していましたので、パソコンなどの文明の利器に触れることができず、ようやく今ご報告いたしています。


400  ファームステイ  2007年10月26日(金)
ケアンズに来てはじめて報告をします。今日の午後ファームステイでお世話になっている家庭を訪問いたしました。ドイツから移住されご夫婦のお宅でしたが、寝室が4つもあり、またリビングが2つもある大きな住宅でした。そのほかプールや鳥小屋、燻製を作る装置など、日本では考えられない住宅でした。野菜畑や鶏小屋などもあり、食糧は自給自足されているそうです。そんな時間がゆっくり流れる中で、生徒諸君も楽しそうに過ごしていました。明日の昼に再び集合し、ケアンズに行きます。
なお、後団の大阪への帰着が遅れますが、中部空港に到着次第、生徒諸君から、各御家庭に連絡させます。

399  修学旅行現地からの報告  2007年10月24日(水)
オーストラリアからリアルタイムの報告がこのホームページにアップされています。これは携帯電話からの本校のHPに直接送信しています。大喜びの生徒諸君の顔や、緊張した顔、何気ない様子などを皆様にお知らせすることにより、お家の皆さんが安心していただくために臨時に設定いたしました。
いつも自慢たらしく書いていますが、本校はこのようなITに関する知識・活動は府立高校の中でも最先端を行っていると自負しています。既に午後2時で141のアクセスがありました。今日出発します後団も、同じように現地からの報告を送信いたしますので、お楽しみください。


398  今日の午後は大忙しでした  2007年10月23日(火)
2年生の修学旅行・前団(4,5,6組)が学校に集合し、午後1時にセントレア空港に向かいました。心配していましたパスポートを忘れる生徒もなく、皆ワクワクしながら出発しました。その模様は逐次本校ホームページにアップいたしますので、どうぞご覧ください。

その2時間後、韓国の祥明高校の修学旅行生120人がやってきました。視聴覚教室で校長同志のセレモニーをした後、本校の軽音楽部が歓迎の演奏として、「空も飛べるはず」を歌いました。歌の途中で韓国朝鮮語による挨拶をした途端、祥明高校の生徒たちが歓声をあげ、最後は手拍子で一緒に盛り上がりました。
その後、各プログラムの案内係りをしてくれる生徒たちが、韓国朝鮮語を交えて自己紹介をしましたら、ここでも大きな拍手が生まれ、それまでの緊張が一挙に解け、生徒諸君がリラックスして楽しみ始めました。
体育館や調理室、書道教室、美術教室などで行った各プログラムでも、各々楽しそうに参加してくれました。
当初は、急な話であったのと、2年生が修学旅行中であるため、もっと簡素なものを考えていたのですが、教職員の方から、せっかくの機会なのでもっと楽しいプログラムを作りましょうという提案があり、生徒もたくさん参加し今日を迎えました。
祥明高校の先生・生徒諸君にも楽しんでいただけたと思います。そしてまた、本校生徒諸君もいい経験をしてくれました。バスが出発するときには別れを惜しんで、写真を撮りあうグループがいくつもありました。

いざとなったら、明るく楽しい活動をすぐに実行してくれるのが「芦間っ子」です。これを契機に、このような交流会を今後も積極的に考えていきたいと思いました。

明日、私も修学旅行でケアンズに行きます。この「校長だより」も少し休みます。


397  今週は色々あります  2007年10月22日(月)
今週も学校では色々な行事などがあります。
いよいよ2年生が修学旅行に行きます。前団は23日13時に学校に集合し、バスで中部国際空港に行き、そこからケアンズに向かいます。後団は24日19時に関西国際空港に集合し、同じくケアンズに向かいます。
また23日15時には修学旅行で日本に来る、韓国の祥明高等学校の生徒170人が本校を訪れ、生徒と交流をします。本校の2年生が修学旅行中ですので、3年生が中心になってお相手をいたします。本校としてははじめての行事であり、2年生が不在ですが、残った3年生・1年生で対応し、国際理解の感覚を伸ばしてくれればいいと考えています。
26日は1年生が校外学習として京都に行き、各班で自由に見学をしますが、必ず「大学」と「世界遺産」を見学場所に入れることになっています。
27日には修学旅行の前団が関西空港に帰ってきます。28日には同じく後団が中部国際空港に戻ってきます。このように今週は色々な行事や活動が詰まっています。
その中にあって、3年生諸君は23日の放課後を除いて、腰を落ち着けて学習に励みます。


