313 | 2006年01月05日(木) | 新しい年を迎えて |
昨年、日本経済はやっと明るさを取り戻しましたが、憂慮すべき事件も相次いで発生する等もう一度原点に立ち返って反省しなければならない時期になっているのではないかと感じています。ひとりひとりが物質的な豊かさのみを追求することから離れて“世の中のために尽す”“他人に喜びを与える”という利他の心を持って行動すれば明るい未来が拓けていくのではないかと思っています。芦間高校の校訓は『自主・自立』『共生』『創造』であり、学校の目指すべきビジョンは『上級学校への進学を目指す総合学科』です。今年の三月で創立後四年が経過しますが、これまでの取り組みを素直に反省して新たなチャレンジを展開していく。そして、日本の将来を背負い社会のために役立つ人材(財)を育てていきたいと考えています。
天地清明 万物新生 立志立命 楽天積極
本年も暖かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
314 | 2006年01月09日(月) | PTA実行委員会の開催 |
話し合いの中で、今年も2月11日に体育館の更衣室の壁のペンキ塗りを行なうことが決定されました。本校ではこれまでも学校の環境整備について保護者の方々に随分協力していただいています。いよいよ3月7日には第二回の卒業式を迎えますが、生徒達を気持ちよく送り出してあげたいという心遣いは素晴しいと感じています。こういった取り組みはこれからも毎年続けていって欲しいものです。
またこれに先立ちPTA会費や学年費を中心に会計監査も実施していただきました。委員の皆さんのご協力に対し心より感謝申し上げます。
315 | 2006年01月10日(火) | 三学期始業式 |
どうか一人ひとりが高校時代にしかできないことに全力で取り組み、充実した学校生活を送って欲しいと願っています。
316 | 2006年01月14日(土) | 初めての公開授業 |
これからもそれぞれの教員が持つ教育のノウハウを全教員で共有し、学校全体の教育力を更に向上させていきたいと思っています。
317 | 2006年01月21日(土) | 心からのありがとう〜最後の全校集会〜 |
また、この時期の体育館は大変冷え込むのですが、今年の卒業記念品として学校にプレゼントしていただく大型ストーブを前倒しで準備していただいたお陰で、暖かく快適な集会を終えることが出来ました。3年生と保護者の皆様に心よりお礼を申し上げます。
なお集会の最初に、韓国からの留学生の紹介を行いました。韓国語での挨拶の後、勉強されてきた日本語で挨拶されました。文部科学省支援「新世紀国際交流プロジェクト」の交換留学生で、昨年8月から9月に本校から韓国に留学させていただいた2年生と一緒のクラスに入り、1月16日から2月3日までの間、勉強することになっています。このような機会を通じてお互いの国の理解を深めて言って欲しいと思っています。
318 | 2006年01月22日(日) | 他校に学ぶ〜北海道札幌稲西高校〜 |
最初に本校の概要を説明した後、進路指導や教育課程の特色について説明し、意見交換しました。総合学科では、一人一人が違った進路希望を持ち、多様な科目選択をするため、進路指導についてはクラス単位の集団指導には限界があり、個人指導にならざるを得ないこと。徹底した個人指導を行なうためには、教員が直接生徒を指導する時間を確保すること。そのためには教員でなくても出来る仕事は、教員以外の職員に分担させる等の工夫が必要なこと。学校づくりを進めていくためには、教員だけで進めていこうとするのではなく、生徒・PTAや地域の力をうまく活用することで実現することなどです。
この後、学校改革のポイントとして、どういう学校づくりを目指すのかというビジョンや中期の視点に立った経営計画、学校経営のPDCAなどについて意見交換しました。学校経営においては、前年踏襲や現状維持は相対的なレベルダウンに繋がります。学校に終着点はありません。常にチャレンジャブルな目標を設定し、その達成に向けて新たな取り組みを継続していくことが必要です。
本校も間もなく創立五年目に入りますが、新しい試みをしている他の学校に学ぶという姿勢で良いところを積極的に取り入れていく必要があると思っています。
319 | 2006年01月28日(土) | 進路実現に向けて |
大学受験というのはひとりの人生においてはまだ初歩の段階での試練であるのは間違いありません。社会に出れば数々の試練が待ち受けています。経験が人をつくる≠ニいう言葉がありますが、試練を乗り越えて人間は成長していくのです。頑張れ!!受験生諸君。
320 | 2006年01月29日(日) | 教育シンポジウムに参加して |
