86 文化祭まであと○日 2006年08月31日(木)
生徒会の諸君が文化祭への気分を高揚させ、また計画的に準備ができるよう『文化祭まであと○日』と書いた「日めくり」形式の掲示板を作りました。これから毎日1枚ずつめくっていきます。『あと10日』の日めくりには「YOUNGMAN」、『あと9日』の日めくりには「ONE FOR ALL ALL FOR ONE」と短い文章が書かれています。これらの文の最初の文字を並べると、ある文章になります。みんなが毎日一文字ずつ記録していけばわかるしかけになっています。9月8,9日に向けて各クラス・クラブ・有志などそれぞれが今一生懸命準備に励んでいす。 汗をいっぱいかきながら、何事にも全力投球する芦間っ子の姿を校内のあちこちで見ることができます。 85 今日の学校 2006年08月30日(水)
午前10時30分から中学校の先生向けの学校説明会を開催いたしました。19人の先生に来ていただき、本校の特色や入学者選抜の方法などを説明させていただきました。府立高校が多様化し、単位制・普通科総合選択制・総合学科など複雑になっているうえ、学区の再編があり、さらに前期・後期に分かれ、中学の先生方は大変な状況にあると思います。説明の後、校内の見学と、英語の授業を見ていただきました。あさってまで午前授業ですので、午後はいつものようにクラブ活動に励んでいる生徒、文化祭の準備に励んでいる生徒、就職試験・入学試験に備えて準備をしている生徒など、それぞれが汗をかいて努力しています。ですから校内は大変活気づいています。体育館では文化祭の舞台稽古も始まりました。またグランドでは運動系のクラブ員が除草をしてくれています。
芦間には素直で元気な生徒がいっぱいいます。
84 GIS(地理情報システム)実習 2006年08月29日(火)
休暇をいただき、立命館大学歴史都市防災研究センター主催、人文地理学会・地理情報システム学会共催の シンポジウム『GISで支える地域の安全・安心』 に参加してきました。午前中は「安心安全のフィールドとGIS」、「京都府警の地域犯罪マップ」、「教育現場での取組み〜神戸市立西須磨小学校〜」、「Web 3D GISを用いた安心安全マップ」の4本の研究発表がありました。午後はGIS実習 『ArcMap体験セミナー、ESRI社のGISソフト「ArcView」の体験実習』でした。
この『シンポジウムと実習』は5年前から毎夏に開かれているもので、以前から勉強したいと思っていました。特に午後から行われる実習に期待していました。最初はよく理解でき、順調に習得していきました。しかし4時頃になると、さすがに目と肩が疲れ、おまけにソフトがフリーズしたり、時間がないので講師があわててどんどん進んでいったため、最後にはへばって落ちこぼれてしまいました。でも周囲にいる大学生たちはスイスイ進んでいました。やっぱりコンピュータは若い人が上手です。3時間30分の実習が終わったあとは、本当に疲れました。でも久しぶりに「生徒」になり勉強できたのと、GISについて理解できたのでよかったです。
83 新2学区府立学校合同説明会 2006年08月28日(月)
8月26日(土)午後 天満橋にあるエルおおさかで、新2学区府立学校合同説明会がありました。これは昨年までは旧第3学区の府立学校合同説明会でしたが、平成19年の入学者選抜から旧3,4学区が統合され新2学区となりますので、今回から旧第4学区の府立学校も参加しました。当日は旧第3学区の各校は舞台で、旧第4学区の各校はロビーでブース形式で説明をしました。我が校のブースには当初予定していた以上に保護者・生徒さんが来ていただきました。また用意したパンフレットもすべてお持ち帰りいただきました。相談にこられた方は、旧第3学区の北東部の方が多かったですが、大正区や生野区の方もおられ、本校に関心をもっていただいていることがわかりました。9月30日(土)、11月18日(土)には本校でオープンスクールを行います。また10月14日(土)には、第2回新2学区府立学校合同説明会を本校で行います。本校に関心をお持ちの中学生・保護者の皆様、どうぞ芦間高校にお越しください。お待ちいたしております。
82 課題研究 2006年08月26日(土)
総合学科である本校の特色あるカリキュラムとして、『課題研究』があります。これは2年生から3年生にかけて半年間かかって、自分でテーマを決め、資料を集め、分析し、4000字にまとめるものです。教室での講義、問題集や参考書で問題を解いたり、暗記したりといういわゆる「学校の勉強」ではなく、すべて自分で考え、行動し、作り上げるという「創造的」な学習なのです。1期生の作品は校内の本棚に常設し、誰もがいつでも見ることができるようになっています。今年の3年生は5月には優秀論文の発表大会を体育館で行いました。このようにこの『課題研究』は本校の教育の中で大きな意味を持っています。そこで今日はこの研究のスタートにあたって、1期生で優秀な論文を書いた卒業生を6人招き、2年1組〜6組の各クラスに入ってもらい、彼らの口からテーマの決め方、論文作成の方法や、その時の苦労話などを語ってもらいました。先輩たちから丁寧な説明を受け、2年生諸君の不安感も少し払拭されたようです。しかし、今までやったことのない作業であるので、生徒諸君は悪戦苦闘すると思いますが、その過程で学ぶことがたくさんある作業であると考えます。個人的に言えば、私はこのような論文作成が大好きで、大学の卒業論文作成以来、途中中断がありましたが、現在でも論文の作成を行っています。それだけに、2年生諸君がどんな研究をしてくれるか、大変楽しみです。