396  全国総合学科研究大会  2007年10月19日(金)
18,19日と新潟県十日町市で行われた第12回全国高等学校総合学科教育研究大会に行ってきました。
18日の午前は新潟県立十日町総合高校で公開授業を見学してきました。実業高校から総合学科高校に改編された学校ですので、普通教科はもちろん工業・農業・家政に関する教科・科目が展開されており、付属農場もありました。午後は全体発表として、「富山県立小杉高校の取り組み」と「新潟県内10校の生徒アンケート」の2本の発表がありました。
19日には「総合学科の諸課題」をテーマにした分科会に参加し、兵庫県立加古川南高校の「本校のキャリア教育の現状と課題」、愛知県立岩倉総合高校の「総合学科における情報教育の現状と課題」の発表を聞きました。それぞれに素晴らしい実践と課題が提起されました。

全体を通して、1,総合学科高校は、それぞれに出自(普通科・商業科・工業科・農業科)が異なっているため、その影響を強く受けている。2,総合学科高校の制度ができてまだ約10年しかたっていないため、制度・組織・システム、教職員や生徒の意識が雑多であり、まだまだ整備しなければならないことがある。3,しかし総合学科高校には、進取の気質に富み、新しい教科・科目に果敢に挑戦し、生徒を変え、学校を改革しようとする熱心な教職員がたくさん存在する。この3点を強く感じ取りました。

現在総合学科高校は全国に315校ありますが、文部科学省は500校にする計画を持っています。つまり総合学科高校は完成された学校制度ではなく、「発展途上」にあるということです。

さらに、本校が行っている各種の教育活動も、全国の総合学科高校の状況と比べても、決してひけをとらないものであることも確認できました。


395  6期生修学旅行下見報告  2007年10月17日(水)
過日書きましたように、中間考査中に1年生(6期生)の学年主任と担任が、来年実施する北海道での修学旅行の下見に行って来ました。今日はその報告をお知らせいたします。

北海道へ修学旅行(研修旅行と呼んでいます)の下見に行ってきました。  なかしまくにこ

中間考査中の10月11日から3泊4日で東北海道へ行ってきました。北海道の教員であった長尾麻里先生の案内で秋の北海道を満喫してきました。
 芦間高校の修学旅行は2期生から5期生までオーストラリアのケアンズで、それを一つの売りにしてきました。私も企画者の1人でオーストラリアへの修学旅行には愛着があり、今回国内に行き先が変更になり、生徒の皆さんと同様にややがっかりしていたというのが本音でした。しかし、今回改めて北海道を訪問してみて北海道はすばらしいと思いました。
 まず、北海道は食べ物が美味しい。何を食べても美味しく、特にアイスクリーム・チーズ・かに・サーモン・ジャガイモ・とうもろこしときりがありません。朝、昼、晩、おやつとずっと口が動いていました。次に、景色がすばらしい。空気がきれいで、空がきれい、紅葉も美しくて車での移動の間、ずっと「まあきれい、すごい」を連発していましたが、長尾先生は全く感動なく、「そうですね」と愛想のない返事でした。2日目の午後から急激に冷え込んで夜間には山間部で雪が降りました。山は雪をかぶり、摩周湖畔を訪れたときはうっすらと積もった雪の上を歩く羽目になりました。
 皆さんに体験して欲しいのは、乗馬、釧路川のリバーカヤック、屈斜路湖のカヤック、牧場体験等です。自分たちでアイスクリームを作って食べたり、広々とした牧場で馬を見ながら、お弁当を食べたり、ジンギスカンを食べたりすることもできます。また、夜間には星が降るほど見え、天体観測には最適です。阿寒湖畔ではアイヌコタンの工芸品のお店を覗いたり、網走では海産物のバザールを訪れることもできます。自分たちでいろいろ調べて、自分たちだけのオリジナル旅行を創ってください。
 知床に移動してからは、世界遺産の中で羽根を伸ばしてください。普段は、自然の中を歩くことなど経験がないと思いますが、この際、周りを見ながら歩いて見てください。遊覧船で海から見る世界遺産と中を散策する世界遺産、両方から楽しんでください。
 ホテルは、川湯観光ホテル・知床第1ホテルともに大きなきれいなホテルです。どちらも温泉が楽しめます。知床のホテルは一度に100人程度入浴できます。ゆっくり入って、美人になりましょう。知床第1ホテルでは夕食がバイキングで北海道の味を心ゆくまで楽しめます。デザートメニューも豊富です。リッチなホテルでたまには行儀良く過ごして欲しい物です。
 移動は航空機で2時間半程度の飛行です。北海道に入ってからは、大型バスでの移動です。道が広いので車酔いの心配もそれほどありません。今回、私たちは思いがけず寒い中の旅行となりましたが、皆さんが行く9月下旬はもっと暖かく、良い季候と思います。
 旅行は計画しているときから楽しみが始まります。面倒だと思わず、いろいろなことを調べて行きたいところを訪問して、できるだけ多くの体験をしてください。私たちもできる限りのお手伝いをします。でも、主役は君たちです。積極的な参加を臨んでいます。