この中のパネルディスカッションにパネラーとして参加しました。メンバーはコーディネーターが北野高校の中垣校長、パネラーは府教委の西川副理事、高槻養護の竹内校長、狭山高校の井原校長、岬高校の島崎校長と私の5名です。学校作りの現状と課題、委員会の施策に対する意見や感想、学校が元気になるための提言等について各人の思いを述べ合いました。私はこれまでの学校作りにあたっての基本のスタンスとして「お客様第一」「5G(現場・現物・現実・原理・原則)」「個からシステム化、個人から組織、単年度から中期」をとりあげ、校長としてはゆるぎない志と教職員に対して支援者の立場をとることの大切さを訴えました。あわせて学校づくりには「ビジョン」「戦略」「中期計画」「年度計画」を策定しPDCAのマネジメント・サイクルをまわしていくことが不可欠であることもお話しました。全体のスケジュールがずれ込み十分な時間が取れなかったのは残念ですが、各校においてさまざまな取り組みがなされていることがうかがい知れました。元気な学校作りのためには学校のトップである校長が元気でなければなりません。今、学校現場で気になるのは、大阪府全体の教育行政のグランドデザインが見えないため、将来の姿が明確に描ききれないことではないかと思います。目標に向って確実に前進しているという実感があれば自ずと元気になるものです。大阪府の学校が校長の力強いリーダーシップのもと更に活性化することを願っています。
321 | 2006年02月04日(土) | 達人に聞く |
「達人」のお名前とご職業は以下のとおりです。
佐藤美樹氏(保育士)、木下啓氏(友仁堂写真館、カメラマン)、伊藤実紀氏(鞄本旅行、大阪教育旅行支店)、片根三和氏(助産婦)、林正男氏(JICA(国際協力機構)大阪)、平石はるか氏(ハル型、デザイナー)、成田悟氏(潟Gアー・ウオーター、ソリューションテクノ室)、南部純氏(ケアマネージャー)。
生徒達は事前に希望のテーマを選択したうえで授業に臨んだということもあり、真剣に耳を傾けていました。達人の皆さんからは「人の良いとこを真似することが大切だと思う」「社会では毎日が勉強、これを怠ったら競争に負けてしまう」「語学力も大切だが何と言ってもより体力が必要だ」「母子手帳は赤ちゃんとの思い出、大切にして欲しい」「海外生活の2年間はほとんど毎日が下痢だった」「最初は不安だったが、やってみたら面白かった」「世の中に役立つことをしたかった」「幸せはいつも自分自身が決めるものだと思う」等自らの体験を振り返っての言葉が伝えられました。
昨今大学の関係者や企業の方とお話していると、将来何をしたいかという目標を持たずに次のステップに進む若者が増えてきているということを指摘されます。
自らの進路は自らが切り拓く≠ニいうのが総合学科の基本の考え方です。この素晴しい理念に沿ってこれからも教育活動を推進していきたいと思っています。
最後に、ご多用中にもかかわりませずご協力いただきました達人の皆様に心よりお礼を申し上げます。
322 | 2006年02月10日(金) | Poetry Contestの開催 |
これからはIT化とグローバル化がますます進展し、将来生徒達が活躍する場はどんどん広がってくることでしょう。高校時代にさまざまな経験を積み重ねることにより社会で役立つ力を育てていって欲しいと願っています。
323 | 2006年02月11日(土) | 二年生保護者集会の開催 |
保護者の皆さんは熱心に講師の話しに聞き入っておられました。この後二期生の進学状況の報告を行ない、最後は各クラスに分かれて懇談会を実施しました。
現在、全国で奨学金を受けている学生は実に全体の4分の1になっているそうです。
本日の話をもとに、是非将来の進路についてそれぞれの家庭で話し合って欲しいと思っています。
324 | 2006年02月12日(日) | 卒業式記念事業 |
守口北高校の最後の卒業式記念事業として始まった取り組みですが、3年連続3回目となり、今回も20名を超える保護者に参加いただきました。プロのペンキ屋さんの助言で、危険の伴う天井の高い壁面は避け、鉄製の更衣棚の塗替えを行なうことになりました。
更衣室の更衣棚は、高さ1.4m、長さ約10mで4列に並んでいますが、5本から10本の細いパイプを3段に組み合わせて作られているため、ペンキ塗りは完全な手作業になります。土曜日午前中にヤスリがけと錆び止め処理、午後から、一回目のペンキ塗り。日曜日に仕上げのペンキ塗りをして終了しました。
多くの方にペンキ塗りの楽しさを体験して欲しいということですので、次回は生徒達の参加も募りたいと思っています。休日にもかかわらず貴重なお時間をさいて、参加いただいた保護者の皆様に深く感謝しております。
325 | 2006年02月19日(日) | 三年間を振り返って |
