195 感動的な花道 2007年01月31日(水)
2月1日付けで、急に異動になる教員が出てきました。今日が芦間高校での最後の授業でしたが、6限にすべての授業が終了したあと、廊下に2年生全員が並んで花道を作り、代表が花束を渡し、拍手の嵐の中を職員室へ帰っていくセレモニーをしてくれました。今回異動する教員が、本校で力いっぱい努力したので、生徒がこのようなすばらしい最後の演出をしてくれたのだと思います。私の前任校長が、昨年3月末日に府庁に退職辞令を受け取りに行かれるときにも、生徒諸君が校門まで花道を作り、校歌を歌って最後のお別れをされました。芦間高校は、生徒と教職員の関係がたいへん濃密で、教員の指導に生徒諸君がしっかりついてきてくれます。そして教員も寝食を忘れて、生徒のために努力します。そんなすばらしい教師と生徒の関係ができている学校です。軽い言葉かもしれませんが、生徒も教職員も本当に熱い学校だなと、つくづく感じました
194 3年学年末考査 2007年01月30日(火)
1月28日(月)から、3年生は高等学校最後の考査に臨んでいます。2月1日(木)までの4日間、考査を受けます。毎朝校舎の昇降口で登校指導をしていますが、いつもなら朝8時30分に以降に登校した場合は、生徒指導部で遅刻届を提出しなければなりませんが、3年生だけはそのまま教室に行くように指導しています。高等学校に入学以来14回定期考査を受けてきましたので、まだこれからもあるような気がしますが、もう生涯で最後の期末考査です。全員がしっかり受け、全員が合格し、全員が無事3月7日に卒業できるようになってほしいです。感傷的になっている我々の気持ちと関係なく、季節の変化とともに学校のスケジュールは粛々と動いていきます。
193 男子バレーボール部ベスト8 2007年01月29日(月)
第38回全国高等学校バレーボール選抜優勝大会(春高バレー)の府大会で、本校男子バレー部が準々決勝に進出しました。1回戦狭山高校2-0、2回戦池田高校2-1、3回戦都島工業高校2-1、4回戦大阪工大高校2-0 と連勝し、準々決勝に進出しました。残念ながら強豪大阪商大高校に0-2で惜敗いたしましたが、ベスト8に残った府立高校は、体育科のある大塚高校と本校だけでした。本校バレーボール部は男子部員が16人、女子部員が4人の計20人のこじんまりしたクラブですが、日ごろの努力と精進と1,2期のバレーボール部OB諸君の協力とで、今回すばらしい快挙を成し遂げてくれました。本校は女子生徒が多い上、男子の体育系クラブ・文科系クラブも他校と同じように活動していますので、部員集めは容易ではありません。そんな苦しい状況の中での今回の府下ベスト8進出ですので、努力したバレーボール部員を誉めてやりたいと思います。新年度からは、他校が本校を目指して猛練習を積んでアタックしてきますので、気分を引き締め、さらに練習を積んで技量と意識を向上してくれることを望んでいます。また他のクラブにとっても、これをいい刺激として受け止め、さらに高い目標に向かって努力してくれると思っています。
新春になり、いろいろな分野で生徒諸君がすばらしい活動をしてくれています。芦間高校はそんな生徒諸君が元気いっぱいの学校です。
192 カウンセリング入門の授業 2007年01月26日(金)
今日も特別社会人講師の先生の授業について書きます。カウンセリング入門の授業で、昨日が最後になる授業を見てもらいました。前回に、この1年間授業を受けた感想文を提出させ、それをまとめたものをもとに総括をされていました。この1年間、担当の先生も試行錯誤で工夫をしてこられましたが、その感想文のまとめに生徒諸君は次のような事を書いていました。
*カウンセリングの授業で教わった、様々な技術を自分の看護に取り入れ、精神的にも肉体的にも妊婦さんを支える助産師になりたい。
*回数を重ねるたびに色々なことがわかった。
*グループで色々なことをするのが楽しかった。グループ作りも楽しかった。あっという間の1年!