今日の学校は、午前中PTAの役員会や実行委員会が開かれています。私は、午後は新2学区の府立高校の合同説明会が、天満橋にあるエル大阪で行われますので、教頭や片谷教諭と、そちらに移動します。
暑い中、相変わらず熱心なクラブ活動や文化祭準備の生徒諸君や、クラブ・クラスの指導や補習のため教員も登校してがんばっています。
81 飛翔No.6 2006年08月25日(金)
3年担任団が、8月23日に学年だより『飛翔』NO6を発行致しました。1学期に実施致しました『保護者アンケート』の中に、「内容に共感できるところが大きい」、と言うご意見をいただいておりましたので、1学期にはNO5をこの校長便りに掲載致しました。今回もその抜粋を以下に掲載させて頂きます。《贈る言葉 9月》
「あと6ヵ月しかない」と考えれば少ない。
「今、この時から始めよう」と考えればとても長い。
1つの研究は、何十年とかかることもあるし、次へと引き継がれ、完成を目指すこともある。1つの技術だって、親、子、孫と伝えられて成長し、完成されていく。そんなことを、「今、この時から始めるんだ」と思えばいい。
「かしこい」ってどういうことだろう。深海にすむアンコウのオスは、出会ったメス(深海ではめったに出会うことはない)に咬みつき、しまいにはお互いの血管まで通じあい、最後にはメスのイボのようになって寄生します。深海で子孫を残していく方法としては「かしこい」方法ですヨネ。でもその「かしこさ」はアンコウのかしこさというより、すべての生き物の進化のかしこさ、というか、地球のもつ「かしこさ」のような気がします。
20世紀・・・人間は海を汚し、空を汚し、動物をどんどん絶滅させて、(今、1日に800種類もの生命体が絶滅している…と言われています。)自分で自分の首を絞めてるだけなんじゃないかとも思えるような自分達だけの成長(?)をしてきました。…あるコマーシャルでも言っていますヨネ 「今の豊な社会は未来を先取りして消費しているだけなんじゃないか」…と
21世紀…地球を、大きく見直す動きがでてきました。「共生」…みんなが共に生きることの大切さが見直されています。絶滅の危機が叫ばれている動物、たとえばベンガルトラなど…そういった目立つ野生動物が絶滅しないためには、虫とか雑草とかの、目立たない生き物の絶滅を食い止める必要があります。みんなも習ったと思います。すべての地球上のものは連鎖…つながっています。どんなイノチ生命も無駄なイノチ生命は一ツもありません。大きな意味で、空(空気)のイノチ生命、海のイノチ生命、大地のイノチ生命、すべてのものがつながっているのです。人間は今まで、それらを大量消費してきました。石油の可採年数はあと41年、といわれています。石油が本当になくなってしまった世界を想像できますか。あと41年でなくても、いつかはなくなってしまいます。今の豊かさを支えている消費型社会は、限りある、残りわずかのものの上にあることは間違いありません。全く違う、豊かさの定義をもった社会への転換が求められ始めています。君は今、社会に対し、どんな提案が出来ますか?そして進もうとする学びが、その提案に確実につながっていますか?すべてのイノチ生命の豊かさに存在する社会に向けて……
80 子供の頃の夏休み 2006年08月24日(木)
芦間高校は昨日から活動を始めました。最近は学校5日制になり授業日数確保のため、夏休みを短くする事が多くの学校で行われるようになりました。私は京都で生まれ育ちましたので、夏休み後半のスケジュールは、お盆の前に「お精霊」さんを千本鞍馬口下るのえんま堂(引接寺)に迎えに行き、8月16日にその「お精霊」を大文字で送ります。この日は左大文字山の麓にある金閣寺が無料なので、何回も入退場して遊びました。
8月23,24日には、町内で地蔵盆が行われます。お地蔵さんの前にテントが張られ、2日間子供が喜ぶいろいろなイベントが用意されていました。1日2回おやつの時間があり、菓子や飲み物をもらったり、どこかの大学の人形サークルの大学生が人形劇を見せてくれたり、夜には道路にスクリーンを張って映画会があったり、お坊さんが来られて、お経を読まれる百万遍の数珠回しをして一緒にお経を読みます。最大の楽しみは福引きで、テントと近所の家の2階との間にロープが張られ、柳行李で即席のリフトが作られ景品が運ばれてくるという趣向もありました。
この楽しい地蔵盆が終わるとあと1週間で夏休みが終わるのでした。そしてこの時期に貯まった夏休みの宿題をするのが、その頃の子供たちのスケジュールでした。まだのんびりしていた頃の懐かしい思い出です。
今はこんな行事も少なくなり、学校も含めて社会全体の回転が速くなってきて、いつも何かにせかされ、あくせくしていると感じています。