最初に、3月7日実施される卒業証書授与式の進行について確認した後、これまでの進路状況と先日実施したアンケート結果の報告を行いました。
進路についてはまだこれから本格化する四年制大学の入試が終了していませんが、既に100名の大台を突破し2月17日現在で109名、看護専門学校は14名が決定し、短大・専門学校への進学や就職についてもほとんどが内定しました。アンケート結果で特筆すべきは、総合学科である芦間高校に学んで「とても良かった」という生徒が50%、「良かった」が42%と肯定的な意見が90%を超えているということです。また、選択科目やガイダンス、『産業社会と人間』や『総合学習』についても概ね好意的な回答が寄せられています。総合学科の生徒は実にさまざまな目標を持って入学してきますが、嬉しかったのは進路結果を見るとほぼ入学当初の希望どおりになっているということです。大阪府には多くの高校がありますが、それぞれの高校の役割はいかに希望に沿った進路実現をはかってあげるかということではないかと思って鋳ます。
また、進路決定にあたっては『仕事探検隊』を通じての職場体験やオープンキャンパス等が非常に役立ったようです。保護者の方もこの三年間、筆舌に尽し難いご苦労をされたと思いますが、子ども達が無事に高校生活を終えるということでホッとされている様子がうかがいしれました。
しかし将来のことを考えるとむしろこれからのたゆまぬ努力が不可欠です。保護者の皆さんにおかれては、子ども達を暖かく見守りながら指導していって欲しいと願っています。
326 | 2006年02月24日(金) | 入学者選抜を実施して |
これから細心の注意を払いながら採点作業を行ない、3月2日(木)14時から合格発表を、5日(日)には第一回の合格者登校を実施する予定です。この4月からはどのような生徒達が入学してくれるのか楽しみにしています。
327 | 2006年02月26日(日) | 目標の達成に向けて |
このような入試の多様化に伴い、多くの生徒がいち早く進路を決めてしまうという傾向が年々強くなってきています。こういった中で最後まで自分の目標を貫き、これまで努力を続けてきた生徒達の姿勢は素晴しいと思います。結果の如何を問わず今回の粘りの経験が大きな自信に繋がっていくのは間違いありません。
最近の世の中の風潮は、精一杯の努力をせずに安易に目標を下げたり、楽をしてお金を儲けるようなことが多いように感じます。しかし、一人の人生を考えると決して勧められることではありません。常に自分なりのしっかりとした目標を持ち、その達成にたゆまぬ努力を続けていく。そして失敗を恐れず積極的にチャレンジしていくことが何よりも大切です。
子ども達がこのような経験を通じて人間的に成長していくことを期待しています。
328 | 2006年03月02日(木) | 五期生合格発表 |
既に30分以上も前から合格発表の確認のために駆けつけていた中学生や保護者、先生達から悲鳴に近い歓声が一斉に沸きあがった後しばらくの間はまるでパニックのような状態が現出されました。自分の番号を見つけてはしゃぐ者、友人同士で抱き合う者、早速記念撮影を始める者、携帯電話で家に連絡する者、嬉し涙を流す者がいる反面、悔しさのために泣きじゃくる者、保護者に抱きかかえられながらうつむきつつ帰途につく者等悲喜こもごもの光景が展開されました。本年は昨年度に比し、競争率は1.2倍と若干低下しましたが、府下79の中学校から240名の子ども達が入学してくれることになりました。中には1時間以上かけて通学してくる子ども達もいます。多くの子ども達にとって今回の経験は人生における初めての大きなチャレンジであったかも知れません。人生とはチャレンジである≠ニいう言葉がありますが、これからは次々にチャレンジしなければならないことが出てくることでしょう。何事にも困難はつきものであり、現在社会で活躍している人は例外なく数々の失敗をしています。チャレンジすれば必ず成功するとは限りませんし、むしろ失敗することの方が多いと思います。これからも失敗を恐れず大いにチャレンジしていって欲しいものす。今回、合格した人は今日の感動を忘れず気を引き締めて更なる努力を、残念ながら不合格になった人もこの経験を次なる成功につなげていって欲しいと願っています。
329 | 2006年03月04日(土) | PTA活動の充実を目指して |
私は挨拶の中で、「設立後4年が経過し、上級学校への進学を目指す総合学科としての基盤は固まりつつある。元気な子どもを育てるためには、何と言っても先生や親が元気でなければならない。本校のPTA活動は子ども達の指導育成にあたって大きな役割を果たしてもらっている。これからも学校と家庭、社会が連携していくことが大切である。引き続きご協力をお願いしたい。」ということをお話しました。