*人の話を聴くということを実習をしてよくわかりました。
*この授業でしか知ることができないこともあったから、とても勉強になった。
*「私は〜と思う」というIメッセージ・・・使っています。
*ネガティブな考え方をポジティブに変える方法がわかった。
*この1年間、うれしいこと、悲しいことありました。悲しいときいつもカウンセリングのことを思い出していました。
*自分の中であんまり外に出さないで、押さえ込んでいるところを直したい。
*先生に個人的な話を聴いてもらってよかった。そんなことが言えた自分にビックリ!!
*自分のためにも、まわりの大切な人のためにも学んだことを応用したい。
*この1年間で私はより一層立派に成長できた。これからも寛大に生きていこうと思う。
このようにこのカウンセリングの授業は、今年1年間担当していただきました先生のご尽力により、カウンセリングの技術を習得するだけではなく、受講している生徒自身のエンパワメントにもなっています。傷つきやすい思春期に、他の人との対応方法を学ぶと同時に、自分自身の心のコントロール方法も学べるすばらしい授業となっています。
今日、私立高校に願書を出しに行かれた中学3年生のみなさん! 公立高校を受験されるなら、ぜひこんな素晴らしい授業のある芦間高校を受験してください。
191 3年生を送る集い 2007年01月25日(木)
3年生は来週から卒業考査に入り、まもなく卒業式を迎えます。そこで今日の午後、生徒会が主催して3年生を送る会『もう卒業、いつまでも芦間っ子だよ!』を体育館で開催しました。まず3年生からのメッセージ第1部として、「部活動を振り返る」、「学習・進路について」をテーマにそれぞれが想いを述べました。
続いて1,2年生からのメッセージとして「実録1096日の奇跡」と題して、3期生の入学試験の合格者登校、宿泊学習、修学旅行、体育祭、文化祭などの各行事の懐かしい画面の間に、3年の担任が卒業生に対してメッセージを述べるという形式になった、ビデオで見ました。幼かった自分や友達の姿を発見し3期生諸君は大喜びでした。
その後3期生から「体育祭」「文化祭」「学校生活全般」について、後輩たちへのメッセージが述べられました。
次に1,2年生が3期生への歌のプレゼントとして、1,2年生全員が「未来へ」を合唱しました。続いて在校生の代表からメッセージカードとプレゼントを卒業生に送り、最後に3期生の代表が挨拶をし、送る集いを終わりました。
特に3期生諸君が後輩たちに送るメッセージでは、楽しかったこと、嬉しかったこと、努力したこと、できなかったこと、悲しかったこと、悔しかったことなど、発表者の各々が3年間で胸の中にためていた「青春の想い」を素直に述べました。
本校は学校が作られて5年しかたっていませんが、生徒諸君は自分たちが芦間高校の文化と伝統を作るのだという意気込みで、どんどん活動の輪を広げています。
感動の2時間でした
190 中国語スピーチコンテスト 2007年01月24日(水)
昨日、ここに書きましたように現在、特別社会人講師・非常勤講師の先生方の授業を参観しています。今日は『中国語文化入門』の授業を参観しました。3年生の選択生は今日が最後の授業になりますので、仕上げとして「自己紹介」をテーマにした3分間スピーチをしました。前回の授業で各自が自己紹介文を書き提出していましたので、それらの文章をプリントにまとめたものを全員で見ながら、審査をしました。スピーチの内容は、氏名、生年月日、居住地、家族構成、趣味、卒業後の進路、将来の夢が、全員が必ず述べる必須項目となっています。さすがに1年間中国語を学習してきましたので、ほとんどの生徒が上手に話していました。芦間高校ではこんな勉強もしています。
189 今日の行動 2007年01月23日(火)