楽しそうなメニューがいっぱいあり、また食べ物もおいしそうで、1年生諸君は期待が大きくなってきたのではないでしょうか?

394  朝読新聞 10号 2007/10/16  2007年10月16日(火)
1年生(6期生)の担任団が、朝のSHRで10分間読書をしていることは、既に何回かお知らせいたしました。その状況を『朝読新聞』という形式で1年生の生徒諸君に知らせています。
今日はその最新版の一部をご披露します。


朝読新聞 10号 2007/10/16
“勉強の秋”“読書の秋”・・・中間テストも終わりました。どうでしたか? きっと勉強をがんばっている人には、よい結果が返ってくるでしょう。さて、「朝の読書」はどうでしょう? 自分でも実りあるものと実感できているかな? 勉強へはやる気持ちを抑えつつ、朝のひととき心静かに本を読む・・・(?) 読書は、今すぐに目に見える結果が出なくても、きっとあなたの長い人生において糧となる日がきますからね。

中略

さて、以前に予告しましたように、生徒の皆さんに「朝読新聞」をつくってもらおうと思います。以前に、朝読新聞作ってみたいといってくれた人に順に声をかけていきますので、よろしくお願いします。皆さんの感覚で自由に、豊かに、新鮮に、文章あり、イラストありで作ってください。同じ学年の仲間に、読書の楽しみをひろげていくように・・・
期待しています! いろいろな先生方もまき込んで、楽しくやってみてください。

このように、いままでは担任が作成していた「朝読新聞」を生徒に作成させることにより、生徒の資料収集・分析・まとめ・表現などの能力の向上と、読書への意欲づけをさらに進展させようと考えて、生徒による「朝読新聞」編集者を育てようとしています。

生徒編集長がどんな「朝読新聞」を作ってくれるか楽しみです。


393  中間考査最終日  2007年10月15日(月)
本日で中間考査が終わります。この考査期間中教職員は日頃できないことをまとめて行います。まじかに迫った5期生の修学旅行の打ち合わせ・現地からの報告を入れるためのHPの設定、来年実施する6期生の修学旅行の下見、PTA陶芸教室、他県からの学校見学の応対、などなど通常は放課後のスケジュールが詰まっているため、できないことを試験期間中の午後に行っています。
本校はいつも書いていますように、選択科目を多数開講しているため、時間割が固定化され、あまり柔軟に対応できません。また7限は補習・講習・面談などの生徒対応の時間として設定してあるため、打ち合わせ会議などもできません。そうするとどうしてもこのような会議などは、定期考査中の午後に行わざるを得ず、定期考査中も何かと忙しく動き回っています。当然その間、採点・成績処理業務も行っています。またこの時期には、3年生がAO入試・推薦入試などを受けますので、その指導を行っています。
本校では昨年までこの中間考査を4日間で行っていましたが、生徒も・教職員も慌しく、余裕がなくなるため、本年は5日間でやってみることにしました。