79 全校集会 2006年08月23日(水)
今日から本校は活動を始めますので、1限に体育館で全校集会を開きました。そこで私は生徒諸君には以下のような話をしました。大きな事故もなく皆さんがここに揃えて良かったと思います。例年に無く暑い日が続きましたが、連日、講習・部活動・文化祭の準備・看護実習などで多くの人が学校に出てきて、たいへん良く努力していました。その結果、いくつかのクラブは優秀な成績も取りました。これも何事も一生懸命に取り組む芦間高校の良いところだと思います。
さて、今日は先月に行いました学習に関するアンケートについて話をします。7月に皆さんに学習に関するアンケートを実施しました。これは大きく2つの調査項目からなっており、1つは皆さんの授業の満足度調査です。これについてはおおむね、我々の授業に満足してくれているという結果が出ました。ただし、一部満足度の低い事項については、反省材料とし、改善に努めたいと思います。個々については、2学期に各教科担当者から説明があります。
もう一つの調査項目は、皆さんの勉強に関する調査でした。それによりますと、皆さんは授業に対する心構えや、準備や態度はしっかり自覚できていますし、授業中も集中して聞いています。しかし家での学習になると、途端に悪くなります。予習、復習をしっかりやっている人は、3年生で32%、2年生で15%、1年生でも16%しかいません。課題が出ればやるという人も、3年で63%、2年で55%、1年では43%しかありません。つまり皆さんは授業に対してはまじめに集中して取り組んでいますが、家で自主的にする学習はあまりできていないと言うことです。この状態では、学校ではわかったつもりでいても、家でもう一度復習したり、宿題が出なければ自分から進んで勉強しないということなのでは、頭の中には定着しません。また習ったこと以上の知識や能力も身に付きません。
大学全入時代 という言葉を知っていますか? 来年全国の大学の入学者定員と志願者数が一致し、学校を選ばなければ、大学進学希望者は全員大学生になれる ということです。日経新聞によりますと、今春の入試の結果でも、国立大学の志願者は1.4%減少し、7つの国立大学で追加募集がありました。ですから大学入試は、数字上では落ちる人はほとんどいなくなる。ということです。それほど入りやすくなった。ということです。
しかし、東大・京大などの難関国立大学12校では志願者が2.8%増加し、私立大学でも、全国に550ある中のわずか4%にすぎない23の大学に、全受験生の45%が集中しているのです。このことは何を意味するか? 大学全入時代になったとしても、多くの人が入学したいと考える大学の競争は、相変わらず相当厳しいと言うことです。ですからこの厳しい入試を突破するためには、短期間の受験勉強では充分ではなく、しっかり学力をつけなければならないということです。
ではしっかり学力をつけるにはどうしなければならないか?毎日確実に勉強することです。この勉強は学校の授業だけでは不十分で、家での予習・復習が大変重要なのです。
私は、今までに6つの高校を経験してきましたが、本校の先生方ほど皆さんのために骨を折って努力される先生方はおられません。日頃の授業はもちろん、夏の講習でも皆さんはもう知っていると思いますが、皆さんのためなら、本当に頑張ってくれます。ですから、皆さんも、もう一歩深め、家庭での予習・復習などの学習をしっかりやってください。
3年生はいよいよ就職試験・入学試験の本番を迎えます。気を引き締めて全力で取り組んでください。また文化祭や修学旅行など楽しい行事もあります。でもそれだけに浮かれることなく、毎日確実にしっかり学校でも、家でも勉強を続けてください。
その後、卓球部、吹奏楽部、ワープロ・パソコン部、漢字検定2級合格者の表彰状の伝達をし、全員で祝福しました。
78 明日から学校が始まります 2006年08月22日(火)
明日から全学年の授業を始めます。そのため今日の午前は学年・分掌の打ち合わせ、午後は職員会議を開きました。夏期休業も今日で終わりです。明日から芦間高校はまたフル回転で走り始めます。大きな事故や事件もなく生徒諸君が揃ってくれるのが何よりです。9月8,9日には文化祭が、10月22日から修学旅行がおのおの行われます。中学生向けの学校説明会も9月30日と11月18日に開きます。そして3年生はいよいよ就職試験や大学入試が始まります。いままで芦間高校で培ってきた力を最大限発揮して、難関に挑戦して欲しいと思います。
あれほどうるさかった校庭の蝉の声もすっかり静かになりました。また午後7時になると、もう暗くなってきました。確実に季節は変わりつつあります。芦間高校も明日から活動を始めます。
77 PTA環境委員会の社会見学 2006年08月21日(月)