2学期に本校の教職員全員の授業を参観いたしましたので、3学期は特別社会人講師・非常勤講師の皆さんの授業を参観しています。本校は普通科にはない科目を多数開講していますので、そのような科目のスペシャリストの先生をたくさん招聘しています。今日の1限、3限には「カウンセリング入門」の授業を、4限には「スクリーンイングリシュ」の授業を参加いたしました。いずれの授業も17人前後の生徒を相手に、大変きめ細かい指導をしてもらっていました。繰り返し同じことを書きますが、本校の生徒はたいへん「お得な指導」を受けています。放課後は今春開校される千里青雲高等学校の先生方が来校され、開校準備について本校の経験をお話しました。
今日も目いっぱいの一日でした。
188 『2007入試情報』・学校見学 2007年01月22日(月)
本校のHPのコンテンツに『2007入試情報』があります。2003/1/28から本日までのアクセスの合計は15207件ですが、平成18年12月のアクセス数はわずか13件でした。しかし12月29日から1月22日までのアクセス数は654件になっています。1月20日の朝刊に第2回進路希望調査の結果が出ていましたように、本校の志願者は昨年より多くなっております。ですからこの調査で本校を志望された中学3年生の皆さんが、芦間高校についての情報を得るために、本校のHPを見られたのではないかと考えています。本校では、公開できるすべての情報をHPに掲載しており、またほぼ毎日どれかのコンテンツを更新しています。ですから受験生の皆さんも毎日このHPを尋ねてみてください。
さらに学校見学を希望される場合は、いつでも受け付けておりますので、ご遠慮なく教頭まで電話などでご連絡ください。皆さんからの学校見学のお申し込みをお待ちしています。
187 第46回府立高等学校保健研究発表大会 2007年01月21日(日)
1月19日(金)大阪府医師会館で開催された、第46回府立高等学校保健研究発表大会で、本校保健委員会の生徒諸君が、芦間の保健委員会の活動をまとめ発表しました。当日は府下の7校がそれぞれのテーマで研究発表をしましたが、本校は「保健委員による校内美化活動」をテーマとし、体育祭・文化祭での保健委員の活動状況などと、環境美化活動の2点を上手にまとめて、寸劇とパワーポイントを使って発表しました。このように日頃地道な活動をしている生徒諸君にも華やかな発表の場を与え、意欲や達成感を持たせることも重要な教育活動の一つであると考えます。本校はPTAの皆さんの環境美化活動も活発ですが、生徒諸君も目立たないところでしっかり活動しています。
186 百人一首かるた大会 2007年01月18日(木)
昨日は『現代学生百人一首』に本校生徒が入選したことをお知らせいたしました。今日の午後1年生のLHRで芦間高校恒例の百人一首かるた大会を開きました。1年生の各クラスから1名ずつ選手を出し、計6人の班を38班作り、判毎で競技をするものです。柔道場と剣道場に別れ、生徒が詠み人になり試合を行いました。多くの生徒が下の句まで暗記していないので、なかなか札が取れませんが、百首の下の句を完全に暗記している達人の生徒が何人かおり、その中で55枚の札を獲得した生徒が優勝しました。
わいわいがやがや生徒諸君は大喜びでした。
185 「現代学生百人一首」入選 2007年01月17日(水)
昨日の新聞に掲載されていました、「第20回 現代学生百人一首」に、3年生が全員履修しています「現代文」の授業で作った短歌を、全員が一首づつ応募しました。その結果『仕事場で笑顔絶やさず介護する母の姿が私の自慢』が入選し、このほど表彰状が送られてきました。全国で60700首もの応募がありましたが、その中から100首に選ばれました。家族・親子関係・介護という現代のキーワードを使い、あたたかい母娘関係を素直に詠んだことが評価されたのだと思います。この作品を作った生徒は、全校集会で前に出て表彰状を受け取るのは恥ずかしいからということでしたので、今日の昼休みに校長室で表彰式を行いました。またこの「校長便り」にも記事として書かれるのはいいが、名前は載せないでほしいということでした。こんな恥ずかしがり屋さんですが、考え方や言葉遣いはしっかりしており、大変優秀な生徒です。
新年早々めでたいことで、学校一同喜んでいます。
