62  苦しくなった時  2006年07月31日(月)
 色々な場面で苦しくなった時、私は「宮本 輝」に戻ります。同じ世代であり、同じ時間と空間を共有してきたと信じており、苦しい時、辛い時に「宮本 輝」を読むと気持ちが落ち着いてきます。これは嗜好の問題であり、論理的に説明できるものではありませんが、「泥の河」の信雄が自分であり、晋平が父であり、貞子が母になるのです。 私は京都の二条城の北で生まれましたので、この小説の舞台である河の景色は頭にありませんが、この親子の生活は、私の幼少時そのものなのです。ですからあの時に戻りたくなった時には、必ず「泥の河」を読み始めています。52年前に兄が死んだあと、17年前に父が死に、7年前に母が死に、その結果天涯孤独になった自分の姿が「泥の河」にあるのです。
 今の生徒諸君にはとって「泥の河」は、森鴎外や芥川龍之介と同じ世界になってしまっていると思いますが、私にとっては永遠の少年時代なのです。


61  考えなければならないこと  2006年07月28日(金)
 芦間の校長になり4ヶ月がたち、学校の様子もかなりわかるようになってきました。前校長の精力的な活動の結果、学校のコンセプトや組織自体に関しては合理的に作られており、非常に円滑に機能しています。また教職員の皆さんもいつもこの「校長便り」に書いていますように、本当に「寝食を忘れて」熱心に指導されています。さらに生徒諸君も素直で、熱心に学校活動に取り組んでいます。また保護者の皆様も学校を理解していただき、ご協力も頂戴していますので、申し分はないと思っています。そこで、さらに何を付け加えるか今頭を悩ましています。学校のため、生徒のため、教職員のため、自分に何ができるのか、考えなければならないと思っています。


60  学校に夏がやってきました。  2006年07月27日(木)
 各地で梅雨明け宣言が行われており、本校にも真夏がやってきました。グランド・テニスコート・体育館などでクラブ活動をしている生徒は皆大汗をかいています。グランドに1分立っているだけで、汗びっしょりになります。また体育館ではバトミントンは窓を閉め切って練習しますので、もう完全に蒸し風呂状態です。軽音楽部も視聴覚教室などで、締め切って練習しますので、これもサウナ状態です。唯一涼しいところで活動しているのは、各教室で文化祭の準備をしている生徒たちです。府立高校の普通教室に空調が入りましたので、ずいぶん夏が過ごしやすくなり、夏休み中の学習活動・クラス活動・クラブ活動が十分できるようになりました。本校は生徒の活動が大変活発でありますので、願わくばクーラーの使用時間が、決められた年間使用時間以内で収まるようにただただ祈っています。

59  学校がめざすべき方向  2006年07月26日(水)
 昨日大阪府立学校人権教育研究会の夏季セミナーに行きました。その中で基調報告として、学校がめざすべき理想は『すべての生徒が友人や教職員と互いに認め合い、信頼でつながっている。そして安心して学び、部活動やクラス活動などで活躍する場がある。一人ひとりが自分と社会との関わりを考える中でそれぞれの課題に取り組み、自分自身の力で進路を切り拓いていく』ことであり、具体的には、
・工夫された教材や手法によって、学習に対する関心が高まる。
・進路希望が明確になった時、必要科目の学習に対する意欲が高まる。
・部活動や行事などへの取り組みを肯定的に評価されると、自信につながる。
・将来の目標が見つかると、進路を具体的に考えるようになる。
・人間関係を考える授業によって、コミュニケーションや生き方について考えるようになる。
との報告がありました。
 これを本校に当てはめ、どれだけ実践ができているかを考えてみると、たいへん不遜な判断ですが、これに近づこうと日々努力していることは事実であると思います。ただし、まだまだ不十分な取り組みもたくさんあり、今後さらに努力が必要であることも自覚しています。しかしこの方向だけは見失わないで、これからも日々の教育活動を続けていこうと考えています。


58  今日の学校  2006年07月24日(月)
 午前中は全学年で講習が静かに行われています。体育館ではクラブ活動もしています。また連日の雨で、グランドが使えないので、体育館の周囲で練習をしているクラブもあります。自分が選択した講義やクラブ活動の開始時間にあわせて、生徒が三々五々登校しています。また選択した講義が終了した生徒が下校していきます。午後からは、多くのクラスが文化祭の準備を始めています。教室には道具や材料が置かれ、壁には役割分担表が貼られて、床にはブルーシートが引かれています。
 でも課業期間中の様に720人の生徒が登校しているものではありませんので、休憩時間もいつものような喧噪はなく、校内には静かな場所がたくさんあります。やがてクラブが合宿に行き、講習も終了すれば校内は徐々に静かになっていきます。でもその静けさも8月23日までです。この日から授業を始めますので、また元気な生徒の声が校内に響き渡ります。