PTA環境委員会の社会見学として、大阪市環境事業局舞洲工場と須磨学園高校の見学に行ってきました。舞洲工場はその外観が、大変ユニークで、オーストリアのフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏がデザインされたもので、隣のUSJの建物と見間違うほどのものでした。福島区・此花区のゴミを処理し、余熱を利用した発電も行い関西電力に売電しているとのことでした。小学生の社会見学が多いので、子供がよくわかるような説明があちこちにありました。須磨学園高校は学校としては珍しい、ISO14001を取得され、環境教育に力を入れておられるとのことで、今回の見学となりました。授業はもちろん、生徒会活動でも積極的に環境教育を実践されていました。ただしISO14001の資格を取得するのに約150万円かかり、毎年の審査を受けるのに50万円かかると言うことでありましたので、公立高校では無理であると、私は感じました。ただし、環境教育にかける姿勢は見習うべき点が多々ありました。
学校は明後日から授業が始まります。
76 大阪府高等学校教育課程研究協議会 2006年08月19日(土)
学校教育で最も重要な教育課程(学校で生徒に教える教科・科目の内容・配列)の研究協議会が、昨日あびこにある、大阪府教育センターで開催されました。これは大阪府教育委員会がすべての府立学校や府内の国立・市立高等学校の担当者を集めて、最新の文部科学省の動向や研究者の講義、先進的な取り組みの実践発表などが行なっているものです。今年のテーマは『カリキュラム・マネジメント』でした。『カリキュラム・マネジメント』とは、社会の動向を教育課程に反映させ、学校経営をすることですが、今回は筑波大学大学院人間総合科学研究科教授の田中統治さんの講義『カリキュラム・マネジメントを展開するために』と、実践発表として本校美術科の藤村首席による『特色ある学校づくりとカリキュラム・マネジメント 授業改善の取り組み』の発表がありました。
芦間高校は、5年前に新しい総合学科高校として創設されて以来、従来の学校にない先進的な数々の取り組みをしてきましたが、その一つである「授業改善」について、大阪府教育委員会から選ばれて今回の実践発表となりました。
本校では平成16年度から授業改善の方策として、「A、相互授業参観」 「B、生徒による授業評価」「C、それをテーマにした職員研修」の三点を実施し、生徒・保護者の期待に応えられる授業の創造を目指して、活動してきました。これらについての詳細は、この「校長便り」やHPにコンテンツとして掲載しています。これは本校の教職員が、時代のニーズを先取りし、そのニーズに見合う教育を実施するため、謙虚に素直に授業改善に取り組んできたものです。
本校は中尾前校長のリーダーシップのもとで、常に熱心によく働く教員集団と、前向きで元気な生徒諸君とが非常によい関係を作って、活力にあふれた学校を作ってきました。
私は本年から芦間高校に赴任いたしましたが、この状況をさらに推進し発展させたいと考えています。
75 看護見学実習・福祉体験実習 2006年08月17日(木)
本校では、看護と福祉の講座を開講しています。この授業の一環として、それぞれの施設での体験実習を夏休みに行いました。それについて担当の石井教諭の総括を掲載致します。病院見学実習を終えて
本校では選択科目の看護演習の授業の一環として、8月3日(木)4日(金)の2日間にわたり9名の生徒が松下記念病院で病院見学実習を行いました。
病院実習は、病院の施設・設備および看護を見学することにより、看護の学習効果を高めるとともに、今後の看護学習への理解を深める。また、看護内容について理解を深めることで将来の進路に繋げることを目的として実施しています。実習病棟は内科病棟2箇所、外科病棟、小児科病棟、産科病棟に分かれ実習をさせていただきました。
病院見学実習をするにあたっては、事前に7月10日(月)に看護部長さんよりオリエンテーション(病院は患者さんの命をあずかっていること。守秘義務を守ること。感染予防を厳重にすること)をしていただき臨みました。
当日は、緊張した中で、はじめてナースキャップと白衣を着用し、指導看護師さんが患者さんを援助している場面を見学実習させていただきました。その援助は、患者さんの状況をしっかり把握した上で看護判断し、実施されるものでした。また、指導者の方と一緒に日常生活の援助(体位変換、車椅子移動、ベッドメーキング、血圧測定、清拭等)をさせていただきました。看護師さんが援助毎に患者さんに1つ1つ丁寧に説明されている姿がとても印象的で、コミュニケーションの大切さを再認識したとのことでした。
産科病棟では、胎盤を見させていだだき、母子とのつながり、また、その臍帯血が白血病の骨髄移植として使用されることを知り“生命の偉大さ”に感動したようです。このように心に多くのことが残った実習になりました。
松下記念病院の皆様には大変お世話になりありがとうございました。
福祉体験実習を終えて
本校では選択科目の福祉演習の授業の一環として、7月31日(月)〜8月3日(木)と8月7日(月)〜8月10日(木)に10名の生徒がそれぞれ4日間「デイサービスセンター清徳」と「デイサービスセンター水仙の家」で福祉体験実習を行いました。