184 韓国からの留学生 2007年01月16日(火)
昨日から本校に、文部科学省支援の「新世紀国際交流プロジェクト」に基づく短期留学生が韓国から来ています。本校には1月15日から2月2日まで在籍し、本校生の家でホームステイをしながら、芦間で日本の高校生活を体験します。2年5組に在籍し、最初はホームステイしている本校生徒と同じ教科・科目を受講し、慣れてくれば希望する科目を受講できるようにします。昨日の朝、校長室に挨拶に来てくれましたが、独学で習得した日本語で、流暢にお話してくれました。音楽が得意なので、早速軽音楽部に入って歌の練習をしています。若者は異なる環境に入っても、このようにすぐに意思の疎通ができうちとけられます。 日韓両国の文化や生活習慣、学校制度の違いなどを理解し、相互の発展に寄与してくれることを望んでいます。1月25日に全校集会がありますので、そのとき全校生徒に紹介をします。183 入学者選抜 2007年01月15日(月)
本校は平成19年度大阪府公立高等学校入学者選抜では「前期選抜における全日制の課程 総合学科」に該当します。2月16日(金)、2月19日(月)午前9時〜午後4時に出願受付、2月23日(金)に学力検査、2月26日(月)に面接を行います。それに備えて目下入念に準備をいたしています。志願書受付の会場設営、検査会場の設営・大掃除、採点作業日程、合格者登校日の調整など着々と準備をしています。絶対にミスが許されない作業でありますので、念には念を入れ、間違いの無いよう緊張して進めています。
志願書提出までまだ時間があります。大阪府立芦間高等学校を受検しようか迷っている受験生の皆さん。今でも学校見学を受け付けていますので、ご連絡ください。皆さんの1回だけの悔いの無い高校受験に芦間高等学校は協力いたします。
181 うどん屋の店長 2007年01月11日(木)
総合学科の重要な教科である「産業社会と人間」では、1年生の生徒諸君に将来の職業観や生き方を考させ、体験させる授業をしています。2学期には職場体験をしましたが、3学期には次のような授業を行っています。[課題] あなたは面接官(店長)
『アルバイトの中から正社員を雇いたい! さて誰を選ぼう???』
あなたは、とあるうどん屋の店長さんです。店も順調に運営され、今いるアルバイト3人の中から、1人正社員にしようと思っていますが、3人の評価は次のようになされています。
Aさん:計算間違いなどをするが、人当たりが良く、常連客にも可愛がられている。
Bさん:無口で接客は苦手だが、人の嫌がる仕事を自分から進んでする。
Cさん:自己主張が強く店長とそりがあわないが、何でもうまくこなす。
さて あなたが店長ならどの人を選びますか?
班討議(20分)のルール
1、まず自分の考えをまとめ、1人選ぶ。
2、班のメンバー全員が同意して初めて選ぶことができる。
3、安易な妥協をして、自分の考えを変えてはならない。ただし、何らかの納得いく理由があれば、自分の考えを変えても良い。
4、多数決で決めてはいけない。
5、少数意見は、班にとって決定する際の障害ではなく、むしろ他のメンバーが気づかなかった観点を教えてくれると考える。(少数意見の尊重)
以上の条件で各班分かれて討議します。
この授業のねらいは、『仕事を選択する際に、何を重要視するのかを考えさせ、いろいろな価値観・ものの見方を発見させる。また、これから取り組ませる「私の仕事感」について、論文を作成するための基礎作りをする』であります。
このように、総合学科の本校では国・社・数・理・英・保体・家庭・芸術などの教科学習はもちろん、『人生を考える』『人生設計をたてる』ための授業にも力を入れています。
180 飛翔 NO10 2007年01月10日(水)
3年学年主任が、毎月3年生諸君に『飛翔』と言う名称のB4版の学年だよりを発行し、学年主任と担任団の気持ちを3年生に伝えています。今月の『飛翔』の内容の一部をお伝えします。Never give up, even when you think you’re a dead duck.