今後とも更なるPTA活動の充実をはかっていただくことを心より念願しています。
330 | 2006年03月06日(月) | 入学と卒業 |
一方6日(月)には三年生に対する卒業式の予行を行ないました。一人ひとりの三年間の高校生活での成長振りは目を見張るものがあります。全体のリハーサルと皆勤賞、総合学科高校の特別表彰、教育委員会表彰も実施しました。とりわけ無遅刻、無欠席で3年間頑張り通した17名の皆勤の生徒に対しては大いなる賛辞を贈りたいと思います。まさに凡事徹底、簡単なことをやり続けることにより、人間は成長していくのです。これからもこのような姿勢をとり続けて欲しいと思っています。
331 | 2006年03月07日(木) | 第二回卒業式 |
私は式辞の中で、20年間ごく身近で勤務させていただき、多くのことを学ばせていただいた松下幸之助氏の話を紹介し、社会で活躍している人は例外なく自分なりのしっかりとした夢や目標をもち、その実現のために地道な努力を継続されている、ということをお話しました。そして卒業記念ホルダーに書いた高い志が道を拓く≠アとの大切さ、これからの変化する時代には皆さんにとって大きなチャンスになることを訴えました。
最後に、皆さんの活躍を見て後輩が後に続いていく。そして芦間高校の伝統や歴史が築かれていく。ということをお願いしました。 卒業生の皆さん、どうかこれからも日々自己研鑽を続けさまざまな分野における大樹になって欲しいと思っています。
332 | 2006年03月08日(水) | 涙と感動の慰労会 |
しかし、どちらかと言えば問題の多かった子ども達が、式の中で涙を流し、式後には「先生、三年間迷惑をかけてすみません」と頭を下げる姿に接し、三年間の苦労が吹き飛んだようです。また生徒からのメッセージの中で「先生、本当に有難う。芦間に来て良かった。」という素直な気持を耳にした途端、これまでこらえていた涙が堰を切って流れ出し、スピーチの声が詰まって言葉にならなくなってしまう者が続きました。これを見ていた先生の中にもハンカチで目頭を押さえる者、声を上げて泣き出す者等が続出し、会場は涙と感動の坩堝に化してしまいました。
苦労や困難が大きければ大きいほど感動は大きくなるということをそれぞれの先生が身を持って感じられたのではないかと思っています。
この三年間、成長したのは子ども達だけではありません。全員が子ども達から本当に多くのことを学びました。そして人を教育するということの難しさと喜び、奥深さを感じると共に教育というかけがえのない使命の重要性を再認識した一日でした。
333 | 2006年03月12日(日) | 長崎県との意見交換 |
お二人は教育センターの教育経営課の高校教育班で、新しい学校経営のための校長・教頭研修を担当されていますが、今回他府県での実施状況を積極的に研究した上で、長崎県においても新たな取り組みをスタートさせようとされているようです。
最初に総合学科である本校の特色やこれまでの取り組みについて説明した後、大阪府で実施している評価育成システムの狙いや問題点、今後の課題などについて意見交換しました。評価育成システムの真の狙いはより良い学校をつくり、生徒の学力を向上させることであり、制度の導入が目的ではないこと。学校経営のポイントとしては、どういう学校づくりを目指すのかというビジョンやあるべき姿を実現していくための戦略、中期の視点に立った経営計画の策定、年度計画を円滑に推進していくためのマネジメントサイクルの推進(PDCA)。人・物・金といった経営資源の有効活用などが不可欠であるということを確認にしました。また、学校経営のポイントについてまとめた資料をお渡ししました。1時間という短い時間でしたが本校の取り組みが長崎県の教育活動の参考になればと思っています。
本校も間もなく創立五年目に入りますが、これまでの取り組みの反省をしっかりと行ない、新たなチャレンジ目標を設定すると共に更なる学校経営基盤の強化をはかっていかなければならないと思いました。
334 | 2006年03月16日(木) | 最後の終業式 |
『是非皆さん一人ひとりが将来社会に役立つ人間になって欲しい。現在65億の世界の人口は10年後には70億を超え、20年後には80億になる。現在の状況は仮に地球が100人の村だったら、50人が栄養失調で1人が瀕死の状態であり、70人が文字が読めない、そして大学に進学したり、コンピューターを保有している人は1人しかいない。今の日本はIT・バイオ・エコ・ナノといった技術が次々に開発され、これまでになかった新しい仕組みやシステムが生まれてきている。このように世の中が大きく変わるということは大きなチャンスがある。どうか自分なりの夢を見つけ出して欲しい。そのためには多くのものに触れ合う、経験するということが大切である。失敗を恐れず大いにチャレンジして欲しい。よく「能力がない・才能がない」「無理・不可能」「頭が悪い」という言葉を聞くが、人間は140億個ある脳細胞のうちのごく一部しか使っていない。現在社会で活躍している人は最初からそのような能力が備わっていたのではない。日々の地道な努力の積み重ねの結果である。