福祉体験実習では、利用者の方と一緒にレクレーションや昼食をとることでしだいにコミュニケーションが取れるようになりました。コミュニケーション時は、高齢者の方と目線の位置を合わし、車椅子のときは腰を低くして話すことや高齢者の方のペースにあわせて話をすることを体験しました。高齢者の方は抵抗力が弱いため感染予防に対してうがいや手洗いが厳重に行われていることまた、施設全体がバリヤフリーになっており、安全にたいへん配慮されていること等、学びの多い福祉体験実習でした。
以上のように、本校では教室での学習だけではなく、いろいろな体験的学習にも取り組んでいます。この実習に参加した生徒は、大変貴重な経験をさせて頂きました。
関係各機関の皆様、ありがとうございました。
74 今日の学校 2006年08月17日(木)
連日、異常に暑い日が続いています。府立高等学校では、昨年から普通教室に冷暖房が入りました。しかし、年間に使用できる時間数が限られているため、夏休みにその時間数を使い切ってしまうと、9月の残暑の時に冷房が使用できなくなる可能性があります。特に9月9,10日の文化祭ではたくさんの人が出入りし、教室の室温が高くなりますので、使用できる時間数を残しておかなければなりません。そのため、8月14日から18日は学校の冷房を使用しません。講習も一部の実技指導を除いて終了し、お盆でクラブやクラスの活動も縮小することもあり、この期間は冷房を止めています。ですから、校舎内は本当に蒸し暑いです。 校舎の周囲では、登校する生徒も少し減りますので、点字ブロックの設置工事が行われています。夏休みもまもなく終了し、23日から授業を開始します。
73 大学全入時代 2006年08月16日(水)
昨日の日経新聞によりますと、今春の大学入試では、東大・京大などの難関国立大学12校の志願者は前年比2.8%増えましたが、それ以外の国立大学は1.4%減となり、7大学が追加募集しました。また私大では全私大のわずか4.2%の23私大に受験生の44.6%が集中したそうです。来春には志願者数と入学者定員が一致する「大学全入」時代が来ると言われていますが、しかしそれは「学校を選ばなければ」であり、当たり前のことですが、多くの人が入学したいと考える学校は、相変わらず厳しい競争になると言うことです。ですから、しっかり意識をもって、学力をつけなければ「みんなが入りたい大学」の入試を突破することはできないのです。ここに毎日確実にしっかりと勉強し続けなければならない意義があるのです。先月本校で行いました生徒の学習に関する調査でも、家庭学習をしっかりしている人の比率はあまり高くなかったです。大学入試はもちろん、社会に出てから必要な学力は短期間の受験勉強でつくものではありません。1年生からの毎日の積み重ねにより着実に身についていくものです。このことを理解して、安易に怠惰に毎日を過ごすことなく、こつこつと努力を続けてほしいと思います。
72 あと一歩で関西大会でした 2006年08月15日(火)
昨日、森ノ宮にある大阪府立青少年会館で第45回大阪府吹奏楽コンクールがありました。本校吹奏楽部は、小編成の部で北地区大会の参加校16校の中から選ばれ、今回の府大会に出場しました。府大会には各地区で選ばれた10校が参加し、本校は8番目に出場し「序奏とファンタジア」を演奏しました。結果は優秀賞でありましたが、8月21日に京都会館で開かれる関西大会の出場にはあと一歩で届きませんでした。予選通過から本番までの間、顧問の村山教諭の熱心な指導のもと、夏休みも返上し猛暑の中ただひたすら練習してきました。関西大会へは出場できませんでしたが、吹奏楽部員にとっては貴重な夏であったと思います。これを契機に、さらに目標を高く持って練習を継続していってほしいと思います。私は電車に乗り間違えたり、降りる駅を間違い、大阪府立青少年会館に着いた時にちょうど演奏を終えた部員諸君が会館から出てきたところでした。ですからせっかくの演奏も聴けず、たいへん間抜けな校長でした。吹奏楽部の皆さんごめんなさい。
71 社会科研究会夏期研修旅行 2006年08月14日(月)
8月9日(水)から11日(金)まで、大阪府高等学校社会科研究会の夏期研修旅行に行ってきました。この研修は、社会科教員として知識・経験を増やし、より内容の濃い授業をするために、昭和27年から営々として続けられています。今年は山口県・広島県に行きました。見学場所は以下のようです。8月9日(水)新大阪→新下関→関門トンネル人道→日清講和記念館→唐戸市場→土井が浜遺跡→角島灯台→仙崎漁港→萩
8月10日(木)萩城下町→反射炉→萩製氷冷凍冷蔵庫→萩博物館→秋吉台→室津→上関→岩国
8月11日(金)錦帯橋→呉→広→西条→広島→新大阪でした。
主要な見学場所
関門トンネル人道:昭和33年に開通、全長780m関門海峡の下を歩いて通行しました。
日清講和記念館:日清戦争の講和条約が締結された春帆楼、教科書にその場面が掲載されています。
土井が浜遺跡:西日本の代表的な弥生遺跡、300体の人骨が発掘された。弥生人のルーツをたどることができる遺跡
仙崎漁港:漁協で近年の日本海漁業についての講義
萩城下町:毛利輝元が形成した城下町、明治維新の中心になった多くの人材を輩出した町
反射炉:日本の近代工業化の先駆となった炉