回りの誘惑に流されず孤独で厳しい冬を過ごしていますか? いよいよ本番に迫った入試。全国の高校3年生がゴールに向かってラストスパートをしていることでしょう。もちろん‘芦間っ子’も冬休みに学校に来て1日勉強していました。(本当にすごいです。最後まで頑張れ!!) 学校に来ていなくても、きっと家で、あるいは近所の図書館で・・・ 自分の勉強しやすい環境でそれぞれが真剣に取り組んでいたと思います。そこに共通にあるものは、ひとり、目の前のやらなければならないことに真っ正面から立ち向かう真摯な姿です。・・・・今は、ひとりかも知れません。甘えることもできません。・・・でも、今に至るまでには、貴重な3年間があったことを忘れてはいけません。
みんな、この3年間、多くの友達と先生に接し、たくさんの 知識を学び、経験を積んで、人生模様の一部を織り上げてきたと思います。人によって仕上げ方が違っていても、貴重な3年間だったはずです。言い方、接し方が違っても、すべての先生が生徒の将来を期待し、みんなの幸福を願っています。向上を願い、暖かい心で接して下さった先生方に感謝の気持ちを伝えてください。一緒に学び、一緒に頑張った友達に、親愛の気持ちを伝えてください。
最後を美しく、3期生最高の形として、残りの高校生活を送って下さい。
179 3学期始業式 2007年01月09日(火)
今日の1限に3学期の始業式を行いました。生徒諸君には以下のことを話しました。冬休みの間、大きな事故もなく皆さんが元気に登校できて良かったと思います。3学期は大変短い学期ですが、卒業式・入学試験・進級と学校にとって意味のある大きな行事が集中しています。
3年生の皆さん高校生として授業を受けるのはあと14日しかありません。思い残す超すことなく芦間生活を満喫してください。進路が既に決まっている人もこれからチャレンジする人も、思い残す超すことなく芦間生活を満喫してください。
2年生の皆さん、課題研究の論文できましたか? なかなかうまくできないので苦労していると思いますが、全て自分1人で、ゼロから物を創り出していく作業は、完成したときの達成感は、他の事で得られない物となります。あと一歩しっかりやりましょう。また今年は最高学年になり卒業後のことを真剣に考えなければならなくなります。大人になるための青春の門をひるむことなく、くぐりましょう。
1年生の皆さん、今年は学校の中心の学年になります。体育祭・文化祭・修学旅行と大きな行事の中心になるときです。大いに楽しみながらチャレンジしてみてください。
さて今日は「80%の目標」という話をします。私たちはいつも高い目標を持ち、その目標と現実との差を見つめ、足らない部分を補えば、その目標に近づくと言っています。でもその目標が高ければ高いほど、それを達成するには相当な努力が必要となってきます。中途半端な努力では達成できません。そして、それに挑戦し続けて、それが実らなかった時、つまり挫折した時の落胆は大きいのです。努力した量が、がんばった量が大きければ大きいほど、挫折からの立ち直りは苦しくなります。そしてその苦しくて、悲しくて、辛い時間が続き、トンネルの先の光がなかなか見えてきません。こんな事に対して、11月20日に亡くなった、エッセイストで、精神科の医師でもある斎藤茂太さんがこのように言っておられます。
『目標は高ければ高いほど、高い努力が必要であり、挫折したときに落胆も大きい。常に高い目標ばかり掲げていてはいつまでたっても悩みは尽きない。80%でよしとする勇気を持とう。残りの20%は次のバネにとっておけばいいのだ』
我々にとって、高い目標を掲げることは必要でありますが、目標が高すぎたり、周囲の期待が大きすぎたりすると、それが達成できなかった時の落胆が大きくなり、自分を見失ってしまうことがあります。だからと言って、目標を低くし、易きに流れてもよいと言うことではなはありませんが、斎藤さんの言われるように身の丈に合った、「80%の目標」を掲げることも、時には必要ではないか言うことです。いつも全力疾走ばかりしていては、息も切れます。時にはジョギングに戻ることも必要ではないかと考えてほしいのです。
我々はともすれば、現在の自分と比べ高すぎる目標をたて、達成するのに苦悩する場合が良くあります。そんな時は、余裕をもった努力で達成できる目標をたて、それを繰り返していくことで、徐々に高い目標に近づくという方法をとることも「精神の健康」という視点から重要であると考えます。