57  1回で覚えられる人  2006年07月23日(日)
 先週行った落語会で、吉朝さんの一番弟子のあさ吉さんが、師匠からお稽古をつけてもらった時の話をされていました。落語のお稽古は口移しで行われるもので、師匠が一言、二言言われた言葉をその場で覚え、オウム返しをして一つの噺を教えてもらうのですが、あさ吉さんがそのお稽古をしている時に覚えが悪く、なかなか師匠の言葉を覚えきれなかった時に、そのお稽古をそばで聞いていた二番弟子の吉弥さんの方が早く覚えてしまい、兄弟子として辛かったと言う話をされていました。この事は、ざこばさんもよく言っておられ、ざこばさんが米朝師からお稽古をつけてもらっている時に、枝雀さんの方が早く覚えてしまい、悔しかったとよく言われています。
 私の場合も、日本史の教科書を1回読んだだけで、そこに書かれている歴史用語をすべて覚えられる人がいました。私は凡人でありますので、必死になって手で書いて覚えようとしましたが、常にその人にはかないませんでした。
 このように、やはり人にはそれぞれ能力の差があるものかもしれません。そして枝雀さんの様に、能力の高い人が更に努力を積まれると、「爆笑王」となり、サンケイホールを6日間満席にできる噺家になられるのだと思います。この域に達すると、もやは凡人は手が届かなくなるものかな、とずっと思い続けています。

56  夏休み  2006年07月21日(金)
今日から夏期休業に入りました。学校は一斉の授業はありませんが、各学年とも講習を始めています。通常の授業時間よりも長めに1,2年は60分、3年は80分で時間割を組んでいます。今朝も大雨が降っていましたが、生徒も教師もともに熱心に授業をしています。また一方では朝からクラブ活動に取り組んでいる生徒もいます。ですから、今日から夏休みに入ったといっても、芦間高校はいつもと同じ風景が展開しています。
 午後は職員人権研修をもち、障害のある生徒の指導法について、熱心に研修をしました。
 長かった雨降りもようやく止み、グランドの一部も使えるようになり、クラブの生徒が待ちかねたように、走り込みをしています。


55  1学期終業式  2006年07月20日(木)
 1学期が終わりました。終業式で、校歌斉唱の後式辞として、学習することの意義は、知識の習得と分析力をつけることであるが、それだけでは正しい判断力は形成されず、そこに「倫理観」を加えなければならないことを話しました。人に迷惑をかけないためにはどうしたらいいにか、なぜ人が嫌がることはしてはいけないとか、さらにもっと積極的に、どうすれば皆がよろこんでくれるのか、どうすれば、皆が楽しくなるのか、この「倫理観」を物事の判断をする時に加えなければならないと話しました。最近の知識と分析力は非常に優秀な高学歴の人物が、犯罪を犯している現象について理解を求めました。
 ひとまず今日で一学期を終了し、明日からは夏期休業に入りますが、8月中旬まで夏期講習をします。
 芦間高校はとどまることなく、走り続けます。

54  これからの精進  2006年07月18日(火)
 今日は午前中校長会の会議で港高校に行きました。久しぶりに弁天町で降り、港区の空気を吸いました。その後教育委員会に行き、ヒアリングを受けました。
 夜、この春ご退職になった、茨木高校で教頭をしていた時の校長先生の送別会がありました。私は6年間の教頭時代 4人の校長先生にお仕えし、それぞれにご指導をいただきましたが、その中で、最も自由に色々の仕事をさせていただいたのが 、今回の校長先生でした。私事ですが、4月に芦間高校に転勤した時には、かなり大きなプッレッシャーがあり、5月の連休中にへばっておりました。その時この校長先生から「無理をせず稲田流でやりなさい」と励ましていただき、急に肩の力が抜け、元気が出てきました。このようにこの校長先生は私の憧れの校長先生であります。
 生徒諸君にいつも言っているように目標を高く持ち、人格は比べものにもなりませんが、この校長先生に一歩でも近づくことができるよう、これから精進を続けたいと思っています。