萩製氷冷凍冷蔵庫:日本海に出漁する漁船が、魚の保存のため利用する氷を製造する大規模な製氷冷凍冷蔵庫
秋吉台:典型的なカルスト台地
上関:中国電力の原子力発電所建設予定地
錦帯橋:洪水で橋が流出するのを防止するため、アーチ状に作った橋
呉:戦前、海軍工廠がつくられ、戦後造船業などが形成された工業地域
呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム):平成17年開館した戦艦大和や呉市について展示されている。
株式会社ミツトヨ:マイクロメーターの製造からはじまった、最新の各種測定機器の製造工場
西条:醸造業を中心とする地場産業の町
今回の旅行では現在の日本の典型的な産業構造をみることができました。
@瀬戸内沿岸の工業化の進展に伴い、発達した交通網(新幹線・高速道・自動車専用道)と、地場産業以外の産業が立地しないために、活性化が進まず地域が衰退していく日本海側の状況(萩駅に停車する列車は2時間に1本も無い)。交通網以外にも商業施設などの面で同じ状況がみられた。
A高校教育の面でも、山口県で100年の伝統をもつ仙崎にある県立水産高校が、学科としては残るが、県立大津高校に統合されるなど、産業構造の変化により高校教育の改編が進んでいることがみられた。
B株式会社ミツトヨでは、わが国において、製造業では単純生産部門を賃金の安いアジアに移転させる、産業の空洞化がすすむ中、発展途上国の追随を許さない高度の知的技術を伴う製造業は、日本国内で生産する方が有利であることをみることができた。
また大和ミュージアムでは、戦艦大和を建造するときの技術が、戦後の日本の急速な工業化の推進力になったことや、出陣する兵士が親や子供たちに残した遺書を見て、平和教育の重要さを再確認しました。
70 校門横掲示板 2006年08月08日(火)
本校のHPはいずれかのコンテンツを必ず毎日更新していますが、私が担当しています「校長だより」には、だいたい1日30〜50人の方がアクセスされています。学校のHPには1日200〜300位のアクセスがあります。新設改編校の本校にとって広報活動は非常に重要でありますので、このHPも含めて広報活動には力を入れています。HPは全世界に発信するものですが、学校近隣の皆様に学校の活動をお知らせするため、校門横に掲示板を設置しています。ここには最近の校内の様子を写真にして掲示していますが、ご近所の皆様が、立ち止まって読んでいただいています。
そこで、私が書いていますこの「校長だより」もこの掲示板に掲示しようと考えています。インターネット利用が普及していても、わざわざ本校のHPを閲覧していただいているご近所様はあまりおられないと考えます。そこでせっかく後援会が設置していただいた掲示板ですので、今後私の「校長だより」も掲示することにしました。
皆さんに読みやすいよう体裁を考え、掲示させていただきます。
69 2006年度第1回授業研修会 2006年08月07日(月)
授業に関するアンケートについて、8月4日には生徒の授業満足度について、8月5日には生徒の授業への取り組み状況について記述しました。これらについては今後も分析を加え、よりよい授業創出のため研究を続けます。さて今日は、8月3日午後に、生徒の授業満足度調査をもとに実施した職員研修について記述します。
この日は、2006年度第1回授業研修会〜目指せ!「世界で一番受けたい授業」〜と銘打ち、目標として、1,優れた授業の工夫などを知る。2,生徒の授業満足度アンケートを参考に「自分の授業の課題」を明確にする。3,みんなが楽しみながら、よりよい授業ができる環境を整えるための「学校としての課題」を考える。の3点を設定し、内容として、(1)教頭による生徒の授業アンケート結果配布と若干の説明 (2)今回のアンケートで生徒の満足度が高かった5人の教員から、「人気の高い授業の秘密は何か?」「授業に向けて準備段階・授業中の工夫」などを聞く(3)「各教科で感想をぶっちゃけタイム」として各教科ごとに感想を述べ合う。(4)「自分の課題・学校の課題〜まとめタイム!」 の4項目から構成されていました。もちろん最も重要な活動は、(2)今回のアンケートで生徒の満足度が高かった5人の教員から、「人気の高い授業の秘密は何か?」「授業に向けて準備段階・授業中の工夫」などを聞く であります。このような研究をしようとする時に、必ず出される意見に「生徒におもねる授業をすれば、人気が高くなるのではないか」という意見です。しかし生徒はそのように単純なものではありません。自分たちにとって、よくわかる授業・理解させるために工夫している授業・いつも意欲と熱意が感じられる授業とそうでない授業は、明確に峻別しています。ですから今回の満足度調査で、満足度が高かった教員の授業は、それぞれ生徒が本当に高く支持する理由があるのです。その支持率の高い授業をしている教師から、工夫や意欲を学ぼうとするのが、今回の研修の趣旨です。