これからは、挨拶や約束・時間の厳守、正しい生活習慣、整理整頓といった簡単なことをやり続ける。次に相手の立場に立って、「自分がして欲しいことを相手にしてあげる。自分が嫌なことは相手にしない。」ということを心がける。更に毎日5分間で良いから反省し、いつも感謝の気持を持ち続ける。最後に明るく元気で生き生きと楽しく、高校時代にしかできないことをしっかりやる。そして皆さん一人ひとりが芦間高校を代表しているという気持で取り組んで欲しい。』
これから生徒達が逞しく成長し、社会に役立つ人材に育ってくれることを心より願っています。
335 | 2006年03月18日(土) | ニュージーランド語学研修 |
この語学研修は、2003年の夏に英語科の教員と私がニュージーランドを訪れヒルモートン・ハイスクールとの姉妹高提携を行なって以降、国際交流委員会の先生を中心に各方面の皆様のご協力やご尽力があって翌年7月にスタートし、今回が2回目になります。前回は夏休みを利用しましたが、日本の夏はニュージーランドでは冬になるため、気温の差が大きく体調を崩す生徒も出たため、今回は現地で過ごしやすい気候の時期を選ぶということで春休みに実施することになりました。
本校における語学研修は2003年のハワイでのトランスパシフィック・ハワイカレッジでのサマープログラムへの参加からスタートしましたが、これまでもこの研修を契機に将来海外関係の仕事を目指したいという生徒が出てきています。短い研修期間ですが、語学力の習得はもとより異なる国の文化や生活を知り、外から日本を見る@ヌい機会になって欲しいと思っています。
336 | 2006年03月19日(日) | 反省を次なる飛躍に! |
本校では新年度のスタートにあたってあらかじめ教員研修を年間のスケジュールの中に組み込むことにしていますが、既に来年度もこの時期に実施することが決まっておりほぼ定例化しつつあります。これからも実際にやってきたことをキッチリ反省し、改善を加えていくことにより次なる飛躍に繋げていって欲しいと思っています。
337 | 2006年03月26日(日) | 最後の職員会議 |
特に年度始めは入学式や離任式、対面式、一年生の宿泊研修等の行事が予定されているため、事前のツメが大切ですが、職員会議は約1時間弱で円滑に終了しました。最後に私から教職員の皆さんにこれまでのご協力に対するお礼を申し上げました。この四年間、私にとっては新しいものとの出会いの連続であったように思います。とりわけ子ども達からは素晴しいパワーをいただき本当に充実した毎日でした。民間企業とは全く異なる組織風土や行政システムの中で、正直なところ戸惑うことも多々ありましたが、一方教職員の皆さんにとっても従来になかったやり方に慣れるのは大変なご苦労があったのではないかと思います。芦間高校もいよいよ5年目を迎えますが、上級学校への進学を目指す総合学科≠ニしての基盤は固まりつつあるように感じています。更に全員が力を合わせて、大いなる飛躍に繋げていって欲しいものです。
職員会議が終って、校長室で残務整理をしていると生徒や保護者の方が次々にやって来られ、思いで話に花を咲かせました。また同窓会長からも感謝状をいただきました。皆さんのご厚情に対し、心より感謝申し上げます。
338 | 2006年03月29日(水) | 学校経営60のポイント |
「企業のように販売を伸ばし、利益をあげることを目的としていない学校に経営≠ニいう言葉はなじまない。学校は運営である。」という意見もありますが、決してそうではありません。
この度府立高校を退職するにあたって、これまでの勤務で感じたことを60項目にまとめてみました。それぞれの学校において、すべてが当てはまるかどうかは疑問ですが、これまで芦間高校においてはほとんど実践してきている内容です。次のURLに掲載しますので、是非、参考にしていただき学校経営に役立てていただきたいと思っています。
http://ashima.sakura.ne.jp/principal/principal/point60.pdf
なおご感想やご質問があれば遠慮なく教頭までご連絡ください。
339 | 2006年03月31日(金) | 4年間の感謝とお礼 |
なお私ごとで恐縮ですが、明日4月1日から兵庫県の宝塚市にある雲雀丘学園で勤務させていただくことになりました。本当にこの4年間有難うございました。心より感謝とお礼を申し上げます。