53  落語会で感じること  2006年07月17日(月)
 7月16日(日)午後、豊中の岡町伝統芸能館で開かれている落語会に行きました。50人位入れる舞台付きの板の間の部屋で、2ヶ月に1回開かれています。私はどちらかというとサンケイホールのような大ホールでの落語会より、演者の仕草がよく見え、マイクを使わないで地声で聞くことができる、公民館の小ホールやお寺、教会などで開かれる小規模の若手の勉強会の方が好きです。
 これらの勉強会では、たいてい駆け出しの若手から中堅、ベテランがバランスよく出演されます。その中で、内弟子修行中の若手であっても、しっかりお稽古を積み舞台に備えている人、若手からは「兄さん」と呼ばれるが、まだ「師匠」とは呼ばれない中堅であるが、常に工夫をし、噺に幅と奥行きをつけようと努力をしている人の落語を聞くのが大好きです。同じように「志」を立てて落語家になったのに、その場しのぎの噺しかできない人もいます。このようなことは、少し熱心に落語会に通うようになれば、その差はすぐにわかるようになります。
 これは学校でも同じことで、生徒も教師も、もちろん校長も、常にひたむきに努力を続けている人と、適当に要領よく処理している人との差は、見る人が見ればすぐにわかるものなのだと思います。どんな時も、陰ひなた無く、常に真っ向勝負をしていきたいものです。


52  私事、実力テスト  2006年07月15日(土)
 私の個人的な事ですが、昨日は一泊二日の人間ドックに行ってきました。今朝検査終了後、病院から学校に直行し、これを書いています。
 昨日の検査で結果が出たデータによる診察では、昨年より良い状況になっていると医師から言われました。原因はいくつかあると思いますが、最大の原因は、この春、芦間高校に転勤し、明るく、元気で一生懸命がんばる生徒諸君と、その生徒諸君のためなら寝食を忘れて努力する教職員とが一体となって、「良循環」が形成されている学校に勤務できるようになったことが、一番大きいと思います。確かに自分自身でも毎日が楽しく、気分良く勤務させてもらっていることを実感しています。
 さて今日は1年生、2年生は実力テストを受けています。通常の授業日では、まとまった時間が取れないと、毎日の1コマ1コマの授業を大切にする観点から、土曜日に実力テストをしています。上にも書きましたようにまさに「良循環」が形成されている学校であると思います。


51  2年生チューター指導  2006年07月13日(木)
 本校では進路指導の一環としてチューター制度をとっています。これは、担任・教科担当・学年の他に、特別に生徒の進路実現のために個人指導をする制度です。各生徒の進路希望に合わせて最適の教員をあて、通常の教科指導以外に個人指導をするものです。既に3年生については、4月から始まっており、順調に指導が続いています。
 今回は2年生の28人をチューター生に選びました。チューター指導を受けられることになった生徒には、選ばれたことに対する誇りと責任を自覚するよう話しました。滅多に入ることがない校長室で、重厚な雰囲気のもとでの認証式であったので、生徒は一様に大変緊張していました。 チューター生に選ばれた意味を理解し、しっかり学習に励んで欲しいと思います。


50  近畿高校教育研究協議会  2006年07月12日(水)
 7月7日(金)午後、ルビノ京都堀川で近畿高校教育研究協議会が開催されました。京都府立亀岡高等学校「新学科の取り組みを通じた学校改革」、桂高等学校「日本ストックフォルム青少年水大賞受賞について」、東宇治高等学校「ひがしうじ・メソッド」 学力向上フロンティア校として の3本の実践発表がありました。亀岡、東宇治高校の学校改革は、本校で中尾前校長がとられた手法と同じようなやり方で、成果を上げられたものでした。桂高校の場合は、農業を専攻している生徒の傑出した努力の成果でした。
 最後に金子照基会長の指導・助言で、「学校に対して、生徒と教員が誇りを持ったとき、意欲が生まれる」、教職員が「こんな時にこうするとうまくいった。こうした時にはこうすれば良い。」といった「良くなった事例を共有する機会」を多く持つことにより、教職員の意識・意欲・意気が向上する。このような「成功例」を積み重ねる「知的インフラ」の整備・蓄積が大切である、と言われたことが印象に残りました。


49  面接練習  2006年07月11日(火)
 今月の16,17日に大阪府教育委員会の教員採用試験があります。本校にもそれを目指している講師の人がいます。そこで今日の午後に、採用試験の面接試験に備えて模擬面接をしました。高等学校の採用予定者数がまだ少ないため、厳しい状況にあり、通り一遍の受け答えではなかなか試験官の印象に残らないので、自分を強くアピールできるよう練習してくださいとお話しました。皆さんそれぞれの人生や、生き方がかかっているためたいへん真剣に取り組んでいました。