当日は、国語、数学、地理歴史、美術、英語の5人の教員が、授業に臨む心構え、教材開発、授業の構成、授業改善への経緯などそれぞれの立場から発表をしました。5人がそれぞれ、考え、失敗し、また考え、盛り返し、苦悩した結果勝ち得た指導方法の極意を述べてくれました。これらは過去に勤務した学校で習得したものや、本校に勤めてから習得したものなど、それぞれ経緯は異なりますが、いずれも日々の試行錯誤と悪戦苦闘の中から生み出されたものであり、教師としての自覚と責任感と自負に基づいて、根気強く「芦間の生徒に最も適切な指導法」を真摯に追い続けてきた結果、誕生した立派な指導法なのです。他の教員も同様の努力をしていますが、なかなか思うようにならない部分があり、歯がゆい思いをしていますので、参考と刺激になるところが大きかったです。
本校はこのような研修を、数年前から教職員の方から自主的に行なっています。
68 芦間っ子の状況 2006年08月05日(土)
昨日は先月に実施した生徒の授業満足度調査について、その概略を述べましたが、この調査では、同時に生徒諸君の「授業に対する取り組みの状況」につきましても調査しています。質問項目は@いつも教科書やノートを事前に用意していますか
A遅刻をしていませんか
B授業中に集中して勉強していますか
C予習や復習をしていますか
D課題が出ればまじめに取り組んでいますか
Eきちんとノートをとっていますか
Fクラス全体が授業へのやる気があると思いますか
G班活動のある科目では班員と協力しあえていますか
の8項目です。
回答の選択肢は、1,あてはまる、2,大体あてはまる、3,あまりあてはまらない、4,あてはまらないの4つです。なお体育、芸術・工業の実技科目については、別の質問をしています。これについては、今回は記述しません。
さて、全学年の状況をみますと
@「いつも教科書やノートを事前に用意していますか」については、80%以上の生徒が肯定的に答えています。
A「遅刻をしていませんか」についても、同様に80%以上の生徒が肯定的に答えています。
B「授業中に集中して勉強していますか」については、「あてはまる」が50%に低下し、大体あてはまるが30%となり、本校生徒の授業中の状況について改善すべき点が見つかりました。
C「予習・復習をしていますか」については、「あてはまる」がわずか20%しかなく、「大体あてはまる」を入れてようやく50%を少し超える程度です。ここに本校生の大きな課題があります。
D「課題が出ればまじめに取り組んでいますか」についても、「あてはまる」が50%、「大体あてはまる」が25%で、ここにも課題があります。
E「きちんとノートをとっていますか」については、「あてはまる」が75%をこえておりおり、よい状況があらわれています。
以上をまとめますと、本校の生徒諸君は
(1)「教科書やノートを事前に用意」し、「遅刻をしない」で、「きちんとノートをとる」という、学習の初歩的基礎は十分身に付いている。(2)しかし「予習・復習」や「課題」に対して取り組む姿勢はあまり強くなく、積極的な学習姿勢はあまり強くない。以上の2点が明白に示されました。つまり芦間っ子は『学習に対する心構えはできていますが、自分から進んで積極的に学習する習慣が不十分である』と言うことです。
これにつきましては、日頃の授業の時から各教員が肌で感じていることで、ここで改めて再確認しました。これの改善については比較的容易であり、宿題・小テスト・補習・講習などを積極的に生徒に課し、生徒に『やらざるを得ない』学習環境作りに本校教員は力を入れており、それにしっかり生徒諸君がついてきてくれるよう指導しています。
授業アンケートについては、これから先に、もう少し述べてみます。
67 授業アンケート 2006年08月04日(金)
本校は学校経営方針として、「入り口を固め、出口を保証する。そのために中味の充実を図る 」をうたっています。入り口すなわち志願者の確保については広報活動に力を入れ、全教職員による中学校・塾訪問やオープンスクールなど積極的に・強力に展開しています。次に「中味の充実を図る」活動を検証するため、生徒の授業満足度を調査しました。(保護者の皆様の満足度調査は、既に6月に実施し、HPで結果を公開しています。)これは7月に全生徒に全教員(非常勤講師を含む)の授業について、
@説明の仕方や板書がわかりやすいか
A授業進度は適切か
B質問への対応が丁寧で、生徒の疑問に答えていたか
C声の大きさや話し方はわかりやすかったか
D授業の内容がよく準備され、先生の授業への熱意を感じたか
E内容に興味を引き、変化をつける工夫がされたか
F授業内容が、自分の期待したものと一致していたか
G遅刻や居眠り、私語に対してしっかりと注意をしていたか
の8項目について 1,あてはまる 2,大体あてはまる 3,あまりあてはまらない 4,あてはまらない の選択肢で回答を得たものを集計して分析をしてました。なお体育と芸術・工業については、ほぼ同様の趣旨の質問ですが、若干質問項目が変更させてあります。
これによりますと、おおまかにみて
(1)全体としては、おおむね生徒は授業に満足をしている。
(2)学年が進行するほど生徒の満足度が高くなる。
(3)2年生の体育や芸術・工業での満足度が特に高い(90%を超えている)