それでも13日(土)に登校しましたら、何人かの教職員が朝から登校し、各種作業に当たっていました。

そうこうしている間に、今日の午後からクラブ活動が再開され、また元気な生徒諸君の声が校内に響きます。


392  中間考査  2007年10月12日(金)
10月9日から10月15日まで中間考査をしています。本校は総合学科高等学校ですので、選択科目を多数開講しており、テストを実施する科目も複雑になっています。この期間にテストを実施する科目は、2年生では17科目、3年生では26科目に及んでいます。ですからテストの時間割を組むのも複雑になっており、生徒も連続して受験できる場合と、間をおいて受験する場合があります。
例えば10月10日の3年生の試験は、1限、古文演習、2限、LL演習・物理U、3限、東アジアの文化と歴史・数学C、4限、日本史演習・化学Uとなっています。このような状態であるため、特に間をおいて受験する生徒に対しては、途中の時間を有効に使えるように、自習室と待機室を設定し対応しています。

こんなに複雑なことをしていますが、間違える生徒はいません。やはり自分が選択した科目であるという意識を持っているからであると思います。


391  図書委員会活動  2007年10月11日(木)
図書委員は日頃から生徒諸君に本に親しんでもらう為に、いろいろな活動を行っています。
図書館便りの発行、昼の図書当番等、そのひとつとして、今年も読書フエアを9月27日から11月19日迄実施しています。今回のテーマは『ホラーandファンタジー』で、図書委員作成のポスターを12カ所に貼り、図書室には生徒が選書したホラー・ファンタジーの本を掲示しています。各ポスターには書名と、その本のキャッチコピーとあらすじなどが書かれています。
ちなみに生徒諸君が選んだ本は、『殺人鬼』『DDD』『まじない』『34丁目の奇跡』『紫のアリス』『リング』『らせん』『ループ』『レイチェルと魔導師の誓い』『魔法の声』『Little Tern』
などです。もちろん『ハリーポッター』もあります。今時の高校生の読書傾向をよく示していると思います。

鴎外も漱石も芥川も川端康成も、もう教科書でしか読まなくなっています。



390  金木犀  2007年10月10日(水)
校内の金木犀がいい香りを放っています。私が教師3年目、担任2年目に受け持った女子生徒で香織さんという人がいました。その生徒は勉強も、クラブ活動のバスケットボールもともに熱心に取り組む、大変明朗で元気いっぱいの生徒でした。その香織さんが丁度今頃、休憩時間になるたびに、校内の金木犀の木の中に入って立っているのです。なぜそんなことをしているのか訊ねると、「私の名前は香織で、また金木犀の匂いが大好きなので、身体全体にその匂いをしみこませたいのです」と答えてくれました。
その頃は、私が担当していました地理の授業もまだ「知識注入型」の授業で、50分の授業で集中力を維持し続けられる生徒があまり多くなったので、なんとか「地理好き」の生徒を増やそうと悪戦苦闘していました。また担任2年目でありましたので、HR指導も体当たりで行っていました。そんな必死で毎日送っていたときに、こんな可愛い愉快なことを考え、行動する生徒がクラスにいて、大変嬉しかったことを覚えています。

彼女ももう48歳になっていますが、いまどんな人生をおくっているのかな と秋に金木犀が香りだすと毎年思い出しています。


389  五ッ木主催の学校説明会  2007年10月09日(火)
昨日は天満橋のOMMビルで開催された学校説明会に行きました。特色のある府立高校が中心になって、ブース形式で参加しました。
質問や相談に来られた方は、芦間高校にぜひ入りたいという人から、芦間高校はどこにあるのですか? 総合学科とはどんな学科なのですか?という人まで、色々な人がおられました。特に保護者の方々の場合は、ご自分の高校時代には普通科、商業高校、工業高校程度の分類しかなかったため、最近の多様な学科改編などの変化や、前期・後期、ボーダーゾーン、小論文等の複雑な入試制度の変化に対応できないで、本当に困惑されているというのがよくわかりました。
これらは各高等学校の努力だけでは解決できない課題も含まれており、問題は深刻であると思いました。