48  師弟関係  2006年07月10日(月)
 7月8日(土)芦間カップ終了後、所用で天満橋に行くため京阪守口市駅に行きました。駅の一階の写真屋さんで偶然落語仲間に会い、お互いびっくりしました。彼が守口でフォトショップをしていることは知っていたのですが、大発見でした。その上、彼が本校の前身である守口北高校の卒業生であることもわかり、二度びっくりしました。
 その後天満橋のジュンク堂で以前から探していました、上方落語協会の機関誌「んなあほな」の創刊号・3号・4号・6号を発見し、大喜びで買いました。
 落語家になるには、必ず自分が師事したい師匠に入門し、寝食をともにし、お稽古をつけてもらわなければなりません。その過程は非常に厳しく、師匠は絶対で、弟子はそれに必ず従わなければなりません。師匠が黒と言えば、白いものでも黒と言わなくてはなりません。また、先輩・後輩の関係も厳しく、たとえ年下であっても一日でも自分より早く入門していれば、「兄さん」と呼ばなければなりません。そのような環境の中で学び成長していきます。
 我々も生徒との関係は「師弟関係」と呼ばれますが、「絶対性」はありません。だから時には生徒は教師の指示に従わないことがあり、教師にとってみれば辛い時があります。それは生徒が望んでこの担任・この教科担当者に師事しているわけではないからです。しかし生徒は教師を選ぶことができないので、担任・教科担当者は常に全力で生徒の指導に当たらなければなりません。同じ「師弟関係」であっても、前提条件が変わると、状況も大きく変わるものなのです。
 「んなあほな」を読んでいて、「この人に落語を教えてもらいたいと熱望する人」と、「こんな自分を選んで師匠と呼んでくれることに喜んでいる人」との関係を見て、自分にはこんな関係を作れる出会いが無かったことが寂しくてなりません。


47  3年保護者集会、芦間カップ  2006年07月08日(土)
 今日は3年生の保護者集会が午後2時からありました。45名の保護者においでいただきました。前半はベネッセコーポレーションの安藤虎太郎さんによる「保護者の心構えと果たすべき役割」の講演、後半は進路希望別の分科会を持ちました。
 はじめのご挨拶の中で、芦間の生徒諸君に足らないところは「自学自習」する力であり、これができるようになると、進路実現の可能性が大きくなることをお話しさせて頂きました。休みにもかかわらず、学校にお越しいただきまして、ありがとうございました。
 一方本校の男子バスケットボール部が主催して、近隣の中学校(八雲、守口第二、錦、庭窪、梶、友渕、門真第七、菫中学)のバスケットボール部の交流戦を朝から開催しています。地域の皆様との関係を深め、あわせて男子の中学生諸君に本校の魅力を知っていただこうと考え、初めての試みとして「芦間カップ」大会を開きました。高校生とはまた違う熱心な中学生諸君の姿を見せて頂きました。 芦間に来ていただきました中学生のみなさん、引率して頂きました中学の先生方ありがとうございました。


46  学校協議会2  2006年07月07日(金)
 昨日の学校協議会で、委員の皆様から頂戴いたしました「総合学科のイメージ」について述べさせていただきます。中学生の皆さんにとってみれば、「総合学科」は方向性が明瞭なので、しっかりとした目的意識が中学3年生の段階で形成されていなければ、志望校として検討しにくいと思われている。またこのことが本校で女子生徒が多いという現象にもつながっているのではないか。だから問題を先送りにできる普通科を選んでしまう。とのご指摘をいただきました。まさにその通りであると我々も認識しております。本校では、それをテーマに種々の教育活動を行っているのであり、「産業社会の人間」という科目で、人生について、生き方について、職業について、等々を1年間かけて探求しているのです。この科目を通じて自分の人生を考え、選択科目を決定するという教育課程を実践しているのですが、それを簡単明瞭に「広報」することがなかなかできないところに、我々は苦悩しています。
 今後の検討すべき課題として、研究を続けていきます。