(4)相対的に1年生の満足度が低い。特に1年生で E内容に興味を引き、変化をつける工夫がされたか 、F授業内容が、自分の期待したものと一致していたか G遅刻や居眠り、私語に対してしっかりと注意をしていたか の3項目についての満足度が低く、いずれも70%を切っている。
これから言えることは、
(1)総合学科の趣旨である、生徒の興味・関心・進路に応じた科目を少人数で、多数開講していることに対して、生徒の満足度は高い。
(2)1年生に関して、必履修科目を多人数で一斉指導をしているため、満足度が低くなっているのではないか。
(3)担当者による満足度の差がある。
以上の点が考えられます。
このことから、(1)1年生での学習指導について研究する。(2)満足度の高い授業を行っている教員から、教材開発・教授法などを学ぶことが重要である。が導き出されました。
そこで8月3日に、本年度の第1回授業研修会〜目指せ!「世界で一番受けたい授業」〜を開催しました。これについては、次号に詳しく書きます。
66 暑いですが、がんばっています 2006年08月03日(木)
日本全国に梅雨明け宣言が出され、完全に真夏になりました。学校も大変暑いです。そんな中でも、1,2,3年の講習は粛々と続けられています。生徒諸君と教職員は、共に真剣なまなざしで授業をしています。また運動場・テニスコート・体育館では運動系クラブが、美術室・視聴覚教室などの特別教室では文化系のクラブがそれぞれ汗をいっぱいかいて活動しています。また午後からは文化祭の準備で各クラスが活動をしています。特に運動系のクラブ活動については、熱中症等に注意するようにしています。そんな中でブラスバンド部が北地区の代表に選ばれ、府大会に出場できることになり、学校として大変喜んでいます。
校内を巡回していますと、各クラブの部員諸君がしっかり大きな声で挨拶をしてくれます。体力・技術指導もクラブ指導の重要な部分ですが、挨拶・掃除などの指導も、学校のクラブ活動では重要な位置を占めます。本校のクラブの顧問はこの点にも力を入れて指導しています。
65 吹奏楽コンクール 2006年08月02日(水)
8月1日、森ノ宮の府立青少年会館で開かれた第45回府吹奏楽コンクール北地区大会において、本校吹奏楽部が「高校小編成」の部で優秀賞を受賞し、11日から開かれる府大会に出場できることになりました。日頃からこつこつとよく練習していましたので、その成果が認められ、本当に良かったと思います。府大会でもしっかり実力を発揮してくれることを祈っております。 64 うれしかった女子生徒との話 2006年08月02日(水)
午前11時過ぎに、1階の校長室から2階の職員室に上がっていく途中にテーブルと椅子がセットしてある談話スペースがあります。そこで昼食を食べようとしていた2人の3年生と話をしました。一人の生徒さんは、豊中から通っており、私が岡町伝統芸能館に落語を聞きに行っていることを知っていてくれました。そして豊中関係のよもやま話をしました。もう一人の生徒さんは大阪市西区から通っており、この人とは土佐稲荷神社や通学方法の話をしました。そして話をしている中で、二人とも将来の夢と希望を明確に持ち、それに向かってしっかり努力をしていることもわかりました。こんなことを校長である私と、気軽に話をしてくれたことが大変うれしかったです。芦間の生徒の良いところはいっぱいありますが、このように素直に人と話ができることも芦間っ子の良いところだと思います。生徒諸君と、何気ない場面で色々話をするのが私は大好きです。ここ数日間落ち込んでいた気分も少しはれてきました。
生徒諸君と勉強以外の話をするのは本当に楽しいことです。
63 06総体THE近畿総合開会式 2006年08月01日(火)
今日から大阪を中心にして開催される、「06総体THE近畿総合開会式」に行ってきました。会場がなみはやドームであり、また財政難の大阪府が節約して企画しているため規模も小さく、入場式に参加した全国の高校生諸君の数も制限され、こぢんまりした開会式でした。客席にも空席が目立ち、従来の県をあげてのお祭りの様相はありませんでした。そんな開会式の中で目立ったのが、淀川工業・工科高校のブラスバンド部の演奏、春日丘高校の音楽部の合唱、箕面自由学園高校のチアーリーディング部の演技、樟蔭高校のバトントワリング部の演技と、大谷高校バトントワリング部・四條畷学園高校のバトン部の行進先導でした。それぞれに日頃から熱心に練習していることがよくわかり、緊張しながらも余裕を見せながら、それぞれの担当の仕事を一生懸命こなしていました。その姿はたいへん美しく、もし私の娘がその立場であったなら、きっと感激のあまり涙を流していたと思います。
私は高校時代は中途半端な高校生でありました。クラブに全力をかけるでもなく、勉強に打ち込むでもなく、何もかも中途半端なままに卒業し、結局浪人生活に入りました。ですから今日、いろいろなすばらしい姿を見せてくれた高校生諸君に大変感激しました。もちろん、各都道府県の予選を勝ち抜き、優勝してきた選手諸君の自信に満ちた顔を見たことも大変有意義でありました。
それに引きかえ、40年前の自分の情けない姿が思い出され、落胆して帰ってきました。