また受験生よりも保護者の方が熱心に質問される場面に遭遇し、「親なればこそ」の気持ちを強くしました。このような過程を経てお子様を高等学校に入学させられた保護者の気持ちを十分に感じ取り、日々の教育活動の根幹にしなければならないと痛感しました。

7日、8日と連続して学校説明会に出席し、くたびれた2日間でした。


388  第2学区合同説明会  2007年10月07日(日)
今日、大手前高校で第2学区内にある府立高等学校の合同説明会を行いました。本校は404教室を貸して頂き、ポスターやホームページをプリントアウトしたもので飾り付け、5カ所の相談ブースを作って、受験生と保護者の皆様に個別にご説明させて頂きました。また合併教室と視聴覚教室では「全体説明」をさせて頂きました。ただ合併教室では用意していましたプロジェクターの調子が悪く、パワーポイントを使った説明がうまくできませんでした。次の視聴覚教室ではプロジェクターはうまく作動したのですが、残念ながらお客様があまり多くなく、「空席以外は満席」状態で、少し落胆いたしました。来年の合同説明会への課題であったと思います。

明日は天満橋のOMMビルで、五ツ木書房主催の説明会に参加致します。今日、大手前高校にお越しになれなかった方のご来場をお待ちいたしております。


387  第2学区高等学校合同説明会  2007年10月06日(土)
大阪府の高等学校の学区が今年から変更されたため、受験生への周知と各府立学校の特色をお知らせするため、一昨年度から同じ学区内にある府立学校が合同で説明会を開いています。今年は明日、10月7日、旧第3学区と旧第4学区の結節点で、交通の便がよい大手前高校で開催することになりました。方式は視聴覚教室などで各校が12分ずつ全体説明をする「講演形式」と、各教室に分かれて個別にご説明・ご相談する「ブース形式」を同時に行います。

本校は合併教室で13時00分から、視聴覚教室で15時40分から、それぞれ「全体説明」を、404教室で終日「個別説明」をいたします。

受付時間は9時30分〜16時30分です。上履きをご持参の上たくさんの受験生・保護者の皆様のご来場をお待ちいたしております。

※画像は昨年度、芦間高校で開催された合同説明会での様子です。

386  AED  2007年10月05日(金)
事故が発生し、心臓が痙攣し血液を流す機能を失ったとき、AED(自動体外式除細動器)を利用して心臓に対して電気ショックを与え、正常なリズムに戻すことができます。
従来は医療従事者しか使用できなかったのですが、2004年7月から一般人でも使用できるようになったため、今ではいろいろな公共施設などに設置されています。
この流れの中で、このたび全府立学校にAEDが配置されました。そこで校内のどこに設置するのが最も効果的か悩みましたが、本校では正面玄関の横に設置しました。ここであれば、校舎内で事故が発生したときはもちろん、グランドで事故が発生した場合も対応でき、また休業日のグランド開放のときにでも対応できると考えたからです。ただいつでも取り出せる状態にしてあるので、盗難の危険性もありますが、緊急時にすぐに取り出せるという点を重視するならば、正面玄関の横が適切と判断しました。
願わくはこの道具を使う場面が発生しないことを祈っています。


385  生徒会役員認証式  2007年10月04日(木)
去る9月27日、後期の生徒会役員立候補者立会演説会があり、その後投票が行われ、会長1名(2年女子)、副会長2名(各2年女子)、書記2名(2年男子、2年女子)、会計1名(2年男子)、会計監査3名(各1年女子)の全員が信任されました。

一昨日その認証式を校長室で行いました。それぞれに緊張しながらも、新しい活動に挑戦しようとする積極的な生徒諸君のすがすがしい顔を見せてもらいました。
後期は前期に行われる体育祭・文化祭のようなビックイベントはありませんが、公約実現のため力いっぱい活動してくださいと激励しました。