大リーグのイチロー選手や松井選手、松坂選手のように、日本のプロ野球でしっかり実力をつけ、満を持して大リーガーを目指すという生き方を参考にして欲しいと思います。
新年にあたって、皆さんも今年の目標を立てていることと思いますが、この「80%の目標」という考え方も理解して欲しいと思います。
178 パソコン甲子園 2007年01月08日(月)
本校の2年生が、昨年の11月11日、12日に会津大学で開催された『パソコン甲子園 デジタルコンテンツ部門』で見事第3位を受賞したことは、既にお知らせいたしました。このことがこのたび発売された『日経ソフトウエア 2007.02』号で記事として取り上げられました。『画像の構図の取り方が素人離れしていて、キャラクターの動きも格好良く、センスを感じさせる作品でした』と記述され、画面の一部が写真で紹介されています。本校では情報教育にも力を入れており、多くの情報関連の授業が開講されています。これらの授業で熱心に取り組んで腕を磨いた生徒と、それを指導した教員の努力の結晶が今回の成果として現れたのであると思います。
他の学校に比べて、PCも多数あり情報教育の環境も整っております。また年度末には生徒が自由に使えるITルームをさらに改善し、より充実した教育環境を整備します。
177 PTA実行委員会 2007年01月07日(日)
1月6日(土)午後3時から開かれた、第3回PTA実行委員会に参加しました。役員さん18名、教職員11名の出席のもと、いつも元気いっぱいの会長さんのご挨拶の後、私も挨拶をさせて頂きました。続いて議事に入り、教養推進・生活指導・進路指導・広報・環境保健・3年・2年・1年の各委員会・学年から2学期の活動報告と3学期の予定が述べられました。続いて会費収支報告があり、その後、今回の主要な議事である、次年度の役員の指名作業を行う指名委員会の発足が承認されました。次に3期生の卒業記念品について、3年学年主任から体育館の壁面に設置する「校歌板」と文化祭で活用できる「バウンダリィーマイクロフォン」を計画しているとの報告がありました。また1月20日に懇親会を開催することも報告されました。今回は年度なかばの実行委員会でありましたので、ほぼ予定通りの議事の進行を中心にして終了しました。保護者の皆様にとって、PTAはあまり身近な組織ではないかもしれませんが、子どもたちをはさんで、保護者の皆様と学校が意見や情報を交換できる場であり、また保護者同士の人の輪が広がる場でもありますので、積極的に参加して頂ければ幸いです。
私事ですが、前々任校で教頭をしていた時に親しくさせて頂きました役員さんとは、今もお付き合いをさせて頂いており、この校長便りも読んで頂いています。そんな楽しい出会いの場でもあると思います。
176 年頭のご挨拶 2007年01月05日(金)
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。さて、昨年末の校長だよりでも書かせていただきましたように、大阪府立芦間高等学校の2代目校長として平成19年度は次の課題に取り組もうと考えております。第1には、生徒諸君の更なる学力の増進であり、第2には挨拶などの規範意識の徹底であり、第3は部活動の推進であります。これらは結局学校本来の基本的な活動の充実であります。 とりわけ生徒の学力の増進につきましては、『府立高校特色作り』で改革校にならなかった普通科高校が「授業の充実、日数・時間数の増大」などを『特色』として力を入れ始めており、本校もこれらの普通科高校に伍していくためには、従前から実施しています月曜7限授業、火曜から金曜の7限の補習・講習、土曜日の講習、長期休業中の講習、チューターによる個人指導、授業改善の職員研修、生徒による授業満足度調査など、多方面の授業の充実活動に加えて、さらに一層の学習指導の深化をすすめる方策の模索が必要であると考えます。この問題につきまして今年前半の課題とし、検討をしていきたいと思っています。年末・年始の休業中はこの校長便りは休んでおりましたが、この間2260件にも及ぶアクセスをいただきました。改めて感謝申し上げると同時に、責任の重さを痛感しました。