45  学校協議会1  2006年07月06日(木)
 本日午後、本年度第1回の学校協議会を開催しました。本年度の委員さんは、守口市立錦中学校長中野謹矢様、松下記念病院看護部長酒井文代様、PTA会長松原康美様、後援会会長阿部義重様の4人の皆様です。稲田が本年度の学校経営方針を、片谷総務文化部長が広報活動の計画を、植田進路部長が2期生の進路状況を、藤村教務部長が学校教育診断結果をそれぞれご説明し、その後各委員からご意見をいただきました。
 酒井様からは医療の面から、看護についても今後は高等教育が必要になることを、中野様からは男子を増やす努力が必要であることを、松原様からは「目的意識」を明確に持っていない中学生は、総合学科を受けることは不安があることを、阿部様からは子供たちが楽しんでいることを広報すべきであることをそれぞれご教示頂きました。
 その他ここに書ききれない程のたくさんのアドバイスをいただきました。
 我々も学校の事を真剣に考え、それなりに知恵を絞って、いろいろの試みをしてきましたが、外部の方からのご指摘に学ぶべきところがたくさんありました。
 今日の午後は大変実りの多い、濃密な時間を過ごすことができました。ご出席頂きました委員の皆様ありがとうございました。


44  ASHIMAニュース  2006年07月05日(水)
 本校は新設校であり、中学生の皆さんに学校の「存在」そのものを知ってもらう必要がありました。そこで広報活動にも特に力を入れてきました。その広報活動の一つとして「ASHIMAニュース」を作り、中学3年生の皆さんに中学校を通してお配りしてきました。このたび本年度版の「ASHIMAニュース」が完成致しました。中学生の皆さんにこれだけは知って欲しいという内容で編集しました。まもなくその他の資料と一緒に各中学校や塾にお届け致します。本校の様子を写真やイラストを使って構成しています。皆さんのお手元に届いた時には、是非ともゆっくりお読み下さい。


43  勤務日の振替  2006年07月04日(火)
 我々公務員は週40時間の労働時間が決められています。しかし学校では土曜日・日曜日にも生徒の指導や保護者との対応等があり、通常の「勤務」と同じ状況が発生します。今まで、それは「勤務」とは認められていませんでしたが、数年前から校長が必要と認める場合は「勤務」を命じることが可能となりました。これにより学校の休業日に出勤し「勤務」をした場合は、前8週、後16週の間に勤務日の振替をすることが可能になりました。ですから昨日から始まっています定期考査の午後や、長期休業日に振替休暇を取ることができます。本校のように、土曜日・日曜日に補習・講習・PTA行事を行っている学校には、ありがたい制度でありますが、実際は振替休暇がうまく取得できない場合もあります。
 今本校では期末考査期間中ですので、午後はゆとりがありますが、教員は手分けして、中学校や塾に足を運び、学校の説明に回っています。


42  期末考査  2006年07月03日(月)
 7月3日(月)から7日(金)まで期末考査をしています。本校は総合学科であるため、選択科目数が120科目以上あり、大変複雑な時間割編成を行っています。定期考査も当然複雑になっており、多い日は1日5科目のテストが行われています。そのため午後も考査を行っています。普通科であればいくら選択科目が多くても、たいがいは午前中には考査は終わっているのですが、本校ではこのような状況になっています。生徒諸君も一人一人の受験のタイプが変わっています。また定期考査一週間前からは、単独講座の場合は授業内考査も行っています。
 このような複雑なことを行っていますのは、生徒一人一人の興味・関心・進路にあわせた学習を保障しているからです。これが総合学科の大きな特長・利点なのです。
 このホームページをご覧の中学3年生の皆さん!
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41  1年保護者集会、PTA卓球大会  2006年07月02日(日)
 7月1日(土)午前10時30分から、50名の保護者が参加いただき図書館で1年生の保護者集会を行いました。生徒指導部長から遅刻・服装指導など、1学期の生徒指導の状況の報告、学年の教務担当者から、高等学校の成績の制度や選択科目の説明、学年主任から1学期の学年全体の状況、修学旅行について、各々説明をさせていただきました。その後各クラスに分かれて、学級懇談会を持ちました。
 学年主任の話の中で、本校生の特徴である家庭での学習時間の不足について取り上げ、これを克服し家庭で宿題・予習・復習をしっかりやることにより、進路実現につながることの説明がありました。
 午後にはPTA主催の卓球大会を食堂で開き、日頃のストレスを発散していただきました。


40  保護者アンケート掲載  2006年07月01日(土)
 去る6月12日前後に開催いたしました保護者懇談会の際に保護者の皆様からご協力いただきました「保護者アンケート」の結果をまとめ、「ニュース」の中に掲載させていただきました。在籍者数の1/3に当たる240名の方から回答をいただきました。頂戴いたしましたご意見の一部につきましては、既に「校長だより」の中でコメントを書かせていただいております。今後は各項目について詳細に検討し、8月3日に全職員の研修会をもち、検討させていただきます。特に肯定的な評価をいただけなかった項目について、本校の課題と認識し研究をさせていただきます。
 ご協力いただきました皆様ありがとうございました。






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