本校は女子生徒が多いので、生徒会役員も女子が多いですが、2年生の男子2名が今回も立候補し、意欲を見せてくれています。


384  試験前1週間  2007年10月03日(水)
本校では10月9日から中間試験を行います。すでに8月23日から授業を行っていますので、約1ヶ月半がたち学習量も相当になっていると考え、また2年生が10月23日から修学旅行に行くこともあり、この時期に中間試験を行います。
3学期制をとっている学校の中間試験の日程は流動的な場合が多く、本校も来年は9月の末に修学旅行に行きますので、中間試験の日程はまた変わります。

定期考査前は勉強に集中できるようクラブ活動も禁止しており、毎日朝練習をしているクラブもこの時期は練習を中止しています。そのため、いつもならグランドや体育館から元気な声が聞こえますが、この期間は静かな朝を迎えています。

イベント大好きな芦間っ子も勉強モードに入り、顔つきも引き締まってきて、また別のいい顔になってきます。


383  9月のアクセスランキング  2007年10月02日(火)
10月になり空の雲も秋の雲になってきました。

i-learan.jp 「日本の学校」が集計している、全国の学校のホームページの9月のアクセスランキングで、本校のホームページはアクセス数8423回で全国第7位になりました。また公立高等学校では、神奈川県立鎌倉高等学校、北海道札幌白石高等学校に続いて第3位でした。また更新率も100%を達成し続けており、全国第1位を維持しています。
これは毎回ここに書いていますように、本校は「情報教育」に力を入れ、校内LANを府立高校で最初に構築し、ホームページによる「情報発信・開かれた学校づくり」を学校経営の柱に、校内にホームページ担当の組織を作り、ホームページの維持管理を地道に毎日積み重ねてきた成果であると考えています。

さて、9月の本校のホームページのコンテンツ別のアクセス数を調べますと、1位が4期生だよりで3288回、2位は6期生だよりで2698回、3位はクラブだよりで2257回、4位は校長だよりで1848回、5位は5期生だよりで1718回、6位は学校紹介で1691回となっています。あと7位が進路だより、8位が配布プリント閲覧 と続いています。

これをみますと、本校のホームページは、在校生が自分たちの学年の活動や予定を毎日こまめにチェックしてくれているのだと思います。また保護者の皆様もご自分のお子様の活躍の様子や、学校の状況を見ていただいているものと思います。また1学期に行いました保護者アンケートで、「学校からの配布物が適切に保護者に伝わっていない」とのご指摘を受け、このホームページに「配布プリント閲覧」を作りましたところ、毎日確実にアクセスしていただいています。 その点からも「情報発信・開かれた学校づくり」の目的は図られているのではないかと自画自賛しています。

これからも皆様に見ていただけるホームページ作りに精進していきます。


382  後期生徒会役員選挙・生徒総会  2007年10月01日(月)
本校の生徒会は執行部と各種委員会から構成されています。9月27日に後期の生徒会役員選挙が行われ、全員が信任されました。そして、前期の生徒会活動と各種委員会活動の総括をするため、生徒総会が同日開催されました。
その模様を生徒会指導担当教員から報告いたします。

 2007年度生徒総会が9月27日(木)の6限に行われ、各種委員会の前期の活動報告がなされました。学級代表委員会からは芦間高校をより良くするために「遅刻を減らそう」という目標を掲げたという報告があり、生活委員会からは「エコ」をテーマに光熱費の削減を目指したという報告と、各クラスに掲示しているポスターの紹介がされました。保健委員会からは「みんなで守ろっ!地球と芦間」という横断幕を作り、ペットボトル等のゴミの分別を訴えかけました。図書委員会からは読書フェアーの紹介がありました。
 また、体育委員会と文化委員会からはそれぞれ体育祭と文化祭の振り返りと、来年度の体育祭・文化祭への期待が発表されました。

このように本校では、一昨日のオープンスクールをはじめ、色々な場面で生徒が中心になって行事を運営してくれています。






大阪府立
芦間高等学校
歴代校長だより